JP2002320577A - 掃除機用小型発電機 - Google Patents

掃除機用小型発電機

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JP2002320577A
JP2002320577A JP2001130686A JP2001130686A JP2002320577A JP 2002320577 A JP2002320577 A JP 2002320577A JP 2001130686 A JP2001130686 A JP 2001130686A JP 2001130686 A JP2001130686 A JP 2001130686A JP 2002320577 A JP2002320577 A JP 2002320577A
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JP
Japan
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turbine
generator
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vacuum cleaner
wall
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Application number
JP2001130686A
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English (en)
Inventor
Masahiro Ishikawa
雅啓 石川
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Yashima Denki Co Ltd
Original Assignee
Yashima Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸引力の損失を少なくすること、塵埃の影響
を受け難くすること、簡素な構造で低コストを図ること
を実現する掃除機用小型発電機を提供する。 【解決手段】 塵埃通過経路の壁に、当該壁の内外に臨
出して且つ内外を気密にするように取付けられる本体1
と、この本体1の内部分1aのタービン室2に回転可能
に収容されるタービン10と、本体1の外部分1bに取
付けられる発電機19とを備える。内部分1aには、塵
埃通過経路の空気流をタービン10に当てるようにター
ビン室2と連通する吸気溝3が形成されている。内部分
1aは、上流側から下流側に向かって厚さが漸減してい
る。取付状態では、内部分1aの上流側に高圧力領域
が、内部分1aの中央付近から下流側にかけて低圧力領
域が発生し、その圧力差により、吸気溝3からタービン
室2に高速の空気流が生じ、タービン10が高速回転す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、掃除機の塵埃通
過経路を流れる空気流を利用して発電する掃除機用小型
発電機に関する。
【0002】
【従来の技術】電気掃除機は、一般に図8に示すよう
に、モータ、モータ制御回路、ダストパック等を内蔵す
る本体21と、本体21に接続されたホース29と、ホ
ース29に設けられた手元操作部31と、ホース29に
接続された延長管30と、延長管30の先端に取付けら
れた吸込具23とを備える。
【0003】このような電気掃除機用の小型発電機は、
塵埃通過経路(ホース29や延長管30)内に発生する
負圧により外気を吸入し、その外気でタービンを回転さ
せている。
【0004】例えば図9では、手元操作部31に小型発
電機が設けられている。ここでは、手元操作部31に吸
気孔33が形成されており、外気圧が吸込圧によって吸
気孔33より吸い込まれると、吸気流によってタービン
34が回転することにより、発電機32が回転し、電圧
が発生する。但し、小型発電機は、手元操作部31では
なく、ホース29や延長管30等の吸気経路に設けられ
る場合もある。
【0005】いずれにしても、小型発電機で発生した電
圧は、掃除機のゴミセンサ回路部37の電源電圧として
供給されたり、本体21のモータ制御回路の信号用電源
として使用されたり、或いは吸込具23に設けられたパ
ワーブラシ24の駆動用電源に使用されたりする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
小型発電機では、外気吸入によりタービン34を回転さ
せているため、吸引力の損失が大きく、仕事率が低下す
る。また、小型発電機をホース29や延長管30等の吸
気経路に設ける場合、大きな設置スペースを必要とする
ため、タービンが塵埃に晒される状態になり、タービン
に塵埃が絡み易く、発電効率が低下する。
【0007】更に、図9には示されていないが、従来の
構造では、タービン34の吸気部と排気部との圧力変化
が大きいため、圧力を調整する調整バルブを設ける場合
もあり、それが構造の複雑化、高コスト化の要因になっ
ている。
【0008】この発明は、そのような問題点に着目して
なされたものであって、吸引力の損失を少なくするこ
と、塵埃の影響を受け難くすること、簡素な構造で低コ
ストを図ることを実現する掃除機用小型発電機を提供す
ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明の請求項1記載の掃除機用小型発電機は、
掃除機の塵埃通過経路の壁に、当該壁の内外に臨出して
且つ内外を気密にするように取付けられる本体と、この
本体に取付けられた発電機と、前記壁内に臨出する本体
部分に形成されたタービン室に回転可能に収容されると
共に、前記発電機の回転軸に取付けられたタービンと、
前記塵埃通過経路の空気流をタービンに当てるように前
記壁内に臨出する本体部分にタービン室と連通して形成
された吸気溝とを備えることを特徴とする。
【0010】この小型発電機では、塵埃通過経路の壁内
に臨出する本体部分に形成されたタービン室に、塵埃通
過経路の空気流をタービンに当てるように壁内に臨出す
る本体部分に形成された吸気溝が連通しているので、塵
埃通過経路内の空気流の一部は、吸気溝を通ってタービ
ン室に流入し、タービンに当たり、タービンを回転させ
た後、塵埃通過経路内に戻る。つまり、塵埃通過経路内
の空気流によってタービンを回転させるので、外気吸入
を利用する従来に比べて、吸引力の損失を低減できる。
【0011】この小型発電機において、塵埃通過経路の
壁内に臨出する本体部分は、空気流の上流側の部分が空
気抵抗が大きく、下流側の部分が空気抵抗が小さい形状
とすれば、タービンをより高速回転させることができ
る。これは、塵埃通過経路内において、壁内に臨出する
本体部分の上流側に高圧力領域が生じ、その本体部分の
中央付近から下流側にかけて低圧力領域が発生すること
で、タービン室が減圧され、吸気溝の入口付近との圧力
差が大きくなるからである。この本体部分の上流側と下
流側で圧力差が生じることで、吸気溝からタービン室に
高速の空気流が発生し、タービンが高速回転する。ター
ビンを回転させた空気流は、タービン室から吸い出さ
れ、塵埃通過経路の空気流(本流)に合流する。
【0012】この結果、発電機の発電出力が向上するだ
けでなく、発電効率も良くなる。また、タービンと塵埃
の接触が少なくなるため、タービンへの塵埃の絡み付き
を軽減できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態により、この発
明を更に詳細に説明する。
【0014】その一実施形態に係る掃除機用小型発電機
の分解斜視図を図1の(a)に、組み立て後の斜視図を
図1の(b)に、図1の矢視Aから見た平面図を図2の
(a)に、同矢視Bから見た側面図を図2の(b)に、
同矢視Cから見た側面図を図3の(a)に、発電機と共
に同矢視Bから見た側面図を図3の(b)に示す。
【0015】この小型発電機は、掃除機の塵埃通過経路
(図8のホース29や延長管30等)40の壁41(図
4参照)に、当該壁41の内外に臨出して且つ内外を気
密にするように取付けられる本体1と、この本体1に回
転可能に収容されると共に、多数の動翼11及びボス1
2を有するタービン10と、本体1に取付けられると共
に、回転軸19aが突出する発電機19とを備える。
【0016】本体1は、壁41内に臨出する部分(以
下、内部分)1aと、壁41外に臨出する部分(以下、
外部分)1bとからなる。本体1の内部分1aには、タ
ービン10を収容するタービン室2と、塵埃通過経路4
0の空気流をタービン10の動翼11に当てるようにタ
ービン室2と連通する吸気溝3とが形成されている。こ
こでは、タービン室2は、タービン10の全体形状に応
じて円形であり、この円形のタービン室2の周囲に連通
するように吸気溝3が形成されている。
【0017】一方、本体1の外部分1bには、発電機1
9を収容する発電機室4が形成され、発電機室4は貫通
孔5を通じてタービン室2に連通している。発電機室4
も発電機19に応じて円形であり、この円形の発電機室
4に発電機19を取付けた状態では、発電機19の回転
軸19aが貫通孔5を通じてタービン室2に突出する。
そして、回転軸19aがタービン10のボス12に嵌合
されることで、タービン10と発電機19が直結され
る。
【0018】また、本体1の内部分1aにおける空気流
対向側の上流側及び下流側の側面7a,7bは、塵埃通
過経路40を流れる空気流の抵抗が余り大きくならない
ようにするために斜面になっている。更に、図3の
(a)から明らかなように、本体1の内部分1aの厚み
(塵埃通過経路40への臨出方向の高さ)は、上流側
(左側)から下流側(右側)に向かって漸減している。
【0019】このように構成した小型発電機は、例えば
図4に示すように掃除機の塵埃通過経路40の壁41に
取付けられる。つまり、前記したとおり、本体1は壁4
1の内外に臨出して且つ内外を気密にするように取付け
られる。
【0020】この取付状態で経路40に空気流50が起
こると、本体1の内部分1aの上流側の厚みが大きく、
下流側の厚みが小さいため、内部分1a付近の空気流5
0は内部分1aに沿って矢印方向に流れる。この空気流
により、内部分1aの上流側には空気流の抵抗が大きい
高圧力領域51が発生し、内部分1aの中央付近から下
流側にかけては空気流の抵抗が小さい低圧力領域52が
発生する。即ち、低圧力領域52によりタービン室2が
減圧されるのに対し、吸気溝3の入口付近が昇圧され
る。この圧力差によって吸気溝3からタービン室2に高
速の空気流が生じ、この空気流によりタービン10が高
速回転する。タービン10を回転させた空気流は、ター
ビン室2から経路40の空気流(本流)50に合流す
る。
【0021】この小型発電機によれば、塵埃通過経路4
0は気密に保たれているので、外気吸入を利用して発電
する従来に比べて、吸引力の低下が少ない。また、本体
1の内部分1aの厚みを上流側から下流側にかけて一定
にする場合に比べて、タービン10が高速回転するた
め、発電機19の発電出力が向上するだけでなく、発電
効率も良くなる。更に、タービン10と塵埃の接触が少
なくなるため、タービン10への塵埃の絡み付きも軽減
できる。これに加えて、従来必要に応じて設けていた圧
力調整用のバルブが不要であるため、構造が簡素にな
り、コストを低減できる。
【0022】この小型発電機で得られた電圧は、従来技
術で図8を参照して説明したように、掃除機のゴミセン
サ回路部の電源電圧として供給されたり、掃除機本体2
1のモータ制御回路の信号用電源として使用されたり、
或いは吸込具23に設けられたパワーブラシ24の駆動
用電源に使用されたりする。
【0023】上記実施形態の小型発電機において、本体
1の内部分1aの側面7a,7bは斜面であるが、図5
のように凸面8a,8bにしてもよい。或いは、図6の
ように、内部分1aの上流側の略半分を曲率半径の小さ
い円弧面9aに、下流側の略半分を前記曲率半径より大
きい曲率半径の円弧面9bにしてもよい。これらの態様
でも、高圧力領域51と低圧力領域52が発生し、前記
と同じ作用効果が得られる。
【0024】また、上記実施形態の小型発電機では、吸
気溝3は本体1の内部分1aの側面7aと直交する方向
に延びているが、図7〔平面図(a)及び側面図
(b)〕に示すように、斜めに設けてもよい。但し、こ
の場合、空気流の抵抗はやや大きくなる。
【0025】他方、上記実施形態の小型発電機は、塵埃
通過経路40内の風量により発電出力が変化するので、
風量検知手段としても利用できる。又は、発電機19の
回転軸19aを通して同一回転を外部の表示器に与える
ことにより、目視による風量変化の確認を行うことがで
きる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の小型発電機によれば、塵埃通過経路の空気流によ
ってタービンを回転させるので、外気吸入を利用する従
来に比べて、次の効果が得られる。 (1)吸引力の損失を低減できる。 (2)外気吸入を利用する従来必要に応じて設けられて
いた圧力調整用のバルブが不要となり、構造の簡素化、
低コスト化を図れる。
【0027】更に、請求項2の構成とすれば、次の効果
も得られる。 (3)タービンがより高速回転するので、発電機の発電
出力が向上するだけでなく、発電効率も良くなる。 (4)タービンがより高速回転するので、タービンと塵
埃の接触が少なくなり、タービンへの塵埃の絡み付きを
軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係る掃除機用小型発電機の分解斜
視図(a)、及び組み立て後の斜視図(b)である。
【図2】同小型発電機における本体を図1の矢視Aから
見た平面図(a)、及び同矢視Bから見た側面図(b)
である。
【図3】同小型発電機における本体を図1の矢視Cから
見た側面図(a)、及び発電機と共に同矢視Bから見た
側面図(b)である。
【図4】同小型発電機の作用を説明するための図であ
る。
【図5】一部変形例に係る小型発電機の作用を説明する
ための図である。
【図6】更に一部変形例に係る小型発電機の作用を説明
するための図である。
【図7】別実施形態に係る掃除機用小型発電機における
本体の平面図(a)、及び側面図(b)である。
【図8】一般的な電気掃除機を示す図である。
【図9】図8の電気掃除機における手元操作部に発電機
を設けた場合の断面図である。
【符号の説明】
1 本体 1a 本体の内部分(塵埃通過経路の壁内に臨出する
本体部分) 1b 本体の外部分(塵埃通過経路の壁外に臨出する
本体部分) 2 タービン室 3 吸気溝 4 発電機室 10 タービン 19 発電機 40 塵埃通過経路 41 塵埃通過経路の壁 50 空気流 51 高圧力領域 52 低圧力領域

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】掃除機の塵埃通過経路の壁に、当該壁の内
    外に臨出して且つ内外を気密にするように取付けられる
    本体と、この本体に取付けられた発電機と、前記壁内に
    臨出する本体部分に形成されたタービン室に回転可能に
    収容されると共に、前記発電機の回転軸に取付けられた
    タービンと、前記塵埃通過経路の空気流をタービンに当
    てるように前記壁内に臨出する本体部分にタービン室と
    連通して形成された吸気溝とを備えることを特徴とする
    掃除機用小型発電機。
  2. 【請求項2】前記壁内に臨出する本体部分は、空気流の
    上流側の部分が空気抵抗が大きく、下流側の部分が空気
    抵抗が小さい形状であることを特徴とする請求項1記載
    の掃除機用小型発電機。
JP2001130686A 2001-04-27 2001-04-27 掃除機用小型発電機 Pending JP2002320577A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7403360B2 (en) 2004-05-12 2008-07-22 Cube Investments Limited Central vacuum cleaning system control subsystems
US7958594B2 (en) 2005-10-07 2011-06-14 Cube Investments Limited Central vacuum cleaner cross-controls

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