JP2002322350A - ポリエステル組成物製中空成形体およびその製造方法 - Google Patents
ポリエステル組成物製中空成形体およびその製造方法Info
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Abstract
中空成形体は、(A)ポリエステルと、(B)変性ポリ
エチレンとからなり、この(B)変性ポリエチレンが、
10ppm未満の量で含まれていることを特徴としてい
る。このポリエステル組成物性中空成形体は、上記のポ
リエステル樹脂組成物からプリフォームを形成し、次い
で該プリフォームを延伸ブローあるいはインジェクショ
ンブローにより延伸成形して、結晶化度が15〜60%
の範囲にすることにより製造することができる。 【効果】 本発明によれば、示差走査熱量計による昇温
法で測定した半結晶化時間Tを、60秒〜200秒に調
整することができるとともに、耐熱性に優れた中空成形
体が得られる。
Description
空成形体およびその製造方法に関するものであり、さら
に詳しくは、ジュース、天然水、酒、各種飲用茶、食用
油、液体調味料等の、非炭酸飲料を充填し加熱減菌処理
をしても変形することなく自立性を保つことができるよ
うなポリエステル組成物製中空成形体およびその製造方
法に関するものである。
種飲用茶、食用油、液体調味料などの容器として用いら
れる中空成形体の素材として種々のプラスチック素材が
用いられており、中でも液体飲料用ボトルの素材には種
々のプラスチック素材が多く用いられている。これらの
プラスチック素材のうちポリエチレンテレフタレートな
どのポリエステルは、透明性、ガスバリヤ性、耐熱性お
よび機械的強度に優れているため多く採用されている。
処理されたものが高温で中空成形体に充填されるため、
中空成形体を形成するプラスチックの耐熱性が良くなけ
れば、中空成形体が変形したり、収縮したり、膨張する
などの問題を生じるおそれがある。また中でも液体飲料
用ボトルを形成するプラスチックは、耐熱性に優れると
ともに透明性を兼ね備えることが強く要求される。
ル底部にベースカップを取付けたベースカップ付ボトル
が用いられている。しかしながらこのようなベースカッ
プ付ボトルでは、製造コストが嵩み、また、ボトル本体
はポリエステルからなり、ベースカップはこれとは異種
材料のポリエチレン等からなるため、ボトル全体をその
まま溶融し再度ボトルなどに成形して再利用しようとし
ても、比較的多量のポリエチレンが混入するため透明性
の劣るものしか得られず、再利用(リサイクル)が困難
であるなどの問題点があった。
は、炭酸ガス入り飲料を充填するのに適したポリエステ
ル組成物製ボトルが提案されているが、変性ポリエチレ
ンの添加量が多く、半結晶化時間が60秒以下と短いた
め、急速に延伸成形することが要求され成形条件の調整
が難しく、厚さの均一な中空成形体を製造しにくいとい
う問題があった。
報には、ポリエステル樹脂に変性ポリオレフィンを5〜
5000ppm配合したポリエステル樹脂組成物が記載
されているが、該組成物はホットメルト接着剤用として
液状で使用するものであり、少量の変性ポリオレフィン
を配合したポリエステル樹脂組成物を用いて中空成形体
を製造することはまったく示唆していなかった。
て、充填された非炭酸性の内容物に加熱滅菌処理を施し
た場合に中空成形体の口頚部、底部などの変形が小さ
く、しかも同一材料で全体が構成されている再利用可能
な中空成形体を得るべく鋭意検討した結果、ポリエステ
ルと、10ppm未満の量の変性ポリエチレンとからな
るポリエステル樹脂組成物性中空成形体が、上記の目的
を達成することを見出して本発明を完成するに至った。
液体を充填し加熱減菌処理をしても変形することなく自
立性を保つことができるようなポリエステル組成物製中
空成形体およびその製造方法を提供することを目的とす
る。
中空成形体は、(A)ポリエステルと、(B)変性ポリ
エチレンとからなり、この(B)変性ポリエチレンが、
10ppm未満の量で含まれていることを特徴としてい
る。本発明では、前記ポリエステル組成物は、示差走査
熱量計によるt1/2 昇温法(140℃)で定した半結晶
化時間Tが60秒<T<200秒を満たすことが好まし
く、中空成形体胴部中央のヘイズ値が5%以下であるこ
とが好ましい。
形体は、耐熱性及び透明性に優れており、適度な成形性
を兼ね備えている。また、中空成形体全体が単一の材料
で構成されているので、そのまま溶融して再度ボトルな
どの中空成形体や繊維などに成形して再利用することが
可能である。本発明に係るポリエステル組成物製中空成
形体の製造方法は、(A)ポリエステルと、(B)変性
ポリエチレンとからなり、この(B)変性ポリエチレン
が、10ppm未満の量で含まれているポリエステル樹
脂組成物からプリフォームを形成し、次いで該プリフォ
ームを延伸ブローにより延伸成形して、結晶化度が15
〜60%の範囲にある中空成形体を得ることを特徴とし
ている。
中空成形体の製造方法は、(A)ポリエステルと、
(B)変性ポリエチレンとからなり、この(B)変性ポ
リエチレンが、10ppm未満の量で含むポリエステル
樹脂組成物からプリフォームを形成し、次いで該プリフ
ォームをインジェクションブローにより延伸成形して、
結晶化度が15〜60%の範囲にある中空成形体を得る
ことを特徴としている。
は、不飽和カルボン酸、不飽和カルボン酸誘導体、不飽
和エポキシ化合物またはスチレン系炭化水素で変性され
た変性ポリエチレンであることが好ましい。また本発明
では、プリフォームを面積延伸倍率5〜15倍で延伸ブ
ローまたはインジェクションブローで延伸成形すること
が好ましく、延伸成形後にヒートセットを行うことで中
空成形体の結晶化度を15〜60%とすることが好まし
い。
ボトルの製造方法として好適に用いられる。本発明に係
るポリエステル組成物製中空成形体の製造方法は、耐熱
性及び透明性に優れるポリエステル組成物製中空成形体
を製造することができる。
組成物製中空成形体およびその製造方法について説明す
る。本発明に係るポリエステル組成物製中空成形体の結
晶化度は、15〜60%、好ましくは15〜50%の範
囲にあることが望ましい。中空成形体がボトルである場
合には、その各部の結晶化度は、口頚部、胴部中央、底
部の中心部においてそれぞれ15〜60%、好ましくは
15〜50%の範囲にあることが望ましい。ここでいう
結晶化度は、後述するようなX線回折法により求められ
る。
形体の胴部中央のヘイズ値は、5%以下、好ましくは3
%以下であることが望ましい。このような本発明に係る
ポリエステル組成物製中空成形体は、ポリエステルと変
性ポリエチレンとからなるポリエステル組成物から形成
されている。本発明に係るポリエステル組成物は、
(A)ポリエステルと、(B)変性ポリエチレンとから
なり、この(B)変性ポリエチレンが、10ppm未満
の量で含まれている変性ポリエチレンは、ポリエステル
が結晶化する際の核剤として作用し、これによりポリエ
ステルの結晶化が促進され半結晶化時間が短縮されると
考えられる。変性ポリエチレンは微量でも核剤として有
効に作用し、10ppm未満の量であることが好まし
い。変性ポリエチレンが10ppm以上の量では、結晶
化が過度に促進され半結晶化時間が短くなりすぎ、成形
条件の調整が難しく、本発明に係る中空成形体の製造に
は適しない。
変性ポリエチレンについて具体的に説明する。 (A)ポリエステル 本発明に係るポリエステル組成物製ボトルにおいて用い
られる(A)ポリエステルとしては、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリエチレンナフタレートなどのポリエス
テルおよびこれらの混合物(組成物)が挙げられる。
チレンテレフタレートは、テレフタル酸またはそのエス
テル誘導体(たとえば低級アルキルエステル、フェニル
エステルなど)などのジカルボン酸と、エチレングリコ
ールまたはそのエステル誘導体(たとえばモノカルボン
酸エステルエチレンオキサイドなど)などのジオールと
から導かれる単位から形成されている。
に応じて上記以外のジカルボン酸類および/またはジオ
ール類から導かれる単位を20モル%以下の量で有して
いてもよい。このようなテレフタル酸以外のジカルボン
酸類としては、具体的には、フタル酸、イソフタル酸、
ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジ
フェノキシエタンジカルボン酸などが挙げられる。これ
らは、そのエステル誘導体として用いることもできる。
としては、具体的には、ジエチレングリコール、トリエ
チレングリコール、テトラエチレングリコール、トリメ
チレングリコール(プロピレングリコール)、ブタンジ
オール、ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、
ヘキサメチレングリコール、ドデカメチレングリコー
ル、ポリエチレングリコールなどの脂肪族グリコール
類、シクロヘキサンジメタノールなどの脂環族グリコー
ル類、ビスフェノール類、ハイドロキノンなどの芳香族
ジオール類などが挙げられる。これらは、そのエステル
誘導体として用いてもよい。
もよい。本発明で用いられるポリエチレンテレフタレー
トは、特にジオールから導かれる単位を100モル%と
するとき、エチレングリコール以外のジオールから導か
れる単位を0.1〜3モル%の量で含有していてもよ
い。このような他のジオールとしては、ジエチレングリ
コールが好ましい。
フタレートは、必要に応じて、トリメシン酸、ピロメリ
ット酸、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパ
ン、トリメチロールメタン、ペンタエリスリトールなど
の多官能化合物から導かれる単位を少量たとえば2モル
%以下の量で含んでいてもよい。上記のような本発明で
用いられるポリエチレンテレフタレートは、実質上線状
構造であり、このことは該ポリエチレンテレフタレート
が、o-クロロフェノールに溶解することによって確認さ
れる。
レートの固有粘度IV(o-クロロフェノール中で25℃
で測定)は、通常0.3〜1.5dl/g、好ましくは
0.5〜1.5dl/gであることが望ましい。本発明
で用いられるポリエチレンテレフタレートは、上記のよ
うなジカルボン酸とジオールとから従来公知の製造方法
により製造される。
フタレートとしては、通常ペレット状で市販されている
「原料ポリエチレンテレフタレート」が用いられるが、
必要に応じて、原料ポリエチレンテレフタレートととも
に「リプロポリエチレンテレフタレート」が用いられて
もよい。具体的に、ポリエチレンテレフタレート中に
は、「リプロポリエチレンテレフタレート」が1〜50
重量%の量で含有されていてもよい。
レンテレフタレート」とは、ジカルボン酸とジオールと
からペレット状で製造され、加熱溶融状態で成形機を通
過させてボトルあるいはプリフォームなどに成形された
履歴がないポリエチレンテレフタレートである。また
「リプロポリエチレンテレフタレート」は、このような
原料ポリエチレンテレフタレートを少なくとも1回以上
加熱溶融状態で成形機を通過させたポリエチレンテレフ
タレートを、ペレタイズして得られる。このように原料
ポリエチレンテレフタレートを「加熱溶融状態で成形機
を通過させる」処理は、原料ポリエチレンテレフタレー
トからなるペレット(チップ)を加熱溶融し、プリフォ
ーム、ボトルなどの所望形状に成形することによって行
われる。
酸、不飽和カルボン酸の誘導体、不飽和エポキシ化合物
またはスチレン系炭化水素でグラフト変性した変性ポリ
エチレンである。この変性ポリエチレンは、前記ポリエ
ステルの加熱結晶化促進のために添加される。
される未変性のポリエチレンとしては、具体的には、 高圧下にエチレンをラジカル重合することによって製
造したポリエチレン、 エチレンまたはエチレンとプロピレン、1-ヘキセン、
4-メチル-1-ペンテン、1-オクテン、1-デセンなどのα
−オレフィンとを遷移金属化合物の存在下に中・低圧重
合することによって得られるポリエチレンなどを例示す
ることができる。
(デカリン溶液中で135℃において測定した値)は、
通常0.8〜3.8dl/g、好ましくは1〜2.3d
l/gの範囲である。未変性ポリエチレンの製造に用い
られるモノマーとして具体的には、不飽和カルボン酸と
しては、たとえば(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フ
マール酸、テトラヒドロフタル酸、イタコン酸、シトラ
コン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、ナジック酸(エ
ンドシス−ビシクロ[2,2,1] ヘプト-5-エン-2,3-ジカル
ボン酸)などが挙げられる。
えば酸ハライド、アミド、イミド、無水物、エステルな
どが挙げられ、具体的には、塩化マレニル、マレイミ
ド、無水マレイン酸、無水シトラコン酸、マレイン酸モ
ノメチル、アクリル酸アミド、マレイン酸ジメチル、グ
リシジルマレエート、メチル(メタ)アクリレート、エ
チル(メタ)アクリレート、n-ブチル(メタ)アクリレ
ート、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレートなどが挙
げられる。
ルアクリレート、グリシジルメタクリレート、マレイン
酸のモノおよびジグリシジルエステル、フマル酸のモノ
およびジグリシジルエステル、クロトン酸のモノおよび
ジグリシジルエステル、テトラヒドロフタル酸のモノお
よびジグリシジルエステル、イタコン酸のモノおよびグ
リシジルエステル、ブテントリカルボン酸のモノおよび
ジグリシジルエステル、シトラコン酸のモノおよびジグ
リシジルエステル、エンド-シス-ビシクロ[2.2.1]ヘ
プト-5-エン-2,3-ジカルボン酸(ナジック酸TM)のモノ
およびジグリシジルエステル、エンド-シス-ビシクロ
[2.2.1]ヘプト-5-エン-2-メチル-2,3-ジカルボン酸
(メチルナジック酸TM)のモノおよびジグリシジルエス
テル、アリルコハク酸のモノおよびグリシジルエステル
などのジカルボン酸モノおよびアルキルグリシジルエス
テル(モノグリシジルエステルの場合のアルキル基の炭
素原子数1〜12)、p-スチレンカルボン酸のアルキル
グリシジルエステル、アリルグリシジルエーテル、2-メ
チルアリルグリシジルエーテル、スチレン-p-グリシジ
ルエーテル、3,4-エポキシ-1-ブテン、3,4-エポキシ-3-
メチル-1-ブテン、3,4-エポキシ-1-ペンテン、3,4-エポ
キシ-3-メチル-1-ペンテン、5,6-エポキシ-1-ヘキセ
ン、ビニルシクロヘキセンモノオキシドなどが挙げられ
る。
α−メチルスチレン、o-メチルスチレン、p-メチルスチ
レン、m-メチルスチレン、p-クロロスチレン、m-クロロ
スチレンおよびp-クロロメチルスチレン、4-ビニルピリ
ジン、2-ビニルピリジン、5-エチル-2-ビニルピリジ
ン、2-メチル-5-ビニルピリジン、2-イソプロペニルピ
リジン、2-ビニルキノリン、3-ビニルイソキノリン、N-
ビニルカルバゾール、N-ビニルピロリドンなどが挙げら
れる。
られるモノマーは、単独で、または2種以上混合して用
いられる。これらの中では、無水物およびエステルが好
適であり、特に無水マレイン酸、無水ナジック酸、エチ
ル(メタ)アクリレート、n-ブチル(メタ)アクリレー
ト、2-エチルヘキシル(メタ)アクリレートが好適であ
る。
法、例えばポリエチレンの溶融条件下に、上記のモノマ
ーをラジカル開始剤、例えば有機ペルオキシド、有機ペ
ルエステルアゾ化合物を用いて反応させることにより製
造することができる。グラフト変性量はグラフト変性ポ
リエチレン中のモノマー含量で標示すれば、通常0.2
ないし50重量%、好ましくは0.5ないし20重量%
である。
イン酸、エチル(メタ)アクリレートをグラフトした変
性物がとくに好ましい。また、中空成形体製造時に副産
される切り粉なども、変性ポリエチレンとして好適に使
用することができる。 ポリエステル組成物製中空成形体 本発明に係るポリエステル組成物製中空成形体は、上記
のようなポリエステルと変性ポリエチレンとからなるポ
リエステル組成物から形成されている。
ステルと、(B)変性ポリエチレンとからなり、この
(B)変性ポリエチレンが10ppm未満の量で含まれ
て形成されている。ポリエステル組成物を調製する方法
としては、公知の任意の方法を採用でき、たとえば、ポ
リエステルと、変性ポリエチレンとを、タンブラーブレ
ンダー、ヘンシェルミキサーなどの混合機で混合し、次
いで押出機、ニーダーなどを用いて溶融混練する方法が
挙げられる。
は、架橋剤、耐熱安定剤、耐候安定剤、帯電防止剤、滑
剤、離型剤、無機充填剤、顔料分散剤、顔料あるいは染
料などの各種配合剤を、本発明の目的を損なわない範囲
で含有していてもよい。このようなポリエステル組成物
は、示差走査熱量計によるt1/2 昇温法(140℃)で
測定した半結晶化時間Tが、60秒<T<200秒、好
ましくは80秒<T<160秒、さらに好ましくは11
0秒<T<120秒を満たす。従来、公知のポリエステ
ル、たとえば、ポリエチレンテレフタレートの半結晶化
時間は200〜300秒程度であり、ポリエチレンナフ
タレートの半結晶化時間は500〜1000秒程度であ
る。また、特開平9−183430号公報には、半結晶
化時間が60秒以下のポリエステル組成物が記載されて
いるが、半結晶化時間が60秒以下では成形条件の調整
が難しく、本発明に係るポリエステル組成物製中空成形
体の製造には不向きである。
後述する。本発明に係るポリエステル製中空成形体は、
ジュース、天然水、酒、各種飲用茶、食用油、液体調味
料などの非炭酸性液体充填用の容器としてとくに好適に
用いられる。上記ポリエステル組成物製中空成形体とし
ては、各種形状の容器などが挙げられ、中でも飲料充填
用の自立性ボトルなどが好適に挙げられる。ボトルの形
状としては、底部形状が平坦であるもの、底面に窪みを
もつもの、3本以上の足型をもつものなど自立に適した
形状が好適に挙げられる。また、ボトル胴部の形状は、
円柱型のほか、角柱型、円錐型、角錐型、胴部に窪みを
もつものなど、比較的自由な形状をとることができ、デ
ザイン性に富んだ形状とすることもできる。これは、非
炭酸性の飲料、液体調味料などを充填する場合には、比
較的内圧が高圧になりにくいためである。
円柱形のボトルの一例を示す。図中、2は口頚部であ
り、3は上肩部であり、4は胴部であり、5は底部であ
る。本発明に係るポリエステル組成物製中空成形体は、
ポリエステルと特定量の変性ポリエチレンとからなる組
成物から形成されているので、耐熱性に優れており、中
空成形体を容器として用いた場合に、内容物を充填した
後密封し加熱滅菌処理しても中空成形体の変形が小さ
く、成形時の形状を保つことができる。また、本発明に
係るポリエステル組成物製中空成形体は、透明性に優れ
ている。さらに、容器全体が単一の樹脂組成物から形成
されているので、そのまま溶融し再度ボトルなどの中空
成形体や繊維などに成形して再利用することが可能であ
る。
中空成形体の製造方法について具体的に説明する。本発
明に係るポリエステル組成物製中空成形体の形状は、目
的とする充填物を充填することのできる形状であればよ
く、任意の中空形状とすることができるが、特にボトル
形状が好適である。ボトル1は、たとえば図1に示すよ
うに口頚部2、上肩部3、胴部4および底部5を有して
いる。
ず、上記のようなポリエステル組成物からプリフォーム
を製造する。該プリフォームは従来公知の方法、たとえ
ば射出成形、押出成形などによって製造することができ
る。プリフォーム形成用のポリエステル組成物の加熱温
度は、通常90〜110℃であることが好ましい。本発
明では、このようなプリフォームを金型中で延伸ブロー
成形するか、もしくは、プリフォームの形成後直ちにイ
ンジェクションブロー成形することにより、延伸成形を
行い、中空成形体の結晶化度が15〜60%、好ましく
は15〜50%の範囲にある上記のようなポリエステル
組成物製中空成形体を製造している。
ブロー成形により延伸成形をする際の延伸倍率は、面積
延伸倍率で5〜15倍、好ましくは7〜12倍であるこ
とが好ましい。なお、本明細書中で面積延伸倍率(以下
単に「延伸倍率」ということがある)とは、縦延伸倍率
と横延伸倍率との積として定義される延伸倍率である。
ブロー成形により延伸成形する際のブロー用流体の温度
は、10〜400℃、好ましくは20〜300℃である
ことが望ましい。ブロー用流体としては、空気、窒素、
水蒸気、水などが挙げられ、このうち空気を用いること
が好ましい。本発明では、延伸ブロー成形もしくはイン
ジェクションブロー成形に先立ってプリフォーム口頚部
を加熱結晶化して、プリフォーム口頚部の結晶化度を1
5〜60%、好ましくは15〜50%の範囲にすること
が望ましい。プリフォーム口頚部を加熱結晶化させるに
は、プリフォーム口頚部を、通常150〜200℃、好
ましくは170〜190℃に加熱する。
ー成形またはインジェクションブロー成形により延伸成
形した後、得られた中空成形体のヒートセットを行うこ
とが好ましい。このように延伸成形した中空成形体のヒ
ートセットを行うと、中空成形体の密度を向上させるこ
とができる。また、ヒートセットを行なう場合には、プ
リフォームの加熱結晶化による結晶化度(熱結晶化度)
と、延伸成形による結晶化度(配向結晶化度)との和が
15〜60%、好ましくは15〜50%範囲になるよう
にすることが望ましい。
100〜200℃、好ましくは110〜170℃の金型
温度で、1秒間以上、好ましくは3秒間以上保持するこ
とにより行われる。このように中空成形体をヒートセッ
トすることによって、密度を向上させ、強度を増大させ
た中空成形体を得ることができる。
伸ブロー成形ボトルのヒートセット前の胴部の密度は、
1.355〜1.370g/cm3程度であるが、ヒー
トセット後では、ヒートセット温度にもよるが通常、
1.370〜1.410g/cm3程度であり、好まし
くは1.375〜1.390g/cm3程度である。な
お、本発明においては、前述したような延伸ブロー成形
もしくはインジェクション成形による延伸成形を行い、
さらに必要によりヒートセットを行った中空成形体は、
冷却してから取り出すことが好ましい。冷却方法として
は、中空成形体の内部に、たとえば冷却されたガスを吹
込むことにより、中空成形体の内側から外側(外表面)
に向かって冷却する「内部冷却法」を用いることが好ま
しい。このように内側(中空部)から中空成形体を冷却
すると、変形、収縮等を起こさずに中空成形体を金型か
ら取出すことができる。
常、−100℃〜+50℃、好ましくは−75℃〜+4
0℃であることが望ましく、冷却速度は、中空成形体の
肉厚、材質などにもよるが、通常300〜10℃/分程
度である。なお、このような中空成形体の冷却時には、
中空成形体の外側の表面温度は100℃以下となるよう
にすることが好ましい。冷却用ガスとしては、空気、窒
素ガスなどが挙げられ、空気が好ましく用いられる。
形体の製造方法では、ポリエステルと特定量の変性ポリ
エチレンとからなる組成物を用い、特定の方法により延
伸成形を行い中空成形体を成形している。このため、得
られる中空成形体の透明性を悪化させることなく密度お
よび強度を向上させることができ、非炭酸性飲料等を充
填した後の加熱滅菌処理時の中空成形体の変形を減少さ
せ、中空成形体の自立性を保持することができる。
成形体は、成形性に優れると共に、耐熱性および透明性
に優れ、しかも再利用も可能である。本発明に係るポリ
エステル組成物製中空成形体の製造方法によれば、成形
性に優れると共に、耐熱性および透明性に優れた中空成
形体を容易に製造することができる。また、ボトルの成
形サイクルを短くすることができる。
的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではない。 測定方法 <固有粘度>オルトクロロフェノール溶媒を用いて8g
/dlの試料溶液を調製し、25℃で測定した溶液粘度
から固有粘度[IV]を算出した。
プタンとで密度を調整した液を作成し、試料をこの中に
投入し、試料と液がつりあった時の液密度を目盛付き比
重計で測定した。 <半結晶化時間T(t1/2)>パーキンエルマー社製示
差走査型熱量計(DSC)を使用して測定した。
温から320℃/分の昇温速度で290℃まで昇温後、
5分間保持した。その後、30℃まで急冷して、5分間
保持し、さらに140℃まで320℃/分で昇温し、こ
の温度に保持した。このときの試料の結晶化による発熱
量と時間との関係を測定し、発熱量が総発熱量の1/2に
達するまでに要する時間(秒)をもって半結晶化時間T
(t1/2)とした。 <透明性(中空成形体外観)>中空成形体側面のヘイズ
値(白色光の光線乱反射率)を測定した。
5リットルのボトルの、下(底部側)から83mmの高
さのボトル側面のヘイズ値(白色光の光線乱反射率)を
測定した。このヘイズ値(%)から、透明性(中空成形
体外観)を次のように評価した。 ○ … 0≦ヘイズ値(%)<5 × … 5≦ヘイズ値(%) <結晶化度の測定>結晶化度は、下記のようにして試料
を3点作製し、X線解析装置で測定した結晶化度の平均
値である。
きさの試料を切取り、切り取った試料を1mmの厚さと
なるように貼り合わせて測定用試料とした。 測定法 回折ビームと透過ビームとの間の角度は2θで一定で
あり、2θ=5〜35゜の範囲について試料の回折強度
を測定する。 で測定した回折強度からバックグラウンド回折強
度を差し引く。差し引いて得られた回折強度をIcとす
る。 測定済みの同一樹脂の100%非晶での回折強度をI
aとする。 下記式により、試料の結晶化度(Xcr)を算出す
る。
金属工業所製50トン圧縮成形機を用いて290℃で5
分間加熱して1mm厚のシートを成形し、成形物の透明
性をヘイズ値(白色光の光線乱反射率)で比較した。
0%の条件下に1週間放置した後 、中空成形体内に9
0℃の熱水を10分間充填して、充填前後の内容量を測
定した。充填前後の内容量から、収縮率(%)を下式に
より求めた。
ら、耐熱性を下記の基準で評価した。 ○ … 0≦収縮率(%)<0.5 × … 0.5≦収縮率(%)
と、下記変性ポリエチレン(B-1)とから、変性ポリエ
チレン(B-1)を5ppm(重量部)の量で含有するポリ
エステル組成物を得た。 (A-1)ポリエチレンテレフタレート: 固有粘度[IV]=0.775dl/g ジエチレングリコール含量=1.33重量% (B-1)ポリエチレン/無水マレイン酸グラフト物: MI=5.0g/10分(ASTM D1238−6T
に従い190℃、2.16kg荷重の条件下で測定) マレイン酸グラフト量=2.2重量% このポリエステル組成物を、名機製作所(株)製M−1
00A射出成形機により、シリンダー温度280℃、金
型温度10℃の条件で28mmφのプリフォームを成形
した。
加熱結晶化した後に、成形機付属の赤外線ヒータでプリ
フォーム胴部中央部の表面温度が90〜100℃となる
ように加熱して、CORPOPLAST社製LB−01
成形機で延伸ブローして図2に示すような1.5リット
ルのボトルを成形した。このとき、延伸時ブロー金型を
150℃に加熱し、ボトルを金型に5秒間接触してヒー
トセット処理を行い、次にボトルを100℃以下に冷却
後、金型より取り出した。なお、ボトルのプリフォーム
からの面積延伸倍率は7倍であったこのようにして作製
したボトルについて、明細書中に定義した耐熱性の評価
をした。結果を表1に示す。
1)を3ppm(重量部)の量で含有するポリエステル組
成物を用いた以外は、実施例1と同様にしてボトルを作
製した。このボトルについて、実施例1と同様に明細書
中に定義した耐熱性の評価をした。結果を表1に示す。
1)を1ppm(重量部)の量で含有するポリエステル組
成物を用いた以外は、実施例1と同様にしてボトルを作
製した。このボトルについて、実施例1と同様に明細書
中に定義した耐熱性の評価をした。結果を表1に示す。
1)を0.5ppm(重量部)の量で含有するポリエステ
ル組成物を用いた以外は、実施例1と同様にしてボトル
を作製した。このボトルについて、実施例1と同様に明
細書中に定義した耐熱性の評価をした。結果を表1に示
す。
1)を0.1ppm(重量部)の量で含有するポリエステ
ル組成物を用いた以外は、実施例1と同様にしてボトル
を作製した。このボトルについて、実施例1と同様に明
細書中に定義した耐熱性の評価をした。結果を表1に示
す。
1)を0.01ppm(重量部)の量で含有するポリエステ
ル組成物を用いた以外は、実施例1と同様にしてボトル
を作製した。このボトルについて、実施例1と同様に明
細書中に定義した耐熱性の評価をした。結果を表1に示
す。
レフタレートのみを用いたこと以外は、実施例1と同様
にしてボトルを作製した。このボトルについて、実施例
1と同様に明細書中に定義した耐熱性の評価をした。結
果を表1に示す。
レフタレートを80.0重量%の割合で用い、該(A-
1)とは固有粘度[IV]の異なる(A-2)ポリエチレン
テレフタレート(固有粘度[IV]=0.706dl/
g、ジエチレングリコール含量;1.33重量%)を2
0.0重量%の割合で用いた以外は、実施例1と同様に
してボトルを作製した。
細書中に定義した耐熱性の評価をした。結果を表1に示
す。
レフタレートを99.95重量%の量で用い、(B-1)
変性ポリエチレンを0.05重量%の量で用いた以外
は、実施例1と同様にしてボトルを作製した。このボト
ルについて、実施例1と同様に明細書中に定義した耐熱
性の評価をした。結果を表1に示す。
レフタレートを99.00重量%の量で用い、(B-1)
変性ポリエチレンを1.00重量%の割合で用いた以外
は、実施例1と同様にしてボトルを作製した。このボト
ルについて、実施例1と同様に明細書中に定義した耐熱
性の評価をした。結果を表1に示す。
1)に代えて下記(B-2)未変性ポリエチレンを用いた以
外は実施例1と同様にしてボトルを作製した。 (B-2)未変性ポリエチレン:(三井化学製 ハイゼッ
クス5000S) MI=0.8g/10分(ASTM D1238−6T
に従い190℃、2.16kg荷重の条件下で測定し
た) 密度=0.954g/cm3(ASTM D−1505
に従い密度勾配管で測定) このボトルについて、実施例1と同様に、明細書中に定
義した耐熱性の評価をした。結果を表1に示す。
一例を表す一部破断して示す概略正面図である。
成物製ボトルの一例(5本足型ボトル)を表す概略正面
図であり、図2(B)は同概略底面図である。
Claims (10)
- 【請求項1】(A)ポリエステルと、(B)変性ポリエ
チレンとからなり、 この(B)変性ポリエチレンが、10ppm未満の量で
含まれていることを特徴とするポリエステル樹脂組成物
製中空成形体。 - 【請求項2】前記(B)変性ポリエチレンは、不飽和カ
ルボン酸、不飽和カルボン酸誘導体、不飽和エポキシ化
合物またはスチレン系炭化水素で変性された変性ポリエ
チレンである請求項1に記載のポリエステル組成物製中
空成形体。 - 【請求項3】前記中空成形体がボトルである請求項1ま
たは2に記載のポリエステル組成物製中空成形体。 - 【請求項4】前記ポリエステル組成物の、示差走査熱量
計によるt1/2 昇温法(140℃)で測定した半結晶化
時間Tが、60秒<T<200秒を満たす、請求項1〜
3のいずれかに記載のポリエステル組成物製中空成形
体。 - 【請求項5】前記中空成形体胴部中央のヘイズ値が5%
以下である請求項1〜4のいずれかに記載のポリエステ
ル組成物製中空成形体。 - 【請求項6】(A)ポリエステルと、(B)変性ポリエ
チレンとからなり、 この(B)変性ポリエチレンが、10ppm未満の量で
含まれているポリエステル樹脂組成物からプリフォーム
を形成し、 次いで該プリフォームを延伸ブローにより延伸成形し
て、結晶化度が15〜60%の範囲にある中空成形体を
得ることを特徴とするポリエステル組成物製中空成形体
の製造方法。 - 【請求項7】(A)ポリエステルと、(B)変性ポリエ
チレンとからなり、 この(B)変性ポリエチレンが、10ppm未満の量で
含むポリエステル樹脂組成物からプリフォームを形成
し、 次いで該プリフォームをインジェクションブローにより
延伸成形して、結晶化度が15〜60%の範囲にある中
空成形体を得ることを特徴とするポリエステル組成物製
中空成形体の製造方法。 - 【請求項8】前記(B)変性ポリエチレンが、不飽和カ
ルボン酸、不飽和カルボン酸誘導体、不飽和エポキシ化
合物またはスチレン系炭化水素で変性された変性ポリエ
チレンである請求項6または7に記載のポリエステル組
成物製中空成形体の製造方法。 - 【請求項9】プリフォームを面積延伸倍率5〜15倍で
延伸成形する請求項6〜8のいずれかに記載のポリエス
テル組成物製中空成形体の製造方法。 - 【請求項10】延伸成形後にヒートセットを行う請求項
6〜9のいずれかに記載のポリエステル組成物製中空成
形体の製造方法。
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---|---|---|---|
JP2001126380A JP2002322350A (ja) | 2001-04-24 | 2001-04-24 | ポリエステル組成物製中空成形体およびその製造方法 |
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JP2001126380A JP2002322350A (ja) | 2001-04-24 | 2001-04-24 | ポリエステル組成物製中空成形体およびその製造方法 |
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JP2002322350A true JP2002322350A (ja) | 2002-11-08 |
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JP2001126380A Pending JP2002322350A (ja) | 2001-04-24 | 2001-04-24 | ポリエステル組成物製中空成形体およびその製造方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004351927A (ja) * | 2003-05-06 | 2004-12-16 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 多層容器 |
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- 2001-04-24 JP JP2001126380A patent/JP2002322350A/ja active Pending
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