JP2002324316A - レーザパワー制御装置 - Google Patents

レーザパワー制御装置

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JP2002324316A
JP2002324316A JP2001127432A JP2001127432A JP2002324316A JP 2002324316 A JP2002324316 A JP 2002324316A JP 2001127432 A JP2001127432 A JP 2001127432A JP 2001127432 A JP2001127432 A JP 2001127432A JP 2002324316 A JP2002324316 A JP 2002324316A
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laser
power
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JP2001127432A
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Yoshiyuki Miyahashi
佳之 宮端
Toshiya Akagi
俊哉 赤木
Masaya Shimizu
真弥 清水
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DVD−Rのリンキング記録時の設定パワー
を高速に安定化させる。 【解決手段】 レーザパワー検出信号のうちマーク部と
スペース部のパワー検出信号を取得し、レーザを駆動す
る電流設定信号に基づいて、レーザのI−L特性を求
め、目標となる記録パワーに相当する電流設定信号を算
出して、レーザ駆動手段に出力するフィードフォワード
制御と、検出信号と目標とする記録パワー信号とを比較
演算することにより、電流設定信号を算出して、レーザ
駆動手段に出力更新するフィードバック制御を兼ね備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスクに記録マ
ークを形成して情報を記録するレーザパワー制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザパワー制御は、高密度、高
倍速記録化に伴い、短時間に最適な記録パワーを出力す
ることが求められている。記録可能なメディアでDVD
−ROMのフォーマットに準拠したDVD−Rは、記録
中に記録データが不足した場合に記録を中断し、データ
がある程度蓄積された時点で記録を再開するためのリン
キング記録処理を行うようにしている。リンキング記録
処理は、再生時にディスクに形成されたマークが途切れ
ることのないようにするためのもので、リンキング記録
をする前処理としてリンキングする記録領域の一部まで
書いておき、リンキング記録する場合に、記録されたデ
ータの一部を重ね書きしてマークが途切れないように記
録していくものである。
【0003】近年リンキング処理では、ロスレスリンキ
ングと呼ばれる処理方法が規格化され、1フレーム以内
に最適な記録パワーで書き込まれないと、リンキング位
置から次のSYNCコードパターンにて再生波形のアシ
ンメトリずれが発生し、再生クロックの抽出が難しくな
り、PLL(PhaseLockedLoop)が正常に動作せずデー
タの読み取りで欠落が発生し、エラー訂正の補償範囲を
逸脱し、ロスレスリンキングができない可能性が発生す
る。
【0004】リンキング処理は、記録終わりに対して
は、データをSYNCコードパターンから16BYTE
目まで書き込み、リンキング時は、書き込まれたデータ
の最後の2BYTEを上書きして記録し、順次記録デー
タを書き込むようになっている。リンキング開始から次
に始まるSYNCコードパターンまでの長さは75BY
TEである。
【0005】DVD−Rの記録では、記録中の追いかけ
記録・追いかけ再生や、デジタルビデオカメラで撮った
データを編集して短時間にディスクに記録したいなどの
要望があり、高倍速記録が要求されるようになってい
る。例えば、4倍速記録を考えた場合、リンキング記録
が発生した場合に、記録開始から次に出現するSYNC
コードパターンまでの時間は約11μS程度しかない。
【0006】PLLを引き込ませて、データクロックを
発生させるためには、少なくともSYNCコードパター
ンまでの半分以内には記録パワーが整定することが望ま
れる。つまり、5μS〜6μS以内でパワーの整定を実
現する必要がある。通常レーザパワー制御は、発光パワ
ーを基準目標パワーに追従させるようにレーザに出力す
る電流を制御するフィードバック制御を用いるのが一般
的である。しかしながら5μS〜6μSで整定させるに
はフィードバック制御帯域を170kHz以上必要であ
り、一般的なレーザパワー制御の帯域は2kHz〜3k
Hzでマイコンで実施しているものが多く、高倍速で記
録を実現することが難しくなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにデータの
継ぎ足し記録であるリンキング時の記録において、記録
設定パワーへの整定時間を短時間で実現することが必要
である。
【0008】本発明は上記問題点に鑑み、リンキング時
の記録において記録設定パワーの整定時間を短時間で実
現することを目的とするレーザパワー制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明のレーザパワー制御装置は、レーザ出射パワ
ーの一部を検出して、その検出信号に基づいて所望する
パワーに相当するレーザ駆動電流値を求める演算手段
と、記録状態を示す記録ゲート信号を出力する記録ゲー
ト出力手段と前記記録ゲート信号に基づいて記録開始か
ら記録終了までの期間に記録データ列を出力する記録デ
ータ出力手段と、前記記録データ列の中から予め定めた
少なくとも1つ以上のマーク側のデータ長を選択抽出
し、マーク部弁別信号を出力するとマーク部弁別手段と
前記記録データ列の中から予め定めた少なくとも1つ以
上のスペース側のデータ長を選択抽出し、スペース部弁
別信号を出力するとスペース部弁別手段とレーザ出射パ
ワーの一部を検出するレーザパワー検出手段と前記マー
ク部弁別信号に基づいて、前記レーザパワー検出手段の
出力信号を抽出、処理するマーク部パワー検出信号処理
手段と、前記スペース部弁別信号に基づいて、前記レー
ザパワー検出手段の出力信号を抽出、処理するスペース
部パワー検出信号処理手段と、前記演算手段からの切り
換え信号に基づいて、前記マーク部パワー検出信号処理
手段の出力信号と、前記スペース部パワー検出信号処理
手段の出力信号とを、選択し出力する第1のスイッチ
と、前記記録ゲート信号が再生状態を示すときには、前
記レーザパワー検出手段の出力信号を選択し、前記記録
ゲート信号が記録状態を示すときには、前記第1のスイ
ッチの出力信号を選択する第2のスイッチと、前記記録
データ列に応じてレーザ発光パターンを生成する発光パ
ターン生成手段と、前記発光パターン生成手段に発光パ
ターンの設定を行うと共に、前記演算手段に設定内容を
出力する発光パターン設定手段と前記演算手段から出力
される第1の電流設定信号に基づいて、レーザに駆動す
る電流を生成する第1のレーザ駆動手段と、前記演算手
段から出力される第2の電流設定信号に基づいてレーザ
に駆動する電流を生成すると共に、前記発光パターン生
成手段の出力に基づいて生成するレーザ駆動電流をパル
ス変調する第2のレーザ駆動手段とを具備し、前記演算
手段が、前記記録ゲート信号が再生状態のときは、前記
第2のスイッチが選択しているレーザパワー検出手段の
出力信号を用いて演算処理することにより、目標再生パ
ワー値となるレーザ駆動電流に相当する第1の電流設定
信号を第1のレーザ駆動手段に出力する制御を行い、前
記記録ゲート信号が再生状態から記録状態に切り替わっ
た直後から所定の時間は、前記第2の電流設定信号を所
定の値に設定し、前記第2の電流設定信号と前記発光パ
ターン生成手段の出力に基づいて、前記第2のレーザ駆
動手段がパルス変調されたレーザ駆動電流を生成し、前
記第1のレーザ駆動手段の出力と前記第2のレーザ駆動
手段の出力とを加算した電流でレーザを駆動し、前記第
2のスイッチが選択している前記第1のスイッチを、第
1のスイッチへの切り換え信号により、前記マーク部パ
ワー検出信号処理手段の出力信号と、前記スペース部パ
ワー検出信号処理手段の出力信号とに切り換えて取得
し、取得した前記マーク部パワー検出信号処理手段の出
力信号と、前記スペース部パワー検出信号処理手段の出
力信号と、前記発光パターン設定手段から得られる設定
内容に基づいて、レーザのI−L特性を求め、目標とな
る第1の記録パワーおよび第2の記録パワーに相当する
第1の電流設定信号および第2の電流設定信号を算出し
て、前記第1のレーザ駆動手段および前記第2のレーザ
駆動手段に出力するフィードフォワード制御を繰り返
し、所定の時間が経過し、かつ記録ゲート信号が記録状
態を示しているときは、一定時間間隔毎に、前記マーク
部パワー検出信号処理手段の出力信号と、前記スペース
部パワー検出信号処理手段の出力信号とを取得し、取得
した前記マーク部パワー検出信号処理手段の出力信号
と、前記スペース部パワー検出信号処理手段の出力信号
と、前記発光パターン設定手段から得られる設定内容に
基づいて、発光している第1の記録パワーおよび第2の
記録パワーを求め、目標とする第1の記録パワーおよび
第2の記録パワーと比較演算することにより、第1の電
流設定信号および第2の電流設定信号を算出して、前記
第1のレーザ駆動手段および前記第2のレーザ駆動手段
に出力更新するフィードバック制御を行う構成である。
【0010】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下本発明の一
実施の形態のレーザパワー制御装置について、図面を参
照しながら説明する。
【0011】図1において、1はレーザ光を光ディスク
に照射して記録マークを形成すると共に、記録マークの
反射光を集光、検出して情報の再生をするピックアップ
ヘッド、2はピックアップヘッド1のレーザ出射パワー
の一部を検出して、その検出信号に基づいて所望するパ
ワーに相当するレーザ駆動電流値を求める演算手段、3
は記録状態を示す記録ゲート信号を出力する記録ゲート
出力手段、4は記録ゲート出力手段3から出力される記
録ゲート信号に基づいて記録開始から記録終了までの期
間に記録データ列を出力する記録データ出力手段と、5
は記録データ出力手段3から出力される記録データ列の
中から予め定めた少なくとも1つ以上のマーク側のデー
タ長を選択抽出し、マーク部弁別信号を出力するとマー
ク部弁別手段、6は記録データ出力手段3から出力する
記録データ列の中から予め定めた少なくとも1つ以上の
スペース側のデータ長を選択抽出し、スペース部弁別信
号を出力するとスペース部弁別手段である。
【0012】7はレーザ出射パワーの一部を検出するレ
ーザパワー検出手段、8はマーク部弁別手段5から出力
されるマーク部弁別信号に基づいて、レーザパワー検出
手段7の出力信号を抽出、処理するマーク部パワー信号
処理手段、9はスペース部弁別手段6から出力されるス
ペース部弁別信号に基づいて、レーザパワー検出手段7
の出力信号を抽出、処理するスペース部パワー信号処理
手段、10は演算手段2からの切り換え信号に基づい
て、マーク部パワー検出信号処理手段8の出力信号と、
スペース部パワー検出信号処理手段9の出力信号とを、
選択し出力する第1のスイッチと、11は記録ゲート出
力手段3から出力する記録ゲート信号が再生状態を示す
ときには、レーザパワー検出手段7の出力信号を選択
し、記録ゲート信号が記録状態を示すときには、第1の
スイッチ10の出力信号を選択する第2のスイッチであ
る。
【0013】12は記録データ出力手段4から出力する
記録データ列に応じてレーザ発光パターンを生成する発
光パターン生成手段、13は発光パターン生成手段12
に発光パターンの設定を行うと共に、演算手段2に設定
内容を出力する発光パターン設定手段、14は演算手段
2から出力される第1の電流設定信号に基づいて、レー
ザに駆動する電流を生成する第1のレーザ駆動手段、1
5は演算手段2から出力される第2の電流設定信号に基
づいてレーザに駆動する電流を生成すると共に、発光パ
ターン生成手段13の出力に基づいて生成するレーザ駆
動電流をパルス変調する第2のレーザ駆動手段である。
【0014】演算手段2が、記録ゲート出力手段3から
出力する記録ゲート信号が再生状態のときは、第2のス
イッチ11が選択しているレーザパワー検出手段7の出
力信号を用いて演算処理することにより、目標再生パワ
ー値となるレーザ駆動電流に相当する第1の電流設定信
号を第1のレーザ駆動手段14に出力する制御を行い、
記録ゲート信号が再生状態から記録状態に切り替わった
直後から所定の時間は、第2の電流設定信号を所定の値
に設定し、第2の電流設定信号と発光パターン生成手段
13の出力に基づいて、第2のレーザ駆動手段15がパ
ルス変調されたレーザ駆動電流を生成し、第1のレーザ
駆動手段14の出力と第2のレーザ駆動手段15の出力
とを加算した電流でレーザを駆動し、第2のスイッチ1
1が選択している第1のスイッチ10を、第1のスイッ
チ10への切り換え信号により、マーク部パワー検出信
号処理手段8の出力信号と、スペース部パワー検出信号
処理手段8の出力信号とに切り換えて取得し、取得した
マーク部パワー検出信号処理手段8の出力信号と、スペ
ース部パワー検出信号処理手段9の出力信号と、発光パ
ターン設定手段13から得られる設定内容に基づいて、
レーザのI−L特性を求め、目標となる第1の記録パワ
ーおよび第2の記録パワーに相当する第1の電流設定信
号および第2の電流設定信号を新たに算出して、第1の
レーザ駆動手段14および第2のレーザ駆動手段15に
出力するフィードフォワード制御を繰り返し、所定の時
間が経過し、かつ記録ゲート信号が記録状態を示してい
るときは、一定時間間隔毎に、マーク部パワー検出信号
処理手段8の出力信号と、スペース部パワー検出信号処
理手段9の出力信号とを取得し、取得したマーク部パワ
ー検出信号処理手段8の出力信号と、スペース部パワー
検出信号処理手段9の出力信号と、発光パターン設定手
段12から得られる設定内容に基づいて、発光している
第1の記録パワーおよび第2の記録パワーを求め、目標
とする第1の記録パワーおよび第2の記録パワーと比較
演算することにより、第1の電流設定信号および第2の
電流設定信号を算出して、第1のレーザ駆動手段14お
よび第2のレーザ駆動手段15に出力更新するフィード
バック制御を行うことにより、記録時の目標パワーを高
速に設定することができる。
【0015】以上のように構成されたレーザパワー制御
装置について、以下図1、図2、図3および図4を用い
てその動作を説明する。まず図2は、演算手段2から出
力される第1の電流設定信号に基づいて、レーザに駆動
する電流を生成する第1のレーザ駆動手段と、演算手段
2から出力される第2の電流設定信号に基づいてレーザ
に駆動する電流を生成すると共に、発光パターン生成手
段13の出力に基づいて生成するレーザ駆動電流をパル
ス変調する第2のレーザ駆動手段から出力されるレーザ
の発光波形である。
【0016】発光波形は第1の電流設定信号に基づいて
出力される第1の記録パワーで出力されるスペース部
と、第1の記録パワーと第2の電流設定信号に基づいて
出力される第2の記録パワー間を変調して出力されるマ
ーク部に分けられ、スペース部では、第1の電流設定信
号に基づいたDC発光が出力され、マーク部は、先頭パ
ルスとマルチパルス列からなるパルス変調された発光波
形が出力される。マルチパルス部の波形は、発光パター
ン設定手段12から出力される発光パターンに従って出
力され、その内容としては、先頭パルスの幅や、先頭パ
ルスの位置情報、またマルチパルス列の幅情報Dpと
(1−Dp)(デューティ情報と呼ぶ)など発光波形を
変調する為に必要な情報が設定される。
【0017】図3は発光パワーの検出値を取得する為の
ブロック図で、10は第1のスイッチと11は第2のス
イッチで機能は図1と同じである。21は、レーザパワ
ー検出手段7から出力される出力信号を帯域制限する帯
域制限回路、22は帯域制限した信号をマーク部弁別信
号に基づいて、サンプルホールドするマーク部サンプル
ホールド回路で、マーク部パワー検出信号処理手段を実
現している。23は、レーザパワー検出手段7から出力
される出力信号をスペース部弁別手段6から出力される
スペース部弁別信号に基づいて、サンプルホールドする
スペース部サンプルホールド回路で、スペース部パワー
検出信号処理手段を実現している。
【0018】図4は、記録開始時の動作信号を示すもの
で、(a)は記録ゲート信号でLowで再生状態をHi
ghで記録状態を示し、LowからHighに変化する
位置が記録開始位置を示し、(b)は記録データ出力手
段4から出力される記録データ列で、(c)は、発光パ
ターン生成手段13から出力される記録パルス列で、
(d)は第1の電流設定信号と第2の電流設定信号から
第1のレーザ駆動手段と第2のレーザ駆動手段で駆動さ
れる発光パワーをレーザパワー検出手段7で検出して出
力される検出信号で、(e)は検出信号を帯域制限回路
21から出力される検出信号で(f)はスペース弁別信
号で、HighでホールドLowでサンプル状態を示
し、(g)はマーク弁別信号でHighでホールドLo
wでサンプル状態を示す。
【0019】(h)は、検出信号をスペース部弁別信号
に従ってスペース部サンプルホールド回路23でサンプ
ルサンプルホールドした検出信号で、(i)は、帯域制
限回路21から出力される検出信号をマーク部弁別信号
に従ってマーク部サンプルホールド回路22からサンプ
ルホールドされた検出信号で、(j)は、第1のスイッ
チを切り替えるための切替信号で、Lowでスペース部
サンプルホールド回路23から出力される検出信号を選
択し、highでマーク部サンプルホールド回路22か
ら出力される検出信号を選択する。(k)は切り換え信
号に従って出力される検出信号を示している。
【0020】以下順次説明をしていく。記録ゲート信号
が再生状態のときは、演算手段2は第2のスイッチ11
が選択しているレーザパワー検出手段7の出力信号を用
いて演算処理することにより、目標再生パワー値となる
レーザ駆動電流に相当する第1の電流設定信号を第1の
レーザ駆動手段に出力する制御を行い、記録ゲート信号
(a)が再生状態であるLowから記録状態Highに
切り替わった直後から所定の時間は、演算手段2は第2
の電流設定信号IPp1[mA]相当を設定し、記録デ
ータ出力手段4から記録データ列(b)が出力され、記
録データ列と、発光パターン設定手段の発光パターンに
従って発光パターン生成手段から記録パルス列(c)が
出力される。
【0021】第2の電流設定信号と発光パターン生成手
段13から出力される記録パルス列に基づいて、第2の
レーザ駆動手段15がパルス変調されたレーザ駆動電流
を生成し、第1の電流設定信号にはIPb1[mA]相
当を設定し、第1のレーザ駆動手段の出力と前記第2の
レーザ駆動手段の出力とを加算した電流でレーザを駆動
する、ピックアップヘッド10で発光される出射パワー
をレーザパワー検出手段7で検出信号(d)を出力す
る。記録ゲート信号により第2のスイッチは第1のスイ
ッチからの出力を選択し、マーク部パワー検出信号処理
手段の出力信号と、前記スペース部パワー検出信号処理
手段からの出力信号が取得可能となる。
【0022】検出信号(d)は、スペース部サンプルホ
ールド回路23へ入力され、また帯域制限回路21から
出力された検出信号(e)を通してマーク部サンプルホ
ールド回路22とに入力される。
【0023】記録データ出力手段4から出力される記録
データ列(b)の中から設定した長さ以上のスペース側
のデータ長が出力されるときには、マーク部弁別信号
(f)を出力してスペース部サンプルホールド回路23
の検出信号をサンプルホールドして出力(h)し、記録
データ出力手段4から出力される記録データ列(b)の
中から設定した長さ以上のマーク側のデータ長が出力さ
れるときには、マーク部弁別信号(g)を出力してマー
ク部サンプルホールド回路22の検出信号をサンプルホ
ールドして出力(i)し、演算手段で切り換え信号によ
り、Lowでスペース部のサンプルホールドされた出力
信号Pb1を取得し、切り換え信号をLowからHig
hにしてマーク部の出力信号Pm1として取得する。
【0024】取得した前記マーク部パワー検出信号処理
手段の出力信号Pm1と、前記スペース部パワー検出信
号処理手段の出力信号Pb1と、発光パターン設定手段
から得られるデューティ情報Dpに基づいて、目標とな
る第1の記録パワーPp2と第2の記録パワーPp2に
相当する第1の設定電流信号IPb2[mA]相当の信
号とIPp2[mA]相当の信号は、 IPp2=(Pp2−Pb2)×Ip1/(Pp1−P
b1)=(Pp2−Pb2)×Ip1×Dp/(Pm1
−Pb1) IPb2=IPb1+(Pb2−Pb1)×IPp1/
(Pp1−Pb1)=IPb1+(Pb2−Pb1)×
IPp1×Dp/(Pm1−Pb1) で求め、演算手段は、第1の電流設定信号IPb2を第
1のレーザ駆動手段に出力し、第2の電流設定信号IP
p2を第2のレーザ駆動手段に出力するフィードフォワ
ード制御を行い、所定の時間が経過し、かつ記録ゲート
信号が記録状態を示しているときは、一定時間間隔毎
に、マーク部弁別信号に基づいてマーク部サンプルホー
ルド回路22からの出力信号と、スペース部弁別信号に
基づいてスペース部サンプルホールド回路23からの出
力信号とを取得し、取得したマーク部サンプルホールド
回路22からの検出信号と、スペース部サンプルホール
ド回路23の出力信号と、発光パターン設定手段12か
ら得られるデューティ情報に基づいて、発光している第
1の記録パワーPb3および第2の記録パワーPp3を
求め、目標とする第1の記録パワーPb2および第2の
記録パワーPp2と比較演算することにより、第1の電
流設定信号IPb3および第2の電流設定信号IPp3
を算出して、前記第1のレーザ駆動手段および前記第2
のレーザ駆動手段に出力更新するフィードバック制御を
行う。
【0025】以上のように本実施の形態によれば、リン
キング記録位置にて、演算手段が記録の最適パワーに必
要な電流設定信号をフィードフォワードで求めて設定
し、一定時間間隔後には、演算手段が目標パワーと検出
したパワーを比較して、最適パワーに必要な電流設定信
号をフィードバック制御することにより、リンキング記
録時に記録設定パワーの整定時間を短時間で実現するこ
とができ、ロスレスリンキング処理が実現できる効果が
ある。
【0026】なお、マーク部パワー信号処理手段8がピ
ーク検波回路であり、スペース部パワー信号処理手段9
がボトム検波回路としても良い、この場合には、レーザ
パワー検出手段7から出力される信号のピーク値Pp1
をそのまま取りこむことができ、ボトム値Pb1と、第
1の電流設定信号IPb1[mA]相当の信号と第2の
電流IPb1[mA]相当の電流とパルスからレーザの
I−Lカーブを演算し、第2の目標記録パワーPp2と
第1の目標記録パワーPb2に相当する第1の電流設定
信号IPb2[mA]相当と第2の電流設定信号IPb
2[mA]相当を IPp2=(Pp2−Pb2)×Ip1/(Pp1−P
b1) IPb2=IPb1+(Pb2−Pb1)×IPp1/
(Pp1−Pb1) として求めることにより、記録時の目標パワー設定時間
を短縮する効果が得られる。
【0027】また、記録ゲート信号が再生状態から記録
状態に切り替わった直後から所定の記録データ手段から
出力する記録データ列をマーク部弁別手段5とスペース
部弁別手段6からのマーク部弁別信号と、スペース部弁
別信号が出力できる特定のデータ列を出力することによ
り、演算手段2で行うフィードフォワード制御が短時間
で実施することができ、記録の目標パワーに相当する第
1の電流設定信号と、第2の電流設定信号を設定するこ
とができ、安定な記録動作が行うことができる。
【0028】さらに、記録ゲート信号が記録状態から再
生状態に切り替わるときに、記録終了時の第1の電流設
定信号と第2の電流設定信号を演算手段2で保持し、記
録ゲート信号が再び再生状態から記録状態に切り替わっ
た直後に演算手段2で保持した第1の電流設定信号と、
第2の設定電流信号を第1のレーザ駆動手段14と第2
のレーザ駆動手段15にそれぞれ出力することにより、
記録開始時の発光パワーが、前回終了する発光パワーに
近い発光となるので、目標記録設定パワーとの差が小さ
くなるので、記録データの接続部での再生時の再生信号
の変動を少なくすることができるので有効である。
【0029】(実施の形態2)以下本発明の一実施の形
態のレーザパワー制御装置について、図面を参照しなが
ら説明する。図5は本発明の実施の形態におけるレーザ
パワー制御装置のブロック図を示すものである。番号が
図1と同じものは同じ機能であり、説明を省略する図5
において、51は記録ゲート信号が記録状態から再生状
態に遷移したときに次の記録状態に遷移するまでの時間
をカウントするタイマカウント手段で、計測した時間を
演算手段2に出力するものである。
【0030】以上のように構成されたレーザパワー制御
装置について、以下図5及び図6を用いてその動作を説
明する。まず図6はレーザのパワーと時間の関係を示す
ものであって、記録パワー発光させる駆動電流を一定に
し、かつ一定時間発光させ、その後再生パワーで設定時
間間隔発光させておき、設定時間後、再度記録パワーで
発光させたときの記録パワーの変化量を示している。発
光後、時間間隔が長くなるとパワーの変化量が大きくな
っていく、このため記録ゲート信号が記録状態から再生
状態に切り替わる時の第1の設定電流信号と第2の設定
電流信号を保持し、記録ゲート信号が再び記録状態に切
り替わるまでの時間が長くなると、記録パワーが前回記
録した記録パワーよりも高くなり、データの接続部での
再生信号の変化が大きくなり、データエラーを発生する
可能性があるため、記録ゲート信号が記録状態から再生
状態に遷移したときに次の記録状態に遷移するまでの時
間をカウントするタイマカウント手段で、計測した時間
を演算手段2に出力して、演算手段2は、計測時間に応
じて保持している第1の電流設定信号と第2の電流設定
信号を変更して第1のレーザ駆動手段と第2のレーザ駆
動手段に出力することにより、前回の記録終了時のパワ
ーとの差異を少なくさせ、記録データを接続して記録す
る部分を再生するときに再生信号の変動を少なくさせる
ものである。
【0031】
【表1】
【0032】(表1)は本実施の形態で使用した時間に
よる電流設定信号の減衰量である。記録ゲート出力手段
3から出力される記録ゲート信号が記録状態から再生状
態に遷移したときに、タイマカウント手段51は、記録
ゲート信号が再生状態から記録状態に遷移するまでの時
間を計測し、記録状態になったときには、タイマカウン
ト手段でカウントされた時間が、短い場合には、前回の
記録状態から再生状態に遷移する直前の第1の電流設定
信号と、第2の電流設定信号を出力し、タイマカウント
手段でカウントされた時間が、ある一定の時間を超えた
場合には、時間に応じて前回の記録ゲート信号が記録状
態から再生状態に遷移する直前の第1の電流設定信号と
第2の電流設定信号を表1に従って新たに第1の電流設
定信号と、第2の電流設定信号を変更し、第2の電流設
定信号と発光パターン生成手段13の出力に基づいて、
第2のレーザ駆動手段15がパルス変調されたレーザ駆
動電流を生成し、第1のレーザ駆動手段14の出力と第
2のレーザ駆動手段15の出力とを加算した電流でレー
ザを駆動し、第2のスイッチ11が選択している第1の
スイッチ10を、第1のスイッチ10への切り換え信号
により、マーク部パワー検出信号処理手段8の出力信号
と、スペース部パワー検出信号処理手段8の出力信号と
に切り換えて取得し、取得したマーク部パワー検出信号
処理手段8の出力信号と、スペース部パワー検出信号処
理手段9の出力信号と、発光パターン設定手段13から
得られる設定内容に基づいて、レーザのI−L特性を求
め、目標となる第1の記録パワーおよび第2の記録パワ
ーに相当する第1の電流設定信号および第2の電流設定
信号を新たに算出して、第1のレーザ駆動手段14およ
び第2のレーザ駆動手段15に出力するフィードフォワ
ード制御を繰り返し、所定の時間が経過し、かつ記録ゲ
ート信号が記録状態を示しているときは、一定時間間隔
毎に、マーク部パワー検出信号処理手段8の出力信号
と、スペース部パワー検出信号処理手段9の出力信号と
を取得し、取得したマーク部パワー検出信号処理手段8
の出力信号と、スペース部パワー検出信号処理手段9の
出力信号と、発光パターン設定手段12から得られる設
定内容に基づいて、発光している第1の記録パワーおよ
び第2の記録パワーを求め、目標とする第1の記録パワ
ーおよび第2の記録パワーと比較演算することにより、
第1の電流設定信号および第2の電流設定信号を算出し
て、第1のレーザ駆動手段14および第2のレーザ駆動
手段15に出力更新するフィードバック制御を行うこと
により、記録開始時のデータの接続時のパワー変化を抑
え、演算手段がフィードフォワード処理を行うことによ
り、記録時の目標パワーを高速に設定することができ、
なおかつ記録データの接続部における再生信号の変動を
抑える効果がある。
【0033】以上のように本実施の形態によれば、記録
ゲート信号に基づいて記録状態から再生状態に遷移した
時点から再び記録状態に変化するまでの時間を計測する
タイマカウント手段をさらに設けることにより、時間に
伴うレーザのパワー変化の劣化を防ぎ、なおかつ演算手
段がフィードフォワード制御することにより、目標パワ
ーを高速に設定することができ、なおかつ記録開始時の
パワーが前回記録時に近いパワーを出力するため再生時
において、記録データの接続部分の再生信号品質の劣化
を抑えることができる。
【0034】なお、表1の設定の時間の間隔を細かくす
れば、より発光パワーの変化を押さえられることは言う
までもない。
【0035】また、記録データの接続までの時間が非常
に長い場合には、形成されたピット列を再生する公知の
フォーカス制御と公知のトラッキング制御を記録マーク
が形成できないように焦点位置を外すことや、記録トラ
ック間の溝例えば、記録トラックがグルーブである場合
には、ランド部で記録発光を行うことによってレーザの
I−L特性を求め、目標となる第1の記録パワーおよび
第2の記録パワーに相当する第1の電流設定信号および
第2の電流設定信号を新たに算出して、第1のレーザ駆
動手段14および第2のレーザ駆動手段15に出力する
処理を実行すれば、発光パワーの変動のない制御が可能
である。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明はレーザ出射パワー
の一部を検出して、その検出信号に基づいて所望するパ
ワーに相当するレーザ駆動電流値を求める演算手段と、
記録状態を示す記録ゲート信号を出力する記録ゲート出
力手段と前記記録ゲート信号に基づいて記録開始から記
録終了までの期間に記録データ列を出力する記録データ
出力手段と、記録データ列の中から予め定めた少なくと
も1つ以上のマーク側のデータ長を選択抽出し、マーク
部弁別信号を出力するとマーク部弁別手段と記録データ
列の中から予め定めた少なくとも1つ以上のスペース側
のデータ長を選択抽出し、スペース部弁別信号を出力す
るとスペース部弁別手段とレーザ出射パワーの一部を検
出するレーザパワー検出手段と前記マーク部弁別信号に
基づいて、前記レーザパワー検出手段の出力信号を抽
出、処理するマーク部パワー検出信号処理手段と、スペ
ース部弁別信号に基づいて、レーザパワー検出手段の出
力信号を抽出、処理するスペース部パワー検出信号処理
手段と、演算手段からの切り換え信号に基づいて、マー
ク部パワー検出信号処理手段の出力信号と、スペース部
パワー検出信号処理手段の出力信号とを、選択し出力す
る第1のスイッチと、記録ゲート信号が再生状態を示す
ときには、レーザパワー検出手段の出力信号を選択し、
記録ゲート信号が記録状態を示すときには、第1のスイ
ッチの出力信号を選択する第2のスイッチと、記録デー
タ列に応じてレーザ発光パターンを生成する発光パター
ン生成手段と、発光パターン生成手段に発光パターンの
設定を行うと共に、演算手段に設定内容を出力する発光
パターン設定手段と演算手段から出力される第1の電流
設定信号に基づいて、レーザに駆動する電流を生成する
第1のレーザ駆動手段と、演算手段から出力される第2
の電流設定信号に基づいてレーザに駆動する電流を生成
すると共に、発光パターン生成手段の出力に基づいて生
成するレーザ駆動電流をパルス変調する第2のレーザ駆
動手段を備えたことにより演算手段が、記録ゲート信号
が再生状態のときは、第2のスイッチが選択しているレ
ーザパワー検出手段の出力信号を用いて演算処理するこ
とにより、目標再生パワー値となるレーザ駆動電流に相
当する第1の電流設定信号を第1のレーザ駆動手段に出
力する制御を行い、記録ゲート信号が再生状態から記録
状態に切り替わった直後から所定の時間は、第2の電流
設定信号を所定の値に設定し、第2の電流設定信号と発
光パターン生成手段の出力に基づいて、第2のレーザ駆
動手段がパルス変調されたレーザ駆動電流を生成し、第
1のレーザ駆動手段の出力と前記第2のレーザ駆動手段
の出力とを加算した電流でレーザを駆動し、第2のスイ
ッチが選択している前記第1のスイッチを、第1のスイ
ッチへの切り換え信号により、マーク部パワー検出信号
処理手段の出力信号と、スペース部パワー検出信号処理
手段の出力信号とに切り換えて取得し、取得したマーク
部パワー検出信号処理手段の出力信号と、スペース部パ
ワー検出信号処理手段の出力信号と、発光パターン設定
手段から得られる設定内容に基づいて、レーザのI−L
特性を求め、目標となる第1の記録パワーおよび第2の
記録パワーに相当する第1の電流設定信号および第2の
電流設定信号を新たに算出して、第1のレーザ駆動手段
および前記第2のレーザ駆動手段に出力するフィードフ
ォワード制御を繰り返し、所定の時間が経過し、かつ記
録ゲート信号が記録状態を示しているときは、一定時間
間隔毎に、マーク部パワー検出信号処理手段の出力信号
と、スペース部パワー検出信号処理手段の出力信号とを
取得し、取得したマーク部パワー検出信号処理手段の出
力信号と、スペース部パワー検出信号処理手段の出力信
号と、発光パターン設定手段から得られる設定内容に基
づいて、発光している第1の記録パワーおよび第2の記
録パワーを求め、目標とする第1の記録パワーおよび第
2の記録パワーと比較演算することにより、第1の電流
設定信号および第2の電流設定信号を算出して、前記第
1のレーザ駆動手段および前記第2のレーザ駆動手段に
出力更新するフィードバック制御を行う構成を設けるこ
とにより、記録データの継ぎ足し記録であるリンキング
処理において、記録目標パワーに設定する時間が短くで
きることにより、記録データの無駄なくデータをつなぐ
ことができる。
【0037】またさらに、タイマカウント手段を設ける
ことにより、フィードフォワード制御で使用するレーザ
パワーが目標記録パワーに近い値で出射可能なため、再
生時に記録データの接続地点での再生信号の変動を少な
くすることができる。
【0038】さらに記録ゲート信号に基づいて、記録状
態から再生状態になってから再生状態になっている時間
を計測して計測値を出力するタイマカウント手段を更に
もち、再び記録ゲート信号が記録状態になった直後に第
1の電流設定信号と第2の電流設定信号をタイマカウン
ト手段の出力される時間に基づいて、変更して、第1の
レーザ駆動手段と第二のレーザ駆動手段に出力すること
により、記録終了時の出射パワーに近いパワーを記録開
始位置で発光させることにより、再生時の記録データの
接続部を再生するときの再生信号の変動を少なくさせる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるブロック図
【図2】同実施の形態における動作説明のためのレーザ
の波形と電流とパワーの関係を示す図
【図3】同実施の形態における動作説明のための信号処
理手段のブロック図
【図4】同実施の形態における動作説明のための記録開
始時の動作信号を示す図
【図5】本発明の実施の形態2におけるブロック図
【図6】同実施の形態における動作説明のためのレーザ
パワーと時間の関係を示す図
【符号の説明】
1 ピックアップヘッド 2 演算手段 3 記録ゲート出力手段 4 記録データ出力手段 5 マーク部弁別手段 6 スペース部弁別手段 7 レーザパワー検出手段 8 マーク部パワー信号処理手段 9 スペース部パワー信号処理手段 10 第1のスイッチ 11 第2のスイッチ 12 発光パターン設定手段 13 発光パターン生成手段 14 第1のレーザ駆動手段 15 第2のレーザ駆動手段 21 帯域通過回路 22 マーク部サンプリング回路 23 スペース部サンプルホールド回路 51 タイマカウント手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 真弥 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D090 AA01 BB03 CC06 DD03 EE03 HH01 KK03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光を光ディスクに照射して記録マー
    クを形成すると共に、記録マークの反射光を集光、検出
    して情報の再生をする光学手段を持ったレーザパワー制
    御装置であって、 レーザ出射パワーの一部を検出して、その検出信号に基
    づいて所望するパワーに相当するレーザ駆動電流値を求
    める演算手段と、 記録状態を示す記録ゲート信号を出力する記録ゲート出
    力手段と前記記録ゲート信号に基づいて記録開始から記
    録終了までの期間に記録データ列を出力する記録データ
    出力手段と、 前記記録データ列の中から予め定めた少なくとも1つ以
    上のマーク側のデータ長を選択抽出し、マーク部弁別信
    号を出力するとマーク部弁別手段と前記記録データ列の
    中から予め定めた少なくとも1つ以上のスペース側のデ
    ータ長を選択抽出し、スペース部弁別信号を出力すると
    スペース部弁別手段とレーザ出射パワーの一部を検出す
    るレーザパワー検出手段と前記マーク部弁別信号に基づ
    いて、前記レーザパワー検出手段の出力信号を抽出、処
    理するマーク部パワー検出信号処理手段と、 前記スペース部弁別信号に基づいて、前記レーザパワー
    検出手段の出力信号を抽出、処理するスペース部パワー
    検出信号処理手段と、 前記演算手段からの切り換え信号に基づいて、前記マー
    ク部パワー検出信号処理手段の出力信号と、前記スペー
    ス部パワー検出信号処理手段の出力信号とを、選択し出
    力する第1のスイッチと、 前記記録ゲート信号が再生状態を示すときには、前記レ
    ーザパワー検出手段の出力信号を選択し、前記記録ゲー
    ト信号が記録状態を示すときには、前記第1のスイッチ
    の出力信号を選択する第2のスイッチと、 前記記録データ列に応じてレーザ発光パターンを生成す
    る発光パターン生成手段と、 前記発光パターン生成手段に発光パターンの設定を行う
    と共に、前記演算手段に設定内容を出力する発光パター
    ン設定手段と前記演算手段から出力される第1の電流設
    定信号に基づいて、レーザに駆動する電流を生成する第
    1のレーザ駆動手段と、 前記演算手段から出力される第2の電流設定信号に基づ
    いてレーザに駆動する電流を生成すると共に、前記発光
    パターン生成手段の出力に基づいて生成するレーザ駆動
    電流をパルス変調する第2のレーザ駆動手段とを具備し
    前記演算手段が、 前記記録ゲート信号が再生状態のときは、前記第2のス
    イッチが選択しているレーザパワー検出手段の出力信号
    を用いて演算処理することにより、目標再生パワー値と
    なるレーザ駆動電流に相当する第1の電流設定信号を第
    1のレーザ駆動手段に出力する制御を行い、 前記記録ゲート信号が再生状態から記録状態に切り替わ
    った直後から所定の時間は、前記第2の電流設定信号を
    所定の値に設定し、 前記第2の電流設定信号と前記発光パターン生成手段の
    出力に基づいて、前記第2のレーザ駆動手段がパルス変
    調されたレーザ駆動電流を生成し、 前記第1のレーザ駆動手段の出力と前記第2のレーザ駆
    動手段の出力とを加算した電流でレーザを駆動し、 前記第2のスイッチが選択している前記第1のスイッチ
    を、第1のスイッチへの切り換え信号により、前記マー
    ク部パワー検出信号処理手段の出力信号と、前記スペー
    ス部パワー検出信号処理手段の出力信号とに切り換えて
    取得し、 取得した前記マーク部パワー検出信号処理手段の出力信
    号と、前記スペース部パワー検出信号処理手段の出力信
    号と、前記発光パターン設定手段から得られる設定内容
    に基づいて、レーザのI−L特性を求め、目標となる第
    1の記録パワーおよび第2の記録パワーに相当する第1
    の電流設定信号および第2の電流設定信号を算出して、
    前記第1のレーザ駆動手段および前記第2のレーザ駆動
    手段に出力するフィードフォワード制御を繰り返し、 所定の時間が経過し、かつ記録ゲート信号が記録状態を
    示しているときは、 一定時間間隔毎に、前記マーク部パワー検出信号処理手
    段の出力信号と、前記スペース部パワー検出信号処理手
    段の出力信号とを取得し、 取得した前記マーク部パワー検出信号処理手段の出力信
    号と、前記スペース部パワー検出信号処理手段の出力信
    号と、前記発光パターン設定手段から得られる設定内容
    に基づいて、 発光している第1の記録パワーおよび第2の記録パワー
    を求め、目標とする第1の記録パワーおよび第2の記録
    パワーと比較演算することにより、第1の電流設定信号
    および第2の電流設定信号を算出して、前記第1のレー
    ザ駆動手段および前記第2のレーザ駆動手段に出力更新
    するフィードバック制御を行うことを特徴とするレーザ
    パワー制御装置。
  2. 【請求項2】前記記録データ出力手段は記録ゲート信号
    が記録状態になった直後に任意のスペースとマークの記
    録データ列を一定時間出力することを特徴とする請求項
    1記載のレーザパワー制御装置。
  3. 【請求項3】記録ゲート信号は、光ディスクに既に形成
    された記録マークから記録状態とすることを特徴とする
    請求項2記載のレーザパワー制御装置。
  4. 【請求項4】記録ゲート発生手段から出力される記録ゲ
    ート信号が、記録終了状態に変化したときには、前記演
    算手段は記録終了時の第1の電流設定信号と第2の電流
    設定信号を保持し、記録ゲート信号が記録開始状態に変
    化したときには保持した前記第1の電流設定信号を前記
    第1のレーザ駆動手段に出力し、前記第2の電流設定信
    号を前記第2のレーザ駆動手段に出力することを特徴と
    する請求項1から請求項3のいずれかに記載のレーザパ
    ワー制御装置。
  5. 【請求項5】記録ゲート出力手段から出力される、記録
    ゲート信号の記録状態終了時から記録開始までの時間を
    計測して時間を前記演算手段に出力するタイマカウント
    手段を更に備え、 前記記録ゲート発生手段から出力される記録ゲート信号
    が、記録終了状態に変化したときには、前記演算手段は
    記録終了時の第1の電流設定信号と第2の電流設定信号
    を保持し、 タイマカウント手段からの出力される時間に基づいて、
    第1の電流設定信号と第2電流設定信号を変更すること
    を特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の
    レーザパワー制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8000176B2 (en) 2005-07-07 2011-08-16 Koninklijke Philips Electronics N.V. Estimation of maximum available write power of an optical storage drive

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8000176B2 (en) 2005-07-07 2011-08-16 Koninklijke Philips Electronics N.V. Estimation of maximum available write power of an optical storage drive

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