JP2002321257A - 筒状射出成形品の製造用金型装置 - Google Patents

筒状射出成形品の製造用金型装置

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JP2002321257A
JP2002321257A JP2001126377A JP2001126377A JP2002321257A JP 2002321257 A JP2002321257 A JP 2002321257A JP 2001126377 A JP2001126377 A JP 2001126377A JP 2001126377 A JP2001126377 A JP 2001126377A JP 2002321257 A JP2002321257 A JP 2002321257A
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Japan
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runner
mold
block
injection molded
cavity
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JP2001126377A
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Makoto Kodama
誠 児玉
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YUWA KK
Ohashi Technica Inc
Original Assignee
YUWA KK
Ohashi Technica Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度な外径寸法精度と同軸寸法精度の筒状
射出成形品を歩留り効率の良い状態で大量且つ安価に生
産できる製造装置の提供を目的とする。 【解決手段】 第1金型部10Aは、第1取付板11及
びストリッパープレート12とコアブロック14及び第
1型板13を備え、第2金型部10Bは、キャビブロッ
ク19と第2型板18及び受け台17を備え、コアブロ
ック14及びキャビブロック19は、成形個数に適合す
る個数に分割して金型中心に対して均等に配置され、ラ
ンナー22は、第1の水平ランナー部と第2の水平ラン
ナー部とを垂直ランナーで連通させ、同一経路を複数分
岐させた各分岐路の内端には金型キャビティ部の軸心に
向かう多点ゲートを対向状に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筒状射出成形品の
製造用金型装置に係り、特にスプルーと金型キャビティ
のゲートとを結ぶランナーの経路を工夫し、筒状射出成
形品に対する高精度な外径寸法精度と内径同軸度を達成
すると共に、型開きした際に筒状射出成形品を安全且つ
容易に取り出すことを可能にした製造用金型装置であ
り、例えば光ファイバコネクタ用のフェルール、高精密
な軸受部品や歯車部品などの筒状射出成形品の製造に好
適である。
【0002】
【従来の技術】図1は、本発明の実施対象となる筒状射
出成形品の一つであるフェルールの一例を示すが、この
フェルール1は、円筒状をした樹脂製のフェルール本体
2と、フェルール本体2の外周に被着されたインサート
パイプ3と、インサートパイプ3の外周に突出形成され
た樹脂製のフランジ部4で一体に形成され、インサート
パイプ3の先端側外周が光コネクタの整合用スリーブの
挿着面を形成すると共に、軸心には光ファイバ端末を装
着する軸心孔5が設けられている。
【0003】軸心孔5は、ファイバ素線を挿通して保持
する素線挿入孔5aと、ファイバ被覆を挿通して保持す
る被覆挿入孔5bとで形成され、インサートパイプ3に
は、フランジ部4を形成する中間位置の外周に内外を連
通する複数の樹脂注入孔6,7が穿設され、樹脂注入孔
6,7を介してインサートパイプ3内に充填した樹脂材
でフェルール本体2を形成させると、フェルール本体2
とフランジ部4とが相互に一体連結される。
【0004】光ファイバ用コネクタでは、軸心孔5に光
ケーブルの接合端末を挿入した一対のフェルール1を突
き合わせ状態で配置し、接合端部の外周に位置決め用と
して金属製で割溝付きのスリーブを被着してファイバ素
線を同軸線上に一致させた状態で接続されるので、スリ
ーブを被着するフェルールの外径寸法精度及び、ファイ
バ素線を挿入する軸心孔の同軸寸法精度が要求される。
【0005】このような要求に対し、例えば特開200
1−1374号公報,特許第3111004号公報,特
開平6−210669号公報,特開平4−298315
号公報,特許第2855783号公報などに開示されて
いるように、各種の提案がなされているが、外径寸法精
度と内径である軸心孔の同軸寸法精度などが確保された
高品質のものを、歩留まり良く大量生産するのには必ず
しも充分とは言えず、更なる改善が必要である。
【0006】また、フェルール1などの筒状射出成形品
のように、極小の軸心孔による内径を成形するためには
極細のコアピンを使用するので、ランナーを設けた金型
装置とは反対側に射出成形品を残し、型開きした後にエ
ジェクトする従来技術では、型開きする際に損傷させる
恐れがある。
【0007】コアピンの損傷を防止するための従来技術
としては、例えば特公平6−102346号公報、特開
平5−318535号公報、特公平6−92138号公
報などに開示されている提案もあるが、本発明による筒
状射出成形品の製造用金型装置には、適合するものでは
なかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】樹脂製フェルールを含
む高精密な筒状射出成形品では、キャビティに充填する
成形樹脂材の温度や密度が均一であること、キャビティ
を形成する金型の温度が均一で熱収縮による歪みを生じ
ないことなどが要求され、これらの条件を満足すること
ができるか否かによって、外径寸法精度及び内径である
軸心孔の同軸寸法精度が大きく左右される。
【0009】特にフェルールの場合には、インサートパ
イプを用いることで外径寸法精度は向上するが、金型の
内径がインサートパイプの外径を安定状態で保持できる
か否か、軸心孔を形成するために挿着するコアピンを軸
心位置に安定状態で保持できるか否か、などによって同
軸寸法精度が大きく左右され、これを阻害する要因とし
ては、キャビティを形成する金型内の温度分布が不均一
になったり、注入する成形樹脂材がコアピンに不均一に
作用することが挙げられる。
【0010】そこで本発明では、フェルールなどのよう
に高精度な外径寸法精度と同軸寸法精度を必要とする筒
状射出成形品の製造において、特に金型内に形成するラ
ンナーの経路を工夫して金型内の温度分布を均一にする
と共に、コアピンに対して成形樹脂材が均一に作用する
ようにし、これにより一段と外径寸法精度と同軸寸法精
度を高めた高性能・高品質な筒状射出成形品を、歩留り
効率の良い状態で大量且つ安価に生産できる製造装置の
提供を目的とする。
【0011】また本発明の他の目的は、特に筒状射出成
形品の軸心内径寸法が極小で極細のコアピンを用いる場
合に、型開きして筒状射出成形品を含むスクラップを取
り出す際にた際にコアピンを損傷させる恐れがあるの
で、これを解消して筒状射出成形品を安全且つ容易に取
り出すことを可能にした製造用金型装置を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による筒状射出成
形品の製造用金型装置は、金型分割面の両側に第1金型
部と第2金型部を設け、第1金型部は、金型中心にスプ
ールが形成される第1取付板及びストリッパープレート
と、コアブロック及びコアブロックを支持する第1型板
を備え、第2金型部は、コアブロックと協動して金型キ
ャビティ部を形成するキャビブロックと、キャビブロッ
クを支持する第2型板及び受け台を備え、コアブロック
及びキャビブロックは、成形個数に適合する個数に分割
して金型中心に対して均等に配置されている。
【0013】前記ランナーは、第1型板のストリッパー
プレートとの隣接面に設けた第1の水平ランナー部と、
コアブロックのキャビブロックとの隣接面に設けた第2
の水平ランナー部と、第1型板及びコアブロックを貫通
して第1及び第2の水平ランナー部を連通させる垂直ラ
ンナーで構成され、第1の水平ランナー部によって、ス
プールの先端を成形個数に適合する経路数に分岐させる
と共に、金型キャビティ部の軸心と整合する位置を分岐
点として同一経路を複数に分岐させ、軸心と同心状に配
置した前記垂直ランナーを介して第2の水平ランナー部
と連通させ、第2の水平ランナー部によって、同一経路
の各分岐路の内端を金型キャビティ部の軸心と軸対称に
配置させると共に、各分岐路の内端には軸心に向かう多
点ゲートを対向状に設けている。
【0014】この筒状射出成形品の製造用金型装置で
は、成形個数に適合する経路数に分岐させた各経路が、
金型中心に対して均等に配置されているので、成形樹脂
材の加熱による金型全体の温度分布を均等にすることが
できること、各経路毎にコアブロック及びキャビブロッ
クを分割して独立させ、各経路の長さを等しくしている
ので、複数個取りする場合における各ブロック毎の成形
条件が一定となり、均質な筒状射出成形品を製造するこ
とができる。
【0015】また、金型キャビティ部に対する成形樹脂
材の供給は、スプールから完全に等しい条件で同一経路
を複数に分岐させた各分岐路によって行われると共に、
各分岐路に多点ゲートを設けて金型キャビティ部の軸心
と軸対称に配置されるので、金型キャビティ部を形成す
るコアブロック及びキャビブロックの温度分布は軸心に
対して均等になり、成形樹脂材の射出圧力も軸心に対し
て均一になって、熱膨張又は熱収縮による偏心と射出圧
力による偏心を軽減して内外径の寸法精度及び同軸度を
高めることができる。
【0016】この製造用金型装置における前記ランナー
は、第1の水平ランナー部が1個取りの場合には分散ラ
ンナーのみで、複数個取りの場合には分岐ランナーと分
散ランナーとで形成され、1個取りの場合にはスプール
の先端を分岐点とし、複数個取りの場合には分岐ランナ
ーでスプールの先端を複数経路に分岐させた先端を分岐
点として、各分岐点を各金型キャビティ部の軸心とそれ
ぞれ整合する位置に設け、この分岐点から外向き対向状
の分散ランナーによって同一経路を複数分岐させ、各分
岐路の外端を垂直ランナーに連通させ、前記第2の水平
ランナー部が集合ランナーと外周ランナーとで形成さ
れ、集合ランナーは垂直ランナーにおける同一経路の各
分岐路を内向き対向状に延在させ、各分岐路の内端は金
型キャビティ部を囲繞して軸対称に配置された各外周ラ
ンナーにそれぞれ連通され、各外周ランナーに多点ゲー
トを設けた形態を採ることができる。
【0017】この製造用金型装置では、ランナーを形成
する第1及び第2の水平ランナー部と垂直ランナーの構
成が簡単なために、比較的金型装置を安価に製作するこ
とができると共に、筒状射出成形品の成形個数に対応さ
せて金型の一部交換を容易に行うことができる。
【0018】また前記製造用金型装置は、フェルールの
製造用金型装置であって、1又は複数個に分割した前記
コアブロック及びキャビブロックが金型中心に対して均
等に配置され、前記ランナーは、スプールの先端を第1
の水平ランナー部によって1又は複数経路に分岐させた
後に、同一経路の各分岐路の先端をそれぞれ2分岐して
前記垂直ランナーに連通させ、前記第2の水平ランナー
部の内端には一対の半円弧部を対向状に配置した環状ラ
ンナーを設け、各半円弧部の各2カ所から金型キャビテ
ィ部に対して放射状にゲートを設けた形態を採ることが
できる。
【0019】この製造用金型装置によると、フェルール
のように高精度な内外径寸法と外径の真円度及び内径と
なる軸心孔の同軸度を必要とする筒状射出成形品には好
適であり、特に極小の軸心孔を成形するために極細のコ
アピンを用いるので、従来技術ではコアピンが温度分布
や熱収縮或いは注入圧力の不均一によって偏心する恐れ
があったが、これらの課題を解決することが可能とな
り、また必要に応じて金型キャビテイ部にジルコニアな
どによるインサートパイプを装着させ、外形の寸法精度
と真円度を高めたり、コアピンに対する芯出し機構を設
けて一段と軸心孔の同軸度を高める形態を取ることも容
易である。
【0020】更に前記製造用金型装置には、加圧成形し
た筒状射出成形品を含むスクラップを、2段階で型開き
して取り出すための開閉補助装置を設け、この補助装置
は、第2金型部から離間してスクラップ全体を取り出し
た第1金型部に対して、第1型板を係止保持して筒状射
出成形品を含むスクラップの一部を分離させる第1の係
止保持手段と、ストリッパープレートを係止保持してス
クラップの残りの部分を分離させる第2の係止手段を備
えている形態を採ることができる。
【0021】特に極小の内径を得るために極細のコアピ
ンを用いる場合において、従来技術のように極細のコア
ピンを装着した金型側に筒状射出成形品を残した状態で
型開きした後に突き出しを行うと、その際に極細のコア
ピンを損傷させる恐れがあるが、この製造用金型装置に
よると、型開きする際に極細のコアピンから筒状射出成
形品を含むスクラップ全体を取り出した後に突き出しを
行うので、極細のコアピンを損傷させる恐れがない。ま
た、スクラップに対する突き出しは、第2金型部に対し
て第1金型部を2段階で離間させて型開きさせている
が、これによって最初に筒状射出成形品を含むサブラン
ナー部分のスクラップを分離させて回収した後に、残り
のメインランナー部分とスプール部分のスクラップを分
離させることができ、これによって筒状射出成形品の回
収を容易にすると共に、本発明によるランナー形状を採
ることが可能となり且つスクラップを抜き落とすことが
可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明による筒状射出成
形品の製造方法及び製造装置に付いて、フェルールを実
施対象として、その好適な実施形態を示す添付図面に基
づいて詳細に説明するが、図2は金型装置全体を正面か
ら見た主要部の断面図を、図3は同じく側面から見た主
要部の断面図を、図4は第1金型部の底面図を、図5は
第2金型部の平面図を、それぞれ示す。
【0023】金型装置10は、金型分割面(P.L)を
境に可動する第1金型部10Aと固定した第2金型部1
0Bを備え、図示の実施形態では第1金型部10Aを上
部側に第2金型部10Bを下部側にして、上下位置に対
向状に配備されているが、上下位置を逆にした形態や、
左右に並設した形態を採ることも可能である。
【0024】第1金型部10Aは、駆動装置を備えた射
出成型機本体(図示を省略)に取り付ける第1取付板1
1と、ランナー部と筒状射出成形品の突き出しを行うス
トリッパープレート12と、コアブロックを固定する第
1型板13と、金型キャビティ部の一方を形成するコア
ブロック14などを、主要な構成要素としている。
【0025】第2金型部10Bは、射出成型機本体(図
示を省略)に取り付ける第2取付板15と、スペーサブ
ロック16と、受け台17と、キャビブロックを固定す
る第2型板18と、金型キャビティ部の他方を形成する
キャビブロック19などを、主要な構成要素としてい
る。
【0026】第1金型部10Aには、第1取付板11と
ストリッパープレート12に掛けてスプールブッシュ2
0が取り付けられ、スプールブッシュ20で形成された
スプール21の先端側に、詳細を後述するランナー22
が第1型板13及びコアブロック14に形成され、ゲー
トを介して金型キャビティ部に連通している。
【0027】第1金型部10Aと第2金型部10Bは、
第1金型部10A側からサポートピン23とガイドポス
ト24が突出され、サポートブッシュ25とガイドブッ
シュ26を介して摺動可能に第2金型部10B側と連結
されており、金型装置10内におけるその他の細部は、
本発明に係わる部分を除いて従来の射出成形金型とほぼ
同様に構成されている。
【0028】金型装置10は、一度に成形する筒状射出
成形品の個数に対応する金型キャビティ部が必要である
が、特に本発明では各金型キャビティ部をそれぞれ独立
させるために、分離したコアブロック14とキャビブロ
ック19を用い、図示の実施形態では4個取りに適合さ
せて、それぞれ一対をなすコアブロック14a〜14d
とキャビブロック19a〜19dを設けている。
【0029】図6及び図7で詳細を示すように、各コア
ブロック14a〜14dには、筒状射出成形品であるフ
ェルール1の被覆挿入孔5b内径に適合する第1コアピ
ン27を軸心に設け、第1コアピン27の先端側を各キ
ャビブロック19a〜19dの軸心に突出させ、各キャ
ビブロック19a〜19dには、フェルール1の素線挿
入孔5a内径に適合する第2コアピン28を軸心に設
け、第2コアピン28の先端が第1コアピン27の先端
に設けた挿入口と嵌合するようにしている。
【0030】また、各コアブロック14a〜14dと各
キャビブロック19a〜19dで形成する各金型キャビ
ティ部29にインサートパイプ3を装着させ、外径寸法
精度と真円度の向上を図っているが、このインサートパ
イプ3には、熱収縮が少なくて寸法精度が高いこと、機
械的強度と剛性が得られること、耐熱性に優れ経時変化
が少ないこと、加工及び表面研磨ができること、等の要
件に適合する硬質金属材やセラミック類の使用が望まし
い。
【0031】なお本発明によると、インサートパイプ3
を用いない状態でも充分な外形寸法精度と真円度を確保
することが可能であり、従ってインサートパイプ3を用
いない形態を採ることも可能であると共に、コアブロッ
ク14又はキャビブロックには、軸心孔の同軸寸法精度
を向上するために適宜な芯出し調整機構(詳細な説明は
省略)を設ける形態も採り得る。
【0032】図8〜10は、金型装置10内に注入され
た成形樹脂材のランナー22を含む流動経路を示すもの
であって且つ、フェルール1を含むスクラップの形状を
も示すものでもあるから、図示及び以下の説明では成形
樹脂材の流動経路を中心にして、スクラップ31,32
の形状に付いては括弧書きで行う。
【0033】ランナー22は、第1型板13のストリッ
パープレート12との隣接面に沿って設けた第1の水平
ランナー部と、コアブロック14のキャビブロック19
との隣接面に沿って設けた第2の水平ランナー部とを、
第1型板13及びコアブロック14を貫通する垂直ラン
ナーで連通させる形態であり、第1の水平ランナー部は
スプール21の先端に連通し、第2の水平ランナー部は
ゲート33を介して金型キャビティ部27に連通してい
る。
【0034】ランナー22は、射出成形品を4個取りす
る図8の実施形態では、第1の水平ランナー部が分岐ラ
ンナー22a,22bと分散ランナー22cで形成され
るが、1個取りする図9の実施形態では分岐ランナーが
不要で分散ランナー22cのみで形成され、第2の水平
ランナー部は、集合ランナー22eと外周ランナー22
fで形成される。
【0035】またランナー22は、第1の水平ランナー
部と垂直ランナー22dによってメインランナーを形成
し、第2の水平ランナー部によってサブランナーを形成
するが、型開きによって射出成形品(フェルール1)を
取り出す際には(詳細は後述する)、スクラップ31,
32を形成する射出成形品を含むサブランナー部分と、
スプール21を含むメインランナー部分とを、2段階で
抜き落とす。
【0036】第1取付板11とストリッパープレート1
2内で垂直方向に形成されたスプール21(スクラップ
31a部分)の先端は、第1型板13の上面側で第1分
岐ランナー22a(スクラップ31b部分)に連通さ
れ、第1分岐ランナー22aは2分岐して外向きに対向
させて直線状に延在し、両端は第2分岐ランナー22b
(スクラップ31c部分)に連通されている。
【0037】第2分岐ランナー22bは、第1分岐ラン
ナー22aと直交状態で2分岐して外向きに対向させて
直線状に延在し、その両端は分散ランナー22c(スク
ラップ31d部分)に連通され、分散ランナー22c
は、第2分岐ランナー22bと直交状態で2分岐して外
向きに対向させて直線状に延在し、両端は垂直ランナー
22d(スクラップ31e部分)に連通されている。
【0038】垂直ランナー22dは、第1型板13とコ
アブロック14を貫通してコアブロック14の底面側に
達する態様で直線状に延在するが、8分岐された4経路
の各垂直ランナー22dは、分散ランナー22cで2分
岐した1経路を一対として各コアブロック14a〜14
dに振り分け、各コアブロック14の底面側に形成した
集合ランナー22e(スクラップ31f部分)に連通さ
れている。
【0039】集合ランナー22eは、一対をなす1経路
の垂直ランナー22dから内向きに対向させて直線状に
延在し、金型キャビティ部29を囲繞する態様で形成し
た一対の外周ランナー22f(スクラップ31g)に連
通され、各外周ランナー22fには金型キャビティ部2
9との間を均等な間隔で連通させる複数のゲート33が
設けられている。
【0040】図8の実施形態では、筒状射出成形品(フ
エルール1)を4個取りするので、4経路のランナーを
8分岐にすると共に、金型キャビティ部29を構成する
コアブロック14及びキャビブロック19をそれぞれ4
個に分割したが、4個取り以上の構成を採ることも可能
であり、その場合におけるランナーの経路は、一度に成
形する筒状射出成形品の個数の少なくとも2以上の分岐
が必要であって、最小単位は図9で示すように1個取り
の1経路2分岐の形態である。
【0041】図9の場合には、スプール21(スクラッ
プ32a部分)の先端を、第1型板13の上面側に設け
た分散ランナー22c(スクラップ32b部分)で2分
岐し、その両端を連通させた垂直ランナー22d(スク
ラップ32c部分)で第1型板13とコアブロック14
を通過させ、コアブロック14の底面側に設けた集合ラ
ンナー22e(スクラップ32d部分)に連通させ、外
周ランナー22f(スクラップ32e)から複数のゲー
ト33を介して金型キャビティ部29に給送する。
【0042】図8〜10の実施形態では、フエルール1
のような円筒状をした射出成形品の成形に適合させて、
外周ランナー22fは2分割した半円弧状部によって環
状ランナーを形成すると共に、各半円弧状部にそれぞれ
2点ずつ90度間隔で対向状に設けた4点のゲート33
で、各半円弧状部と金型キャビテイ部29のと間を放射
状に連通させている。
【0043】なお、分散及び集合ランナー22c,22
eを3又は4分岐した状態にし、3又は4分割した円弧
状部で環状の外周ランナー22fを形成する形態を採る
ことも可能であり、例えば外周ランナーを1/4円弧状
部で環状に形成し、各円弧状部に1点ずつゲート33を
設けて4点ゲートとすることもできる。
【0044】また、本発明はフエルール1のような円筒
状射出成形品に限らず、角筒状射出成形品の成形にも適
用が可能であり、その場合は射出成形品に適合する外形
を同一条件になる態様で複数に分割した外周ランナーを
用いる。
【0045】このように、筒状射出成形品の成形個数に
応じて、スプール21の先端を第1金型部10Aの上部
側に設けた分岐ランナーによって成形個数に対応する経
路数(図8では4経路、図9では1経路のために分岐不
要)に分岐した後に、各経路は同じく第1金型部10A
の上部側に設けた上部水平ランナー22cによって、そ
れぞれ2以上(例えば2〜4)に分岐(図8及び図9で
は2分岐)させる。
【0046】これらの分岐経路は、スプール21を第1
金型部10Aの金型中心に配置させると共に、各分岐経
路の先端側すなわち分散ランナー22cの分岐点(図8
では第2分岐ランナー22bの先端、図9ではスプール
21の先端)が、分割した各コアブロック14a〜14
dの中心(金型キャビティ部29の中心)になるように
して、各分岐経路の長さがそれぞれ一定になるように配
置させ且つ、分岐点から等距離に分散ランナー22cを
設ける。
【0047】第1金型部10Aの下部側に設けた集合ラ
ンナー22eは、分散ランナー22cの直下に平行状態
で配置され、その先端と連通する複数に分割された外周
ランナー22fは、各経路毎に各コアブロック14a〜
14dの中心(金型キャビティ部29の中心)に対し
て、それぞれ等距離で同心状に配置されている。
【0048】従って、1個取りの場合はもちろん複数個
取りの場合であっても、金型装置10全体に対する樹脂
成形材による加熱温度は均等に分散され、各コアブロッ
ク14a〜14d及び各キャビブロック19a〜19d
に対しても、樹脂成形材による加熱温度は金型キャビテ
ィ部29を中心として偏りのない一様な温度分布にする
ことができるので、金型キャビティ部29の外径寸法を
一定に保持することができる。
【0049】また、各ランナー22は経路や長さを含め
て完全に同一条件下で配備されており、特に対向状に配
置された複数の集合ランナー22eから、分割された外
周ランナー22eとゲート33を介して金型キャビティ
部29に行う成形樹脂材の複数点注入は、温度並びに圧
力を同一条件にした偏りのない状態で行われるので、軸
心孔5aの形成用として装着する極細のコアピン28
が、成形時の射出圧力及び成形後の熱収縮によって偏心
することを防止できる。
【0050】図11〜14は、射出成形した後に金型装
置10を型開きして筒状射出成形品(フェルール1)を
取り出す工程を示すものであり、金型装置10の両側に
は成形品の取り出しを助勢する開閉補助装置34を設
け、この開閉補助装置34が金型装置10の型締め及び
型開きを行う射出成型機本体の型締め装置と協動し、射
出成形品の取り出しを行っている。
【0051】従来技術のように、ランナーを設けた金型
装置(本実施形態の第1金型装置10Aに相当する)と
は反対側の金型装置(本実施形態の第2金型装置10B
に相当する)に射出成形品を残し、型開きした後にエジ
ェクトする方法では、特にフェルール1の軸心孔5aを
形成する第2コアピン28のように、極細のコアピンを
使用している場合には型開きする際に損傷させる恐れが
ある。
【0052】そこで本発明では、ランナーを設けた金型
装置すなわち第1金型装置10A側に射出成形品を装着
したままの状態で、射出成型機本体の型締め装置によっ
て型開きを行うと共に、その際に開閉補助装置34の助
勢を受けて第1金型装置10Aを2段階で開閉操作する
ことによって、極細のコアピンを損傷させない状態で射
出成形品の取り出しが容易にできるようにしている。
【0053】開閉補助装置34は、第1段階の開閉を操
作する第1開閉部34Aと、第2段階の開閉を操作する
第2開閉部34Bとを備え、この第1開閉部34Aと第
2開閉部34Bとを金型装置10の両側に設け、例えば
金型装置10の両側には前後にそれぞれ1組ずつの第1
開閉部34Aと第2開閉部34Bを配備しておく。
【0054】第1開閉部34Aは、第1金型装置10A
の下段側に設けた第1型板13の側面に取り付けた第1
移動ブロック35と、第1移動ブロック35に隣接して
配備された第1ポスト36とで構成され、第1移動ブロ
ック35には固定係止部37と可動係止部38とを設
け、第1ポスト36は固定係止部37と可動係止部38
に係合する第1係止部39を備えている。
【0055】第2開閉部34Bは、第1金型装置10A
の下段側に設けた第1型板13の側面に取り付けた第2
移動ブロック40と、第1金型装置10Aの上段側に設
けたストリッパープレート12の側面に取り付けた第3
移動ブロック41と、第2及び第3移動ブロック40,
41に隣接して配備された第2ポスト42とで構成さ
れ、第2移動ブロック40には固定係止部43を第3移
動ブロック41には固定係止部44を設け、第2ポスト
42には固定係止部43,44に係合する第2係止部4
5を備えている。
【0056】図11は、加圧成形時の状態を示すもので
あって、第1金型装置10Aと第2金型装置10Bとの
間には、フエルール1を含むスクラップ31が形成さ
れ、開閉補助装置34は、第1開閉部34Aの第1移動
ブロック35と第1ポスト36との間、第2開閉部34
Bの第2移動ブロック40及び第3移動ブロック41と
第2ポスト42との間には、何ら係合関係はない。
【0057】図12は、加圧成形が完了して射出成型機
本体の型締め装置によって、第1金型装置10Aが第2
金型部10Bから離間された第1段階の状態を示すもの
であって、第1金型装置10Aは上段側と下段側とが一
体で上昇して、第1開閉部34A側では、第1係止部3
9が固定係止部37と可動係止部38の間に狭持される
と共に、第2開閉部34B側では、固定係止部43が第
2係止部45に係止された状態である。
【0058】可動係止部38は、例えば先端側の上面に
傾斜状のカム面を形成すると共に、常時は第1移動ブロ
ック35内に設けた弾発ばね部材によって突出する方向
に付勢されており、第1金型装置10Aに連動して第1
移動ブロック35が移動すると、第1係止部39にカム
面が当接して押圧された可動係止部38は、一旦後退し
た後に第1係止部39の通過によって再び突出し、これ
により第1係止部39が固定係止部37と可動係止部3
8の間に狭持される。
【0059】図13は、射出成型機本体の型締め装置に
よって、図12の第1段階から第1金型装置10Aが更
に離間を続けた状態を示すものであって、固定係止部3
7と固定係止部43が係止されたことで下段側の第1型
板13は移動が阻止されているので、上段側の第1取付
板11とストリッパープレート12のみが移動し、上段
側と下段側との離間でメインランナーからサブランナー
が切り離されるので、サブランナーを回収して第2の水
平ランナー部を除去すると、フェルール1が得られる。
【0060】図14は、図13でスクラップ31の1次
突き出しを行った後に、射出成型機本体の型締め装置に
よって更に第1金型装置10Aを離間させた状態を示す
ものであって、下段側の第1型板13と分離した上段側
の第1取付板11とストリッパープレート12は、第3
移動ブロック41の固定係止部44が第2ポスト42の
第2係止部45に係止される第2段階まで移動し、スト
リッパープレート12が係止されるので、更に移動させ
ると第1取付板11のみが移動してストリッパープレー
ト12との間が離間し、スクラップ31の残り部分に対
する2次突き出しが行われる。
【0061】このように、第1移動ブロック35に設け
た固定係止部37と可動係止部38及び、第1ポスト3
6に設けた第1係止部39は、スクラップ31,32か
らフエルール1(筒状射出成形品)を含む一部(サブラ
ンナーによるスクラップ部分)を切り離す第1の係止手
段を構成し、第2移動ブロック40に設けた固定係止部
43と第3移動ブロック41に設けた固定係止部44及
び、第2ポスト42に設けた第2係止部45は、スクラ
ップ31,32の残りの部分(メインランナーによるス
クラップ部分)を切り離す第2の係止手段を構成する。
【0062】型締めを行う場合には、型開きする工程と
逆の工程を経て図11の加圧成形状態に移行させるが、
その際には第1ポスト36に設けた第1係止部39を後
退させる必要があり、そのための構成として例えば、第
1係止部39にプランジャーなどを用い、射出成型機本
体の型締め装置が型開きする際には突出し、型締めする
際には後退するように制御させる方法、その他公知の各
種手段を用いて行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の筒状射出成形品の製造方法及び製造装
置を適用する実施対象の一つであるフェルールを示し、
(a)は斜視図、(b)は長手方向に沿った中央縦断面図
である。
【図2】本発明の筒状射出成形品の製造方法及び製造装
置を適用した金型装置全体の主要部を正面から見た断面
図である。
【図3】本発明の筒状射出成形品の製造方法及び製造装
置を適用した金型装置全体の主要部を側面から見た断面
図である。
【図4】図2及び図3の金型装置を構成する第1金型部
の底面図である。
【図5】図2及び図3の金型装置を構成する第2金型部
の平面図である。
【図6】図2及び図3の金型装置の要部拡大断面図であ
る。
【図7】図2及び図3の金型装置の要部拡大断面図であ
る。
【図8】筒状射出成形品を4個取りするランナーの経路
(スクラップ形状でもある。)を示し、(a)は正面
図、(b)は平面図である。
【図9】筒状射出成形品を1個取りするランナーの経路
(スクラップ形状でもある。)を示し、(a)は正面
図、(b)は平面図である。
【図10】ランナーの経路の部分拡大図を示し、(a)
は正面図、(b)は平面図である。
【図11】筒状射出成形品の取り出し工程の説明図であ
る。
【図12】筒状射出成形品の取り出し工程の説明図であ
る。
【図13】筒状射出成形品の取り出し工程の説明図であ
る。
【図14】筒状射出成形品の取り出し工程の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 フェルール 2 フェルール本体 3 インサートパイプ 4 フランジ部 5 軸心孔 5a 素線挿入孔 5b 心線挿入孔 6,7 樹脂注入孔 10 金型装置 10A 第1金型部 10B 第2金型部 11 第1取付板 12 ストリッパープレート 13 第1型板 14 コアブロック 15 第2取付板 16 スペーサブロック 17 受け台 18 第2型板 19 キャビブロック 20 スプールブッシュ 21 スプール 22 ランナー 23 サポートピン 24 ガイドポスト 25 サポートブッシュ 26 ガイドブッシュ 27 第1コアピン 28 第2コアピン 29 金型キャビティ部 31,32 スクラップ 33 ゲート 34 開閉補助装置 34A 第1開閉部 34B 第2開閉部 35 第1移動ブロック 36 第1ポスト 37,43,44 固定係止部 38 可動係止部 39 第1係止部 40 第2移動ブロック 41 第3移動ブロック 45 第2係止部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型分割面の両側に第1金型部と第2金
    型部を設け、第1金型部は、金型中心にスプールが形成
    される第1取付板及びストリッパープレートと、コアブ
    ロック及びコアブロックを支持する第1型板を備え、第
    2金型部は、コアブロックと協動して金型キャビティ部
    を形成するキャビブロックと、キャビブロックを支持す
    る第2型板及び受け台を備え、コアブロック及びキャビ
    ブロックは、成形個数に適合する個数に分割して金型中
    心に対して均等に配置され、前記ランナーは、第1型板
    のストリッパープレートとの隣接面に設けた第1の水平
    ランナー部と、コアブロックのキャビブロックとの隣接
    面に設けた第2の水平ランナー部と、第1型板及びコア
    ブロックを貫通して第1及び第2の水平ランナー部を連
    通させる垂直ランナーで構成され、第1の水平ランナー
    部によって、スプールの先端を成形個数に適合する経路
    数に分岐させると共に、金型キャビティ部の軸心と整合
    する位置を分岐点として同一経路を複数に分岐させ、軸
    心と同心状に配置した前記垂直ランナーを介して第2の
    水平ランナー部と連通させ、第2の水平ランナー部によ
    って、同一経路の各分岐路の内端を金型キャビティ部の
    軸心と軸対称に配置させると共に、各分岐路の内端には
    軸心に向かう多点ゲートを対向状に設けたことを特徴と
    した筒状射出成形品の製造用金型装置。
  2. 【請求項2】 前記ランナーは、第1の水平ランナー部
    が1個取りの場合には分散ランナーのみで、複数個取り
    の場合には分岐ランナーと分散ランナーとで形成され、
    1個取りの場合にはスプールの先端を分岐点とし、複数
    個取りの場合には分岐ランナーでスプールの先端を複数
    経路に分岐させた先端を分岐点として、各分岐点を各金
    型キャビティ部の軸心とそれぞれ整合する位置に設け、
    この分岐点から外向き対向状の分散ランナーによって同
    一経路を複数分岐させ、各分岐路の外端を垂直ランナー
    に連通させ、前記第2の水平ランナー部が集合ランナー
    と外周ランナーとで形成され、集合ランナーは垂直ラン
    ナーにおける同一経路の各分岐路を内向き対向状に延在
    させ、各分岐路の内端は金型キャビティ部を囲繞して軸
    対称に配置された各外周ランナーにそれぞれ連通され、
    各外周ランナーに多点ゲートを設けた請求項1に記載し
    た筒状射出成形品の製造用金型装置。
  3. 【請求項3】 前記製造用金型装置は、フェルールの製
    造用金型装置であって、1又は複数個に分割した前記コ
    アブロック及びキャビブロックが金型中心に対して均等
    に配置され、前記ランナーは、スプールの先端を第1の
    水平ランナー部によって1又は複数経路に分岐させた後
    に、同一経路の各分岐路の先端をそれぞれ2分岐して前
    記垂直ランナーに連通させ、前記第2の水平ランナー部
    の内端には一対の半円弧部を対向状に配置した環状ラン
    ナーを設け、各半円弧部の各2カ所から金型キャビティ
    部に対して放射状にゲートを設けた請求項1又は2に記
    載した筒状射出成形品の製造用金型装置。
  4. 【請求項4】 前記製造用金型装置には、加圧成形した
    筒状射出成形品を含むスクラップを、2段階で型開きし
    て取り出すための開閉補助装置を設け、この補助装置
    は、第2金型部から離間してスクラップ全体を取り出し
    た第1金型部に対して、第1型板を係止保持して筒状射
    出成形品を含むスクラップの一部を分離させる第1の係
    止保持手段と、ストリッパープレートを係止保持してス
    クラップの残りの部分を分離させる第2の係止手段を備
    えている請求項1〜3のいずれかに記載した筒状射出成
    形品の製造用金型装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20140374954A1 (en) * 2012-01-05 2014-12-25 Nv Bekaert Sa Injection mould for sawing cord, method to produce sawing cord and the sawing cord resulting therefrom
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