JP7379250B2 - 電力監視制御装置、電力監視制御プログラム - Google Patents

電力監視制御装置、電力監視制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、分散型電源設備の電力監視制御装置に関するものである。詳しくは、分散型電源設備の一例である、家庭用燃料電池コージェネレーションシステムの運転制御に必要な電流、電力、電力量をはじめとする電力情報等を無線通信で取得する電力監視制御装置、電力監視制御プログラムに関するものである。
(既存設備)
商用電源に加え、太陽光発電や蓄電池、或いはガスエンジンや燃料電池を用いて発電し、かつ排熱を利用するコージェネレーションシステム等の所謂分散型電源が設置された家屋において、過電流等の監視は重要である。
ここで、低圧需要家の家屋等へは2本の電圧線と1本の中性線で構成される単相3線式の電力線が施設され電力が供給されることが一般的である。低圧需要家の家屋等のブレーカが3極2素子の3P2Eのブレーカである場合に、燃料電池コージェネレーションシステム等の分散型電源を導入すると、中性線を流れる電流が設計値を超えて不安全になる可能性があるため、3極3素子の3P3Eブレーカに変更することがある。
また、燃料電池コージェネレーションシステム等の分散型電源は、クランプ型電流センサ(以下、CTクランプという)を各種ブレーカ等が集約された分電盤内の配線に取り付け、家屋の壁を貫通する配線工事を経て、コージェネレーションシステム等の分散型電源の制御系に接続し、中性線の過電流等の監視を行い、必要に応じて過電流が発生しないように分散型電源の出力制御を行うことが一般的であった。
ところで、スマートメータから家屋の電力使用状況のデータを直接取得すること、或いはHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)等のホームコントローラから家屋の電力使用状況のデータを間接的に取得することができれば、CTクランプを分電盤等へ取り付ける作業及び家屋の壁を貫通する配線工事を省略することができるが、実現には至っていない。
なお、スマートメータの情報取得は、Aルート、Bルート、Cルートの通信経路を有している。
Aルートは、スマートメータと電力会社とを結ぶ通信経路であり、Bルートは、スマートメータとHEMS等を結ぶ通信経路であり、Cルートは、Aルートを介して電力会社が取得したデータを第三者(小売電気事業者等)へ提供するための通信経路である。
スマートメータに関する参考として、特許文献1には、分岐電路の使用電力データとスマートメータからの電力量データの双方を管理する機器を収容しても大型化を防止できる分電盤を提供することが記載されている。
より詳しくは、特許文献1には、主幹ブレーカと、主幹バーに接続された複数の分岐ブレーカと、個々の分岐ブレーカに流れる電流を計測する電流センサユニットと、分岐ブレーカに隣接する部位に設置されて、電流センサユニットが計測した分岐電流情報を受けて分岐電路毎の使用電力を演算して出力する電力情報出力部を備えた電力情報送信ユニットとを有し、電力情報送信ユニットは主幹バー接続部を有して、接続された主幹バーを介して主幹ブレーカの一次側に設置されているスマートメータとG3-PLC(Power Line Communication:電力線搬送通信)或いはWi-SUN(Wireless Smart Utility Network)無線通信の何れかでBルート通信を実施し、通信により入手した電力量データに加えて、電流センサユニットから入手した分岐電路の使用電力データを外部に出力する。
なお、特許文献1に記載される従来技術として、分電盤に設けた電力情報送信ユニットが、スマートメータとG3-PLC或いはWi-SUN無線通信の何れかでBルート通信を実施しているが、電力情報送信ユニットと分散型電源との関係については記載されていない。
一方、Bルートや特定小電力無線通信は、他機器との電波干渉回避や、スマートメータやHEMSの処理速度確保のため、各種基準により通信期間に制限を設けている。そこで、無線通信(特定小電力無線通信、Wi-SUN無線通信/Bルート)による、スマートメータからの、電力や電流情報の取得のデフォルトのインタバルの一例として、30秒に1回の通信頻度で取得する。30秒/回程度のインタバルで電力や電流の情報を取得できれば、家屋で消費される電力に応じた発電制御が可能である。
特開2014-075895号公報
しかしながら、コージェネレーションシステムの制御系が、スマートメータからBルートを介して、無線によって電力情報を直接取得することを想定した場合、或いはスマートメータからBルートを介してHEMSへ、さらにHEMSから特定小電力無線通信を介して間接的に電力情報を取得することを想定した場合、無線通信による様々な課題が発生するため、現状では、コージェネレーションシステム等の分散型電源の施工における、必須の付帯作業としてCTクランプの取り付け及び配線作業を強いられることになり、分散型電源の安全制御によっては3P3Eブレーカへの交換作業が必要になる。
本発明は、ブレーカの交換工事と、CTクランプの取り付け及び配線作業とを含む付帯作業を省略しつつ、コージェネレーションシステム等の分散型電源導入による中性線の過電流を防止することができる電力監視制御装置、電力監視制御プログラムを得ることが目的である。
本発明に係る電力監視制御装置は、商用電源として、2本の電圧線と1本の中性線で構成される単相3線式の電力線に接続され、屋内に設置された負荷機器の使用に応じた電力情報を計測するスマートメータと、前記スマートメータの下流、かつ前記屋内に設置され、前記単相3線式の電力線に利用される3極2素子の3P2Eブレーカを備えた分電盤と、を有する商用電源環境設備を備え、当該商用電源環境設備に関連して施工される分散型電源の電力監視制御装置であって、
前記スマートメータとの間で無線通信を行う通信部と、
前記通信部による通信で、前記屋内の電力消費遷移を含む電力情報を取得する取得部と、
前記取得部で取得した電力情報に基づき、発電出力を制御する発電制御部とを有し、
前記発電制御部が、
前記取得部で取得した電力情報から中性線の電流値を計算し、予め定めた中性線の電流値を超えた場合に、第1制御として送電端出力を下げる、第2制御として送電端出力を0Wとする、及び第3制御として発電を停止する、の複数の制御形態を設定し、第1制御から第3制御まで段階的に実行する、ことを特徴としている。
本発明によれば、通信部において、スマートメータとの間で無線通信を確立させると、取得部において、通信部による通信で、屋内の電力消費遷移を含む電力情報を取得する。
このとき、発電制御部は、取得部で取得した電力情報に基づき、発電出力を制御する。
この発電出力の制御により、必要以上に発電することを回避することができ、ブレーカの交換工事と、CTクランプの取り付け及び配線作業とを含む付帯作業を省略しつつ、コージェネレーションシステム等の分散型電源導入による中性線の過電流を防止することができる。
本発明に係る電力監視制御装置は、商用電源として、2本の電圧線と1本の中性線で構成される単相3線式の電力線に接続され、屋内に設置された負荷機器の使用に応じた電力情報を計測するスマートメータと、前記スマートメータの下流、かつ前記屋内に設置され、前記単相3線式の電力線に利用される3極2素子の3P2Eブレーカを備えた分電盤と、を有する商用電源環境設備を備え、当該商用電源環境設備に関連して施工される分散型電源の電力監視制御装置であって、前記スマートメータとの間で無線通信を行う通信部と、前記通信部による通信で、前記屋内の電力消費遷移を含む電力情報を取得する取得部と、前記取得部で取得した電力情報に基づき、発電出力を制御する発電制御部とを有し、前記発電制御部が、前記取得部で電力情報を取得するための前記通信部の通信が、所定期間途絶えた場合に、第1制御として送電端出力を下げる、第2制御として送電端出力を0Wとする、及び第3制御として発電を停止する、の複数の制御形態を設定し、第1制御から第3制御まで段階的に実行する、ことを特徴としている。
本発明において、前記通信部の通信が、所定期間途絶えたと判断する際に、通信失敗の連続回数、通信失敗の頻度、及び通信成功時又は通信失敗時の電波強度の少なくとも一つを判断要素とすることを特徴としている。
本発明において、前記分散型電源が、ガスを用いて発電する発電部と、発電時に発生する熱を利用して温水を生成する温水生成部と、が設けられ燃料電池コージェネレーションシステムであることを特徴としている。
本発明に係る電力監視制御プログラムは、コンピュータを、前記電力監視制御装置として動作させることを特徴としている。
本発明は、スマートメータとコージェネレーションシステム等の分散型電源との間で、無線通信により電力情報を取得する点が新しく、ブレーカ交換作業やCTクランプ取り付け及び配線作業等の付帯作業を省略できる点で大きく進歩している。
本発明によれば、ブレーカの交換工事と、CTクランプの取り付け及び配線作業とを含む付帯作業を省略しつつ、コージェネレーションシステム等の分散型電源導入による中性線の過電流を防止することができるという効果を奏する。
第1の実施の形態に係るコージェネレーション装置及び当該コージェネレーション装置が設置された家屋の概略図である。 コージェネレーション装置のコントローラの制御ブロック図である。 生活状況(1日の生活スタイル)に基づく、電力使用量、タンク貯湯量、給湯使用量、ガス使用量の遷移特性図である。 第1の実施の形態に係る家屋に設置された単相3線式の電力線の概略図である。 第1の実施の形態に係るコージェネレーション装置のコントローラにおける、発電制限制御のための機能ブロック図である。 第1の実施の形態に係るコージェネレーション装置のコントローラで実行される、発電制限制御ルーチンを示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るコージェネレーション装置のコントローラにおける、発電制限制御のための機能ブロック図である。 第2の実施の形態に係るコージェネレーション装置のコントローラで実行される、発電制限制御ルーチンを示すフローチャートである。 変形例に係るコージェネレーション装置及び当該コージェネレーション装置が設置された家屋の概略図である。
(第1の実施の形態)
図1には、本実施の形態に係る分散型電源設備の一例として、家庭用燃料電池コージェネレーション装置(以下、単に「コージェネレーション装置10」という)の概略図が示されている。
コージェネレーション装置10は、タンクユニットと燃料電池ユニットとが併設されたシステムである。なお、併設とは、物理的に隣接していることに限定するものではなく、相互に連携しあうことを意味する。すなわち、タンクユニットと燃料電池ユニットとが離れた状態で設置され、配管や電気配線等で連結するようにしてもよい。
コージェネレーション装置10は、図1に示される如く、家屋12の外壁に沿って設置されるものであり、作業者が現場へ出向き、設置作業を実行する。
図1は、設置作業が完了し、試運転が完了し、家屋12側の各種設備(電気機器、給湯設備等)と連携して、定常的に運転可能な状態である。
(コージェネレーション装置10の構成)
コージェネレーション装置10は、図示は省略したが、ホットモジュール、パワーコンディショナ、排熱回収装置、蓄熱タンク、ラジエータ、熱交換器等を備え、それぞれが、コントローラ14によって、給湯関連制御部27及び発電関連制御部29(共に、図2参照)を介して、相互に連携して制御される。
ホットモジュールは、燃料処理装置で水素を取り出し、取り出した水素を燃料電池セルスタックへ供給し、空気中の酸素により直流電力を発生させる。
パワーコンディショナは、発電された直流電力を交流電力に変換し、家屋へ供給する。
排熱回収装置は、発電によって発生する排熱ガスから熱を回収する。
蓄熱タンクは、熱媒を介して回収した熱を高温で貯めることができ、貯められた熱は給湯時に利用される。
ラジエータは、熱媒を放熱させる。ラジエータは、必須ではない。
熱交換器は、熱媒タンクからの高温熱媒を利用し、水道水を温める。熱交換器は、必須ではない。
また、コージェネレーション装置10は、発電電力を、電源線15を介して熱源機16へ送ることも可能である。熱源機16は、コージェネレーション装置10で加熱された温水を、必要に応じて都市ガス(例えば、13A)の燃焼によりさらに加熱して家屋12へ供給する。
図2に示される如く、コントローラ14は、CPU18、RAM20、ROM22、I/O24、及びこれらを接続するデータバスやコントロールバス等のバス26で構成されたマイクロコンピュータ28を備える。
I/O24には、給湯関連制御部27と、発電関連制御部29とが接続され、給湯及び発電に伴う動作がコントローラ14によって制御される。
また、I/O24には、大規模記憶装置30が接続されており、コントローラ14で実行される発電及び給湯に関する処理プログラムが記憶されると共に、発電に基づく履歴情報(例えば、第1の実施の形態では、通信インタバルの調整情報等)が記憶されるようになっている。
さらに、I/O24には、リモコン32が接続されている。リモコン32は、コージェネレーション装置10が設置される対象の家屋12の内部に設置され、使用者がコージェネレーション装置10(及び熱源機16)に関して指令を入力できる機能やコージェネレーション装置10の状態を表示する機能等を有する。
(分散型電源の構成)
図1に示される如く、第1の実施の形態に係る分散型電源では、商用電源34とコージェネレーション装置10の発電電力が、家屋12での電源とされている。
商用電源34は、スマートメータ36に接続されている。スマートメータ36は商用電源34の電流、電力、電力量をはじめとする電力情報等を計測し、計測した情報を、Aルート、Bルート、Cルートの通信経路によって、特定の通信先へ送信することが可能である。
すなわち、Aルートは、スマートメータ36と電力会社とを結ぶ通信経路であり、Bルートは、スマートメータ36と家屋12に設置された機器(例えば、HEMSが構築されている場合は、そのコントローラ等)を結ぶ通信経路であり、Cルートは、Aルートを介して電力会社が取得したデータを第三者(小売電気事業者等)へ提供するための通信経路である。
スマートメータ36から出力される電源線38は、家屋12に設置された分電盤40へ配線されている。
分電盤40は、スマートメータ36側を上流とすると、上流から順に、サービスブレーカ42、漏電遮断器46、及び安全ブレーカ48が設置されている。
サービスブレーカ42は、契約容量を決定するための遮断器であるが、設置されていない場合もある。
漏電遮断器は46、家屋12の内部配線や電気機器の漏電を素早く感知・遮断し、電気事故を未然に防ぐための遮断器である。
安全ブレーカ48は、分電盤40から家屋12の各使用場所へ送電するための分岐回路のそれぞれに取り付けられ、電気機器の故障等に伴うショートや一定以上の電力使用を検知した場合に自動的に回路を保護する遮断器である。
ここで、コージェネレーション装置10によって発電した発電電力は、分電盤40に設けられた専用の安全ブレーカ48Aを介して、商用電源34と合流し、家屋12の内部の電気機器の電源として用いることができる。
なお、図示は省略したが、コージェネレーション装置10には、商用電源34の停電時専用の電源線が設けられ、停電により商用電源34から電力が供給されない状況において、コージェネレーション装置10の発電電力を、家屋12の一部に取り付けられた停電時専用コンセントを介して、供給することができるようになっている。
ここで、コージェネレーション装置10のコントローラ14では、時々刻々と変動する家屋12における電力使用量に応じて、発電電力を制御する必要がある。
一例として、図3に、生活状況(1日の生活スタイル)に基づく、電力使用量、タンク貯湯量、給湯使用量、ガス使用量の遷移特性図を示す。この図3では、一例としてコージェネレーション装置10の定格発電出力が0.7kWであるものとして、家屋12における使用電力が0.7kW以下である場合には発電出力のみで、家屋12における使用電力が0.7kWを超える場合は発電電力と商用電源34により電力供給するように運転する制御を示している。このため、コントローラ14では、スマートメータ36からBルートの通信経路を利用して、商用電源34の電流、電力、電力量をはじめとする電力情報等を取得するようにしている。
第1の実施の形態では、Bルートの通信経路を介してスマートメータ36から電力情報を取得するインタバルとして、30秒に1回を基準としている。当該インタバルであれば、無線通信の各種基準に抵触することなく、時々刻々と変動する家屋12における使用電力におおむね追従し、図3の電力遷移特性に近似する制御が可能である。
このように、電力情報を把握し、発電出力を制御することで、過電流を発生させることなく、安定した電力供給を行うことができる。
言い換えれば、例えば、低圧需要家の家屋12等の商用電源34が、図4に示される如く、R相、N相、及びT相の単相3線式であり、3極2素子の3P2Eブレーカ49が適用されている場合において、第1の実施の形態に係るコージェネレーション装置10を導入したとしても、中性線(N相)を流れる電流が、設計値を超えて不安全になることがない。
ところで、スマートメータ36は、Bルートによるコージェネレーション装置10のコントローラ14の通信に加えて、Aルートによる通信等の他の通信も行っている。
このため、コージェネレーション装置10のコントローラ14が、30秒に1回のインタバルで、Bルートの通信経路で電力情報を取得しようとした場合、自家或いは隣家の他機器の通信(Aルート、Bルート、特定小電力無線通信)が干渉する、或いは干渉回避のための通信待機(キャリアセンス)が規定回数以上となることにより、電力情報取得のための通信が失敗する可能性もある。
言い換えれば、コージェネレーション装置10のコントローラ14において、30秒に1回のインタバルで取得する通信制御のみでは、必要な頻度で電力情報を得ることができない可能性がある。
電力情報が得られない期間が長いと、生活スタイルに基づく電力使用量の追従に誤差が発生し、過電流が起こり得る。
そこで、第1の実施の形態では、電力情報が得られない期間が所定期間続く場合、過電流が起こることを回避する発電出力に制御するようにした。
そこで、第1の実施の形態では、コージェネレーション装置10のコントローラ14における30秒に1回のインタバルによる、Bルートの通信経路による電力情報取得時の通信成功率に基づいて、通信インタバルを調整するようにした。
図5は、コージェネレーション装置10のコントローラ14における、発電出力制御のための機能ブロック図である。この機能ブロック図の各ブロックは、機能別に分類したものであり、第1の実施の形態では、ROM22に記憶された通信インタバル調整プログラムに基づいて、CPU18が当該通信インタバル調整プログラムに基づいて動作する、ソフトウェアによる制御として実行される。なお、一部又は全部の機能ブロックに示す動作プログラムを、ASIC等のICチップを組み込んで動作させるようにしてもよい。
図5に示される如く、無線通信部50は、スマートメータ36のBルートの通信経路を介して電力情報を取得するための通信プロトコルを確立する。第1の実施の形態では、無線通信部50は、通信プロトコルの確立のタイミングのデフォルトとして、30秒に1回の通信インタバルで通信プロトコルを確立する。
無線通信部50は、電力情報取得部54に接続されている。無線通信部50において、通信プロトコルが確立すると(成功すると)、電力情報取得部54は、Bルートの通信経路によって、スマートメータ36から電力情報を取得する。
電力情報取得部54は、システム稼働制御部56に接続され、電力情報をシステム稼働制御部56へ通知する。
システム稼働制御部56では、取得した電力情報に基づいて、発電出力等を計算し、コージェネレーション装置10の必要な制御対象デバイスへ制御指示信号を送出する。
これにより、コージェネレーション装置10は、家屋12における使用電力におおむね追従した発電出力で運転することができる。
また、電力情報取得部54は、制限パターン決定部58に接続されている。制限パターン決定部58は、発電出力を制限するときのパターンを決定する。この発電出力の制限パターンを決定するために、制限パターン決定部58には、ファクタ記憶部59と、制限パターン種記憶部61とが接続されている。
第1の実施の形態では、制限パターン種記憶部61には、発電出力の制限パターン種として、3段階の制限パターンが記憶されている。
(制限パターン1) 通常状態と異なり、予め定めた家屋12での電力消費の一部を担う程度の発電出力(送電端出力有り)で発電する。ここで言う、「通常状態」とは、例えば、図3に示す生活スタイルの場合では、家屋12における使用電力が0.7kW以下である場合にコージェネレーション装置10の発電出力のみで電力を供給する状態である。
(制限パターン2) コージェネレーション装置10の動作に必要な自己消費電力のみを発電するか、コージェネレーション装置10の内部で余剰電力を消費することで、送電端出力を0Wにする。
(制限パターン3) 発電をやめ、停止する。
すなわち、制限パターン1→制限パターン2→制限パターン3の順に発電の制限が厳しくなっている。
ファクタ記憶部59には、前記制限パターン1~制限パターン3の何れかで制限制御するかを決定するファクタが記憶され、制限パターン決定部58では、当該ファクタに基づいて、発電出力の制限パターンを決定する。
(ファクタ1) 各制限パターンのしきい値をそれぞれ決めておく。なお、しきい値は単一であり、現在の電流値としきい値との差分で決めてもよい。
(ファクタ2) しきい値は単一であり、当該しきい値を超えている連続時間によって決める。最初にしきい値を超えた場合は制限パターン1とし、しきい値を継続している時間がt1になったら制限パターン2とし、さらに、t2(>t1)になったら制限パターン3とする。
なお、ファクタ1とファクタ2とを組み合わせてファクタ3としてもよい。
また、ファクタ1とファクタ2に限らず、電流値の変化量(微分値)、一定期間毎のしきい値を超えた電流値の累積値(積分値)、及び微分値と積分値の組み合わせに基づく予測であってもよい。
制限パターン決定部58は、電力制限制御部63に接続されており、制限パターン決定部58で、発電出力を制限する必要があり制限パターンが決定した場合に、電力制限制御部63を起動させる。
電力制限制御部63では、発電関連制御部29(図2参照)に対して、決定した制限パターンに基づいて、発電出力を制限する指示信号を送出する。
以下に第1の実施の形態の作用を図6のフローチャートに従い説明する。
図6は、第1の実施の形態に係るコージェネレーション装置10のコントローラ14で実行される、発電制限制御ルーチンを示すフローチャートである。
ステップ100では、通信インタバルのデフォルト値(第1の実施の形態では、30秒に1回)を読み出し、ステップ102へ移行する。
ステップ102では、通信インタバルを経過したか否かを判断し、肯定判定されると、ステップ104へ移行して、Bルートの通信経路により、スマートメータ36から電力情報を要求し、ステップ106へ移行する。
ステップ106では、ステップ104での要求に対して、電力情報を取得したか否かを判断する。
ステップ106で肯定判定された場合は、ステップ108へ移行して、電力情報に基づき、各制御対象デバイスの稼働状態を制御し、ステップ110に移行する。また、ステップ106で否定判定された場合は、ステップ104へ戻る。なお、ここでは、記載していないが、ステップ104及びステップ106を所定回数繰り返した場合は、エラー処理とすることが好ましい。
ステップ110では、取得した電力情報の一部の情報である電流値情報を抽出し、次いでステップ112へ移行して、ファクタを読み出して、ステップ114へ移行する。
ステップ114では、発電制限の要否を判断する。このステップ114で否定判定された場合は、発電の制限は不要と判断し、ステップ102へ戻る。
また、ステップ114で肯定判定された場合は、発電の制限が必要と判断し、ステップ116へ移行する。
ステップ116では、ファクタに基づいて、発電出力の制限パターンを選択し、発電制限制御を実行し、ステップ102へ戻る。
第1の実施の形態によれば、スマートメータ36から取得する電力情報の一部の情報である電流値情報に基づいて、現在の発電出力が適正であるか否かを判断し、過電流がないように、発電出力を制限するようにしたため、例えば、低圧需要家の家屋12等の商用電源34が単相3線式であり、3極2素子の3P2Eブレーカ49が適用されている場合において、第1の実施の形態に係るコージェネレーション装置10を導入したとしても、中性線(N相)を流れる電流が、設計値を超えて不安全になることがない。従って、3P3Eブレーカ等に交換する必要がなく、CTクランプを取り付ける必要もない。
なお、正常な発電制御(例えば、生活スタイルに合わせた、0.7kWを基準とした発電出力制御)に復帰する時期としては、タイマで復帰する、又は現状の負荷の消費電力に基づき発電が可能か否かの判断を行うことが好ましい。
(第2の実施の形態)
以下に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同一構成部分は、同一の符号を付してその構成の説明を省略する。
第2の実施の形態の特徴は、発電出力の制限の要否を決めるファクタとして、通信成功率を用いた点にある。
図7に示される如く、無線通信部50は、スマートメータ36のBルートの通信経路を介して電力情報を取得するための通信プロトコルを確立する。第1の実施の形態では、無線通信部50は、通信プロトコルの確立のタイミングのデフォルトとして、30秒に1回の通信インタバルで通信プロトコルを確立する。
無線通信部50は、電力情報取得部54に接続されている。無線通信部50において、通信プロトコルが確立すると(成功すると)、電力情報取得部54は、Bルートの通信経路によって、スマートメータ36から電力情報を取得する。
電力情報取得部54は、システム稼働制御部56に接続され、電力情報をシステム稼働制御部56へ通知する。
システム稼働制御部56では、取得した電力情報に基づいて、発電出力等を計算し、コージェネレーション装置10の必要な制御対象デバイスへ制御指示信号を送出する。
これにより、コージェネレーション装置10は、家屋12における使用電力におおむね追従した発電出力で運転することができる。
一方、無線通信部50は、通信成否判定部66に接続されている。通信成否判定部66では、無線通信部50における、所定インタバルでの通信プロトコルの確立の成否を判定するようになっている。
通信成否判定部66は、通信成功率計算部68に接続されており、通信成否情報(所定インタバル毎の成否(二値信号))を通信成功率計算部68へ通知する。
通信成功率計算部68では、通信成功率を計算する(通信成功率=100×成功回数/通信回数「%」)。
通信成功率計算部68で計算した通信成功率情報は、制限パターン決定部70に送出される。
制限パターン決定部70は、発電出力を制限するときのパターンを決定する。この発電出力の制限パターンを決定するために、制限パターン決定部70には、ファクタ記憶部59と、制限パターン種記憶部61とが接続されている。
第2の実施の形態では、制限パターン種記憶部61には、発電出力の制限パターン種として、3段階の制限パターンが記憶されている。
(制限パターン1) 通常状態と異なり、予め定めた家屋12での電力消費の一部を担う程度の発電出力(送電端出力有り)で発電する。ここで言う、「通常状態」とは、例えば、図3に示す生活スタイルの場合では、家屋12における使用電力が0.7kW以下である場合にコージェネレーション装置10の発電出力のみで電力を供給する状態である。
(制限パターン2) コージェネレーション装置10の動作に必要な自己消費電力のみを発電するか、コージェネレーション装置10の内部で余剰電力を消費することで、送電端出力を0Wにする。
(制限パターン3) 発電をやめ、停止する。
すなわち、制限パターン1→制限パターン2→制限パターン3の順に発電の制限が厳しくなっている。
ファクタ記憶部59には、前記制限パターン1~制限パターン3の何れかで制限制御するかを決定するファクタが記憶され、制限パターン決定部70では、当該ファクタに基づいて、発電出力の制限パターンを決定する。
(ファクタ1) 各制限パターンのしきい値をそれぞれ決めておく。なお、しきい値は単一であり、通信成功率としきい値との差分で決めてもよい。
(ファクタ2) 通信成功率がしきい値よりも低い場合は制限パターン1とし、連続して失敗している回数がN1になったら制限パターン2とし、さらに、N2(>N1)になったら制限パターン3とする(N1、N2は正の整数)。
なお、ファクタ1とファクタ2とを組み合わせてファクタ3としてもよい。
制限パターン決定部70は、電力制限制御部63に接続されており、制限パターン決定部70で、発電出力を制限する必要があり制限パターンが決定した場合に、電力制限制御部63を起動させる。
電力制限制御部63では、発電関連制御部29(図2参照)に対して、決定した制限パターンに基づいて、発電出力を制限する指示信号を送出する。
以下に第2の実施の形態の作用を図8のフローチャートに従い説明する。
図8は、第2の実施の形態に係るコージェネレーション装置10のコントローラ14で実行される、発電制限制御ルーチンを示すフローチャートである。
ステップ200では、通信インタバルのデフォルト値(本実施の形態では、30秒に1回)を読み出し、ステップ202へ移行する。
ステップ202では、通信インタバルを経過したか否かを判断し、肯定判定されると、ステップ204へ移行して、Bルートの通信経路により、スマートメータ36から電力情報を要求し、ステップ206へ移行する。
ステップ206では、ステップ204での要求に対して、電力情報を取得したか否かを判断する。
ステップ206で肯定判定された場合は、ステップ208へ移行して、電力情報に基づき、各制御対象デバイスの稼働状態を制御し、ステップ202に移行する。また、ステップ206で否定判定された場合は、ステップ210へ移行する。
ステップ210では、通信成功率Rを計算する(R=成功回数/通信回数、百分率の場合は、×100「%」)。
次のステップ212では、ファクタを読み出して、ステップ214へ移行する。
ステップ214では、通信成功率Rに基づいて、発電制限の要否を判断する。このステップ214で否定判定された場合は、発電の制限は不要と判断し、ステップ202へ戻る。
また、ステップ214で肯定判定された場合は、発電の制限が必要と判断し、ステップ216へ移行する。
ステップ216では、ファクタに基づいて、発電出力の制限パターンを選択し、発電制限制御を実行し、ステップ202へ戻る。
本実施の形態によれば、現在の発電出力が適正であるか否かを判断し、過電流がないように、発電出力を制限するため、例えば、低圧需要家の家屋12等の商用電源34が単相3線式であり、3極2素子の3P2Eブレーカ49が適用されている場合において、第1の実施の形態に係るコージェネレーション装置10を導入したとしても、中性線(N相)を流れる電流が、設計値を超えて不安全になることがない。従って、3P3Eブレーカ等に交換する必要がなく、CTクランプを取り付ける必要もない。
また、本実施の形態では、発電出力の制限の要否を、通信成功率に基づいて判断するようにしたが、通信強度、電波干渉回避のための通信待機の発生回数、電波干渉回避のための通信待機の発生頻度、又は通信が成功したときを含めた電波強度により判断してもよい。
また、間接的であるが、前日(予め設定した調整期間単位の1単位前)の電気料金、電力使用量、逆潮流電力量、ガス料金、ガス使用量の少なくとも一つを計算し、この計算結果に基づいて、発電出力を制限するようにしてもよい。
なお、正常な発電制御(例えば、生活スタイルに合わせた、0.7kWを基準とした発電出力制御)に復帰する時期としては、タイマで復帰する、又は現状の負荷の消費電力に基づき発電が可能か否かの判断を行うことが好ましい。
(変形例)
第1の実施の形態に係るコージェネレーション装置10のコントローラ14では、家屋12に設置されたスマートメータ36から直接Bルートを介して、電力情報を取得するようにした。
ここで、図9に示される如く、変形例に係る家屋12には、HEMS62が構築されている。
HEMS62は、家屋12で使用する電気及びガスを、リアルタイムで管理して節約すると共に、二酸化炭素削減等、温暖化対策にも役立つものである。
HEMS62に内蔵されたHEMSコントローラ64に、家電製品等を接続し、電気やガスの使用状況をモニタで管理することで、可視化(モニタ表示)を実現し、かつ家電製品を自動制御する。
ところで、HEMS62では、管理のもとになるデータを、スマートメータ36から取得する。言い換えれば、HEMSコントローラ64には、スマートメータ36と同等の電力情報を取得している。
そこで、変形例では、コージェネレーション装置10のコントローラ14と、HEMSコントローラ64との間で、Wi-SUN HAN無線通信、Wi-SUN Enhanced HAN無線通信、特定小電力無線通信、LPWA(Low Power Wide Area)等の通信手段を用いて、通信プロトコルを確立し、HEMSコントローラ64から電力情報を取得する。
HEMSコントローラ64から取得する電力情報は、スマートメータ36から取得する電力情報と同等であるため、例えば、スマートメータ36のBルートの通信経路に電波障害が発生するような場合は、HEMS62を設置し、そのHEMSコントローラ64との間の通信を行うことで、通信成功率を向上させることができる。
このHEMSコントローラ64との間の通信においても、取得した電力情報(第1の実施の形態)、又は通信成功率(第2の実施の形態)等に基づいて、現在の発電出力が適正であるか否かを判断し、過電流がないように、発電出力を制限することが可能である。
なお、分散型電源の組み合わせは、商用電源34とコージェネレーション装置10とに限らず、太陽光発電、地熱発電、風力発電、蓄電池等、他の再生可能エネルギーと組み合わせたとき、スマートメータ36等から電力情報を取得して、発電出力を制御する構成の全てに、本発明は適用可能である。
10 コージェネレーション装置
12 家屋
14 コントローラ
15 電源線
16 熱源機
18 CPU
20 RAM
22 ROM
24 I/O
26 バス
27 給湯関連制御部
28 マイクロコンピュータ
29 発電関連制御部
30 大規模記憶装置
32 リモコン
34 商用電源
36 スマートメータ
38 電源線
40 分電盤
42 サービスブレーカ
46 漏電遮断器
48 安全ブレーカ
48A 安全ブレーカ
49 3P2Eブレーカ
50 無線通信部(通信部)
54 電力情報取得部(取得部)
56 システム稼働制御部
58 制御パターン決定部
59 ファクタ記憶部
61 制限パターン種記憶部
62 HEMS
63 電力制限制御部
64 HEMSコントローラ
66 通信成否判定部
68 通信成功率計算部
70 制限パターン決定部

Claims (5)

  1. 商用電源として、2本の電圧線と1本の中性線で構成される単相3線式の電力線に接続され、屋内に設置された負荷機器の使用に応じた電力情報を計測するスマートメータと、前記スマートメータの下流、かつ前記屋内に設置され、前記単相3線式の電力線に利用される3極2素子の3P2Eブレーカを備えた分電盤と、を有する商用電源環境設備を備え、当該商用電源環境設備に関連して施工される分散型電源の電力監視制御装置であって、
    前記スマートメータとの間で無線通信を行う通信部と、
    前記通信部による通信で、前記屋内の電力消費遷移を含む電力情報を取得する取得部と、
    前記取得部で取得した電力情報に基づき、発電出力を制御する発電制御部とを有し、
    前記発電制御部が、
    前記取得部で取得した電力情報から中性線の電流値を計算し、予め定めた中性線の電流値を超えた場合に、第1制御として送電端出力を下げる、第2制御として送電端出力を0Wとする、及び第3制御として発電を停止する、の複数の制御形態を設定し、第1制御から第3制御まで段階的に実行する、
    電力監視制御装置。
  2. 商用電源として、2本の電圧線と1本の中性線で構成される単相3線式の電力線に接続され、屋内に設置された負荷機器の使用に応じた電力情報を計測するスマートメータと、前記スマートメータの下流、かつ前記屋内に設置され、前記単相3線式の電力線に利用される3極2素子の3P2Eブレーカを備えた分電盤と、を有する商用電源環境設備を備え、当該商用電源環境設備に関連して施工される分散型電源の電力監視制御装置であって、
    前記スマートメータとの間で無線通信を行う通信部と、
    前記通信部による通信で、前記屋内の電力消費遷移を含む電力情報を取得する取得部と、
    前記取得部で取得した電力情報に基づき、発電出力を制御する発電制御部とを有し、
    前記発電制御部が、
    前記取得部で電力情報を取得するための前記通信部の通信が、所定期間途絶えた場合に、第1制御として送電端出力を下げる、第2制御として送電端出力を0Wとする、及び第3制御として発電を停止する、の複数の制御形態を設定し、第1制御から第3制御まで段階的に実行する、
    電力監視制御装置。
  3. 前記通信部の通信が、所定期間途絶えたと判断する場合に、通信失敗の連続回数、通信失敗の頻度、及び通信成功時又は通信失敗時の電波強度の少なくとも一つを要因とする、請求項2記載の電力監視制御装置。
  4. 前記分散型電源が、
    ガスを用いて発電する発電部と、発電時に発生する熱を利用して温水を生成する温水生成部と、が設けられた燃料電池コージェネレーションシステムである、請求項1~請求項3の何れか1項記載の電力監視制御装置。
  5. コンピュータを、
    請求項1~請求項4の何れか1項記載の電力監視制御装置として動作させる、
    電力監視制御プログラム。
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