JP2002320612A - 高品質画像再構成のためのコンピュータ断層撮影(ct)重み付け法 - Google Patents
高品質画像再構成のためのコンピュータ断層撮影(ct)重み付け法Info
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Abstract
ピッチで走査して減弱度測定値の集合を収集し、扇形ビ
ーム(16)の各角度について、各集合が再構成平面に
最も近い少なくとも2つの測定値を含む測定値の直接及
び共役集合を特定し、これらの測定値を、ショート・ペ
ア及びロング・ペアを含む対の形に配列し、直接測定値
に再構成平面からのそれらの距離にしたがって重み付け
し、選択された直接対及び選択された共役対が同じz軸
位置を持つ点においてショート・ペアの寄与分をゼロに
重み付けするブレンド関数にしたがって、ショート・ペ
ア及びロング・ペアの直接測定値をブレンドする。この
ように重み付けされブレンドされたデータを使用して、
対象物の画像を再構成する。
Description
ータ断層撮影画像の再構成のための方法及び装置に関す
るものであり、より具体的には、このような再構成画像
の品質を改善するためにデータの重み付けを行うための
方法及び装置に関するものである。
ング(画像作成)システムの少なくとも1つの公知の構
成では、X線源から扇(ファン)形ビームを投射し、こ
の扇形ビームをデカルト座標系のX−Y平面(これは一
般に「イメージング平面」と呼ばれる)に沿うようにコ
リメートする。このX線ビームは、撮影対象物、例えば
患者を通り抜ける。X線ビームは該対象物によって減弱
した後に放射線検出器アレイに入射する。検出器アレイ
で受けた、減弱したビームの放射線の強さは、対象物に
よるX線ビームの減弱度に依存する。アレイの各検出器
素子は、その検出位置におけるビーム減弱度の測定値で
ある別々の電気信号を発生する。全ての検出器からのこ
れらの減弱度測定値は、別々に収集されて透過分布を形
成する。
源及び検出器アレイはガントリと共に撮影対象物の周り
をイメージング平面内で回転して、X線ビームが対象物
を横切る角度が絶えず変化するようにする。一ガントリ
角度における検出器アレイからの一群の減弱度測定値、
すなわち投影データが、「ビュー(view)」と呼ばれてい
る。対象物の「スキャン(scan)」は、X線源及び検出器
が一回転する間に様々なガントリ角度すなわち撮影角度
(ビュー角度)で取得されたビューの集合で構成され
る。
物を切断する2次元スライスに対応する画像を構成する
ように処理される。投影データの集合から1つの画像を
再構成する一方法が、当該分野ではフィルタ補正逆投影
法と呼ばれている。この手法では、スキャンからの減弱
度測定値を「CTナンバー」又は「ハウンスフィールド
単位」と呼ばれる整数に変換し、この整数を使用して陰
極線管表示装置内の対応する画素の輝度を制御する。
査時間を短縮するために、「ヘリカル(螺旋)」走査を
行うことができる。「ヘリカル」走査を行うためには、
ガントリの回転と同期して患者を移動させながら、所定
数のスライスのデータを収集する。このようなシステム
は、扇形ビーム・ヘリカル走査から単一のヘリックス(h
elix) を生成する。扇形ビームによってマッピングされ
たヘリックスは投影データを形成し、この投影データか
ら所定のスライスにおける画像を再構成し得る。走査時
間を短縮するのに加えて、ヘリカル走査では、注入造影
剤の使用法の改良、任意の位置における画像再構成の改
善、3次元画像の改良のような、他の利点が得られる。
(pre-patient) コリメータを介して投射され、該コリメ
ータは患者の軸すなわちz軸の方向のX線ビーム分布を
限定する。少なくとも1つの公知のCTイメージング・
システムでは、3:1及び6:1のヘリカル・ピッチに
ついて走査モード及び対応する再構成方法が具現化され
ている。6:1のヘリカル・ピッチのモードは、撮影対
象範囲が大きく、また3:1のヘリカル・ピッチのモー
ドよりもz軸に沿った走査が速いので、「高速」モード
と呼ばれている。しかしながら、この高速モードに使用
される走査及び再構成手法として、より大きいヘリカル
・ピッチ、例えば8:1以上のピッチで走査するのに適
したものは見出されていない。これらの手法に適したも
のが見出されていない1つの理由は、6:1高速モード
が共役サンプリング対を使用しており、これらの共役サ
ンプリング対が一般に8:1以上のピッチにおいてもは
や有効でないためである。
tion) を行うことなく、かなり大きいピッチにおける収
集されたデータから得ることの出来る最も薄いスライス
感度分布を構成する方法及び装置を提供することが望ま
しい。更に、様々な数の検出器列(row) を備えるCTイ
メージング・システムに複数のピッチで適用できる方法
及び装置を提供することも望ましい。
ある。本方法では、選択されたヘリカル・ピッチで対象
物を走査して、減弱度測定値の集合(set) を収集する。
扇形放射線ビームの各々の角度に対して、減弱度測定値
の直接及び共役集合を特定し、これらの集合の各々は再
構成平面に最も近い少なくとも2つの測定値を含むよう
にする。直接及び共役測定値を使用して、測定値を対に
して配列する。これらの対にはショート・ペア(short p
air;距離の短い方の対)及びロング・ペア(longpair;
距離の長い方の対) が含まれる。直接測定値には、それ
らの再構成平面からの距離にしたがって重みを付ける。
ショート・ペア及びロング・ペアの直接測定値をブレン
ド関数(blending function) にしたがってブレンドす
る。ブレンド関数は、選択された直接対及び選択された
共役対が同じz軸位置を持つ点において、ショート・ペ
アの寄与分をゼロに重み付けする。この重み付けされブ
レンドされたデータを使用して、対象物の画像を再構成
する。
ューションを行うことなく、かなり大きいピッチにおけ
る収集されたデータから薄いスライスの感度分布を提供
することが理解されよう。更に、本発明の実施の形態に
よる方法及び装置は、様々な数の検出器列を備えるCT
イメージング・システムに複数のピッチで適用できる。
スキャナを表すガントリ12を含むものとしてコンピュ
ータ断層撮影(CT)イメージング・システム10が示
されている。ガントリ12はX線源14を有し、X線源
14はガントリの反対側にある検出器アレイ18へ向か
ってX線ビーム16を投射する。検出器アレイ18は複
数の検出器素子20によって形成されており、これらの
検出器素子20は一緒に対象物(例えば、患者)22を
通過した投射X線を検知する。検出器アレイ18は単一
スライス型又はマルチスライス型の構成で製作しうる。
各検出器素子20は、それに入射するX線ビームの強さ
を表す電気信号電気信号を発生する。X線ビームは患者
22を通過するとき、X線ビームは減弱する。X線投影
データを収集するための走査の際に、ガントリ12及び
それに装着された部品は回転中心24の周りを回転す
る。
はCTシステム10の制御機構26によって制御され
る。制御機構26は、X線源14へ電力及びタイミング
信号を供給するX線制御装置28と、ガントリ12の回
転速度及び位置を制御するガントリ・モータ制御装置3
0とを含んでいる。制御機構26内のデータ収集システ
ム(DAS)32は検出器素子20からのアナログ・デ
ータをサンプリングして、該データをその後の処理のた
めにディジタル信号へ変換する。画像再構成装置34
は、DAS32からサンプリングされディジタル化され
たX線データを受け取って、高速画像再構成を実行す
る。再構成された画像はコンピュータ36へ入力として
供給される。コンピュータ36は該画像を大容量記憶装
置38に格納する。
えたコンソール40を介してオペレータから指令及び走
査パラメータも受け取る。付設された陰極線管表示装置
42によりオペレータは再構成された画像及びコンピュ
ータ36からの他のデータを観察することが出来る。コ
ンピュータ36はオペレータにより供給された指令及び
パラメータを使用して、制御信号及び情報をDAS3
2、X線制御装置28及びガントリ・モータ制御装置3
0へ供給する。さらに、コンピュータ36は、ガントリ
12内に患者22を位置決めするように電動テーブル4
6を制御するテーブル・モータ制御装置44を作動す
る。具体的に述べると、テーブル46は患者22の各部
分をガントリ開口48の中に通すように移動させる。
50が、z軸に直交し且つX線源14の焦点52の中心
を通る平面として定義される。ガントリ平面50は、検
出器アレイ18をz軸方向において正確に二分する。ま
た、ガントリ平面50は、従来では1A及び1Bと参照
符号が付される検出器アレイ18の列(マクロ列(macro
-row) としても知られている)の間を通る。(ここで、
各列はガントリ平面50から順次番号を付けられてお
り、また、文字「A」及び「B」は、各列がガントリ平
面のどの側にあるかを特定するために付されている。図
3には、列2B及び列1Bのみが示されている。)。図
3において、平面54及び56は検出器列2B及び列1
Bの中心にそれぞれ関連した平面である。
(14)位置に対して検出器アレイ18のマクロ列(例
えば、1B、2B)によって測定される扇形X線ビーム
16の全ての射線が、z軸に直交する平面(例えば、5
4、56)内に延在すると仮定している。ガントリ平面
50までのその距離により、この関連する平面が一義的
に特徴付けられる。その距離は、選択された開口(4ス
ライス型システムでは、4×5mm、4×3.75m
m、4×2.5mm、4×1.25mm)に依存する。
平面56及び54は(それぞれ、点58及び60で)z
軸を横切り、その場所で関連する検出器アレイ18のマ
クロ列のz軸中心が投影する。
ジング・システムでは、2D(すなわち、2次元)逆投
影に依る1つ以上のプログラムが含まれている。従っ
て、個別の線積分の円錐角度が無視されており、また所
与の線源(14)位置で且つ所与の検出器アレイ18の
列(例えば、1B又は2B)によって要求される全ての
射線が、z軸と直交する単一の平面(例えば、54、5
6)に属しているものとして記述されている。この平面
は、ガントリ平面までのその距離によって一義的に記述
される。
の座標系(O,x,y,z)及び(O’,x’,y’,
z’)を表す。第1の座標系、すなわちガントリ基準系
(O,x,y,z)は、ガントリ12に関連していて、
ガントリ平面50が点Oを通り且つx軸及びy軸を含む
ようになっている。第2の座標系、すなわち患者基準系
(O’,x’,y’,z’)は、第1の基準系(O,
x,y,z)から平行移動されていて、患者テーブル4
6に関連している。患者基準系(O’,x’,y’,
z’)において、時刻=0でのガントリ平面50の座標
は「ztable_zero’」と表示されている。患者基準系
(O’,x’,y’,z’)において、再構成画像平面
62の座標は「zimage’」と表示されている。(図1に
おけるように、アイソセンタ24上で投影される)各検
出器(18)列は、ガントリ座標系(O,x,y,z)
において、関連するz座標 dzrow[i]を持つ。ここ
で、i=1,...,(列の数)、である。例えば、4×
5mmの4スライス型システム10の場合、 dzrowd
[1]=−7.5mm、 dzrow[2]=−2.5mm、
dzrow[3]=+2.5mm、 dzrow[4]=+7.5
mmである。8×2.5mmの8スライス型システム1
0の場合、 dzrow[1]=−8.75mm、 dzrow
[2]=−6.25mm、 dzrow[3]=−3.75m
m、 dzrow[4]=−1.25mm、 dzrow[5]=+
1.25mm、 dzrow[6]=+3.75mm、 dzrow
[7]=+6.25mm、 dzrow[8]=+8.75m
m、である。
1)×dzview−zimage’) ここで、「iview 」はビュー・インデックスであり(時
刻=0において、1に等しい)、及び「dzview」は2つ
のビューの間のz増分である。
メージング・システム10の一実施の形態での7:1の
ピッチは、最悪な円錐角度効果の最適な除去を行うと共
に、共役射線インターレースを提供する。一実施の形態
では、このような走査モードにおいて、再構成平面62
が検出器アレイ18を一方の縁から他方の縁まで横切る
のに8/7回転が必要である。この実施の形態では、マ
クロ列の半分の補外が可能になり、又は、列1の中心か
ら列8の中心までの正確に完全な1回転が可能になる。
円錐ビーム・アーティファクトの除去のためには、一実
施の形態ではオーバースキャン重み付けを使用して、線
源の8/7(又はそれ以上の)回転が所与の画像平面6
2に寄与するようにする。
般距離関数計算にしたがって行う。簡単な直線補間/補
外を実施し得る。直線補間/補外で生じる重み微分不連
続性を除くために、公知の一般化距離関数方式を使用し
て、列から列への移行を滑らかにすることが出来る。
・システム10では、各投影において4個又は8個のい
ずれかのサンプルを得ることができる。より正確な補間
/補外を行うために、各投影からの複数の利用可能なサ
ンプルを用いて、より高次の計算を行うことが望まし
い。このような高次の計算は画像品質テスト・ベッド上
で容易に実施することができるが、データの流れの変化
により、このような計算をイメージング・システム10
の画像作成器部内に実際に組み入れることは困難であ
る。
実施の形態では非線形重みが使用されるけれども)デー
タ自体において非線形計算を行うことなく、より高次の
補間が行われる。重みは修正した一般補間関数から、例
えば、Shannon-Whittier補間で使用されているようなア
ポダイズした(apodized)sinc()関数から、導き出
される。
の点のみが使用されるとき、イ)2つのサンプルに対す
る重みの和が1.0になるように、且つロ)重み関数が
微分不連続性を生じないように、特定の一般化距離関数
が導き出される。
施の形態におけるように、2つより多い点を使用すると
き、重みの和は1.0に正規化される。この制約は、一
般化重み関数を設計するとき、明らかに考慮されていな
い。正規化は、例えば、所与の推定値に寄与する各列に
関連した重みを計算して、各々の重みの寄与分をこれら
の重みの和で割算することによって、行われる。
態では、再構成平面(POR)62内の単一の射線につ
いての2つの測定値が、POR62に関して患者22を
通る異なる角度の射線に沿っている。これは、マルチス
ライス型システム10で収集されたデータについての円
錐ビーム効果に起因する。患者22の体動が無い場合で
も、(0,2π)界面において生じるデータの不連続性
を取り扱うためにオーバースキャン重みが使用される。
マクロ列の範囲の半分を超えるz方向における投影デー
タの補外により、所与の画像平面再構成に寄与する少な
くとも(8/7)×2πに相当のスーパービュー(super
view) が得られる。360度を超える量はオーバースキ
ャン重みの適用を可能にし、(0,2π)界面において
生じる円錐角度不連続性のブレンドを可能にする。別の
実施の形態では、補外に対する代替例として、(線源角
度において)2π離れて収集された投影データを補間の
ために使用する。
みは次のように書き表される。
る。別の実施の形態では、オーバースキャン重みは次の
ように書き表される。
との間で変わり、δはパラメータである。
するために、「中心ビュー」が特定される。中心ビュー
はPOR62内にあるビュー、又はz方向においてPO
R62のz座標に最も近いビューである。アクセスしよ
うとする或る範囲のスーパービュー及びその範囲にわた
るヘリカル重みが決定される。所与の列及び所与の線源
位置に対するヘリカル重みは、一実施の形態では、関数
呼び出しによって決定され、これは模範的な実施の形態
では次のように書き表される。
unc_type,hw_mode) 。
は補外を指定し、「func_type」は一般化距離関数イン
デックスであり、「hw_mode」は補間又は補外を使用す
るか否かを示す。ヘリカル重みを正規化して、画像平面
62に寄与する全ての列に対するその合計が1.0にな
るようにする。
れる。このような実施の形態では、合算される画像の数
(すなわち、z平滑化カーネル点の数)にわたるループ
を使用して、最終的な重みが決定される。
実施の形態では、各々のビュー角度に対してN列(N個
のスライス)の投影データが収集される。データを収集
するヘリカル・ピッチpの定義は、次のように書き表さ
れる。
おけるスライス幅] =(ΔZr)/(Δz)。
は、画像平面62内のX線の所与の射線に対して、2つ
以上のサンプルが収集される。この実施の形態ではピッ
チが比較的遅いので、サンプリングが増大すると共に、
IQ、ノイズ、患者の体動及び時間的分解能の間でのト
レードオフ(妥協点の検討)が増大する可能性がある。
では、画像平面62内の所与の射線に対して、2つの異
なる線源(14)位置について2つのサンプルが得ら
れ、これはX線源14に対してmA電流の低減を可能に
し、またヘリカル重み付け再構成のために少なくとも2
つのサンプルを提供する。
実施の形態では、幾つかの射線が2回サンプリングさ
れ、他の射線は1つの線源(14)位置でのみサンプリ
ングされる。唯1つの線源位置でサンプリングされる射
線に対して、ヘリカル重み付けは、「セグメント再構
成」(すなわち、「ハーフスキャン再構成」)における
ように列間補間を使用して行われる。別の実施の形態で
は、部分的スキャン再構成の使用に対する代替例とし
て、補間付きのオーバースキャンを使用する。
かの射線が1回サンプリングされ、他の射線は直接には
サンプリングされない。従って、画像品質は他の実施の
形態に比べて劣る。
実施の形態では、円錐アーティファクトの除去を達成す
るために、最適化したピッチ及びヘリカル重みの組合せ
を使用する。Nスライス型スキャナ10において検出器
アレイ18の(ガントリ平面50から数えた)列数Cに
関連した円錐ビーム・アーティファクトを低減するのに
最適なピッチは、2C−1である。アイソセンタにおけ
る列(又はスライス)開口はΔzである。
において、多列型スキャナ10のスライス番号Cに関連
した円錐ビーム・アーティファクトを低減するのに最適
なピッチが使用される。線源14が位置S0 にある場
合、最悪の円錐角度を持つ画像再構成平面62は、線源
位置S0 に関連した、z軸に直交する平面64から(C
−1/2)Dzだけずれている。
にあって、ちょうど再構成平面62内に位置する。更に
180度回転した後、線源14は位置S2 にあって、線
源位置S0 の円錐角度とは全く逆に再構成平面62を通
る円錐角度を持つ。
応する画像平面62に対して3つの測定値が収集され
る。S0 及びS2 のデータは反対の角度で収集されるの
で、それらに関連するアーティファクトは平均化するこ
とにより除去される。S1 のデータは一平面内で収集さ
れ、従って、円錐角度による誤差はない。(イメージン
グ・システム10が検出器アレイ18内に偶数の列を有
している実施の形態では、S1 のデータは2つの隣り合
う列の測定値の平均として収集される。)従って、N=
2N’であるNスライス型イメージング・システム10
の場合、最悪の場合の円錐角度が外側のスライスに関連
しており、円錐角度アーティファクトの除去のための最
良のヘリカル・ピッチは2N’−1=N−1である。
再構成に寄与する線源位置の範囲を記述するために、中
心のビューが時計の12時の位置(線源角度β=0)に
おけるものと仮定する。RowO=0.0の場合の線源
角度オーバーラップ範囲66が時刻6時の位置付近に示
されている。ここで、RowOは、円錐ビーム・アーテ
ィファクトの除去のためのヘリカル重み付けに使用され
るオーバーラップの量を記述するパラメータである。検
出器アレイ18が8列を有している実施の形態では、線
源角度オーバーラップ範囲66は、列1に対する列補外
状態を持ち且つ列8に対する列補間状態を持つ第1の範
囲68を含む。線源角度オーバーラップ範囲66はま
た、列8に対する列補外状態を持ち且つ列1に対する列
補間状態を持つ第2の範囲70も含む。
るものから始まって最後のビューまでの線源位置を含む
重み付けが使用される。図6の場合を使用し(すなわ
ち、再構成平面62が線源角度β=0、すなわち時刻1
2時の位置(これはまた、寄与するビュー角度の起点に
おける中心ビューを定める)にあると仮定し)、更にテ
ーブル46がテーブル係止位置からイメージング・シス
テム10のガントリ開口48の中へ移動していると仮定
すると、下記のように書き表される線源位置で、寄与す
るデータが収集される。
+RowO)/7)π 。
((8+RowO)/7)π(モジューロ2π)との間
オーバーラップする。より詳しく述べると、図7におい
て、線源角度が((8+RowO)/7)π≦β≦−π
である場合、列1は列補外状態にある。図8では、線源
角度((6−RowO)/7)π≦β≦π は同じ範囲を
カバーし、列8は列補間状態にある。図7及び8におい
て、ガントリ平面50は点Oにおいて回転軸すなわちz
軸と交差し、平面72及び74は検出器列1A及び1B
の中心にそれぞれ関連した平面である。
O)/7)π である場合、列1は列補間状態にある。線
源角度π≦β≦((8+RowO)/7)π は同じ範囲
をカバーし、列8は列補外状態にある。
値を増大させることは、円錐アーティファクトを更に除
去するために使用するスーパービューの数を増大させる
ことに対応する。従って、所与の線積分の3つの測定値
が収集されるとき、線積分の同じ端にある2つの測定値
は、それらの一方が列補外状態で収集され、且つ他方の
測定値が列補間状態で収集されるようになっている。
も生じない。例えば、列補外は線積分が線源オーバーラ
ップ領域66内の線源(14)位置から測定されるとき
のみ生じ得る。また、少なくとも1つの公知のHQ(高
品質)画像再構成アルゴリズムは補間/補外のために共
役測定値を考慮している。しかしながら、公知のアルゴ
リズムは、本発明の実施の形態のように、扇形内の移行
領域を考慮してはいない。
測定値は、「直接測定値」と表示されている。7:1の
ピッチの場合、全ての直接測定値の各々に対して、異な
る線源(14)角度で収集された同じ線積分の1つ又は
2つの他の測定値、或いは測定値の集合のいずれかがあ
る。唯一つの他の測定値があるとき、該他の測定値は異
なる線源角度(モジューロ2π)で生じ、「共役測定
値」と表示される。異なる線源(14)角度で収集され
た2つの他の測定値があるとき、2つの場合が可能であ
る。第1の場合では、直接測定値が線源オーバーラップ
区間内にない線源角度で収集されて、2つの共役測定値
がオーバーラップ領域内にあってモジューロ2πに等し
い線源角度で収集される。第2の場合では、直接測定値
がオーバーラップ領域内にある線源角度から生じて、オ
ーバーラップ領域内にない線源角度で収集される共役測
定値とモジューロ2πの同じ線源角度で収集されるもう
一つの直接測定値が存在する。
理及び各線源位置についての複数の検出器(18)列に
わたるループ処理が、POR62に最も近い2つの直接
測定値列より成る集合を選択する。2つの直接測定値の
うちのPOR62に一層近い方の測定値は、DS(短い
方の直接測定値)と表示される。また、2つの直接測定
値のうちの他方の測定値は、DL(長い方の直接測定値)
と表示される。POR62に最も近い2つの直接検出
器(18)列を特定する計算は、1つのビュー当り1回
実行することを必要とするだけである。次いで、共役線
源(14)位置が決定されると共に、該共役線源(1
4)位置において、POR62に最も近い2つの共役測
定値を供給する2つの検出器(18)列が決定される。
図9には、これらのサンプルが、短い方の直接測定値、
長い方の直接測定値、短い方の共役測定値及び長い方の
共役測定値をそれぞれ表すDS、DL、CS及びCLと
して示されている。共役の2つの測定値DS及びCSが
POR62の互いに反対側にある場合、このサンプル対
は保持されて、図9に示されるように、ショート・ペア
(DS,CS)を定義する。この図では、傾斜する線L
は共役測定値に対する線積分の経路を表す。
クロスオーバー(cross-over)に起因してストリーク・ア
ーティファクトが生じる虞がある。従って、本発明の一
実施の形態では、測定値のロング・ペア(長い方の測定
値の対)も使用される。共役の測定値DS及びCSの両
方がPOR62の同じ側にある場合、POR62に最も
近い測定値(DS又はCSのいずれか)を見つけ、そし
て列のインデックスを±1だけ増分することによってそ
の他方の測定値を変更する。このように、直接測定値D
SがPOR62に最も近い第1の場合と、共役測定値C
SがPOR62に最も近い第2の場合がある。第1の場
合には、共役測定値を(共役列のスイッチングを用い
て、すなわち、符号CSとCLとを交換することによ
り)同じ(すなわち、共役)線源位置での測定値に切り
替え、且つ列を増分する。その結果、直接及び共役の位
置がPOR62の互いに反対側ある。第2の場合では、
直接測定値を(直接列の切換えを用いて、すなわち、符
号DSとDLとを交換することにより)切り替えて、そ
の結果、直接及び共役の位置がPOR62の互いに反対
側にあるようにする。この列インデックスの変更は、共
役線源位置が中心ビューに関して[−π,π]の範囲内
にある時は常に可能である。この場合、それは列補間状
態であり、POR62の両側の検出器列によりデータが
収集される。
値(DS1,CL1)がPOR62の同じ側にあると
き、測定値対(DS1,CL1)は異なる測定値対(D
S1,CS2)に切り替えられる。両方の最も近い測定
値が(水平線で表されている)POR62の同じ側にあ
り且つ共役測定値の方が最も近くにある場合、同様な状
況が生じる。その場合、直接測定値はもう一つの直接測
定値に切り替えられる。測定値を示す参照符号は切換え
の前(上)と後(下)で示されている。
度にわたるループは、直接射線にのみヘリカル重みを割
り当てるように実行される。共役測定値又は代わりの共
役測定値はアクセスされない(また、それらの測定値に
は、直接線源位置からのデータを処理するとき、ヘリカ
ル重みが割り当てられない)が、それらのサンプル位置
は直接測定値に対する重みを計算する際に使用される。
各々の共役測定値対は、直接測定値と見なされたとき、
重みが割り当てられる。
て、両方共に列補間状態と関連しているような共役測定
値の対を見つけることが常に可能である。従って、上述
の本発明の様々な実施の形態は、7:1のピッチの場合
にPOR62における任意の線積分のための対の選択を
常に行うことが出来る。
て本発明の一実施の形態で生じる3つの対選択状態を表
している。事例A(サンプルDLA、DSA及びCS
A)は、切換えが無い場合である。事例Bは、共役測定
値の切換えを使用する。事例Cは、直接測定値の切換え
を使用する。複数の水平の太線76は、考察している線
源(14)位置において得ることができる直接データを
表す。傾斜した線は78は共役列のデータを表す。図1
0は、検出器18が8列を有しているCTイメージング
・システムで7:1のピッチを表すように描いてある。
検出器アレイ18の2つの異なる列に対応する2つの測
定値を得ることができる。上述の本発明の実施の形態で
は、これらの測定値を特定するが、保持しない。これら
の2つの測定値をロング・ペア(1つは直接測定値D
L、1つは共役測定値CL)として保持しよう試みてみ
る。しかしながら、これらの測定値を「ロング・ペア」
として使用すると、その中に直接及び共役サンプル対が
その中の正確に同じz位置にあるようなクロスオーバー
領域における対のブレンド(pair blending) のための選
択範囲が広い状況ではストリーク・アーティファクトが
生じる。従って、本発明の一実施の形態では、ロング・
ペアは、再構成平面に最も近い2つの測定値DS及びD
Lによって与えられるものとして選択される。このロン
グ・ペアの選択により、非常にロバスト(確実)な画像
品質が得られると共に、選択された開口と比較してスラ
イスの広がりが最小限にされる(すなわち、薄い再構成
スライスが得られる)。8スライス型システムに対する
ピッチ7:1において、このような測定値は線源角度範
囲[−π,π]内において常に得ることができる。対の
選択プロセスの終わりに、3つの測定値DS、DL及び
CSを保持して、2つの対{DS,CS}及び{DS,
DL}を定める。
り得るサンプル対に対して2つのサンプルを分離する距
離の間の比較に依存する。PORの同じ側の2つの共役
射線の間の距離δzが減少するとき、2つの取り得る測
定値対サンプリング位置は次第に同様になり、δz>0
の限界内では、図8に示されるように、2つの測定値対
サンプル位置は一致する。このような場合、これらの2
つの対は先験的に等しく有効なサンプル対である。本発
明の実施の形態はこの場合に任意の選択をすることがで
きる。
対は、δzが所与の閾値より小さいときにブレンドされ
る。このようなブレンド処理は、より良好な患者照射線
量の利用及びノイズ低減、一つの対から次の対への滑ら
かな移行、並びに円錐角度アーティファクトの低減を生
じる。
L}によって定義される。本発明の少なくとも1つの実
施の形態では、測定値{DS,CS,DL,CL}が保
持されて、3つの対{DS,CS}、{DS,DL}及
び{DL,CL}に組み合わされる。これらの対の組合
せ及びブレンドについての詳細は以下に説明する。
能であるが、全ての状態が3つの利用可能なサンプルを
提供するわけではない。このような状況では、線源オー
バーラップ角度において発生する2つの測定値の一方は
列補間状態にあり、他方は列補外状態にある。所与の線
源位置でのデータが列補外状態にあるとき、余分な列に
対するデータが合成される。例えば、データは列毎に補
外され、すなわち、余分な列のデータを提供するように
投影データのパッチング(patching;継ぎ当て)が行わ
れる。このようなパッチングは、ピッチ7(又は5)に
おいて、1回転前(又は後)に収集されたデータが同じ
z位置にあるという事実を使用する。
/7)π,((8+RowO)/7)π]と書かれる境
界においてデータ寄与分がゼロまで次第に小さくなるこ
とを保証するため、[−((8+RowO)/7)π,
−((6−RowO)/7)π]及び[((6−Row
O)/7)π,((8+RowO)/7)π]と書かれ
る線源(14)オーバーラップ区間内でヘリカル重み付
けを行うことにより得られた合成プレーナー・データ
が、線源角度にのみ依存するフェザリング(feathering)
重みと乗算される。例えば、式0.1又は0.2に書か
れたもののようなオーバースキャン重みはフェザリング
のために使用される。図12は、RowO=0.0の場
合の模範的なフェザリングを表す。
いての2つのサンプルを分離する距離の間の比較に依存
する。POR62の同じ側の2つの共役射線の間の距離
が減少するとき、2つの可能な測定値対サンプリング位
置は次第に同様になる。距離がゼロに近づくような限界
内では、2つの対サンプリング位置は重なる。このよう
な場合、これらの2つの対は先験的に等しく有効なサン
プル対であり、一実施の形態は2つの対の1つを任意に
選択させることができる。
ショート・ペア測定値が1つの列から次の列へジャンプ
するクロスオーバー点にストリークが生じる。従って、
一実施の形態では、2つの対は、δzが所定の閾値より
小さいときにブレンドされる。このようなブレンド処理
は、より良好な患者照射線量の利用及びノイズ低減、一
つの対から次の対への滑らかな移行、並びに円錐角度ア
ーティファクトの低減を生じる。
は、BlendW がロング・ペアのサンプルを重み付けし、
CompBlendW がショート・ペアのサンプルを重み付けす
る。中間変数xxxは次のように書き表される。
R62までの代数的距離であり、(dzg_PairS)はCS
サンプルとDSサンプルとの間の代数的距離である。
次の疑似コードによって記述される。
ンド・ライン・パラメータである);0<PB≦1.0
であり、PBは、薄いスライスに対しては0.0に近
く、より厚いSSPに対しては1.0に近い、 if((0<xxx)&&(xxx≦DBP×PairBlendMax)){ BlendW=LPW;//完全にブレンドされたときのロング・ペア寄与分 } else if (xxx≦PairBlendMax){ BlendW=LPW×P_feather[1.0-((xxx−DBP×PairBlendMax)/(PairBlendMax× (1-DBP))] } else [ BlendW=0.0; ] 。
u) は、前に述べた模範的なブレンド関数のうちの1つ
のような重みブレンド関数である。
は、ロング・ペアが多く寄与するクロスオーバー点付近
を除いて、ショート・ペアが最も多く寄与する。クロス
オーバー状態が生じるときのような、xxx がゼロに近づ
く限界において、ショート・ペア・サンプルに属する重
みは消失する消滅する。
決定し、クロスオーバー点でショート・ペアの寄与を強
制的にゼロにする一実施の形態を表す。
設定される(第2のコマンド−ライン・パラメータ;典
型的には、PB/2.0に設定される); DNPB=0.5; If(xxx<(DNPB×NoShortPair)){ } else if((xxx>(DNPB×NoShortPair))&&(xxx≦NoShortPair)){ BlendRegW=P_feather[(xxx−(DNPB×NoShortPair))/((1.0-DNPB)×NoShort Pair)]; } else if(xxx≧NoShortPair)){ BlendRegW=1.0; } 。
は、サンプルとPOR62との間の距離及び考察中の対
の中の2つのサンプルの間の距離の関数として決定され
る。この手順により、(ショート・ペアに対して)重み
wd及びwc、並びに(ロング・ペアに対して)重みw
dL及びwcLが得られる。これらの重みは、例えば、
直線補間により、又は平滑化関数を使用して、決定する
ことができる。
終的な重み計算及び正規化を記述する。 wn=wd+wc; Sbw=CompBlendW*BlendRegW ;//この積は最終的
なショート・ペア寄与分を決定する、 Lbw=1.0− Sbw; wd*=Sbw/wn; wc*=Sbw/wn; wn=wdL+wcL; wdL*=Lbw/wn; wcL*=Lbw/wn; wn=2.0*Lbw+Sbw; wd/=wn; wc/=wn; wdL/=wn; wcL/=wn; 。
デフォルト選択は、例えば、NPB=PB/2.0にす
ることができる。
施の形態では、3対のブレンド処理が次のように進行す
る。
n)計算が行われる。これらの計算は下記の式及び疑似コ
ードを使用して実行される。
れる。一実施の形態では、最終的な重み計算及び正規化
は以下の疑似コードによって記述される。 L3c=L3c0;//完全にブレンドされたときの第3対寄
与分 L3c*BlendRegW3;//第3の対規則化後の第3対寄与
分 Sc=1.0−L3c;//最初のショート・ペア寄与分 SbW=Sc*CompBlendW*BlendRegW;//規則化されたシ
ョート・ペア寄与分 L3bw=L3c*CompBlendW*BlendRegW;//規則化された
第3対寄与分 Lbw=1.0−(Sbw+L3bw);//規則化されたロング・ペア
寄与分 wn=wd+wc; wd*=Sbw/wn; wc*=Sbw/wn; wn=wdL+wcL; wdL*=Lbw/wn; wcL*=Lbw/wn; wn=wdL3+wcL3;//第3対ヘリカル重み正
規化係数 wn=2.0Lbw*Sbw+L3bw;//ヘリカル重
み正規化 wd/=wn; wc/=wn; wdL/=wn; wcL/=wn; wdL3/=wn;//最終的な第3対ヘリカル重み wcL3/=wn;。
補外の式から導き出される。しかしながら、直線モデル
は重みの第1導関数に不連続性を導入し、その結果、P
OR62が1つの列から次の列へ横切るときにストリー
ク・アーティファクトを生じる虞がある。ストリーク・
アーティファクトの可能性は、一実施の形態では、z平
滑化により低減され、平滑化ヘリカル重み付け関数の使
用によって更に軽減される。このような関数の例を図1
3、14及び15に示す。
施の形態では、アポダイズしたsinc()重み関数を
使用する。負のローブはゼロにフェザリングする。一般
的にΔz1 ≠Δz2 であることに留意されたい。ここ
で、Δzはサンプル相互間の間隔を表す。
明すると、SHE1ヘリカル重み付けを使用する。
て説明すると、SHE2ヘリカル重み付けを使用する。
2 −2x3 が適用される。
は、z平滑化方式の「x」係数を変更することによって
提供される。ここで、用語「x係数」はスライス拡大に
関するものである。例えば、x=1.2はスライスを2
0%拡大することを表し、x=2はスライスの厚さを2
倍にすることを表す、という風になる。スライス輪郭の
拡大により、z平滑化はヘリカル・アーティファクトを
低減し、また管電流の低減を可能にする。離散的な形で
は、z平滑化の式は次のように書き表される。
{1/3,1/3,1/3} )を表し、Tは項数(例えば、前の例
では3)を表し、Δβはz平滑化を介して最終的な再構
成画像に寄与する各々の画像平面の間のビュー増分であ
る。
ム(HQ−FAST)により作成されるスライス感度分
布は、ほぼ1.33の係数によるスライス拡大を提供す
る。該アルゴリズムは共役射線を考慮することなく列間
補間のみを使用しているので、実行するのが簡単で高速
である。HQ−FASTアルゴリズム用に保持されるピ
ッチはHQピッチを含んでいるので、スライス拡大係数
を1.3より大きくするz平滑化係数と共にHQアルゴ
リズムを使用することは効率が悪い。
つかの実施の形態では、2つの余分の列に対するデータ
を合成するための前の/後の回転により得られた整合す
るデータの補外及び取り出しから選択された方法を使用
する。これらの方法は、複数の処理されるビューの範囲
全体を通じて同様な処理ステップが使用されるように保
証する。
B)を、NPB<PBが常に「真」になる態様で使用す
る。NPB=0.5×PBをデフォルトとして使用する
ことができる。
ロング・ペアの限定された使用に対応する。PBの値が
約0.04より小さい場合、4列モードでピッチ3:1
の画像を持つ1つの公知のイメージング・システム10
でアーティファクトが現れ始める。PBの値が約0.1
より小さい場合、8列モードでピッチ7:1の画像を持
つ別の公知のイメージング・システムでアーティファク
トが現れ始める。PBの値が大きくなるとロング・ペア
の寄与分が増大する。限界では、LPWに対する適切な
デフォルト値(LPW=1.0)により、HQアルゴリ
ズムはHQ−Fアルゴリズムに変わる。
線源位置で収集されたデータ)は、下記のようにz平滑
化係数パラメータzsfの関数として与えられる。
ws+RowO+(zsf−1.0))/Pitch] 。
直接的には与えられない。しかしながら、スライス拡大
とzsfとの間の1対1の対応性が存在し、その場合、
スライス拡大パラメータは常にzsfパラメータよりも
小さい。この対応性は、様々なスキャン・データ収集手
法及びパラメータ設定のために実験やその結果の回帰を
経て経験的に決定される。
コンピュータ断層撮影(CT)イメージング・システム
を利用して対象物の画像作成するための方法を提供す
る。CTイメージング・システムは回転形ガントリ上に
放射線源及びマルチスライス型検出器アレイを含み、放
射線源は扇形放射線ビームを撮影対象物を通して検出器
アレイへ向けて投射するように構成されており、検出器
アレイは対象物を通過した放射線ビームの減弱度を表す
電気信号を発生するように構成された複数の検出器素子
を有している。CTイメージング・システムはまたガン
トリの回転軸によって定義されるz軸を持つ。一実施の
形態では、本方法は、CTイメージング・システムによ
り所与の選択されたヘリカル・ピッチで対象物を走査し
て、対象物についての減弱度測定値の集合を収集するス
テップを含む。本方法はまた、検出器アレイの一検出器
素子に対応する扇形放射線ビームの各々の角度に対し
て、減弱度測定値の直接集合と減弱度測定値の共役集合
とを特定するステップを含み、減弱度測定値のそれぞれ
の集合は再構成平面に最も近い少なくとも2つの測定値
を有しており、減弱度測定値の直接集合は線源角度β及
びファン角度γで収集された測定値であり、減弱度測定
値の共役集合はβ+π+2γ又はβ−π+2γのいずれ
かの線源角度及びファン角度−γで収集された測定値で
ある。本方法はさらに、特定された測定値集合の測定値
を対にして配列するステップを含み、該対は、再構成平
面の互いに反対側にあって再構成平面に最も近い直接測
定値及び共役測定値より成る少なくとも1つのショート
・ペア、並びに再構成平面の互いに反対側にある2つの
直接測定値より成る1つのロング・ペアを含んでいる。
本方法はまたさらに、直接測定値に再構成平面からのそ
れらの距離にしたがって重み付けするステップを含み、
ショート・ペア及びロング・ペアの重みは各々正規化さ
れている。本方法はまたさらに、ブレンド関数にしたが
ってショート・ペア及びロング・ペアの直接測定値をブ
レンドして、選択された直接対及び選択された共役対が
同じz軸位置を持つ点において、ブレンドに対するショ
ート・ペアの寄与分がゼロに重み付けされ、且つ該寄与
分がz軸から離れた距離で増大するようにするステップ
と、このように重み付けされブレンドされたデータをフ
ィルタ処理し逆投影して、対象物の画像を再構成するス
テップとを含む。
検出器アレイを有し、選択されたヘリカル・ピッチがN
−1又はN−3のいずれかであるCTイメージング・シ
ステムを利用する。別の実施の形態では、直接測定値に
重み付けする前記ステップは、直接測定値と再構成平面
との間の距離、及び各対の2つの測定値の間の距離の関
数としてヘリカル重みを決定することを含む。また一実
施の形態では、ヘリカル重みを決定するステップは、直
線補間/補外の式を利用してヘリカル重みを決定するス
テップを含む。更に別の実施の形態では、ショート・ペ
ア及びロング・ペアの直接測定値をブレンドするステッ
プは、ショート・ペアに保持されている共役測定値とシ
ョート・ペアに保持されている共役測定値に最も近い直
接測定値との間の距離に依存するブレンド関数を利用す
るステップを有する。
する。この実施の形態では、本方法は、CTイメージン
グ・システムにより所与の選択されたヘリカル・ピッチ
で対象物を走査して、対象物についての減弱度測定値の
集合を収集するステップを含む。本方法はまた、検出器
アレイの一検出器素子に対応する扇形放射線ビームの各
々の角度に対して、減弱度測定値の直接集合と減弱度測
定値の共役集合とを特定するステップを含み、減弱度測
定値のそれぞれの集合は再構成平面に最も近い少なくと
も2つの測定値を有しており、減弱度測定値の直接集合
は線源角度β及びファン角度γで収集された測定値であ
り、減弱度測定値の共役集合はβ+π+2γ又はβ−π
+2γのいずれかの線源角度及びファン角度−γで収集
された測定値である。本方法はさらに、特定された測定
値集合の測定値を対にして配列するステップを含み、こ
れらの対は、再構成平面の互いに反対側にあって再構成
平面に最も近い直接測定値及び共役測定値より成る少な
くとも1つのショート・ペア、並びに再構成平面の互い
に反対側にある2つの直接測定値より成る1つのロング
・ペア、更にショート・ペアに保持されている共役測定
値以外の共役測定値及びショート・ペアに保持されてい
ない直接測定値より成る第3の対を含んでいる。本方法
はまたさらに、直接測定値に再構成平面からのそれらの
距離にしたがって重み付けするステップを含み、ショー
ト・ペア、ロング・ペア及び第3の対の重みは各々正規
化されている。本方法はまたさらに、ブレンド関数にし
たがってショート・ペア、ロング・ペア及び第3の対の
直接測定値をブレンドして、選択された直接対及び選択
された共役対が同じz軸位置を持つ点において、ブレン
ドに対するショート・ペアの寄与分がゼロに重み付けさ
れ、且つ該寄与分がz軸から離れた距離で増大するよう
にするステップと、このように重み付けされブレンドさ
れたデータをフィルタ処理し逆投影して、対象物の画像
を再構成するステップとを含む。
・システム10は前記の方法の各ステップを実施するよ
うに構成されている。そのため、模範的な一実施の形態
では、画像再構成装置34が、ソフトウエア又はファー
ムウエアを使用して、前記の方法の各ステップを実施す
るように構成されている。
ューションを行うことなく、かなり大きいピッチにおけ
る収集されたデータから薄いスライスの感度分布を構成
すると認められる。更に、本発明の方法及び装置の実施
の形態は、様々な数の検出器列を備えるCTイメージン
グ・システムに複数のピッチで適用できる。
説明したが、当業者には本発明が特許請求の範囲に記載
の精神及び範囲内で変更しながら実施できることを理解
されよう。
れたマルチスライス円錐ビーム形状を表した、円錐角度
を誇張して示す略図である。
系を表すグラフである。
関連した円錐ビーム・アーティファクトを低減するため
に一実施の形態で使用される最適なピッチ角度を表す略
図である。
略図である。
が必然的に生じる意味として解釈されるべきでなく、本
発明の実施の形態では補間及び補外のために共役測定値
を考慮する)。
が必然的に生じる意味として解釈されるべきでなく、本
発明の実施の形態では補間及び補外のために共役測定値
を考慮する)。
つの測定値を表す略図である。
4つの測定値を表し、再構成平面の同じ側に一対の測定
値がある事例を表す略図である。
形態で生じる3つの対選択状態を表す略図である。
Claims (18)
- 【請求項1】 回転形ガントリ(12)上に放射線源
(14)及びマルチスライス型検出器アレイ(18)を
含み、前記放射線源が扇形放射線ビーム(16)を撮影
対象物を通して検出器アレイへ向けて投射するように構
成され、前記検出器アレイが対象物を通過した放射線ビ
ームの減弱度を表す電気信号を発生するように構成され
た複数の検出器素子(20)を有しており、ガントリの
回転軸(24)によって定義されるz軸を持っている形
式のコンピュータ断層撮影(CT)イメージング・シス
テム(10)を利用して、対象物(22)の画像を作成
するための方法であって、 CTイメージング・システムにより所与の選択されたヘ
リカル・ピッチで対象物を走査して、対象物についての
減弱度測定値の集合を収集するステップと、 検出器アレイの一検出器素子に対応する扇形放射線ビー
ムの各々の角度に対して、減弱度測定値の直接集合と減
弱度測定値の共役集合とを特定するステップであって、
該減弱度測定値のそれぞれの集合は再構成平面(62)
に最も近い少なくとも2つの測定値を有しており、減弱
度測定値の直接集合は線源角度β及びファン角度γで収
集された測定値であり、減弱度測定値の共役集合はβ+
π+2γ又はβ−π+2γのいずれかの線源角度及びフ
ァン角度−γで収集された測定値である、該ステップ
と、 前記特定された測定値集合の測定値を対にして配列する
ステップであって、該対は、再構成平面の互いに反対側
にあって再構成平面に最も近い直接測定値及び共役測定
値より成る少なくとも1つのショート・ペア、並びに再
構成平面の互いに反対側にある2つの直接測定値より成
る1つのロング・ペアを含んでいる、該ステップと、 直接測定値に再構成平面からのそれらの距離にしたがっ
て重み付けするステップであって、ショート・ペア及び
ロング・ペアの重みは各々正規化されている、ステップ
と、 ブレンド関数にしたがってショート・ペア及びロング・
ペアの直接測定値をブレンドして、選択された直接対及
び選択された共役対が同じz軸位置を持つ点において、
ブレンドに対するショート・ペアの寄与分がゼロに重み
付けされ、且つ該寄与分がz軸から離れた距離で増大す
るようにするステップと、 前記の重み付けされブレンドされたデータをフィルタ処
理し逆投影して、対象物の画像を再構成するステップ
と、を含む前記方法。 - 【請求項2】 前記マルチスライス型検出器アレイ(1
8)がN列を持ち、前記選択されたヘリカル・ピッチが
N−1又はN−3のいずれかである、請求項1記載の方
法。 - 【請求項3】 直接測定値に重み付けする前記ステップ
は、直接測定値と再構成平面(62)との間の距離、及
び各対の2つの測定値の間の距離の関数としてヘリカル
重みを決定することを含む、請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 ヘリカル重みを決定する前記ステップ
は、直線補間/補外の式を利用してヘリカル重みを決定
するステップを含む、請求項3記載の方法。 - 【請求項5】 ショート・ペア及びロング・ペアの直接
測定値をブレンドする前記ステップは、ショート・ペア
に保持されている共役測定値とショート・ペアに保持さ
れている共役測定値に最も近い直接測定値との間の距離
に依存するブレンド関数を利用するステップを有する、
請求項1記載の方法。 - 【請求項6】 回転形ガントリ(12)上に放射線源
(14)及びマルチスライス型検出器アレイ(18)を
含み、前記放射線源が扇形放射線ビーム(16)を撮影
対象物を通して検出器アレイへ向けて投射するように構
成され、前記検出器アレイが対象物を通過した放射線ビ
ームの減弱度を表す電気信号を発生するように構成され
た複数の検出器素子(20)を有しており、ガントリの
回転軸(24)によって定義されるz軸を持っている形
式のコンピュータ断層撮影(CT)イメージング・シス
テム(10)を利用して、対象物(22)の画像を作成
するための方法であって、 CTイメージング・システムにより所与の選択されたヘ
リカル・ピッチで対象物を走査して、対象物についての
減弱度測定値の集合を収集するステップと、 検出器アレイの一検出器素子に対応する扇形放射線ビー
ムの各々の角度に対して、減弱度測定値の直接集合と減
弱度測定値の共役集合とを特定するステップであって、
該減弱度測定値のそれぞれの集合は再構成平面(62)
に最も近い少なくとも2つの測定値を有しており、減弱
度測定値の直接集合は線源角度β及びファン角度γで収
集された測定値であり、減弱度測定値の共役集合はβ+
π+2γ又はβ−π+2γのいずれかの線源角度及びフ
ァン角度−γで収集された測定値である、該ステップ
と、 前記特定された測定値集合の測定値を対にして配列する
ステップであって、該対は、再構成平面の互いに反対側
にあって再構成平面に最も近い直接測定値及び共役測定
値より成る少なくとも1つのショート・ペア、並びに再
構成平面の互いに反対側にある2つの直接測定値より成
る1つのロング・ペアを含んでいると共に、ショート・
ペアに保持されている共役測定値以外の共役測定値とシ
ョート・ペアに保持されていない直接測定値とより成る
第3の対を含んでいる、該ステップと、 直接測定値に再構成平面からのそれらの距離にたがって
重み付けするステップであって、ショート・ペア、ロン
グ・ペア及び第3の対の重みは各々正規化されている、
該ステップと、 ブレンド関数にしたがってショート・ペア、ロング・ペ
ア及び第3の対の直接測定値をブレンドして、選択され
た直接対及び選択された共役対が同じz軸位置を持つ点
において、ブレンドに対するショート・ペアの寄与分が
ゼロに重み付けされ、且つ該寄与分がz軸から離れた距
離で増大するようにするステップと、 前記の重み付けされブレンドされたデータをフィルタ処
理し逆投影して、対象物の画像を再構成するステップ
と、を含む前記方法。 - 【請求項7】 前記マルチスライス型検出器アレイ(1
8)がN列を持ち、前記選択されたヘリカル・ピッチが
N−1又はN−3のいずれかである、請求項6記載の方
法。 - 【請求項8】 直接測定値に重み付けする前記ステップ
は、直接測定値と再構成平面(62)との間の距離、及
び各対の2つの測定値の間の距離の関数としてヘリカル
重みを決定することを含む、請求項6記載の方法。 - 【請求項9】 ヘリカル重みを決定する前記ステップ
は、直線補間/補外の式を利用してヘリカル重みを決定
するステップを含む、請求項8記載の方法。 - 【請求項10】 回転形ガントリ(12)上に放射線源
(14)及びマルチスライス型検出器アレイ(18)を
含み、前記放射線源が扇形放射線ビーム(16)を撮影
対象物を通して検出器アレイへ向けて投射するように構
成され、前記検出器アレイが対象物を通過した放射線ビ
ームの減弱度を表す電気信号を発生するように構成され
た複数の検出器素子(20)を有しており、ガントリの
回転軸(24)によって定義されるz軸を持っている形
式の、対象物(22)の画像を作成するためのコンピュ
ータ断層撮影(CT)イメージング・システム(10)
であって、 CTイメージング・システムにより所与の選択されたヘ
リカル・ピッチで対象物を走査して、対象物についての
減弱度測定値の集合を収集し、 検出器アレイの一検出器素子に対応する扇形放射線ビー
ムの各々の角度に対して、減弱度測定値の直接集合と減
弱度測定値の共役集合とを特定し、該減弱度測定値のそ
れぞれの集合が再構成平面(62)に最も近い少なくと
も2つの測定値を有し、減弱度測定値の直接集合が線源
角度β及びファン角度γで収集された測定値であり、減
弱度測定値の共役集合がβ+π+2γ又はβ−π+2γ
のいずれかの線源角度及びファン角度−γで収集された
測定値であるようにし、 前記特定された測定値集合の測定値を対にして配列し、
該対は、再構成平面の互いに反対側にあって再構成平面
に最も近い直接測定値及び共役測定値より成る少なくと
も1つのショート・ペア、並びに再構成平面の互いに反
対側にある2つの直接測定値より成る1つのロング・ペ
アを含むようにし、 直接測定値に再構成平面からのそれらの距離にしたがっ
て重み付けし、その際、ショート・ペア及びロング・ペ
アの重みは各々正規化されており、 ブレンド関数にしたがってショート・ペア及びロング・
ペアの直接測定値をブレンドして、選択された直接対及
び選択された共役対が同じz軸位置を持つ点において、
ブレンドに対するショート・ペアの寄与分がゼロに重み
付けされ、且つ該寄与分がz軸から離れた距離で増大す
るようにし、 前記の重み付けされブレンドされたデータをフィルタ処
理し逆投影して、対象物の画像を再構成するように構成
されている、コンピュータ断層撮影(CT)イメージン
グ・システム。 - 【請求項11】 前記マルチスライス型検出器アレイ
(18)がN列を持ち、前記CTイメージング・システ
ムは、N−1及びN−3から選択されたヘリカル・ピッ
チを含む選択されたヘリカル・ピッチで走査するように
構成されている、請求項10記載のCTイメージング・
システム。 - 【請求項12】 直接測定値に重み付けするため、前記
CTイメージング・システムは、直接測定値と再構成平
面(62)との間の距離、及び各対の2つの測定値の間
の距離の関数としてヘリカル重みを決定するように構成
されている、請求項10記載のCTイメージング・シス
テム。 - 【請求項13】 ヘリカル重みを決定するため、前記C
Tイメージング・システムは、直線補間/補外の式を利
用するように構成されている、請求項12記載のCTイ
メージング・システム。 - 【請求項14】 ショート・ペア及びロング・ペアの直
接測定値をブレンドするため、前記CTイメージング・
システムは、ショート・ペアに保持されている共役測定
値とショート・ペアに保持されている共役測定値に最も
近い直接測定値との間の距離に依存するブレンド関数を
利用するように構成されている、請求項10記載のCT
イメージング・システム。 - 【請求項15】 回転形ガントリ(12)上に放射線源
(14)及びマルチスライス型検出器アレイ(18)を
含み、前記放射線源が扇形放射線ビーム(16)を撮影
対象物を通して検出器アレイへ向けて投射するように構
成され、前記検出器アレイが対象物を通過した放射線ビ
ームの減弱度を表す電気信号を発生するように構成され
た複数の検出器素子(20)を有しており、ガントリの
回転軸(24)によって定義されるz軸を持っている形
式の、対象物(22)の画像を作成するためのコンピュ
ータ断層撮影(CT)イメージング・システム(10)
であって、 CTイメージング・システムにより所与の選択されたヘ
リカル・ピッチで対象物を走査して、対象物についての
減弱度測定値の集合を収集し、 検出器アレイの一検出器素子に対応する扇形放射線ビー
ムの各々の角度に対して、減弱度測定値の直接集合と減
弱度測定値の共役集合とを特定し、該減弱度測定値のそ
れぞれの集合は再構成平面(62)に最も近い少なくと
も2つの測定値を有し、減弱度測定値の直接集合が線源
角度β及びファン角度γで収集された測定値であり、減
弱度測定値の共役集合がβ+π+2γ又はβ−π+2γ
のいずれかの線源角度及びファン角度−γで収集された
測定値であるようにし、 前記特定された測定値集合の測定値を対にして配列し、
該対は、再構成平面の互いに反対側にあって再構成平面
に最も近い直接測定値及び共役測定値より成る少なくと
も1つのショート・ペア、並びに再構成平面の互いに反
対側にある2つの直接測定値より成る1つのロング・ペ
アを含んでいると共に、ショート・ペアに保持されてい
る共役測定値以外の共役測定値とショート・ペアに保持
されていない直接測定値とより成る第3の対を含んいる
ようにし、 直接測定値に再構成平面からのそれらの距離にたがって
重み付けし、その際、ショート・ペア、ロング・ペア及
び第3の対の重みは各々正規化されており、 ブレンド関数にしたがってショート・ペア、ロング・ペ
ア及び第3の対の直接測定値をブレンドして、選択され
た直接対及び選択された共役対が同じz軸位置を持つ点
において、ブレンドに対するショート・ペアの寄与分が
ゼロに重み付けされ、且つ該寄与分がz軸から離れた距
離で増大するようにし、 前記の重み付けされブレンドされたデータをフィルタ処
理し逆投影して、対象物の画像を再構成するように構成
されている、コンピュータ断層撮影(CT)イメージン
グ・システム。 - 【請求項16】 前記マルチスライス型検出器アレイ
(18)がN列を持ち、前記CTイメージング・システ
ムは、N−1及びN−3から選択されたヘリカル・ピッ
チを含む選択されたヘリカル・ピッチで走査するように
構成されている、請求項15記載のCTイメージング・
システム。 - 【請求項17】 前記直接測定値に重み付けするため、
前記CTイメージング・システムは、直接測定値と再構
成平面(62)との間の距離、及び各対の2つの測定値
の間の距離の関数としてヘリカル重みを決定するように
構成されている、請求項15記載のCTイメージング・
システム。 - 【請求項18】 ヘリカル重みを決定するため、前記C
Tイメージング・システムは、直線補間/補外の式を利
用し、高品質画像再構成のためにコンピュータ断層撮影
(CT)重み付けするように構成されている、請求項1
7記載のCTイメージング・システム。
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