JP2002322718A - 便器の汚水浸入防止構造 - Google Patents

便器の汚水浸入防止構造

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JP2002322718A
JP2002322718A JP2001125910A JP2001125910A JP2002322718A JP 2002322718 A JP2002322718 A JP 2002322718A JP 2001125910 A JP2001125910 A JP 2001125910A JP 2001125910 A JP2001125910 A JP 2001125910A JP 2002322718 A JP2002322718 A JP 2002322718A
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toilet
sewage
skirt
bowl
installation surface
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JP2001125910A
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English (en)
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Takahiro Nakamura
隆宏 中村
Takaya Minamiyama
貴哉 南山
Masato Suzuki
眞人 鈴木
Yoshihiro Nishizaki
喜弘 西崎
Yasushi Sato
靖史 佐藤
Haruo Yamazaki
晴夫 山崎
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 便器と便器設置面との隙間に小便等の汚水を
浸入させないようにして便所の悪臭の発生を防止できる
便器の汚水浸入防止構造を提供する。 【解決手段】 上部に便器ボウル1を備えると共に下部
にスカート部2を備えた洋式便器であって、上記便器の
少なくとも前部に位置する便器外面から汚水受け凹部3
を内方に凹没させて形成する。便器外面に沿って流下し
た汚水Bを溜める汚水溜め部4を汚水受け凹部3に設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、便器と便器設置面
との隙間に小便などの汚水を浸入させないようにした便
器の汚水浸入防止構造に関する発明である。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】図10
に示すように、上部に便器ボウル1を備えると共に下部
にスカート部2を備えた様式便器では、男子小用の場
合、上方に開口した便器ボウル1に向って行われるもの
であるが、便器の前部に小便などが飛散することがあ
り、この小便等の汚水Bがときに便器の外面を伝って下
方に流れ落ち、便器と便器設置面15との隙間Aに染み
入るように侵入してしまうものであった。この便器と便
器設置面15との隙間Aに浸入した小便等の汚水Bは通
常の清掃では容易に取り除くことはできず、そのまま放
置されると上記汚水Bから発生する汚水臭により便器の
周囲に慢性的な悪臭を漂わせることになったり、便器設
置面15を変色等させて痛めてしまったりするという問
題がある。
【0003】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、便器と便器設置面との隙間に小便等の汚水を浸入
させないようにして便所の悪臭の発生を防止できる便器
の汚水浸入防止構造を提供することを課題とするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1に係る便器の汚水浸入防止構造は、
上部に便器ボウル1を備えると共に下部にスカート部2
を備えた洋式便器であって、上記便器の少なくとも前部
に位置する便器外面から汚水受け凹部3を内方に凹没さ
せて形成し、便器外面に沿って流下した汚水Bを溜める
汚水溜め部4を汚水受け凹部3に設けたことを特徴とす
る。これにより、便器外面から内方に凹没させて汚水受
け凹部3を形成したことから、便器外面に沿って流下し
た汚水Bを上記汚水受け凹部3に流れ込ませることがで
き、更に汚水受け凹部3には汚水溜め部4が設けてある
ことから、汚水受け凹部3に流れ込んだ汚水Bを溜める
ことができ、つまり、上記汚水Bを便器設置面15に至
らしめないものであって、便器と便器設置面15との隙
間Aへの上記汚水Bの浸入を防止できる。
【0005】また、本発明の請求項2に係る便器の汚水
浸入防止構造は、請求項1において、上記汚水溜め部4
が汚水受け凹部3に着脱自在に収納される容器状の受け
部材5で構成され、上記受け部材5には汚水受け凹部3
の外方開口を目隠しする目隠し部6を設けたことを特徴
とする。これにより、汚水溜め部4が汚水受け凹部3に
着脱自在に収納される容器状の受け部材5で構成される
ことから、汚水Bが溜まった受け部材5を取り外して洗
浄することができて便器の洗浄が容易に行い得るもので
あり、また、上記受け部材5には汚水受け凹部3の外方
開口を目隠しする目隠し部6を設けたことから、汚水B
が溜まって外観を悪化させる部分を目隠し部6で目隠し
することができて便器の外観の向上が図られるものであ
る。
【0006】また、本発明の請求項3に係る便器の汚水
浸入防止構造は、上部に便器ボウル1を備えると共に下
部にスカート部2を備えた洋式便器であって、スカート
部2の少なくとも前部に位置する便器外面から内方に凹
没した凹段部7を形成し、上記凹段部7の外端部を便器
の便器設置面15への設置部分であるスカート部2の下
端部2aよりも外方に突出し、上部便器外面に沿って流
下した汚水Bを水切りする水切り突部8を上記凹段部7
の外端部に亘って下方に突設したことを特徴とする。こ
れにより、便器外面から内方に凹没した凹段部7の外端
部に亘って水切り突部8を下方に突設したことから、上
記水切り突部8により便器外面に沿って流下する汚水B
を便器設置面15のうちスカート部2の下端部2aから
外方に離れた位置に滴り落とすことができ、便器と便器
設置面15との隙間Aへの上記汚水Bの浸入を防止で
き、また、便器設置面15のうちスカート部2の下端部
2aから外方に離れた位置に滴り落ちた汚水Bは拭き取
り等の清掃で容易に除去することができる。
【0007】また、本発明の請求項4に係る便器の汚水
浸入防止構造は、上部に便器ボウル1を備えると共に下
部にスカート部2を備えた洋式便器であって、便器ボウ
ル1の上端でボウル開口1aの縁を形成するリム部9の
少なくとも前部を便器の便器設置面15への設置部分で
あるスカート部2の下端部2aよりも外方に突出し、リ
ム部9の外面に沿って流下した汚水Bを水切りする水切
り突部8を上記リム部9の外端部に亘って下方に突設し
たことを特徴とする。これにより、便器の外方に突出し
たリム部9の外端部に亘って水切り突部8を下方に突設
したことから、上記水切り突部8によりリム部9の外面
に沿って流下した汚水Bを便器設置面15のうちスカー
ト部2の下端部2aから外方に離れた位置に滴り落とす
ことができ、便器と便器設置面15との隙間Aへの上記
汚水Bの浸入を防止でき、また、便器設置面15のうち
スカート部2の下端部2aから外方に離れた位置に滴り
落ちた汚水Bは拭き取り等の清掃で容易に除去すること
ができる。
【0008】また、本発明の請求項5に係る便器の汚水
浸入防止構造は、上部に便器ボウル1を備えると共に下
部にスカート部2を備えた洋式便器であって、上記便器
の少なくとも前部で且つスカート部2の下端に便器外面
から内方に凹没した下部凹段部10を形成し、上記下部
凹段部10にカバー体11を着脱自在に収納し、上記カ
バー体11には下部凹段部10の外方開口を外方から被
覆する外面カバー部12と、下部凹段部10より上方の
便器外面に当接した上記外面カバー部12を伝って便器
設置面15に流下した汚水Bの便器と便器設置面15と
の隙間Aへの浸入を止水する止水材13とを備えたこと
を特徴とする。これにより、下部凹段部10に収納した
カバー体11に下部凹段部10の外方開口を外方から被
覆する外面カバー部12を備え、この外面カバー部12
が下部凹段部10より上方の便器外面に当接したことか
ら、上記外面カバー部12に沿わせて便器外面から流下
した汚水Bを便器設置面15に流下させることができ、
また、上記カバー体11に下部凹段部10より上方の便
器外面に当接した上記外面カバー部12を伝って便器設
置面15に流下した汚水Bの便器と便器設置面15との
隙間Aへの浸入を止水する止水材13とを備えたことか
ら、便器と便器設置面15との隙間Aの手前で止水材1
3が汚水Bを止水することができ、更に、このカバー体
11が下部凹段部10に着脱自在に収納されることか
ら、下部凹段部10からカバー体11を取り外して上記
止水材13で止水された汚水Bを容易に洗浄することが
できる。
【0009】また、本発明の請求項6に係る便器の汚水
浸入防止構造は、請求項5において、上記止水材13を
吸水性を備えた部材で構成すると共にカバー体11に着
脱自在にしたことを特徴とする。これにより、吸水性を
備えた部材で構成された止水材13は汚水Bを止水する
だけでなく吸水することができ、更にこの止水材13が
カバー体11に対して着脱自在になっていることから、
汚水Bを吸水した止水材13をカバー体11から取り外
して個別に洗浄して再度取り付けたり、また別の新しい
止水材13に取り替えできたり等、便器の洗浄やメンテ
ナンスが容易にできる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0011】下記に列記する本発明の実施の形態の例の
洋式便器はいずれも、上部に便器ボウル1を備えると共
に下部にスカート部2を備えて形成されており、詳述す
ると、便器ボウル1は上端ほど外方に位置するように形
成され、スカート部2は上記便器ボウル1の下端から下
方に連続して形成された部位をいい、上記スカート部2
の下端部2aを便器設置面15に載置するように設置し
た洋式便器である。つまり、スカート部2の下端部2a
において便器と便器設置面15との隙間Aが生じてしま
うものである。また、この洋式便器は陶器製であって一
定厚さの壁面14でその外郭を形作って形成されてい
る。以下、本発明の実施の形態の例を列記する。
【0012】図1乃至2に示す本発明の実施の形態の例
は、便器のスカート部2の前部に位置する便器外面から
汚水受け凹部3を内方に凹没させて形成し、便器外面に
沿って流下した汚水Bを溜める汚水溜め部4を上記汚水
受け凹部3に設けた例である。
【0013】詳述すると、汚水受け凹部3はスカート部
2の上部を内方に凹没させて形成されており、斜め上方
に向けると共に外方に臨んだ開口3aを有している。本
例のスカート部2は下方にいくにつれ便器の内側から外
側に広がるように形成されており、上記汚水受け凹部3
はその上端部分をスカート部2の上端部に位置させると
共に上記スカート部2の外面に面一に形成されている。
つまり、汚水受け凹部3の開口3aは下方にいく程外方
に突出した形状を有しており、上記汚水受け凹部3より
も上方に位置した便器外面、つまり便器ボウル1の外面
に沿って流下する汚水Bを上記開口3aの上縁部分から
滴り落として汚水受け凹部3内に流れ込む構造になって
いるものである。また、上記開口3aの下縁部分にはス
カート部2の便器外面と面一で汚水受け凹部3の下面よ
りも上方に突出した汚水溜め壁16を設けている。すな
わち、汚水溜め壁16は汚水受け凹部3の下部を下方に
凹となる受皿形状にするものであり、この受皿形状の部
分が便器外面に沿って流下した汚水Bを溜める汚水溜め
部4を構成しているものである。
【0014】このように、スカート部2に汚水溜め部4
を備えた汚水受け凹部3を設けたことで、便器外面に沿
って流下する汚水Bを上記汚水受け凹部3に流れ込ませ
ると共に汚水溜め部4にて溜めることができるものであ
り、つまり、上記汚水Bをスカート部2の下端に至らし
めないようにし、便器と便器設置面15との隙間Aに上
記汚水Bを浸入させないようにできるものである。従っ
て、従来の便器において問題であった便器と便器設置面
15との隙間Aに浸入した汚水Bの汚水臭による悪臭や
上記汚水Bによる便器設置面15の劣化を無くすること
ができるものである。なお、汚水溜め部4に溜まった汚
水Bは掃除時に容易に拭き取ったりして洗浄することが
でき、便器を常時清潔に保つことができるものである。
【0015】図3及び図4に示す本発明の実施の形態の
他例は、上記図1及び図2の実施の形態の例において、
汚水受け凹部3に着脱自在に収納できる受け部材5を配
置した例である。受け部材5は、図4に示すように、上
方に開口した函状容器5aの前部に汚水受け凹部3の開
口3aよりも大きい板面状の目隠し部6を設けると共に
上記函状容器5aの下面に挟持部5bを下方に突設して
形成されたものである。なお、この受け部材5はポリプ
ロピレンなどの弾性を有する樹脂で一体成形されたもの
である。この受け部材5を汚水受け凹部3に収納する際
には、函状容器5aを汚水受け凹部3の内部に位置させ
ると共に汚水受け凹部3の開口3aの外方に目隠し部6
を位置させ、目隠し部6の下端部分と挟持部5bとの隙
間に汚水溜め壁16を挟持させて行うものである。汚水
受け凹部3に収納した受け部材5においては、函状容器
5aを汚水溜め部4として機能させる、つまり、便器外
面に沿って流下する汚水Bを上記函状容器5aに溜める
ものである。
【0016】このように、汚水溜め部4を汚水受け凹部
3に着脱自在に収納される容器状の受け部材5で構成さ
せたことで、汚水受け凹部3を洗浄する際には、汚水B
が溜まった受け部材5を取り外して行うことができ、先
の実施の形態の例に比べても便器の洗浄を容易に行うこ
とができる。また、上記受け部材5の目隠し部6は汚水
受け凹部3の外方開口にて汚水Bが溜まって外観を悪化
させる部分を目隠しすることから、便器に清潔感のある
外観を持たせることができて外観の向上が図られるもの
である。ここで、受け部材5を便器と色調を合わせた樹
脂で成形すると、受け部材5を便器に一体感をもって装
着することができて、更なる便器の外観の向上が図られ
る。
【0017】図5に示す本発明の実施の形態の更に他例
は、スカート部2の下端位置でその前部の周面に亘る円
弧状の部位に便器外面から内方に凹没した凹段部7を形
成し、上記凹段部7の上方に位置した上部便器外面を上
記凹段部7の下方に位置した下部便器外面よりも外方に
突出すると共に、上記凹段部7の外端部を便器の便器設
置面への設置部分であるスカート部2の下端部2aより
も外方に突出し、上部便器外面に沿って流下した汚水B
を水切りする水切り突部8を上記凹段部7の外端部に亘
って下方に突設した例である。詳述すると、この水切り
突部8は、便器外面から内方に凹没した凹段部7の外端
部から内方にいくにつれて上方に向かって傾斜させた傾
斜部7aを形成して凹段部7の外端部が下方に突出する
ようにして形成したものである。上記水切り突部8によ
ると、凹段部7より上方のスカート部2の便器外面に沿
って流下する汚水Bを凹段部7より下方のスカート部2
に沿わせて流下させないように下方に滴り落とすもので
ある。そして、この水切り突部8、つまり凹段部7の外
端部は、上記凹段部7の下方に位置した下部便器外面よ
りも外方に突出するのは勿論、便器の便器設置面15へ
の設置部分であるスカート部2の下端部2aよりも外方
に突出していることから、上記水切り突部8から滴り落
ちた汚水Bは便器設置面15のうち、便器と便器設置面
15との隙間Aがあるスカート部2の下端部2aから外
方の離れた位置に滴り落ちるものであって、便器外面に
沿って流下する汚水Bをスカート部2の下端部2aにそ
のまま至らせて便器と便器設置面15との隙間Aに浸入
させるようなことを無くし、上述した実施の形態の例及
び他例と同様に、便器の汚水臭による悪臭の発生を防止
しているものである。更に言うと、便器設置面15のう
ちスカート部2の下端部2aから外方に離れた位置に滴
り落ちた上記汚水Bは容易に拭き取ることができるた
め、便器設置面15の劣化を防止して便器を清潔に保つ
ことができるものである。なお、便器設置面15に滴り
落ちた汚水Bを洗浄する際の利便性を考慮すると、水切
り突部8の最下端部分の便器設置面15からの高さは例
えば20mm以上にすることが好ましい。
【0018】図6に示す本発明の実施の形態の更に他例
は、便器ボウル1の上端でボウル開口1aの縁を形成す
るリム部9の前部の周面に亘る円弧状の部位が便器の便
器設置面15への設置部分であるスカート部2の下端部
2aよりも外方に突出し、リム部9の外面に沿って流下
した汚水Bを水切りする水切り突部8を上記リム部9の
外端部に亘って下方に突設した例である。この例におい
ても、先の図5の実施の形態の例と同様に、リム部9の
外端部に設けた水切り突部8は、リム部9の外端部から
内方にいくにつれて上方に向かって傾斜させた傾斜部9
aを形成して便器外面から内方に凹没した凹段部7の外
端部が下方に突出するように形成したものであり、リム
部9の外面に沿って流下する汚水Bをリム部9より下方
に位置した便器ボウル部1の外面に沿わせて流下させな
いように下方に滴り落とすものである。この水切り突部
8、つまりリム部9の外端部は、スカート部2よりも外
方に突出するものであることから、上記水切り突部8か
ら滴り落ちた汚水Bは便器設置面15のうち、便器と便
器設置面15との隙間Aがあるスカート部2の下端部2
aから外方の離れた位置に滴り落ちるものであって、便
器外面に沿って流下する汚水Bをスカート部2の下端部
2aにそのまま至らせて便器と便器設置面15との隙間
Aに浸入させるようなことを無くし、便器の汚水臭によ
る悪臭の発生を防止しているものである。また、便器設
置面15のうちスカート部2の下端部2aから外方の離
れた位置に滴り落ちた上記汚水Bは容易に拭き取ること
ができるため便器設置面15の劣化を防止して便器を清
潔に保つことができるものである。
【0019】図7乃び図8に示す本発明の実施の形態の
更に他例は、上記便器のスカート部2の下端位置でその
前部の周面に亘る円弧状の部位に便器外面から内方に凹
没した下部凹段部10を形成し、上記下部凹段部10に
樹脂製のカバー体11を着脱自在に収納し、上記カバー
体11に下部凹段部10の外方開口を外方から被覆する
外面カバー部12と、下部凹段部10より上方の便器外
面に当接した上記外面カバー部12を伝って便器設置面
15に流下した汚水Bの便器と便器設置面15との隙間
Aへの浸入を止水する止水材13とを備えた例である。
なお、図中21は便蓋であり、図中22は温水洗浄装置
である。
【0020】詳述すると、カバー体11は、その外端面
に亘って円弧状の板状体である外面カバー部12を上下
に立設し、上記外面カバー部12の内周に亘って受皿状
に形成された汚水受け部17を配置し、汚水受け部17
の下部には上方に凹である収納凹所18を外面カバー部
12に平行に形成し、上記収納凹所18に合成ゴムで形
成されたパッキンである止水材13を収納配置し、汚水
受け部17の前部と両側の位置に固定リブ19をそれぞ
れ立設して構成したものであり、樹脂により成形された
ものである。また、下部凹段部10にはその外端に亘っ
て便器外面と面一に下方突出した取付突部10aを形成
している。
【0021】このカバー体11を下部凹段部10に収納
する際には、止水材13を便器設置面15に当接させる
と共に固定リブ19の上部に形成した取付凹溝19aに
上記取付突部10aを挿入し、上記外面カバー部12の
上端を下部凹段部10より上方の便器外面に当接させる
と共に外面カバー部12の下端を便器設置面15に当接
させて行われる。つまり、外面カバー部12は下部凹段
部10の外方開口を外方から被覆するように配置されて
便器外面から流下した汚水Bを上記外面カバー部12に
沿わせて便器設置面15に流下させることができるもの
である。このように、カバー体11は下部凹段部10に
嵌め込まれるように収納されるものであり、このとき、
止水材13は、便器と便器設置面15との隙間Aの手前
に配置されると共に便器設置面15に隙間無く当接され
るものである。
【0022】上述したように下部凹段部10にカバー体
11を収納すると、便器外面に沿って流下した汚水Bは
外面カバー部12の表面を介して便器設置面15に至る
ものであるが、便器と便器設置面15との隙間Aの手前
に配置された止水材13が上記汚水Bを止水するもので
あり、つまり便器と便器設置面15との隙間Aへの汚水
Bの浸入が阻止されるものである。この止水材13にて
止水された汚水Bはカバー体11を下部凹段部10から
取り外して拭き取ることで容易に洗浄できるものであ
る。なお、カバー体11を下部凹段部10から取り外す
際には、図中23に示した凹み部に指等を沿わせて上記
凹み部23近傍に位置した外面カバー部12を外方に広
げるように引掛けるようにして行う。ここで、便器外面
に沿って流下した汚水Bが外面カバー部12の内方に入
り込んでしまった際においても、上述したようにカバー
体11には外面カバー部12の内周に沿って汚水受け部
17が配置されていることから、汚水受け部17から突
出して下部凹段部10の上面に先端を当接させた汚水導
入片17aを伝って上記汚水Bを汚水受け部17に受け
て溜めることができるようになっている。この汚水受け
部17に溜まった汚水Bは、外面カバー部12により便
器の外側からは目隠しされると共に下部凹段部10から
取り外したカバー体11を洗浄することで容易に洗浄で
きる。
【0023】このように構成された便器においては、汚
水Bの便器と便器設置面15との隙間Aへの浸入が止水
材13や汚水受け部17によって阻止されるため、便器
の汚水臭による悪臭の発生を防止することができるもの
であり、また、止水材13で止水された汚水Bや汚水受
け部17に溜まった汚水Bはカバー体11を下部凹段部
10から取り外すことで容易に洗浄されるため、便器を
常時清潔に保つことができるものであり、また、止水材
13で止水された汚水Bや汚水受け部17に溜まった汚
水Bは、カバー体11を下部凹段部10に収納している
以上外面カバー部12により便器の外側から目隠しされ
るため、便器の外観の向上も図られているものである。
【0024】図9に示す本発明の実施の形態の更に他例
は、先の図7乃び図8に示す実施の形態の例と同様に、
下部凹段部10にカバー体11を収納して構成した便器
の例であるが、カバー体11及び下部凹段部10の形状
や止水材13の材質が異なる例である。具体的には、カ
バー体11の汚水受け部17の上部に合成ゴムから形成
されたパッキン20が配置され、止水材13を例えばウ
エスやトイレットペーパー等の吸水性を備えた部材で構
成させると共にカバー体11に対して着脱自在にされて
いるものである。ここで、汚水受け部17の下部にはカ
バー体11の下端位置まで垂下された下部固定リブ25
がカバー体11の長手方向に数ヵ所設けられているが、
上記止水材13においては、上記下部固定リブ25の下
端に上方に凹状に形成した収納凹所26に嵌め込まれて
カバー体11に固定されている。
【0025】このカバー体11を下部凹段部10に収納
するには、パッキン20を下部凹段部10の上面に当接
させると共に止水材13及び下部固定リブ25の下端を
便器設置面15に当接させて行う。すなわち、カバー体
11は下部凹段部10に嵌め込まれて収納される。この
例においても、下部凹段部10に収納したカバー体11
の外面カバー部12は下部凹段部10の外側開口を被覆
するように配置されるものであり、便器外面に沿って流
下した汚水Bはカバー体11の外面カバー部12の表面
を介して便器設置面15に至り、便器と便器設置面15
との隙間Aの手前に配置された止水材13により便器と
便器設置面15との隙間Aへの汚水Bの浸入が阻止され
るものである。ここで、本例では上述したように止水材
13は吸水性を備えた部材で構成されていることから、
止水材13は汚水Bを止水するだけでなく吸水すること
ができ、汚水Bが便器と便器設置面との隙間Aに及ぶこ
とを有効に阻止しているものである。更にこの止水材1
3はカバー体11に対して着脱自在になっていることか
ら、汚水Bを吸水した止水材13をカバー体11から取
り外して個別に洗浄して再度取り付けたり、また別の新
しい止水材13に取り替えできるものであり、便器の洗
浄やカバー体11のメンテナンス作業の容易化を図るこ
とができるものである。ここで、止水材13がトイレッ
トペーパー等の水溶性をも備えた部材で構成されている
と、汚水Bを吸収した止水材13をカバー体11から取
り外して便器ボウル1内に流して廃棄することができる
ものであり、便器の洗浄をきわめて容易に行うことがで
きるものである。また、本例においても便器外面に沿っ
て流下した汚水Bが外面カバー部12の裏方に入り込ん
でしまった際には、汚水受け部17から突出して下部凹
段部の上面に先端を当接させた汚水導入片17aを伝っ
て汚水受け部17にて受けられるようになっている。
【0026】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の便
器の汚水浸入防止構造にあっては、叙述したように、上
記便器の少なくとも前部に位置する便器外面から内方に
凹没させて汚水受け凹部を形成したので、便器外面に沿
って流下した汚水を上記汚水受け凹部に流れ込ませるこ
とができ、更に汚水受け凹部には汚水溜め部が設けてあ
るので、汚水受け凹部に流れ込んだ汚水を溜めることが
でき、つまり、上記便器外面に沿って流下した汚水を便
器設置面に至らしめないものであって、便器と便器設置
面との隙間への上記汚水の浸入を防止でき、便器と便器
設置面との隙間に浸入した汚水の汚水臭による悪臭や上
記汚水による便器設置面の劣化を無くすることができる
ものである。
【0027】また、本発明の請求項2に係る便器の汚水
浸入防止構造は、請求項1の効果に加えて、上記汚水溜
め部が汚水受け凹部に着脱自在に収納される容器状の受
け部材で構成されたので、汚水が溜まった受け部材を取
り外して洗浄することができて洗浄を容易に行い得るも
のであり、また、上記受け部材には汚水受け凹部の外方
開口を目隠しする目隠し部を設けたので、汚水が溜まっ
て外観を悪化させる部分を上記目隠し部で目隠しするこ
とができて便器の外観の向上が図られるものである。
【0028】また、本発明の請求項3に係る便器の汚水
浸入防止構造は、スカート部の少なくとも前部に位置す
る便器外面から内方に凹没した凹段部を形成し、上記凹
段部の外端部を便器の便器設置面への設置部分であるス
カート部の下端部よりも外方に突出し、上部便器外面に
沿って流下した汚水を水切りする水切り突部を上記凹段
部の外端部に亘って下方に突設したので、上記水切り突
部により便器外面に沿って流下する汚水を便器と便器設
置面との隙間から離れた位置の便器設置面に滴り落とす
ことができ、便器と便器設置面との隙間から離れた位置
の便器設置面に滴り落ちた上記汚水は便器と便器設置面
との隙間に浸入し得ないことから、便器の汚水臭による
悪臭の発生を防止することができ、また、便器と便器設
置面との隙間から離れた位置の便器設置面に滴り落ちた
上記汚水は容易に拭き取ることができることから、便器
設置面の劣化を防止して便器を常時清潔に保つことがで
きるものである。
【0029】また、本発明の請求項4に係る便器の汚水
浸入防止構造は、便器ボウルの上端でボウル開口の縁を
形成するリム部の少なくとも前部を便器の便器設置面へ
の設置部分であるスカート部の下端部よりも外方に突出
し、リム部の外面に沿って流下した汚水を水切りする水
切り突部を上記リム部の外端部に亘って下方に突設した
ので、上記水切り突部により便器外面に沿って流下する
汚水を便器と便器設置面との隙間から離れた位置の便器
設置面に滴り落とすことができ、便器と便器設置面との
隙間から離れた位置の便器設置面に滴り落ちた上記汚水
は便器と便器設置面との隙間に浸入し得ないことから、
便器の汚水臭による悪臭の発生を防止することができ、
また、便器と便器設置面との隙間から離れた位置の便器
設置面に滴り落ちた上記汚水は容易に拭き取ることがで
きることから、便器設置面の劣化を防止して便器を常時
清潔に保つことができるものである。
【0030】また、本発明の請求項5に係る便器の汚水
浸入防止構造は、叙述したように、下部凹段部に収納し
たカバー体に下部凹段部の外方開口を外方から被覆する
外面カバー部を備え、この外面カバー部が下部凹段部よ
り上方の便器外面に当接したことから、上記外面カバー
部に沿わせて便器外面から流下した汚水を便器設置面に
流下させることができ、また、上記カバー体に設置面に
流下した汚水の便器と便器設置面との隙間への浸入を止
水する止水材を備えたので、便器と便器設置面との隙間
の手前で止水材により汚水を止水することができ、便器
と便器設置面との隙間への上記汚水の浸入を無くすこと
ができて便器と便器設置面との隙間に浸入した汚水の汚
水臭による悪臭や上記汚水による便器設置面の劣化を無
くすることができるものであり、更に、このカバー体が
下部凹段部に着脱自在に収納されたので、下部凹段部か
らカバー体を取り外すことで上記止水材で止水された汚
水の洗浄を容易に行うことができて便器を常時清潔に保
つことができるものである。
【0031】また、本発明の請求項6に係る便器の汚水
浸入防止構造は、請求項5の効果に加えて、上記止水材
が吸水性を備えた部材で構成されたので、上記止水材は
汚水を吸水し、便器と便器設置面との隙間に汚水が及ぶ
ことを有効に阻止するものであり、更にこの止水材がカ
バー体に対して着脱自在にしたので、汚水を吸水した止
水材をカバー体から取り外して個別に洗浄して再度取り
付けたり、また別の新しい止水材に取り替えしたり等、
便器の洗浄やカバー体のメンテナンス作業の容易化を図
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例を示す便器の全体斜視
図である。
【図2】同上の便器の部分側面断面図である。
【図3】本発明の実施の形態の他例を示す便器の部分側
面断面図である。
【図4】同上の受け部材の内方から見た斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態の更に他例を示すものであ
り、(a)は便器の全体斜視図であり、(b)は(a)
のC部分の拡大側面断面図である。
【図6】本発明の実施の形態の更に他例を示すものであ
り、(a)は便器の全体斜視図であり、(b)は(a)
のD部分の拡大側面断面図である。
【図7】本発明の実施の形態の更に他例を示す便器とカ
バー体との分解斜視図である。
【図8】同上の便器にカバー体を装着した状態の部分側
面断面図である。
【図9】本発明の実施の形態の更に他例を示すもので、
便器にカバー体を装着した状態の部分側面断面図であ
る。
【図10】従来技術を示すものであり、(a)は全体斜
視図であり、(b)は側面断面図である。
【符号の説明】
1 便器ボウル 2 スカート部 3 汚水受け凹部 4 汚水溜め部 5 受け部材 6 目隠し部 7 凹段部 8 水切り突部 9 リム部 10 下部凹段部 11 カバー体 12 外面カバー部 13 止水材 A 隙間 B 汚水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 眞人 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 西崎 喜弘 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 佐藤 靖史 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 山崎 晴夫 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2D039 AA02 AD00 DB04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に便器ボウルを備えると共に下部に
    スカート部を備えた洋式便器であって、上記便器の少な
    くとも前部に位置する便器外面から汚水受け凹部を内方
    に凹没させて形成し、便器外面に沿って流下した汚水を
    溜める汚水溜め部を汚水受け凹部に設けたことを特徴と
    する便器の汚水浸入防止構造。
  2. 【請求項2】 上記汚水溜め部が汚水受け凹部に着脱自
    在に収納される容器状の受け部材で構成され、上記受け
    部材には汚水受け凹部の外方開口を目隠しする目隠し部
    を設けたことを特徴とする請求項1に記載の便器の汚水
    浸入防止構造。
  3. 【請求項3】 上部に便器ボウルを備えると共に下部に
    スカート部を備えた洋式便器であって、スカート部の少
    なくとも前部に位置する便器外面から内方に凹没した凹
    段部を形成し、上記凹段部の外端部を便器の便器設置面
    への設置部分であるスカート部の下端部よりも外方に突
    出し、上部便器外面に沿って流下した汚水を水切りする
    水切り突部を上記凹段部の外端部に亘って下方に突設し
    たことを特徴とする便器の汚水浸入防止構造。
  4. 【請求項4】 上部に便器ボウルを備えると共に下部に
    スカート部を備えた洋式便器であって、便器ボウルの上
    端でボウル開口の縁を形成するリム部の少なくとも前部
    を便器の便器設置面への設置部分であるスカート部の下
    端部よりも外方に突出し、リム部の外面に沿って流下し
    た汚水を水切りする水切り突部を上記リム部の外端部に
    亘って下方に突設したことを特徴とする便器の汚水浸入
    防止構造。
  5. 【請求項5】 上部に便器ボウルを備えると共に下部に
    スカート部を備えた洋式便器であって、上記便器の少な
    くとも前部で且つスカート部の下端に便器外面から内方
    に凹没した下部凹段部を形成し、上記下部凹段部にカバ
    ー体を着脱自在に収納し、上記カバー体には下部凹段部
    の外方開口を外方から被覆する外面カバー部と、下部凹
    段部より上方の便器外面に当接した上記外面カバー部を
    伝って便器設置面に流下した汚水の便器と便器設置面と
    の隙間への浸入を止水する止水材とを備えたことを特徴
    とする便器の汚水浸入防止構造。
  6. 【請求項6】 上記止水材を吸水性を備えた部材で構成
    すると共にカバー体に着脱自在にしたことを特徴とする
    請求項5に記載の便器の汚水浸入防止構造。
JP2001125910A 2001-04-24 2001-04-24 便器の汚水浸入防止構造 Withdrawn JP2002322718A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016061115A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 Toto株式会社 小便器
JP2019004935A (ja) * 2017-06-20 2019-01-17 アロン化成株式会社 ポータブルトイレ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016061115A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 Toto株式会社 小便器
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