JP2002321849A - 紙葉類厚さ検知装置及び現金自動取扱装置 - Google Patents

紙葉類厚さ検知装置及び現金自動取扱装置

Info

Publication number
JP2002321849A
JP2002321849A JP2001130575A JP2001130575A JP2002321849A JP 2002321849 A JP2002321849 A JP 2002321849A JP 2001130575 A JP2001130575 A JP 2001130575A JP 2001130575 A JP2001130575 A JP 2001130575A JP 2002321849 A JP2002321849 A JP 2002321849A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detection
detection lever
roller
thickness
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001130575A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Yoshida
吉田  隆
Taichiro Yamashita
太一郎 山下
Katsuhiro Suzuki
勝博 鈴木
Kazuji Yoshida
和司 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2001130575A priority Critical patent/JP2002321849A/ja
Publication of JP2002321849A publication Critical patent/JP2002321849A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Inspection Of Paper Currency And Valuable Securities (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】搬送中の紙葉類が1枚か2枚以上であるかを高
精度に判別でき、検知ローラ、基準ローラの摩耗を低減
する。 【解決手段】紙幣14は上搬送ローラ4a〜4fと下搬
送ローラ部15a〜15cの転がり軸受17a,17b
で狭持され搬送する。基準ローラ5a,5bがラジア
ル、アキシャル方向に動かないように軸受ホルダ8a,
8bで転がり軸受の外輪に予圧を加える。また、検知レ
バー22の回転部は検知レバーがラジアル、アキシャル
方向に動かない構造にする。また、厚さ検知センサ20
a,20bは紙幣14の通過時のみ検知ローラ21と基
準ローラを接触させる。また、基準ローラの偏心量の積
算値を求める時のみ検知ローラと基準ローラを接触させ
てもよい。紙幣が基準ローラと検知ローラを通過すると
検知レバーが回転し変位増幅器で変位信号となる。判別
処理部29は紙幣の基準ローラ通過時の平均厚さと厚さ
基準値28とを比較し1枚か2枚以上であるかを判定信
号30に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙葉類の厚さを検
出するための紙葉類厚さ検出機構であって、現金自動取
扱装置の紙幣の搬送中に紙幣の厚さを検出し紙幣が1枚
か2枚以上であるかを判定する紙葉類厚さ検出装置及び
現金自動取扱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような紙葉類厚さ検出装置として、
特許2651468号、特開平5−246576、特開
22000−88532等に開示されている。基準ロー
ラと検知レバーの一端との間に紙幣を挿入して、検知レ
バーの他端に設けた変位検出手段でレバーの変位を検出
し、その変位信号と厚さ基準値を比較して紙幣が1枚か
2枚以上かを判定するものである。また、変位検出手段
には磁気、光、電界、電気抵抗等の変化を用い、差動信
号で検知するものも開示されている。また、紙葉類厚さ
検出装置の応用装置としては、現金自動取扱装置、自動
販売機等に利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来例では基準ローラ、検知レバーのラジアル方向及び
アキジャル方向への変動防止、紙葉類の噛み込み部の摩
耗、小型化について考慮がなされていなかった。
【0004】本発明は、高精度な検出精度と、紙葉類の
噛み込み部の耐摩耗性と、小型化を確保した紙葉類の厚
さを検出する紙葉類厚さ検出装置とこれを用いた小型で
高速及び高信頼な現金自動取扱装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、厚さ検出センサ
の上流側の搬送路に紙葉類の通過を検知する通過センサ
を設け、通過センサで紙葉類の通過を検知したとき、検
知ローラを基準ローラに接触するように、検知レバーを
基準ローラ方向に移動させ、紙葉類が基準ローラと検知
ローラの間を通過したのち、基準ローラと検知ローラの
間に隙間を設けるように検知レバーを移動させる手段を
設ける。これにより、紙葉類の通過時のみ検知ローラと
基準ローラを接触させるので検知ローラと基準ローラの
摩耗を低減できる。
【0006】また、基準ローラの偏心量を測定するとき
は、検知レバーを基準ローラに接触するように、検知レ
バーを基準ローラ方向に移動させ、紙葉類の厚さを検出
するときには基準ローラと検知レバーの間に隙間を設け
るように検知レバーを移動させる手段を設ける。これに
より、紙葉類の通過時のみ検知ローラと基準ローラを接
触させるので検知ローラと基準ローラの摩耗を低減でき
る。
【0007】また、検知レバーと検知レバーを移動させ
る手段とが接触する位置に衝撃を吸収する弾性体を設け
る。これにより、疲労破壊を低減できる。
【0008】また、基準ローラの回転軸の両端は軸受ホ
ルダに挿入された転がり軸受を介してフレームに取付
け、転がり軸受の内輪は基準ローラの回転軸に固定し、
軸受ホルダで転がり軸受の外輪に予圧を与える。
【0009】また、検知レバーの回転部を板ばねで構成
し、板ばねを変形させて基準部材に検知レバーの一端を
押付けるようにする。
【0010】このように、基準ローラおよび検知レバー
の回転部にラジアル方向、アキシャル方向の変動がない
ので測定ばらつきがなくなり高い検出精度が得られる。
【0011】また、基準ローラに押し当て付着した紙粉
等を除去するブレードを設ける。これにより、測定変動
なくすことができる。
【0012】また、本発明の紙幣厚さ検知装置を現金自
動取扱装置に適用し小型の紙幣鑑別部と紙幣搬送路を往
復搬送路で構成する。これにより、設置面積を小さくで
き装置の小型化と搬送路を短くできるため預け入れ及び
払い出しの時間を短縮できる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の紙葉類厚さ検知装置の一
実施例として、図8に示す現金自動取扱装置の紙幣厚さ
検知装置を図1を用いて説明する。この紙幣厚さ検知装
置は100ミクロンメートル程度の紙幣厚さに対して1
0ミクロンメートル以下のバラツキ精度で厚さを検出す
るものである。
【0014】図1は紙幣厚さ検知装置1と、開閉可能な
上フレーム2と、下フレーム19に軸受ホルダ8a、8
bに挿入された転がり軸受6a、6bによって回転自由
に取り付けたられた駆動ローラ軸3と、駆動ローラ軸3
に設けた上搬送ローラ4a、4b、4c、4d、4e、
4fと基準ローラ5a、5b及び歯車7と、下フレーム
19に設けた上フレーム2の開閉支点9a、9bと、下
フレーム19に取付け基準ローラ5a、5bに付着した
紙粉等を擦り落とすための除去手段としてのブレード1
0と、上フレーム2に取り付けた上搬送ガイド11と、
下フレーム19と、下フレーム19に取り付けた下搬送
ガイド13と、下搬送ガイド13に取り付けた下搬送ロ
ーラ部15a、15b、15cと、下搬送ローラ部15
を構成する軸16と軸16に設けた転がり軸受17a、
17b及び軸26を上方向に押圧するためのばね18
と、上搬送ローラ4と転がり軸受17とで挟持され搬送
される紙幣14と、下フレーム19の横板12に取り付
けた紙幣厚さセンサ20a、20bと、紙幣厚さセンサ
20を構成する検知ローラ21と検知ローラ21と光を
通過遮蔽するためのスリットを両端部に設け中央部で回
転自由な検知レバー22と発光素子と二つの受光素子を
設けた変位検知部23及び検知レバー22と変位検知部
23を取り付けるベース24と、変位検知部23の発光
素子の発光量制御と二つの受光素子の受光量の変化を電
圧信号に変換する回路からなる変位増幅部25a、25
bと、変位増幅部25の変位信号と紙幣厚さセンサ20
の上流側と下流側に設けた紙幣通過検知センサ26a、
26bの紙幣通過信号と紙幣の搬送路における位置(シ
フト)と傾き(スキュー)を検知するラインセンサ信号
27及び厚さ基準値28を取り込み紙幣が1枚であるか
2枚以上であるかを判別するための判別処理部29と、
判別処理部29の判別の結果を上位の制御部に伝達する
ための判定信号30と紙幣厚さセンサ20が正常である
か異常であるかを伝達するための異常信号31と、で構
成される。
【0015】なお、基準ローラ5の加工誤差、基準ロー
ラ5の駆動ローラ軸3への取付け誤差、及び駆動ローラ
軸3の下フレーム19への取付け誤差により、基準ロー
ラ5の検知ローラ21と対向する面が検知ローラ21に
対して平行でない場合、基準ローラ5が軸方向へ変動す
ると厚さ検出のバラツキが生じる。また、上搬送ローラ
4が紙幣通過時に反力を受け転がり軸受6a、6bの嵌
め合い公差で基準ローラ5が上下方向に変動した場合、
厚さ検出のバラツキが生じる。
【0016】なお、本実施例では、紙幣の厚さ検出をす
る前に検知ローラ21と基準ローラ5とを接触させるた
め、基準ローラ軸3の変動の防止を従来以上に厳しくす
る必要がある。
【0017】軸受ホルダ8a、8bは樹脂、金属等で円
筒状に形成され、駆動ローラ軸3がラジアル方向および
アキシャル方向に移動しないよう転がり軸受6a、6b
の外輪に予圧を与えるもので、ホルダ内側には挿入され
た転がり軸受の外輪に接触する突起がある。転がり軸受
6a、6bの内輪を駆動ローラ軸3に接着等で固定し、
軸受ホルダ8a、8bの外側を下フレーム19に取付け
ることにより転がり軸受6a、6bの外輪に予圧力を与
える。軸受ホルダ8a、8bを樹脂等のような弾性力の
ある部材で構成することでばね等の部材を別に設ける必
要がなく、予圧力を与えることができる。
【0018】なお、駆動ローラ軸3の上搬送ローラ4は
金属のローラにゴム等の弾性体を設けたものである。ま
た、基準ローラ5は金属のローラである。また、検知ロ
ーラ21は省いてもよいし、転がり軸受を使用してもよ
い。また、図2に示すように紙幣厚さセンサ20の検知
レバー22の回転部30にはすべり軸受および転がり軸
受等を用いることができる。転がり軸受け34の場合に
は2個の転がり軸受けを用い検知レバー22に外輪を固
定し、回転軸より転がり軸受けの内輪にばね部材を介し
て予圧を与えるように構成する。
【0019】次に、図1の動作について説明する。駆動
ローラ軸3は図示しないモータから歯車7を介して回転
力が与えられる。紙幣14は上搬送ローラ4と下搬送ロ
ーラ17で狭持され上搬送ローラ4が回転することによ
り搬送力が与えられ搬送される。なお、紙幣14は図1
の紙面手前側から搬送する場合と後ろ側から搬送する場
合のどちらにおいても紙幣の厚さを検知する。搬送方向
の切換えは上搬送ローラ4の回転方向を切換えて行なわ
れる。紙幣14が基準ローラ5と検知ローラ21の間を
通過した時、検知レバー22が回転し検知ローラ21が
紙幣の厚さ分だけ下方向に移動する。図2に示すように
検知レバー22の一方の端部に設けたスリット43は紙
幣の厚さ分だけ移動し発光素子40の光の通過を変化さ
せる。スリット43を通過した光の変化により二つの受
光素子41a、41bの一方の受光量は増加し他方は減
少する。受光素子の電気信号は変位増幅部25において
電圧信号に変換され判別処理部29に取り込まれる。判
別処理部29は一定時間sごとに変位増幅部25の二つ
の受光素子の変位信号a、bをデジタル信号に変換して
サンプリングする。サンプリングごとの紙幣厚さは(a
−b)/(a+b)で算出する。紙幣の平均厚さtはt
=(m−2z)/nで求める。ここで、mは紙幣が基準
ローラ5を通過した時を含む2回転の積算値、zは紙幣
が基準ローラ5を通過していない時の1回転の積算値
(偏心量)、nは紙幣が基準ローラ5を通過時の紙幣長
さである。なお、紙幣が基準ローラ5を通過した時を含
む2回転の積算値mの区間の割り出しは、搬送方向によ
って、紙幣厚さセンサ20の上流側と下流側に設けた紙
幣通過検知センサ26a、26bの紙幣通過信号から求
める。
【0020】また、判別処理部29は紙幣が1枚である
か2枚以上であるかを判別するためのに厚さ基準値28
を取り込み、検出した紙幣の平均厚さtと比較し第1の
厚さ基準値未満なら1枚であると判定し、第1の厚さ基
準値以上ならば2枚以上であると判定する。また、判別
処理部29は紙幣の搬送路における位置(シフト)と傾
き(スキュー)を検知するラインセンサ信号から紙幣の
厚さが極端に厚い部分(例えば、偽造防止のために紙幣
に漉き込まれた帯状金属部)が基準ローラ5を通過した
かを算出し、通過した場合は厚さ判定のための厚さ基準
信号に厚さ増加分を加算した第2の厚さ基準値を使用す
る。そして、判別処理部29は判定の結果を判定信号3
0で上位の制御部に伝達する。なお、厚さ基準値28は
金種ごとに設定値が異なる。また、紙幣が基準ローラ5
を通過していない時のサンプリング値が基準値以下の場
合及び紙幣が基準ローラ5を通過していない時の1回転
の積算値zが前回の判定の時のzより一定値以上変化し
た場合は紙幣厚さセンサ20が異常であると判断し異常
信号31を上位の制御部に伝達する。そして、図8に示
す現金自動取扱装置の上位制御部は判定信号30により
預け入れ時及び払い出し時であれば、一時スタッカ93
及び紙幣供給受取機構91への紙幣の流れを制御する。
また、一時スタッカ93からの収納時に問題があれば装
置の運転を停止する。また、異常信号31が発生した場
合は装置の運転を停止する。
【0021】このように本発明によれば、軸受ホルダ8
a、8bにより転がり軸受6a、6bに予圧を与えて、
基準ローラ5のラジアル方向とアキシャル方向への変動
がない構成にしたことで厚さ検出のバラツキが生じない
効果がある。
【0022】また、ブレード10により基準ローラ5
a、5bの検知ローラ21との接触面に付着した紙粉等
を擦り落とすようにしたので、接触面の変動がなくなり
厚さ検出のバラツキが生じない効果がある。
【0023】次に、本発明の紙幣厚さセンサ20の一実
施例を図2を用いて説明する。図2は紙幣厚さセンサ2
0の側面図を示す。
【0024】図2の厚さ検知センサ20は検知レバー2
2と変位検出部23及びこれらを取り付けるベース24
よりなる。なお、変位変換部23の40は発光素子、4
1は受光素子を示す。検知レバー22は略直角に曲げた
形状をしており、一端に軸31を設け転がり軸受21を
止めリングで軸方向に移動しないように固定する。ま
た、他方の端部には光が貫通するスリット43を設け
る。また、検知レバー22に埃避け部材48を設け変位
検知部23に上方から埃が落下しないようにする。ま
た、検知レバー22の中央部の回転部30には予圧構造
の2個の転がり軸受34を設ける。また、ばね45は検
知ローラ21を基準ローラ5に押付ける押圧力を与える
ために設ける。ばね45の一端は検知レバー22が基準
ローラ5と対向する一端と検知レバー22の回転部30
とを結ぶ延在部に取り付けられる。また、他端はベース
24に取り付けられる。
【0025】また、検知レバー22の回転部30とばね
45の取付け部との間に検知レバー22を上下方向に移
動して、検知ローラ21を基準ローラ5に接触させたり
離したりさせる検知レバー上下機構50を設ける。検知
レバー上下機構50は回転軸51と、回転軸51に取付
けたカム52と、カム52の一部に設けたゴム等の弾性
部材からなるダンパ49で構成される。受光素子56
a、57aと発光素子56b、57bからなり紙幣の通
過を検知する通過センサ56、57と、受光素子56
a、57aの出力信号と上位制御部からの指令信号59
を入力して検知レバー上下機構50の回転動作を制御す
る制御部58で構成されている。
【0026】次に図2の動作について説明する。まず、
第一の動作方法について述べる。ここでは紙幣通過セン
サ56、57は基準ローラ5と検知ローラ21の接触位
置から基準ローラ5の円周長さ以上の位置に設ける。ま
ず、制御部58は指令信号59により検知レバー上下機
構50を動作させて検知ローラ21を基準ローラ5から
離すように制御する。よって、検知レバー22と検知レ
バー上下機構50は接触した状態となる。そして、紙幣
14が紙幣通過センサ56、57に到達した時点で、制
御部58は検知レバー上下機構50を動作させて検知ロ
ーラ21を基準ローラに接触させるように制御する。よ
って、検知レバー22と検知レバー上下機構50は接触
していない状態となる。その後、紙幣14が基準ローラ
5と検知ローラ21に噛み込まれると検知ローラ21は
下方向46に移動する。スリット43は左方向47に移
動する。スリット43の移動で発光素子40からの光
は、受光素子41aの受光量が増加し、受光素子41b
の受光量が減少する。このようにして、紙幣の厚さを測
定する。そして、紙幣14が反対側の紙幣通過センサ5
6、57を通過した時点で、制御部58は検知レバー上
下機構50を動作させて検知ローラ21を基準ローラ5
から離すように制御する。
【0027】このように本発明によれば、紙幣の通過時
のみ検知ローラ21と基準ローラ5を接触させるように
したことにより検知ローラ21と基準ローラ5の摩耗を
低減でき機械的寿命の向上に効果がある。
【0028】次に、第二の動作方法について述べる。こ
こでは紙幣通過センサ56、57を省略する。まず、図
1で述べた基準ローラ5の偏心量の積算値zを求める時
のみ、制御部58は指令信号59により検知レバー上下
機構50を動作させて検知ローラ21を基準ローラ5に
接触させるように制御する。そして、紙幣14の厚さを
測る場合には、制御部58は指令信号59により検知レ
バー上下機構50を動作させて検知ローラ21を基準ロ
ーラ5から一定距離はなれた位置に制御する。このよう
に検知ローラ21と基準ローラ5との間に隙間を設けた
状態で紙幣14を基準ローラ5と検知ローラ21の間に
噛み込ませて紙幣の厚さを測定する。
【0029】このように本発明によれば、基準ローラ5
の偏心量の積算値zを求める時のみ検知ローラ21と基
準ローラ5を接触させるようにしたことにより検知ロー
ラ21と基準ローラ5の摩耗を低減でき機械的寿命の向
上に効果がある。
【0030】また、検知レバー上下機構50の検知レバ
ー22との接触位置にダンパ49を設けることにより、
紙幣の通過直後に検知レバー22がカム52と衝突して
受ける衝撃力を低減する効果がある。なお、ダンパ49
は検知レバー22側に設けても良い。
【0031】次に、本発明の紙幣厚さセンサ20の他の
一実施例を図3を用いて説明する。図3の構成は図2に
おける検知レバー上下機構50とばね45の代わりに電
磁石53を用いたものである。なお、検知レバー22に
は電磁石53からの磁束を通すための強磁性体又は永久
磁石からなる磁気回路部54を設ける。また、検知レバ
ー22の検知ローラ21側に検知ローラ21を基準ロー
ラ5から離すためのばね(図示せず)を設てもよい。
【0032】次に、図3の動作について説明する。ま
ず、第一の動作方法について述べる。ここでは紙幣通過
センサ56、57は基準ローラ5と検知ローラ21の接
触位置から基準ローラ5の円周長さ以上の位置に設け
る。まず、指令信号59により制御部58は磁気回路部
54が強磁性体の場合には電磁石53に電流を流さない
で、検知ローラ21の自重で検知ローラ21を基準ロー
ラ5から離すように制御する。また、磁気回路部54が
永久磁石の場合は永久磁石の吸引力が図2に示すばね4
5の代わりとなっているので、永久磁石の磁力を弱める
極性となるように電磁石53に電流を流し検知ローラ2
1を基準ローラ5から離すように制御する。そして、紙
幣14が紙幣通過センサ56、57に到達した時点で、
制御部58は磁気回路部54が強磁性体の場合には図2
に示すばね45の代わりとなるように電磁石53に電流
を流し吸引力を発生させて検知ローラ21を基準ローラ
に押付けるように制御する。したがって、電磁石53に
流す電流値によって一定な押付力が与えられる。また、
磁気回路部54が永久磁石の場合は永久磁石の吸引力が
図2に示すばね45の代わりとなっているので、電磁石
53に電流を流さないようにするか、又は永久磁石の磁
力を弱める極性となるように電磁石53に電流を流し検
知ローラ21を基準ローラ5に押付けるように制御す
る。したがって、永久磁石の吸引力、又は電磁石53に
流す電流値によって一定な押付力が与えられる。その
後、紙幣14を基準ローラ5と検知ローラ21の間に噛
み込ませて紙幣の厚さを測定する。そして、紙幣14が
反対側の紙幣通過センサ56、57を通過した時点で、
制御部58は磁気回路部54が強磁性体の場合には電磁
石53に電流を流さないで、検知ローラ21の自重で検
知ローラ21を基準ローラ5から離すように制御する。
また、磁気回路部54が永久磁石の場合は永久磁石の吸
引力が図2に示すばね45の代わりとなっているので、
永久磁石の磁力を弱める極性となるように電磁石53に
電流を流し検知ローラ21を基準ローラ5から離すよう
に制御する。
【0033】このように本発明によれば、紙幣の通過時
のみ検知ローラ21と基準ローラ5を接触させるように
したことにより検知ローラ21と基準ローラ5の摩耗を
低減でき機械的寿命の向上に効果がある。
【0034】次に、第二の動作方法について述べる。こ
こでは紙幣通過センサ56、57を省略する。なお、磁
気回路部54が強磁性体の場合には検知レバー22の検
知ローラ21側に検知ローラ21を基準ローラ5から離
すためのばね(図示せず)を設ける。まず、図1で述べ
た基準ローラ5の偏心量の積算値zを求める時、検知レ
バー22を矢印55方向に移動させるために、指令信号
59により制御部58は磁気回路部54が強磁性体の場
合には図2に示すばね45の代わりとなるように電磁石
53に電流を流し吸引力を発生させて検知ローラ21を
基準ローラに押付けるように制御する。したがって、電
磁石53に流す電流値によって一定な押付力が与えられ
る。また、磁気回路部54が永久磁石の場合は永久磁石
の吸引力が図2に示すばね45の代わりとなっているの
で、電磁石53に電流を流さないようにするか、又は永
久磁石の磁力を弱める極性となるように電磁石53に電
流を流し検知ローラ21を基準ローラ5に押付けるよう
に制御する。したがって、永久磁石の吸引力、又は電磁
石53に流す電流値によって一定な押付力が与えられ
る。
【0035】次に、紙幣14の厚さを測る場合には、検
知レバー22を矢印55と反対方向に移動させるため
に、指令信号59により制御部58は磁気回路部54が
強磁性体の場合には検知ローラ21側に設けたばね力を
弱めるために電磁石53に電流を流し検知ローラ21を
基準ローラ5から一定距離はなれた位置に制御する。ま
た、磁気回路部54が永久磁石の場合は永久磁石の吸引
力が図2に示すばね45の代わりとなっているので、永
久磁石の磁力を弱める極性となるように電磁石53に電
流を流し検知ローラ21を基準ローラ5から一定距離は
なれた位置に制御する。したがって、いずれの場合も電
磁石53に流す電流値によって、検知ローラ21には基
準ローラ5の方向に一定な押付力が与えられる。このよ
うに検知ローラ21と基準ローラ5との間に隙間を設け
た状態で紙幣14を基準ローラ5と検知ローラ21の間
に噛み込ませて紙幣の厚さを測定する。
【0036】このように本発明によれば、基準ローラ5
の偏心量の積算値zを求める時のみ検知ローラ21と基
準ローラ5を接触させるようにしたことにより検知ロー
ラ21と基準ローラ5の摩耗を低減でき機械的寿命の向
上に効果がある。
【0037】次に、本発明の紙幣厚さセンサ20の他の
一実施例を図4を用いて説明する。図4の構成は図2に
おける検知レバー上下機構50の代わりに電磁石53を
検知レバー22の回転部30と検知ローラ21の間に設
ける。なお、検知レバー22には電磁石53からの磁束
を通すための強磁性体又は永久磁石からなる磁気回路部
54を設ける。
【0038】次に、図4の動作について説明する。ま
ず、第一の動作方法について述べる。ここでは紙幣通過
センサ56、57は基準ローラ5と検知ローラ21の接
触位置から基準ローラ5の円周長さ以上の位置に設け
る。まず、指令信号59により制御部58は磁気回路部
54が強磁性体の場合には電磁石53に電流を流して検
知レバーを吸引し、検知ローラ21を基準ローラ5から
離すように制御する。また、永久磁石の場合は永久磁石
の吸引力を利用して、電磁石53に電流を流さないか又
はさらに吸引力が働く方向に電流を流すことにより検知
ローラ21を基準ローラ5から離すように制御する。そ
して、紙幣14が紙幣通過センサ56又は57に到達し
た時点で、制御部58は磁気回路部54が強磁性体の場
合には電磁石53に電流を流さないようにして、ばね4
5の押付力により検知ローラ21を基準ローラ5に押付
けるように制御する。また、永久磁石の場合は電磁石5
3の反発力を利用して、電磁石53に反発力となる極性
方向に電流を流すことにより検知ローラ21を基準ロー
ラ5に押付けるように制御する。よって、検知レバー2
2は電磁石53に流す電流値によって一定な押付力が与
えられる。その後、紙幣14を基準ローラ5と検知ロー
ラ21の間に噛み込ませて紙幣の厚さを測定する。そし
て、紙幣14が反対側の紙幣通過センサ56又は57を
通過した時点で、制御部58は磁気回路部54が強磁性
体の場合には電磁石53に電流を流して検知レバーを吸
引し、検知ローラ21を基準ローラ5から離すように制
御する。また、永久磁石の場合は永久磁石の吸引力を利
用して、電磁石53に電流を流さないか又はさらに吸引
力が働く方向に電流を流すことにより検知ローラ21を
基準ローラ5から離すように制御する。
【0039】このように本発明によれば、紙幣の通過時
のみ検知ローラ21と基準ローラ5を接触させるように
したことにより検知ローラ21と基準ローラ5の摩耗を
低減でき機械的寿命の向上に効果がある。
【0040】次に、第二の動作方法について述べる。こ
こでは紙幣通過センサ56、57を省略する。まず、図
1で述べた基準ローラ5の偏心量の積算値zを求める
時、指令信号59により制御部58は磁気回路部54が
強磁性体の場合には電磁石53に電流を流さないように
して、ばね45の押付力により検知ローラ21を基準ロ
ーラ5に押付けるように制御するか、又は、ばね45の
押付力を弱める方向に電磁石53に電流を流し検知ロー
ラ21を基準ローラ5に押付けるように制御する。な
お、電磁石53に流す電流値によって一定な押付力が与
えられる。また、永久磁石の場合は永久磁石の吸引力を
弱める方向に電磁石53に電流を流し検知ローラ21を
基準ローラに押付けるように制御する。この場合も電磁
石53に流す電流値によって一定な押付力が与えられ
る。
【0041】次に、紙幣14の厚さを測る場合には、検
知レバー22を矢印55の方向に移動させるために、指
令信号59により制御部58は電磁石53に電流を流し
吸引力を発生させ検知ローラ21を基準ローラ5から一
定距離はなれた位置に制御する。なお、検知レバー22
には電磁石53に流す電流値によって検知レバー22を
基準ローラ5の方向に一定な押付力が与えられる。
【0042】また、永久磁石の場合は永久磁石の吸引力
を弱める方向に電磁石53に電流を流し検知ローラ21
を基準ローラ5から一定距離はなれた位置に制御する。
なお、検知レバー22には電磁石53に流す電流値によ
って検知レバー22を基準ローラ5の方向に一定な押付
力が与えられる。このように、いずれの場合も検知ロー
ラ21と基準ローラ5との間に隙間を設けた状態で紙幣
14を基準ローラ5と検知ローラ21の間に噛み込ませ
て紙幣の厚さを測定する。
【0043】このように本発明によれば、基準ローラ5
の偏心量の積算値zを求める時のみ検知ローラ21と基
準ローラ5を接触させるようにしたことにより検知ロー
ラ21と基準ローラ5の摩耗を低減でき機械的寿命の向
上に効果がある。
【0044】次に、本発明の紙幣厚さセンサ20の他の
一実施例を図5、図6を用いて説明する。本発明は検知
レバー22の回転部に十字ばね構造を用いたものであ
る。検知レバー22の回転部は軸62と、円筒状のスリ
ーブ60と、一端を軸62に他端をスリーブ60に固定
した8枚の板ばね61で構成され、軸62はベース24
に固定され、スリーブ60は検知レバー22に固定され
る。また、板ばね61は円周方向に等間隔に配置され十
字ばねを形成する。検知ローラ21を基準ローラ5に接
触させ検知レバー22を基準ローラ5の方向に移動させ
ると板ばね61が変形し押圧力が得られる。この状態で
基準ローラ5と検知ローラ21との間に紙幣14を噛み
込ませて検知レバー22の他端に設けた変位検知部で紙
幣14の厚さを検出する。なお、十字ばねを軸62の2
個所に設け検知レバー22の回転が軸62に平行なるよ
うにする。
【0045】このように本発明によれば、検知レバー2
2の回転部にラジアル方向、アキシャル方向の変動がな
いので測定ばらつきがなくなり厚さ検出精度が向上する
効果がある。
【0046】次に、本発明の紙幣厚さセンサ20の他の
一実施例を図7を用いて説明する。本発明は検知レバー
22の回転部に板ばね構造を用いたものである。検知レ
バー22は板ばね65からなり、板ばね65はベース2
4の固定部66で固定される。検知ローラ21を基準ロ
ーラ5に接触させ検知レバー22を基準ローラ5の方向
に移動させると板ばね65が変形し押圧力が得られる。
この状態で基準ローラ5と検知ローラ21との間に紙幣
14を噛み込ませて検知ローラ21の変位を渦電流式変
位センサ等の変位センサで検出する。
【0047】このように本発明によれば、検知レバー2
2の回転部にラジアル方向、アキシャル方向の変動がな
いので測定ばらつきがなくなり厚さ検出精度が向上する
効果がある。
【0048】本発明の紙幣厚さ検知装置を用いた現金自
動取扱装置の一実施例を図8に示す。図8の現金自動取
扱装置90は、現金預け入れ時に供給された紙幣96a
を収納するための紙幣の分離と現金払い出し時に利用者
が指定した金額を払い出すための紙幣供給受取機構91
と、紙幣搬送路92a、92bと、紙幣が真券であるか
偽券であるかの鑑別手段と紙幣が1枚か2枚以上かを判
別する本発明の紙幣厚さ検知装置1を設けた紙幣鑑別部
97と、紙幣の収納時と払い出し時に一時的に紙幣を蓄
積しておく一時スタッカ93と、機械処理ができない紙
幣を収納するための紙幣回収箱94と、金種別に紙幣9
6bを収納し払い出すための金種収納箱95a、95
b、95cと、で構成される。
【0049】次に、図8の動作について説明する。現金
預け入れ時は紙幣供給受取機構91に供給された紙幣9
6aは1枚づつ分離され搬送路92aに供給される。紙
幣鑑別部97において紙幣が真券であるか偽券であるか
を鑑別し、また、紙幣が1枚か2枚以上かを判別する。
紙幣が真券であり1枚の場合は一時スタッカ93に蓄積
され取引金額を表示する。一方、供給した紙幣に問題が
ある場合は供給した全ての紙幣は紙幣供給受取機構91
に戻される。取引が成立した場合は再び紙幣鑑別部97
を通り紙幣が1枚か2枚以上かをチェックしてそれぞれ
の金種収納箱95に収納する。現金払い出し時には金種
収納箱95の紙幣96bを1枚づつ分離し搬送路92b
に供給する。紙幣鑑別部97において紙幣が1枚か2枚
以上かを判別する。紙幣が1枚の場合は紙幣供給受取機
構91に払い出される。2枚以上の場合は一時スタッカ
に蓄積され、その後、紙幣回収箱94に収納される。な
お、紙幣鑑別部97は往復どちらの方向から紙幣が搬送
されても鑑別可能なように構成されている。
【0050】このように本発明によれば、本発明の紙幣
厚さ検知装置を設けた小型の紙幣鑑別部と紙幣搬送路を
往復搬送路で構成したことにより設置面積を小さくでき
装置の小型化に効果がある。また、搬送路を短くできる
ため預け入れ及び払い出しの時間を短縮できる効果があ
る。
【0051】これまでの説明では現金自動取扱装置に使
用する厚さ検知装置について述べたが、自動販売機の厚
さ検知装置にも応用できる。また、金属板、樹脂板等、
基準ローラと検知ローラの間を通過できるものであれば
厚さを検知できる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
準ローラとレバーの間に紙葉類を通過させて厚さを検出
する厚さ検知装置の基準ローラのラジアル方向とアキシ
ャル方向への変動のない構造により測定バラツキがなく
高精度に厚さを検知できる効果がある。
【0053】また、紙幣の通過時のみ検知ローラと基準
ローラを接触させるようにしたことにより検知ローラと
基準ローラの摩耗を低減でき機械的寿命の向上に効果が
ある。
【0054】また、基準ローラ5の偏心量の積算値を求
める時のみ検知ローラと基準ローラを接触させるように
したことにより検知ローラと基準ローラの摩耗を低減で
き機械的寿命の向上に効果がある。
【0055】また、検知レバーの回転部にラジアル方
向、アキシャル方向の変動がないので測定ばらつきがな
くなり厚さ検出精度が向上する効果がある。
【0056】また、本発明の紙幣厚さ検知装置を現金自
動取扱装置に適用し小型の紙幣鑑別部と紙幣搬送路を往
復搬送路で構成したことにより設置面積を小さくでき装
置の小型化に効果がある。また、搬送路を短くできるた
め預け入れ及び払い出しの時間を短縮できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の紙幣厚さ検知装置の一実施例を示
す。
【図2】 本発明の紙幣厚さセンサの他の一実施例を示
す。
【図3】 本発明の紙幣厚さセンサの他の一実施例を示
す。
【図4】 本発明の紙幣厚さセンサの他の一実施例を示
す。
【図5】 本発明の紙幣厚さセンサの他の一実施例を示
す。
【図6】 図5の断面図を示す。
【図7】 本発明の紙幣厚さセンサの他の一実施例を示
す。
【図8】 本発明を適用した現金自動取扱装置の一実施
例を示す。
【符号の説明】
1…紙幣厚さ検知装置、2…上フレーム、3…駆動ロー
ラ軸、4…上搬送ローラ、5…基準ローラ、6…転がり
軸受、7…歯車、8…軸受ホルダ、9…上フレーム開閉
支点、10…ブレード、11…上ガイド、12…横板、
13…下フレーム、14…紙幣、15…下搬送ローラ機
構、16…軸、17…転がり軸受、18…ばね、19…
下フレーム、20…厚さ検知センサ、21…検知ロー
ラ、22…検知レバー、23…変位検知部、24…ベー
ス、25…変位増幅部、26…通過検知センサ出力、2
7…ラインセンサ出力、28…厚さ基準値、29…判別
処理部、30…判別信号、31…異常信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 勝博 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立製作所情報機器事業部内 (72)発明者 吉田 和司 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立製作所情報機器事業部内 Fターム(参考) 2F069 AA46 AA97 BB20 BB36 CC06 DD06 DD27 GG02 GG11 GG62 GG72 GG77 HH04 JJ13 LL04 MM21 MM32 PP07 RR07 3E041 AA02 AA03 BA04 BB01 BB10 BC06 CA04 DA03 DB01 EA01 3F048 AA06 AB03 BA13 DC10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準部材と、前記基準部材に検知レバーの
    一端が対向し他端は検知レバーの変位検出手段からなる
    厚さ検出センサの前記基準部材と前記検知レバーとの間
    に紙葉類を通過させて前記検知レバーの変位から紙葉類
    の厚さを検知する紙葉類厚さ検知装置において、 前記厚さ検出センサの上流側の搬送路に紙葉類の通過を
    検知する通過センサを設け、前記通過センサで紙葉類の
    通過を検知したとき、前記検知レバーを前記基準部材に
    押し当てるように前記検知レバーを前記基準部材方向に
    移動させるように前記検知レバーを移動させる手段を設
    けたことを特徴とする紙葉類厚さ検知装置。
  2. 【請求項2】基準部材と、前記基準部材に検知レバーの
    一端が対向し他端は検知レバーの変位検出手段からなる
    厚さ検出センサの前記基準部材と前記検知レバーとの間
    に紙葉類を通過させて前記検知レバーの変位から紙葉類
    の厚さを検知する紙葉類厚さ検知装置において、 前記基準部材の上流側の搬送路に紙葉類の通過を検知す
    る通過センサを設け、前記通過センサで紙葉類の通過を
    検知したとき、前記検知レバーを前記基準部材に押し当
    てるように前記検知レバーを前記基準部材方向に移動さ
    せ、紙葉類が前記基準部材と前記検知レバーの間を通過
    したのち、前記基準部材と前記検知レバーの間に隙間を
    設けるように前記検知レバーを移動させる手段を設けた
    ことを特徴とする紙葉類厚さ検知装置。
  3. 【請求項3】基準ローラと前記基準ローラに検知レバー
    の一端が対向し他端は検知レバーの変位検出手段からな
    る厚さ検出センサの前記基準ローラと前記検知レバーの
    間に紙葉類を通過させて前記検知レバーの変位から紙葉
    類の厚さを検知する紙葉類厚さ検知装置において、 前記基準ローラの偏心量を測定するときは、前記検知レ
    バーを前記基準ローラに押し当てるように前記検知レバ
    ーを前記基準ローラ方向に移動させ、紙葉類の厚さを検
    出するときには前記基準ローラと前記検知レバーの間に
    隙間を設けるように前記検知レバーを移動させる手段を
    設けたことを特徴とする紙葉類厚さ検知装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
    紙葉類厚さ検知装置において、前記検知レバーと前記検
    知レバーを移動させる手段とが接触する位置に衝撃を吸
    収する弾性体を設けたことを特徴とする紙葉類厚さ検知
    装置。
  5. 【請求項5】基準ローラと前記基準ローラに検知レバー
    の一端が対向し他端は検知レバーの変位検出手段からな
    る厚さ検出センサの前記基準ローラと前記検知レバーの
    間に紙葉類を通過させて前記検知レバーの変位から紙葉
    類の厚さを検知する紙葉類厚さ検知装置において、 前記基準ローラの回転軸の両端は軸受ホルダに挿入され
    た転がり軸受を介してフレームに取付け、前記転がり軸
    受の内輪は前記基準ローラの回転軸に固定し、前記軸受
    ホルダで前記転がり軸受の外輪に予圧を与えるようにし
    たことを特徴とする紙葉類厚さ検知装置。
  6. 【請求項6】基準ローラと前記基準ローラに検知レバー
    の一端が対向し他端は検知レバーの変位検出手段からな
    る厚さ検出センサの前記基準ローラと前記検知レバーの
    間に紙葉類を通過させて前記検知レバーの変位から紙葉
    類の厚さを検知する紙葉類厚さ検知装置において、 前記基準ローラに押し当て付着した紙粉を除去する除去
    手段を設けたことを特徴とする紙葉類厚さ検知装置。
  7. 【請求項7】基準部材と前記基準部材に検知レバーの一
    端が対向し他端は検知レバーの変位検出手段からなる厚
    さ検出センサの前記基準部材と前記検知レバーの間に紙
    葉類を通過させて前記検知レバーの変位から紙葉類の厚
    さを検知する紙葉類厚さ検知装置において、 前記検知レバーの回転部を板ばねで構成し、前記板ばね
    を変形させて前記基準部材に前記検知レバーの一端を押
    付けるようにしたことを特徴とする紙葉類厚さ検知装
    置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至6のいずれかに記載の紙葉類
    厚さ検知装置を用いたことを特徴とする現金自動取扱装
    置。
JP2001130575A 2001-04-27 2001-04-27 紙葉類厚さ検知装置及び現金自動取扱装置 Pending JP2002321849A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001130575A JP2002321849A (ja) 2001-04-27 2001-04-27 紙葉類厚さ検知装置及び現金自動取扱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001130575A JP2002321849A (ja) 2001-04-27 2001-04-27 紙葉類厚さ検知装置及び現金自動取扱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002321849A true JP2002321849A (ja) 2002-11-08

Family

ID=18978918

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001130575A Pending JP2002321849A (ja) 2001-04-27 2001-04-27 紙葉類厚さ検知装置及び現金自動取扱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002321849A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009122012A (ja) * 2007-11-16 2009-06-04 Topcon Corp レーザ光学系の光軸傾斜装置
WO2010126995A2 (en) * 2009-04-29 2010-11-04 Muller Martini Mailroom Systems, Inc. Apparatus and method for detecting sheet quantity of paper product
JP2011184124A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Toyo Networks & System Integration Co Ltd 紙葉類の厚み検知装置、紙葉類処理装置、及び紙葉類取扱装置
CN102968847A (zh) * 2011-09-01 2013-03-13 日立欧姆龙金融系统有限公司 纸页类的厚度检测装置以及纸币处理装置
CN103994742A (zh) * 2014-05-22 2014-08-20 浙江方泰电器有限公司 一种清分机机械分段式带增益测厚机构
KR101461470B1 (ko) * 2013-02-14 2014-11-13 주식회사 에스비엠 매체두께 검지장치 및 이를 포함하는 지폐계수기
CN104296712A (zh) * 2014-10-29 2015-01-21 深圳怡化电脑股份有限公司 厚度传感器检测装置及方法
CN105809813A (zh) * 2016-04-14 2016-07-27 广州市汇研微电子技术有限公司 纸币检测装置
CN106023412A (zh) * 2016-05-23 2016-10-12 威海华菱光电股份有限公司 薄膜厚度异常的检测方法与检测系统
CN107067535A (zh) * 2017-03-13 2017-08-18 深圳怡化电脑股份有限公司 纸币厚度检测基准轴安装结构及验钞装置
CN117433392A (zh) * 2023-12-19 2024-01-23 邯郸市昱通紧固件有限公司 一种用于螺栓锌层厚度的小型测量仪及其方法

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009122012A (ja) * 2007-11-16 2009-06-04 Topcon Corp レーザ光学系の光軸傾斜装置
WO2010126995A2 (en) * 2009-04-29 2010-11-04 Muller Martini Mailroom Systems, Inc. Apparatus and method for detecting sheet quantity of paper product
WO2010126995A3 (en) * 2009-04-29 2011-03-10 Muller Martini Mailroom Systems, Inc. Apparatus and method for detecting sheet quantity of paper product
JP2011184124A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Toyo Networks & System Integration Co Ltd 紙葉類の厚み検知装置、紙葉類処理装置、及び紙葉類取扱装置
CN102968847A (zh) * 2011-09-01 2013-03-13 日立欧姆龙金融系统有限公司 纸页类的厚度检测装置以及纸币处理装置
JP2013054446A (ja) * 2011-09-01 2013-03-21 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 紙葉類の厚さ検出装置及び紙幣取扱装置
KR101461470B1 (ko) * 2013-02-14 2014-11-13 주식회사 에스비엠 매체두께 검지장치 및 이를 포함하는 지폐계수기
CN103994742A (zh) * 2014-05-22 2014-08-20 浙江方泰电器有限公司 一种清分机机械分段式带增益测厚机构
CN104296712A (zh) * 2014-10-29 2015-01-21 深圳怡化电脑股份有限公司 厚度传感器检测装置及方法
CN105809813A (zh) * 2016-04-14 2016-07-27 广州市汇研微电子技术有限公司 纸币检测装置
CN106023412A (zh) * 2016-05-23 2016-10-12 威海华菱光电股份有限公司 薄膜厚度异常的检测方法与检测系统
CN106023412B (zh) * 2016-05-23 2019-06-04 威海华菱光电股份有限公司 薄膜厚度异常的检测方法与检测系统
CN107067535A (zh) * 2017-03-13 2017-08-18 深圳怡化电脑股份有限公司 纸币厚度检测基准轴安装结构及验钞装置
CN117433392A (zh) * 2023-12-19 2024-01-23 邯郸市昱通紧固件有限公司 一种用于螺栓锌层厚度的小型测量仪及其方法
CN117433392B (zh) * 2023-12-19 2024-03-08 邯郸市昱通紧固件有限公司 一种用于测量螺栓锌层厚度的小型测量仪及其方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2184242B1 (en) Paper-sheet- thickness detecting device
KR100758123B1 (ko) 지폐감별장치의 간격조절구조
JP5375912B2 (ja) 媒体鑑別装置及び媒体取引装置
KR101287655B1 (ko) 지엽류의 두께 검출 장치 및 지폐 취급 장치
JP5603259B2 (ja) 紙葉類識別装置
JP4700978B2 (ja) 鑑別装置及びローラ
JP2002321849A (ja) 紙葉類厚さ検知装置及び現金自動取扱装置
JP4585882B2 (ja) 紙葉類厚み検出装置
JP5879287B2 (ja) 紙葉類の厚さ検出装置、紙幣判定装置及び紙幣取扱装置
JP2011184124A (ja) 紙葉類の厚み検知装置、紙葉類処理装置、及び紙葉類取扱装置
JP2010146421A (ja) ローラの異物除去装置
KR101636129B1 (ko) 매체 분리집적장치, 매체보관함 및 금융 기기
JP4264865B2 (ja) 紙葉類厚さ検知装置および現金自動取扱装置
JP4616901B2 (ja) 搬送ローラ、および厚さ検知ユニット
WO2015174290A1 (ja) 厚み検出装置及び媒体取引装置
KR100959153B1 (ko) 금융자동화기기의 이매검지장치
JP2004083172A (ja) 紙葉類厚さ検知装置
JP2005010968A (ja) 紙葉類判別装置及び紙幣取扱装置
JP4446234B2 (ja) 紙葉類の厚さ検出装置及び紙幣取扱装置
JP2019204377A (ja) 厚み検出装置および媒体取引装置
JP2002090103A (ja) 紙葉類の厚さ検知装置
WO2020049820A1 (ja) 厚み検知装置および紙葉類処理装置
JP5472523B2 (ja) 媒体鑑別装置及び媒体取引装置
JP2000065523A (ja) 紙幣の厚み検出装置
JP2001160166A (ja) 紙葉類の厚さ検知装置