JP2002323005A - 油圧シリンダ駆動装置 - Google Patents

油圧シリンダ駆動装置

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JP2002323005A
JP2002323005A JP2001129131A JP2001129131A JP2002323005A JP 2002323005 A JP2002323005 A JP 2002323005A JP 2001129131 A JP2001129131 A JP 2001129131A JP 2001129131 A JP2001129131 A JP 2001129131A JP 2002323005 A JP2002323005 A JP 2002323005A
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Tadao Komoriya
忠夫 小森谷
Takashi Kubo
隆 久保
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Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ピストンがロッド側又はボトム側のストローク
エンドに近づいた際に、油圧シリンダへの圧油の供給量
を低下させて、ピストンの移動速度を適切に低下させる
ことによって、ピストンがストロークエンドに衝突した
場合でも、ピストンや油圧シリンダに大きな衝撃が与え
られることがないようにする。 【解決手段】電動機19と、該電動機19によって駆動
される油圧ポンプと、ピストン33を移動可能に収納す
る油圧シリンダ10と、該油圧シリンダ10のストロー
クエンド近傍における1〜n番目(nは正の整数)の速
度制御区間の入口に配設され、前記ピストン33が1〜
n番目の速度制御区間に入ったことを検出する1〜n番
目のピストン位置検出センサと、前記ピストン33が1
〜n番目の速度制御区間に入ったことが検出されると、
前記電動機19の回転数を低下させる制御手段とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧シリンダ駆動
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ショベル、ローダー、ブルドー
ザ、掘削機等の建設機械、クレーン、フォークリフト、
ダンプトラック等の運輸物流機械、マシニングセンタ、
旋盤等の工作機械、プレス、樹脂成形機、ゴム成形機等
の成形装置などの各種機械においては、機械の可動部材
を駆動するために油圧シリンダ駆動装置が提供されてい
る。
【0003】図2は従来の油圧シリンダ駆動装置の回路
図である。
【0004】図において、110は機械の可動部材を駆
動するための油圧シリンダ、133はピストン、111
は一端が該ピストン133に取り付けられ、他端が図示
されない可動部材に接続されるピストンロッドである。
そして、前記油圧シリンダ110のボトム側油圧室及び
ロッド側油圧室には油圧閉回路の油圧管路が接続されて
いる。
【0005】ここで、112、113は前記油圧閉回路
に配設されたチェック弁、114は前記油圧閉回路の油
圧を逃がすリリーフ弁、115は前記ボトム側油圧室又
はロッド側油圧室に接続される油圧管路のいずれか一方
の油圧を低下させるための低圧選択弁である。
【0006】また、121は、不足分の油を油タンクか
ら前記油圧閉回路に供給するためのチャージポンプ、1
22は該チャージポンプ121を駆動するためのチャー
ジポンプ用モータ、116、117はチャージ管路に配
設されたチェック弁、120はチャージ管路の油圧を逃
がすリリーフ弁である。
【0007】さらに、118は圧油を吐出するとともに
前記油圧シリンダ110から排出される油によって回転
させられる2方向形の油圧ポンプモータ、119は、該
油圧ポンプモータ118を回転させるとともに該油圧ポ
ンプモータ118によって回転させられて発電する機能
を有する電動機である。
【0008】そして、123は、直流電流をパルス電流
化し前記電動機119に供給するパルス電流の周波数を
制御して前記電動機119の回転数を制御するためのイ
ンバータ、128は各種機械の駆動源であるエンジン等
によって駆動される発電機としての電源、124は該電
源128から供給される交流を直流に変換して前記イン
バータ123に供給するためのコンバータ、127は、
前記電動機119が発電した電流を蓄電するとともに随
時前記インバータ123に電流を供給するためのバッテ
リである。
【0009】また、125は運転操作者が操作するため
の操作部、125aは前記操作部125の操作レバー、
126は前記操作部125の操作に対応する制御信号を
前記インバータ123に送信するためのコントローラで
ある。
【0010】次に、前記油圧シリンダについて説明す
る。
【0011】図3は従来の油圧シリンダの概略図であ
る。
【0012】図に示されるように、油圧シリンダ110
には、ピストン133のストローク位置を検出するため
にピストン位置検出センサ131、132が配設され
る。なお、134は、ピストン133の位置をピックア
ップするために該ピストン133に配設された永久磁石
である。
【0013】次に、前記構成の油圧シリンダ装置の動作
について説明する。
【0014】まず、運転操作者が操作部125の操作レ
バー125aを操作して、ピストンロッド111が縮張
する(図において左方へ移動する)ように操作する。す
ると、操作部125から送信された制御信号を受けてイ
ンバータ123が電動機119にパルス電流を供給す
る。これにより、前記電動機119が所定の方向に回転
して油圧ポンプモータ118を所定の方向に回転させる
ので、該油圧ポンプモータ118から油圧シリンダ11
0のロッド側に接続された油圧管路に圧油が吐出され
る。そして、該圧油は、油圧管路を通って油圧シリンダ
110のロッド側に送り込まれるので、ピストン133
が図において左方へ移動させられ、ピストンロッド11
1が縮張する。
【0015】続いて、前記ピストン133が油圧シリン
ダ110内を移動して、図における左側の端壁に近づく
と、すなわち、ボトム側のストロークエンドに近づく
と、油圧シリンダ110のロッド側に配設されたピスト
ン位置検出センサ131が、永久磁石134の位置をピ
ックアップして、ピストン133がボトム側のストロー
クエンドに近づいたことを検出する。そして、前記ピス
トン位置検出センサ131は、ピストン133がボトム
側のストロークエンドに近づいたことを操作部125に
送信する。すると、操作部125にピストン133がボ
トム側のストロークエンドに近づいたことが表示され
る。このため、運転操作者は、この表示を見ると操作レ
バー125aを操作して、ピストン133の移動速度を
低下させることができる。
【0016】また、ピストンロッド111が伸長する
(図において右方へ移動する)ように操作する場合も、
前記ピストン133が油圧シリンダ110内を移動し
て、図における、右側の端壁に近づくと、すなわち、ロ
ッド側のストロークエンドに近づくと、油圧シリンダ1
10のロッド側に配設されたピストン位置検出センサ1
32が、永久磁石134の位置をピックアップして、ピ
ストン133がロッド側のストロークエンドに近づいた
ことを検出する。そして、操作部125にピストン13
3がロッド側のストロークエンドに近づいたことが表示
され、運転操作者は、この表示を見ると操作レバー12
5aを操作して、ピストン133の移動速度を低下させ
る。
【0017】このように、ピストン133がボトム側又
はロッド側のストロークエンドに近づくと、ピストン1
33がストロークエンドに近づいたことが操作部125
に表示されるので、運転操作者はピストン133の移動
速度を低下させることができる。したがって、ピストン
133がロッド側又はボトム側のストロークエンドに衝
突する際には、ピストン133の移動速度が低くなって
いるので、ピストン133や油圧シリンダ110に大き
な衝撃が与えられることがない。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の油圧シリンダ駆動装置においては、運転操作者が操
作部125のレバー125aを操作してピストン133
の移動速度を低下させない限り、ピストン133の移動
速度が低下しないようになっている。そのため、、ピス
トン133がロッド側又はボトム側のストロークエンド
に近づいた場合に運転操作者がピストン133の移動速
度を低下させないと、ピストン133が高い速度でロッ
ド側又はボトム側のストロークエンドに衝突するので、
ピストン133や油圧シリンダ110に大きな衝撃が与
えられてしまう。
【0019】また、運転操作者がピストン133の移動
速度を低下させる際、操作部125のレバー125aを
中立方向にある程度戻す必要があるが、該レバー125
aの操作量が大き過ぎるとピストン133が停止してし
まい、小さ過ぎるとピストン133の速度が十分に減速
せずに衝撃を緩和させることができない。
【0020】このような衝撃は、機械の運転操作性を阻
害するだけでなく、油圧シリンダ駆動装置を構成する電
動機119、油圧ポンプモータ118、油圧シリンダ1
10の耐久性を損なうとともに、油圧シリンダ駆動装置
を搭載する機械の耐久性にも影響を及ぼしてしまう。
【0021】そこで、衝撃を緩和させる手段としてクッ
ション室構造を有する油圧シリンダが提供されている。
【0022】図4は従来の他の油圧シリンダの概略図で
ある。
【0023】図に示されるように、油圧シリンダ140
のストロークエンドには小径部146、147が形成さ
れ、ピストン143の両側にはクッションリング14
4、145が取り付けられる。ここで、該クッションリ
ング144、145の外径は、前記小径部146、14
7の内径よりもわずかに小さくなっているので、前記ク
ッションリング144、145が小径部146、147
内に進入することができる。また、前記小径部146、
147の内壁に油圧管路148、149の端部が接続さ
れる。
【0024】前記油圧シリンダ140においては、ピス
トン143がボトム側のストロークエンドに近づいて、
クッションリング144が図に示される144aの位置
に到達すると、前記クッションリング144の周囲にほ
ぼ閉じられた空間としてのクッション室142が形成さ
れる。前述されたようにクッションリング144の外径
は、前記小径部146の内径よりも小さいが、その差が
わずかであるため、クッションリング144と小径部1
46との間の隙(すき)間は狭く、油が流れにくくなっ
ている。したがって、ピストン143がさらにボトム側
に移動すると、前記クッション室142内の油が、狭い
隙間を通すため、スムーズに流出しないので、前記ピス
トン143は大きな抵抗を受ける。
【0025】そのため、運転操作者が操作部125のレ
バー125aを操作してピストン143の移動速度を低
下させず、ピストン143が高い速度でボトム側のスト
ロークエンドに近づいても、クッションリング144が
図に示される144aの位置に到達すると、ピストン1
43は大きな抵抗を受けて、速度が減衰する。したがっ
て、ピストン143がボトム側のストロークエンドに衝
突する際の衝撃が大きく緩和される。なお、ロッド側に
ついても、同様に、クッションリング145の周囲にク
ッション室が形成されるので、ピストン143がロッド
側のストロークエンドに衝突する際の衝撃が大きく緩和
される。
【0026】ところが、衝撃を緩和させるためにはピス
トン143の速度を大きく減衰する必要があるが、前記
隙間を狭くして速度の減衰幅を大きくすると、クッショ
ン室142内の圧力が極めて高圧になってしまう。この
ため、油圧シリンダ140を厚肉にしなければならず、
油圧シリンダ140の重量が大きくなってしまうととも
に製造コストが高くなってしまう。
【0027】また、前記隙間を大きくしてピストン14
3の速度の減衰幅を小さくすると、クッション室142
内の圧力が高圧になることはないが、衝撃を十分に緩和
することができなくなってしまう。
【0028】さらに、ピストン143がボトム側(ロッ
ド側)のストロークエンドに近づいても、油圧ポンプモ
ータ118から油圧シリンダ140のロッド側(ボトム
側)に圧油が供給され続けるので、ピストン143の速
度を適切に低下させることが困難になっている。
【0029】本発明は、前記従来の油圧シリンダ駆動装
置の問題点を解決して、ピストンがロッド側又はボトム
側のストロークエンドに近づいた際に、油圧シリンダへ
の圧油の供給量を低下させて、ピストンの移動速度を適
切に低下させることによって、ピストンがストロークエ
ンドに衝突した場合でも、ピストンや油圧シリンダに大
きな衝撃が与えられることがない油圧シリンダ駆動装置
を提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の油
圧シリンダ駆動装置においては、電動機と、該電動機に
よって駆動される油圧ポンプと、ピストンロッドが取り
付けられたピストンを移動可能に収納する油圧シリンダ
と、前記油圧ポンプと油圧シリンダとを結ぶ油圧管路
と、前記油圧シリンダのボトム側及びロッド側のストロ
ークエンド近傍における1〜n番目(nは正の整数)の
速度制御区間の入口に配設され、前記ピストンが1〜n
番目の速度制御区間に入ったことを検出する1〜n番目
のピストン位置検出センサと、前記ピストンが1〜n番
目の速度制御区間に入ったことが検出されると、前記電
動機の回転数を1〜n番目の設定回転数にまで低下させ
る制御手段とを有する。
【0031】本発明の他の油圧シリンダ駆動装置におい
ては、電動機と、該電動機によって駆動される油圧ポン
プと、ピストンロッドが取り付けられたピストンを移動
可能に収納し、ボトム側及びロッド側のストロークエン
ドに近づいた前記ピストンと内壁との間にクッション室
が形成される油圧シリンダと、前記油圧ポンプと油圧シ
リンダとを結ぶ油圧管路と、前記クッション室内の油圧
及び油圧管路内の油圧を検出する圧力センサと、前記ク
ッション室内の油圧が油圧管路内の油圧よりも設定圧力
差以上に大きいことが検出されると、前記電動機の回転
数をクッション室対応設定回転数にまで低下させる制御
手段とを有する。
【0032】本発明の更に他の油圧シリンダ駆動装置に
おいては、電動機と、該電動機によって駆動される油圧
ポンプと、ピストンロッドが取り付けられたピストンを
移動可能に収納し、ボトム側及びロッド側のストローク
エンドに近づいた前記ピストンと内壁との間にクッショ
ン室が形成される油圧シリンダと、前記油圧ポンプと油
圧シリンダとを結ぶ油圧管路と、前記油圧シリンダのボ
トム側及びロッド側のストロークエンド近傍における1
〜n番目(nは正の整数)の速度制御区間の入口に配設
され、前記ピストンが1〜n番目の速度制御区間に入っ
たことを検出する1〜n番目のピストン位置検出センサ
と、前記クッション室内の油圧及び油圧管路内の油圧を
検出する圧力センサと、前記ピストンが1〜n番目の速
度制御区間に入ったことが検出されると、前記電動機の
回転数を1〜n番目の設定回転数にまで低下させ、前記
クッション室内の油圧が油圧管路内の油圧よりも設定圧
力差以上に大きいことが検出されると、前記電動機の回
転数をクッション室対応設定回転数にまで低下させる制
御手段とを有する。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0034】図1は本発明の第1の実施の形態における
油圧シリンダ駆動装置の回路図である。
【0035】図において、10は機械の可動部材を駆動
するための油圧シリンダ、33はピストン、11は一端
がピストン33に取り付けられ他端が図示されない可動
部材に接続されるピストンロッドである。ここで、前記
機械は、ショベル、ローダー、ブルドーザ、掘削機等の
建設機械、クレーン、フォークリフト、ダンプトラック
等の運輸物流機械、マシニングセンタ、旋盤等の工作機
械、プレス、樹脂成形機、ゴム成形機等の成形装置など
の各種機械である。なお、本実施の形態における油圧シ
リンダ駆動装置は、前記各種機械の可動部材を駆動する
ために使用されるものであるが、ここでは、ショベル、
ローダー等の建設機械に使用される場合について説明す
る。
【0036】そして、前記油圧シリンダ10のボトム側
油圧室及びロッド側油圧室には油圧閉回路の油圧管路が
接続されている。ここで、12、13は前記油圧閉回路
に配設されたチェック弁、14は前記油圧閉回路の油圧
を逃がすリリーフ弁、15は前記ボトム側油圧室又はロ
ッド側油圧室に接続される油圧管路のいずれか一方の油
圧を低下させるための低圧選択弁である。
【0037】また、21は、不足分の油を油タンクから
前記油圧閉回路に供給するためのチャージポンプ、22
は該チャージポンプ21を駆動するためのチャージポン
プ用モータ、16、17はチャージ管路に配設されたチ
ェック弁、20はチャージ管路の油圧を逃がすリリーフ
弁である。
【0038】さらに、18は圧油を吐出するとともに前
記油圧シリンダ10から排出される油によって回転させ
られる2方向形の油圧ポンプモータ、19は、該油圧ポ
ンプモータ18を回転させるとともに該油圧ポンプモー
タ18によって回転させられて発電する機能を有する電
動機である。
【0039】そして、23は、直流電流をパルス電流化
し前記電動機19に供給するパルス電流の周波数を制御
して前記電動機19の回転数を制御するためのインバー
タ、28は各種機械の駆動源であるエンジン等によって
駆動される発電機としての電源、24は電源28から供
給される交流を直流に変換して前記インバータ23に供
給するためのコンバータ、27は、前記電動機23が発
電した電流を蓄電するとともに随時前記インバータ23
に電流を供給するためのバッテリである。
【0040】また、25は運転操作者が操作するための
入力手段としての操作部、25aは前記操作部25の操
作レバー、26は前記操作部25の操作に対応する制御
信号を前記インバータ23に送信するためのコントロー
ラである。ここで、該コントローラ26は、演算手段、
記憶手段、入出力手段、表示手段、通信インターフェイ
ス等を備え、各種センサからの検出信号を受信し、前記
インバータ23等に制御信号を送信する制御手段であ
る。そして、前記コントローラ26はチャージポンプ用
モータ22、電源28、低圧選択弁15等の動作を制御
してもよい。さらに、前記コントローラ26は、前記機
械の動作を制御する制御手段と一体的に形成されたもの
であってもよいし、該制御手段の中に構築された複数の
システムの中の1つであってもよい。なお、前記操作部
25は、CRT、液晶ディスプレー、メータ等の表示手
段を備えるものであってもよい。
【0041】そして、前記油圧シリンダ10には、ピス
トン33のストローク位置を検出するためのピストン位
置検出センサ51、52が配設される。ここで、前記ピ
ストン位置検出センサ51は油圧シリンダ10のボトム
側のストロークエンドからの距離aの位置に配設され
て、前記ピストン33がボトム側のストロークエンドか
ら距離aまでの区間、すなわち、ボトム側の速度制御区
間に入ったことを検出する。また、前記ピストン位置検
出センサ52は油圧シリンダ10のロッド側のストロー
クエンドからの距離bの位置に配設されて、前記ピスト
ン33がロッド側のストロークエンドから距離bまでの
区間、すなわち、ロッド側の速度制御区間に入ったこと
を検出する。そして、前記ピストン位置検出センサ5
1、52は前記コントローラ26に通信可能に接続さ
れ、検出信号を送信する。なお、34は、前記ピストン
位置検出センサ51、52がピストン33の位置を検出
するために該ピストン33に配設された永久磁石であ
る。
【0042】ここで、前記ピストン位置検出センサ5
1、52は、複数であってもよい。この場合、1〜n番
目(nは正の整数)のピストン位置検出センサ51、5
2は、それぞれ1〜n番目の速度制御区間に入ったこと
を検出する。
【0043】次に、前記構成の油圧シリンダ駆動装置の
動作について説明する。
【0044】図5は、本発明の第1の実施の形態におけ
るピストンがボトム側のストロークエンドに近づいた時
の油圧シリンダの動作を示す図、図6は、本発明の第1
の実施の形態におけるピストンがロッド側のストローク
エンドに近づいた時の油圧シリンダの動作を示す図であ
る。
【0045】まず、運転操作者が操作部25の操作レバ
ー25aを操作して、ピストンロッド11を縮張させる
(図5における右方へ移動する)ように操作する。する
と、操作部25から送信された制御信号を受けてインバ
ータ23が電動機19にパルス電流を供給する。これに
より、該電動機19が所定の方向に回転して油圧ポンプ
モータ18を所定の方向に回転させるので、該油圧ポン
プモータ18から油圧シリンダ10のロッド側に接続さ
れた油圧管路に圧油が吐出される。そして、該圧油は、
油圧管路を通って油圧シリンダ10のロッド側に送り込
まれるので、ピストン33が図5における右方へ移動さ
せられ、ピストンロッド11が縮張する。なお、油圧シ
リンダ10内のボトム側の油は、ピストン33によって
押し出され、油圧管路を経由して、前記油圧ポンプモー
タ18に吸引される。
【0046】続いて、前記ピストン33が油圧シリンダ
10内を移動して、図5における右側の端壁に近づく
と、すなわち、ボトム側のストロークエンドに近づく
と、油圧シリンダ10のボトム側に配設されたピストン
位置検出センサ51が、永久磁石34の位置をピックア
ップして、ピストン33がボトム側の速度制御区間に入
ったことを検出する。そして、前記ピストン位置検出セ
ンサ51は、ピストン33がボトム側の速度制御区間に
入ったことをコントローラ26に送信する。
【0047】すると、コントローラ26は、電動機19
の回転数があらかじめ設定されている1 番目の設定回転
数以上であるか否かを判断する。そして、1番目の設定
回転数以上である場合、操作部25からの入力にかかわ
らず、コントローラ26はインバータ23に信号を送信
して、電動機19の回転数が前記1番目の設定回転数に
まで低下するように制御させる。なお、前記コントロー
ラ26は、操作部25の表示手段にピストン33がボト
ム側の速度制御区間に入ったことを表示させてもよい。
【0048】ここで、前記1番目の設定回転数は、ピス
トン33がボトム側のストロークエンドに衝突した場合
でも、前記ピストン33や油圧シリンダ10に大きな衝
撃が与えられることがない移動速度でピストン33を移
動させる量の圧油を油圧ポンプモータ18から吐出させ
るような電動機19の回転数である。
【0049】なお、前記ピストン位置検出センサ51が
複数である場合、1〜n番目のピストン位置検出センサ
51によってピストン33が1〜n番目の速度制御区間
に入ったことが順次検出される。そして、コントローラ
26は、電動機19の回転数がn番目の設定回転数にま
で順次低下するように制御させる。
【0050】そして、電動機19の回転数が前記n番目
の設定回転数にまで低下し、油圧ポンプモータ18の回
転数も低下して圧油の吐出量が減少するので、運転操作
者が操作レバー25aを操作しなくても、ピストン33
の減速を開始することができる。したがって、ピストン
33がボトム側のストロークエンドに衝突した場合で
も、ピストン33の移動速度が低いので、大きな衝撃が
発生しない。
【0051】なお、油圧シリンダ10が建設機械に使用
される場合、該建設機械のバケット内に残留する土を排
出する排土作業のようにある程度の衝撃を必要とするこ
とがある。この場合、前記ピストン33や油圧シリンダ
10にある程度の衝撃を与え、その衝撃を機械の可動部
材である前記バケット等に伝達する必要があるので、前
記n番目の設定回転数を何段階かに分けて設定し、運転
操作者が、衝撃を必要とする作業の内容に応じて、衝撃
の大きさを選択することができるようにすることが望ま
しい。
【0052】次に、運転操作者が操作部25の操作レバ
ー25aを操作して、ピストンロッド11を伸張させる
(図6において左方へ移動する)ように操作する場合に
ついて説明する。この場合も、前述されたピストンロッ
ド11が縮張する場合と同様に、操作部25、インバー
タ23、電動機19、油圧ポンプモータ18、油圧シリ
ンダ10等が動作して、ピストン33が図6において左
方へ移動させられ、ピストンロッド11が伸張する。
【0053】続いて、前記ピストン33が油圧シリンダ
10内を移動して、図6における左側の端壁に近づく
と、すなわち、ロッド側のストロークエンドに近づく
と、油圧シリンダ10のロッド側に配設されたピストン
位置検出センサ52が、永久磁石34の位置をピックア
ップして、ピストン33がロッド側の速度制御区間に入
ったことを検出する。そして、前記ピストン位置検出セ
ンサ52は、ピストン33がロッド側の速度制御区間に
入ったことをコントローラ26に送信する。
【0054】以降の動作は、前述されたピストンロッド
11が縮張する場合と同様であるので、説明を省略す
る。
【0055】このように、本実施の形態においては、ピ
ストン位置検出センサ51、52が、ピストン33がボ
トム側又はロッド側の速度制御区間に入ったことを検出
すると、操作部25からの入力にかかわらず、電動機1
9の回転数が所定の設定回転数にまで低下されるので、
油圧シリンダ10への圧油の供給量が低下してピストン
33の移動速度が低下する。
【0056】さらに、ピストン位置検出センサ51、5
2が複数である場合には、ピストン33の移動速度が段
階的に低下する。
【0057】したがって、運転操作者が操作レバー25
aを操作しなくても、ピストン33の減速が開始される
ので、ピストン33がボトム側又はロッド側のストロー
クエンドに衝突した場合でも、ピストン33の移動速度
が低いので、大きな衝撃が発生しない。そのため、油圧
シリンダ10の操作が容易となり、かつ、油圧シリンダ
10の耐久性を向上させることができる。
【0058】また、油圧シリンダ10が建設機械に使用
される場合、前記第1の設定回転数を何段階かに分けて
設定すれば、運転操作者が、排土作業のような衝撃を必
要とする作業の内容に応じて、衝撃の大きさを選択する
ことができる。
【0059】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有する
もの及び同じ動作については、その説明を省略する。
【0060】図7は本発明の第2の実施の形態における
油圧シリンダ駆動装置の回路図である。
【0061】図において、40は油圧シリンダであり、
ストロークエンドには小径部46、47が形成される。
また、43はピストンであり、両側にはクッションリン
グ66、70が取り付けられる。そして、前記油圧シリ
ンダ40の後述されるクッション室65、69に対応す
る位置には、該クッション室65、69内の油圧を検出
する圧力センサ61、62が配設され、また、油圧シリ
ンダ40と油圧ポンプモータ18とを接続する油圧管路
には、油圧管路内の油圧を検出する圧力センサ63、6
4が配設される。なお、前記圧力センサ61〜64はコ
ントローラ26に通信可能に接続され、検出した油圧信
号を送信する。
【0062】次に、前記構成の油圧シリンダ駆動装置の
動作について説明する。
【0063】図8は、本発明の第2の実施の形態におけ
るピストンがボトム側のストロークエンドに近づいた時
の油圧シリンダの動作を示す図、図9は、本発明の第2
の実施の形態におけるピストンがロッド側のストローク
エンドに近づいた時の油圧シリンダの動作を示す図であ
る。
【0064】まず、運転操作者が操作部25の操作レバ
ー25aを操作して、ピストンロッド11が縮張する
(図8において右方へ移動する)ように操作する場合に
ついて説明する。この場合も、前記第1の実施の形態と
同様に、操作部25、インバータ23、電動機19、油
圧ポンプモータ18、油圧シリンダ40等が動作して、
ピストン43が図8において右方へ移動させられ、ピス
トンロッド41が縮張する。
【0065】そして、前記ピストン43が油圧シリンダ
40内を移動して、図8に示されるように、右側の端壁
に近い、すなわち、ボトム側のストロークエンドに近い
位置に到達する。ここで、クッションリング70の外径
は、小径部47の内径よりもわずかに小さくなっている
ので、前記ピストン43がさらに右方へ移動すると、前
記クッションリング70が小径部47内に進入すること
ができる。また、前記小径部47の内壁には、一端が油
圧ポンプモータ18に接続される油圧管路の他端が接続
される。
【0066】ここで、前記クッションリング70の周囲
には、油圧シリンダ40の内壁及びピストン43に囲ま
れて、ほぼ閉じられた空間としてのクッション室65が
形成される。クッションリング70の外径は、前記小径
部47の内径よりも小さいが、その差がわずかであるた
め、クッションリング70と小径部47との間の隙間は
狭く、油が流れにくくなっている。したがって、ピスト
ン43がさらにボトム側に移動すると、前記クッション
室65内の油が、狭い隙間を通るため、スムーズに流出
しないので、前記ピストン43は大きな抵抗を受ける。
【0067】なお、前記クッションリング70の外周に
は、油の流路として、ロッド41の長さ方向に延在する
スリット68がいくつか形成される。該スリット68の
数及び断面積を調節することによって、クッション室6
5内から小径部47への油の流路の断面積を変化させて
油の流出抵抗を調節することができる。ここで、油の流
路の断面積を大きくして油の流出抵抗を低くすると、ピ
ストン43がボトム側に移動する際に受ける抵抗が小さ
くなり、ピストン43の移動速度の減衰幅が小さくな
る。一方、油の流路の断面積を小さくして油の流出抵抗
を高くすると、ピストン43がボトム側に移動する際に
受ける抵抗が大きくなり、ピストン43の移動速度の減
衰幅が大きくなる。
【0068】そのため、運転操作者が操作部25のレバ
ー25aを操作してピストン43の移動速度を低下させ
ず、ピストン43が高い速度でボトム側のストロークエ
ンドに近づいても、ピストン43が図8に示される位置
に到達すると、ピストン43は大きな抵抗を受けて、速
度が減衰する。したがって、ピストン43がボトム側の
ストロークエンドに衝突する際の衝撃が緩和される。
【0069】一方、本実施の形態においては、圧力セン
サ61がクッション室65内の油圧を検出し、圧力セン
サ63が管路内の油圧を検出しコントローラ26に送信
する。そして、コントローラ26は、クッション室65
内の油圧が油圧管路内の油圧よりもあらかじめ設定され
た設定圧力差以上に大きいか否かを判断する。そして、
設定圧力差以上である場合、操作部25からの入力にか
かわらず、コントローラ26はインバータ23に信号を
送信して、電動機19の回転数がクッション室対応設定
回転数にまで低下するように制御させる。なお、前記コ
ントローラ26は、操作部25の表示手段にクッション
室65内の油圧が油圧管路内の油圧よりも設定圧力差以
上に大きいことを表示させてもよい。
【0070】ここで、設定圧力差の数値は、クッション
室65内の油圧が油圧管路内の油圧よりも該数値以上に
大きくなければ、ピストン43がボトム側のストローク
エンドに衝突した場合でも、クッション室65によって
前記ピストン43の移動速度が減衰して、前記ピストン
43や油圧シリンダ40に大きな衝撃が与えられること
がない移動速度でピストン43が移動しているような数
値である。また、クッション室対応設定回転数は、クッ
ション室65によるピストン43の移動速度の減衰を考
慮して、ピストン33がボトム側のストロークエンドに
衝突した場合でも、ピストン43や油圧シリンダ40に
大きな衝撃が与えられることがない移動速度でピストン
43を移動させる量の圧油を油圧ポンプモータ18から
吐出させるような電動機19の回転数である。
【0071】そして、クッション室65内の油圧が油圧
管路内の油圧よりも前記設定圧力差以上に大きい場合で
も、電動機19の回転数が前記クッション室対応設定回
転数にまで低下し、油圧ポンプモータ18からの圧油の
吐出量が減少するので、運転操作者が操作レバー25a
を操作しなくても、ピストン43の減速を開始すること
ができる。したがって、ピストン43がボトム側のスト
ロークエンドに衝突した場合でも、ピストン33の移動
速度が低いので、大きな衝撃が発生しない。
【0072】また、クッション室65によるピストン4
3の移動速度の減衰幅を大きくする必要がないので、ク
ッション室65内の圧力が極めて高圧にならず、油圧シ
リンダ40を厚肉にする必要がなく、油圧シリンダ40
の重量が大きくならず、製造コストを低下させることが
できる。
【0073】なお、前記第1の実施の形態と同様に、油
圧シリンダ40が建設機械に使用される場合のように、
ある程度の衝撃を必要とすることがある。この場合、前
記ピストン33や油圧シリンダ40にある程度の衝撃を
与え、その衝撃を機械の可動部材である前記バケット等
に伝達する必要があるので、前記クッション室対応設定
回転数を何段階かに分けて設定し、運転操作者が、衝撃
を必要とする作業の内容に応じて、衝撃の大きさを選択
することができるようにすることが望ましい。
【0074】次に、運転操作者が操作部25の操作レバ
ー25aを操作して、ピストンロッド41が伸張する
(図9において左方へ移動する)ように操作する場合に
ついて説明する。この場合も、前述されたピストンロッ
ド41が縮張する場合と同様に、操作部25、インバー
タ23、電動機19、油圧ポンプモータ18、油圧シリ
ンダ40等が動作して、ピストン43が図9において左
方へ移動させられ、ピストンロッド41が伸張する。
【0075】続いて、前記ピストン43が油圧シリンダ
40内を移動して、図9における左側の端壁に近づく
と、すなわち、ロッド側のストロークエンドに近づく
と、クッションリング66の周囲には、油圧シリンダ4
0の内壁及びピストン43に囲まれて、ほぼ閉じられた
空間としてのクッション室69が形成される。前記クッ
ションリング66の外周には、油の流路として、ピスト
ンロッド41の長さ方向に延在するスリット72がいく
つか形成される。該スリット72の数及び断面積を調節
することによって、クッション室69内から小径部46
への油の流路の断面積を変化させて油の流出抵抗を調節
することができる。そして、圧力センサ62がクッショ
ン室69内の油圧を検出し、圧力センサ64が油圧管路
内の油圧を検出しコントローラ26に送信する。
【0076】以降の動作は、前述されたピストンロッド
41が縮張する場合と同様であるので、説明を省略す
る。
【0077】このように、本実施の形態においては、圧
力センサ61〜64が、クッション室65、69内の油
圧が油圧管路内の油圧よりも設定圧力差以上に大きいこ
とを検出すると、操作部25からの入力にかかわらず、
電動機19の回転数がクッション室対応設定回転数にま
で低下されるので、油圧シリンダ40への圧油の供給量
が低下してピストン43の移動速度が低下する。
【0078】したがって、クッション室65、69によ
って速度減衰を行うことができるとともに、クッション
室65、69内の油圧が油圧管路内の油圧よりも前記ク
ッション室対応設定圧力差以上に大きい場合でも、運転
操作者が操作レバー25aを操作せずに、電動機19の
回転数が前記第2の設定回転数にまで低下しピストン4
3が減速される。そのため、ピストン43がボトム側又
はロッド側のストロークエンドに衝突した場合でも、ピ
ストン43の移動速度が低いので、大きな衝撃が発生し
ない。そのため、油圧シリンダ40の操作が容易とな
り、かつ、油圧シリンダ40の耐久性を向上させること
ができる。
【0079】また、クッション室65、69によるピス
トン43の移動速度の減衰幅を大きくする必要がないの
で、クッション室65、69内の圧力が極めて高圧にな
らず、油圧シリンダ40を厚肉にする必要がなく、油圧
シリンダ40の重量が大きくならず、製造コストを低下
させることができる。
【0080】また、油圧シリンダ40が建設機械に使用
される場合、前記クッション室対応設定回転数を何段階
かに分けて設定すれば、運転操作者が、排土作業のよう
な衝撃を必要とする作業の内容に応じて、衝撃の大きさ
を選択することができる。
【0081】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。なお、第1及び第2の実施の形態と同じ構造
を有するもの及び同じ動作については、その説明を省略
する。
【0082】図10は本発明の第3の実施の形態におけ
る油圧シリンダ駆動装置の回路図である。
【0083】油圧シリンダ40には、前記第1の実施の
形態と同様にピストン43のストローク位置を検出する
ためのピストン位置検出センサ51、52が配設され
る。なお、該ピストン位置検出センサ51、52は、複
数であってもよい。また、前記油圧シリンダ40には、
前記第2の実施の形態と同様にストロークエンドに小径
部46、47が形成されるとともに、クッション室6
5、69に対応する位置には、該クッション室65、6
9内の油圧を検出する圧力センサ61、62が配設さ
れ、また、油圧シリンダ40と油圧ポンプモータ18と
を接続する管路には、油圧管路内の油圧を検出する圧力
センサ63、64が配設される。
【0084】次に、前記構成の油圧シリンダ駆動装置の
動作について説明する。
【0085】図11は、本発明の第3の実施の形態にお
けるピストンがボトム側のストロークエンドに近づいた
時の油圧シリンダの動作を示す図、図12は、本発明の
第3の実施の形態におけるピストンがロッド側のストロ
ークエンドに近づいた時の油圧シリンダの動作を示す図
である。
【0086】まず、運転操作者が操作部25の操作レバ
ー25aを操作して、ピストンロッド11が縮張する
(図11において右方へ移動する)ように操作する場合
について説明する。この場合も、前記第1及び第2の実
施の形態と同様に、操作部25、インバータ23、電動
機19、油圧ポンプモータ18、油圧シリンダ40等が
動作して、ピストン43が図11において右方へ移動さ
せられ、ピストンロッド41が縮張する。
【0087】続いて、前記ピストン43が油圧シリンダ
40内を移動して、ボトム側のストロークエンドに近づ
くと、前記第1の実施の形態と同様に、油圧シリンダ4
0のロッド側に配設されたピストン位置検出センサ51
が、永久磁石34の位置をピックアップして、ピストン
43がボトム側の速度制御区間に入ったことを検出す
る。そして、前記ピストン位置検出センサ51は、ピス
トン43がボトム側の速度制御区間に入ったことをコン
トローラ26に送信する。
【0088】すると、該コントローラ26は、電動機1
9の回転数があらかじめ設定されている第1の設定回転
数以上であるか否かを判断する。そして、第1の設定回
転数以上である場合、操作部25からの入力にかかわら
ず、コントローラ26はインバータ23に信号を送信し
て、電動機19の回転数が前記第1の設定回転数にまで
低下するように制御させる。なお、前記コントローラ2
6は、操作部25の表示手段にピストン43がボトム側
の速度制御区間に入ったことを表示させてもよい。な
お、前記ピストン位置検出センサ51が複数である場
合、前記第1の実施の形態と同様に、1〜n番目のピス
トン位置検出センサ51によってピストン33が1〜n
番目の速度制御区間に入ったことが順次検出される。そ
して、コントローラ26は電動機19の回転数がn番目
の設定回転数にまで順次低下するように制御させる。
【0089】ここで、本実施の形態におけるn番目の設
定回転数は、前記第1の実施の形態におけるn番目の設
定回転数よりも高い回転数であってもよい。
【0090】そして、前記ピストン43が油圧シリンダ
40内をさらに移動して、図11に示されるように、ボ
トム側のストロークエンドにより近い位置に到達する。
すると、前記第2の実施の形態と同様に、クッションリ
ング70の周囲には、油圧シリンダ40及びピストン4
3に囲まれて、ほぼ閉じられた空間としてのクッション
室65が形成され、前記ピストン43は大きな抵抗を受
ける。
【0091】一方、前記第2の実施の形態と同様に、圧
力センサ61がクッション室65内の油圧を検出し、圧
力センサ63が油圧管路内の油圧を検出しコントローラ
26に送信する。そして、コントローラ26は、クッシ
ョン室65内の油圧が油圧管路内の油圧よりもあらかじ
め設定された設定圧力差以上に大きいか否かを判断す
る。そして、設定圧力差以上である場合、操作部25か
らの入力にかかわらず、コントローラ26はインバータ
23に信号を送信して、電動機19の回転数が第2の設
定回転数にまで低下するように制御させる。なお、前記
コントローラ26は、操作部25の表示手段にクッショ
ン室65内の油圧が油圧管路内の油圧よりも設定圧力差
以上に大きいことを表示させてもよい。
【0092】ここで、設定圧力差の数値は、前記第2の
実施の形態と同様に、クッション室65内の油圧が油圧
管路内の油圧よりも該数値以上に大きくなければ、ピス
トン43がボトム側のストロークエンドに衝突した場合
でも、クッション室65によって前記ピストン43の移
動速度が減衰して、前記ピストン43や油圧シリンダ4
0に大きな衝撃が与えられることがない移動速度でピス
トン43が移動しているような数値である。
【0093】また、クッション室対応設定回転数は、前
記第2の実施の形態と同様に、クッション室65による
ピストン43の移動速度の減衰を考慮して、ピストン3
3がボトム側のストロークエンドに衝突した場合でも、
ピストン43や油圧シリンダ40に大きな衝撃が与えら
れることがない移動速度でピストン43を移動させる量
の圧油を油圧ポンプモータ18から吐出させるような電
動機19の回転数である。なお、前記クッション室対応
設定回転数は、前記n番目の設定回転数よりも低く設定
される。
【0094】なお、前記第1又は2の実施の形態と同様
に、ある程度の衝撃を必要とする場合には、前記ピスト
ン33や油圧シリンダ40にある程度の衝撃を与え、そ
の衝撃を機械の可動部材である前記バケット等に伝達す
る必要があるので、前記設定回転数を何段階かに分けて
設定し、運転操作者が、衝撃を必要とする作業の内容に
応じて、衝撃の大きさを選択することができるようにす
ることが望ましい。
【0095】次に、運転操作者が操作部25の操作レバ
ー25aを操作して、ピストンロッド41が伸張する
(図12において左方へ移動する)ように操作する場合
について説明する。この場合も、前述されたピストンロ
ッド41が縮張する場合と同様に、操作部25、インバ
ータ23、電動機19、油圧ポンプモータ18、油圧シ
リンダ40等が動作して、ピストン43が図12におい
て左方へ移動させられ、ピストンロッド41が伸張す
る。
【0096】続いて、前記ピストン43が油圧シリンダ
40内を移動して、図12における左側の端壁に近づく
と、すなわち、ロッド側のストロークエンドに近づく
と、油圧シリンダ40のロッド側に配設されたピストン
位置検出センサ52が、永久磁石34の位置をピックア
ップして、ピストン43がロッド側の速度制御区間に入
ったことを検出する。そして、前記ピストン位置検出セ
ンサ52は、ピストン43がロッド側の速度制御区間に
入ったことをコントローラ26に送信する。
【0097】以降の動作は、前述されたピストンロッド
41が縮張する場合と同様であるので、説明を省略す
る。
【0098】このように、本実施の形態においては、ピ
ストン位置検出センサ51、52が、ピストン43がボ
トム側又はロッド側の速度制御区間に入ったことを検出
すると、操作部25からの入力にかかわらず、電動機1
9の回転数が所定の設定回転数にまで低下されるので、
油圧シリンダ40への圧油の供給量が低下してピストン
43の移動速度が低下する。さらに、圧力センサ61〜
64が、クッション室65、69内の油圧が油圧管路内
の油圧よりも設定圧力差以上に大きいことを検出する
と、操作部25からの入力にかかわらず、電動機19の
回転数がクッション室対応設定回転数にまで低下される
ので、油圧シリンダ40への圧油の供給量が低下してピ
ストン43の移動速度がより低下する。
【0099】したがって、ピストン43の移動速度がス
ムーズに、かつ、確実に低下する。さらに、クッション
室65、69によって速度減衰を行うことができる。そ
のため、ピストン43がボトム側又はロッド側のストロ
ークエンドに衝突した場合でも、ピストン43の移動速
度が低いので、大きな衝撃が発生しない。そのため、油
圧シリンダ40の操作が容易となり、かつ、油圧シリン
ダ40の耐久性を向上させることができる。
【0100】また、油圧シリンダ40が建設機械に使用
される場合、設定回転数を何段階かに分けて設定すれ
ば、運転操作者が、排土作業のような衝撃を必要とする
作業の内容に応じて、衝撃の大きさを選択することがで
きる。
【0101】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0102】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、油圧シリンダ駆動装置においては、電動機と、該
電動機によって駆動される油圧ポンプと、ピストンロッ
ドが取り付けられたピストンを移動可能に収納する油圧
シリンダと、前記油圧ポンプと前記油圧シリンダとを結
ぶ油圧管路と、前記油圧シリンダのボトム側及びロッド
側のストロークエンド近傍における1〜n番目(nは正
の整数)の速度制御区間の入口に配設され、前記ピスト
ンが1〜n番目の速度制御区間に入ったことを検出する
1〜n番目のピストン位置検出センサと、前記ピストン
が1〜n番目の速度制御区間に入ったことが検出される
と、前記電動機の回転数を1〜n番目の設定回転数にま
で低下させる制御手段とを有する。
【0103】この場合、ピストン位置検出センサが、ピ
ストンがボトム側又はロッド側の速度制御区間に入った
ことを検出すると、電動機の回転数が所定の設定回転数
にまで低下されるので、油圧シリンダへの圧油の供給量
が低下してピストンの移動速度が低下する。
【0104】したがって、運転操作者が操作しなくて
も、ピストンがロッド側又はボトム側のストロークエン
ドに近づいた際に、油圧シリンダへの圧油の供給量を低
下させて、ピストンの移動速度を適切に低下させること
によって、ピストンがストロークエンドに衝突した場合
でも、ピストンや油圧シリンダに大きな衝撃が与えられ
ることがない。そのため、油圧シリンダの操作が容易と
なり、かつ、油圧シリンダの耐久性を向上させることが
できる。
【0105】本発明の他の油圧シリンダ駆動装置におい
ては、電動機と、該電動機によって駆動される油圧ポン
プと、ピストンロッドが取り付けられたピストンを移動
可能に収納し、ボトム側及びロッド側のストロークエン
ドに近づいた前記ピストンと内壁との間にクッション室
が形成される油圧シリンダと、前記油圧ポンプと油圧シ
リンダとを結ぶ油圧管路と、前記クッション室内の油圧
及び油圧管路内の油圧を検出する圧力センサと、前記ク
ッション室内の油圧が油圧管路内の油圧よりも設定圧力
差以上に大きいことが検出されると、前記電動機の回転
数をクッション室対応設定回転数にまで低下させる制御
手段とを有する。
【0106】この場合、圧力センサが、クッション室内
の油圧が油圧管路内の油圧よりも設定圧力差以上に大き
いことを検出すると、電動機の回転数が所定の設定回転
数にまで低下されるので、油圧シリンダへの圧油の供給
量が低下してピストンの移動速度が低下する。
【0107】したがって、クッション室によってピスト
ンの移動速度が減衰されるとともに、クッション室内の
油圧が油圧管路内の油圧よりも設定圧力差以上に大きい
場合であっても、運転操作者が操作しなくても、ピスト
ンがロッド側又はボトム側のストロークエンドに近づい
た際に、油圧シリンダへの圧油の供給量を低下させ、ピ
ストンの移動速度を適切に低下させることによって、ピ
ストンがストロークエンドに衝突した場合でも、ピスト
ンや油圧シリンダに大きな衝撃が与えられることがな
い。そのため、油圧シリンダの操作が容易となり、か
つ、油圧シリンダの耐久性を向上させることができる。
【0108】また、クッション室によるピストンの移動
速度の減衰幅を大きくする必要がないので、クッション
室内の圧力が極めて高圧にならず、油圧シリンダを厚肉
にする必要がなく、油圧シリンダの重量が大きくなら
ず、製造コストを低下させることができる。
【0109】本発明の更に他の油圧シリンダ駆動装置に
おいては、電動機と、該電動機によって駆動される油圧
ポンプと、ピストンロッドが取り付けられたピストンを
移動可能に収納し、ボトム側及びロッド側のストローク
エンドに近づいた前記ピストンと内壁との間にクッショ
ン室が形成される油圧シリンダと、前記油圧ポンプと油
圧シリンダとを結ぶ油圧管路と、前記油圧シリンダのボ
トム側及びロッド側のストロークエンド近傍における1
〜n番目(nは正の整数)の速度制御区間の入口に配設
され、前記ピストンが1〜n番目の速度制御区間に入っ
たことを検出する1〜n番目のピストン位置検出センサ
と、前記クッション室内の油圧及び油圧管路内の油圧を
検出する圧力センサと、前記ピストンが1〜n番目の速
度制御区間に入ったことが検出されると、前記電動機の
回転数を1〜n番目の設定回転数にまで低下させ、前記
クッション室内の油圧が油圧管路内の油圧よりも設定圧
力差以上に大きいことが検出されると、前記電動機の回
転数をクッション室対応設定回転数にまで低下させる制
御手段とを有する。
【0110】この場合、ピストンの移動速度がスムーズ
に、かつ、確実に低下する。さらに、クッション室によ
って速度減衰を行うことができる。そのため、ピストン
がボトム側又はロッド側のストロークエンドに衝突した
場合でも、ピストンの移動速度が低いので、大きな衝撃
が発生しない。そのため、油圧シリンダの操作が容易と
なり、かつ、油圧シリンダの耐久性を向上させることが
できる。
【0111】また、クッション室によるピストンの移動
速度の減衰幅を大きくする必要がないので、クッション
室内の圧力が極めて高圧にならず、油圧シリンダを厚肉
にする必要がなく、油圧シリンダの重量が大きくなら
ず、製造コストを低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における油圧シリン
ダ駆動装置の回路図である。
【図2】従来の油圧シリンダ駆動装置の回路図である。
【図3】従来の油圧シリンダの概略図である。
【図4】従来の他の油圧シリンダの概略図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるピストンが
ボトム側のストロークエンドに近づいた時の油圧シリン
ダの動作を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態におけるピストンが
ロッド側のストロークエンドに近づいた時の油圧シリン
ダの動作を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態における油圧シリン
ダ駆動装置の回路図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態におけるピストンが
ボトム側のストロークエンドに近づいた時の油圧シリン
ダの動作を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態におけるピストンが
ロッド側のストロークエンドに近づいた時の油圧シリン
ダの動作を示す図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態における油圧シリ
ンダ駆動装置の回路図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態におけるピストン
がボトム側のストロークエンドに近づいた時の油圧シリ
ンダの動作を示す図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態におけるピストン
がロッド側のストロークエンドに近づいた時の油圧シリ
ンダの動作を示す図である。
【符号の説明】
10、40 油圧シリンダ 11、41 ピストンロッド 19 電動機 33、43 ピストン 51、52 ピストン位置検出センサ 61、62、63、64 圧力センサ 65、69 クッション室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保 隆 千葉県千葉市稲毛区長沼原町731−1 住 友建機製造株式会社内 Fターム(参考) 3H001 AA02 AB04 AB07 AC03 AD04 AE11 3H089 AA51 AA60 BB05 BB16 BB27 CC01 DA03 DA07 DA14 DB03 DB33 FF03 FF07 GG02 JJ01 JJ02 JJ05 JJ06 JJ08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)電動機と、(b)該電動機によっ
    て駆動される油圧ポンプと、(c)ピストンロッドが取
    り付けられたピストンを移動可能に収納する油圧シリン
    ダと、(d)前記油圧ポンプと油圧シリンダとを結ぶ油
    圧管路と、(e)前記油圧シリンダのボトム側及びロッ
    ド側のストロークエンド近傍における1〜n番目(nは
    正の整数)の速度制御区間の入口に配設され、前記ピス
    トンが1〜n番目の速度制御区間に入ったことを検出す
    る1〜n番目のピストン位置検出センサと、(f)前記
    ピストンが1〜n番目の速度制御区間に入ったことが検
    出されると、前記電動機の回転数を1〜n番目の設定回
    転数にまで低下させる制御手段とを有することを特徴と
    する油圧シリンダ駆動装置。
  2. 【請求項2】 (a)電動機と、(b)該電動機によっ
    て駆動される油圧ポンプと、(c)ピストンロッドが取
    り付けられたピストンを移動可能に収納し、ボトム側及
    びロッド側のストロークエンドに近づいた前記ピストン
    と内壁との間にクッション室が形成される油圧シリンダ
    と、(d)前記油圧ポンプと油圧シリンダとを結ぶ油圧
    管路と、(e)前記クッション室内の油圧及び油圧管路
    内の油圧を検出する圧力センサと、(f)前記クッショ
    ン室内の油圧が油圧管路内の油圧よりも設定圧力差以上
    に大きいことが検出されると、前記電動機の回転数をク
    ッション室対応設定回転数にまで低下させる制御手段と
    を有することを特徴とする油圧シリンダ駆動装置。
  3. 【請求項3】 (a)電動機と、(b)該電動機によっ
    て駆動される油圧ポンプと、(c)ピストンロッドが取
    り付けられたピストンを移動可能に収納し、ボトム側及
    びロッド側のストロークエンドに近づいた前記ピストン
    と内壁との間にクッション室が形成される油圧シリンダ
    と、(d)前記油圧ポンプと油圧シリンダとを結ぶ油圧
    管路と、(e)前記油圧シリンダのボトム側及びロッド
    側のストロークエンド近傍における1〜n番目(nは正
    の整数)の速度制御区間の入口に配設され、前記ピスト
    ンが1〜n番目の速度制御区間に入ったことを検出する
    1〜n番目のピストン位置検出センサと、(f)前記ク
    ッション室内の油圧及び油圧管路内の油圧を検出する圧
    力センサと、(g)前記ピストンが1〜n番目の速度制
    御区間に入ったことが検出されると、前記電動機の回転
    数を1〜n番目の設定回転数にまで低下させ、前記クッ
    ション室内の油圧が油圧管路内の油圧よりも設定圧力差
    以上に大きいことが検出されると、前記電動機の回転数
    をクッション室対応設定回転数にまで低下させる制御手
    段とを有することを特徴とする油圧シリンダ駆動装置。
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