JP2002203320A - 半導体レーザの制御方法及び半導体レーザ制御装置 - Google Patents

半導体レーザの制御方法及び半導体レーザ制御装置

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JP2002203320A
JP2002203320A JP2001259692A JP2001259692A JP2002203320A JP 2002203320 A JP2002203320 A JP 2002203320A JP 2001259692 A JP2001259692 A JP 2001259692A JP 2001259692 A JP2001259692 A JP 2001259692A JP 2002203320 A JP2002203320 A JP 2002203320A
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Yoshiyuki Miyahashi
佳之 宮端
Makoto Usui
誠 臼井
Koujiyu Konno
耕寿 金野
Yasuhiro Ueki
泰弘 植木
Tomonori Ueno
智憲 上野
Yutaka Osada
豊 長田
Toru Fujimoto
亨 藤本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DVD−RやDVD−RW等光ディスクの追
記時に書き継ぎしたデータ記録領域の記録始端部の再生
振幅が劣化し、信号トラックの振幅の連続性が損なわれ
るという課題があった。 【解決手段】 フィードフォワード制御により、書き継
ぎ記録開始直後から半導体レーザの記録パワーを高速に
目標パワー値に整定制御することができ、かつ、データ
記録期間中では、フィードバック制御を連続的に動作さ
せることにより、記録動作時間が長くなって半導体レー
ザの温度特性により目標パワー値に設定する電流値が変
化しても、長時間安定に目標記録パワー値に制御維持可
能な半導体レーザの制御方法並びに半導体レーザ制御装
置を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスク上にデー
タ信号に応じたマーク領域を記録するために発光する半
導体レーザの記録光パワーの制御方法及び制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の半導体レーザ制御装置の
構成を示す図である。
【0003】半導体レーザ1で発光された光を、発光レ
ベルをモニタする光検出器2で受光し光電流に変換し、
更に電流−電圧変換器3で電圧に変換する。
【0004】再生時は、ライトゲート8の指令によりサ
ンプルホールド回路5はサンプル状態になる。このサン
プル状態での検出出力と再生パワー設定値7とを、再生
パワー電流制御手段6で比較出力することにより、半導
体レーザ1の光出力を再生パワー設定値になるようにフ
ィードバック制御する。
【0005】記録時は、ライトゲート8の指令によりサ
ンプルホールド回路5はホールド状態になる。一方記録
データ信号9に応じて、ピーク値スイッチング手段10
は、ピーク値と前記ホールドされた再生パワー値との間
をスイッチングして半導体レーザ1を電流駆動する。
【0006】半導体レーザ1で発光されたパルス光は、
光検出器2で受光され、更に電流−電圧変換後に出力波
形のピーク値のエンベロープをピーク検波4で検出す
る。このピーク検波4出力とピークパワー設定値12と
を、ピーク値電流制御手段11で比較出力することによ
り、半導体レーザ1の光パルスのピーク値が、ピークパ
ワー設定値になるようにフィードバック制御する。
【0007】このように構成された従来の半導体レーザ
制御回路の要部の信号波形について、図9を用いて説明
する。
【0008】図9(a)はライトゲート8であり、13
のタイミングで再生状態から記録状態に切換える。 図
9(b)はピーク検波4出力で、記録状態で受光された
パルス波形のピーク値のエンベロープを検波している状
態を図示している。図9(c)は前記ピーク値電流制御
手段11でフィードバック制御された光パルスの発光波
形を示している。図9(d)はこのようにフィードバッ
ク制御された光パルスで、光ディスクのトラックに記録
後、再生した再生波形のエンベロープを図示している。
【0009】ここでの光ディスクとはDVD−RやDV
D−RW等の光ディスクであり、複数回に分けて追記記
録しても、記録済トラックはDVD−ROM等と同じ
く、信号配列が連続していることが望ましい。つまり書
き継ぎしたデータ記録領域の記録始端部が、書き継ぎ前
のデータ記録済領域の記録終端部と、再生波形のエンベ
ロープが乱されることなく連続的に継がれていることが
望ましい。本発明は、DVD−RやDVD−RW等の光
ディスクに適用され、DVD−RAMには適用されな
い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成ではフィードバック制御の応答性のために、図
9(c)の14に図示したように、発光波形のピーク値
がピークパワー設定値に収束するまでの応答時間が発生
する。図9(c)の14のような発光波形で光ディスク
に記録を行うと図9(d)15のように、再生した再生
波形の振幅が発光波形の応答に応じで劣化する。
【0011】このように従来の半導体レーザの制御装置
の構成では、書き継ぎしたデータ記録領域の記録始端部
の再生振幅が劣化し、DVD−RやDVD−RW等光デ
ィスクの追記時に、信号振幅の連続性が損なわれるとい
う問題点があった。
【0012】本発明は上記問題点に鑑み、DVD−Rや
DVD−RW等光ディスクの追記書き継ぎ時に、高速に
記録光パルスのパワー値を整定制御することにより、再
生振幅の劣化防止が可能な半導体レーザ制御方法及び装
置を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、光ディスク上にデータ信号に応じたマーク領域を記
録するために発光する半導体レーザを少なくとも2値以
上の光パワー値でデータ信号に応じて変調して得られる
光パルスの各光パワー値を制御する方法であって、デー
タ信号で光パルスを変調し、データ信号を光ディスクに
記録するデータ記録信号発光区間の直前に設けられたテ
スト発光区間では、テスト信号で光パルスを変調し、こ
の光パルスを受光して電気信号に変換した光検出信号
と、光パルスの目標パワー値に相当する基準値との差を
求め、差が所定値に収束するようにフィードフォワード
制御し、半導体レーザに流れる電流値を目標パワー値に
相当する値になるようにし、前記データ記録信号発光区
間では、データ信号で変調した光パルスを受光し、電気
信号に変換した光検出信号を所定のサンプリング間隔で
順次サンプリングしたものと、光パルスの目標パワー値
に相当する基準値との差を求め、差が所定値に収束する
ようにフィードバック制御し、半導体レーザに流れる電
流値を目標パワー値に相当する値になるようにすること
を特徴とする半導体レーザの制御方法である。
【0014】本願の請求項2の発明は、光ディスクの記
録動作を開始するタイミングから光ヘッドがディスクの
1回転目迄トレースする区間内に前記テスト発光区間と
前記データ記録信号発光区間とを設けたことを特徴とす
る半導体レーザの制御方法である。
【0015】本願の請求項3の発明は、前記テスト発光
区間で発光させるテスト発光は連続一定値発光とパルス
発光で構成されたことを特徴とする半導体レーザの制御
方法である。
【0016】本願の請求項4の発明は、前記テスト発光
区間で発光させるテスト発光は前記データ記録信号発光
区間の記録マーク領域部分で発光させる記録光パルスの
ピーク値とボトム値との間のレベルで変調されたパルス
発光及びボトム値の連続一定値発光及び記録スペース領
域部分で発光させるスペース値の連続一定値発光の内で
少なくとも2つ以上の発光で構成されたことを特徴とす
る半導体レーザの制御方法である。
【0017】本願の請求項5の発明は、前記データ記録
信号発光区間内の記録マーク領域部分の記録光パルスは
先頭パルスと複数のマルチパルス列で構成されており、
この記録マーク領域部分の記録光パルスを受光して電気
信号に変換した光検出信号の前記複数のマルチパルス列
の平均値のみ、又は前記マルチパルス列の平均値と前記
光検出信号のボトム検波値を、記録スペース領域部分で
は記録光パルスを受光して電気信号に変換した光検出信
号のスペース値を順次サンプリングし光パルスの目標パ
ワー値に相当する基準値と逐一比較演算することにより
半導体レーザに流れる電流値を目標パワー値になるよう
にフィードバック制御することを特徴とする半導体レー
ザの制御方法である。
【0018】本願の請求項6の発明は、光ディスクの記
録動作を開始するタイミングから前記データ記録信号発
光区間が開始するまでの前記テスト発光区間では、光デ
ィスクに記録するデータ信号をバッファメモリに一時的
に記憶することを特徴とする半導体レーザの制御方法で
ある。
【0019】本願の請求項7の発明は、光ディスク上に
データ信号に応じたマーク領域を記録するために発光す
る半導体レーザを少なくとも2値以上の光パワー値でデ
ータ信号に応じて変調して得られる光パルスの各光パワ
ー値を制御する方法であって、データ信号で光パルスを
変調し、データ信号を光ディスクに記録するデータ記録
信号発光区間の前に設けられた第1のテスト発光区間で
は、第1のテスト信号で光パルスを変調し、この光パル
スを受光して電気信号に変換した光検出信号と、光パル
スの目標パワー値に相当する基準値との差を求め、差が
所定値に収束するようにフィードフォワード制御し、半
導体レーザに流れる電流値を目標パワー値に相当する値
になるようにし、第1のテスト発光区間の後に設けられ
た第2のテスト発光区間では第2のテスト信号で光パル
スを変調し、この光パルスを受光して電気信号に変換し
た光検出信号を所定のサンプリング間隔で順次サンプリ
ングしたものと、光パルスの目標パワー値に相当する基
準値との差を求め、差が所定値に収束するようにフィー
ドバック制御し、半導体レーザに流れる電流値を目標パ
ワー値に相当する値になるようにし、前記データ記録信
号発光区間ではデータ信号で変調した光パルスを受光
し、電気信号に変換した光検出信号を所定のサンプリン
グ間隔で順次サンプリングしたものと、光パルスの目標
パワー値に相当する基準値との差を求め、差が所定値に
収束するようにフィードバック制御し、半導体レーザに
流れる電流値を目標パワー値に相当する値になるように
フィードバック制御することを特徴とする半導体レーザ
の制御方法である。
【0020】本願の請求項8の発明は、光ディスクの記
録動作を開始するタイミングから光ヘッドがディスクの
1回転目迄トレースする区間内に前記第1及び第2のテ
スト発光区間を設け、2回転目迄トレースする区間内に
前記データ記録信号発光区間を設けたことを特徴とする
半導体レーザの制御方法である。
【0021】本願の請求項9の発明は、前記第1及び第
2のテスト発光区間で発光させるテスト発光は連続一定
値発光又は及びパルス発光で構成されたことを特徴とす
る半導体レーザの制御方法である。
【0022】本願の請求項10の発明は、前記第1のテ
スト発光区間で発光させる第1のテスト発光は前記デー
タ記録信号発光区間の記録マーク領域部分で発光させる
記録光パルスのピーク値とボトム値との間のレベルで変
調されたパルス発光及びボトム値の連続一定値発光及び
記録スペース領域部分で発光させるスペース値の連続一
定値発光で構成されたことを特徴とする半導体レーザの
制御方法である。
【0023】本願の請求項11の発明は、第2のテスト
信号はランダムの2値データを特定の変調符号に変換
し、さらに記録マーク領域形成に必要な複数レベルの記
録パルス発光で構成されたことを特徴とする半導体レー
ザの制御方法である。
【0024】本願の請求項12の発明は、前記データ記
録信号発光区間内の記録マーク領域部分の記録光パルス
は先頭パルスと複数のマルチパルス列で構成されてお
り、この記録マーク領域部分の記録光パルスを受光して
電気信号に変換した光検出信号の前記複数のマルチパル
ス列の平均値とボトム検波値、及び記録スペース領域部
分の記録光パルスを受光して電気信号に変換した光検出
信号のスペース値を所定のサンプリング間隔で順次サン
プリングし光パルスの目標パワー値に相当する基準値と
逐一比較演算することにより半導体レーザに流れる電流
値を目標パワー値になるようにフィードバック制御する
ことを特徴とする半導体レーザの制御方法である。
【0025】本願の請求項13の発明は、光ディスクの
記録動作を開始するタイミングから前記データ記録信号
発光区間が開始するまでの前記第1及び第2のテスト発
光区間では、光ディスクに記録するデータ信号をバッフ
ァメモリに一時的に記憶することを特徴とする半導体レ
ーザの制御方法である。
【0026】本願の請求項14の発明は、光ディスク上
にデータ信号に応じたマーク領域を記録するために発光
する半導体レーザを少なくとも2値以上の光パワー値で
データ信号に応じて変調して得られる光パルスの各光パ
ワー値を制御する方法であって、データ信号で光パルス
を変調し、データ信号を光ディスクに記録するデータ記
録信号発光区間の前に設けられた第3のテスト発光区間
では、第3のテスト信号で半導体レーザを発光させ、こ
のテスト発光を受光して電気信号に変換した光検出信号
を所定のサンプリング間隔で順次サンプリングしたもの
と、光パルスの目標パワー値に相当する基準値との差を
求め、差が所定値に収束するようにフィードバック制御
し、半導体レーザに流れる電流値を目標パワー値に相当
する値になるようにし、第3のテスト発光区間の後に設
けられた第4のテスト発光区間では、第4のテスト信号
で光パルスを変調し、この光パルスを受光して電気信号
に変換した光検出信号と、光パルスの目標パワー値に相
当する基準値との差を求め、差が所定値に収束するよう
にフィードフォワード制御し、半導体レーザに流れる電
流値を目標パワー値に相当する値になるようにし、前記
データ記録信号発光区間では、データ信号で変調した光
パルスを受光し、電気信号に変換した光検出信号を所定
のサンプリング間隔で順次サンプリングしたものと、光
パルスの目標パワー値に相当する基準値との差を求め、
差が所定値に収束するようにフィードバック制御し、半
導体レーザに流れる電流値を目標パワー値の相当する値
になるようにすることを特徴とする半導体レーザの制御
方法である。
【0027】本願の請求項15の発明は、光ディスクの
記録動作を開始するタイミングから光ヘッドがディスク
の1回転目迄トレースする区間内に前記第3のテスト発
光区間を設け、2回転目迄トレースする区間内に前記第
4のテスト発光区間および前記データ記録信号発光区間
を設けたことを特徴とする半導体レーザの制御方法であ
る。
【0028】本願の請求項16の発明は、前記第3のテ
スト発光区間で発光させるテスト発光は連続一定値発光
であることを特徴とする半導体レーザの制御方法であ
る。
【0029】本願の請求項17の発明は、前記第3のテ
スト発光区間で発光させるテスト発光は前記データ記録
信号発光区間の記録マーク領域部分で発光させる記録光
パルスのボトム値の連続一定値発光または記録スペース
領域部分で発光させるスペース値の連続一定値発光であ
ることを特徴とする半導体レーザの制御方法である。
【0030】本願の請求項18の発明は、前記第4のテ
スト発光区間で発光させるテスト発光は前記データ記録
信号発光区間の記録マーク領域部分で発光させる記録光
パルスのピーク値とボトム値との間のレベルで変調され
たパルス発光で構成されたことを特徴とする半導体レー
ザの制御方法である。
【0031】本願の請求項19の発明は、前記データ記
録信号発光区間内の記録マーク領域部分の記録光パルス
は先頭パルスと複数のマルチパルス列で構成されてお
り、この記録マーク領域部分の記録光パルスを受光して
電気信号に変換した光検出信号の前記複数のマルチパル
ス列の平均値及び記録スペース領域部分の記録光パルス
を受光して電気信号に変換した光検出信号のスペース値
を所定のサンプリング間隔で順次サンプリングし光パル
スの目標パワー値に相当する基準値と逐一比較演算する
ことにより半導体レーザに流れる電流値を目標パワー値
になるようにフィードバック制御することを特徴とする
半導体レーザの制御方法である。
【0032】本願の請求項20の発明は、光ディスクの
記録動作を開始するタイミングから前記データ記録信号
発光区間が開始するまでの前記第3及び第4のテスト発
光区間では、光ディスクに記録するデータ信号をバッフ
ァメモリに一時的に記憶することを特徴とする半導体レ
ーザの制御方法である。
【0033】本願の請求項21の発明は、光ディスク上
にデータ信号に応じたマーク領域を記録するために発光
する半導体レーザを少なくとも2値以上の光パワー値で
データ信号に応じて変調して得られる光パルスの各光パ
ワー値を制御する制御装置であって、データ信号で光パ
ルスを変調しデータ信号を光ディスクに記録するデータ
記録信号発光区間の直前に設けられたテスト発光区間で
は、テスト信号で光パルスを変調し、この光パルスを受
光して電気信号に変換した光検出信号と、光パルスの目
標パワー値に相当する基準値との差を求める手段と、前
記差に基づき半導体レーザに流れる電流値を目標パワー
値に相当する値になるように制御するフィードフォワー
ド制御手段と、前記データ記録信号発光区間では、デー
タ信号で変調した光パルスを受光し、電気信号に変換し
た光検出信号を所定のサンプリング間隔で順次サンプリ
ングしたものと、光パルスの目標パワー値に相当する基
準値との差を求める手段と、前記差に基づき半導体レー
ザに流れる電流値を目標パワー値に相当する値になるよ
うに制御するフィードバック制御手段とを備えたことを
特徴とする半導体レーザの制御置である。
【0034】本願の請求項22の発明は、光ディスク上
にデータ信号に応じたマーク領域を記録するために発光
する半導体レーザを少なくとも2値以上の光パワー値で
データ信号に応じて変調して得られる光パルスの各光パ
ワー値を制御する装置であって、データ信号で光パルス
を変調し、データ信号を光ディスクに記録するデータ記
録信号発光区間の前に設けられた第1のテスト発光区間
では、第1のテスト信号で光パルスを変調し、この光パ
ルスを受光して電気信号に変換した光検出信号と、光パ
ルスの目標パワー値に相当する基準値との差を求める手
段と、前記差に基づき半導体レーザに流れる電流値を目
標パワー値に相当する値になるように制御するフィード
フォワード制御手段と、第1のテスト発光区間の後に設
けられた第2のテスト発光区間では、第2のテスト信号
で光パルスを変調し、この光パルスを受光して電気信号
に変換した光検出信号を所定のサンプリング間隔で順次
サンプリングしたものと、光パルスの目標パワー値に相
当する基準値との差を求める手段と、前記差に基づき半
導体レーザに流れる電流値を目標パワー値に相当する値
になるように制御するフィードバック制御手段と、前記
データ記録信号発光区間では、データ信号で変調した光
パルスを受光し、電気信号に変換した光検出信号を所定
のサンプリング間隔で順次サンプリングしたものと、光
パルスの目標パワー値に相当する基準値との差を求める
手段と、前記差に基づき半導体レーザに流れる電流値を
目標パワー値に相当する値になるように制御するフィー
ドバック制御手段とを備えたを特徴とする半導体レーザ
の制御装置である。
【0035】本願の請求項23の発明は、光ディスク上
にデータ信号に応じたマーク領域を記録するために発光
する半導体レーザを少なくとも2値以上の光パワー値で
データ信号に応じて変調して得られる光パルスの各光パ
ワー値を制御する装置であって、データ信号で光パルス
を変調し、データ信号を光ディスクに記録するデータ記
録信号発光区間の前に設けられた第3のテスト発光区間
では、第3のテスト信号で半導体レーザを発光させ、こ
のテスト発光を受光して電気信号に変換した光検出信号
を所定のサンプリング間隔で順次サンプリングしたもの
と、光パルスの目標パワー値に相当する基準値との差を
求める手段と、前記差に基づき半導体レーザに流れる電
流値を目標パワー値に相当する値になるように制御する
フィードバック制御手段と、第3のテスト発光区間の後
に設けられた第4のテスト発光区間では、第4のテスト
信号で光パルスを変調し、この光パルスを受光して電気
信号に変換した光検出信号と、光パルスの目標パワー値
に相当する基準値との差を求める手段と、前記差に基づ
き半導体レーザに流れる電流値を目標パワー値に相当す
る値になるように制御するフィードフォワード制御手段
と、前記データ記録信号発光区間では、データ信号で変
調した光パルスを受光し、電気信号に変換した光検出信
号を所定のサンプリング間隔で順次サンプリングしたも
のと、光パルスの目標パワー値に相当する基準値との差
を求める手段と、前記差に基づき半導体レーザに流れる
電流値を目標パワー値に相当する値になるように制御す
るフィードバック制御手段とを備えたを特徴とする半導
体レーザの制御装置である。
【0036】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0037】(実施の形態1)図1は本発明の半導体レ
ーザの制御方法の実施の形態1の動作シーケンスを説明
する図である。DVD−RやDVD−RW等の光ディス
クの書き継ぎ記録時の半導体レーザの制御動作を時系列
に説明している。
【0038】図1(a)は、光ディスクの回転区分を現
しており、記録動作開始タイミング15から、1回転目
に以下図(b)〜(j)に説明する制御動作が完了す
る。
【0039】図1(b)は、光ディスクに記録されるユ
ーザの記録データ信号を現しており、記録動作開始タイ
ミング15と同時に、図示はしていないがホストコンピ
ュター等から送出されてくる。
【0040】図1(c)は、光ディスク上での記録領域
区分を現しいる。記録動作開始タイミング15より前
は、書き継ぎ記録前データ記録済領域16で構成されて
おり、記録動作開始タイミング15より後の領域は、書
き継ぎマージン領域17と書き継ぎ記録後データ記録領
域18で構成されている。
【0041】書き継ぎマージン領域17は、追記記録書
き継ぎ時に半導体レーザのパワーの整定のために、フォ
ーマット上設けられた2バイト程度の領域である。この
書き継ぎマージン領域17内で、半導体レーザの記録パ
ワーを再生信号に十分な振幅に達するように整定する必
要がある。
【0042】図1(d)は、光ディスク上での半導体レ
ーザ1の発光区分を現しいる。記録動作開始タイミング
15前はデータ記録済領域19で構成されている。記録
動作開始タイミング15後は、前記書き継ぎマージン領
域17内で、半導体レーザのフィードフォワード制御を
おこなうためのテスト発光区間20と、ユーザの記録デ
ータ信号を記録するために半導体レーザの発光を行うデ
ータ記録信号発光区間21で構成されている。
【0043】図1(b)のように、記録データ信号9
は、記録動作開始タイミング15と同時にホストコンピ
ュター等から送出されてくるが、光ディスク上に実際に
記録データ信号9が記録開始されるタイミングは、デー
タ記録開始タイミング22である。
【0044】このように記録動作開始タイミング15と
実際のデータ記録開始タイミング22に時間遅延が生じ
るために、テスト発光区間20中は記録データ信号9を
一時的に記憶しておくFIFOメモリ等を用いたバッフ
ァメモリを備えておく必要がある。
【0045】図1(e)は、光ディスク上での半導体レ
ーザ1の実際の発光信号区分を現している。まず、テス
ト発光区間20内ではDVD−RWでは3種類、DVD
−Rでは2種類の波形でテスト発光をおこなう。
【0046】すなわち、DVD−RWでは記録ストラテ
ジーで定義されている記録パルスのボトム値23(P
b)の一定値発光と、記録符号のスペース部分であるバ
イアス値の一定値発光(Pe)24と、記録符号のマー
ク部分で記録パルスのピーク値とボトム値間のパルス発
光25の3種類で構成されている。
【0047】一方、DVD−Rでは記録ストラテジーで
定義されている記録パルスのボトム値23(Pb)の一
定値発光と、記録符号のマーク部分で記録パルスのピー
ク値とボトム値間のパルス発光25の2種類で構成され
ている。DVD−Rでは記録符号のスペース部分である
バイアス値は、記録パルスのボトム値23と同じレベル
である。
【0048】次に、データ記録信号発光区間21での発
光信号について説明する。この区間で記録される記録デ
ータ信号9は記録前にスクランブルされているために、
ほぼランダム信号とみなせる。したがって8/16変調
符号で変換後、光ディスクに記録発光される信号の内、
比較的長いマーク長の部分の発光27(例えば10T以
上)と、比較的長いスペース長の部分の発光26(例え
ば10T以上)とを、後述するフィードバック制御を行
うための検出信号として選択使用する。
【0049】比較的長いマーク長又はスペース長の部分
の発光を検出信号として選択使用する理由は、後述する
マルチパルス平均値検出やボトム検波の信号処理回路に
必要な周波数特性が比較的容易に実現可能なためであ
る。
【0050】しかしながら、比較的長いマーク長又はス
ペース長の部分の発光位置は、データ記録信号発光区間
21ではほぼランダム信号近いので、発光位置は確率的
にしか決定できず、かつその発光確率も低い。例えば1
0T以上のマーク長又はスペース長の発生確率は約2%
である。
【0051】図1(f)は、光ディスク上での半導体レ
ーザ1の制御区分を現しいる。テスト発光区間20で発
光信号を検出して、光パルスの目標パワー値に相当する
基準値と予め比較演算して半導体レーザに流れる電流値
を目標パワー値になるように、フィードフォワード制御
区間28でフィードフォワード制御する。
【0052】長スペース発光26と長マーク発光27の
1組が検出される毎に、光パルスの目標パワー値に相当
する基準値と逐一比較演算することにより、半導体レー
ザに流れる電流値を目標パワー値になるように、フィー
ドバック制御区間29で連続的にフィードバック制御す
る。
【0053】フィードバック制御開始タイミング30
は、長スペース発光26と長マーク発光27とを少なく
とも1組検出し、図5のステップ76(後で説明する)
のデータホールドがなされた後、決定する。1組ではな
く、複数組検出して、平均値を取り、その後でフィード
バック制御開始タイミング30を決定するようにしても
良い。前述したように、比較的長いマーク長又はスペー
ス長の発光位置は確率的にしか決定できず、かつその発
光確率も低いため、フィードバック制御開始タイミング
30は、記録データ信号9の内容によって確率的にしか
決まらない。
【0054】図1(g)は、光ディスク上でのフィード
フォワード制御時の検出区分を現している。前述した図
1(e)の発光信号区分に応じて検出信号を説明する。
【0055】まず、DVD−RWではボトム値の一定値
発光(Pb)23部分では、ボトムDC値(Bdc)3
1を検出する。バイアス値の一定値発光(Pe)24部
分では、バイアスDC値(E)32を検出する。ピーク
値とボトム値間のパルス発光25部分では、複数のマル
チパルス列部分の平均値(M1)33を検出する。
【0056】一方、DVD−Rではバイアス値の一定値
発光(Pe)24部分がないので、ボトムDC値(Bd
c)31と、マルチパルス平均値(M1)33の2種類
を検出する。
【0057】図1(h)は、光ディスク上でのフィード
フォワード制御時の制御動作区分を現している。
【0058】まず、テスト発光区間20内では、検出し
たテスト信号と、光パルスの目標パワー値に相当する基
準値と比較して、半導体レーザに流れる電流値を目標パ
ワー値になるように予め比較演算するフィードフォワー
ド(FF)区間電流値演算34の区間を設けている。次
に演算した電流値を半導体レーザに設定する電流設定3
5の区間、更にフィードバック制御開始タイミング30
まで、FF制御で設定した電流値を保持しておくFF区
間電流値ホールド36の区間を設けている。
【0059】このように、データ記録開始の前に、テス
ト発光で検出した信号で予めFF制御することにより、
データ記録開始直後から半導体レーザの記録パワーを高
速に目標パワー値に整定制御することができ、書き継ぎ
時の再生振幅の劣化を防止することができる。
【0060】図1(i)は、光ディスク上でのフィード
バック制御時の検出区分を現している。ここでは、図1
(e)の発光信号区分に応じて検出信号を説明する。
【0061】まず、DVD−RWでは、長スペース発光
26部分では、記録符号のスペース部分であるバイアス
・スペース値(E)37を検出する。長マーク発光27
部分では、記録符号のマーク部分のマルチパルス平均値
(M2)38と、記録符号のマーク部分のボトム値のエ
ンベローブを検出するボトム検波(Bk)39とで半導
体レーザの発光パワー値を検出する。
【0062】一方、DVD−Rでは、マーク部分のボト
ム値とスペース部分のパワー値は等しいため、ボトム値
部分の検出は不要である。すなわち、長スペース発光2
6部分では、スペース値(E)37を検出し、長マーク
発光27部分では、記録符号のマーク部分のマルチパル
ス平均値(M2)38の2種類を検出する。
【0063】図1(j)は、光ディスク上でのフィード
バック制御時の制御動作区分を現している。
【0064】まず、長スペース発光26と長マーク発光
27の1組の発光信号を37〜39の検出信号で検出す
る毎に、検出したテスト信号と、光パルスの目標パワー
値に相当する基準値と比較して、半導体レーザに流れる
電流値を目標パワー値になるように逐一演算するフィー
ドバック(FB)区間電流値演算40の区間を設けてい
る。 次に今回FB演算した電流値を半導体レーザに設
定する電流設定41の区間を設けている。更に次のフィ
ードバック制御による電流設定まで、今回FB制御で設
定した電流値を保持しておくFB区間電流値ホールド4
2の区間を設けている。
【0065】このように記録動作が続く限り、長スペー
ス発光26と長マーク発光27の1組の発光信号を検出
する毎に、40〜42の演算/電流設定/電流値ホール
ドの一連のFB制御を連続的に動作させる。
【0066】このように、FF制御の後に連続FB制御
に切換えることにより、記録動作時間が長くなって、半
導体レーザの温度特性により目標パワー値に設定する電
流値が変化しても、長時間安定に目標記録パワー値に制
御維持可能である。
【0067】以上説明したように、実施の形態1の半導
体レーザ制御方法によれば、テスト発光でフィードフォ
ワード制御を行い、次にフィードバック制御に切り換え
ることにより、データ記録開始直後から半導体レーザの
記録パワーを高速に目標パワー値に整定制御して、書き
継ぎ時の再生振幅の劣化を防止し、更に、記録動作時間
が長くなって、半導体レーザの温度特性により目標パワ
ー値に設定する電流値が変化しても、長時間安定に目標
記録パワー値に制御することができる。
【0068】図2は本発明の実施の形態1の半導体レー
ザ制御装置の構成を説明する図である。半導体レーザ1
で発光された光パルスを、発光レベルをモニタする光検
出器2で受光し光電流に変換し、電流−電圧変換器3で
電圧波形に変換する。
【0069】次に、変換された受光波形をサンプルホー
ルド回路SH1に入力する。サンプルホールド回路SH
1では、発光波形に応じて決定されたサンプリングパル
スT1、T2、T3の各々のタイミングで、テスト発光
区間20内のボトムDC値(Bdc)31、バイアスD
C値(E)32と、データ記録信号発光区間21内の長
スペース部のバイアス・スペース値(E)37とをサン
プルホールドする。
【0070】また、変換された受光波形をローパスフイ
ルター(LPF)43に入力する。ローパスフイルター
43は、ピークボトム間パルス発光25や長マーク発光
27のマルチパルス部分の平均値を検出するために平滑
化可能な遮断周波数特性に設定する。
【0071】次に、ローパスフイルター(LPF)43
の出力をサンプルホールド回路SH2に入力する。サン
プルホールド回路SH2では、発光波形に応じて決定さ
れたサンプリングパルスT4、T5の各々のタイミング
で、テスト発光区間20内のマルチパルス平均値(M
1)33と、データ記録信号発光区間21内の長マーク
部のマルチパルス平均値(M2)38とをサンプルホー
ルドする。
【0072】更に変換された受光波形をボトム検波回路
44に入力する。ボトム検波回路44では、記録符号の
マーク部分のボトム値のエンベローブ検出が可能な時定
数に設定する。そして、ボトム検波回路44出力をサン
プルホールド回路SH3に入力する。サンプルホールド
回路SH3では、発光波形に応じて決定されたサンプリ
ングパルスT6のタイミングで、データ記録信号発光区
間21内の長マーク部のボトム検波値(Bk)39をサ
ンプルホールドする。
【0073】次に、サンプルホールド回路SH1、SH
2、SH3の各々の出力をADコンバータAD1、AD
2、AD3に入力し、デジタルデータに変換する。そし
て変換されたデジタルデータを、演算プロセッサ(DS
P)45に、各々スペース値データ(E)またはボトム
DC値データ(Bdc)、マルチパルス平均値データ
(M)、ボトム検波値データ(Bk)として入力する。
【0074】次に、演算プロセッサ(DSP)45の動
作について説明する。まず、テスト発光区間20内で
は、検出した3種または2種のテスト信号と、光パルス
の目標パワー値に相当する基準値と比較して、半導体レ
ーザ1に流すピーク電流値Ip、バイアス電流値Ie、
ボトム電流値Ibが目標パワー値になるように予め比較
演算して決定するフィードフォワード制御を行う。そし
て、決定された電流値はフィードバック制御開始タイミ
ング30まで、保持しておく。
【0075】次に、データ記録信号発光区間21では、
長スペース発光26と長マーク発光27の1組の発光信
号を検出する毎に、検出したテスト信号と、光パルスの
目標パワー値に相当する基準値と比較して、半導体レー
ザ1に流すピーク電流値Ip、バイアス電流値Ie、ボ
トム電流値Ibが目標パワー値になるように逐一演算す
るフィードバック制御を行う。
【0076】そして、次のフィードバック制御による電
流設定まで、今回フィードバック制御で設定した電流値
を保持しておく。このように記録動作が続く限り、長ス
ペース発光26と長マーク発光27の1組の発光信号を
検出する毎に、フィードバック制御を連続的に行う。
【0077】尚、演算プロセッサ(DSP)45の詳し
い演算方法については、図4、図5を用いて後で詳しく
説明する。
【0078】演算プロセッサ(DSP)45より出力さ
れたピーク電流値の演算データは、DAコンバータDA
C1に入力され、アナログの電流値に変換される。そし
て、ピーク値スイッチング手段46に入力され、ピーク
値変調信号49に応じて、パルス電流にスイッチングし
て半導体レーザ1を電流駆動する。
【0079】また、演算プロセッサ(DSP)45より
出力されたバイアス電流値の演算データは、DAコンバ
ータDAC2に入力され、アナログの電流値に変換され
る。そして、バイアス値スイッチング手段47に入力さ
れ、バイアス値変調信号50に応じて、パルス電流にス
イッチングして半導体レーザ1を同様に電流駆動する。
【0080】更に、演算プロセッサ(DSP)45より
出力されたボトム電流値の演算データは、DAコンバー
タDAC3に入力され、アナログの電流値に変換され
る。そして、ボトム値スイッチング手段48に入力さ
れ、ボトム値変調信号51に応じて、パルス電流にスイ
ッチングして半導体レーザ1を同様に電流駆動する。
【0081】パルス分配器52は、8/16変調された
記録信号を、前記ピーク値変調信号49、バイアス値変
調信号50、ボトム値変調信号51に分配し、各ピーク
値スイッチング手段46、バイアス値スイッチング手段
47、ボトム値スイッチング手段48に入力し、半導体
レーザ1をスイッチングする。
【0082】バッファメモリ53は、図1で説明したよ
うに、記録動作開始タイミング15と実際のデータ記録
開始タイミング22に時間遅延が生じるために、テスト
発光区間20中は、記録データ信号9を一時的に記憶し
ておくFIFOメモリ等で構成されている。
【0083】テスト発光区間20では、テスト信号発生
器54で生成されたテスト信号がパルス分配器52に入
力される。テスト信号は、図3に示すボトム値の一定値
発光(Pb)23と、バイアス値の一定値発光(Pe)
24、ピーク・ボトム値間のパルス発光25が含まれる
信号である。パルス分配器52は、テスト発光区間20
では、これら3種の信号、すなわちボトム値信号23,
バイアス値信号24,ピーク・ボトム値間信号25に基
づき、ボトム値変調信号51(図3(h))、バイアス
変調信号50(図3(i))、ピーク値変調信号49
(図3(g))を生成し、それぞれスイッチ48、4
7、46へ送り、スイッチ48、47、46のオン・オ
フのタイミングの制御を行う。
【0084】以上説明した図2の構成において、要部の
信号波形を図3で図示しながら、その動作についてさら
に詳しく説明する。
【0085】図3(a)は、テスト発光区間20とデー
タ記録信号発光区間21での検出信号の区分を現してい
る。一方、図3(b)は、テスト発光区間20とデータ
記録信号発光区間21での検出される発光波形を現して
いる。
【0086】まず、テスト発光区間20において、発光
波形(b)と検出信号の区分(a)について説明をす
る。
【0087】DVD−RWディスクでは、ボトム値の一
定値発光(Pb)23の部分で、ボトムDC値(Bd
c)31を検出する。バイアス値の一定値発光(Pe)
24の部分では、バイアスDC値(E)32を検出す
る。ピーク・ボトム値間のパルス発光25の部分では、
複数のマルチパルス列部分の平均値(M1)33を検出
する。このように検出されたボトムDC値(Bdc)3
1、バイアスDC値(E)32、マルチパルス列部分の
平均値(M1)33は、AD変換され、演算プロセッサ
(DSP)45に入力される。
【0088】一方、DVD−Rではバイアス値の一定値
発光(Pe)24部分がないので、ボトムDC値(Bd
c)31と、マルチパルス平均値(M1)33の2種類
検出する。このように検出されたボトムDC値(Bd
c)31、マルチパルス列部分の平均値(M1)33
は、AD変換され、演算プロセッサ(DSP)45に入
力される。
【0089】次に、データ記録信号発光区間21での発
光波形(b)と検出信号の区分(a)について説明をす
る。
【0090】DVD−RWでは、長スペース発光26部
分で、記録符号のスペース部分であるバイアス・スペー
ス値(E)37を検出する。長マーク発光27部分で
は、記録符号のマーク部分のマルチパルス平均値(M
2)38と、記録符号のマーク部分のボトム値のエンベ
ローブを検出するボトム検波(Bk)39とで半導体レ
ーザの発光パワー値を検出する。
【0091】一方、DVD−Rでは、マーク部分のボト
ム値とスペース部分のパワー値は等しいため、ボトム値
部分の検出は不要である。すなわち、長スペース発光2
6部分では、スペース値(E)37を検出し、長マーク
発光27部分では、記録符号のマーク部分のマルチパル
ス平均値(M2)38の2種類を検出する。
【0092】ここで、データ記録信号発光区間21で長
スペース発光26、長マーク発光27の発光波形でパワ
ー検出を行う理由について説明する。
【0093】データ記録信号発光区間21で記録される
記録データ信号9は記録前にスクランブルされているた
めに、ほぼランダム信号とみなせる。したがって8/1
6変調符号で変換後、光ディスクに記録発光される信号
の内、比較的長いマーク長の部分の発光27(例えば1
0T以上)と、比較的長いスペース長の部分の発光26
(例えば10T以上)とを、フィードバック制御を行う
ための検出信号として選択使用する。
【0094】比較的長いマーク長又はスペース長の部分
の発光を検出信号として選択使用する理由は、後述する
マルチパルス平均値検出やボトム検波の信号処理回路に
必要な周波数特性が比較的容易に実現可能なためであ
る。
【0095】しかしながら、比較的長いマーク長又はス
ペース長の部分の発光位置は、データ記録信号発光区間
21ではほぼランダム信号なので、発光位置は確率的に
しか決定できず、かつその発光確率も低い。例えば10
T以上のマーク長又はスペース長の発生確率は約2%で
ある。
【0096】このような理由により、データ記録開始タ
イミング22でフィードバック制御のみで、高速に目標
記録パワーに制御設定するのは困難である。従って、デ
ータ記録開始タイミング22直後は、フィードフォワー
ド制御を行い、長マーク及び長スペースの発光が出現し
たのちに、フィードバック制御に切り換えるのが良い方
法である。
【0097】図3(c)は光検出器2で受光し、電流−
電圧変換器3でパルス電圧に変換されたパルス光のモニ
タ波形である。光検出器2の応答性の影響により、図3
(b)の発光波形より若干周波数特性が劣化した波形に
なっている。
【0098】図3(d)は、ローパスフイルター43の
出力波形である。ピークボトム間パルス発光25や長マ
ーク発光27のマルチパルス部分の平均値を検出するた
めに、マルチ部分が平滑化できるな遮断周波数特性に設
定する。
【0099】図3(e)は、ボトム検波回路44の出力
波形である。記録符号のマーク部分のボトム値の下側エ
ンベローブの検出が可能な時定数に設定する。
【0100】図3(f)は、SH1、SH2、SH3各
サンプルホールド回路のサンプリングを行うタイミング
T1〜T6を説明する図である。
【0101】まず、テスト発光区間20での検出タイミ
ングについて説明する。ボトムDC値(Bdc)31の
検出は、サンプルホールド回路SH1で行い、図3
(c)の受光波形をサンプリングタイミングT1でサン
プリングして検出する。バイアスDC値(E)32の検
出は、サンプルホールド回路SH1で行い、図3(c)
の受光波形をサンプリングタイミングT2でサンプリン
グして検出する。マルチパルス平均値(M1)33の検
出は、サンプルホールド回路SH2で行い、図3(d)
のマルチパルス平均値検出波形をサンプリングタイミン
グT4でサンプリングして検出する。
【0102】次に、データ記録信号発光区間21での検
出タイミングについて説明する。長マーク発光27部分
のマルチパルス平均値(M2)38の検出は、サンプル
ホールド回路SH2で行い、図3(d)のマルチパルス
平均値検出波形をサンプリングタイミングT5でサンプ
リングして検出する。長マーク発光27部分のボトム検
波(Bk)39の検出は、サンプルホールド回路SH3
で行い、図3(e)のボトム検波出力波形をサンプリン
グタイミングT6でサンプリングして検出する。
【0103】一方、長スペース発光26部分のスペース
値(E)37の検出は、サンプルホールド回路SH1で
行い、図3(c)の受光波形をサンプリングタイミング
T3でサンプリングして検出する。
【0104】図3(g)はピーク値変調信号49で、ピ
ーク値のパワーレベルに半導体レーザ1を光パルス駆動
するタイミング時のみハイレベルになり、ピーク値スイ
ッチング手段46を駆動する。図3(h)はボトム値変
調信号波形51で、ボトム値のパワーレベル以上に光パ
ルスを駆動するタイミング時にハイレベルになり、ボト
ム値スイッチング手段48を駆動する。図3(i)はバ
イアス値変調信号波形50で、バイアス値のパワーレベ
ルに半導体レーザ1を光パルス駆動するタイミング時の
みハイレベルになり、バイアス値スイッチング手段47
駆動する。図3(b)はこのような3つの変調信号で駆
動された半導体レーザ1の発光光パルス波形であり、図
3(g)、(h)、(i)に応じて3値に光変調された
波形を示している。
【0105】以上説明したように、実施の形態2の半導
体レーザ制御装置によれば、テスト発光区間では、ボト
ムDC値、バイアスDC値、マルチパルス平均値を検出
して、フィードフォワード制御することにより、データ
記録開始直後から半導体レーザの記録パワーを高速に目
標パワー値に整定制御することができ、その後のデータ
記録信号発光区間では、長マーク発光毎にマルチパルス
平均値とボトム検波値を検出し、長スペース発光毎にス
ペース値(E)を検出して、フィードバック制御を連続
的に動作させることにより、記録動作時間が長くなって
半導体レーザの温度特性により目標パワー値に設定する
電流値が変化しても、長時間安定に目標記録パワー値に
制御維持可能である。
【0106】次に図4を用いて、テスト発光区間20に
おけるフィードフォワード制御時の演算プロセッサ(D
SP)45の演算方法について説明する。
【0107】まず、図3(f)のサンプリングパルスT
2により、ADコンバータAD1からボトムDC値(B
dc)31を得、サンプリングパルスT1により、AD
コンバータAD1からバイアスDC値(E)32を得、
サンプリングパルスT4により、ADコンバータAD2
からマルチパルス平均値(M1)33を得る(55)。
このようにして得られたボトムDC値(Bdc)31、
バイアスDC値(E)32、マルチパルス平均値(M
1)33は、演算プロセッサ(DSP)45に入力され
る。(56)。
【0108】次に、テスト発光区間20におけるピーク
・ボトム値パルス発光部分のマルチパルス部(図3
(b)25)のピーク値のデューティ(d)を入力する
(57)。
【0109】図3(d)に示すように、タイミングパル
スT4で得られる値は、マルチパルスの平均値(M)で
あって、ピーク値(P)でないので、平均値(M)をピ
ーク値(P)に変換する必要がある。以上説明した入力
データを用いて、マルチパルス部のピーク値(P)の受
光出力を演算により求めることができる。つまり、ピー
ク値(P)を未知数とすると、以下の式を演算すること
により、未知数Pが求まる(58)。
【0110】M=P・d+Bdc・(1−d) 従って、 P={M−Bdc・(1−d)}/d 次に、制御目標値であるピークパワー設定値(Pre
f)、バイアスパワー設定値(Eref)、ボトムパワ
ー設定値(Bref)を入力する(59)。これらの目
標値(Pref)、(Eref)、(Bref)は、予
め決められた値であり、演算プロセッサ(DSP)45
に予め記録されている。そして、ステップ58で求めた
ピーク値(P)、ステップ55で求めたボトムDC値
(Bdc)およびバイアスDC値(E)をそれぞれステ
ップ59で入力された各パワー設定値(Pref)、
(Eref)、(Bref)と比較し、その差分値Δ
P、ΔE、ΔBを各々演算する(60)。
【0111】ΔP=P−Pref ΔE=E−Eref ΔB=B−Bref 60の演算によって求まった差分値ΔP、ΔE、ΔB
と、現在のモニタ受光波形のピーク値Pと、ボトム値B
dc、バイアス値Eを各々加算して、半導体レーザ1に
流す電流値データに変換する(61)。これにより、差
分値ΔP、ΔE、ΔBが、所定値、例えばゼロに収束す
るように制御する。
【0112】即ち、電流変換係数をK、ピーク値電流デ
ータをIp、ボトム値電流データをIb、バイアス値電
流データをIeとすると、以下のように求まる。
【0113】Ip=K(P+ΔP) Ie=K(E+ΔE) Ib=K(Bdc+ΔB) このようにして求まったピーク値電流データIpをDA
コンバータDAC1、バイアス電流データIbをDAコ
ンバータDAC2、ボトム値電流データIbをDAコン
バータDAC3へ各々出力する(62)。
【0114】DAコンバータDAC1、DAC2、DA
C3の電流データは、フィードフォーワード制御に用い
られる。すなわち、ピーク値Pと、ボトム値Bdc、バ
イアス値Eは、それぞれ、予め決められた目標値Pre
f、Bref、Erefになるような制御が行われる。
この、フィードフォーワード制御は、少なくとも1組の
長スペース発光26と長マーク発光27が検出されるま
で続く。少なくとも1組の長スペース発光26と長マー
ク発光27が検出されれば、フィードバック制御が実行
可能となる。従って、DAコンバータDAC1、DAC
2、DAC3の電流データは、フィードバック制御の開
始タイミングまで保持しておき、少なくとも1組の長ス
ペース発光26と長マーク発光27が検出されれば、フ
ィードバック制御ループの動作(63)へと続く。次
に、図5で、データ記録信号発生区間21における、フ
ィードバック制御時の演算プロセッサ(DSP)45の
演算方法について説明する。
【0115】まず、フィードバック制御が始まると、デ
ータ記録信号中の長スペース発光時に、ADコンバータ
AD1で、バイアス・スペース値(E)37の検出出力
を、AD変換し、演算プロセッサ(DSP)45に入力
する(64、65)。
【0116】次に、記録データ信号9中の長マーク発光
時に、ADコンバータAD2で、マルチパルス平均値
(M2)38の検出出力を、又ADコンバータAD3
で、ボトム検波値(Bk)39の検出出力を各々AD変
換し、演算プロセッサ(DSP)45に入力する(6
6、67)。
【0117】尚、ここでの説明は長スペース発光時を先
にAD変換処理したが、記録データ信号9に長マーク発
光時が先に出現したときは、処理順序を入換えて長マー
ク発光のAD変換処理を先に行ってもよい。
【0118】次にボトム検波回路44の応答特性の補正
を行うために、ボトム検波補正係数(α)を入力する。
ボトム検波回路44は長マーク発光部分の下エンベロー
ブを検出するが、検波回路の周波数特性により、検波効
率が100%以下のある値となる。従って、実際の発光
パルスのボトム値(B)に換算するために、検波効率の
逆数であるボトム検波補正係数(α)を用いて、ボトム
検波値(Bk)を次式の様に補正する(68、69)。
【0119】B=α・Bk 次に、長マーク発光部分のマルチパルス部(図3(b)
27)のピーク値のデューティ(d)を入力する。(7
0) 以上説明した入力データを用いて、マルチパルス部のピ
ーク値(P)の受光出力を演算により求めることができ
る。つまり、ピーク値(P)を未知数とすると、以下の
式を演算することにより、未知数Pが求まる。(71) M=P・d+B・(1−d) 従って、 P={M−B・(1−d)}/d 次に、上述と同様な制御目標値であるピークパワー設定
値(Pref)、バイアスパワー設定値(Eref)、
ボトムパワー設定値(Bref)を入力する(72)。
そして、71で求めたピーク値(P)、69で求めたボ
トム値(B)、65で入力されたバイアス・スペース値
(E)と、72で入力された各パワー設定値と比較し、
その差分値ΔP、ΔE、ΔBを各々演算する(73)。
【0120】ΔP=P−Pref ΔE=E−Eref ΔB=B−Bref 次の、ループフィルタの演算(74)は、図5で説明し
ているのフィードバック制御系の応答周波数を決定す
る。記録動作中の半導体レーザの電流−光パワーの変動
成分は温度特性成分が主原因であるので、フィードバッ
ク制御系の応答性は、高々数100HZ以下で充分であ
る。したがって、遮断周波数を数100HZ以下に設定
したループフィルタ演算(74)を行う。
【0121】73の演算によって求まった差分値ΔP、
ΔE、ΔBの各ループフィルタ演算(74)出力と、現
在の検出パワー値である、ピーク値P、ボトム値B、バ
イアス値Eを各々加算して、半導体レーザ1に流す電流
値データに変換する(75)。
【0122】即ち、電流変換係数をK、ピーク値電流デ
ータをIp、ボトム値電流データをIb、バイアス値電
流データをIeとすると、以下のように求まる。
【0123】Ip=K(P+ΔP) Ie=K(E+ΔE) Ib=K(B+ΔB) このようにして求まったピーク値電流データIpをDA
コンバータDAC1、バイアス電流データIbをDAコ
ンバータDAC2、ボトム値電流データIbをDAコン
バータDAC3へ各々出力する。(76)。
【0124】DAコンバータDAC1、DAC2、DA
C3への電流データ値は、次回の電流値データ変換処理
(75)に至るまで、ホールド状態にしておく。
【0125】電流データを各々のDAコンバータに出力
が終わると、フィードバック制御系の処理は、最初の長
スペース発光の検出(65)に戻る(77)。
【0126】以上、図4、図5で説明したように、実施
の形態2の半導体レーザ方法によれば、テスト発光区間
では、ボトムDC値、バイアスDC値、マルチパルス平
均値を検出して、フィードフォワード制御することによ
り、データ記録開始直後から半導体レーザの記録パワー
を高速に目標パワー値に整定制御することができる。そ
の後のデータ記録信号発光区間では、長マーク発光毎に
マルチパルス平均値とボトム検波値を検出し、長スペー
ス発光毎にスペース値を検出して、フィードバック制御
を連続的に動作させることができる。これにより、記録
動作時間が長くなって半導体レーザの温度特性により電
流値が変化しても、目標のパワー設定値であるPre
f、Eref,Brefが常に得られるように半導体レ
ーザが制御されるので、長時間安定に目標記録パワー値
に制御維持可能である。
【0127】(実施の形態2)図6は本発明の半導体レ
ーザの制御方法の実施の形態3の構成を説明する図であ
る。DVD−RW等の書換え可能な光ディスクの書き継
ぎ記録時の半導体レーザの制御動作を時系列に説明して
いる。
【0128】図6(a)は、光ディスクの回転区分を現
している。ここでは、記録動作開始タイミング15か
ら、データ記録開始タイミング22までを、記録動作開
始1回転目に配置する。この記録動作開始1回転目の区
間は、半導体レーザの記録パワーを、目標設定値に制御
するためのテスト発光区間として使用する。
【0129】データ記録開始タイミング22以降を、記
録動作開始2回転目の区間に配置し、記録動作開始1回
転目で記録したテスト発光領域と同じトラックに、ジャ
ンピング操作をして戻り、正規の記録データ9をオーバ
ライト記録する。
【0130】図6(b)は、光ディスクに記録されるユ
ーザの記録データ信号を現しており、記録動作開始タイ
ミング15と同時に、図示はしていないがホストコンピ
ュター等から送出されてくる。
【0131】図6(c)は、光ディスク上での記録領域
区分を現しいる。記録動作開始タイミング15より前
は、書き継ぎ記録前データ記録済領域16で構成されて
おり、記録動作開始タイミング15からデータ記録開始
タイミング22までは、オーバライト領域78で構成さ
れている。オーバライト領域78では、記録動作開始1
回転目で記録したテスト発光部分に、正規の記録データ
9をオーバライト記録する。
【0132】図6(d)は、光ディスク上での半導体レ
ーザ1の発光区分を現しいる。記録動作開始タイミング
15前はデータ記録済領域19で構成されている。
【0133】記録動作開始タイミング15からデータ記
録開始タイミング22までの記録動作開始1回転目の区
間は、半導体レーザのフィードフォワード制御をおこな
うためのテスト発光区間20(第1のテスト発光区間)
と、半導体レーザのフィードバック制御をおこなうため
のランダムテスト信号発光区間79(第2のテスト発光
区間)で構成されている。
【0134】前記ランダムテスト信号発光区間79は、
データ記録開始タイミング22まで連続して配置しても
よいし、フィードバック制御を行うために必要なある発
光時間長までに限定してもよい。
【0135】データ記録開始タイミング22以降の、記
録動作開始2回転目の区間は、ユーザの記録データ信号
を記録するために半導体レーザの発光を行うデータ記録
信号発光区間21で構成されている。
【0136】図6(b)のように、記録データ信号9
は、記録動作開始タイミング15と同時に記録開始1回
転目からホストコンピュター等から送出されてくるが、
光ディスク上に実際に記録データ信号9が記録開始され
るタイミングは、データ記録開始タイミング22の記録
動作開始2回転目からである。
【0137】このように記録動作開始タイミング15と
実際のデータ記録開始タイミング22の間に約1回転分
の時間遅延が生じるために、テスト発光区間20とラン
ダムテスト信号発光区間79の両区間は、記録データ信
号9を一時的に記憶しておくFIFOメモリ等を用いた
バッファメモリを備えておく必要がある。
【0138】図6(e)は、光ディスク上での半導体レ
ーザ1の実際の発光信号区分を現しいる。まず、テスト
発光区間20における発光区分について説明する。
【0139】DVD−RW等の書換型光ディスクでは、
発光区分は、記録ストラテジーで定義されている記録パ
ルスのボトム値の一定値発光23(Pb)と、記録符号
のスペース部分であるバイアス値の一定値発光(Pe)
24と、記録符号のマーク部分で記録パルスのピーク値
とボトム値間のパルス発光25の3種類で構成されてい
る。
【0140】次に、ランダムテスト信号発光区間79で
は、光ディスクに記録発光される信号の内、比較的長い
マーク長の部分の発光27A(例えば10T以上)と、
比較的長いスペース長の部分の発光26A(例えば10
T以上)とが含まれる。ランダムテスト信号は、テスト
信号発生器54から出力される。これらの長いマーク長
の部分と、長いスペース超の部分を、ランダムテスト信
号発光区間79での、フィードバック制御を行うための
検出信号として選択使用する。
【0141】比較的長いマーク長又はスペース長の部分
の発光を検出信号として選択使用する理由は、後述する
マルチパルス平均値検出やボトム検波の信号処理回路に
必要な周波数特性が比較的容易に実現可能なためであ
る。
【0142】一方に、記録動作開始2回転目での、デー
タ記録信号発光区間21での発光信号について説明す
る。この区間で記録される記録データ信号9は記録前に
スクランブルされているために、ほぼランダム信号とみ
なせる。光ディスクに記録発光される信号の内、比較的
長いマーク長の部分の発光27(例えば10T以上)
と、比較的長いスペース長の部分の発光26(例えば1
0T以上)とを、データ記録信号発光区間21での、フ
ィードバック制御を行うための検出信号として選択使用
する。
【0143】図6(f)は、光ディスク上での半導体レ
ーザ1の制御区分を現しいる。テスト発光区間20で発
光信号を検出して、光パルスの目標パワー値に相当する
基準値と予め比較演算して半導体レーザに流れる電流値
を目標パワー値になるように、フィードフォワード制御
区間28でフィードフォワード制御する。
【0144】次に、ランダムテスト信号発光区間79で
は、長スペース発光26と長マーク発光27の1組が検
出される度に、光パルスの目標パワー値に相当する基準
値と逐一比較演算することにより、半導体レーザに流れ
る電流値を目標パワー値になるように、フィードバック
制御区間29A内で、連続的にフィードバック制御す
る。
【0145】比較的長いマーク長又はスペース長の発光
位置は確率的にしか決定できず、かつその発光確率も低
いため、フィードバック制御開始タイミング30は、記
録データ信号9の内容によって確率的にしか決まらな
い。
【0146】引き続いて、データ記録信号発光区間21
でも同様に、長スペース発光26と長マーク発光27の
1組が検出される度に、光パルスの目標パワー値に相当
する基準値と逐一比較演算することにより、半導体レー
ザに流れる電流値を目標パワー値になるように、フィー
ドバック制御区間29内で連続的にフィードバック制御
する。
【0147】図6(g)は、光ディスク上で検出区分を
現している。前述した図6(e)の発光信号区分に応じ
て検出信号を説明する。
【0148】まず、テスト発光区間20では、ボトム値
の一定値発光(Pb)23の部分で、ボトムDC値(B
dc)31を検出する。バイアス値の一定値発光(P
e)24の部分では、バイアスDC値(E)32を検出
する。ピーク値とボトム値間のパルス発光25の部分で
は、複数のマルチパルス列部分の平均値(M1)33を
検出する。
【0149】次にランダムテスト信号発光区間79の検
出信号を説明する。
【0150】まず、長スペース発光26A部分では、記
録符号のスペース部分であるバイアス・スペース値
(E)37Aを検出する。長マーク発光27A部分で
は、記録符号のマーク部分のマルチパルス平均値(M
2)38Aと、記録符号のマーク部分のボトム値のエン
ベローブを検出するボトム検波(Bk)39Aとで半導
体レーザの発光パワー値を検出する。
【0151】最後に、データ記録信号発光区間21でも
同様に、長スペース発光26部分では、記録符号のスペ
ース部分であるバイアス・スペース値(E)37を検出
する。長マーク発光27部分では、記録符号のマーク部
分のマルチパルス平均値(M2)38と、記録符号のマ
ーク部分のボトム値のエンベローブを検出するボトム検
波(Bk)39とで半導体レーザの発光パワー値を検出
する。
【0152】このように、DVD−RW等の書換え可能
な光ディスクであれば、書き継ぎ記録時の半導体レーザ
の制御方法としては、記録動作開始1回転目に、テスト
発光を行いフィードフォワード制御で高速に目標パワー
に設定し、更にランダムテスト発光を行いフィードバッ
ク制御を行い、記録動作開始2回転目に、1回転目で記
録したテスト発光区間をオーバライトしながら、長マー
ク発光と長スペース発光を検出してフィードバック制御
を行うことが可能である。
【0153】書換え可能な光ディスクで、図6で説明し
たような制御方法を行うと、テスト発光区間をオーバラ
イトすることによって、図1で説明した書き継ぎマージ
ン領域17は不要になり、書き継ぎ前データ記録済領域
16と隙間なく書き継ぎすることができる。
【0154】したがって、複数回に分けて追記記録して
も、記録済トラックは余計なテスト発光等が記録される
ことなく、DVD−ROM等と同じ様に信号配列の連続
性が確保できる。つまり書き継ぎしたデータ記録領域の
記録始端部が、書き継ぎ前のデータ記録済領域の記録終
端部と連続して記録することができる。
【0155】また、記録動作開始1回転目に、テスト発
光を行いフィードフォワード制御で高速に目標パワーに
設定し、更にランダムテスト発光を行いフィードバック
制御を行うことにより、データ記録信号発生区間で行う
フィードバック制御と検出及び制御方式が同一でかつ制
御シーケンスが連続しているために、フィードフォワー
ド制御からフィードバック制御に切換える際の過渡応答
が発生せず、安定な記録パワーの制御が可能である。
【0156】尚、図6で説明した本発明の半導体レーザ
の制御方法は、図2、図3、図4、図5で説明した半導
体レーザの制御装置の構成をそのまま利用して信号の検
出および制御演算が可能であり、単に検出および制御の
タイミングを図6の様に変更することで、図6の制御方
法を実現した半導体レーザの制御装置を提供することが
できる。
【0157】(実施の形態3)図7は本発明の半導体レ
ーザの制御方法の実施の形態4の構成を説明する図であ
る。DVD−R等の書換え不可能な光ディスクの書き継
ぎ記録時の半導体レーザの制御動作を時系列に説明して
いる。
【0158】図7(a)は、光ディスクの回転区分を現
している。ここでは、記録動作開始タイミング15か
ら、データ記録開始タイミング22の直前の書き継ぎマ
ージン領域17までを、記録動作開始1回転目に配置す
る。この記録動作開始1回転目の区間は、半導体レーザ
のボトム値光パワーを、目標設定値に制御するためのテ
スト発光区間として使用する。
【0159】書き継ぎマージン領域17以降を、記録動
作開始2回転目の区間に配置し、記録動作開始1回転目
でのボトム値光パワーをテスト発光した領域と同じトラ
ックに、ジャンピング操作をして戻り、正規の記録デー
タ9を記録開始する。
【0160】尚、記録動作開始1回転目にのボトム値光
パワーをテスト発光しても、DVD−R等の追記型光デ
ィスクの記録層に反射率の変化等の影響は与えない。
【0161】図7(b)は、光ディスクに記録されるユ
ーザの記録データ信号9を現しており、記録動作開始タ
イミング15と同時に、図示はしていないがホストコン
ピュター等から送出されてくる。
【0162】図7(c)は、光ディスク上での記録領域
区分を現しいる。記録動作開始タイミング15より前
は、書き継ぎ記録前データ記録済領域16で構成されて
おり、記録動作開始タイミング15から書き継ぎマージ
ン領域17の直前までは、ボトム値光パワー発光領域8
0で構成されている。
【0163】図7(d)は、光ディスク上での半導体レ
ーザ1の発光区分を現しいる。記録動作開始タイミング
15前はデータ記録済領域19で構成されている。
【0164】記録動作開始タイミング15から、記録動
作開始1回転目の区間は、ボトム値パワーのフィードバ
ック制御をおこなうためのボトム値パワーテスト発光区
間81(第3のテスト発光区間)で構成されている。
【0165】書き継ぎマージン領域17以降の記録動作
開始2回転目の区間は、記録パワーのフィードフォワー
ド制御をおこなうためのテスト発光区間20(第4のテ
スト発光区間)と、ユーザの記録データ信号を記録する
データ記録信号発光区間21で構成されている。
【0166】図7(b)のように、記録データ信号9
は、記録動作開始タイミング15と同時に記録開始1回
転目からホストコンピュター等から送出されてくるが、
光ディスク上に実際に記録データ信号9が記録開始され
るタイミングは、データ記録開始タイミング22の記録
動作開始2回転目からである。
【0167】このように記録動作開始タイミング15と
実際のデータ記録開始タイミング22の間に約1回転分
の時間遅延が生じるために、ボトム値パワーテスト発光
区間81とテスト発光区間20の両区間は、記録データ
信号9を一時的に記憶しておくFIFOメモリ等を用い
たバッファメモリを備えておく必要がある。
【0168】図7(e)は、光ディスク上での半導体レ
ーザ1の実際の発光信号区分を現しいる。まず、ボトム
値パワーテスト発光区間81では、記録パルスのボトム
値23(Pb)の一定値を発光させる。尚、DVD−R
では記録符号のスペース部分であるバイアス値は、記録
パルスのボトム値23と同じレベルである。一方テスト
発光区間20では、記録パルスのピーク・ボトム間パル
ス発光25を行う。
【0169】次にデータ記録信号発光区間21では、記
録信号の内、比較的長いマーク長の部分の発光27(例
えば10T以上)と、比較的長いスペース長の部分の発
光26(例えば10T以上)とを、データ記録信号発光
区間21での、フィードバック制御を行うための検出信
号として選択使用する。
【0170】図7(f)は、光ディスク上での半導体レ
ーザ1の制御区分を現している。ボトム値パワーテスト
発光区間81では、ボトム値23の一定値発光を検出す
る毎に、ボトムパワー設定値と逐一比較演算することに
より、半導体レーザに流れる電流値をボトムパワー設定
値になるように、フィードバック制御区間82内で、連
続的にフィードバック制御する。
【0171】テスト発光区間20ではピーク・ボトム間
のパルス発光信号を検出して、光パルスのピークパワー
設定値と予め比較演算して半導体レーザに流れるピーク
電流値をピークパワー設定値になるように、フィードフ
ォワード制御区間28でフィードフォワード制御する。
【0172】続いて、データ記録信号発光区間21で
は、長スペース発光26と長マーク発光27の1組が検
出される度に、光パルスの目標パワー値に相当する基準
値と逐一比較演算することにより、半導体レーザに流れ
る電流値を目標パワー値になるように、フィードバック
制御区間29内で連続的にフィードバック制御する。
【0173】図7(g)は、光ディスク上で検出区分を
現している。前述した図7(e)の発光信号区分に応じ
て検出信号を説明する。
【0174】まず、ボトム値パワーテスト発光区間81
での、ボトム値の一定値発光(Pb)23の区間では、
ボトムDC値(Bdc)31を検出する。DVD−Rで
は記録符号のスペース値(E)は、ボトム値23(Bd
c)31と同じレベルである。
【0175】次に、テスト発光区間20での、ピーク・
ボトム間パルス発光25の部分では、複数のマルチパル
ス列部分の平均値(M1)33を検出する。
【0176】最後に、データ記録信号発光区間21で
は、長スペース発光26の部分で、記録符号のスペース
部分であるスペース値(E)37を検出する。長マーク
発光27の部分では、記録符号のマーク部分のマルチパ
ルス平均値(M2)38で半導体レーザの発光パワー値
を検出する。
【0177】以上説明した様に、図7の半導体レーザの
制御方法によると、DVD−Rの様に書換え不可能な光
ディスクであれば、書き継ぎ動作時の記録動作開始1回
転目に、ボトム値の一定値のテスト発光を検出して、ボ
トム値のみのフィードバック制御を行い、記録動作開始
2回転目に、テスト発光区間では、マルチパルス平均値
を検出して、ピーク値のフィードフォワード制御を行
い、データ記録信号発光区間では、長マーク発光と長ス
ペース発光を検出して、記録動作中は連続してフィード
バック制御を行うことが可能である。
【0178】書換え不可能な光ディスクでは、図7で説
明したような制御方法を行うと、データ記録開始タイミ
ング直前のテスト発光区間20のテスト発光が、ピーク
・ボトム間パルス発光のみでよいことになり、テスト発
光区間20を図1の制御方法より短くすることができ
る。
【0179】つまり、テスト発光区間20を短くするこ
とにより、書き継ぎ時に発生する余計なテスト発光によ
る不要信号の記録領域を短くすることができ、DVD−
R等の光ディスクの記録済トラックはDVD−ROMに
より近い信号配列の連続性が確保できる。
【0180】つまり書き継ぎしたデータ記録領域の記録
始端部が、書き継ぎ前のデータ記録済領域の記録終端部
との隙間を小さくしてより連続に近い記録トラックを形
成することができる。
【0181】また、記録動作開始1回転目に、ボトム値
のフィードバック制御が終了しているために、記録2回
転めのフィードフォワードの制御演算がピーク値のみで
よい。高速に電流値の設定が必要なフィードフォワード
制御演算量を減らせることで、より低速で廉価の演算プ
ロセッサ(DSP)で、図7の制御方法の実現が可能で
ある。
【0182】尚、図7で説明した本発明の半導体レーザ
の制御方法は、図2、図3、図4、図5で説明した半導
体レーザの制御装置の構成をそのまま利用して信号の検
出および制御演算が可能であり、単に検出および制御の
タイミングを図7の様に変更することで、図7の制御方
法を実現した半導体レーザ制御装置を提供することがで
きる。
【0183】
【発明の効果】本発明によれば、テスト発行区間におい
て得られた信号に基づき、フィードフォーワード制御を
行なうので、図10(a)に示したように、発光波形
は、ゆるやかな立ち上がりではなく、瞬時にピークパワ
ー設定値に達することができる。従って、図10(a)
のような発光波形で光ディスクに記録を行うと図10
(b)に示すように、再生した再生波形の振幅は、再生
開始時から充分なレベルが確保できる。本発明では、D
VD−RやDVD−RW等の光ディスクに書き継ぎ記録
を行う際に、フィードフォワード制御により、書き継ぎ
記録開始直後から半導体レーザの記録パワーを速やかに
目標パワー値に設定することができ、かつ、データ記録
期間中も、フィードバック制御を連続的に動作させるこ
とが可能となる。これにより、記録動作時間が長くなっ
て半導体レーザの温度特性により目標パワー値に設定す
る電流値が変化しても、長時間安定に目標記録パワー値
に制御維持可能な半導体レーザの制御方法並びに半導体
レーザ制御装置を提供することができる。
【0184】また本発明では、DVD−RW等の書換え
可能な光ディスクに書き継ぎ記録を行う際に、1回転目
に行ったテスト発光区間を2回転目に正規の記録データ
でオーバライトすることによって、書き継ぎ前データ記
録済領域16と隙間なく書き継ぎできるためDVD−R
OMに近い信号配列の連続性が確保できる。更に、記録
動作開始1回転目にフィードフォワード制御とフィード
バック制御を行うことにより、データ記録期間中に行う
フィードバック制御への切換時に過渡応答が発生せず、
安定な記録パワーの制御が可能な半導体レーザの制御方
法並びに半導体レーザ制御装置を提供することができ
る。
【0185】また本発明では、DVD−R等の書換え不
可能な光ディスクに書き継ぎ記録を行う際に、記録開始
直前のテスト発光区間を短縮し、書き継ぎ時に発生する
余計なテスト発光による不要信号の領域を短くすること
ができ、記録済トラックはDVD−ROMにより近い信
号配列の連続性が確保できる。
【0186】更に、記録動作開始1回転目に、ボトム値
のフィードバック制御が終了しているために、記録2回
転めの高速性が必要なフィードフォワードの制御演算が
ピーク値のみでよく、より低速で廉価の演算プロセッサ
(DSP)で、安定な記録パワーの制御が可能な半導体
レーザの制御方法並びに半導体レーザ制御装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における半導体レーザ
の制御方法の動作シーケンス図
【図2】 本発明の実施の形態1における半導体レーザ
制御装置の構成図
【図3】 本発明の実施の形態1における半導体レーザ
制御装置の要部の信号波形図
【図4】 半導体レーザ制御装置のフィードフォワード
制御時の演算動作フロー図
【図5】 半導体レーザ制御装置のフィードバック制御
時の演算動作フロー図
【図6】 本発明の実施の形態2における半導体レーザ
制御方法の動作シーケンス図
【図7】 本発明の実施の形態3における半導体レーザ
制御方法の動作シーケンス図
【図8】 従来の半導体レーザ制御装置の構成図
【図9】 従来の半導体レーザ制御装置の要部の信号波
形図
【図10】 本発明の半導体レーザ制御装置の要部の信
号波形図
【符号の説明】
1 半導体レーザ 20 テスト発光区間 21 データ記録信号発光区間 28 フィードフォワード制御区間 29 フィードバック制御区間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮端 佳之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 臼井 誠 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 金野 耕寿 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 植木 泰弘 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 上野 智憲 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 長田 豊 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 藤本 亨 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 Fターム(参考) 5D090 AA01 BB03 BB05 CC01 DD03 EE01 FF21 FF34 HH01 JJ01 KK02 5D119 AA24 BA01 BB02 BB04 DA03 HA07 HA12 HA18 HA46 HA47 HA53

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスク上にデータ信号に応じたマーク
    領域を記録するために発光する半導体レーザを少なくと
    も2値以上の光パワー値でデータ信号に応じて変調して
    得られる光パルスの各光パワー値を制御する方法であっ
    て、 データ信号で光パルスを変調し、データ信号を光ディス
    クに記録するデータ記録信号発光区間の直前に設けられ
    たテスト発光区間では、テスト信号で光パルスを変調
    し、この光パルスを受光して電気信号に変換した光検出
    信号と、光パルスの目標パワー値に相当する基準値との
    差を求め、差が所定値に収束するようにフィードフォワ
    ード制御し、半導体レーザに流れる電流値を目標パワー
    値に相当する値になるようにし、 前記データ記録信号発光区間では、データ信号で変調し
    た光パルスを受光し、電気信号に変換した光検出信号を
    所定のサンプリング間隔で順次サンプリングしたもの
    と、光パルスの目標パワー値に相当する基準値との差を
    求め、差が所定値に収束するようにフィードバック制御
    し、半導体レーザに流れる電流値を目標パワー値に相当
    する値になるようにすることを特徴とする半導体レーザ
    の制御方法。
  2. 【請求項2】光ディスクの記録動作を開始するタイミン
    グから光ヘッドがディスクの1回転目迄トレースする区
    間内に前記テスト発光区間と前記データ記録信号発光区
    間とを設けたことを特徴とする請求項1記載の半導体レ
    ーザの制御方法。
  3. 【請求項3】前記テスト発光区間で発光させるテスト発
    光は連続一定値発光とパルス発光で構成されたことを特
    徴とする請求項1記載の半導体レーザの制御方法。
  4. 【請求項4】前記テスト発光区間で発光させるテスト発
    光は前記データ記録信号発光区間の記録マーク領域部分
    で発光させる記録光パルスのピーク値とボトム値との間
    のレベルで変調されたパルス発光及びボトム値の連続一
    定値発光及び記録スペース領域部分で発光させるスペー
    ス値の連続一定値発光の内で少なくとも2つ以上の発光
    で構成されたことを特徴とする請求項3記載の半導体レ
    ーザの制御方法。
  5. 【請求項5】前記データ記録信号発光区間内の記録マー
    ク領域部分の記録光パルスは先頭パルスと複数のマルチ
    パルス列で構成されており、この記録マーク領域部分の
    記録光パルスを受光して電気信号に変換した光検出信号
    の前記複数のマルチパルス列の平均値のみ、又は前記マ
    ルチパルス列の平均値と前記光検出信号のボトム検波値
    を、記録スペース領域部分では記録光パルスを受光して
    電気信号に変換した光検出信号のスペース値を順次サン
    プリングし光パルスの目標パワー値に相当する基準値と
    逐一比較演算することにより半導体レーザに流れる電流
    値を目標パワー値になるようにフィードバック制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体レーザの制御方
    法。
  6. 【請求項6】光ディスクの記録動作を開始するタイミン
    グから前記データ記録信号発光区間が開始するまでの前
    記テスト発光区間では、光ディスクに記録するデータ信
    号をバッファメモリに一時的に記憶することを特徴とす
    る請求項1記載の半導体レーザの制御方法。
  7. 【請求項7】光ディスク上にデータ信号に応じたマーク
    領域を記録するために発光する半導体レーザを少なくと
    も2値以上の光パワー値でデータ信号に応じて変調して
    得られる光パルスの各光パワー値を制御する方法であっ
    て、 データ信号で光パルスを変調し、データ信号を光ディス
    クに記録するデータ記録信号発光区間の前に設けられた
    第1のテスト発光区間では、第1のテスト信号で光パル
    スを変調し、この光パルスを受光して電気信号に変換し
    た光検出信号と、光パルスの目標パワー値に相当する基
    準値との差を求め、差が所定値に収束するようにフィー
    ドフォワード制御し、半導体レーザに流れる電流値を目
    標パワー値に相当する値になるようにし、 第1のテスト発光区間の後に設けられた第2のテスト発
    光区間では第2のテスト信号で光パルスを変調し、この
    光パルスを受光して電気信号に変換した光検出信号を所
    定のサンプリング間隔で順次サンプリングしたものと、
    光パルスの目標パワー値に相当する基準値との差を求
    め、差が所定値に収束するようにフィードバック制御
    し、半導体レーザに流れる電流値を目標パワー値に相当
    する値になるようにし、 前記データ記録信号発光区間ではデータ信号で変調した
    光パルスを受光し、電気信号に変換した光検出信号を所
    定のサンプリング間隔で順次サンプリングしたものと、
    光パルスの目標パワー値に相当する基準値との差を求
    め、差が所定値に収束するようにフィードバック制御
    し、半導体レーザに流れる電流値を目標パワー値に相当
    する値になるようにフィードバック制御することを特徴
    とする半導体レーザの制御方法。
  8. 【請求項8】光ディスクの記録動作を開始するタイミン
    グから光ヘッドがディスクの1回転目迄トレースする区
    間内に前記第1及び第2のテスト発光区間を設け、2回
    転目迄トレースする区間内に前記データ記録信号発光区
    間を設けたことを特徴とする請求項7記載の半導体レー
    ザの制御方法。
  9. 【請求項9】前記第1及び第2のテスト発光区間で発光
    させるテスト発光は連続一定値発光又は及びパルス発光
    で構成されたことを特徴とする請求項7記載の半導体レ
    ーザの制御方法。
  10. 【請求項10】前記第1のテスト発光区間で発光させる
    第1のテスト発光は前記データ記録信号発光区間の記録
    マーク領域部分で発光させる記録光パルスのピーク値と
    ボトム値との間のレベルで変調されたパルス発光及びボ
    トム値の連続一定値発光及び記録スペース領域部分で発
    光させるスペース値の連続一定値発光で構成されたこと
    を特徴とする請求項10記載の半導体レーザの制御方
    法。
  11. 【請求項11】第2のテスト信号はランダムの2値デー
    タを特定の変調符号に変換し、さらに記録マーク領域形
    成に必要な複数レベルの記録パルス発光で構成されたこ
    とを特徴とする請求項7記載の半導体レーザの制御方
    法。
  12. 【請求項12】前記データ記録信号発光区間内の記録マ
    ーク領域部分の記録光パルスは先頭パルスと複数のマル
    チパルス列で構成されており、この記録マーク領域部分
    の記録光パルスを受光して電気信号に変換した光検出信
    号の前記複数のマルチパルス列の平均値とボトム検波
    値、及び記録スペース領域部分の記録光パルスを受光し
    て電気信号に変換した光検出信号のスペース値を所定の
    サンプリング間隔で順次サンプリングし光パルスの目標
    パワー値に相当する基準値と逐一比較演算することによ
    り半導体レーザに流れる電流値を目標パワー値になるよ
    うにフィードバック制御することを特徴とする請求項7
    記載の半導体レーザの制御方法。
  13. 【請求項13】光ディスクの記録動作を開始するタイミ
    ングから前記データ記録信号発光区間が開始するまでの
    前記第1及び第2のテスト発光区間では、光ディスクに
    記録するデータ信号をバッファメモリに一時的に記憶す
    ることを特徴とする請求項7記載の半導体レーザの制御
    方法。
  14. 【請求項14】光ディスク上にデータ信号に応じたマー
    ク領域を記録するために発光する半導体レーザを少なく
    とも2値以上の光パワー値でデータ信号に応じて変調し
    て得られる光パルスの各光パワー値を制御する方法であ
    って、 データ信号で光パルスを変調し、データ信号を光ディス
    クに記録するデータ記録信号発光区間の前に設けられた
    第3のテスト発光区間では、第3のテスト信号で半導体
    レーザを発光させ、このテスト発光を受光して電気信号
    に変換した光検出信号を所定のサンプリング間隔で順次
    サンプリングしたものと、光パルスの目標パワー値に相
    当する基準値との差を求め、差が所定値に収束するよう
    にフィードバック制御し、半導体レーザに流れる電流値
    を目標パワー値に相当する値になるようにし、 第3のテスト発光区間の後に設けられた第4のテスト発
    光区間では、第4のテスト信号で光パルスを変調し、こ
    の光パルスを受光して電気信号に変換した光検出信号
    と、光パルスの目標パワー値に相当する基準値との差を
    求め、差が所定値に収束するようにフィードフォワード
    制御し、半導体レーザに流れる電流値を目標パワー値に
    相当する値になるようにし、 前記データ記録信号発光区間では、データ信号で変調し
    た光パルスを受光し、電気信号に変換した光検出信号を
    所定のサンプリング間隔で順次サンプリングしたもの
    と、光パルスの目標パワー値に相当する基準値との差を
    求め、差が所定値に収束するようにフィードバック制御
    し、半導体レーザに流れる電流値を目標パワー値の相当
    する値になるようにすることを特徴とする半導体レーザ
    の制御方法。
  15. 【請求項15】光ディスクの記録動作を開始するタイミ
    ングから光ヘッドがディスクの1回転目迄トレースする
    区間内に前記第3のテスト発光区間を設け、2回転目迄
    トレースする区間内に前記第4のテスト発光区間および
    前記データ記録信号発光区間を設けたことを特徴とする
    請求項14記載の半導体レーザの制御方法。
  16. 【請求項16】前記第3のテスト発光区間で発光させる
    テスト発光は連続一定値発光であることを特徴とする請
    求項14記載の半導体レーザの制御方法。
  17. 【請求項17】前記第3のテスト発光区間で発光させる
    テスト発光は前記データ記録信号発光区間の記録マーク
    領域部分で発光させる記録光パルスのボトム値の連続一
    定値発光または記録スペース領域部分で発光させるスペ
    ース値の連続一定値発光であることを特徴とする請求項
    16記載の半導体レーザの制御方法。
  18. 【請求項18】前記第4のテスト発光区間で発光させる
    テスト発光は前記データ記録信号発光区間の記録マーク
    領域部分で発光させる記録光パルスのピーク値とボトム
    値との間のレベルで変調されたパルス発光で構成された
    ことを特徴とする請求項14記載の半導体レーザの制御
    方法。
  19. 【請求項19】前記データ記録信号発光区間内の記録マ
    ーク領域部分の記録光パルスは先頭パルスと複数のマル
    チパルス列で構成されており、この記録マーク領域部分
    の記録光パルスを受光して電気信号に変換した光検出信
    号の前記複数のマルチパルス列の平均値及び記録スペー
    ス領域部分の記録光パルスを受光して電気信号に変換し
    た光検出信号のスペース値を所定のサンプリング間隔で
    順次サンプリングし光パルスの目標パワー値に相当する
    基準値と逐一比較演算することにより半導体レーザに流
    れる電流値を目標パワー値になるようにフィードバック
    制御することを特徴とする請求項14記載の半導体レー
    ザの制御方法。
  20. 【請求項20】光ディスクの記録動作を開始するタイミ
    ングから前記データ記録信号発光区間が開始するまでの
    前記第3及び第4のテスト発光区間では、光ディスクに
    記録するデータ信号をバッファメモリに一時的に記憶す
    ることを特徴とする請求項14記載の半導体レーザの制
    御方法。
  21. 【請求項21】光ディスク上にデータ信号に応じたマー
    ク領域を記録するために発光する半導体レーザを少なく
    とも2値以上の光パワー値でデータ信号に応じて変調し
    て得られる光パルスの各光パワー値を制御する制御装置
    であって、 データ信号で光パルスを変調しデータ信号を光ディスク
    に記録するデータ記録信号発光区間の直前に設けられた
    テスト発光区間では、テスト信号で光パルスを変調し、
    この光パルスを受光して電気信号に変換した光検出信号
    と、光パルスの目標パワー値に相当する基準値との差を
    求める手段と、 前記差に基づき半導体レーザに流れる電流値を目標パワ
    ー値に相当する値になるように制御するフィードフォワ
    ード制御手段と、 前記データ記録信号発光区間では、データ信号で変調し
    た光パルスを受光し、電気信号に変換した光検出信号を
    所定のサンプリング間隔で順次サンプリングしたもの
    と、光パルスの目標パワー値に相当する基準値との差を
    求める手段と、 前記差に基づき半導体レーザに流れる電流値を目標パワ
    ー値に相当する値になるように制御するフィードバック
    制御手段とを備えたことを特徴とする半導体レーザの制
    御置。
  22. 【請求項22】光ディスク上にデータ信号に応じたマー
    ク領域を記録するために発光する半導体レーザを少なく
    とも2値以上の光パワー値でデータ信号に応じて変調し
    て得られる光パルスの各光パワー値を制御する装置であ
    って、 データ信号で光パルスを変調し、データ信号を光ディス
    クに記録するデータ記録信号発光区間の前に設けられた
    第1のテスト発光区間では、第1のテスト信号で光パル
    スを変調し、この光パルスを受光して電気信号に変換し
    た光検出信号と、光パルスの目標パワー値に相当する基
    準値との差を求める手段と、 前記差に基づき半導体レーザに流れる電流値を目標パワ
    ー値に相当する値になるように制御するフィードフォワ
    ード制御手段と、 第1のテスト発光区間の後に設けられた第2のテスト発
    光区間では、第2のテスト信号で光パルスを変調し、こ
    の光パルスを受光して電気信号に変換した光検出信号を
    所定のサンプリング間隔で順次サンプリングしたもの
    と、光パルスの目標パワー値に相当する基準値との差を
    求める手段と、 前記差に基づき半導体レーザに流れる電流値を目標パワ
    ー値に相当する値になるように制御するフィードバック
    制御手段と、 前記データ記録信号発光区間では、データ信号で変調し
    た光パルスを受光し、電気信号に変換した光検出信号を
    所定のサンプリング間隔で順次サンプリングしたもの
    と、光パルスの目標パワー値に相当する基準値との差を
    求める手段と、 前記差に基づき半導体レーザに流れる電流値を目標パワ
    ー値に相当する値になるように制御するフィードバック
    制御手段とを備えたを特徴とする半導体レーザの制御装
    置。
  23. 【請求項23】光ディスク上にデータ信号に応じたマー
    ク領域を記録するために発光する半導体レーザを少なく
    とも2値以上の光パワー値でデータ信号に応じて変調し
    て得られる光パルスの各光パワー値を制御する装置であ
    って、 データ信号で光パルスを変調し、データ信号を光ディス
    クに記録するデータ記録信号発光区間の前に設けられた
    第3のテスト発光区間では、第3のテスト信号で半導体
    レーザを発光させ、このテスト発光を受光して電気信号
    に変換した光検出信号を所定のサンプリング間隔で順次
    サンプリングしたものと、光パルスの目標パワー値に相
    当する基準値との差を求める手段と、 前記差に基づき半導体レーザに流れる電流値を目標パワ
    ー値に相当する値になるように制御するフィードバック
    制御手段と、 第3のテスト発光区間の後に設けられた第4のテスト発
    光区間では、第4のテスト信号で光パルスを変調し、こ
    の光パルスを受光して電気信号に変換した光検出信号
    と、光パルスの目標パワー値に相当する基準値との差を
    求める手段と、 前記差に基づき半導体レーザに流れる電流値を目標パワ
    ー値に相当する値になるように制御するフィードフォワ
    ード制御手段と、 前記データ記録信号発光区間では、データ信号で変調し
    た光パルスを受光し、電気信号に変換した光検出信号を
    所定のサンプリング間隔で順次サンプリングしたもの
    と、光パルスの目標パワー値に相当する基準値との差を
    求める手段と、 前記差に基づき半導体レーザに流れる電流値を目標パワ
    ー値に相当する値になるように制御するフィードバック
    制御手段とを備えたを特徴とする半導体レーザの制御装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7366080B2 (en) 2003-11-14 2008-04-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Laser control unit, laser control circuit, and laser-power adjustment method
JP2012128909A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Panasonic Corp 光情報記録再生装置

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