JP2002321716A - 封入封緘システムにおけるエラー管理システム - Google Patents

封入封緘システムにおけるエラー管理システム

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JP2002321716A
JP2002321716A JP2001124668A JP2001124668A JP2002321716A JP 2002321716 A JP2002321716 A JP 2002321716A JP 2001124668 A JP2001124668 A JP 2001124668A JP 2001124668 A JP2001124668 A JP 2001124668A JP 2002321716 A JP2002321716 A JP 2002321716A
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error
data
enclosing
line system
sealing
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JP2001124668A
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Takanori Imura
隆憲 井村
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Toppan Forms Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、移送体の搬送処理状態を監視しなが
ら封緘体に当該移送体を封入、封緘する封入封緘システ
ムにおけるエラー状態を管理するエラー管理システムに
関し、既存の封入封緘システムの制御系等を変更するこ
となく、別系統でエラーの記録、管理を可能とすること
を目的とする。 【解決手段】制御用コンピュータ22よりマスタコンピ
ュータ21に出力されるデータを信号分岐手段31で分
岐させて加工ライン系エラー検知手段32に入力させ、
得たエラーデータのうち、加工ライン系で生じたえらエ
ラーデータを判別して特定し、ホストコンピュータ35
で構築されたエラー管理手段36が当該特定したエラー
データに対して少なくともエラー内容を特定して記録し
て管理する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移送体の搬送処理
状態を監視しながら封緘体に当該移送体を封入、封緘す
る封入封緘システムにおけるエラー状態を管理するエラ
ー管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、商品生産過程でオートメーション
化が進み、搬送を含む各段階でそれぞれ所定の状態検出
するセンサが配設されている。これらセンサによるエラ
ー発生検出の際には、エラー表示がされてシステム停止
等の処置がなされている。そのため、エラー発生箇所や
エラー対象を特定できることが望まれている。
【0003】従来、例えば封筒封入装置は、封筒に所定
の封入物を封入させて配送させるためのものとして、各
封筒毎に連番等の異なる識別符号が付され、この識別符
号を画像認識させて配送対象の封筒を管理することが行
われている。その際、封筒の搬送や封入物の搬送におい
てジャミングや空搬送を検出するセンサが各段階で配設
されており、エラー発生のときには当該箇所に配置され
た表示器で表示させると共に、搬送を停止させてエラー
処理を行っている。また、封入物を移送させる場合も同
様である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
封筒封入装置のような搬送系を備えるものは、エラー発
生時に搬送停止させることから、エラーに対する履歴を
記録することを行わないものが多く、エラー発生の信号
を出力するための端子を備えないものが多い。特に、封
筒に封入する対象の帳票を加工する加工ラインにおける
移送エラーや当該帳票の順番エラーや当該帳票に付され
たマークの読取エラー等に対してはエラー発生の信号を
別系統で取り出すことができないものがある。したがっ
て、エラー発生時にエラー対象を特定して記録すること
ができないという問題がある。
【0005】そこで、本発明は上記課題に鑑みなされた
もので、既存の封入封緘システムの制御系等を変更する
ことなく、別系統でエラーの記録、管理を可能とするエ
ラー管理システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明では、外部機器と信号授受自在に接
続されて予備的出力端子を有しない制御用コンピュータ
によって制御されるもので、加工ライン系で所定の加工
が施された所定数の移送体を搬送ライン系の所定位置で
封緘体に封入、封緘する封入封緘システムにおけるエラ
ーを検知して記録することで管理するエラー管理システ
ムであって、前記封入封緘システムにおける前記制御用
コンピュータより前記外部機器に出力されるデータを分
岐させる信号分岐手段と、前記信号分岐手段で分岐され
たデータのうち、所定のライン系で生じたエラーデータ
を判別して特定するエラー信号特定手段と、前記エラー
信号特定手段で特定したエラーデータを、少なくともエ
ラー内容を特定して記録し、当該記録したエラーデータ
を抽出自在に管理するエラー管理手段と、を有する構成
とする。
【0007】請求項2〜5の発明では、「前記エラー信
号特定手段は、前記封入封緘システムにおける前記加工
ライン系で生じたエラーを判別して特定する加工ライン
系エラー検知手段を備える」構成であり、「前記エラー
信号特定手段は、前記加工ライン系エラー検知手段の他
に、前記封入封緘システムにおける搬送ライン系で生じ
たエラーを入力する搬送ライン系エラー信号特定手段を
備える」構成であり、「前記エラー管理手段は、前記エ
ラー信号特定手段で特定したエラーデータに基づいてエ
ラー内容を特定するテーブルを備える」構成であり、
「前記エラー管理手段は、前記記録するエラーデータ
に、日時の情報を付加する」構成である。
【0008】このように、制御用コンピュータより外部
機器に出力されるデータを分岐させて得たデータのう
ち、所定のライン系で生じたエラーデータを判別して特
定し、当該特定したエラーデータを少なくともエラー内
容を特定して記録して管理する。すなわち、予備的出力
端子を有しない制御用コンピュータから出力されるエラ
ーデータを取得することで既存の封入封緘システムの制
御系等を変更することなく、別系統でエラーの記録、管
理が可能となるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を図により説明する。図1に、本発明に係るエラー管理
システムの一例のブロック構成図を示す。図1におい
て、本発明に係るエラー管理システム11は、封入封緘
システム12に接続されて適用されるもので、当該封入
封緘システム12は、マスタコンピュータ21、制御用
コンピュータ22、搬送ライン系検知部23、加工ライ
ン系センサ群24、エラー表示群25、撮像認識部26
および厚み検出部27を備える。また、エラー管理シス
テム11は、信号分岐手段31、加工ライン系エラー検
知手段32、搬送ライン系エラー信号入力手段33、ホ
ストコンピュータ35で構築されるエラー管理手段36
を備えて構成される。
【0010】なお、上記加工ライン系エラー検知手段3
2および搬送ライン系エラー信号入力手段33によりエ
ラー信号特定手段34を構成するものであるが、これら
をホストコンピュータ35内で構築させることとしても
よい。また、ホストコンピュータ35は、適宜、CRT
等の表示手段37および印刷手段(プリンタ)38と接
続される。さらに、封入封緘システム12の機構は、詳
細を後述するが、所定数の移送体である封入物を加工す
る加工ライン系、当該封入物を搬送して所定位置で封緘
体に封入、封緘する搬送ライン系、封入封緘ライン系お
よび発送体を順次ストックするスタッカにより構成され
る。
【0011】上記マスタコンピュータ21は、主に制御
用コンピュータ22に対して制御に必要な設定を行い、
当該制御用コンピュータ22からの加工ライン系で生じ
たエラー信号を含む各種データを入力し、当該加工ライ
ン系で生じたエラーの表示を行う。このマスタコンピュ
ータ21は制御用コンピュータ22に対して外部機器に
相当する。
【0012】制御用コンピュータ22は、封入封緘シス
テム11の各駆動機構を制御するものであって、搬送ラ
イン系検知部23からのエラー信号、加工ライン系セン
サ群24からのエラー信号、撮像認識部26からのマッ
チングエラー信号および厚み検出部27からのエラー信
号等を入力し、各エラー信号に応じてシステムを停止さ
せる。この制御用コンピュータ22は、マスタコンピュ
ータ21とシリアルデータの信号授受を行うための出力
端子(シリアルポート)を備えるものであるが、予備的
な出力端子(シリアルポート)が設けられていないもの
である。
【0013】上記搬送ライン系検知部23は、搬送ライ
ン上の各搬送位置にジャムセンサ等の各センサが所定数
配置されたもので、これらセンサで検知されたエラーに
対してエラー表示群25の該当する表示灯を点灯させ
る。上記加工ライン系センサ群24は、加工ライン系の
所定位置にマークセンサやエンコーダ等のセンサが所定
数配置されたもので、これらで検出された信号に基づい
て制御用コンピュータ22がエラー内容を判別してマス
タコンピュータ21に送出する。
【0014】上記撮像認識部26は、封入物が封入、封
緘された封緘体に貼付されたラベルの識別符号等を撮像
して読み取り、封入物とのマッチングを行い、マッチン
グエラーが発生したときにエラー信号を制御用コンピュ
ータ22に送出するもので、エラー管理システム11に
おけるエラー信号特定手段34の搬送ライン系エラー信
号入力手段33にも送出する端子を備える。
【0015】そして、上記厚み検出部27は、封緘体に
封入された封入物の厚みを封緘前に検出し、その検出デ
ータの厚みで封入物が実際に封入されたか否かを判別
し、封入ミスのときにエラー信号を制御用コンピュータ
22に送出するもので、エラー管理システム11におけ
るエラー信号特定手段34の搬送ライン系エラー信号入
力手段33にも送出する端子を備える。
【0016】一方、信号分岐手段31は、封入封緘シス
テム12における制御用コンピュータ22より当該制御
用コンピュータ22の外部機器としてのマスタコンピュ
ータ21に出力されるデータを分岐させる。詳細は図2
(A)で説明するが、制御用コンピュータ22のシリア
ルポートの所定ピンより送出されるシリアルデータを分
岐させて加工ライン系エラー検知手段32に入力させる
ためのものである。
【0017】上記エラー信号特定手段34を構成する加
工ライン系エラー検知手段32は、詳細を図2(B)で
説明するが、上記信号分岐手段31で分岐されたデータ
のうち、所定のライン系(ここでは加工ライン系)で生
じたエラーデータを判別して特定し、エラー管理手段3
6に送出する。上記エラー信号特定手段34を構成する
搬送ライン系エラー信号入力手段33は、搬送ライン系
で生じたエラー(搬送ライン系検知部23による各エラ
ー、撮像認識部26によるマッチングエラー、厚み検出
部27によるエラー)の信号を入力し、エラー管理手段
36に送出する。
【0018】なお、封入封緘システム12における搬送
ライン系検知部23は制御用コンピュータ22およびエ
ラー表示群25への信号出力端子しか備えていない場合
には、搬送ライン系エラー信号入力手段33は、エラー
表示群25の各表示灯毎への各信号をそれぞれ取り出す
回路を備えるものである。
【0019】そして、ホストコンピュータ35に構築さ
れる上記エラー管理手段36は、詳細は図2(C)で説
明するが、エラー信号特定手段34で特定したエラーデ
ータを、少なくともエラー内容を特定して記録し、当該
記録したエラーデータを抽出自在に管理する。また、適
宜、記録するエラーデータに日時の情報を付加し、適宜
エラー信号特定手段34で特定したエラーデータに基づ
いてエラー内容を特定するテーブルを備える。
【0020】また、表示手段37は、ここではエラー管
理手段36で記録された所定のエラーログの内容を適宜
表示する。印刷手段38は、ここではエラー管理手段3
6で記録された所定のエラーログの内容を適宜プリント
するものである。
【0021】ここで、図2に、図1の信号分岐手段、加
工ライン系エラー検知手段、エラー管理手段の説明図を
示す。図2(A)は、信号分岐手段31を示したもの
で、ここではマスタコンピュータ21と制御用コンピュ
ータ22とがそれぞれのシリアルポートで接続される場
合として汎用のD−SUB25PINのケーブルを使用
する場合を示している。この場合、端子2はマスタコン
ピュータ21から制御用コンピュータ22に送出される
シリアルデータ(主に設定データ)となり、端子3は制
御用コンピュータ22からマスタコンピュータ21に送
出されるシリアルデータとなる。また、端子7はGND
となる。
【0022】また、エラー信号特定手段34(加工ライ
ン系エラー検知手段32)におけるシリアルデータ入力
ポートにD−SUB9PINを使用した場合には、端子
2がシリアルデータの入力ピンとなり、端子5がGND
となる。したがって、上記D−SUB25PINの端子
3とエラー信号特定手段34側のD−SUB9PINの
端子2とを接続させることで制御用コンピュータ22か
ら出力されるシリアルデータを分岐させて加工ライン系
エラー検知手段32に入力させることができるものであ
る。
【0023】なお、エラー信号特定手段34をホストコ
ンピュータ35内で構築させた場合、当該ホストコンピ
ュータ35側のシリアルデータ入力ポートのD−SUB
9PINで端子3の送信ラインの接続を行わせないため
に、既存の通信にノイズの影響を与えることを回避する
ことができるものである。
【0024】図2(B)は、エラー管理システム11の
加工ライン系エラー検知手段32のブロック構成図を示
したもので、信号入力手段41、バイト数計数手段4
2、バイト数特定手段43、判別手段44および出力手
段45を適宜備える。信号入力手段41は、上記信号分
岐手段31からのシリアルデータを順次入力するもの
で、ここでは総てのシリアルデータが入力される。な
お、シリアルデータは、テキスト形式のデータとしてス
タートテキストからエンドテキストまでを所定のバイト
数で構成されたものである。
【0025】上記バイト数計数手段42は、入力される
シリアルデータよりエラーデータを特定する手法とし
て、当該エラーデータのバイト数が他のデータと異なる
特性を利用したもので、入力されるシリアルデータのバ
イト数を計数する。上記バイト数特定手段43は設定値
に応じてエラーデータのバイト数を特定するもので、こ
こではバイト数が32バイト(他のデータは32バイト
超)以下のシリアルデータをエラーデータとしている。
【0026】上記判別手段44は、上記バイト数特定手
段43で特定されたエラーデータのうち、例えばエラー
場所が記述されたバイト目を設定値により判別するもの
で、ここでは加工ライン系のエラーデータか否かが記述
されている9バイト目としての設定値に応じて当該9バ
イト目の記述で判別する。そして、上記出力手段45
は、判別手段44で加工ライン系のエラーであるとの判
別結果に応じて当該加工ライン系の何れの場所かのデー
タをホストコンピュータ35(エラー管理手段36)に
出力するものである。
【0027】図2(C)は、エラー管理システム11の
エラー管理手段36のブロック構成図を示したもので、
データ入力手段51、エラーデータ記録手段52、抽出
手段53を適宜備える。データ入力手段51は、搬送ラ
イン系エラー信号入力手段33からのエラーデータおよ
び加工ライン系エラー検知手段32からのエラーデータ
を入力して、エラーデータ記録手段52に送出する。
【0028】上記エラーデータ記録手段52は、上述の
ようにエラー信号特定手段34で特定したエラーデータ
に基づいてエラー内容を特定するテーブル(図4(A)
で説明する)を備えるもので、当該テーブルを参照して
入力されるエラーデータのエラー場所に応じたエラーコ
ードおよびエラー内容を特定し、適宜エラー日時の情報
を付加して所定の記録エリア(エラー記録ファイル)に
順次追記的にエラーログとして記録していく。
【0029】上記抽出手段53は、記録されたエラーロ
グの内容のうち、オペレータの要求により所望のエラー
記録を抽出する。そして、エラーデータ記録手段52で
記録されたエラーログの内容、または抽出手段53で抽
出されたエラーログの内容を表示手段37で表示させ、
印刷手段38でプリントさせるものである。
【0030】そこで、図3に、図2(B)の加工ライン
系エラー検知手段におけるエラー検知のフローチャート
を示す。図3において、まず、信号入力手段41が信号
分岐手段31より、制御用コンピュータ22よりマスタ
コンピュータ21に送出するシリアルデータが入力され
るのを待つ(ステップ(S)1)。入力されたシリアル
データは、上述のようにスタートテキストからエンドテ
キストまでの所定のバイト数で構成されたもので、バイ
ト数計数手段42が取り込んだシリアルデータのスター
トテキストからエンドテキストまでのバイト数を計数す
る(S2)。
【0031】続いて、バイト数特定手段43が設定値
(32バイト)に応じて計数値が32バイト以下か否か
で加工ライン系のエラー信号か否かを判断し、入力され
たシリアルデータが32バイト以下の場合は、当該シリ
アルデータを判別手段に送出し、32バイトを超える場
合であれば無視してつぎのシリアルデータの入力を待つ
(S3)。入力されたシリアルデータが32バイト以下
の場合に、判別手段44が設定値(スタートテキストか
らのバイト数目で9バイト目)に応じて9バイト目の記
述を特定して当該9バイト目の記述内容を読み込む(S
4)。
【0032】上記9バイト目の記述内容が加工ライン系
のエラーであれば(S5)、当該シリアルデータをエラ
ー信号のデータとしてホストコンピュータ35のエラー
管理手段36に送出し(S6)、加工ライン系のエラー
でなければ加工ライン系のエラーのシリアルデータが入
力されるまで待つものである(S5)。
【0033】このように、上記加工ライン系エラー検知
手段32が制御用コンピュータ22からのシリアルデー
タをそのまま入力するものであっても、所望の加工ライ
ン系エラーか否かを判別して取り込むことができるもの
で、確実に加工ライン系エラーのログを記録することが
できるものである。
【0034】ここで、図4に、図2(C)のエラー管理
手段におけるエラーログの説明図を示す。図4(A)
は、上記エラーデータ記録手段52が備えるテーブルを
示したもので、エラーデータに含まれる場所データ
(「1」、「2」・・・)に対してエラーコードおよび
判定がセットとなって関連付けられたものである。
【0035】例えば、加工ライン系では、移送体の送り
の際のスピードエラー、移送体にマークが付されていな
かった場合のマークエラー、移送体に付されているマー
クを読み取った際のシーケンスにエラーが生じた場合の
マッチングエラー、マークが読み取られなかった場合の
読取エラー、移送体が個別毎に枚数が可変である場合の
個別毎に名寄せを行った際の名寄エラー等である。すな
わち、上記加工ライン系センサ群24は、その種類で何
れのエラー検知かの役割がなされており、その配置場所
が特定されればエラーの種類が判別できるものである。
【0036】図4(B)は、上記エラーデータ記録手段
52が記録したエラーログの一例を示したもので、シー
ケンシャル番号、日付、時間、判定、場所、コード(エ
ラーコード)が記録されるものである。この場合、シー
ケンシャル番号は、エラーが発生した移送体を特定する
ためのもので、例えば当該移送体に付されたマークを読
み取ることで当該シーケンシャル番号が特定される。ま
た、日付、時間は当該エラーデータ記録手段52がエラ
ー発生の日付、時間を付加情報としてコンピュータ内の
日付、時間を読み取って付加する。そして、判定、コー
ドは、図4(A)で説明したようにテーブルを参照して
エラーデータの場所データより特定されたものである。
【0037】図4(C)は、上記抽出手段53が記録さ
れているエラーログから所定のエラー内容を抽出した場
合を示したもので、例えばオペレータよりマークエラー
だけのエラーログを抽出する要求に対して、マークエラ
ーに関するエラーログを抽出した場合を示したものであ
る。これにより、所望の特定エラーを閲覧することがで
き、エラー箇所のメンテナンス等を重点的に行うことが
できるものである。
【0038】そこで、図5に、本発明のエラー管理シス
テムが適用される封入封緘システムの概略構成図を示
す。図5に示す封筒封入システム12は、識別符号(例
えば、マーク)が付された移送体としての第1および第
2の帳票(75,76)を連続して供給し、所定の加工
を行う帳票加工ライン系61A,61Bより搬送ライン
系62に移送するように配設される。この搬送ライン系
62にはチラシ(77)を供給するチラシ供給部63が
配置される。また、搬送ライン系62と並列的に封入封
緘ライン系64が配置され、搬送ライン系62の排出側
にスタッカ65が配置される。
【0039】そして、制御用コンピュータ22が、帳票
加工ライン系61、搬送ライン系62、チラシ供給部6
3、封入封緘ライン系64およびスタッカ65の各駆動
機構を制御するように設けられている。この制御用コン
ピュータ22とマスタコンピュータ21およびエラーデ
ータ特定手段34とが通信可能に接続され、当該エラー
データ特定手段34が、当該制御用コンピュータ22と
マスタコンピュータ21との接続部分から上記信号分岐
手段31(図示せず)を介して接続されると共に、ホス
トコンピュータ35と接続される。
【0040】帳票加工ライン系61A,61Bは、それ
ぞれ第1および第2の帳票(75,76)を連続的に供
給する帳票供給部71A,71B、切断装置72A,7
2B、折り機73A,73Bが順次配置されたもので、
折り機73A,73Bより搬送装置43に移送する部分
で行われる名寄せに対するエラーを検出する名寄せセン
サ74A,74Bが設けられる。これら各帳票加工ライ
ン系61A,61Bでは、各箇所毎に所定のエラー状態
を検知する加工ライン系センサ群24が配置されるもの
である。
【0041】また、搬送ライン系62は、帳票加工ライ
ン系61A,61Bより供給される第1および第2の帳
票75,76に対していわゆるタクト搬送を行うもの
で、当該搬送ライン系62上には、適宜各タクト部分で
枚数センサ81、ジャムセンサ82等の搬送ライン系検
知部23が配置され、これに応じた図示しないエラー表
示群25が各センサの配置位置毎に配設される。
【0042】また、チラシ供給部63は、所定数のチラ
シ77を移送体として搬送ライン系62に供給する。封
入封緘ライン系64は封緘体としての封筒(91)を供
給する封筒供給部83を備え、供給された封筒(91)
を封入位置に搬送する搬送手段(図示せず)を備える。
また、第1および第2の帳票75,76と所定数のチラ
シ77が丁合された封入物78が封筒(91)に封入さ
れた時の厚みを検出するロッド式等の厚み検出部27を
備える。
【0043】一方、封入封緘ライン系64と搬送ライン
系62との間に予め印字等により識別符号や住所、氏名
等が付されたラベル84Aを貼付するラベル貼付部84
が配設され、搬送ライン系64の最終段階部分に撮像認
識部26が配置される。そして、封筒91に封入物78
が封入され、封緘された発送体92を順次ストックする
スタッカ65が配置されるものである。なお、ラベル貼
付部84Aに換えて、当該封筒91に識別符号や住所、
氏名等を直接、印刷印字する手段を設けてもよい。
【0044】上記封入封緘システム12は、各帳票供給
装置71A,71Bより単体となるべき第1および第2
の帳票75,76が供給されるもので、このとき、図示
しないマークセンサ(加工ライン系センサ群24)で当
該第1および第2の帳票75,76に付されたマークを
読み取りシーケンスに合致しているかの判別がなされ
る。当該第1および第2の帳票75,76が、連続状態
から切断装置72A,72Bで単体のものに切断され、
折り機73A,73Bにより所定形状(例えば、Z折
り)に折曲されて搬送ライン系64に移送される部分で
名寄センサ74によるマーク読み取りにより各個別毎の
丁合が行われる。
【0045】上記各帳票加工ライン系61A,61Bに
おける各位置での加工、名寄せ状態や移送状態が上記マ
ークセンサや名寄センサ74を含む加工ライン系センサ
群24で監視され、エラーが生じれば上記のように制御
用コンピュータ22に送出され、当該制御用コンピュー
タ22からマスタコンピュータ21にシリアルデータと
して送出される際に、信号分岐手段31を介してエラー
データ特定手段34の加工ライン系エラー検知手段32
に入力される。そして、上述のようにホストコンピュー
タ35のエラー管理手段36でエラーログとして記録さ
れるものである。
【0046】一方、搬送ライン系62では、帳票加工ラ
イン系61Aより移送された第1の帳票75に対して帳
票加工ライン系61Bより供給された第2の帳票76が
丁合され、さらにチラシ供給部63から供給される所定
数のチラシ77が順次搬送ライン系62上で丁合されて
封入物78として搬送される。この封入物78は封入位
置まで搬送される。
【0047】また、封入封緘ライン系64では、封筒供
給部83から封筒91が供給され、封入位置まで搬送さ
れる。この位置で上記封入物78が封入され、厚み検出
部27で封入されたか否かが検出される。そして、封入
物78が封入された封筒91は封緘されてラベル貼付部
84の位置まで発送体92として搬送され、そこでラベ
ル貼付部84においてラベル84Aが貼付されて反転さ
れる。
【0048】ラベル84Aが貼付された発送体92は撮
像認識部26の下方位置まで搬送され、当該撮像認識部
26で当該ラベル84Aを撮像して識別符号(例えば番
号)を認識して判別し、シーケンスデータと異なるもの
である場合にはエラー信号を制御用コンピュータ22お
よびエラー信号特定手段34の搬送ライン系エラー信号
入力手段33に送出する。これによりホストコンピュー
タ35におけるエラー管理手段36によりエラーログが
記録される。
【0049】また、これら搬送ライン系62および封入
封緘ライン系64での上記搬送ライン系検知部23によ
るエラー検出に応じて該当のエラー表示がなされ、制御
用コンピュータ22にエラー信号が送られると共に、ホ
ストコンピュータ35におけるエラー管理手段36によ
りエラーログが記録されるものである。そして、ラベル
84Aの撮像が行われた当該発送体92はスタッカ65
に順次ストックされるものである。
【0050】このように、上記封入封緘システム12に
おけるエラーログが記録されることで、当該エラーログ
を参照してメンテナンス等を行うことにより、当該封入
封緘システム12の稼働効率を向上させることが可能と
なるものである。すなわち、予備的出力端子を有しない
制御用コンピュータ22で制御される封入封緘システム
12におけるエラーログの記録を、既存の制御系等を変
更することなく、ホストコンピュータ35の系統でエラ
ーの記録、管理を行うことができるようになるものであ
る。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、制御用コ
ンピュータより外部機器に出力されるデータを分岐させ
て得たデータのうち、所定のライン系で生じたえらデー
タを判別して特定し、当該特定したエラーデータを少な
くともエラー内容を特定して記録して管理することによ
り、既存の封入封緘システムの制御系等を変更すること
なく、別系統でエラーの記録、管理を行うことができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエラー管理システムの一例のブロ
ック構成図である。
【図2】図1の信号分岐手段、加工ライン系エラー検知
手段、エラー管理手段の説明図である。
【図3】図2(B)の加工ライン系エラー検知手段にお
けるエラー検知のフローチャートである。
【図4】図2(C)のエラー管理手段におけるエラーロ
グの説明図である。
【図5】本発明のエラー管理システムが適用される封入
封緘システムの概略構成図である。
【符号の説明】
11 エラー管理システム 12 封入封緘システム 21 マスタコンピュータ 22 制御用コンピュータ 23 搬送系検知部 24 加工ライン系センサ群 25 エラー表示群 26 撮像認識部 27 厚み検出部 31 信号分岐手段 32 加工ライン系エラー検知手
段 33 搬送ライン系エラー信号入
力手段 34 エラー信号特定手段 35 ホストコンピュータ 36 エラー管理手段 37 表示手段 38 印刷手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部機器と信号授受自在に接続されて予備
    的出力端子を有しない制御用コンピュータによって制御
    されるもので、加工ライン系で所定の加工が施された所
    定数の移送体を搬送ライン系の所定位置で封緘体に封
    入、封緘する封入封緘システムにおけるエラーを検知し
    て記録することで管理するエラー管理システムであっ
    て、 前記封入封緘システムにおける前記制御用コンピュータ
    より前記外部機器に出力されるデータを分岐させる信号
    分岐手段と、 前記信号分岐手段で分岐されたデータのうち、所定のラ
    イン系で生じたエラーデータを判別して特定するエラー
    信号特定手段と、 前記エラー信号特定手段で特定したエラーデータを、少
    なくともエラー内容を特定して記録し、当該記録したエ
    ラーデータを抽出自在に管理するエラー管理手段と、 を有することを特徴とするエラー管理システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のエラー管理システムであっ
    て、前記エラー信号特定手段は、前記封入封緘システム
    における前記加工ライン系で生じたエラーを判別して特
    定する加工ライン系エラー検知手段を備えることを特徴
    とするエラー管理システム。
  3. 【請求項3】請求項2記載のエラー管理システムであっ
    て、前記エラー信号特定手段は、前記加工ライン系エラ
    ー検知手段の他に、前記封入封緘システムにおける搬送
    ライン系で生じたエラーを入力する搬送ライン系エラー
    信号特定手段を備えることを特徴とするエラー管理シス
    テム。
  4. 【請求項4】請求項1〜3の少なくとも何れかに記載の
    エラー管理システムであって、前記エラー管理手段は、
    前記エラー信号特定手段で特定したエラーデータに基づ
    いてエラー内容を特定するテーブルを備えることを特徴
    とするエラー管理システム。
  5. 【請求項5】請求項1〜4の少なくとも何れかに記載の
    エラー管理システムであって、前記エラー管理手段は、
    前記記録するエラーデータに、日時の情報を付加するこ
    とを特徴とするエラー管理システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007091344A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 G D Spa タバコ産業における商品の処理用自動機およびその相対的制御方法

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JP2001130785A (ja) * 1999-10-29 2001-05-15 Toppan Forms Co Ltd 移送体搬送処理装置及びこれを用いた封筒封入システム

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