JP2002322167A - プロピレンオキサイドの製造方法 - Google Patents
プロピレンオキサイドの製造方法Info
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D301/00—Preparation of oxiranes
- C07D301/02—Synthesis of the oxirane ring
- C07D301/03—Synthesis of the oxirane ring by oxidation of unsaturated compounds, or of mixtures of unsaturated and saturated compounds
- C07D301/19—Synthesis of the oxirane ring by oxidation of unsaturated compounds, or of mixtures of unsaturated and saturated compounds with organic hydroperoxides
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- C07D301/02—Synthesis of the oxirane ring
- C07D301/03—Synthesis of the oxirane ring by oxidation of unsaturated compounds, or of mixtures of unsaturated and saturated compounds
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- C07D303/00—Compounds containing three-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
- C07D303/02—Compounds containing oxirane rings
- C07D303/04—Compounds containing oxirane rings containing only hydrogen and carbon atoms in addition to the ring oxygen atoms
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 クメンハイドロパーオキサイドを酸素キャリ
ヤーとして用いてプロピレンをプロピレンオキサイドに
変換し、しかもプロピレンからプロピレンオキサイドを
得る工程を高収率下に実施することができ、更に、製品
であるプロピレンオキサイドの精製工程の負荷を軽減す
ることができるという優れた特徴を有するプロピレンオ
キサイドの製造方法を提供する。 【解決手段】 下記の工程を含むプロピレンオキサイド
の製造方法。 反応工程:触媒の存在下、プロピレンとクメンハイドロ
パーオキサイドを反応させることによりプロピレンオキ
サイドを得る工程 回収工程:反応工程で得られた反応混合物を蒸留に付
し、蒸留塔の塔頂部から未反応のプロピレンを回収する
工程であって、蒸留塔の塔底温度を200℃以下とする
工程
ヤーとして用いてプロピレンをプロピレンオキサイドに
変換し、しかもプロピレンからプロピレンオキサイドを
得る工程を高収率下に実施することができ、更に、製品
であるプロピレンオキサイドの精製工程の負荷を軽減す
ることができるという優れた特徴を有するプロピレンオ
キサイドの製造方法を提供する。 【解決手段】 下記の工程を含むプロピレンオキサイド
の製造方法。 反応工程:触媒の存在下、プロピレンとクメンハイドロ
パーオキサイドを反応させることによりプロピレンオキ
サイドを得る工程 回収工程:反応工程で得られた反応混合物を蒸留に付
し、蒸留塔の塔頂部から未反応のプロピレンを回収する
工程であって、蒸留塔の塔底温度を200℃以下とする
工程
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロピレンオキサ
イドの製造方法に関するものである。更に詳しくは、本
発明は、クメンハイドロパーオキサイドを酸素キャリヤ
ーとして用いてプロピレンをプロピレンオキサイドに変
換し、しかも高収率下に実施することができ、よって特
に産業上実施の観点から極めて有利なプロピレンオキサ
イドの製造方法に関するものである。
イドの製造方法に関するものである。更に詳しくは、本
発明は、クメンハイドロパーオキサイドを酸素キャリヤ
ーとして用いてプロピレンをプロピレンオキサイドに変
換し、しかも高収率下に実施することができ、よって特
に産業上実施の観点から極めて有利なプロピレンオキサ
イドの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エチルベンゼンのハイドロパーオキサイ
ドを酸素キャリヤーとして用いてプロピレンを酸化し、
プロピレンオキサイド及びスチレンを得るプロセスはハ
ルコン法として知られている。また、クメンのハイドロ
パーオキサイドを用いた場合、プロピレンオキサイドと
同時にクミルアルコールが生成し、クミルアルコールは
脱水されてα―メチルスチレンとなるか、水素化されて
クメンにしたあと、これを酸化することによりクメンハ
イドロパーオキサイドに戻し、繰り返し使用することが
できる。
ドを酸素キャリヤーとして用いてプロピレンを酸化し、
プロピレンオキサイド及びスチレンを得るプロセスはハ
ルコン法として知られている。また、クメンのハイドロ
パーオキサイドを用いた場合、プロピレンオキサイドと
同時にクミルアルコールが生成し、クミルアルコールは
脱水されてα―メチルスチレンとなるか、水素化されて
クメンにしたあと、これを酸化することによりクメンハ
イドロパーオキサイドに戻し、繰り返し使用することが
できる。
【0003】クメンを繰り返し使用して、プロピレンオ
キサイドのみを生成するプロセスの概念はチェコスロバ
キア特許CS140743号公報に記されているが、該
特許公報に記されている方法は、酸化工程、エポキシ化
工程、水素化分解工程以外の必要な工程に関して詳細な
記載が無く、実際にクメンをリサイクルすると様々な問
題が生じてしまい、工業的に実現するには十分とは言い
難いものである。
キサイドのみを生成するプロセスの概念はチェコスロバ
キア特許CS140743号公報に記されているが、該
特許公報に記されている方法は、酸化工程、エポキシ化
工程、水素化分解工程以外の必要な工程に関して詳細な
記載が無く、実際にクメンをリサイクルすると様々な問
題が生じてしまい、工業的に実現するには十分とは言い
難いものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる現状において、
本発明が解決しようとする課題は、クメンハイドロパー
オキサイドを酸素キャリヤーとして用いてプロピレンを
プロピレンオキサイドに変換し、しかも高収率下に実施
することができ、よって特に産業上実施の観点から極め
て有利なプロピレンオキシサイドの製造方法を提供する
点にある。
本発明が解決しようとする課題は、クメンハイドロパー
オキサイドを酸素キャリヤーとして用いてプロピレンを
プロピレンオキサイドに変換し、しかも高収率下に実施
することができ、よって特に産業上実施の観点から極め
て有利なプロピレンオキシサイドの製造方法を提供する
点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、下
記の工程を含むプロピレンオキサイドの製造方法に係る
ものである。 反応工程:触媒の存在下、プロピレンとクメンハイドロ
パーオキサイドを反応させることによりプロピレンオキ
サイドを得る工程 回収工程:反応工程で得られた反応混合物を蒸留に付
し、蒸留塔の塔頂部から未反応のプロピレンを回収する
工程であって、蒸留塔の塔底温度を200℃以下とする
工程
記の工程を含むプロピレンオキサイドの製造方法に係る
ものである。 反応工程:触媒の存在下、プロピレンとクメンハイドロ
パーオキサイドを反応させることによりプロピレンオキ
サイドを得る工程 回収工程:反応工程で得られた反応混合物を蒸留に付
し、蒸留塔の塔頂部から未反応のプロピレンを回収する
工程であって、蒸留塔の塔底温度を200℃以下とする
工程
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態によ
って、プロピレンオキサイドを製造するために使用され
る全体的なフローの一例を図1を用いて説明する。
って、プロピレンオキサイドを製造するために使用され
る全体的なフローの一例を図1を用いて説明する。
【0007】ライン1を通じてフレッシュなクメンハイ
ドロパーオキサイド溶液が、ライン2を通じてプロピレ
ンが反応工程にフィードされる。
ドロパーオキサイド溶液が、ライン2を通じてプロピレ
ンが反応工程にフィードされる。
【0008】反応工程で流出する反応液は、ライン3を
通じて回収工程に供され、プロピレンは、蒸留分離によ
り、ライン5を通じて反応工程にリサイクル使用され、
反応工程で消費されたプロピレンはライン6を通じて補
給される。回収工程でプロピレンを回収されたプロピレ
ンオキサイドを含む反応液は、ライン4を通じて次工程
に送られる。
通じて回収工程に供され、プロピレンは、蒸留分離によ
り、ライン5を通じて反応工程にリサイクル使用され、
反応工程で消費されたプロピレンはライン6を通じて補
給される。回収工程でプロピレンを回収されたプロピレ
ンオキサイドを含む反応液は、ライン4を通じて次工程
に送られる。
【0009】本発明における反応工程は、触媒存在下、
プロピレンとクメンハイドロパーオキサイドを反応させ
て、プロピレンオキサイドを生成する工程をいう。
プロピレンとクメンハイドロパーオキサイドを反応させ
て、プロピレンオキサイドを生成する工程をいう。
【0010】本発明においてプロピレンオキサイドは、
クメンを空気や酸素濃縮空気などの酸素含有ガスによる
自動酸化によって得られたクメンハイドロパーオキサイ
ドと、プロピレンを、触媒存在下エポキシ化反応させる
ことにより得られる。目的物を高収率 及び高選択率に
得る観点から、チタン含有珪素酸化物からなる触媒の存
在下に実施することが好ましい。これらの触媒は、珪素
酸化物と化学的に結合したチタンを含有する、いわゆる
チタンーシリカ触媒が好ましい。たとえば、チタン化合
物をシリカ担体に担持したもの、共沈法やゾルゲル法で
珪素酸化物と複合したもの、あるいはチタンを含むゼオ
ライト化合物などをあげることができる。
クメンを空気や酸素濃縮空気などの酸素含有ガスによる
自動酸化によって得られたクメンハイドロパーオキサイ
ドと、プロピレンを、触媒存在下エポキシ化反応させる
ことにより得られる。目的物を高収率 及び高選択率に
得る観点から、チタン含有珪素酸化物からなる触媒の存
在下に実施することが好ましい。これらの触媒は、珪素
酸化物と化学的に結合したチタンを含有する、いわゆる
チタンーシリカ触媒が好ましい。たとえば、チタン化合
物をシリカ担体に担持したもの、共沈法やゾルゲル法で
珪素酸化物と複合したもの、あるいはチタンを含むゼオ
ライト化合物などをあげることができる。
【0011】本発明において、反応工程の原料物質とし
て使用されるクメンハイドロパーオキサイドは、希薄又
は濃厚な精製物又は非精製物であってよい。
て使用されるクメンハイドロパーオキサイドは、希薄又
は濃厚な精製物又は非精製物であってよい。
【0012】本発明における反応工程は、溶媒を用いて
液相中で実施できる。溶媒は、反応時の温度及び圧力の
もとで液体であり、かつ、反応体及び生成物に対して実
質的に不活性なものであることが好ましい。溶媒は使用
されるクメンハイドロパーオキサイド溶液中に存在する
物質からなるものであってもよい。たとえば、クメンハ
イドロパーオキサイドのクメン溶液を原料として使用す
る場合には、特に溶媒を添加することなく、クメンを溶
媒の代用とすることも可能である。その他、有用な溶媒
としては、芳香族の単環式化合物(たとえばベンゼン、
トルエン、クロロベンゼン、オルトジクロロベンゼン)
及びアルカン(たとえばオクタン、デカン、ドデカン)
などがあげられる。
液相中で実施できる。溶媒は、反応時の温度及び圧力の
もとで液体であり、かつ、反応体及び生成物に対して実
質的に不活性なものであることが好ましい。溶媒は使用
されるクメンハイドロパーオキサイド溶液中に存在する
物質からなるものであってもよい。たとえば、クメンハ
イドロパーオキサイドのクメン溶液を原料として使用す
る場合には、特に溶媒を添加することなく、クメンを溶
媒の代用とすることも可能である。その他、有用な溶媒
としては、芳香族の単環式化合物(たとえばベンゼン、
トルエン、クロロベンゼン、オルトジクロロベンゼン)
及びアルカン(たとえばオクタン、デカン、ドデカン)
などがあげられる。
【0013】本発明における反応工程での反応温度は一
般に0〜200℃であるが、25〜200℃の温度が好
ましい。圧力は通常100〜20000kPaである
が、反応温度や経済性を勘案して100〜10000k
Paの圧力が好ましい。
般に0〜200℃であるが、25〜200℃の温度が好
ましい。圧力は通常100〜20000kPaである
が、反応温度や経済性を勘案して100〜10000k
Paの圧力が好ましい。
【0014】本発明における反応工程においては、スラ
リー又は固定床の形の触媒を使用して有利に実施でき
る。大規模な工業的操作の場合には、固定床を用いるの
が好ましい。また、回分法、半連続法、連続法等によっ
て実施できる。反応原料を含有する液を固定床に通した
場合には、反応帯域からでた液状混合物には、触媒が全
く含まれていないか又は実質的に含まれていない。
リー又は固定床の形の触媒を使用して有利に実施でき
る。大規模な工業的操作の場合には、固定床を用いるの
が好ましい。また、回分法、半連続法、連続法等によっ
て実施できる。反応原料を含有する液を固定床に通した
場合には、反応帯域からでた液状混合物には、触媒が全
く含まれていないか又は実質的に含まれていない。
【0015】本発明における反応工程においては、固定
床の形で使用する場合、触媒層を多段化して、フレッシ
ュなクメンハイドロパーオキサイド又はプロピレンを各
触媒層に分割してフィードしてもよく、また、各触媒層
の出口からの流出反応物を該触媒層の入り口にリサイク
ルして使用してもよい。本法は、反応に伴う発熱による
反応の暴走を防止し、安定的に高収率下に実施するうえ
で有効である。
床の形で使用する場合、触媒層を多段化して、フレッシ
ュなクメンハイドロパーオキサイド又はプロピレンを各
触媒層に分割してフィードしてもよく、また、各触媒層
の出口からの流出反応物を該触媒層の入り口にリサイク
ルして使用してもよい。本法は、反応に伴う発熱による
反応の暴走を防止し、安定的に高収率下に実施するうえ
で有効である。
【0016】本発明において、本発明における反応工程
に供されるプロピレンは、エポキシ化反応に供されるフ
レッシュなクメンハイドロパーオキサイドのモル量に対
して、通常1〜20倍、好ましくは5〜20倍のモル量
である。フレッシュなクメンハイドロパーオキサイドに
対して、過剰のプロピレンを使用することは、生成する
プロピレンオキサイドの収率を高収率に維持する上で有
効である。
に供されるプロピレンは、エポキシ化反応に供されるフ
レッシュなクメンハイドロパーオキサイドのモル量に対
して、通常1〜20倍、好ましくは5〜20倍のモル量
である。フレッシュなクメンハイドロパーオキサイドに
対して、過剰のプロピレンを使用することは、生成する
プロピレンオキサイドの収率を高収率に維持する上で有
効である。
【0017】本発明における反応工程に供されるプロピ
レンは、通常70重量%以上の濃度であり、好ましくは
80重量%以上である。その他不純物としては、プロパ
ン、エタン、エチレン、メタン、プロピレンオキサイド
等の実質的にエポキシ化反応に対してイナートな成分を
含んでもよい。
レンは、通常70重量%以上の濃度であり、好ましくは
80重量%以上である。その他不純物としては、プロパ
ン、エタン、エチレン、メタン、プロピレンオキサイド
等の実質的にエポキシ化反応に対してイナートな成分を
含んでもよい。
【0018】本発明における回収工程においては、反応
工程で得られた反応混合物を蒸留に付し、蒸留塔の塔頂
部から未反応のプロピレンを回収する工程であって、蒸
留塔の操作塔底温度が200℃以下であることが必要で
ある。塔底温度が200℃以上になると、塔内におい
て、未反応プロピレンの2量化による炭素数6の炭化水
素類が生成して、プロピレンがロスするだけでなく、次
工程であるプロピレンオキサイド精製工程において、蒸
留分離するにあたり多大なエネルギーを要することにな
る。また、反応工程でプロピレンオキサイドと同時に生
成するクミルアルコールの脱水反応により水が発生し、
プロピレン2量化化合物と同様、次工程であるプロピレ
ンオキサイド精製工程において、蒸留分離するにあたり
多大なエネルギーを要することになる。さらに発生した
水は、プロピレンオキサイドとの反応によりグリコール
類を生成し、プロピレンオキサイドの収率を低下させ
る。また、未反応クメンハイドロパーオキサイドと反応
工程で生成するクミルアルコールとの重質化により、ク
メンのロスも発生し収率を低下させる。以上このような
観点から、回収工程における蒸留操作においては、塔底
温度を本発明の範囲内に抑える必要がある。塔底温度を
抑える方法としては、たとえば運転圧力を下げる方法、
あるいはプロピレンの一部を塔底に回収して塔底沸点を
下げる方法がある。運転圧力を下げて塔底温度を抑える
場合、塔底温度を50℃より下げようとすると0.07
MPa以下の高真空にして、しかも、塔頂より回収され
るプロピレンの凝縮温度が零下50℃以下となることか
ら、工業的に実施するのは困難となる。従って、運転圧
力を下げて塔底温度を抑える場合、塔底温度の範囲は通
常50〜200℃であり、好ましくは80〜200℃で
あり、さらに好ましくは100〜200℃である。プロ
ピレンの一部を塔底に回収して、塔底温度を下げる場
合、運転圧力が2.0MPa以上でも、塔底にプロピレ
ンを回収することにより、塔底温度を200℃以下に抑
えることができる。塔底から回収されたプロピレンは容
易に回収できる。たとえば、図2にしめすように、プロ
ピレンを含むプロピレンオキサイド含有液をライン7を
通じて蒸留塔である回収工程2に付し、塔頂より得られ
るプロピレンを凝縮して液化しポンプで昇圧するか又は
コンプレッサーにより昇圧することにより、ライン11
を通じてプロピレンを回収リサイクルするか直接反応工
程へライン9を通じてリサイクルすることにより、プロ
ピレンのロスを削減して繰り返し使用することができ
る。このように、プロピレンを2段以上の複数の蒸留塔
で回収することは、プロピレン収率の低下を抑えるため
に有効である。このように、プロピレンの一部を塔底に
回収して、塔底温度を下げる場合、塔底のプロピレン濃
度が高いほどその効果は大きくなるが、塔底のプロピレ
ン回収量が多くなると、塔底のプロピレンを回収するた
めの動力やエネルギーの増加を引き起こすため、範囲と
しては、通常50重量%以下、好ましくは0.1〜40
重量%以下、さらに好ましくは、0.1〜30重量%以
下である。
工程で得られた反応混合物を蒸留に付し、蒸留塔の塔頂
部から未反応のプロピレンを回収する工程であって、蒸
留塔の操作塔底温度が200℃以下であることが必要で
ある。塔底温度が200℃以上になると、塔内におい
て、未反応プロピレンの2量化による炭素数6の炭化水
素類が生成して、プロピレンがロスするだけでなく、次
工程であるプロピレンオキサイド精製工程において、蒸
留分離するにあたり多大なエネルギーを要することにな
る。また、反応工程でプロピレンオキサイドと同時に生
成するクミルアルコールの脱水反応により水が発生し、
プロピレン2量化化合物と同様、次工程であるプロピレ
ンオキサイド精製工程において、蒸留分離するにあたり
多大なエネルギーを要することになる。さらに発生した
水は、プロピレンオキサイドとの反応によりグリコール
類を生成し、プロピレンオキサイドの収率を低下させ
る。また、未反応クメンハイドロパーオキサイドと反応
工程で生成するクミルアルコールとの重質化により、ク
メンのロスも発生し収率を低下させる。以上このような
観点から、回収工程における蒸留操作においては、塔底
温度を本発明の範囲内に抑える必要がある。塔底温度を
抑える方法としては、たとえば運転圧力を下げる方法、
あるいはプロピレンの一部を塔底に回収して塔底沸点を
下げる方法がある。運転圧力を下げて塔底温度を抑える
場合、塔底温度を50℃より下げようとすると0.07
MPa以下の高真空にして、しかも、塔頂より回収され
るプロピレンの凝縮温度が零下50℃以下となることか
ら、工業的に実施するのは困難となる。従って、運転圧
力を下げて塔底温度を抑える場合、塔底温度の範囲は通
常50〜200℃であり、好ましくは80〜200℃で
あり、さらに好ましくは100〜200℃である。プロ
ピレンの一部を塔底に回収して、塔底温度を下げる場
合、運転圧力が2.0MPa以上でも、塔底にプロピレ
ンを回収することにより、塔底温度を200℃以下に抑
えることができる。塔底から回収されたプロピレンは容
易に回収できる。たとえば、図2にしめすように、プロ
ピレンを含むプロピレンオキサイド含有液をライン7を
通じて蒸留塔である回収工程2に付し、塔頂より得られ
るプロピレンを凝縮して液化しポンプで昇圧するか又は
コンプレッサーにより昇圧することにより、ライン11
を通じてプロピレンを回収リサイクルするか直接反応工
程へライン9を通じてリサイクルすることにより、プロ
ピレンのロスを削減して繰り返し使用することができ
る。このように、プロピレンを2段以上の複数の蒸留塔
で回収することは、プロピレン収率の低下を抑えるため
に有効である。このように、プロピレンの一部を塔底に
回収して、塔底温度を下げる場合、塔底のプロピレン濃
度が高いほどその効果は大きくなるが、塔底のプロピレ
ン回収量が多くなると、塔底のプロピレンを回収するた
めの動力やエネルギーの増加を引き起こすため、範囲と
しては、通常50重量%以下、好ましくは0.1〜40
重量%以下、さらに好ましくは、0.1〜30重量%以
下である。
【0019】
【実施例】実施例1 反応工程において、プロピレン1kg/hrと、クメン
ハイドロパーオキサイド30重量部、クメン70重量部
の混合溶液1kg/hrを、チタン含有珪素酸化物触媒
存在下、固定床流通反応器に、フィードさせる。このと
き、フィードされるクメンハイドロパーオキサイドのモ
ル数に対して、プロピレンのモル数は12倍モルとな
る。入り口温度を調節することにより、クメンハイドロ
パーオキサイド変換率99%に保ち、定常安定化させ
る。このときの反応温度は60℃、圧力は8.0MPa
である。次に回収工程において、本反応液を蒸留塔にフ
ィードする。本蒸留塔の条件は、圧力0.6MPaで操
作され、フィードされるプロピレンの全量が塔頂に回収
されるように操作される。このとき、塔頂の温度は0.
8℃、塔底の温度は170℃となり、塔底液中のプロピ
レン2量化生成物である2−メチルペンタン濃度は0.
001重量%、水濃度は0.001重量%となることが
期待される。
ハイドロパーオキサイド30重量部、クメン70重量部
の混合溶液1kg/hrを、チタン含有珪素酸化物触媒
存在下、固定床流通反応器に、フィードさせる。このと
き、フィードされるクメンハイドロパーオキサイドのモ
ル数に対して、プロピレンのモル数は12倍モルとな
る。入り口温度を調節することにより、クメンハイドロ
パーオキサイド変換率99%に保ち、定常安定化させ
る。このときの反応温度は60℃、圧力は8.0MPa
である。次に回収工程において、本反応液を蒸留塔にフ
ィードする。本蒸留塔の条件は、圧力0.6MPaで操
作され、フィードされるプロピレンの全量が塔頂に回収
されるように操作される。このとき、塔頂の温度は0.
8℃、塔底の温度は170℃となり、塔底液中のプロピ
レン2量化生成物である2−メチルペンタン濃度は0.
001重量%、水濃度は0.001重量%となることが
期待される。
【0020】実施例2 反応工程において、プロピレン1.7kg/hrと、ク
メンハイドロパーオキサイド30重量部、クメン70重
量部の混合溶液1kg/hrを、チタン含有珪素酸化物
触媒存在下、固定床流通反応器に、フィードさせる。こ
のとき、フィードされるクメンハイドロパーオキサイド
のモル数に対して、プロピレンのモル数は20倍モルと
なる。入り口温度を調節することにより、クメンハイド
ロパーオキサイド変換率99%に保ち、定常安定化させ
る。このときの反応温度は60℃、圧力は8.0MPa
である。次に回収工程において、本反応液を蒸留塔にフ
ィードする。本蒸留塔の条件は、圧力2.0MPaで操
作され、フィードされるプロピレンの10%が塔底に回
収されるように操作される。このとき、塔頂の温度は4
9℃、塔底の温度は123℃となり、このときの塔底液
中のプロピレン濃度は13重量%である。塔底液中のプ
ロピレン2量化生成物である2−メチルペンタン濃度は
0.001重量%以下、水濃度は0.001重量%とな
ることが期待される。
メンハイドロパーオキサイド30重量部、クメン70重
量部の混合溶液1kg/hrを、チタン含有珪素酸化物
触媒存在下、固定床流通反応器に、フィードさせる。こ
のとき、フィードされるクメンハイドロパーオキサイド
のモル数に対して、プロピレンのモル数は20倍モルと
なる。入り口温度を調節することにより、クメンハイド
ロパーオキサイド変換率99%に保ち、定常安定化させ
る。このときの反応温度は60℃、圧力は8.0MPa
である。次に回収工程において、本反応液を蒸留塔にフ
ィードする。本蒸留塔の条件は、圧力2.0MPaで操
作され、フィードされるプロピレンの10%が塔底に回
収されるように操作される。このとき、塔頂の温度は4
9℃、塔底の温度は123℃となり、このときの塔底液
中のプロピレン濃度は13重量%である。塔底液中のプ
ロピレン2量化生成物である2−メチルペンタン濃度は
0.001重量%以下、水濃度は0.001重量%とな
ることが期待される。
【0021】比較例1 反応工程は実施例1と同じ条件で実施し、回収工程にお
ける蒸留塔の操作圧力を1.2MPaにすることを除い
ては、実施例1と同じ条件で行う。このとき、塔頂の温
度は26℃、塔底の温度は215℃となり、塔底液中の
2−メチルペンタン濃度は0.01重量%、水濃度は
0.01重量%となることが予測され、プロピレン収率
が低下し、実施例1に比較してプロピレンオキサイド
と水、2―メチルペンタン等の炭素数6の炭化水素の分
離工程に余分なエネルギーを要することが予測される。
ける蒸留塔の操作圧力を1.2MPaにすることを除い
ては、実施例1と同じ条件で行う。このとき、塔頂の温
度は26℃、塔底の温度は215℃となり、塔底液中の
2−メチルペンタン濃度は0.01重量%、水濃度は
0.01重量%となることが予測され、プロピレン収率
が低下し、実施例1に比較してプロピレンオキサイド
と水、2―メチルペンタン等の炭素数6の炭化水素の分
離工程に余分なエネルギーを要することが予測される。
【0022】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明により、ク
メンハイドロパーオキサイドを酸素キャリヤーとして用
いてプロピレンをプロピレンオキサイドに変換し、しか
もプロピレンからプロピレンオキサイドを得る工程を高
収率下に実施することができ、更に、製品であるプロピ
レンオキサイドの精製工程の負荷を軽減することができ
るという優れた特徴を有するプロピレンオキサイドの製
造方法を提供することができた。
メンハイドロパーオキサイドを酸素キャリヤーとして用
いてプロピレンをプロピレンオキサイドに変換し、しか
もプロピレンからプロピレンオキサイドを得る工程を高
収率下に実施することができ、更に、製品であるプロピ
レンオキサイドの精製工程の負荷を軽減することができ
るという優れた特徴を有するプロピレンオキサイドの製
造方法を提供することができた。
【図1】本発明による製造方法の概略フローの図であ
る。
る。
【図2】本発明による製造方法の概略フローの図であ
る。
る。
1 クメンハイドロパーオキサイド 2 プロピレン原料 3 反応液 4 プロピレン回収後の反応液 5 回収工程で回収されたプロピレン 6 メイクアッププロピレン 7 回収工程で一部プロピレン回収後の反応液 8 回収工程1,2で回収されたプロピレン 9 回収工程2で回収されたプロピレン 10 回収工程2でプロピレン回収後の反応液 11 回収工程2で回収されたプロピレンのうち回収工程
1へリサイクルするプロピレン
1へリサイクルするプロピレン
Claims (1)
- 【請求項1】 下記の工程を含むプロピレンオキサイド
の製造方法。 反応工程:触媒の存在下、プロピレンとクメンハイドロ
パーオキサイドを反応させることによりプロピレンオキ
サイドを得る工程 回収工程:反応工程で得られた反応混合物を蒸留に付
し、蒸留塔の塔頂部から未反応のプロピレンを回収する
工程であって、蒸留塔の塔底温度を200℃以下とする
工程
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US3580819A (en) * | 1969-04-21 | 1971-05-25 | Shell Oil Co | Recovery of propylene and propylene oxide by selective separation with plural stage distillation,propylene oxide absorption and subsequent distillation |
US3947500A (en) * | 1969-11-07 | 1976-03-30 | Halcon International, Inc. | Process for treating reaction mixtures by chemical reduction |
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US5319114A (en) * | 1993-09-23 | 1994-06-07 | Arco Chemical Technology, L. P. | Olefin epoxidation using a carbon molecular sieve impregnated with a transition metal |
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-
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- 2002-04-18 CN CNA028089588A patent/CN1505616A/zh active Pending
- 2002-04-18 CA CA002445342A patent/CA2445342A1/en not_active Abandoned
- 2002-04-18 EP EP02718608A patent/EP1382601A4/en not_active Withdrawn
- 2002-04-18 US US10/475,998 patent/US20040133018A1/en not_active Abandoned
- 2002-04-18 KR KR10-2003-7013962A patent/KR20040030596A/ko not_active Application Discontinuation
- 2002-04-22 TW TW091108244A patent/TW528753B/zh not_active IP Right Cessation
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070918 |