JP2002321558A - ダンプ車輌の安全装置 - Google Patents

ダンプ車輌の安全装置

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JP2002321558A
JP2002321558A JP2001132410A JP2001132410A JP2002321558A JP 2002321558 A JP2002321558 A JP 2002321558A JP 2001132410 A JP2001132410 A JP 2001132410A JP 2001132410 A JP2001132410 A JP 2001132410A JP 2002321558 A JP2002321558 A JP 2002321558A
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JP
Japan
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carrier
tilting
vehicle body
vehicle
link rod
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JP2001132410A
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Inventor
Hiroyuki Nishiyama
博行 西山
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Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小さいスペースで設置できるとともに、周辺の
部材に干渉することもなく、しかも確実に荷台の傾動を
規制することができるダンプ車輌の安全装置を提供す
る。 【解決手段】車体1上に荷台2を少なくとも側方に傾倒
可能に設けたダンプ車輌において、一方端が車体1側に
他方端が荷台2に連結された少なくとも2本の屈折リン
ク41、42からなり、荷台の側方への傾動動作を規制
する荷台傾動規制手段4が設けられている。上記一方端
及び他方端が車輌の前後方向且つ幅方向に回動自在に設
けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷台が少なくとも
車体の側方に傾倒可能なダンプ車輌において、荷台が側
方に傾動する際に、その傾動を所定の角度で規制して車
輌の転倒を防止するためのダンプ車輌の安全装置に関
し、例えば三転ダンプ車輌に利用される。
【0002】
【従来の技術】従来、車体上に搭載された荷台が後方及
び左右両側方に傾倒自在に搭載された三転ダンプ車輌が
提供されている。
【0003】この三転ダンプ車輌は、荷台を左右両側方
に傾動させる際において、荷台が所定角度以上傾動する
と車輌自体が転倒する危険がある。このため、三転ダン
プ車輌には荷台を上記所定角度以上傾動させないように
した傾動規制装置が従来から設けられている。
【0004】従来の傾動規制装置は、具体的には、車体
と荷台との間にスチールワイヤが張設されており、荷台
が所定角度まで傾動した際に、このスチールワイヤが緊
張することで、荷台のそれ以上の傾動を規制して車輌の
転倒を防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のようにスチールワイヤを緊張させるものでは、荷台
が車体上に載置した際には、当該スチールワイヤは撓ん
だ状態で車体と荷台との間に配置される。つまり、スチ
ールワイヤの格納状態が一定せず、このため時には車体
上の架装部材などの周辺部材に引っ掛かったり干渉した
りして損傷を招くという問題があり、この問題を回避す
るためにはスチールワイヤを安全に格納できる十分なス
ペースが必要であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のダ
ンプ車輌の安全装置は、車体上に荷台を少なくとも側方
に傾倒可能に設けたダンプ車輌において、一方端が車体
側に他方端が荷台に連結された少なくとも2本の屈折リ
ンクからなり、荷台の側方への傾動動作を規制する荷台
傾動規制手段が設けられたものである。
【0007】請求項2に係る発明のダンプ車輌の安全装
置は、前記一方端及び他方端が車輌の前後方向且つ幅方
向に回動自在に設けられたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0009】図1は、ダンプ車輌の概略構成を示してい
る。
【0010】このダンプ車輌は、所謂三転ダンプ車輌で
あり、車体1上に搭載された荷台2が荷台傾倒装置3に
より後方及び左右両側方に傾倒自在に構成されたもので
ある。
【0011】上記荷台傾倒装置3は、リフトアーム31
と、テンションアーム32と、伸縮シリンダ33とを備
えている。リフトアーム31とテンションアーム32と
はその一端部同士が枢支ピン34により枢支されてお
り、リフトアーム31の他端部が荷台側ブラケット35
を介して荷台2の底部に上下方向且つ左右方向に回動自
在に設けられるとともに、テンションアーム32の他端
部が車体側ブラケット36を介して車体1に上下方向且
つ左右方向に回動自在に設けられている。
【0012】伸縮シリンダ33は、伸縮側先端部が前記
リフトアーム31の途中部に枢支ピン37により枢支さ
れるとともに、基端部がテンションアーム32の他端部
寄りに枢支ピン38により枢支されており、この伸縮シ
リンダ33の伸縮作動によりリフトアーム31及びテン
ションアーム32を介して荷台2が傾倒される。
【0013】また、車体1及び荷台2の4隅には荷台2
の傾倒中心となるヒンジ部21がそれぞれ設けられてい
る。これらヒンジ部21は適宜な係脱手段により係脱自
在に構成されており、例えば、左右前方のヒンジ部21
を離脱させて左右後方のヒンジ部21のみを係合させた
状態で荷台傾倒装置3の伸縮シリンダ33を伸長させれ
ば、荷台2は左右後方のヒンジ部21を中心に後方に傾
動する。
【0014】また、左側前後のヒンジ部21を離脱させ
て右側前後のヒンジ部21のみを係合させた状態で荷台
傾倒装置3の伸縮シリンダ33を伸長させれば、荷台2
は右側前後のヒンジ部21を中心に右側方に傾動し、さ
らに、右側前後のヒンジ部21を離脱させて左側前後の
ヒンジ部21のみを係合させた状態で荷台傾倒装置3の
伸縮シリンダ33を伸長させれば、荷台2は左側前後の
ヒンジ部21を中心に左側方に傾動することになる。
【0015】ここで、このようなダンプ車輌には、図2
に示すように、荷台2が左右両側方に傾動した際に所定
の傾斜角度で当該荷台2の傾動動作を規制する荷台傾動
規制装置(荷台傾動規制手段)4が設けられている。
【0016】荷台傾動規制装置4は、上下に屈折自在な
2本のリンクロッド41、42で構成されている。具体
的には、リンクロッド41とリンクロッド42との一端
部同士が枢支ピン43により回動自在に連結されてい
る。
【0017】リンクロッド41の他端部(一方端)は、
枢支ピン44により上下方向に回動自在に支持されると
ともに、該枢支ピン44が車体1に支持部材45を介し
て車体1の幅方向となる左右方向に回動自在に支持され
ている。つまり、リンクロッド41の他端部は、所謂ユ
ニバーサル継ぎ手により車体1に上下且つ左右方向に回
動自在に連結されている。
【0018】一方、リンクロッド42の他端部(他方
端)は、枢支ピン46により上下方向に回動自在に支持
されるとともに、該枢支ピン46が荷台2の下面に支持
部材47を介して当該荷台2の幅方向となる左右方向に
回動自在に支持されている。つまり、リンクロッド42
の他端部は、所謂ユニバーサル継ぎ手により荷台2に上
下且つ左右方向に回動自在に連結されている。
【0019】また、リンクロッド42と荷台2の下面と
の間には、スプリング48が連結されており、荷台2の
傾動に伴ってその付勢力によりリンクロッド42を引っ
張るようにしている。
【0020】このようになされた荷台傾動規制装置4
は、図2に示すように荷台2が車体1上に載置された状
態では、2本のリンクロッド41、42が上下に2つ折
れになってこれら車体1と荷台2との間に格納される。
【0021】そして、荷台2を例えば進行方向に向かっ
て右側に傾動させた際には、荷台2の傾動に伴ってリン
クロッド42が上方に起立しながらリンクロッド41と
で図3に示すような「く」の字状に徐々に伸びていき、
図4に示すように2本のリンクロッド41、42が一直
線状になることで、これらリンクロッド41、42によ
り荷台2のそれ以上の傾動を規制する。
【0022】また、荷台2の左側への傾動も上述と同様
にリンクロッド41、42によって規制される。
【0023】なお、図2において二点鎖線で示すように
荷台2を後方に傾動させた際には、主にリンクロッド4
2が後方に回動することになり、当該荷台2の後方への
傾動を許容するようになされており、リンクロッド4
1、42による規制を行うことはない。
【0024】このように2本のリンクロッド41、42
で構成した荷台傾動防止装置4により荷台2の左右両側
方への傾動を規制することで、2本のリンクロッド4
1、42は常時同じ動作によって格納位置から規制位置
に、規制位置から格納位置に配置されることになる。従
って、小さいスペースで設置できるとともに、周辺の部
材に干渉することもなく、しかも確実に荷台2の傾動を
規制することができる。
【0025】図5は、荷台傾動防止装置の他の実施の形
態を示している。
【0026】この荷台傾動防止装置5は、3本のリンク
ロッド51、52、53から構成されている。
【0027】これらリンクロッド51、52、53は、
真ん中のリンクロッド52の両端部にリンクロッド51
及びリンクロッド53の一端部が枢支ピン54、55に
よよって回動自在に支持されている。
【0028】リンクロッド51の他端部(一方端)は、
枢支ピン56により上下方向に回動自在に支持されると
ともに、該枢支ピン56が車体1に支持部材57を介し
て車体1の幅方向となる左右方向に回動自在に支持され
ている。つまり、リンクロッド56の他端部は、所謂ユ
ニバーサル継ぎ手により車体1に上下且つ左右方向に回
動自在に連結されている。
【0029】一方、リンクロッド53の他端部(他方
端)は、枢支ピン58により上下方向に回動自在に支持
されるとともに、該枢支ピン58が荷台2の下面に支持
部材59を介して当該荷台2の幅方向となる左右方向に
回動自在に支持されている。つまり、リンクロッド53
の他端部は、所謂ユニバーサル継ぎ手により荷台2に上
下且つ左右方向に回動自在に連結されている。
【0030】また、リンクロッド51とリンクロッド5
2との間には、スプリング5aが連結されており、その
付勢力によりリンクロッド51とリンクロッド52とを
屈折させる方向に引っ張るようにしている。
【0031】このようになされた荷台傾動規制装置5
は、図5に示すように荷台2が車体1上に載置された状
態では、3本のリンクロッド51、52、53が略三角
形状に屈折した状態になってこれら車体1と荷台2との
間に配置される。
【0032】そして、荷台2を例えば進行方向に向かっ
て右側に傾動させた際には、荷台2の傾動に伴ってま
ず、リンクロッド53が上方に起立しながらリンクロッ
ド52とで図3に示すように「く」の字状から直線状と
なるに徐々に伸びていき、続いて、リンクロッド52と
リンクロッド51とがスプリング5aの付勢力に抗して
徐々に直線状に伸びていき、図6に示すように3本のリ
ンクロッド51、52、53が一直線状になることで、
これらリンクロッド51、52、53により荷台2のそ
れ以上の傾動を規制する。
【0033】また、荷台2の左側への傾動も上述と同様
にリンクロッド51、52、53によって規制される。
【0034】なお、図5において二点鎖線で示すように
荷台2を後方に傾動させた際には、主にリンクロッド5
2とリンクロッド53が後方に回動して「く」の字状に
なることで、当該荷台2の後方への傾動を許容するよう
になされており、リンクロッド51、52、53による
規制を行うことはない。
【0035】このように3本のリンクロッド51、5
2、53で構成した荷台傾動防止装置5により荷台2の
左右両側方への傾動を規制することで、3本のリンクロ
ッド51、52、53は常時同じ動作によって格納位置
から規制位置に、規制位置から格納位置に配置されるこ
とになる。従って、小さいスペースで設置できるととも
に、周辺の部材に干渉することもなく、しかも確実に荷
台2の傾動を規制することができる。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、一
方端が車体側に他方端が荷台に連結された少なくとも2
本の屈折リンクからなり、荷台の側方への傾動動作を規
制する荷台傾動規制手段を設けたことで、この荷台傾動
規制手段を常時同じ動作によって格納位置から規制位置
に、規制位置から格納位置に配置することができる。従
って、小さいスペースで設置できるとともに、周辺の部
材に干渉することもなく、しかも確実に荷台の傾動を規
制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】三転ダンプ車輌の概略構成を示す側面図であ
る。
【図2】荷台傾動規制装置の構成を示す側面図である。
【図3】荷台傾動規制装置の構成を示す斜視図である。
【図4】荷台傾動規制装置の構成を示す背面図である。
【図5】荷台傾動規制装置の他の実施の形態を示す側面
図である。
【図6】同じく荷台傾動規制装置を示す背面図である。
【符号の説明】
1 車体 2 荷台 4、5 荷台傾動規制装置(荷台傾動規制手段) 41、42 リンクロッド 51、52、53 リンクロッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体上に荷台を少なくとも側方に傾倒可
    能に設けたダンプ車輌において、 一方端が車体側に他方端が荷台に連結された少なくとも
    2本の屈折リンクからなり、荷台の側方への傾動動作を
    規制する荷台傾動規制手段が設けられたことを特徴とす
    るダンプ車輌の安全装置。
  2. 【請求項2】 前記一方端及び他方端が車輌の前後方向
    且つ幅方向に回動自在に設けられたことを特徴とする請
    求項1記載のダンプ車輌の安全装置。
JP2001132410A 2001-04-27 2001-04-27 ダンプ車輌の安全装置 Pending JP2002321558A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014013956A1 (de) 2013-09-26 2015-03-26 Fanuc Corporation Spritzgussmaschine mit Viskositätsmessung und Verfahren zur Viskositätsmessung mit einer Spritzgussmaschine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014013956A1 (de) 2013-09-26 2015-03-26 Fanuc Corporation Spritzgussmaschine mit Viskositätsmessung und Verfahren zur Viskositätsmessung mit einer Spritzgussmaschine

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