JP2002322030A - 凹凸補正化粧料 - Google Patents

凹凸補正化粧料

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JP2002322030A
JP2002322030A JP2001130300A JP2001130300A JP2002322030A JP 2002322030 A JP2002322030 A JP 2002322030A JP 2001130300 A JP2001130300 A JP 2001130300A JP 2001130300 A JP2001130300 A JP 2001130300A JP 2002322030 A JP2002322030 A JP 2002322030A
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Junichiro Endo
順一郎 遠藤
Masami Iida
正美 飯田
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Kose Corp
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Kose Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小皺や毛穴等の肌上の微小な凹凸を自然にぼか
し、目立たなくさせる肌の凹凸補正効果に優れ、伸び広
がり、みずみずしさ等の使用感が良好で、しかも塗布時
にヨレを生じない優れた凹凸補正化粧料を提供する。 【解決手段】成分(a)部分架橋型オルガノポリシロキ
サン重合物 1〜10質量%、成分(b)部分架橋型ポ
リエ−テル変性オルガノポリシロキサン重合物0.05
〜1質量%、成分(c)屈折率1.3〜1.5の粉体
10〜30質量%、成分(d)シリコ−ン油、成分
(e)水を含有し、成分(a)及び成分(b)の質量比
が、(a)/(b)=10〜50であることを特徴とす
る凹凸補正化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部分架橋型オルガ
ノポリシロキサン重合物、部分架橋型ポリエ−テル変性
オルガノポリシロキサン重合物、屈折率1.3〜1.5
の粉体、シリコーン油及び水をそれぞれ特定量含有する
凹凸補正化粧料に関し、更に詳細には、小皺や毛穴等の
肌上の微小な凹凸を自然にぼかし、目立たなくさせる肌
の凹凸補正効果に優れ、伸び広がり、みずみずしさ等の
使用感が良好で、しかも塗布時にヨレを生じない優れた
凹凸補正化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】凹凸補正化粧料とは、肌上の小皺や毛穴
等の好ましくない微小な凹凸を目立たなくする化粧料で
あり、ファンデーションやコンシーラー、コントロール
等のメーキャップ化粧料の前後に塗布する特殊用途の化
粧料や、肌上の凹凸を目立たなくする機能を付加したメ
ーキャップ化粧料等が商品化されている。近年の高齢化
社会において、いつまでも若々しい肌でいたいという女
性のニーズにより、種々の凹凸補正効果を有する化粧料
が開発されている。例えば、特開平11−60445号
公報には、屈折率1.3〜1.5の粉体と高粘度のシリ
コ−ン油とを含有する透明性の高い組成物を用いて、肌
上の凹部を埋め、凸部を平滑にする技術が開示されてい
る。また、特開平09−227332号公報には、脂肪
相と部分的に架橋した固体有機ポリシロキサンエラスト
マーからなるメーキャップ用組成物を用いて、肌表面で
の光を拡散させることにより、ツヤを消し、肌の凹凸を
不明瞭にする技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
11−60445号公報に開示された技術は、粉体とシ
リコ−ン油の屈折率が近似することにより、透明性の高
い凹凸補正組成物を得られるというものであるが、シリ
コ−ン油は肌との親和性が低く、肌馴染みが悪いため、
塗布時に高粘度シリコーン油と該粉体による凝集体が発
生する、いわゆる「ヨレ」を生じる場合があった。ま
た、特開平09−227332号公報に開示された技術
は、部分的に架橋した固体有機ポリシロキサンエラスト
マー自身のツヤ消し効果を利用したものであるが、この
場合も、塗布時のヨレを生じる場合があり、みずみずし
く、伸び広がりの良好な使用感が得られ難かった。更
に、みずみずしさを付与するために、水を含有させる場
合は、界面活性剤を用いる必要があり、界面活性剤によ
る油っぽさは、少なからず拭えないものであった。この
ため、小皺や毛穴等の肌上の微小な凹凸を自然にぼか
し、目立たなくさせる、肌の凹凸補正効果に優れ、伸び
広がり、みずみずしさ等の使用感が良好で、しかも塗布
時にヨレを生じない凹凸補正化粧料の開発が望まれてい
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を重ねた結果、部分架橋型オルガノ
ポリシロキサン重合物と部分架橋型ポリエ−テル変性オ
ルガノポリシロキサン重合物及びシリコーン油を含有す
るシリコーン組成物に、屈折率1.3〜1.5の粉体及
び水をそれぞれ特定量含有した化粧料が、小皺や毛穴等
の肌上の微小な凹凸を自然にぼかし、目立たなくさせる
肌の凹凸補正効果に優れ、上記課題を解決する凹凸補正
化粧料が得られることを見出し、本発明を完成させた。
【0005】すなわち本発明は、次の成分(a)〜
(e); (a)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物 1〜
10質量% (b)部分架橋型ポリエ−テル変性オルガノポリシロキ
サン重合物 0.05〜1質量% (c)屈折率1.3〜1.5の粉体 10〜30質量% (d)シリコ−ン油 (e)水 を含有し、成分(a)及び成分(b)の質量比が、
(a)/(b)=10〜50であることを特徴とする凹
凸補正化粧料を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられる成分(a)の部分架橋型オルガノポ
リシロキサン重合物とは、ベンゼンに不溶であるが、自
重と同重量以上のベンゼンを含みうる三次元架橋構造を
有するオルガノポリシロキサン重合物で、特公平8−6
035号公報等に記載されているものが例示される。部
分架橋型オルガノポリシロキサン重合物は、オルガノポ
リシロキサンを架橋結合させて得られる重合物であり、
一部に三次元架橋構造を有し、R1 2SiO単位及びR1
SiO1.5単位よりなり、R1 3SiO0.5単位及び/又は
SiO2単位を含んでいても良い。(但し、各構成単位
のR 1は水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基等
のアルキル基、フェニル基、トリル基等などのアリール
基、およびビニル基等の脂肪族不飽和基等が例示され、
同種又は異なった種類であっても良い。) このような成分(a)は、市販品として、部分架橋型オ
ルガノポリシロキサン重合物とシリコ−ン油を混合した
ものである、KSG−15(架橋型メチルポリシロキサ
ン5質量%(以下、単に「%」と略す。)、デカメチル
シクロペンタシロキサン95%)、KSG−16(架橋
型メチルポリシロキサン20〜30%、メチルポリシロ
キサン70〜80%)、KSG−18(架橋型メチルフ
ェニルポリシロキサン10〜20%、メチルフェニルポ
リシロキサン80〜90%)(何れも、信越化学工業社
製)等が挙げられる。
【0007】本発明の凹凸補正化粧料における成分
(a)の含有量は、1〜10質量%であれば良く、3〜
10%が好ましい。成分(a)の含有量が1%未満であ
ると、伸び広がりの良さが得られない場合があり好まし
くなく、含有量が10%を超える場合は、肌との密着性
が悪くなり、ヨレを生じる場合があり好ましくない。
【0008】本発明に用いられる成分(b)の部分架橋
型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物と
は、オルガノハイドロジェンポリシロキサンと脂肪族不
飽和基含有化合物とを付加重合させたもので、特開平4
−272932号公報、特開平5−140320号公報
等に記載されているものが例示される。部分架橋型ポリ
エーテル変性オルガノポリシロキサン重合物は、下記一
般式(1) RaRbHcSiO(4-a-b-c)/2 …(1) {式中、Rは同種又は異種の炭素数1〜18の非置
換、又は置換のアルキル基、アリール基、アラルキル基
又はハロゲン化炭化水素基、Rは一般式CtH2tO
(CO)d(CO)eR〔ここにRは水
素原子又は炭素数1〜10の飽和脂肪族炭化水素基もし
くは−(CO)−R(Rは炭素数1〜5の飽和脂肪
族炭化水素基)で示される基、dは2〜200の整数、
eは0〜200の整数、d+eは3〜200の整数、t
は2〜6をそれぞれ示す〕で示されるポリオキシアルキ
レン基、aは1.0≦a≦2.5、bは0.001≦b
≦1.0、cは0.001≦c≦1.0をそれぞれ示
す}で表わされるオルガノハイドロジェンポリシロキサ
ン及び/又は下記一般式(2) RfHgSiO(4-f-g)/2 …(2) {式中、Rは上記と同じ、fは1.0≦f≦3.0、
gは0.001≦g≦1.5をそれぞれ示す}で表わさ
れるオルガノハイドロジェンポリシロキサンと下記一般
式(3) CsH2s-1O(CO)h(CO)iCsH2s-1 …(3) {式中、hは2〜200の整数、iは0〜200の整
数、h+iは3〜200の整数、sは2〜6をそれぞれ
示す}で表わされるポリオキシアルキレン及び/又は一
般式(4) RjRkSiO(4-j-k)/2 …(4) {式中、Rは前記に同じ、Rは末端に脂肪族不飽和
基を有する炭素数2〜10の1価炭化水素基、jは1.
0≦j≦3.0、kは0.001≦k≦1.5をそれぞ
れ示す}で表わされるオルガノポリシロキサンとの組合
せにおいて、上記一般式(3)及び/又は一般式(4)
で表わされる成分を必須成分とする重合物である。この
ような成分(b)は、市販品として、部分架橋型ポリエ
−テル変性オルガノポリシロキサン重合物とシリコ−ン
油を混合したものである、KSG−21(部分架橋型ポ
リエ−テル変性オルガノポリシロキサン22〜32%、
メチルポリシロキサン68〜78%)(信越化学工業社
製)等が挙げられる。
【0009】本発明の凹凸補正化粧料における成分
(b)の含有量は、0.05〜1%であれば良く、0.
1〜1%が好ましい。成分(b)の含有量が0.05%
未満であると、肌との密着性が悪くなり、ヨレを生じる
場合があり好ましくなく、含有量が1%を超える場合
は、塗布時の伸び広がりが悪くなる場合があり好ましく
ない。
【0010】また、本発明の凹凸補正化粧料において、
成分(a)と成分(b)の質量比は、(a)/(b)=
10〜50であることが必要である。(a)/(b)が
10未満の場合は、塗布時の伸び広がりが悪くなる場合
があり好ましくない、(a)/(b)が50を超える場
合は、肌へ密着性が悪くなり、塗布時のヨレを生じる場
合があり好ましくない。
【0011】更に、本発明の凹凸補正化粧料において、
成分(b)の部分架橋型ポリエ−テル変性オルガノポリ
シロキサン重合物は、成分(e)の水を成分(d)のシ
リコーン油中に安定分散させる機能も有する。すなわち
成分(b)を用いることにより、成分(e)を5〜20
μmという比較的大きい乳化滴として、成分(d)中に
安定分散させることにより、みずみずしさをより実感で
きる凹凸補正化粧料を得ることができる。成分(a)と
一般的な親油性界面活性剤の組合わせでは、このような
大きさの粒径で成分(e)を安定分散することは困難で
ある。尚、本発明の凹凸補正化粧料は、実質的に界面活
性剤を含有しないことが好ましい。
【0012】本発明に用いられる成分(c)の粉体は、
スネルの法則による屈折率が1.3〜1.5の範囲にあ
る粉体であり、本発明の凹凸補正化粧料において、小皺
や毛穴をぼかすことにより、肌の凹凸を目立たなくする
ものである。具体的には、無水ケイ酸、ナイロンパウダ
−、ポリエチレンパウダ−、ポリスチレンパウダ−、ポ
リアクリル酸アルキルパウダ−、炭酸カルシウム、炭酸
マグネシウム、硫酸バリウム等が挙げられ、これらを一
種又は二種以上用いることができる。また、成分(c)
の粒径は、特に限定されないが、肌の凹凸を目立たなく
する観点より、1〜30μmが好ましい。尚、本発明の
凹凸補正化粧料において、成分(c)の代わりに、屈折
率が1.3未満の粉体を用いると、化粧膜の透明性が高
くなり、小皺や毛穴をぼかす効果が得にくいため好まし
くなく、屈折率が1.5を超える粉体を用いると、化粧
膜が不透明になり、不自な然仕上がりになるため好まし
くない。
【0013】本発明の凹凸補正化粧料における成分
(c)の含有量は、10〜30%であれば良く、20〜
28%が好ましい。成分(c)の含有量が、10%未満
であると肌の凹凸を目立たなくする効果に劣り好ましく
ない、含有量が30%を超えると伸び広がりが悪くなる
場合があり好ましくない。
【0014】本発明に用いられる成分(d)のシリコ−
ン油は、本発明の凹凸補正化粧料において、伸び広がり
を良好にする成分であり、外相を形成するものである。
具体的には、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニル
ポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサ
ン、デカメチルシクロペンタシロキサン等が挙げられ、
これらを一種又は二種以上用いることができる。尚、本
発明において、成分(d)として、オクタメチルシクロ
テトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン
等の環状シリコーン、25℃での粘度が1〜100mm
/sの直鎖シリコ−ン等の揮発性シリコーン油を選択
することにより、べた付き感が無く、伸び広がりがより
良好な凹凸補正化粧料を得ることができる。このような
成分(d)は、市販品として、シリコンKF96 6c
s、10cs、20cs、30cs、50cs、100
cs、シリコンKF−995、KF−994(何れも、
信越化学工業社製)、シリコンDC−345、シリコン
SH−245(何れも、東レ・ダウコ−ニング社製)等
を挙げることができる。
【0015】本発明の凹凸補正化粧料における成分
(d)のシリコ−ン油は、40〜80%が好ましく、5
0〜80%が特に好ましい。含有量がこの範囲であれ
ば、伸び広がりが特に良好な凹凸補正化粧料を得ること
ができる。
【0016】本発明の凹凸補正化粧料中における成分
(e)の含有量は、1〜20%が好ましく、5〜15%
が特に好ましい。
【0017】本発明の凹凸補正化粧料には、目的に応じ
て本発明の効果を損なわない量的、質的範囲において、
上記成分の他に通常化粧料に使用される成分、例えば、
成分(d)以外の油剤、多価アルコール、成分(c)以
外の粉体、紫外線吸収剤、水溶性高分子、パラオキシ安
息香酸誘導体、フェノキシエタノール等の防腐剤、植物
抽出物等の美容成分、香料等を配合することができる。
【0018】本発明の凹凸補正化粧料には、エモリエン
ト剤、感触調整剤等の目的で成分(d)以外の油剤とし
て、通常化粧料に用いられる油剤であり、動物油、植物
油、合成油等の起源、及び、固形油、半固形油、液体
油、揮発性油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、
ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アル
コール類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類、油性ゲル
化剤類等が挙げられる。具体的には、流動パラフィン、
スクワラン、ワセリン、ポリイソブチレン、ポリブテ
ン、パラフィンワックス、セレシンワックス、マイクロ
クリスタリンワックス、エチレンプロピレンコポリマ
ー、モクロウ、モンタンワックス、フィッシュトロプス
ワックス等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ油、ホホ
バ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ミ
ツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、
ゲイロウ等のロウ類、セチルイソオクタネート、ミリス
チン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリ
スチン酸オクチルドデシル、トリオクタン酸グリセリ
ル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソステ
アリン酸ジグリセリル、トリベヘン酸グリセリル、ロジ
ン酸ペンタエリトリットエステル、ジオクタン酸ネオペ
ンチルグリコール、コレステロール脂肪酸エステル、N
−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベ
ヘニル・オクチルドデシル)等のエステル類、ステアリ
ン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸、イソス
テアリン酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン
酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコ
ール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソ
ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級ア
ルコール類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタ
ン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、ラ
ノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、
ラノリンアルコール等のラノリン誘導体類等が挙げら
れ、これらを一種又は二種以上用いることができる。本
発明の凹凸補正化粧料にこれら油剤を含有する場合の含
有量は、概ね1〜30%が好ましい。
【0019】本発明の凹凸補正化粧料には、感触調整、
防腐剤、保湿剤等の目的で、通常化粧料に使用される多
価アルコールとして、例えば、プロピレングリコール、
1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、グリセリン、ジグリセリ
ン、ポリグリセリン等が挙げられ、これらを一種又は二
種以上用いることができる。本発明の凹凸補正化粧料に
これら多価アルコールを含有する場合の含有量は、1〜
30%が好ましい。
【0020】本発明の凹凸補正化粧料の形態は、特に限
定されないが、使用性の観点より、乳液状、クリ−ム
状、ゲル状等の形態が好ましい。また、本発明の凹凸補
正化粧料は、メーキャップ化粧料の前後に使用する凹凸
補正料、ファンデーションやコンシーラー、コントロー
ル等のメーキャップ化粧料に肌上の凹凸を目立たなくす
る機能を付加したもの等に適用可能である。
【0021】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明を更に詳細に
説明する。尚、これらは本発明を何ら限定するものでは
ない。
【0022】実施例1〜8及び比較例1〜7:ゲル状凹
凸補正料 表1及び表2に示すゲル状凹凸補正料を以下に示す製造
方法により調製し、「凹凸補正効果」、「伸び広がりの
良さ」、「みずみずしさ」、「塗布時のヨレの無さ」の
各項目について以下に示す評価方法及び判断基準により
評価し、結果を併せて表1及び表2に示した。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】(製造方法) A:成分1〜6を混合する。 B:Aに成分7〜9を添加して、混合分散する。 C:Bを攪拌しながら、成分10〜12を添加し、混合
する。 D:Cを容器に充填して、ゲル状凹凸補正料を得た。
【0026】(評価方法:「凹凸補正効果」)25〜3
5才の一般女性パネル20名に、実施例及び比較例のゲ
ル状凹凸補正料を右目尻部に約0.2g、指で塗布して
もらい、各自が鏡にて、左目尻部と比較し、「凹凸(小
皺、毛穴)が目立たなくなった」と感じた人数により、
下記の判定基準に従って判定した。
【0027】
【0028】(評価方法:「伸び広がりの良さ」、「み
ずみずしさ」、「塗布時のヨレの無さ」)化粧品専門パ
ネル40名に上記実施例及び比較例のゲル状凹凸補正料
を使用してもらい、「伸び広がりの良さ」、「みずみず
しさ」、「塗布時のヨレの無さ」の各項目について、各
自が以下の基準に従って5段階評価し、更に、全パネル
の評点の平均点を以下の判定基準に従って判定した。
【0029】表1及び表2から明らかなように、本発明
に係わる実施例1〜8のゲル状凹凸補正料は、成分
(e)の乳化滴が何れも5〜20μmの範囲内であり、
小皺や毛穴等の肌上の凹凸を自然にぼかし、目立たなく
させる肌の凹凸補正効果に優れ、伸び広がり、みずみず
しさ等の使用感が良好で、しかも塗布時にヨレを生じな
い優れた凹凸補正化粧料であった。一方、成分(a)の
含有量が1%未満である比較例1は伸び広がりの良さに
おいて、成分(a)の含有量が10%を超える比較例2
はみずみずしさ、伸び広がりの良さにおいて、成分
(b)の代わりに界面活性剤を用いた比較例3は成分
(e)の乳化滴が3μm程度であり、塗布時のヨレの無
さにおいて、成分(a)/成分(b)が50を超える比
較例4は伸び広がりの良さにおいて、成分(c)の含有
量が10%未満である比較例5は凹凸補正効果におい
て、成分(c)の含有量が30%を超える比較例6は伸
び広がりの良さ、塗布時のヨレの無さにおいて、成分
(e)を含有していない比較例7はみずみずしさ、伸び
広がりの良さにおいて、何れも実施例より劣るものであ
った。
【0030】 実施例9:乳液状凹凸補正下地料 (成分) (質量%) 1.部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物(注4) 30 2.部分架橋型ポリエ−テル変性 オルガノポリシロキサン重合物(注2) 2 3.ジメチルポリシロキサン (25℃での粘度:6mm/s) 20 4.パルミチン酸オクチル 10 5.ナイロンパウダ−(平均粒径5μm) 15 6.無水ケイ酸(平均粒径10μm) 5 7.精製水 残量 8.1,3−ブチレングルコ−ル 5 9.キュウリエキス 0.5 注4:KSG−15(信越化学工業社製)
【0031】(製造方法) A:成分1〜4を混合する。 B:Aに成分5〜6を添加して、混合分散する。 C:Bを攪拌しながら、成分7〜9を添加し、混合す
る。 D:Cを容器に充填して、乳液状凹凸補正下地料を得
た。 実施例9の乳液状状凹凸補正下地料は、成分(e)の乳
化滴が10μmであり、小皺や毛穴等の肌上の凹凸を自
然にぼかし、目立たなくさせる肌の凹凸補正効果に優
れ、伸び広がり、みずみずしさ等の使用感が良好で、し
かも塗布時にヨレを生じない優れた凹凸補正化粧料であ
った。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の凹凸補正
化粧料は、小皺や毛穴等の肌上の微小な凹凸を自然にぼ
かし、目立たなくさせる肌の凹凸補正効果に優れ、伸び
広がり、みずみずしさ等の使用感が良好で、しかも塗布
時にヨレを生じない優れた凹凸補正化粧料であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA112 AB051 AB052 AB171 AB172 AB242 AC022 AC102 AC122 AC352 AD071 AD072 AD092 AD151 AD152 AD161 AD162 AD172 BB21 CC03 CC05 DD31 DD41 EE06 EE07

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(a)〜(e); (a)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物 1〜
    10質量% (b)部分架橋型ポリエ−テル変性オルガノポリシロキ
    サン重合物 0.05〜1質量% (c)屈折率1.3〜1.5の粉体 10〜30質量% (d)シリコ−ン油 (e)水 を含有し、成分(a)及び成分(b)の質量比が、
    (a)/(b)=10〜50であることを特徴とする凹
    凸補正化粧料。
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