JP2002320332A - 分散型発電装置の運転制御装置 - Google Patents

分散型発電装置の運転制御装置

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JP2002320332A
JP2002320332A JP2001122763A JP2001122763A JP2002320332A JP 2002320332 A JP2002320332 A JP 2002320332A JP 2001122763 A JP2001122763 A JP 2001122763A JP 2001122763 A JP2001122763 A JP 2001122763A JP 2002320332 A JP2002320332 A JP 2002320332A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商業用電源からの単相3線式の配電線に分散
型発電装置の発電機からの単相2線式の配電線を接続し
た場合においても安全に運転することができる運転制御
装置を提供すること。 【解決手段】 発電装置26と、発電装置26からの電
力を単相3線式の配電線に連系する系統連系インバータ
32と、単相3線式の配電線36の中性線を流れる電流
を検出するための電流検出器76,78と、インバータ
32の出力を制御するためのシステム制御手段82と、
を具備する分散型発電装置の運転制御装置。システム制
御手段82は、中性線を流れる電流の値が第1の設定値
以上になるとインバータ32の出力を低下させ、これに
よって、中性線66に過大電流が流れるのを回避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン、タービ
ン等の発動機により駆動される発電装置、燃料電池、太
陽光発電装置等の分散型発電装置を安全に運転する運転
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、商業用電源から単相3線式の配
電線により電力負荷に電力を送給する場合、図6に示す
ような回路構成になる。即ち、商業用電源からの配電線
2のU相線4と中性線6(O相線)との間に例えば電力
負荷8が電気的に接続され、また配電線2のV相線10
と中性線6との間に例えば電力負荷12が電気的に接続
される。この単相3線式の電気回路構成では、配電線2
のU相線4と中性線6との間に例えば100Vの電位差
があり、V相線10と中性線6との間に例えば100V
の電位差があり、またU相線4とV相線10との間に例
えば200Vの電位差がある。
【0003】このような電気回路構成では、回路の安全
性を確保するために、商業用電源と電力負荷8,12と
の間に主幹ブレーカ14が配設される。この主幹ブレー
カ14は、所謂3P2E型のものが用いられ、V相線4
及びV相線10にそれぞれその引きはずし素子(図示せ
ず)が配設される。このような主幹ブレーカ14におい
ては、引きはずし素子がU相線4及びV相線10を流れ
る電流を検知し、U相線4又はV相線10を流れる電流
が定格電流、例えば30Aを超えると、主幹ブレーカ1
4が配電線2の電気的接続を強制的に遮断し、このよう
に遮断することによって、配電線2を通して過大電流が
流れることを防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この単相3線式の配電
線2の回路構成に、図6に一点鎖線で示すように単相2
線式の分散型発電装置としての発電機16を設置した場
合、商業用電源からの電力が電力負荷8,12に供給さ
れるとともに、発電機16からの電力もこれら負荷電力
8,12に供給され、電力負荷8,12の負荷状態によ
っては、単相3線式の配電線2の中性線6(O相線)に
定格電流、例えば30Aを超える電流が流れることがあ
る。それ故に、従来の回路構成中に設けられていた3P
2E型の主幹ブレーカ14では、中性線6を流れる電流
を検知することができず、充分な安全性を確保すること
ができない。
【0005】そこで、上述した不都合を解消するため
に、3P2E型の主幹ブレーカ14に代えて、中性線6
の電流をも検知することができる3P3E型の主幹ブレ
ーカを用いることも考えられるが、3P3E型の主幹ブ
レーカを用いる場合、従来のブレーカを新しいものに交
換しなければならず、そのためのコストが高くなる問題
がある。
【0006】本発明の目的は、商業用電源からの単相3
線式の配電線に分散型発電装置からの単相2線式の配電
線を接続した場合においても、従来の配電盤に大きな改
良を施すことなく安全に運転することができる分散型発
電装置の運転制御装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、発電装置と、
前記発電装置からの電力を単相3線式の配電線に連系す
る系統連系インバータと、前記単相3線式の配電線の中
性線を流れる電流を検出するための電流検出手段と、前
記インバータの出力を制御するためのシステム制御手段
と、を具備し、前記システム制御手段は、前記中性線を
流れる電流の値が第1の設定値以上になると前記インバ
ータの出力を低下させることを特徴とする分散型発電装
置の運転制御装置である。
【0008】本発明に従えば、商業用電源からの単相3
線式の配電線の中性線を流れる電流を検出するための電
流検出手段が設けられている。この中性線を流れる電流
が第1の設定値(例えば、定格電流)以上になると、シ
ステム制御手段はインバータの出力を低下させる。かく
インバータの出力が低下すると、中性線を流れる電流が
下がり、かくして、中性線に過大電流が流れることを回
避することができる。
【0009】この発電装置は、分散型の発電装置であれ
ばよく、例えばエンジン、タービン等の発動機によって
駆動される発電装置、燃料電池、太陽光発電装置等であ
る。尚、単相3線式の配電線には、従来と同様に、3P
2E型の主幹ブレーカが配設されるので、U相線及びV
相線に過大電流が流れると、主幹ブレーカが電流の供給
を遮断する。
【0010】また、本発明では、前記電流検出手段は、
前記単相3線式の配電線のU相線及びV相線に配設され
た第1及び第2の電流検出器から構成され、前記システ
ム制御手段は、前記第1及び第2の電流検出器の検出電
流値を利用して前記中性線を流れる電流値を演算するこ
とを特徴とする。本発明に従えば、電流検出手段はU相
線及びV相線に配設された第1及び第2の電流検出器か
ら構成される。発電からの発電電力を単相3線式の配電
線に系統連系するに際し、逆潮流を検知するために、U
相線及びV相線に電流検出器を配設し、これら電流検出
器の検出電流値によって逆潮流を検知することがある。
このような場合、かかる電流検出器を第1及び第2の電
流検出器として利用することができ、専用の電流検出器
を設けることなく、中性線を流れる電流の値を検出する
ことができる。
【0011】また、本発明では、前記電流検出手段は、
前記中性線に配設された電流検出器から構成されている
ことを特徴とする。本発明に従えば、電流検出手段は中
性線に配設された電流検出器から構成され、このように
電流検出器を設けることによって、中性線を流れる電流
の値を直接的に検出することができる。また、本発明で
は、前記システム制御手段は、前記中性線を流れる電流
の値が前記第1の設定値以上になると前記インバータの
出力を段階的に低下させることを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、中性線を流れる電流の値
が第1の設定値以上になると、インバータの出力が低下
され、かく出力を低下させても中性線の電流値が第1の
設定値以上であると、インバータの出力が更に低下さ
れ、このようにインバータの出力を段階的に下げること
によって、単相3線式の配電線の中性線に過大電流が流
れることを回避することができる。
【0013】また、本発明では、前記システム制御手段
は、前記中性線を流れる電流の値が前記第1の設定値よ
り大きい第2の設定値以上になると停止信号を生成する
ことを特徴とする。本発明に従えば、中性線を流れる電
流の値が第2の設定値(定格電流値が例えば50Aであ
るとき、この第2の設定値は例えば60A程度に設定さ
れる)以上になると、安全を考慮して、システム制御手
段は停止信号を生成する。
【0014】更に、本発明では、前記システム制御手段
は、前記停止信号に基づいて前記インバータの出力を停
止することを特徴とする。本発明に従えば、停止信号が
生成されると、システム制御手段はこの停止信号に基づ
いてインバータの出力を停止するので、発電装置からの
電力供給が停止し、これによって中性線に過大電流が流
れるのを回避することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して、本
発明に従う分散型発電装置の運転制御装置の実施形態に
ついて説明する。図1は、本発明に従う運転制御装置の
第1の実施形態を装備したコージェネレーションシステ
ムの一例を示す簡略図であり、図2は、図1のコージェ
ネレーションシステムの回路構成を簡略的に示すブロッ
ク回路図であり、図3は、図1のコージェネレーション
システムの制御系の一部を示すブロック図であり、図4
は、図1のコージェネレーションシステムの運転制御装
置による運転の流れを示すフローチャートである。
【0016】図1において、図示のコージェネレーショ
ンシステムは、エンジン22により駆動される発電機2
4を含む発電装置26と、エンジン22の冷却水から排
出される熱を温水のかたちで貯留する貯湯装置28とを
備え、貯湯装置28は温水を貯える貯湯タンク30を含
んでいる。エンジン22はガスエンジン、ディーゼルエ
ンジンなどである。発電機24の出力側には系統連系イ
ンバータ32が設けられている。系統連系インバータ3
2は、発電機24の出力電力を商業用電源34から供給
される電力と同じ電圧及び同じ周波数にするとともに、
電力負荷38に供給される電力を制御する。商業用電源
34は、例えば単相3線式(標準電圧)100V及び2
00Vであり、配電線36を介して電力負荷38、即
ち、テレビ、冷蔵庫、洗濯機等の各種電気機器に電気的
に接続される。この発電装置26は分散型発電装置とし
て設置され、インバータ32は、コージェネ用スイッチ
手段40を介して配電線36に電気的に接続され、この
スイッチ手段40が閉状態のときに、発電機24にて発
生した電力がインバータ32、コージェネ用スイッチ手
段40及び配電線36を介して電力負荷38に供給され
る。
【0017】この実施形態では、配電線36に逆潮流検
出器42が設けられ、逆潮流検出器42は配電線36を
流れる電流に逆潮流が生じているか否かを検知し、逆潮
流が生じないように発電機24から系統連系インバータ
32を介して配電線36に送給される電流が制御され
る。尚、逆潮流検出器42については後述する。貯湯装
置28は、温水を循環させるための温水循環流路44を
備えており、温水循環流路44の一端側が貯湯タンク3
0の底部に接続され、この温水循環流路44の他端側が
貯湯タンク30の上部に接続されている。このように構
成されているので、貯湯タンク30内の温水は、温水循
環流路44を通して循環される。この温水循環流路44
には、更に、温水を循環させるための循環ポンプ54が
配設されている。
【0018】この形態では、温水循環流路44に関連し
て、熱交換器46が配設されている。熱交換器46は、
エンジン22のラジエタ48からの冷却水を循環させる
ための冷却水循環流路50を流れる冷却水と温水循環流
路44を流れる温水との間で熱交換を行うもので、エン
ジン22からの冷却水によって温水循環流路44を流れ
る温水を加熱する。尚、冷却水循環流路50には、冷却
水を循環させるための循環ポンプ52が配設されてい
る。
【0019】貯湯タンク30には、水を供給するための
水供給流路を構成する給水ライン54が接続されてい
る。給水ライン54の一端側は、貯湯タンク30の底部
に接続され、その他端側は、水道管の如き水供給源(図
示せず)に接続される。この給水ライン54には減圧逆
止弁56が配設され、貯湯タンク30から給水ライン5
4側に温水が逆流するのを防止する。
【0020】この貯湯タンク30には、更に、温水を供
給するための給湯ライン58が接続されている。給湯ラ
イン58の一端側は貯湯タンク30の上部に接続され、
その他端側には、1個又は複数個のカラン(図示せず)
が接続され、カランを開栓すると、貯湯タンク30内の
温水が給湯ライン58を通して出湯する。次に主として
図2を参照して、このコージェネレーションシステムに
おける配電線36及びそれに関連する回路構成について
説明すると、図示の実施形態では、商業用電源34から
の配電線36は単相3線式であり、U相線62、V相線
64及び中性線66(O相線)から構成され、U相線6
2と中性線66との間に例えば100Vの電位差があ
り、V相線64と中性線66との間に例えば100Vの
電位差があり、またU相線62とV相線64との間に例
えば200Vの電位差がある。このような単相3線式の
配電線36の回路構成では、電力負荷38の一部38A
については、U相線62と中性線66との間に接続され
た構成となり、電力負荷38の残部38Bについては、
V相線64と中性線66との間に接続された構成とな
る。
【0021】この配電線36には、商業用電源34と電
力負荷38との間に主幹ブレーカ68が配設される。こ
の主幹ブレーカ68は、従来の単相3線式の回路構成で
一般的に使用される所謂3P2E型のものであり、U相
線62及びV相線64にそれぞれその引きはずし素子
(図示せず)が配設され、これら引きはずし素子は、U
相線62及びV相線64を流れる電流を検知し、U相線
62又はV相線64を流れる電流が定格電流、例えば5
0Aを超えると、主幹ブレーカ68が配電線36の電気
的接続を強制的に遮断する。
【0022】この実施形態では、コージェネレーション
システムの発電機24からの配電線70は単相2線式の
ものであり、この配電線70のU相線72が上記配電線
36のU相線62に連結され、配電線122のV相線7
4が上記配電線36のV相線64に連結される。この実
施形態では、電流の逆潮流を検知するための逆潮流検出
器42は第1及び第2の電流検出器76,78から構成
され、第1の電流検出器76はU相線62に配設され、
U相線62を流れる電流を検出し、また第2の電流検出
器78はV相線64に配設され、V相線64を流れる電
流を検出する。この形態では、第1及び第2の電流検出
器76,78は中性線66を流れる電流を検出する電流
検出手段としても機能する。例えば、配電線36のU相
線62を流れる電流の瞬時値をiuとし、配電線70の
U相線72を流れる電流の瞬時値をigとし、電力負荷
38Aを流れる電流の瞬時値をiLuとすると、これら
の間には、iLu=iu+igの関係が成立する。ま
た、中性線66を流れる電流の瞬時値をioとし、電力
負荷38Bを流れる電流の瞬時値をiLvとすると、i
o=iLv−iLuの関係が成立する。更に、配電線3
6のV相線64を流れる電流の瞬時値をivとする(こ
のとき、配電線70のU相線72を流れる電流の瞬時値
がigであるので、そのV相線74を流れる電流の瞬時
値もigとなる)と、iLv=iv+igの関係が成立
する。これらのことから、io=iv−iuが成立し、
U相線62の電流を検出する第1の電流検出器76の検
出値とV相線64の電流を検出する第2の電流検出器7
8の検出値を用いて中性線66を流れる電流の瞬時値を
演算し、この瞬時値を所要のとおり積分することによっ
て中性線66を流れる電流の実効値を算出することがで
きる。即ち、電流の実効値Ioは、
【数式1】
【0023】の式を用いて求めることができる。図3を
参照して、このコージェネレーションシステムは、この
システム全体を作動制御するためのシステム制御手段8
2と、エンジン22に供給される燃料(例えば燃料用ガ
ス)の流量を制御するための流量制御弁84とを備え、
システム制御手段82は発電装置26の運転制御装置の
一部を構成している。コージェネレーションシステムに
おいては、インバータ32の出力を制御することによっ
て、発電装置26から電力負荷38に供給される電力が
制御され、かく出力電力を制御することによって、発電
機24を駆動するエンジン22の出力が変動する。
【0024】システム制御手段82は、例えばマイクロ
プロセッサから構成され、作動制御手段86、逆潮流判
定手段88、瞬時電流算出手段90、実効値電流算出手
段92、停止信号生成手段94、メモリ96、比較手段
98及びタイマ100を含んでいる。作動制御手段86
は、インバータ32及びコージェネ用スイッチ手段40
等を作動制御し、逆潮流判定手段88は、第1の電流検
出器76の検出電流値に基づいてU相線62に逆潮流が
発生しているかを判定するとともに、第2の電流検出器
78の検出電流値に基づいてV相線64に逆潮流が発生
しているかを判定し、瞬時電流算出手段90は、第1及
び第2の電流検出器76,78の瞬時検出電流値を利用
して上述した如くして中性線66を流れる電流の瞬時電
流値を算出し、また実効値電流算出手段92は瞬時電流
算出手段90により算出した瞬時電流値を用いて中性線
66を流れる電流の実効値を算出し、更に停止信号生成
手段108は、後述する如く停止信号を生成する。この
実施形態では、メモリ96には、インバータ32の出力
を低下させる基準となる電流の第1の設定値(例えば、
定格電流値である例えば50Aに設定される)、インバ
ータ32の出力を停止させる基準となる第2の設定値
(例えば、定格電流値よりも大きい例えば60Aに設定
される)、インバータ32の出力を低下させる際の出力
低下割合値(例えば3%程度に設定される)等が記憶さ
れ、比較手段98は、電流の上記第1の設定値及び上記
第2の設定値と実効値電流算出手段92により算出した
実効電流値とを比較し、またタイマ100は、インバー
タ32の出力を後述する如く段階的に低下させる設定時
間(例えば10秒程度に設定される)を計時する。
【0025】一般に、ブレーカの特性は、流れる過大電
流が大きい程瞬間的に電流の流れを遮断するようになっ
ており、このようにして安全性を確保している。このよ
うなことから、この形態では、インバータ32の出力を
低下させる基準となる第1の設定値とインバータ32の
出力を停止する第2の設定値とが設定され、第1の設定
値より大きい第2の設定値以上になったときには、後述
するように、インバータ32の出力が瞬時に停止される
が、第1の設定値以上で第2の設定値より小さいときに
は、設定時間の間インバータ32出力を低下させる制御
を行い、設定時間経過後においても電流値が低下しない
ときに、インバータ32の出力を停止させている。この
ように第1及び第2の設定値を設定し、設定値によって
インバータ32の出力停止までの時間を所要の通り設定
することによって、比較的簡単な制御で充分な安全性を
確保することができ、このようにして安全性を確保しな
がら発電装置2の発電効率を高めている。
【0026】次いで、主として図2〜図4を参照して、
上述した運転制御装置による運転について説明する。コ
ージェネレーションシステムの運転中、第1及び第2の
電流検出器76,78は、配電線36のU相線62及び
V相線64を流れる電流を検出し(ステップS1)、こ
れら電流検出器76,78空の検出信号はシステム制御
手段82に送給される。かくすると、システム制御手段
82の瞬時電流算出手段90は第1及び第2の電流検出
器76,78の検出瞬時電流値を利用して中性線66
(O相線)を流れる電流の瞬時値を算出し(ステップS
2)、実効値電流算出手段92は算出した瞬時値を用い
て中性線66を流れる電流の実効値を算出する(ステッ
プS3)。尚、逆潮流判定手段88は、第1及び第2の
電流検出器76,78の検出電流値によってU相線62
及びV相線64において電流の逆潮流が発生しているか
を判定する。
【0027】このようにして中性線66の電流の実効電
流値が算出されると、システム制御手段82の比較手段
98は、実効値電流算出手段92により算出された電流
値とメモリ96に記憶された第1の設定値(例えば50
A)とを比較する。そして、算出した実効電流値が上記
第1の設定値より小さいときには、コージェネレーショ
ンシステムのその運転状態がそのまま維持されるが、こ
の実効電流値が上記第1の設定値以上になると、ステッ
プS4からステップS5に進み、タイマ100が作動し
て時間の計時を開始しステップS6に進む。ステップ6
では、第1及び第2の電流検出器76,78は、再び、
配電線36のU相線62及びV相線64を流れる瞬時電
流を検出し、この検出信号がシステム制御手段82に送
給され、上述したと同様に、瞬時電流算出手段90は中
性線66を流れる電流の瞬時値を算出し(ステップS
7)、実効値電流算出手段92は中性線66を流れる電
流の実効値を算出する(ステップS8)。
【0028】中性線66の実効電流値が算出されると、
比較手段98は、メモリ96に記憶された第2の設定値
(例えば60A)と算出された実効電流値とを比較し
(ステップS9)、実効電流値が上記第2の設定値以上
であると、配電線36の中性線66に過大の電流が流れ
ているとして、停止信号生成手段94が停止信号を生成
し、この停止信号に基づいて作動制御手段86はインバ
ータの出力を停止する(ステップ10)。従って、中性
線66には比較的大きい過大電流が流れているとして、
インバータ32の出力は瞬時的に停止される。このと
き、コージェネレーションシステム全体の運転を停止す
るようにしてもよい。一方、算出された実効電流値が上
記第2の設定値より小さいと、ステップS9からステッ
プS11に移り、比較手段98は、次に、メモリ96に
記憶された上記第1の設定値(例えば50A)と算出さ
れた実効電流値とを比較する。
【0029】この実効電流値が上記第1の設定値以上で
あると、配電線36の中性線66に比較的小さい過大の
電流が流れているとして、ステップS11からステップ
S12に進み、作動制御手段86はインバータの出力を
低下する(ステップS12)。このようにインバータ3
2の出力が低下すると、エンジン22に供給される燃料
供給量を少なくなり(ステップS14)、これによって
エンジン22の出力も下がる。
【0030】このようにインバータ32の出力を力が低
下すると、タイマ100が設定時間、例えば10秒を計
時したか否かが判断され、タイマ100が設定時間を計
時するまで、ステップS13からステップS6に戻り、
中性線66を流れる電流の実効値が上記第1の設定値よ
り小さくなるまでステップS6からステップS13が繰
り返し遂行され、インバータ32の出力が段階的に下が
り、これによって中性線66を流れる電流も段階的に減
少する。尚、上述したインバータ32の出力の低下によ
って、中性線66を流れる電流の実効値が上記第1の設
定値より小さくなると、ステップS11からステップS
1に戻り、その状態でのエンジン22の運転が維持され
る。
【0031】尚、インバータ32の出力を低下させ、設
定時間が経過した時点においても中性線66を流れる電
流の実効値が上記第1の設定値以上であると、ステップ
S13からステップS10に移り、停止信号生成手段9
4は停止信号を生成し、上述したと同様に、作動制御手
段86はこの停止信号に基づいてインバータ32の出力
を停止する。
【0032】上述した運転制御装置では、配電線36の
中性線66を流れる電流が大きくなると、インバータ3
2の出力を低下させてこの中性線66を流れる電流を下
げているので、従来の主幹ブレーカ68を備える回路構
成であっても充分な安全性を確保することができる。ま
た、従来の主幹ブレーカ68を備えた回路構成における
U相線62及びV相線64に電流検出器76,78を設
けるという比較的簡単な構成でもって対応することがで
き、またこの電流検出器76,78は逆潮流を検知する
ためのものを利用することができ、従来の回路構成をで
きるだけ利用してその設置コストを少なくすることがで
きる。更に、配電線36の中性線66に流れる電流が大
きくなっても、主幹ブレーカ68を遮断状態にしないの
で、電力負荷38の運転を停止させることもない。
【0033】以上、本発明に従う発電装置の運転制御装
置の一実施形態について説明したが、本発明はかかる実
施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱
することなく種々の変形乃至修正が可能である。例え
ば、上述した実施形態では、U相線62及びV相線64
に配設された電流検出器76,78の瞬時電流値を利用
して中性線66を流れる電流の実効値を算出している
が、これに代えて、例えば図5に示すように構成するこ
ともできる。図5において、この変形形態では、中性線
66を流れる電流を検出する電流検出手段が専用の電流
検出器106から構成され、この電流検出器106が中
性線66に配設される。電流検出器106は中性線66
を流れる電流の電流値(実効値)を直接的に検出し、こ
の検出信号がシステム制御手段82に送給される。この
変形形態のその他の構成は、上述した実施形態と実質上
同一である。この電流検出器106の検出電流値を用い
て上述したと同様に制御する(実効値電流算出手段92
により算出される実効電流値に代えてこの検出電流値を
用いる)ことによって、上記実施形態と同様の作用効果
が達成される。
【0034】また、上述した実施形態では、中性線66
を流れる電流の値が第2の設定値より小さく且つ第1の
設定値以上であるとき、インバータ32の出力を段階的
に下げているが、このような制御に代えて、例えば中性
線66を流れる電流の値と第1の設定値との電流値差を
算出し、この算出した電流値差に基づいて中性線66電
流が第1の設定値より小さくなるように、インバータ3
2の出力を下げるように制御することもできる。
【0035】また、上述した実施形態では、インバータ
32の出力低下させる制御(第1の設定値との比較によ
る制御)と、インバータ32の出力を停止させる制御
(第2の設定値との比較による制御)とを同じ制御の流
れの中で行っているが、これに代えて、これらの制御を
夫々独立の制御フローとして行うこともでき、この場
合、インバータ32の出力を停止させる制御の流れは常
時行い、インバータ32の出力を低下させる制御の流れ
は例えば1秒毎に行うようにすることができる。
【0036】
【発明の効果】本発明の請求項1の分散型発電装置の運
転制御装置によれば、商業用電源からの単相3線式の配
電線の中性線を流れる電流値が第1の設定値以上になる
とシステム制御手段はインバータの出力を低下するの
で、インバータの出力低下に伴って中性線を流れる電流
が下がり、かくして、配電線の中性線に過大電流が流れ
ることを回避することができる。
【0037】また、本発明の請求項2の分散型発電装置
の運転制御装置によれば、逆潮流を検知するためにU相
線及びV相線に配設される電流検出器の検出電流値を利
用して中性線に流れる電流値を算出するので、専用の電
流検出器を設けることなく、中性線を流れる電流の値を
検出することができる。また、本発明の請求項3の分散
型発電装置の運転制御装置によれば、中性線に電流を検
出する電流検出器を設けることによってその電流を直接
的に検出することができる。
【0038】また、本発明の請求項4の分散型発電装置
の運転制御装置によれば、中性線を流れる電流の値が第
1の設定値以上になるとインバータの出力を段階的に下
げるので、単相3線式の配電線の中性線に過大電流が流
れることを回避することができる。また、本発明の請求
項5の分散型発電装置の運転制御装置によれば、中性線
を流れる電流の値が第2の設定値以上であると、システ
ム制御手段が停止信号を生成し、発電装置の安全性を保
っている。
【0039】更に、本発明の請求項6の分散型発電装置
の運転制御装置によれば、システム制御手段は停止信号
に基づいてインバータの出力を停止するので、インバー
タを介しての電力供給が停止し、これによって中性線に
過大電流が流れるのを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う運転制御装置の一実施形態を装備
したコージェネレーションシステムの一例を示す簡略図
である。
【図2】図1のコージェネレーションシステムの回路構
成を簡略的に示すブロック回路図である。
【図3】図1のコージェネレーションシステムの制御系
の一部を示すブロック図である。
【図4】図1のコージェネレーションシステムの運転制
御装置による運転の流れを示すフローチャートである。
【図5】コージェネレーションシステムの回路構成の変
形形態を簡略的に示すブロック回路図である。
【図6】従来の単相3線式の配電線の回路構成を簡略的
に示すブロック回路図である。
【符号の説明】 22 エンジン 24 発電機 26 発電装置 28 貯湯装置 32 系統連系インバータ 34 商業用電源 36,70 配電線 38,38A,38B 電力負荷 42 逆潮流検出器 76,78 電流検出器 82 システム制御手段 86 作動制御手段 94 停止信号生成手段 68 主幹ブレーカ 106 電流検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝本 桂嗣 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内 (72)発明者 菅原 忠男 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内 Fターム(参考) 5G066 HA10 HA13 HB02 HB04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電装置と、前記発電装置からの電力を
    単相3線式の配電線に連系する系統連系インバータと、
    前記単相3線式の配電線の中性線を流れる電流を検出す
    るための電流検出手段と、前記インバータの出力を制御
    するためのシステム制御手段と、を具備し、 前記システム制御手段は、前記中性線を流れる電流の値
    が第1の設定値以上になると前記インバータの出力を低
    下させることを特徴とする分散型発電装置の運転制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記電流検出手段は、前記単相3線式の
    配電線のU相線及びV相線に配設された第1及び第2の
    電流検出器から構成され、前記システム制御手段は、前
    記第1及び第2の電流検出器の検出電流値を利用して前
    記中性線を流れる電流値を演算することを特徴とする請
    求項1記載の分散型発電装置の運転制御装置。
  3. 【請求項3】 前記電流検出手段は、前記中性線に配設
    された電流検出器から構成されていることを特徴とする
    請求項1記載の分散型発電装置の運転制御装置。
  4. 【請求項4】 前記システム制御手段は、前記中性線を
    流れる電流の値が前記第1の設定値以上になると前記イ
    ンバータの出力を段階的に低下させることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載の分散型発電装置の運転
    制御装置。
  5. 【請求項5】 前記システム制御手段は、前記中性線を
    流れる電流の値が前記第1の設定値より大きい第2の設
    定値以上になると停止信号を生成することを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載の分散型発電装置の運転
    制御装置。
  6. 【請求項6】 前記システム制御手段は、前記停止信号
    に基づいて前記インバータの出力を停止することを特徴
    とする請求項5記載の分散型発電装置の運転制御装置。
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