JP2002322373A - 合成樹脂エマルジョン組成物及びこれを用いた積層体 - Google Patents

合成樹脂エマルジョン組成物及びこれを用いた積層体

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JP2002322373A
JP2002322373A JP2001131005A JP2001131005A JP2002322373A JP 2002322373 A JP2002322373 A JP 2002322373A JP 2001131005 A JP2001131005 A JP 2001131005A JP 2001131005 A JP2001131005 A JP 2001131005A JP 2002322373 A JP2002322373 A JP 2002322373A
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resin emulsion
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resin sheet
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Takuro Suzuki
卓郎 鈴木
Kazuaki Kiyomura
和明 清村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固形後の硬度を高くするために、樹脂固形分
と同等以上の無機充填剤を添加した場合には、充填剤を
添加しない場合に比べ、合成樹脂シートとの接着性が非
常に悪く、簡単に剥がれ落ちてしまう。 【解決手段】 合成樹脂エマルジョンの固形分100重
量部に対して、無機充填剤を100〜1200重量部、
イソシアネート基を1分子内に2つ以上有し、該イソシ
アネート基の少なくとも一部が、加熱することにより脱
保護可能な保護基によって保護されているイソシアネー
ト化合物を1〜20重量部配合したことを特徴とする合
成樹脂エマルジョン組成物又はこれを用いた積層体とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂シートに
コーテイングし加熱硬化(キュアー)させた際に合成樹
脂シートと密着し、接着性に優れた合成樹脂エマルジョ
ン組成物、該合成樹脂エマルジョン組成物と合成樹脂シ
ートの積層体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】樹脂含有液をポリエステル、ポリプロピ
レン等のフイルムに印刷、コーテイングさせる場合、十
分な接着性を得るために通常フイルム側にコロナ放電処
理、プライマー処理などの下処理を行う。また、樹脂含
有液が有機溶剤を溶媒にしている場合は比較的密着性を
上げることは容易である反面、水を溶媒にするエマルジ
ョン液の場合、接着性を上げることは困難であり、種々
の工夫がされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特に、固形後の硬度を
高くするために、樹脂固形分と同等以上の無機充填剤を
添加した場合には、充填剤を添加しない場合に比べ、合
成樹脂シートとの接着性が非常に悪く、簡単に剥がれ落
ちてしまうという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この様な中、本願出願で
は、充填材を含有した合成樹脂エマルジョンを合成樹脂
シートと強固に接着させる方法に関し検討したところ、
ある種の組成物を用いた場合、良好な接着性を発現する
ことを見いだした。
【0005】上記の検討の結果による、本発明の請求項
1記載の発明は、合成樹脂エマルジョンの固形分100
重量部に対して、無機充填剤を100〜1200重量
部、イソシアネート基を1分子内に2つ以上有し、該イ
ソシアネート基の少なくとも一部が、加熱することによ
り脱保護可能な保護基によって保護されているイソシア
ネート化合物を1〜20重量部配合したことを特徴とす
る合成樹脂エマルジョン組成物であり、請求項2記載の
発明は、請求項1記載の構成に加え、イソシアネート基
が、アセト酢酸エステルにより保護されていることを特
徴とする合成樹脂エマルジョン組成物であり、請求項3
記載の発明は、合成樹脂シート上に、請求項1又は2記
載の合成樹脂エマルジョン組成物を積層し、乾燥させる
ことによって得られる積層体であり、請求項4記載の発
明は、請求項3記載の構成に加え、合成樹脂エマルジョ
ン組成物が点状又は線状に積層された積層体であること
を特徴とするものである。
【0006】本発明のエマルジョンに使用される合成樹
脂としては、アクリル酸エステル共重合体、エチレン‐
酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、アクリル‐酢酸
ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル‐アクリ
ル共重合体、ポリ塩化ビニリデン、ポリブタジエン、ス
チレン‐ブタジエン共重合体、アクリロニトリル‐ブタ
ジエン共重合体、アクリル共重合体等が使用でき、この
中でも、アクリル酸エステル共重合体、エチレン‐酢酸
ビニル共重合体のエマルジョンを用いた時に特に好適に
密着性を向上することができる。
【0007】アクリル酸エステル共重合体としては、メ
チル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレー
ト、プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メ
タ)アクリレート、イソブチル(メタ)クリレート、t
ert−ブチル(メタ)クリレート、エチルヘキシル
(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレー
ト、デシル(メタ)アクリレート、等の(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステルモノマー及び、これらと共重合可
能なアクリロニトリル、(メタ)アクリルアミド、N,
N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチ
ルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチ
ルアミノエチル(メタ)アクリレート、酢酸ビニル、ス
チレン、α−メチルスチレン、ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジビニル
ベンゼン、グリシジル(メタ)アクリレート、アリル
(メタ)アクリレートのモノマーなどの共重合体であ
る。該アクリル酸エステル共重合体としては、水酸基、
カルボキシル基、アミノ基を有している場合、配合する
イソシアネート化合物と反応し、合成樹脂シートとの接
着性を発現する前に該化合物のイソシアネート基が消費
されてしまうため、イソシアネート化合物と反応する官
能基を有していないことが望ましい。
【0008】さらにエマルジョン重合も操作自体、他の
ビニル系モノマーの重合と本質的な差はなく、一般的な
方法としては、一括仕込み重合法、モノマー滴下法、エ
マルジョン滴下法、シード重合法などがあり、特に限定
されるものではない。エマルジョン重合では、重合の安
定性、エマルジョン粒子の大きさ、エマルジョンの化学
安定性、機械的安定性、凍結安定性、不飽和酸との共重
合性、生成ポリマーの塗工性などを配慮し、重合され
る。これらの性状を調節する目的で、界面活性剤、重合
開始剤、モノマーの添加法、pH、塩類などを考慮する
必要がある。特に界面活性剤の選定に注意が払われ、ノ
ニオン系の界面活性剤を中心に数種類の界面活性剤を組
み合わせて使用するのが一般的である。
【0009】さらに、これらベースエマルジョン自体必
要に応じて混ぜ合わせる事も何ら問題は無く、特にアク
リル酸エステル系共重合体を用いた場合、Tg(ガラス
転移温度)の違う共重合体同士を混ぜ合わせることによ
り硬度の調節を行うことも何ら問題はない。
【0010】本発明において、イソシアネート基を分子
中に2個以上有するイソシアネート化合物としては、イ
ソシアネート基が完全にフリーの状態ではなく、部分的
又は完全に保護基により保護されたイソシアネート基を
有するイソシアネート化合物を使用する。部分的に保護
されたイソシアネート化合物は、フリーのイソシアネー
ト基が存在するため、エマルジョンを保管している状態
でイソシアネート基が反応して経時的に粘度が上昇し、
取り扱いが難しくなるため、全てのイソシアネート基が
保護されているイソシアネート化合物(完全に保護基に
より保護されたイソシアネート化合物)の方が好まし
い。
【0011】また、本発明で使用する保護されたイソシ
アネート化合物は、熱解離性又は熱分解性の保護基を有
するが、保護基の解離温度又は分解温度としては、10
0〜150℃が好ましい。保護基の解離温度又は分解温
度が低すぎると、エマルジョンの水分が多量に残ってい
る状態でイソシアネート基がフリーとなるため、イソシ
アネート化合物が水と反応してしまい合成樹脂シートと
の接着性に劣る場合がある。また、保護基の解離温度又
は分解温度が高すぎると、合成樹脂シートの上に積層す
る場合に、合成樹脂シートの軟化点よりも高くなり、合
成樹脂シートが軟化してしまい、積層体が波打つ場合が
ある。また、高温で処理しなくてはならないため、エネ
ルギーコストが上がってしまう。保護基により保護され
たイソシアネート基を有するイソシアネート化合物(ブ
ロックイソシアネート化合物)は、イソシアネート化合
物と所定のブロック化剤を反応させることによって得ら
れる。ブロック化剤は、種々の化合物があるが、イソシ
アネート化合物自体をブロック化剤として使用しても良
い。しかし、種々あるブロック化剤の中でもヘキサメチ
レンジイソシアネートから誘導されたポリイソシアネー
トをアセト酢酸エステルの活性メチレン系化合物で完全
にブロックしたブロックイソシアネート化合物は、エマ
ルジョン組成物の保管中や作業中に増粘することがな
く、保護基の解離温度も120℃程度であり、特に有効
である。
【0012】アセト酢酸エステルとしては、例えば、ア
セト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、アセト酢酸イソプ
ロピル、アセト酢酸n−プロピル、アセト酢酸tert
−ブチル、アセト酢酸n−ブチル、アセト酢酸ベンジ
ル、アセト酢酸フェニル等があり、これらを単独使用し
ても、2種以上を併用しても何ら問題はない。更に好ま
しくはアセト酢酸エチルである。
【0013】さらに、これらブロック化したイソシアネ
ート化合物の反応を制御するために、各種触媒および遅
延剤を添加することも何ら問題はない。保護されたイソ
シアネート化合物の添加量としては、樹脂100重量部
に対して0.5〜10重量部の範囲であり、添加量が
0.5重量部より少ない場合、樹脂シートと十分な接着
性を発現できず、さらに添加量が10重量部より多い場
合でも樹脂シートとの接着性はこれ以上向上しないた
め、経済的に好ましいものではない。
【0014】無機充填材としては、炭酸カルシウム、タ
ルク、カオリン、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、
クレイ、マイカ、珪素土、シラスバルーン、シラスパウ
ダー、ガラスバルーン、ガラスパウダーが使用され、こ
の中でも炭酸カルシウム、タルク、水酸化アルミニウム
が特に適している。無機充填材の添加量としては、合成
樹脂エマルジョン固形分100重量部に対して100〜
1200重量部の範囲であり、100重量部未満では、
加熱固化された組成物の硬度が低いために、通常の方法
においても合成樹脂シートと十分接着しており、本願発
明の様な組成物にする必要が無い。また、添加量が60
0重量部より多い場合、硬度的には硬くなるが、樹脂バ
インダーの量が相対的に少なく、加熱固化物が脆くなる
ため好ましくない。
【0015】さらに、エマルジョン組成物を生成する際
に、増粘剤、消泡剤、凍結防止剤、防かび剤等の薬品、
染料、顔料等の着色剤を適宜添加する事も特に制限され
ることは無い。
【0016】合成樹脂エマルジョンに、保護されたイソ
シアネート化合物、無機充填材、およびその他の添加剤
を配合し、十分に混合攪拌してこれを均一なエマルジョ
ン組成物に調整する。この時の混合攪拌法として、均一
なエマルジョンを得られれば特に方法は限定されない
が、その粘度特性などからデイゾルバーミキサー、ホモ
ミキサーなどの攪拌機が好適に使用される。
【0017】作成される組成物の固形分濃度は45〜8
5重量%とすることが好ましく、更に好ましくは60〜
80重量%である。固形分濃度が低すぎると、水分乾燥
に多大なエネルギーと時間がかかり非効率であるばかり
か、長時間加熱されることにより合成樹脂シートの熱変
形が発生しやすくなる場合がある。また、固形分濃度が
高すぎると、エマルジョンとしての取り扱いが難しくな
る傾向がある。
【0018】作成されたエマルジョン組成物は、適宜手
段にて合成樹脂シート上に印刷、塗工することができ
る。これら印刷・塗工手段として、例えばフレキソ印刷
法、リバースロール法、ナイフコーター法、ロータリー
スクリーン法などが上げられる。また、加熱固化させる
方法に関しても、熱風ヒーター、遠赤外線ヒーター等の
各種加熱方法が使用でき、特に限定されるものではな
い。加熱条件に関しては、樹脂の種類、固形分濃度、塗
布量により変化するが、一般的に110℃〜165℃程
度の温度で2分〜5分間程度が好ましい。加熱条件は、
熱活性イソシアネート化合物の熱解離温度よりも10℃
〜15℃高い温度であるのが好ましい。
【0019】以上の本願発明の合成樹脂エマルジョン組
成物は、無機充填材を比較的多く含有するエマルジョン
液にイソシアネート基を1分子内に2つ以上有し、該イ
ソシアネート基の少なくとも一部が、加熱することによ
り脱保護可能な保護基によって保護されているイソシア
ネート化合物(熱解離性ブロックイソシアネート化合
物)を配合することにより、他のプラスチック材料等と
接着性が乏しい組成物の接着性を飛躍的に向上させるこ
とができる。
【0020】合成樹脂シート上に、本発明のエマルジョ
ン組成物を点状又は線状に積層し、乾燥、固化した積層
体は、エマルジョンと合成樹脂シートとの接着力が優れ
ており、例えば特開2001−20398号に記載され
ているような建築物の外壁や屋根の内部結露を防止する
通気空間確保材(スペースシート)や、滑り止め等とし
て使用することができる。
【0021】上記のような通気空間確保材(スペースシ
ート)として使用する場合には、用いる合成樹脂シート
としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポ
リエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンテレ
フタレート(PBT)等のポリエステルフィルムが好ま
しい。また合成樹脂シートの厚さとしては、10〜15
0μmが好ましく、25〜75μmが特に好ましい。合
成樹脂シートが薄すぎると、エマルジョンを積層し、加
熱固化する場合に、合成樹脂シートが変形し、寸法安定
性がよくない場合がある。合成樹脂シートが厚すぎる
と、シートに剛性があるため、取り扱いにくくなる傾向
がある。
【0022】
【実験例】以下に具体的な実験例を挙げ、本願発明の合
成樹脂エマルジョン組成物に関して詳細に説明するが、
本願発明は以下に挙げる例に限定されるものではない。 [合成樹脂エマルジョン組成物の調整]表1,2に示す
物質を計量混合し、プロペラミキサーで十分攪拌しエマ
ルジョン組成物を調製した。
【0023】
【表1】 エマルジョン1:メタクリル酸メチル−メタクリル酸イ
ソブチル共重合体(固形分濃度55%、平均分子量15
万) エマルジョン2:エチレン−酢酸ビニル共重合体(固形
分濃度50% 平均分子量20万) エマルジョン3:メタクリル酸イソブチル−アクリル酸
共重合体(固形分濃度55% 平均分子量18万) 充填材1:重質炭酸カルシウム(日東粉化工業(株)社
製 NN−500) 充填材2:クレー((株)クラレ社製 クラライトマイ
カ 60C) イソシアネート化合物1:HDIブロックイソシアネー
ト(旭化成工業(株)社製 Dulanate MF−
K60X) 完全ブロックイソシアネート ブロック化剤:アセト酢酸エチル イソシアネート化合物2:HDIブロックイソシアネー
ト(武田薬品工業(株)社製 タケネートB883N
S) 部分ブロックイソシアネート ブロック化剤:メチルエチルケトンオキシム
【0024】
【表2】
【0025】[加熱固化]表1,2に示すそれぞれの配
合の組成物をプラスチックフイルム上に0.1mmの間
隙を有するアプリケーターにより塗布した後、表3に示
す条件で加熱固化してシートを得た。
【0026】
【表3】 PET(コロナ放電): 片面コロナ放電処理された、
厚さ75μmのポリエステルフイルム PET(プライマー処理): 片面ポリエステル系プラ
イマー処理された、厚さ50μmのポリエステルフイル
ム PVC:未処理軟質PVCフイルム、厚さ120μm PP(プライマー処理):片面塩素化ポリエチ系プライ
マー処理100μmポリプロピレンフイルム
【0027】[接着性評価方法]表1に示す組成物作成
3日後に表2で示す条件で加熱固化させて合成樹脂シー
トとの接着性を評価した。評価方法として、該エマルジ
ョン固形物を塗工した合成樹脂シートを25mm幅に切
り、端部を爪で剥離し、ゆっくりと固形物と合成樹脂シ
ートとを180度剥離する。この操作を同一試料にて3
回繰り返し、接着性を下記の基準で判定する。 ○:剥離不可能(または、エマルジョン固形物が界面で
材料破壊) △:一部エマルジョン固形物が合成樹脂シートに付着す
るが、不完全な接着 ×:エマルジョン固形物が合成樹脂シートから完全に剥
がれる
【0028】
【表4】
【0029】
【発明の効果】本願発明は、合成樹脂エマルジョンと無
機充填材を含有した組成物に保護されたイソシアネート
化合物を配合することにより、合成樹脂シート表面との
接着性に優れた合成樹脂エマルジョン組成物を提供する
ものであり、また、他のプラスチック材料等と接着性が
乏しい無機充填材を比較的高充填したエマルジョン組成
物の接着性を飛躍的に向上させるものである。該エマル
ジョン組成物は、特定の範囲の解離温度を有するブロッ
ク化剤を使用することによって、液安定性にも優れ且つ
エマルジョンを加熱乾燥固化させる際に水分の影響を受
けずにイソシアネート化合物が活性化さ合成樹脂シート
と低温で優れた接着性を発現するものである。本発明の
合成樹脂エマルジョン組成物は、通常のエマルジョンを
積層しても、樹脂シートとエマルジョン組成物の接着性
が悪いポリエステル系樹脂シートやポリプロピレン樹脂
シート、ポリエチレン樹脂シートを基材シートとして用
いる場合に特に効果的である。
フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AA01B AA08 AH02B AK01A AK15 AK25 AK42 AK51B AK68 AL05B AL06B AT00A BA02 BA44B CA23B JK12 JL11 JM01B 4J002 AC031 AC071 AC081 BB061 BC051 BD041 BD091 BD101 BF021 BG001 BG041 BG051 BG061 DE146 DE236 DG046 DJ006 DJ036 DJ046 DJ056 DL006 ER007 FA106 FB247 FD016 GF00 GJ01 GL00 HA07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂エマルジョンの固形分100重
    量部に対して、無機充填剤を100〜1200重量部、
    イソシアネート基を1分子内に2つ以上有し、該イソシ
    アネート基の少なくとも一部が、加熱することにより脱
    保護可能な保護基によって保護されているイソシアネー
    ト化合物を1〜20重量部配合したことを特徴とする合
    成樹脂エマルジョン組成物。
  2. 【請求項2】 イソシアネート基が、アセト酢酸エステ
    ルにより保護されていることを特徴とする特許請求項第
    1項記載合成樹脂エマルジョン組成物。
  3. 【請求項3】 合成樹脂シート上に、請求項1又は2記
    載の合成樹脂エマルジョン組成物を積層し、乾燥させる
    ことによって得られる積層体。
  4. 【請求項4】 合成樹脂エマルジョン組成物が点状又は
    線状に積層された請求項3記載の積層体。
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