JP2002322696A - 水栓器具製品 - Google Patents

水栓器具製品

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JP2002322696A
JP2002322696A JP2001125394A JP2001125394A JP2002322696A JP 2002322696 A JP2002322696 A JP 2002322696A JP 2001125394 A JP2001125394 A JP 2001125394A JP 2001125394 A JP2001125394 A JP 2001125394A JP 2002322696 A JP2002322696 A JP 2002322696A
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Japan
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plating
printing
mark
faucet
product
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JP2001125394A
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English (en)
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Masaaki Mimura
正秋 三村
Mitsuo Imamoto
光男 今本
Mikio Orita
三喜男 折田
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M1/00Inking and printing with a printer's forme
    • B41M1/26Printing on other surfaces than ordinary paper
    • B41M1/28Printing on other surfaces than ordinary paper on metals

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  • Domestic Plumbing Installations (AREA)
  • Printing Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、色付けされたマークとめっ
き層が一体となり、デザイン性、密着性、耐摩耗性に優
れた表示を持つ、水栓器具製品を提供することにある。 【解決手段】 本発明は、銅または銅合金素材の表面に
印刷を行ったものに対して、めっきを施す。したがっ
て、印刷部には電気が流れないので、めっきが付かず、
それ以外の表面にはめっきが付くことを利用して、めっ
き品に直接マークを表示することができるようになる。
これによって、めっき表面に印刷の特徴である小さく細
かな線や色付けした表示ができるので、表示のバリエー
ションが増え、水栓器具製品のデザイン性が向上する。
また、印刷部は、めっき層に埋もれた状態で一体化して
いるので、密着性や耐摩耗性も向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水栓器具製品のめ
っきを施した表面に色付けされたマークを表示する方法
とその製品に関する。製品はトイレ、洗面所、浴室、台
所、各種施設の水廻りに取付けられる水栓器具製品で、
給水・排水栓、給水・排水金具、衛生陶器付属金具、ア
クセサリー、手すり、その他周辺機器関係。
【0002】
【従来の技術】水栓器具製品のめっきを施した表面に、
メーカー名や文字、図柄等を色付けして表示するマーク
付けの技術で、一般的なものとしては、めっきを施した
表面に直接印刷して表示する方法や、切削、彫刻、エッ
チング等の方法で表面に凹部を形成したり成形時に表面
に凹部を形成したものに、インキや塗料等を流し込んで
表示する方法がある。また、一部では印刷したシール等
を貼り付けて表示しているものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の、めっきを施し
た表面に直接印刷して表示したものは、密着性が弱く印
刷の厚さも薄いため、使用中に剥がれたり摩擦や摩耗で
擦り減って消えてしまうものが少なくない。また、印刷
したシールを貼り付けたものも、印刷と同様に密着性や
耐摩耗性の問題がある。
【0004】一方、切削、彫刻、エッチングや成形等で
表面に凹部を形成したものにめっきを施した後、インキ
や塗料等を流し込んだものは、色付けしたインキや塗装
が凹部に埋もれるので密着性や耐摩耗性は良くなるが、
流し込み時に凹部周辺にインキや塗料等がはみ出さない
様に作業の工夫を要したり、凹部の加工を深くして流し
込み後に表面の拭き取りを要したりするので、加工コス
トが高くなる問題がある。また、切削や彫刻や成形の場
合は加工できる工具の大きさに制限があり、エッチング
の場合はエッチングによる腐食でマークを形成するの
で、いずれも細かく鮮明な線を表示することは難しい。
【0005】以上の様な問題点から、水栓器具製品のめ
っきを施した表面に色付けしたマークを表示する場合に
は、品質やコスト面での制約が多いため、表示するマー
クをめっき品とは別のインデックス等の部品にして、め
っき品に貼り付けたり組み込んで対応することが多い。
しかし、デザイン面や構造上の問題から、めっきを施し
た表面に直接表示したい場合には、密着性や耐摩耗性が
あまり要求されない箇所に限って印刷やシール貼りを行
ったり、コストを考慮して簡単な文字、図柄等に限っ
て、打刻、彫刻、エッチング、成形等で表示したりして
いる。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、本発明の目的は、色付けされたマークとめ
っき層が一体となり、デザイン性、密着性、耐摩耗性に
優れた表示を持つ、水栓器具製品を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、銅または銅合金素材の表面に印刷を行っ
たものにめっきを施したもので、印刷部には電気が流れ
ないのでめっきが付かずそれ以外の表面にはめっきが付
くことを利用して、めっき品に直接マークを表示するこ
とができるようになる。これによりめっき表面に印刷の
特徴である小さく細かい線や色付けした表示が直接でき
るようになるので、表示のバリエーションが増え、水栓
器具製品のデザイン性が格段に向上する。また、印刷部
はめっき層に埋もれた状態で一体化しているので、密着
性や耐磨耗性も向上する。
【0008】請求項2は、亜鉛ダイカスト、ステンレス
等の金属素材やABSやポリアセタール等の樹脂素材等
に、銅や銅ニッケルめっき等を施した表面に、印刷とめ
っきを施したもので、金属素材品や樹脂素材品等を構成
部品にもつ水栓器具製品に対しても、同じ表示が得られ
ることを示す。
【0009】請求項3は、請求項1または2で、印刷を
行ったものにニッケルクロムめっきを施したもので、ニ
ッケルクロムめっきの特徴である美麗で青味を帯びた光
沢のある外観で耐久性、耐摩耗性に優れためっき表面
に、密着性、耐摩耗性に優れたマークを表示することが
でき、品質とデザイン性に優れた水栓器具製品が得られ
る。
【0010】請求項4は、めっきの種類と組み合わせを
変えて示したもので、印刷の色と合わせてその組み合わ
せを変えることで、マークとめっき表面層の色を任意に
選定することができ、水栓器具製品に多彩なカラーバリ
エーションを得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】水栓器具製品の素材としては、金
属類では銅または銅合金、ステンレス、亜鉛ダイキャス
ト等や、樹脂類ではABS、ポリアセタール、ポリカー
ボネート等その他があり、表面処理としては生地品に研
磨や羽布加工したものや、ニッケルクロムや金等の湿式
めっきや、TiNやZrN等のイオンプレーティングに
よる乾式めっきや、エポキシ、ポリエステル等の塗装を
施したものがある。
【0012】本発明では、まずマークの視認性と密着性
を考慮して、印刷するインキの種類と印刷条件、めっき
条件を決定する。加工工程としては、印刷前処理、印
刷、乾燥の後、めっきの前処理、めっき付けを行って表
示が完成する。
【0013】印刷するインキの種類は、銅または銅合金
素材の表面や、銅や銅ニッケルめっきの表面に印刷を行
うので金属との密着性が良くて、印刷後にめっきを行う
のでめっきの前処理やめっき付け工程で使用する酸、ア
ルカリの薬品に耐えるものでなければならない。一般的
には、エポキシ系、ウレタン系、ポリエステル系等のイ
ンキが密着性、耐薬品性に優れているが、それらの中か
らめっきの薬品に耐えて密着性も確保できるインキを選
定することが好ましい。
【0014】印刷の前処理としては、通常はアルコール
系等の溶剤で印刷面の拭き取りを行う程度で良いが、密
着性を向上したい場合にはアルカリや酸液に浸せきして
表面を活性化したり酸化皮膜を形成することが好まし
い。
【0015】印刷の方法は、スクリーン印刷とパッド印
刷のどちらでも良く、印刷するインキの厚みを厚くした
い場合にはスクリーン印刷の方が有利で、印刷できるイ
ンキの種類も多くなる。
【0016】印刷後の乾燥は、インキに指定してある条
件で行えば問題はないが、常温乾燥タイプのものは60
〜80℃前後程度の温度で数十分から数時間乾燥する
と、インキの密着性が向上する傾向にある。
【0017】めっきの前処理やめっき付けは、一般的な
めっきの条件で行って良いが、めっき付けの間に印刷表
示が溶けたり剥がれたりする場合には、インキの種類と
印刷、めっきの条件設定が適当かを適宜判断する。
【0018】
【実施例】本発明の実施例を以下に説明するが、本発明
はこれにより限定されるものではなく、本発明の技術的
思考の範囲内で多くの改変をなしえることはもちろんで
ある。
【0019】水栓器具製品である水栓金具の部品のスパ
ウトに、マークを印刷した後めっきを施したもので、マ
ークの視認性、密着性の評価を行った。スパウトの素材
は黄銅鋳物品で、表面の研磨加工を行った後にスクリー
ン印刷でマークを印刷し、ニッケルクロムめっきを施し
た。マークの書体は図1に示す、外径Φ26mm、線幅
1mmの手の形をした図柄のものとした。マークの密着
性評価の方法は、テープはく離試験を実施し、一次評価
はめっき品完成後に行い、二次評価は煮沸試験後に行っ
た。
【0020】実施例1 印刷する表面をイソプロピルアルコールで拭き取り、焼
付タイプの2液硬化型エポキシ系インキを使用して図1
のマークを印刷し、150℃×30分乾燥を行った後に
めっきを施した。めっきの厚さは実測で、ニッケルめっ
き8〜10μm、クロムめっき0.5〜0.7μmの厚さ
であった。マークの評価結果、視認性は問題なく、一
次、二次の密着性とも問題はなかった。マーク部の断面
を図2に示す。
【0021】実施例2 実施例1のインキの種類を変えて、めっき後の密着性を
確保するために、印刷の前処理でアルカリ液に浸せきし
て実施した。まず、印刷の前処理としてアルカリ液に浸
せきして素材の表面に酸化皮膜を形成させ、印刷する表
面をイソプロピルアルコールで拭き取った後、常温硬化
型のポリエステル系インキを使用して図1のマークを印
刷し、70℃×60分乾燥を行った後にめっきを施し
た。めっきの厚さは実測で、ニッケルめっき8〜10μ
m、クロムめっき0.5〜0.7μmの厚さであった。マ
ークの評価結果、視認性は問題なく、一次、二次の密着
性とも問題はなかった。
【0022】実施例3 銅めっきを施したものに、実施例2のインキを使用して
実施した。銅めっきの場合は、銅めっき後に変色防止剤
を使用するので、印刷の前処理でアルカリ液に浸せきし
なくても良くなった。スパウトに銅めっきを施し変色防
止剤で処理した後、印刷する表面をイソプロピルアルコ
ールで拭き取り、常温硬化型のポリエステル系インキを
使用して図1のマークを印刷し、70℃×60分乾燥を
行った後にめっきを施した。めっきの厚さは実測で、銅
めっき5〜10μmニッケルめっき8〜10μm、クロム
めっき0.5〜0.7μmの厚さであった。マークの評
価結果、視認性は問題なく、一次、二次の密着性とも問
題はなかった。マーク部の断面を図3に示す。
【0023】実施例4 めっきをニッケル金めっきに変えて、実施例1のインキ
を使用して実施した。印刷する表面をイソプロピルアル
コールで拭き取り、焼付タイプの2液硬化型エポキシ系
インキを使用して図1のマークを印刷し、150℃×3
0分乾燥を行った後にニッケル金めっきを施した。ニッ
ケル金めっきの厚さは実測で、ニッケルめっき8〜10
μm、金めっき2〜3μmの厚さであった。マークの評価
結果、視認性は問題なく、一次、二次の密着性とも問題
はなかった。
【0024】比較例1 上記実施例のインキを使用して、ニッケルクロムめっき
上に直接印刷したもので比較した。印刷の厚さは5〜1
0μm程度で、色付けされたマークの評価結果は、一次
の密着性は問題なかったが、二次の密着性剥がれるもの
があり、耐摩耗性でも磨耗してなくなるものがあった。
【0025】
【発明の効果】本発明により、印刷を行ったものにめっ
きを施すことで、色付けされたマークとめっき層が一体
となった、デザイン性、密着性、耐摩耗性に優れた表示
が簡単に得られることになり、任意の文字、図柄等を表
示している水栓器具製品へ広く応用できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のマーク書体の図である。
【図2】本発明実施例1のマーク部の断面図である。
【図3】本発明実施例3のマーク部の断面図である。
【符号の説明】
1…素材 2…ニッケルめっき層 3…クロムめっき層 4…インキ層 5…銅めっき層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今本 光男 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 折田 三喜男 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D060 BD01 BD10 2H113 AA06 BA09 BA43 BB10 CA15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】銅または銅合金素材の表面に印刷を行った
    ものにめっきを施して、マークを表示した部品を少なく
    とも1個以上含むことを特徴とする水栓器具製品。
  2. 【請求項2】亜鉛ダイカスト、ステンレス等の金属素材
    や、ABSやポリアセタール等の樹脂素材等に、銅や銅
    ニッケルめっき等を施した表面に、印刷を行ったものに
    めっきを施して、マークを表示した部品を、少なくとも
    1個以上含むことを特徴とする水栓器具製品。
  3. 【請求項3】前記印刷後に施されるめっきがニッケルク
    ロムめっきであることを特徴とする請求項1または2に
    記載の水栓器具製品。
  4. 【請求項4】前記印刷後に施されるめっきが、半光沢ニ
    ッケルまたは艶消しニッケル上に、黒クロム、スズ・コ
    バルト合金、金めっきの内の1つを選択しめっきするこ
    とで、マークと表面層の色の差が任意に得られることを
    特徴とする請求項1または2に記載の水栓器具製品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016068099A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 日立金属株式会社 鋳物およびその製造方法

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