JP2002320908A - 多層塗膜の形成方法 - Google Patents

多層塗膜の形成方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄いプライマーサーフェーサー代替層、ベー
スコート層、およびクリアコート層から多層塗膜を形成
するための改良方法を提供すること。 【解決手段】 支持体に厚み10μmから25μmのプ
ライマーサーフェーサー代替層を設け、そこに多層塗膜
の色調を決めるベースコート層を塗布し、そこにクリア
コート層を塗布して硬化させる多層塗膜の形成方法であ
って、各々クリアコート固形分を基準にして、0.1か
ら0.3質量%の少なくとも1種のたれ防止用尿素化合
物と、0.1から0.4質量%の高分散シリカとを含有
する溶剤含有クリアコートをクリアコート層の調製に用
いる方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄いプライマーサ
ーフェーサー代替層、ベースコート層、およびクリアト
ップコート層から多層塗膜を形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の自動車塗膜は、ほとんど電着塗料
プライマー、プライマーサーフェーサー層、ならびに色
および/または特殊効果を付与するベースコート/クリ
アコートトップ塗膜を含む。
【0003】例えば、国際公開WO96/13537号
および米国特許第5,976,343号から、通常比較
的厚い膜厚で塗布されるプライマーサーフェーサー層
を、例えば、わずか10μmから25μmの乾燥膜厚で
塗布できるいわゆるプライマーサーフェーサー代替層で
置き換える方法が知られている。
【0004】国際公開WO00/71596号は、たれ
防止用尿素化合物およびシリカの組合せを含有するクリ
アコートを開示している。ここには、尿素化合物の含有
量は0.1から5質量%、好ましくは0.2から2.5
質量%、最も好ましくは0.6から1.8質量%と示さ
れ、シリカの含有量は0.1から10質量%、好ましく
は0.2から2.5質量%、最も好ましくは0.6から
2.0質量%と示されている。どちらの場合も固形分含
有量合計を基準としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】薄いプライマーサーフ
ェーサー代替層、ベースコート層、およびクリアコート
層から多層塗膜を形成するための改良方法を見出すこと
が要望されている。この方法によって、たれ抵抗性が良
好で同時にクリアコートぬれ限界が低いクリアコートか
ら、光学的表面品質の点で完全に満足のいくクリアコー
ト層を塗布することができることを可能ならしめるべき
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、クリア
コート層形成用のこのような方法において、非常に低含
有量の少なくとも1種のたれ防止用尿素化合物を非常に
低含有量の高分散シリカとともに含むクリアコートを用
いると、これを実現することができる。
【0007】本発明は、支持体に厚み10μmから25
μmのプライマーサーフェーサー代替層を提供し、この
プライマーサーフェーサー代替層を焼付けずにまたは焼
付けた後に多層塗膜の色調を決めるベースコート層を塗
布し、そこにクリアコート層を塗布して硬化させる多層
塗膜の形成方法であって、各々クリアコート固形分を基
準にして、0.1から0.3質量%の少なくとも1種の
たれ防止用尿素化合物と、0.1から0.4質量%の高
分散シリカとを含有する溶剤含有クリアコートをクリア
コート層の調製に用いる方法に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の方法で多層塗膜を施す支
持体は、好ましくは金属の支持体、特に通常は焼付け電
着塗膜プライマー層を有する自動車車体またはその部品
である。
【0009】プライマーサーフェーサー代替層は、これ
らの支持体にスプレーによって塗布されて、厚みが10
μmから25μm、好ましくは15μmから23μmの
乾燥層を形成する。未焼付けの状態でこれにベースコー
ト層を上塗りすることができるが、例えば120℃から
160℃の温度で初めに焼付けることが好ましい。
【0010】プライマーサーフェーサー代替層を調製す
るためには、慣用の水系または溶剤系のコーティング
剤、例えば当業者に知られた慣用のプライマーサーフェ
ーサー、または、特に当業者に知られた本目的および同
様の目的に慣用的に用いられるコーティング剤を用いる
ことができる。例としては、国際公開WO96/135
37号に開示されたコーティング剤が含まれる。特に、
多層塗膜の色調を決める実際のベースコートから、例え
ば米国特許第5,968,655号または米国特許第
5,976,343号記載の適当な成分、例えば充填剤
ペーストまたはバインダーを添加することによって製造
されるコーティング剤を用いて、例えば第1のベースコ
ート層の形でプライマーサーフェーサー代替層を塗布す
ることもできる。
【0011】多層塗膜の色調を決めるベースコート層
は、焼付け済みまたは未焼付けのプライマーサーフェー
サー代替層を設けた支持体にスプレーによって塗布す
る。このベースコート層は、当業者に知られた慣用の色
および/または特殊効果を付与する水系または溶剤系ベ
ースコートであり、色調に応じて例えば8μmから30
μmの乾燥膜厚で塗布する。
【0012】ベースコート層は、後続のクリアコート塗
布前に焼付けることもできるが、好ましくは公知のウエ
ットインウエット法によって、例えば、ベースコートに
例えば20℃から80℃で短時間のフラッシュオフを行
った後に、クリアコートをベースコート層に塗布する。
クリアコートは、一般に30μmから50μmの乾燥膜
厚にスプレーによって塗布し、任意選択で短時間フラッ
シュオフする。次いで支持体を硬化工程、特に焼付工程
へ送る。ここで、ベースコート層とともにクリアコート
層を、高温、例えば80℃から160℃で焼付ける。
【0013】本発明の方法で用いるクリアコートは、有
機溶剤系の液状クリアコートである。これには、樹脂固
形分を形成する成分として、1種または複数の通常のバ
インダーが含まれ、任意選択でさらに1種または複数の
反応性シンナー(硬化時にクリアコートに化学的に組み
込まれる化合物)、およびバインダーが自己架橋型でな
い場合は、1種または複数の架橋剤が含まれる。
【0014】樹脂固形分を構成するクリアコート架橋シ
ステムは、ベースコート/クリアコート2層塗膜形成時
に使用されるようなラジカル重合によって、および/ま
たは好ましくは付加反応および/または縮合反応によっ
て硬化させることができるクリアコート用架橋システム
とすることができる。したがって、クリアコートは、化
学線照射および/または加熱によって硬化することがで
きる。
【0015】クリアコートは、所望の架橋度に調整され
た化学量論比を伴う、一般に、バインダー50から90
質量%、反応性シンナー0から20質量%、および架橋
剤10から50質量%、合計100質量%とした外部架
橋システムであることが好ましい。
【0016】バインダーも反応性シンナーも基本的には
いかなる制限も受けない。好ましい膜形成バインダーの
例には、ポリエステル、ポリウレタン、および/または
(メタ)アクリル系コポリマー樹脂が含まれる。架橋剤
の選択に制限はないが、バインダーの官能性に左右され
る。すなわち、架橋剤がバインダーの官能性を補完する
反応性の官能性を有するように架橋剤を選択する。
【0017】ラジカル重合可能な架橋システムを含むク
リアコートは、熱的および/または光化学的手段によっ
て硬化させるクリアコートである。クリアコートには、
熱ラジカル開始剤および/または光開始剤のほかに、ラ
ジカル重合可能なオレフィン系不飽和基を有するバイン
ダー、および任意選択でさらにラジカル共重合可能なそ
の他の化合物が含まれる。例としては、ラジカル重合可
能なオレフィン系二重結合を有するポリマーまたはオリ
ゴマーが含まれ、特に(メタ)アクリル官能性(メタ)
アクリル系コポリマー、エポキシ樹脂(メタ)アクリレ
ート、ポリエステル(メタ)アクリレート、ポリウレタ
ン(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリロイル
基、不飽和ポリエステルまたは不飽和ポリウレタンで、
例えば、数平均分子量が500から10,000のもの
が挙げられる。反応性シンナーの例には、(メタ)アク
リル酸およびそのエステル、マレイン酸およびそのハー
フエステル、ビニルエステル、ビニルエーテル、エチレ
ンおよびプロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、ビニル
(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレート、
グリセロールトリ−、ジ−およびモノ(メタ)アクリレ
ート、トリメチロールプロパントリ−、ジ−およびモノ
(メタ)アクリレート、スチレン、ビニルトルエン、ジ
ビニルベンゼン、ペンタエリスリトールトリ−およびテ
トラ(メタ)アクリレート、ジ−およびトリプロピレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、およびヘキサンジ
オールジ(メタ)アクリレートが含まれる。
【0018】付加反応によって硬化させることができる
クリアコート架橋システムを架橋させるための適当な付
加反応の例には、カルボキシル基へのエポキシ基の付
加、イソシアネート基への水酸基および/またはアミノ
基の付加、α,β−不飽和カルボニル基、特に(メタ)
アクリロイル基へのアミノ基および/またはCH−酸性
基の付加、およびエポキシ基へのアミノ基の付加が含ま
れる。
【0019】縮合反応によって硬化させることができる
クリアコート架橋システムを架橋させるための適当な縮
合反応の例には、水酸基および/またはアミノ基とブロ
ックドイソシアネート基との反応、水酸基とN−メチロ
ール基との反応、水酸基とN−メチロールエーテル基と
の反応、水酸基とエステル基とのエステル交換を伴う反
応、水酸基とカルバメート基とのウレタン交換を伴う反
応、およびカルバメート基とN−メチロールエーテル基
との反応が含まれる。
【0020】ラジカル重合によって、および/または好
ましくは付加反応および/または縮合反応によって硬化
させることができるクリアコートは、1成分系または多
成分系クリアコートである。
【0021】クリアコートは、いずれの場合も水酸基官
能性バインダーをベースにした、外部架橋型の1成分系
またはより好ましくは2成分系クリアコートであること
が好ましい。例えば、クリアコートには、水酸基官能性
(メタ)アクリル系コポリマー、ポリエステル樹脂およ
び/またはポリウレタン樹脂、および任意選択でさらに
水酸基官能性反応性シンナー、およびトリス(アルコキ
シカルボニルアミノ)トリアジン、アミノプラスチック
樹脂特にメラミン樹脂、および/またはブロックドポリ
イソシアネート、または2成分系クリアコートの場合、
遊離のポリイソシアネート架橋剤などの、バインダーの
水酸基と架橋する少なくとも1成分が含まれる。
【0022】水酸基官能性バインダーは、数平均分子量
が500から10,000、および水酸基価が30から
450mgKOH/gであることが好ましい。
【0023】例としては、数平均分子量が500から
5,000、好ましくは1,000から3,000で、
水酸基価が30から450mgKOH/g、好ましくは
50から280mgKOH/gの慣用の水酸基官能性ポ
リエステル樹脂またはポリウレタン樹脂、および数平均
分子量が1,000から10,000で、水酸基価が3
0から300mgKOH/g、好ましくは50から25
0mgKOH/gの水酸基官能性(メタ)アクリル系コ
ポリマー樹脂が挙げられる。(メタ)アクリル系コポリ
マーは、例えばポリエステルおよび/またはポリウレタ
ン樹脂のオリゴマーまたはポリマー例えば上記のものの
存在下に製造することができる。
【0024】水酸基官能性反応性シンナーの例には、1
分子中に少なくとも2個の水酸基を有し、水酸基価が2
50から700mgKOH/gの範囲の低分子量化合物
が含まれる。ポリエーテルポリオール、オリゴエステル
ポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリカプロ
ラクトンポリオール、オリゴウレタンポリオールなどの
ポリオールオリゴマーまたは高分子ポリオールが好まし
い。
【0025】遊離の形またはブロックされた形で用いら
れるポリイソシアネート架橋剤の例には、テトラメチレ
ンジイソシアネート、ヘキサン1,6−ジイソシアネー
ト、ドデカン1,12−ジイソシアネート、シクロヘキ
サンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、
ビスシクロヘキシルメタンジイソシアネート、またはこ
れらの混合物などの脂肪族(または脂環式)ジイソシア
ネート、こうしたジイソシアネートから誘導されるポリ
イソシアネート、例えばイソシアネート基に結合する基
にヘテロ原子を含有するものが含まれる。その例には、
カルボジイミド基、アロファネート基、イソシアヌレー
ト基、ウレチジオン基、ウレタン基、および/またはビ
ウレット基を含有するポリイソシアネートが含まれる。
【0026】慣用の塗料用ポリイソシアネート架橋剤、
特にトリス−(6−イソシアナトヘキシル)−ビウレッ
ト、イソホロンジイソシアネートまたはヘキサンジイソ
シアネートイソシアヌレートが好ましい。
【0027】上記のポリイソシアネート架橋剤の好まし
い封止剤には、慣用の、例えばCH−酸性、NH−、S
H−またはOH−官能性の封止剤が含まれる。例として
は、アセチルアセトン、アセト酢酸アルキルエステル、
マロン酸ジアルキルエステル、脂肪族または脂環式アル
コール、オキシム、ラクタム、イミダゾール、ピラゾー
ルが挙げられる。
【0028】塗布に適当な状態では、クリアコートは、
樹脂固形分、尿素化合物および高分散シリカ、および任
意選択でその他の不揮発性成分から形成された固形分を
40から70質量%含む。クリアコートには、揮発成分
として、ブチルグリコール、ブチルジグリコール、ジプ
ロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレング
リコールモノメチルエーテル、エチレングリコールジメ
チルエーテルなどのグリコールエーテル;酢酸エチルグ
リコール、酢酸ブチルグリコール、酢酸ブチルジグリコ
ール、酢酸メトキシプロピルなどのグリコールエーテル
エステル;酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸アミルな
どのエステル;メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン、イソ
ホロンなどのケトン;メタノール、エタノール、プロパ
ノール、ブタノールなどのアルコール;キシレン、So
lvesso(登録商標)100(沸点155℃から1
85℃の芳香族炭化水素の混合物)、Solvesso
(登録商標)150(沸点182℃から202℃の芳香
族炭化水素の混合物)などの芳香族炭化水素、脂肪族炭
化水素などの有機溶剤が含まれる。
【0029】クリアコートに含まれる尿素化合物は、ジ
イソシアネートおよび/またはそれから誘導されるポリ
イソシアネートとモノアミンおよび/またはポリアミン
との付加生成物である。この付加生成物は、分子式によ
って定義できる低分子化合物、またはオリゴマー状また
は高分子の付加生成物と定義することができる。用いら
れる尿素化合物は、ジイソシアネート、好ましくは脂肪
族または脂環式ジイソシアネート、特に対称構造を有す
るものと第1級アミン、好ましくは第1級モノアミンと
の付加生成物であることが好ましい。
【0030】これらは、粒子サイズが好ましくは0.1
μmから20μmの、好ましくは固体状の、特に好まし
くは結晶性の尿素化合物である。固体状または結晶性尿
素化合物は、凝固点または融点が高いことが好ましく、
例えばクリアコートを焼付ける焼付温度より高く、特に
80℃より高く、例えば80℃から250℃であること
が好ましい。特に好ましい尿素化合物は、ヘキサン1,
6−ジイソシアネート1モルとベンジルアミン2モルか
ら形成される付加物である。
【0031】尿素化合物は、通常の方法で、第1級およ
び/または第2級アミノ基を有するアミンをポリイソシ
アネートに加えることによって調製することができる。
この調製は、例えば20℃から80℃の温度で、例えば
溶剤なしに、バルクで、好ましくは不活性溶剤中で、ま
たは特に好ましくは反応条件で不活性なバインダーまた
は架橋剤の存在下で、例えば不活性バインダーまたは架
橋剤溶液中で行われる。クリアコートが2種以上のバイ
ンダーまたは2種以上の架橋剤を含有する場合は、この
調製は、例えば前記バインダーの1種の中または前記架
橋剤の1種の中で行うことができる。
【0032】クリアコート調製時の尿素化合物の添加
は、尿素化合物を調合剤として、例えば溶剤中の分散液
として、あるいは特に好ましくは例えば液体または溶解
したバインダーまたは架橋剤の一部の中に分散液とし
て、他のクリアコート成分と混ぜるようにして行うこと
が好ましい。
【0033】クリアコートに用いられる尿素化合物につ
いてのその他の詳細、尿素化合物調製の出発材料、プロ
セス、およびプロセスパラメータ、および尿素化合物の
コーティング剤中への組み込みについては、米国特許第
4,311,622号、米国特許第4,677,028
号、および米国特許第4,851,294号から得るこ
とができる。本明細書ではこれらを明示的に参照する
が、これに限定されるものではない。
【0034】クリアコートに含有させる高分散シリカ
は、当業者に公知のシリカであって合成により製造され
るものであり、例えば熱分解法シリカまたは沈降シリカ
である。高分散シリカは、BET表面が広く、例えば1
00から400、好ましくは200から400平方メー
トル/gである。様々なメーカーが様々な種類を供給し
ている。熱分解法シリカの方が多く用いられる。高分散
シリカを疎水性にすると有利である。
【0035】高分散シリカは、クリアコート形成時に、
樹脂固形分の成分特にバインダーまたは架橋剤の一部に
高分散シリカを分散または粉砕することによって調製さ
れるシリカペーストとして添加することが好ましい。
【0036】さらに、クリアコートに、通常の塗料添加
剤、例えば透明顔料または充填剤、レベリング剤、染
料、光保護剤、酸化防止剤、ミクロゲルなどのポリマー
ミクロ粒子、および/またはホルムアルデヒド放出物質
を、例えば全コーティング剤を基準として5質量%まで
の量で含有させることができる。
【0037】下記の実施例は、本発明の方法を説明する
役割を果たし、本発明の方法が、薄いプライマーサーフ
ェーサー代替層、ベースコート層、およびクリアコート
層から多層塗膜を形成することを可能にし、光学的表面
品質の点で十分満足なクリアコート層を得ることがで
き、このクリアコート層は、たれ抵抗性が高く同時にク
リアコートぬれ限界が低いクリアコートコーティング剤
を用いて塗布することができることを示すものである。
【0038】
【実施例】実施例1 下記の成分を混合することによってベースを調製した。 Solvesso(登録商標)100と酢酸ブチルの
2:1混合物中65質量%メタクリル系コポリマー(酸
価5mgKOH/g、水酸基価147mgKOH/g)
溶液 61.6部 Solvesso(登録商標)100中65質量%分枝
ポリエステル(酸価41mgKOH/g、水酸基価19
8mgKOH/g、数平均分子量1000)溶液 6.
7部 酢酸エトキシプロピル 5.3部 Solvesso(登録商標)150 6.8部 Ciba製Tinuvin(登録商標)292(光保護
剤) 1.2部 Ciba製Tinuvin(登録商標)384(紫外線
吸収剤) 1.2部 酢酸ブチル 2.0部 酢酸ブチルジグリコール 4.3部 酢酸ブチルグリコール 4.4部 Solvesso(登録商標)100 6.5部 ベース100部を、68質量%ポリイソシアネート硬化
剤混合物(イソホロンジイソシアネートのイソシアヌレ
ートとヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレ
ートを重量比で2:1)溶液50部とSolvesso
(登録商標)100と酢酸ブチルの2:1混合物中で混
ぜることによってクリアコートを調製した。
【0039】実施例2 580部の実施例1の65質量%メタクリル系コポリマ
ー溶液を270部のSolvesso(登録商標)10
0で希釈し、次いで70部の熱分解法シリカ(BET表
面220平方メートル/g)を入れて混ぜ、予備分散し
た。60部のSolvesso(登録商標)100と2
0部のブタノールを添加した後、混合物をパールミルで
粉砕してシリカペーストとした。
【0040】実施例3 ベースの調製時に、61.6部のメタクリル系コポリマ
ー溶液および6.5部のSolvesso(登録商標)
100の代わりに、実施例1のメタクリル系コポリマー
溶液40.0部、実施例1のメタクリル系コポリマー溶
液中で調製した、ベンジルアミン2モルおよびヘキサン
ジイソシアネート1モルから生成したジウレアの懸濁液
(Solvesso(登録商標)100と酢酸ブチルの
2:1混合物35質量%、ジウレア3.7質量%、実施
例1のメタクリル系コポリマー61.3質量%の組成)
18.0部、Solutia製Maprenal(登録
商標)MF590(メラミン樹脂)2.0部、実施例2
のシリカペースト4.0部、および4.1部のSolv
esso(登録商標)100を用いた以外は実施例1と
同じように作業を行った。
【0041】実施例4から7 実施例3と同様な方法で、しかし実施例1のメタクリル
系コポリマー溶液とジウレア懸濁液の量的比率を適当に
変化させて、実施例3と本質的に同じであるがジウレア
含有量の異なるクリアコートを調製した(表1参照)。
【0042】実施例8および9 実施例1と同様な方法で、しかし実施例1のメタクリル
系コポリマー溶液の量を変化させ、実施例2のシリカペ
ーストの適当量を添加して、実施例1と本質的に同じで
あるが各々のケースでシリカ含有量の異なるクリアコー
トを調製した(表1参照)。
【0043】実施例10 実施例1のメタクリル系コポリマー溶液を40.0部の
かわりに49.6部、ジウレア懸濁液を18.0部のか
わりに12.0部、シリカペーストなし、およびSol
vesso(登録商標)100を4.1部のかわりに
4.5部とした以外は実施例3と同じように作業を行っ
た。
【0044】実施例11および12 実施例10と同様な方法で、しかし実施例1のメタクリ
ル系コポリマー溶液とジウレア懸濁液の量的比率を適当
に変化させて、実施例10と本質的に同じであるがジウ
レア含有量の異なるクリアコートを調製した(表1参
照)。
【0045】実施例13および14 実施例3と同様な方法で、しかし実施例1のメタクリル
系コポリマー溶液と、ジウレア懸濁液と、シリカペース
トの量的比率を適当に変化させて、実施例3と本質的に
同じであるがジウレア含有量とシリカ含有量の異なるク
リアコートを調製した(表1参照)。
【0046】電着プライマーを設け、ここへ厚み35μ
mのハイドロプライマーサーフェーサー層を塗布して焼
付けた金属パネルに、黒色の水系ベースコートを乾燥膜
厚15μmにスプレーコートし、70℃で5分間フラッ
シュオフし、次いで垂直位置で楔形にして乾燥膜厚10
μmから70μmの膜厚勾配をもって実施例1および3
から14のクリアコートをスプレーコートし、10分後
室温でフラッシュオフし、130℃(目標温度)で30
分間焼付けを行った。クリアコート表面の外観は、すべ
てのケースで満足できるものであった。
【0047】各ケースでハイドロプライマーサーフェー
サー層の膜厚を15μmとした以外は同様な方法でコー
ティング試験を繰り返した。クリアコート1および3か
ら14で得られた結果を表1にまとめて示した。クリア
コート6および7を用いた場合だけ、クリアコートぬれ
限界が低く、クリアコートたれ限界が高く、クリアコー
ト表面の光学的外観が良好なバランスの取れた結果が得
られた。
【0048】
【表1】
【0049】実施例15 下記の成分を混合することによってクリアコートを調製
した。 Solvesso(登録商標)100とブタノール4:
1混合物中65質量%メタクリル系コポリマー(酸価2
0mgKOH/g、水酸基価119mgKOH/g)溶
液 53.3部 BASF製Luwipa(登録商標)1018(メラミ
ン樹脂) 28.0部 Solvesso(登録商標)150 11.8部 Ciba製Tinuvin(登録商標)1130(紫外
線吸収剤) 0.9部 Ciba製Tinuvin(登録商標)144(光保護
剤) 0.9部 King製Nacure(登録商標)5225(触媒)
0.9部 Solvesso(登録商標)100 4.2部
【0050】実施例16 実施例15のメタクリル系コポリマー溶液を53.3部
のかわりに41.3部とし、実施例15のメタクリル系
コポリマー溶液で調製した、ベンジルアミン2モルおよ
びヘキサメチレンジイソシアネート1モルから生成した
ジウレアの懸濁液(Solvesso(登録商標)10
0と酢酸ブチルの4:1混合物35質量%、ジウレア
3.7質量%、実施例15のメタクリル系コポリマー6
1.3質量%の組成)12部を用いた以外は実施例15
と同じように作業を行った。
【0051】実施例17 実施例15のメタクリル系コポリマー溶液を41.3部
のかわりに50.3部、実施例16のジウレア懸濁液を
12.0部のかわりに3.0部とした以外は実施例16
と同じように作業を行った。
【0052】実施例18 580部の実施例15の65質量%メタクリル系コポリ
マー溶液を270部のSolvesso(登録商標)1
00で希釈し、次いで70部の熱分解シリカ(BET表
面220平方メートル/g)を入れて混ぜ、予備分散し
た。60部のSolvesso(登録商標)100と2
0部のブタノールを添加した後、混合物をパールミルで
粉砕してシリカペーストとした。
【0053】実施例19から22 実施例15と同様な方法で、しかし実施例15のメタク
リル系コポリマー溶液と、実施例18のシリカペースト
と、実施例16のジウレア懸濁液との量的比率を適当に
変化させて、実施例15と本質的に同じであるが各ケー
スでジウレア含有量とシリカ含有量の異なるクリアコー
トを調製した(表2参照)。
【0054】電着プライマーを設け、ここへ厚み35μ
mのハイドロプライマーサーフェーサー層を塗布して焼
付けた金属パネルに、黒色の水系ベースコートを乾燥膜
厚15μmにスプレーコートし、70℃で5分間フラッ
シュオフし、次いで垂直位置で楔形にして乾燥膜厚10
μmから70μmの膜厚勾配をもって実施例15から1
7および19から22のクリアコートをスプレーコート
し、10分後室温でフラッシュオフし、130℃(目標
温度)で30分間焼付けを行った。クリアコート表面の
外観は、すべてのケースで満足できるものであった。
【0055】各ケースでハイドロプライマーサーフェー
サー層の膜厚を15μmとした以外は同様な方法でコー
ティング試験を繰り返した。クリアコート15から17
および19から22で得られた結果を表2にまとめて示
した。クリアコート20を用いた場合だけ、クリアコー
トぬれ限界が低く、クリアコートたれ限界が高く、クリ
アコート表面の光学的外観が良好なバランスの取れた結
果が得られた。
【0056】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 AE12 AE17 BB26Y BB26Z CA48 CB06 DA06 DB01 DC12 DC13 EA07 EA41 EA43 EB20 EB22 EB32 EB33 EB35 EB37 EB38 EB45 EC03 EC07 EC11 EC54

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層塗膜の形成方法であって、 (1)厚み10μmから25μmのプライマーサーフェ
    ーサー代替層を支持体に塗布するステップと、 (2)多層塗膜の色調を決めるベースコート層をプライ
    マーサーフェーサー代替層に塗布するステップと、 (3)クリアコート層をベースコート層に塗布するステ
    ップであって、クリアコート層が、少なくとも1種のた
    れ防止用尿素化合物0.1から0.3質量%と高分散シ
    リカ0.1から0.4質量%を含有し、たれ防止用尿素
    および分散シリカはクリアコートの固形分を基準にする
    ステップと、 (4)ステップ(1)から(3)で塗布した層を硬化す
    るステップとを含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 プライマーサーフェーサー代替層、ベー
    スコート層、およびクリアトップコート層を、焼付けに
    よって同時に硬化することを特徴とする請求項1に記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 ベースコート層を塗布する前にプライマ
    ーサーフェーサー代替層を焼付け、次いでベースコート
    層とクリアトップコート層を塗布して焼付けによって硬
    化することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 ベースコート層を塗布する前にプライマ
    ーサーフェーサー代替層を焼付け、次いでベースコート
    層を塗布して焼付けによって硬化し、次いでクリアトッ
    プコート層を塗布して焼付けによって硬化することを特
    徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 ベースコート層を未焼付けのプライマー
    サーフェーサー代替層に塗布し、ベースコート層とプラ
    イマーサーフェーサー代替層を焼付けによって硬化し、
    次いでクリアコートを塗布して焼付けによって硬化する
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 たれ防止用尿素化合物が、ジイソシアネ
    ート、ジイソシアネートから誘導されるポリイソシアネ
    ート、およびこれらの組合せからなる群から選択される
    少なくとも1種のポリイソシアネートと、モノアミン、
    ポリアミン、およびこれらの組合せからなる群から選択
    される少なくとも1種のアミンとの付加生成物であるこ
    とを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 高分散シリカが、熱分解法シリカおよび
    沈降シリカからなる群から選択される合成シリカである
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 たれ防止用尿素化合物が、ジイソシアネ
    ートと第1級アミンとの付加生成物であることを特徴と
    する請求項6に記載の方法。
  9. 【請求項9】 クリアコートが、ラジカル重合、付加反
    応、縮合反応、およびこれらの組合せからなる群から選
    択される反応によって硬化させることができる架橋シス
    テムを有することを特徴とする請求項1から8のいずれ
    か一項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 クリアコートが、1成分系クリアコー
    トおよび多成分系クリアコートからなる群から選択され
    ることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記
    載の方法。
  11. 【請求項11】 クリアコートが、少なくとも1種の水
    酸基官能性バインダーおよび少なくとも1種の架橋剤を
    含有することを特徴とする請求項1から10のいずれか
    一項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 多層塗膜を、自動車車体および自動車
    車体部品からなる群から選択される支持体に塗布するこ
    とを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載
    の方法。
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