JP2014075895A - 分散型電源用転送遮断システム - Google Patents

分散型電源用転送遮断システム Download PDF

Info

Publication number
JP2014075895A
JP2014075895A JP2012221517A JP2012221517A JP2014075895A JP 2014075895 A JP2014075895 A JP 2014075895A JP 2012221517 A JP2012221517 A JP 2012221517A JP 2012221517 A JP2012221517 A JP 2012221517A JP 2014075895 A JP2014075895 A JP 2014075895A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
transfer
smart meter
distributed power
server
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012221517A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5555296B2 (ja
Inventor
Yasunori Takeuchi
保憲 武内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2012221517A priority Critical patent/JP5555296B2/ja
Publication of JP2014075895A publication Critical patent/JP2014075895A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5555296B2 publication Critical patent/JP5555296B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/70Smart grids as climate change mitigation technology in the energy generation sector
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S10/00Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution
    • Y04S10/12Monitoring or controlling equipment for energy generation units, e.g. distributed energy generation [DER] or load-side generation

Landscapes

  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Abstract

【課題】分散型電源の転送遮断を安価に実現する。
【解決手段】分散型電源用転送遮断システム1aにおいて、サーバ2は、配電線の遮断器、保護リレー及び配電系統に関する情報に基づく判断により、転送遮断装置6に転送遮断信号を送出する。サーバ2は、スマートメータ5aを遠隔制御する機能を有するとともに、転送遮断システムの親局として機能するためのアプリケーションプログラムがインストールされる。通信網3は、サーバ2と、集線装置4aとを通信可能に接続する。集線装置4aは、中継局として、サーバ2からの転送遮断信号を、通信網3からラストワンマイル部である無線通信へ転送する。スマートメータ5aは、集線装置4aから転送遮断信号を受信し、その転送遮断信号を転送遮断装置6に送信する。転送遮断装置6は、子局として、スマートメータ5aから転送遮断信号を受信したときに、分散型電源8を配電系統から解列させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、スマートメータ用ネットワークを活用した分散型電源用転送遮断システムに関する。
東日本大震災の発生以降、ピーク時の電力不足に対する懸念や省エネ・節電意識の高揚等を受けて、時間帯別電気料金や需給調整契約等(デマンドレスポンス)に対応したスマートメータの設置が進んでいる。また、再生可能エネルギーの導入も盛んであり、今年7月に全量買取制度が導入された後は、家庭用太陽光発電等の再生エネルギー系の分散型電源の導入がさらに進んでいる。
特開2011−61931号公報
ところで、分散型電源は、配電系統に事故が発生した場合に単独運転の状態になるが、その状態が継続すると、逆潮流による感電や事故復旧時の機器損傷等の問題を起こすおそれがある。従って、分散型電源の単独運転を早期に検出し、分散型電源を配電系統から解列させる必要がある。
しかしながら、家庭用太陽光発電等の分散型電源が大量に導入されると、AICOT(Anti-Islanding Control Technology)等の高感度の単独運転検出装置を用いても、単独運転の検出が困難になることが懸念される。また、各分散型電源の発電状況が把握できなければ、天候急変時等に電力の需給調整に支障を来たすおそれがある。そのような状況において、分散型電源用転送遮断システムは、上記の問題に対応する装置として有効であるが、電柱に設置される通信用中継器等のコストが高いという課題がある。
なお、特許文献1には、スマートグリッド及びマイクログリッド向けの総合監視制御システムについて開示されているが、分散型電源の転送遮断を行うものではない。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、分散型電源の転送遮断を安価に実現することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、分散型電源用転送遮断システムであって、各需要家宅に設置されたスマートメータに接続されるネットワークと、前記需要家宅に設置される分散型電源に関する転送遮断信号を前記ネットワークに送出するサーバと、前記ネットワークを通じて前記転送遮断信号を受信した場合に、当該転送遮断信号が配下の分散型電源に関するものであったときに、当該分散型電源を配電系統から遮断する転送遮断装置と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、既設のスマートメータ用のネットワークを利用して、需要家宅に設置された分散型電源の転送遮断信号を、サーバから各転送遮断装置に対して一斉に伝送することにより、新たなネットワークを構築することなく、低コストに分散型電源の転送遮断システムを実現することができる。
また、本発明の上記分散型電源用転送遮断システムにおいて、前記ネットワークは、前記サーバと、前記スマートメータとの間における通信を中継する集線装置を備え、前記サーバは、スマートメータに関連するデータ信号を、前記集線装置を介して前記スマートメータに送信し、前記スマートメータは、前記サーバから前記集線装置を介して前記データ信号又は前記転送遮断信号を受信し、当該受信した信号を送出し、前記転送遮断装置は、前記スマートメータから送出された前記信号を受信し、当該信号が転送遮断信号である場合に、当該転送遮断信号が配下の分散型電源に関するものであったときに、当該分散型電源を配電系統から遮断することとしてもよい。
分散型電源用転送遮断システムを構築する際には、中継器の設置コストが高いことが問題になる。この構成によれば、既設のスマートメータ用ネットワークのうち、集線装置を中継器として用いるので、中継器を新設する必要がなく、コストを抑制することができる。また、サーバから送信され、さらにスマートメータから送出される信号には、スマートメータに関連するデータ信号と、転送遮断信号との2つの信号があるが、転送遮断装置において、受信した信号が転送遮断信号か否かを識別するので、信号を振り分けるような改造を既設のスマートメータに対して施す必要がなく、さらにコストを抑制することができる。
また、本発明の上記分散型電源用転送遮断システムにおいて、前記スマートメータから延設され、前記需要家宅内及び前記転送遮断装置へ分岐するデータケーブルをさらに備え、前記スマートメータは、前記データケーブルに前記信号を送出し、当該信号が転送遮断信号である場合に、前記需要家宅内に設置された装置は、前記データケーブルから前記信号を受信し、当該信号がスマートメータに関連するデータ信号である場合に、所定の処理を行い、前記転送遮断装置は、前記データケーブルから前記信号を受信することとしてもよい。
この構成によれば、需要家宅内にも、スマートメータに関連するデータ信号と、転送遮断信号との2つの信号が送出されるが、宅内の装置が、受信した信号がデータ信号である場合に処理するので、いずれにしても、既設のスマートメータを改造する必要はなく、コストを抑制できる。
その他、本願が開示する課題及びその解決方法は、発明を実施するための形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、分散型電源の転送遮断を安価に実現することができる。
第1の実施の形態に係る分散型電源用転送遮断システム1aの構成を示す図である。 第2の実施の形態に係る分散型電源用転送遮断システム1bの構成を示す図である。 第3の実施の形態に係る分散型電源用転送遮断システム1cの構成を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態を説明する。本発明の実施の形態に係る分散型電源用転送遮断システムは、スマートメータ用として整備されているネットワークのうち、サーバ、通信網、集線装置、ラストワンマイル部(集線装置と、スマートメータとの間の通信部分。例えば、無線、光ファイバ、電力線搬送通信等による。)及びスマートメータを、転送遮断信号の伝送路としても併用することにより、転送遮断システムの設置コストを低減するものである。
すなわち、スマートメータ用ネットワークの上に転送遮断のアプリケーションや仕組みを乗せて、需要家宅に設置された分散型電源の単独運転の防止及び運転制御を実施する。まず、スマートメータ用ネットワークにより転送遮断信号を転送するために、スマートメータ制御用のサーバに、親局としてネットワークに転送遮断信号を送出するためのアプリケーションプログラムをインストールする。次に、そのサーバに対して、転送遮断の判断に必要な情報を提供する装置を設ける。そして、各需要家宅に設置された各スマートメータに子局である転送遮断装置を接続する。なお、スマートメータ自体には、何の変更も必要ない。また、中継局としての集線装置にも変更は不要である。
以下、分散型電源用転送遮断システムの詳細を説明する。
≪第1の実施の形態≫
<システム構成の概要>
図1は、第1の実施の形態に係る分散型電源用転送遮断システム(以下、簡単に「転送遮断システム」という)1aの構成を示す図である。転送遮断システム1aは、ラストワンマイル部が無線である場合のシステムであり、サーバ2、通信網3、集線装置4a、スマートメータ5a及び転送遮断装置6を備える。また、需要家宅7は、スマートメータ5a、転送遮断装置6、分散型電源8、PCS9及び売電用メータ10を備える。
サーバ2は、配電線のCB(Circuit Breaker:遮断器)やRy(Relay:保護リレー)に関する情報、配電系統情報(配電線の送電元フィーダを含む配電線情報、各分散型電源が接続されている配電線の区間情報及び停電区間情報)を取得し、それらの情報に基づいて判断した結果、必要に応じて、各転送遮断装置6に対して転送遮断信号を送出するものであり、電力会社の営業所やデータセンタ等に設置される。なお、サーバ2は、本来スマートメータ5aを遠隔制御する機能を有するとともに、転送遮断システムにおける親局として機能するために、必要に応じて分散型電源8の転送遮断信号を送出するアプリケーションプログラムがインストールされるものとする。また、サーバ2に対して、配電線のCBやRyに関する情報を送信する情報提供装置が電力会社の変電所に設けられ、配電系統情報を送信する情報提供装置が電力会社の営業所に設けられる。
通信網3は、サーバ2と、集線装置4aとを通信可能に接続するネットワークであり、例えば、IP(Internet Protocol)網等によって実現される。集線装置4aは、通信網3と、ラストワンマイル部である無線通信とを接続し、サーバ2からの転送遮断信号を中継して転送する。集線装置4aは、スマートメータ用の集線装置を転送遮断システムにおける中継器として利用するものであり、電柱等に設置される。
スマートメータ5aは、通信機能を持った電気メータであり、集線装置4aから転送遮断信号を受信し、その受信した転送遮断信号を転送遮断装置6に送信する。転送遮断装置6は、スマートメータ5aから転送遮断信号を受信したときに、分散型電源8を配電系統から遮断する(解列させる)。転送遮断装置6は、転送遮断システムにおける子局として、需要家宅7に設置される。
分散型電源8は、需要家宅7に設置された自家発電電源であり、例えば、屋根に設置された太陽光発電装置等である。PCS9は、パワー・コンディショニング・システム(Power Conditioning System)であり、分散型電源8から受けた直流の電力を交流に変換し、その交流の電力を売電用メータ10に供給する。売電用メータ10は、PCS9から交流の電力を受けて、転送遮断装置6に供給するとともに、その供給した電力量を計測する。転送遮断装置6は、売電用メータ10から電力の供給を受けて、その電力を引込線経由で配電系統へ送出する。
<集線装置及びスマートメータの構成>
集線装置4aは、メディアコンバータ41、無線インタフェース42及び無線用アンテナ43を備える。メディアコンバータ41は、サーバ2から転送遮断信号の光信号を受信し、その受信した光信号を電気信号に変換し、その変換後の電気信号を無線インタフェース42に出力する。無線インタフェース42は、転送遮断信号の電気信号を受けて、その信号を高周波信号に乗せて、無線用アンテナ43に出力する。無線用アンテナ43は、無線インタフェース42から転送遮断信号を含む高周波信号を受けて、その高周波信号を電波として発信する。
スマートメータ5aは、メータ部51a及び通信部52aを備える。メータ部51aは、配電系統からの電力を引込線経由で受けて、宅内配線へ供給するとともに、それにより需要家宅7内の電気製品で消費される電力を計測する。通信部52aは、無線用アンテナ53及び無線インタフェース54を備える。無線用アンテナ53は、無線用アンテナ43から電波として高周波信号を受信し、その高周波信号を無線インタフェース54に出力する。無線インタフェース54は、無線用アンテナ53から高周波信号を受けて、その高周波信号に含まれるデータ信号をメータ部51aと、転送遮断装置6及び宅内とに振り分ける。無線インタフェース54と、転送遮断装置6及び宅内とは、LAN(Local Area Network)ケーブル58aで接続される。すなわち、無線インタフェース54からのLANケーブル58aは、LAN用ハブ等により分岐し、転送遮断装置6及び宅内へ延設される。
データ信号は、集線装置4aを介して、サーバ2と、スマートメータ5aとの間で送受信される。そのデータ信号のうち、スマートメータ5aのメータ部51aに対する制御信号(以下、メータ制御信号)は、無線用アンテナ53、無線インタフェース54及びメータ部51aを含む伝送路を通る。また、スマートメータ5aに関連し、デマンドレスポンスや料金に関する宅内表示信号(以下、宅内表示信号という)は、無線用アンテナ53、無線インタフェース54及び宅内へのLANケーブル58aを含む伝送路を通る。そして、転送遮断信号は、無線用アンテナ53、無線インタフェース54、分岐したLANケーブル58a及び転送遮断装置6を含む伝送路を通る。
<データ信号の取扱>
サーバ2は、分散型電源8の転送遮断信号を一斉に送信し、一方、スマートメータ用信号を個別宛に送信する。
転送遮断信号には、メータ制御信号及び宅内表示信号とは異なる形式のデータ信号(例えば、異なるヘッダ情報を設定した信号)を用いるものとする。無線インタフェース54は、ヘッダ情報の形式により、受信した信号がメータ制御信号であれば、当該信号をメータ部51aに送信し、受信した信号がそれ以外の信号であれば、当該信号を転送遮断装置6及び宅内に送信する。そして、転送遮断装置6は、無線インタフェース54から受信した信号のうち、転送遮断信号の形式に該当するデータ信号だけを処理し、そのデータ信号に自局のIDが含まれていれば、分散型電源8の転送遮断を行う。一方、転送遮断信号の形式に該当しないデータ信号は無視する。
一方、宅内へのLANケーブル58aに接続される宅内機器は、宅内表示信号を表示するとともに、転送遮断信号を含む異常データを受けたときに、その異常データを無視するか、又は、一時的な通信エラーの表示を行う。
≪第2の実施の形態≫
<システム構成の概要>
図2は、第2の実施の形態に係る分散型電源用転送遮断システム1bの構成を示す図である。転送遮断システム1bは、ラストワンマイル部が光ファイバである場合のシステムであり、サーバ2、通信網3、集線装置4b、スマートメータ5b及び転送遮断装置6を備える。また、需要家宅7は、スマートメータ5b、転送遮断装置6、分散型電源8、PCS9及び売電用メータ10を備える。以下、第1の実施の形態と同様の構成に関しては、その説明を割愛し、異なる構成に関して説明を行うものとする。第1の実施の形態と異なるのは、集線装置4b及びスマートメータ5bの各構成及び当該装置間の接続部分である。
集線装置4bは、通信網3と、ラストワンマイル部である光ファイバ11とを接続し、サーバ2からの転送遮断信号を中継して転送する。集線装置4bは、スマートメータ用の集線装置を転送遮断システムにおける中継器として利用するものであり、電柱等に設置される。スマートメータ5bは、通信機能を持った電気メータであり、集線装置4bから転送遮断信号を受信し、その受信した転送遮断信号を転送遮断装置6に送信する。光ファイバ11は、集線装置4bと、スマートメータ5bとの間を通信可能にするケーブルであり、FTTH(Fiber To The Home)配線用(支線系から宅内までの引き込み用)のドロップケーブルが使用される。
<集線装置及びスマートメータの構成>
集線装置4bは、クロージャ44を備える。クロージャ44は、柱上に設置される端子台箱であり、光回線の需要家宅7への分岐を容易にするために使用される。なお、クロージャ44は、光回線分岐装置であってもよい。
スマートメータ5bは、メータ部51b及び通信部52bを備える。メータ部51bは、配電系統からの電力を引込線経由で受けて、宅内配線へ供給するとともに、それにより需要家宅7内の電気製品で消費される電力を計測する。通信部52bは、メディアコンバータ55を備える。メディアコンバータ55は、光ファイバ11経由で受けた光信号を電気信号に変換し、その変換後のデータ信号をメータ部51bと、転送遮断装置6及び宅内とに振り分ける。メディアコンバータ55と、転送遮断装置6及び宅内とは、LANケーブル58bで接続される。すなわち、メディアコンバータ55からのLANケーブル58bは、LAN用ハブ等により分岐し、転送遮断装置6及び宅内へ延設される。
データ信号は、集線装置4bを介して、サーバ2と、スマートメータ5bとの間で送受信される。そのデータ信号のうち、スマートメータ5bのメータ部51bに対する制御信号(以下、メータ制御信号という)は、光ファイバ11、メディアコンバータ55及びメータ部51bを含む伝送路を通る。次に、スマートメータ5bに関連し、デマンドレスポンスや料金に関する宅内表示信号(以下、宅内表示信号という)は、光ファイバ11、メディアコンバータ55及び宅内へのLANケーブル58bを含む伝送路を通る。そして、転送遮断信号は、光ファイバ11、メディアコンバータ55、分岐したLANケーブル58b及び転送遮断装置6を含む伝送路を通る。
<データ信号の取扱>
サーバ2は、分散型電源8の転送遮断信号を一斉に送信し、一方、スマートメータ用信号を個別宛に送信する。
転送遮断信号には、メータ制御信号及び宅内表示信号とは異なる形式のデータ信号(例えば、異なるヘッダ情報を設定した信号)を用いるものとする。メディアコンバータ55は、ヘッダ情報の形式により、受信した信号がメータ制御信号であれば、当該信号をメータ部51bに送信し、受信した信号がそれ以外の信号であれば、当該信号を転送遮断装置6及び宅内に送信する。そして、転送遮断装置6は、メディアコンバータ55から受信した信号のうち、転送遮断信号の形式に該当するデータ信号だけを処理し、そのデータ信号に自局のIDが含まれていれば、分散型電源8の転送遮断を行う。一方、転送遮断信号の形式に該当しないデータ信号は無視する。
一方、宅内へのLANケーブル58bに接続される宅内機器は、宅内表示信号を表示するとともに、転送遮断信号を含む異常データを受けたときに、その異常データを無視するか、又は、一時的な通信エラーの表示を行う。
≪第3の実施の形態≫
<システム構成の概要>
図3は、第3の実施の形態に係る分散型電源用転送遮断システム1cの構成を示す図である。転送遮断システム1cは、ラストワンマイル部が電力線搬送通信(PLC:Power Line Communication)である場合のシステムであり、サーバ2、通信網3、集線装置4c、スマートメータ5c及び転送遮断装置6を備える。また、需要家宅7は、スマートメータ5c、転送遮断装置6、分散型電源8、PCS9及び売電用メータ10を備える。以下、第1の実施の形態と同様の構成に関しては、その説明を割愛し、異なる構成に関して説明を行うものとする。第1の実施の形態と異なるのは、集線装置4c及びスマートメータ5cの各構成及び当該装置間の接続部分である。
集線装置4cは、通信網3と、ラストワンマイル部である電力引込線12とを接続し、サーバ2からの転送遮断信号を中継して転送する。集線装置4cは、スマートメータ用の集線装置を転送遮断システムにおける中継器として利用するものであり、電柱等に設置される。スマートメータ5cは、通信機能を持った電気メータであり、集線装置4cから転送遮断信号を受信し、その受信した転送遮断信号を転送遮断装置6に送信する。電力引込線12は、集線装置4cと、スマートメータ5cとの間を通信可能にするとともに、配電系統からの電力をスマートメータ5cに供給するためのケーブルであり、電力線搬送通信を実現する。
<集線装置及びスマートメータの構成>
集線装置4cは、メディアコンバータ45及びPLCモデム46を備える。メディアコンバータ45は、サーバ2から転送遮断信号の光信号を受信し、その受信した光信号をデジタルの電気信号に変換し、その変換後のデジタル信号をPLCモデム46に出力する。PLCモデム46は、メディアコンバータ45から転送遮断信号のデジタル信号を受けて、アナログ信号に変換し、変換後のアナログ信号をスプリッタ47に送信する。
スプリッタ47は、配電系統からの電力と、集線装置4cからのアナログ信号とを重畳して電力引込線12に送出する。
スマートメータ5cは、メータ部51c、スプリッタ56及び通信部52cを備える。メータ部51cは、スプリッタ56が分離した電力を受けて、宅内配線へ供給するとともに、それにより需要家宅7内の電気製品で消費される電力を計測する。スプリッタ56は、電力引込線12から電力及びアナログ信号を受けて、それらを分離し、分離後の電力をメータ部51cに出力し、一方、分離後のアナログ信号を通信部52cに出力する。通信部52cは、PLCモデム57を備える。PLCモデム57は、スプリッタ56から受けたアナログ信号をデジタル信号に変換し、その変換後のデジタル信号をメータ部51cと、転送遮断装置6及び宅内とに振り分ける。PLCモデム57と、転送遮断装置6及び宅内とは、LANケーブル58cで接続される。すなわち、PLCモデム57からのLANケーブル58cは、LAN用ハブ等により分岐し、転送遮断装置6及び宅内へ延設される。
データ信号は、集線装置4cを介して、サーバ2と、スマートメータ5cとの間で送受信される。そのデータ信号のうち、スマートメータ5cのメータ部51cに対する制御信号(以下、メータ制御信号)は、スプリッタ47、電力引込線12、スプリッタ56、PLCモデム57及びメータ部51cを含む伝送路を通る。次に、スマートメータ5cに関連し、デマンドレスポンスや料金に関する宅内表示信号(以下、宅内表示信号)は、スプリッタ47、電力引込線12、スプリッタ56、PLCモデム57及び宅内へのLANケーブル58cを含む伝送路を通る。そして、転送遮断信号は、スプリッタ47、電力引込線12、スプリッタ56、PLCモデム57、分岐したLANケーブル58c及び転送遮断装置6を含む伝送路を通る。
<データ信号の取扱>
サーバ2は、分散型電源8の転送遮断信号を一斉に送信し、一方、スマートメータ用信号を個別宛に送信する。
転送遮断信号には、メータ制御信号及び宅内表示信号とは異なる形式のデータ信号(例えば、異なるヘッダ情報を設定した信号)を用いるものとする。PLCモデム57は、ヘッダ情報の形式により、受信した信号がメータ制御信号であれば、当該信号をメータ部51cに送信し、受信した信号がそれ以外の信号であれば、当該信号を転送遮断装置6及び宅内に送信する。そして、転送遮断装置6は、PLCモデム57から受信した信号のうち、転送遮断信号の形式に該当するデータ信号だけを処理し、そのデータ信号に自局のIDが含まれていれば、分散型電源8の転送遮断を行う。一方、転送遮断信号の形式に該当しないデータ信号は無視する。
一方、宅内へのLANケーブル58cに接続される宅内機器は、宅内表示信号を表示するとともに、転送遮断信号を含む異常データを受けたときに、その異常データを無視するか、又は、一時的な通信エラーの表示を行う。
以上説明した本発明の実施の形態によれば、各需要家宅7に設置された分散型電源8の転送遮断を安価に実現することができる。
詳細には、既設のスマートメータ用ネットワークを利用することにより、分散型電源用転送遮断システム1a、1b、1cの設置コストが低減され、転送遮断システムの設置工事が容易になる。特に、通信網3と、ラストワンマイル部とを中継する集線装置4a、4b、4cをそのまま中継器として用いるので、中継器を新設する必要がなく、コストを抑制することができる。また、本来はスマートメータの遠隔制御用に設置されているサーバ2に、転送遮断用のアプリケーションプログラムをインストールすることにより、転送遮断システムの親局として機能させることができるので、親局となる装置の新設も不要である。さらに、スマートメータ5a、5b、5cからLANケーブル58a、58b、58cへ送出される信号には、デマンドレスポンスや料金に関する宅内表示信号と、転送遮断信号とがあるが、宅内装置及び転送遮断装置6においてそれぞれを識別するので、信号を送出する方のスマートメータ5a、5b、5cには、信号を振り分ける等の改造を行う必要がなく、さらにコストを抑制することができる。
これによれば、分散型電源8の単独運転防止(感電防止による公衆安全、事故等の拡大防止)を安価に実現することができる。そして、スマートメータ5a、5b、5cと、転送遮断装置6とを連携させることにより、電力の需給調整の高度化(分散型電源8の発電状況把握、分散型電源8を含めた統合制御の実現)が可能になり、電力品質の向上を図ることをできる。
≪その他の実施の形態≫
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、上記実施の形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。例えば、上記実施の形態においては、図1を参照すると、スマートメータ5aから宅内へ延設されるLANケーブル58aの途中に転送遮断装置6を接続しているが、スマートメータ用ネットワークを利用するという観点からすれば、無線アンテナ53と、スマートメータ5aとの間に転送遮断装置6を接続してもよい。この場合、無線用アンテナ53から高周波信号を受けて、その高周波信号からデジタル信号を抽出する機能を転送遮断装置6に付加する必要がある。
1a、1b、1c 分散型電源転送遮断システム
2 サーバ
3 通信網
4a、4b、4c 集線装置
5a、5b、5c スマートメータ
58a、58b、58c LANケーブル(データケーブル)
6 転送遮断装置
7 需要家宅
8 分散型電源

Claims (3)

  1. 各需要家宅に設置されたスマートメータに接続されるネットワークと、
    前記需要家宅に設置される分散型電源に関する転送遮断信号を前記ネットワークに送出するサーバと、
    前記ネットワークを通じて前記転送遮断信号を受信した場合に、当該転送遮断信号が配下の分散型電源に関するものであったときに、当該分散型電源を配電系統から遮断する転送遮断装置と、
    を備えることを特徴とする分散型電源用転送遮断システム。
  2. 請求項1に記載の分散型電源用転送遮断システムであって、
    前記ネットワークは、
    前記サーバと、前記スマートメータとの間における通信を中継する集線装置を備え、
    前記サーバは、スマートメータに関連するデータ信号を、前記集線装置を介して前記スマートメータに送信し、
    前記スマートメータは、前記サーバから前記集線装置を介して前記データ信号又は前記転送遮断信号を受信し、当該受信した信号を送出し、
    前記転送遮断装置は、前記スマートメータから送出された前記信号を受信し、当該信号が転送遮断信号である場合に、当該転送遮断信号が配下の分散型電源に関するものであったときに、当該分散型電源を配電系統から遮断する
    ことを特徴とする分散型電源用転送遮断システム。
  3. 請求項2に記載の分散型電源用転送遮断システムであって、
    前記スマートメータから延設され、前記需要家宅内及び前記転送遮断装置へ分岐するデータケーブルをさらに備え、
    前記スマートメータは、前記データケーブルに前記信号を送出し、当該信号が転送遮断信号である場合に、
    前記需要家宅内に設置された装置は、前記データケーブルから前記信号を受信し、当該信号がスマートメータに関連するデータ信号である場合に、所定の処理を行い、
    前記転送遮断装置は、前記データケーブルから前記信号を受信する
    ことを特徴とする分散型電源用転送遮断システム。
JP2012221517A 2012-10-03 2012-10-03 分散型電源用転送遮断システム Expired - Fee Related JP5555296B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012221517A JP5555296B2 (ja) 2012-10-03 2012-10-03 分散型電源用転送遮断システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012221517A JP5555296B2 (ja) 2012-10-03 2012-10-03 分散型電源用転送遮断システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014075895A true JP2014075895A (ja) 2014-04-24
JP5555296B2 JP5555296B2 (ja) 2014-07-23

Family

ID=50749679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012221517A Expired - Fee Related JP5555296B2 (ja) 2012-10-03 2012-10-03 分散型電源用転送遮断システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5555296B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105811585A (zh) * 2016-05-18 2016-07-27 国网山东省电力公司青岛供电公司 分布式电源并网监控系统
JP2018179661A (ja) * 2017-04-10 2018-11-15 富士電機株式会社 電力量計及びその制御方法
CN109548352A (zh) * 2018-12-18 2019-03-29 广东优世联合控股集团股份有限公司 服务器机柜以及用于服务器机柜的物理隔离方法
JP2021158857A (ja) * 2020-03-27 2021-10-07 東京瓦斯株式会社 電力監視制御装置、電力監視制御プログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009240092A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Chugoku Electric Power Co Inc:The 分散型電源用転送遮断システム
JP2012157160A (ja) * 2011-01-26 2012-08-16 Toshiba Corp 電力制御システム
JP2012182905A (ja) * 2011-03-01 2012-09-20 Chugoku Electric Power Co Inc:The 保護継電器診断装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009240092A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Chugoku Electric Power Co Inc:The 分散型電源用転送遮断システム
JP2012157160A (ja) * 2011-01-26 2012-08-16 Toshiba Corp 電力制御システム
JP2012182905A (ja) * 2011-03-01 2012-09-20 Chugoku Electric Power Co Inc:The 保護継電器診断装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105811585A (zh) * 2016-05-18 2016-07-27 国网山东省电力公司青岛供电公司 分布式电源并网监控系统
JP2018179661A (ja) * 2017-04-10 2018-11-15 富士電機株式会社 電力量計及びその制御方法
CN109548352A (zh) * 2018-12-18 2019-03-29 广东优世联合控股集团股份有限公司 服务器机柜以及用于服务器机柜的物理隔离方法
JP2021158857A (ja) * 2020-03-27 2021-10-07 東京瓦斯株式会社 電力監視制御装置、電力監視制御プログラム
JP7379250B2 (ja) 2020-03-27 2023-11-14 東京瓦斯株式会社 電力監視制御装置、電力監視制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5555296B2 (ja) 2014-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4942454B2 (ja) 系統連系装置及び系統連系システム
EP2614572B1 (en) Detecting islanding conditions in power networks
JP5555296B2 (ja) 分散型電源用転送遮断システム
CN103390887B (zh) 含微电网的配电系统故障隔离方法
CN102306956A (zh) 一种馈线自动化系统
EP3353871B1 (en) Medium voltage power supply
CA2777122A1 (en) Head-end system for advanced metering infrastructure network
WO2013047595A1 (ja) 電力接続制御システム及び方法
CN103081334A (zh) 具有用于ac模块连接的ac接口的逆变器
CN102386615A (zh) 煤矿供配电系统中短路故障的防越级跳闸保护系统及方法
CN103344869A (zh) 一种适用于6~35kV配电网的断线报警装置及报警方法
CN202019190U (zh) 一种厂矿零时限防越级跳闸系统
Della Giustina et al. Testing the broadband power line communication for the distribution grid management in a real operational environment
CN104969440A (zh) 智能电网设备
Leelaruji et al. State-of-the-art in the industrial implementation of protective relay functions, communication mechanism and synchronized phasor capabilities for electric power systems protection
JP5346222B2 (ja) 遠隔検針システム
CN202363888U (zh) 煤矿供配电系统中短路故障的防越级跳闸保护系统
WO2005064562A1 (en) Multi-function electric power supply automation system that use plc modem
JP2008187806A (ja) 分散型電源用転送遮断システム及びその通信方法
JP5078810B2 (ja) 配電システム、配電システムの制御方法、及び負荷接続用アダプタ
JP4041833B1 (ja) 分散型電源用転送遮断システム
CN104361526A (zh) 一种含分布式电源的主动配电网保护方案制定方法
CN109617030A (zh) 一种地铁交流环网供电动态适应过流保护方法及系统
US10673233B2 (en) Control device, distribution board, and control method
CN202455049U (zh) 轨道交通供电系统馈线故障后备保护装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140304

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140520

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140530

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5555296

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees