JP3756020B2 - 電力管理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多種、多様な電気機器を管理する電力管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電気機器は省エネルギー化が進められているが、電力系統全体の消費電力から観た場合、どの程度の電力量消費され、かつ電力系統の保全を考えると、複数の電気機器全体を管理、制御する必要性がある。
【0003】
また、電気機器は、様々な固有の機能を保有し、瞬時的な停電を含め、電源系統が遮断された場合、機能のカスタム化した状態はリセットされることがあり、再設定する際に、設定マニュアルが必要となることや、遮断前の設定は人的な記憶媒体にのみ委ねられることになり、手間がかかることになる。
【0004】
さらに、電力系統から取り出せる電力量は固定されており、系統毎に需要と供給のバランスがとれない場合があるといった課題がある。
【0005】
また最近では、パワーコンディショナーとして、太陽光発電と系統とを連系した電源があるが、連系運転、単独運転の問題として検出方法が多く考案されており、特開平10−248180号公報に示すような構成が一般的であった。以下、その構成について図64を参照しながら説明する。
【0006】
図に示すように、電力管理として、太陽電池により発電された直流電力を交流電力に変換するインバータと、各電力系統の接続を行うACスイッチと、直流電力を充電するバッテリと、バッテリに接続され順・逆変換を行う変換器と、系統に接続された電力量計と、各内部機器及び外部機器との通信を行う通信装置と、各機器の制御を行う集中監視制御装置と家電機器とにより構成している。
【0007】
上記構成において電気機器の消費電力が系統の最大供給電力を超える場合には、電気機器への供給電力を制限することにより、電気機器の消費電力が系統の最大供給電力を超え系統がダウンすることを防止することになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の電力管理装置では、電力供給制御の対象として太陽電池あるいは系統といった供給側の制御であり、電気機器が接続される個々の配電線における制御でないため、電気機器の接続される配電ブレーカーに偏りが発生した場合は、ローカル系統がダウンすることになるという課題があり、配電ブレーカーを自動的に切り替え配電線、供給側の使用可能電力を最大限に有効利用することが要求されている。
【0009】
また、使用される負荷の今後の変動予測を行なわない為、電力消費量に偏り、電力消費のピーク時には電源が不安定になるという課題があり、負荷予測による最適な電力の分配が自動で変更することが要求されている。
【0010】
また、配電ブレーカーが遮断状態となった場合に、どの配電ブレーカーが遮断されたかが容易に確認できないという課題があり、どの配電ブレーカーが遮断されたかが容易に確認できるようにすることが要求されている。
また、電気機器の設定状態は、電源遮断時にリセットされ、再設定をする手間がかかる課題があり、電気機器の設定状態を一括して記憶し、電源復帰時に自動で再設定することが要求されている。
【0011】
さらに、使用される電気機器は、年々増加の傾向にあり、使用される電力についても年々増加の一途を辿っており、省電力化をする必要があるという課題があり、電気機器の待機電力の最小化、電気機器の運転時の最小電力化することが要求されている。
【0012】
また、電気機器の運転、停止、さらに設定変更は、生活レベルの向上に伴い、快適性の向上のみならず、遠隔操作、一括操作といった付加機能が不足しているといった課題があり、通信媒体等を使用した操作性の向上が要求されている。
【0013】
さらに、商用電源における供給電力の不足、あるいは発電システムにおける発電電力の不安定による電気機器への安定した電源供給ができないといった課題があり、電力を有効かつ効果的に利用することが求められている。
【0014】
本発明は上記課題を解決するもので、家庭で使用する電気機器の使用場所、使用状態に関わらず、ブレーカー容量を超過して遮断されることを低減することを第1の目的とする。
【0015】
第2の目的は、負荷予測による最適な電力の分配が自動で変更することが要求されている。
【0016】
第3の目的は、配電の状態を集中監視することにある。
【0017】
第4の目的は、停電時等の電源遮断時に各電気機器の設定状態を一時的に待避させ、電源復帰時に設定状態を復元し、再設定の手間を省くことにある。
【0018】
第5の目的は、各配電系統のいずれかが部分的に休止した場合、休止した配電系統に接続されていた各電気機器の設定状態を一時的に待避させ、電源復帰時に設定状態を復元し、再設定の手間を省くことにある。
【0019】
第6の目的は、供給される電力が不安定となった場合や、節電の必要性が発生した場合に、各配電ブレーカーの最適合成を行い、停電時の対応として電気機器の設定状態を記憶し、復帰時に再設定することで再設定の手間を省くことにある。
【0020】
第7の目的は、供給電源の電圧が下降した場合に、電気機器への電力供給条件を変更することで電気機器の安全性を高めると同時に、電気機器の利用効率を上げることにある。
【0021】
第8の目的は、外部との通信により、供給電源の安定性の低下、外部から電気機器の設定変更を行うことにある。
【0022】
第9の目的は、供給電源が不安定、あるいは電気機器の瞬時的な電力増加時の応急電源として使用することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の目的を達成するための第1の手段は、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、契約電力を入力する契約電力入力手段と、各配電線への供給電力を検知する電力検知手段と、各配電線の供給可能電力を設定する配電線電力設定手段と、消費電力量の最大電気機器の消費電力量を入力する最大消費入力手段と、前記契約電力入力手段により入力された契約電力と前記電力検知手段により検知された各配電線への供給電力と前記配電線電力設定手段により設定された各配電線の供給可能電力と前記最大消費入力手段により入力された消費電力量の最大電気機器の消費電力量とにより各配電線に新たに電気機器の追加が可能かどうかを判定する追加判定手段を備え、前記追加判定手段による追加の可否判定から前記分配配電ブレーカーの配電する容量を電気機器に合わせて設定し前記分配配電ブレーカーの組合せを変更し前記分配配電ブレーカーを制御する配電コントロール手段を備える構成としたものである。
【0024】
本発明によれば、電気機器の使用場所、使用状態に関わらず、ブレーカー容量を超過して遮断されることを低減することができる電力管理機器が得られる。
【0025】
また、第2の目的を達成するための第2の手段は、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、契約電力を入力する契約電力入力手段と、各配電線への供給電力を検知する電力検知手段と、各配電線の供給可能電力を設定する配電線電力設定手段と、消費電力量の最大電気機器の消費電力量を入力する最大消費入力手段と、各配電線に新たに電気機器の追加が可能かどうかを判定する追加判定手段と、追加の可否判定から分配配電ブレーカーを制御する配電コントロール手段と、負荷を予測する負荷予測手段と、負荷予測結果から電力供給側の負荷変動を予測し、予測結果に応じて分配配電ブレーカーの組合せを変更する配電コントロール手段を備える構成としたものである。
【0026】
本発明によれば、負荷予測による最適な電力の分配が自動で変更することができる電力管理装置が得られる。
【0027】
また、第3の目的を達成するための第3の手段は、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、契約電力を入力する契約電力入力手段と、各配電線への供給電力を検知する電力検知手段と、各配電線の供給可能電力を設定する配電線電力設定手段と、消費電力量の最大電気機器の消費電力量を入力する最大消費入力手段と、各配電線に新たに電気機器の追加が可能かどうかを判定する追加判定手段と、追加の可否判定から分配配電ブレーカーを制御する配電コントロール手段と、負荷を予測する負荷予測手段と、負荷予測結果から電力供給側の負荷変動を予測し、分配配電ブレーカーの組合せを変更する分散配電コントロール手段と、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、電力状態、前記系統配電ブレーカーの接続状況、分配配電ブレーカーの接続状況の全てあるいはいずれかの状態を表示する表示手段を備える構成としたものである。
【0028】
本発明によれば、各配電ブレーカーの配電状態を集中監視することができる電力管理機器が得られる。
【0029】
また、第4の目的を達成するための第4の手段は、各配電線への供給電力を検知する電力検知手段と、停電等の供給電源側が不安定、休止あるいは停止した際に各電気機器の設定状態を記憶する設定記憶手段と、供給電源が復帰した際に前記各電気機器へ不安定、休止あるいは停止した際の設定状態を送信する設定送信手段を備える構成としている。
【0030】
本発明によれば、停電時等の電源遮断時に各電気機器の設定状態を一時的に待避させ、電源復帰時に設定状態を復元し、再設定の手間を省くことができる電力管理機器が得られる。
【0031】
また、第5の目的を達成するための第5の手段は、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、契約電力を入力する契約電力入力手段と、各配電線への供給電力を検知する電力検知手段と、各配電線の供給可能電力を設定する配電線電力設定手段と、消費電力量の最大電気機器の消費電力量を入力する最大消費入力手段と、各配電線に新たに電気機器の追加が可能かどうかを判定する追加判定手段と、追加の可否判定から配電ブレーカーを制御する配電コントロール手段と、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、電力状態、前記系統配電ブレーカーの接続状況、分配配電ブレーカーの接続状況の全てあるいはいずれかの状態を表示する表示手段と、停電等の供給電源側が不安定、休止あるいは停止した際に各電気機器の設定状態を記憶する設定記憶手段と、供給電源が復帰した際に前記各電気機器へ設定状態を送信する設定送信手段を備える構成としたものである。
【0032】
本発明によれば、各配電系統のいずれかが部分的に休止した場合、休止した配電系統に接続されていた各電気機器の設定状態を一時的に待避させ、電源復帰時に設定状態を復元し、再設定の手間を省くことができる電力管理機器が得られる。
【0033】
また、第6の目的を達成するための第6の手段は、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、契約電力を入力する契約電力入力手段と、各配電線への供給電力を検知する電力検知手段と、各配電線の供給可能電力を設定する配電線電力設定手段と、消費電力量の最大電気機器の消費電力量を入力する最大消費入力手段と、各配電線に新たに電気機器の追加が可能かどうかを判定する追加判定手段と、追加の可否判定から配電ブレーカーを制御する配電コントロール手段と、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、電力状態、前記系統配電ブレーカーの接続状況、分配配電ブレーカーの接続状況の全てあるいはいずれかの状態を表示する表示手段と、停電等の供給電源側が不安定、休止あるいは停止した際に各電気機器の設定状態を記憶する設定記憶手段と、供給電源が復帰した際に前記各電気機器へ設定状態を送信する設定送信手段と、供給電源側の節電の必要性を判定する節電判定手段を備える構成としたものである。
【0034】
本発明によれば、供給される電力が不安定となった場合や、節電の必要性が発生した場合に、各配電ブレーカーの最適合成を行い、停電時の対応として電気機器の設定状態を記憶し、復帰時に再設定することで再設定の手間を省くことができる電力管理機器が得られる。
【0035】
また、第7の目的を達成するための第7の手段は、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、契約電力を入力する契約電力入力手段と、各配電線への供給電力を検知する電力検知手段と、各配電線の供給可能電力を設定する配電線電力設定手段と、消費電力量の最大電気機器の消費電力量を入力する最大消費入力手段と、各配電線に新たに電気機器の追加が可能かどうかを判定する追加判定手段と、追加の可否判定から配電ブレーカーの組合せを変更し、最適に合成する配電コントロール手段と、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、電力状態、前記系統配電ブレーカーの接続状況、分配配電ブレーカーの接続状況の全てあるいはいずれかの状態を表示する表示手段と、停電等の供給電源側が不安定、休止あるいは停止した際に各電気機器の設定状態を記憶する設定記憶手段と、供給電源が復帰した際に前記各電気機器へ設定状態を送信する設定送信手段と、供給電源側の節電の必要性を判定する節電判定手段と、各配電線に優先順位を設定し、制御する優先制御手段と、電気機器に供給する電力を調整する電力調整手段を備える構成としたものである。
【0036】
本発明によれば、供給電源の電圧が下降した場合に、電気機器への電力供給条件を変更することで電気機器の安全性を高めると同時に、電気機器の利用効率を上げることができる電力管理機器が得られる。
【0037】
また、第8の目的を達成するための第8の手段は、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、契約電力を入力する契約電力入力手段と、各配電線への供給電力を検知する電力検知手段と、各配電線の供給可能電力を設定する配電線電力設定手段と、消費電力量の最大電気機器の消費電力量を入力する最大消費入力手段と、各配電線に新たに電気機器の追加が可能かどうかを判定する追加判定手段と、追加の可否判定から配電ブレーカーの組合せを変更し、最適に合成する配電コントロール手段と、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、電力状態、前記系統配電ブレーカーの接続状況、分配配電ブレーカーの接続状況の全てあるいはいずれかの状態を表示する表示手段と、停電等の供給電源側が不安定、休止あるいは停止した際に各電気機器の設定状態を記憶する設定記憶手段と、供給電源が復帰した際に前記各電気機器へ設定状態を送信する設定送信手段と、供給電源側の節電の必要性を判定する節電判定手段と、各配電線に優先順位を設定し、制御する優先制御手段と、電気機器に供給する電力を調整する電力調整手段と、外部と通信し、外部から設定状態を変更あるいは確認する外部通信手段を備える構成としたものである。
【0038】
本発明によれば、外部との通信により、供給電源の安定性の低下、外部から電気機器の設定変更を行うことができる電力管理機器が得られる。
【0039】
また、第9の目的を達成するための第9の手段は、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、契約電力を入力する契約電力入力手段と、各配電線への供給電力を検知する電力検知手段と、各配電線の供給可能電力を設定する配電線電力設定手段と、消費電力量の最大電気機器の消費電力量を入力する最大消費入力手段と、各配電線に新たに電気機器の追加が可能かどうかを判定する追加判定手段と、追加の可否判定から配電ブレーカーの組合せを変更し、最適に合成する配電コントロール手段と、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、電力状態、前記系統配電ブレーカーの接続状況、分配配電ブレーカーの接続状況の全てあるいはいずれかの状態を表示する表示手段と、停電等の供給電源側が不安定、休止あるいは停止した際に各電気機器の設定状態を記憶する設定記憶手段と、供給電源が復帰した際に前記各電気機器へ設定状態を送信する設定送信手段と、供給電源側の節電の必要性を判定する節電判定手段と、各配電線に優先順位を設定し、制御する優先制御手段と、電力調整手段と、外部と通信する外部通信手段と、供給される電力を蓄電可能な電力に変換する電力変換手段と、変換された電力を蓄電する蓄電手段を備える構成としたものである。
【0040】
本発明によれば、供給電源が不安定、あるいは電気機器の瞬時的な電力増加時の応急電源として使用することができる電力管理機器が得られる。
【0041】
【発明の実施の形態】
本発明は、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、契約電力を入力する契約電力入力手段と、各配電線への供給電力を検知する電力検知手段と、各配電線の供給可能電力を設定する配電線電力設定手段と、消費電力量の最大電気機器の消費電力量を入力する最大消費入力手段と、各配電線に新たに電気機器の追加が可能かどうかを判定する追加判定手段と、追加の可否判定から前記分配配電ブレーカーの配電する容量を電気機器に合わせて設定し前記分配配電ブレーカーの組合せを変更し分配配電ブレーカーを制御する配電コントロール手段を備える構成としたものであり、家庭で使用する電気機器の使用場所、使用状態に関わらず、ブレーカー容量を超過して遮断されることを低減することができるという作用を有する。
【0042】
また、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、契約電力を入力する契約電力入力手段と、各配電線への供給電力を検知する電力検知手段と、各配電線の供給可能電力を設定する配電線電力設定手段と、消費電力量の最大電気機器の消費電力量を入力する最大消費入力手段と、各配電線に新たに電気機器の追加が可能かどうかを判定する追加判定手段と、追加の可否判定から分配配電ブレーカーを制御する配電コントロール手段と、負荷を予測する負荷予測手段と、負荷予測結果から電力供給側の負荷変動を予測し、予測結果に応じて分配配電ブレーカーの組合せを変更する配電コントロール手段を備える構成としたものであり、負荷予測による最適な電力の分配が自動で変更することができるという作用を有する。
【0043】
また、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、契約電力を入力する契約電力入力手段と、各配電線への供給電力を検知する電力検知手段と、各配電線の供給可能電力を設定する配電線電力設定手段と、消費電力量の最大電気機器の消費電力量を入力する最大消費入力手段と、各配電線に新たに電気機器の追加が可能かどうかを判定する追加判定手段と、追加の可否判定から分配配電ブレーカーを制御する配電コントロール手段と、負荷を予測する負荷予測手段と、負荷予測結果から電力供給側の負荷変動を予測し、分配配電ブレーカーの組合せを変更する分散配電コントロール手段と、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、電力状態、前記系統配電ブレーカーの接続状況、分配配電ブレーカーの接続状況の全てあるいはいずれかの状態を表示する表示手段を備える構成としたものであり、配電の状態を集中監視することができるという作用を有する。
【0044】
また、各配電線への供給電力を検知する電力検知手段と、停電等の供給電源側が不安定、休止あるいは停止した際に各電気機器の設定状態を記憶する設定記憶手段と、供給電源が復帰した際に前記各電気機器へ設定状態を送信する設定送信手段を備える請求項1から3いずれかに記載の電力管理装置の構成としたものであり、停電時等の電源遮断時に各電気機器の設定状態を一時的に待避させ、電源復帰時に設定状態を復元し、再設定の手間を省くことができるという作用を有する。
【0045】
また、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、契約電力を入力する契約電力入力手段と、各配電線への供給電力を検知する電力検知手段と、各配電線の供給可能電力を設定する配電線電力設定手段と、消費電力量の最大電気機器の消費電力量を入力する最大消費入力手段と、各配電線に新たに電気機器の追加が可能かどうかを判定する追加判定手段と、追加の可否判定から配電ブレーカーを制御する配電コントロール手段と、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、電力状態、前記系統配電ブレーカーの接続状況、分配配電ブレーカーの接続状況の全てあるいはいずれかの状態を表示する表示手段と、停電等の供給電源側が不安定、休止あるいは停止した際に各電気機器の設定状態を記憶する設定記憶手段と、供給電源が復帰した際に前記各電気機器へ設定状態を送信する設定送信手段を備える構成としたものであり、各配電系統のいずれかが部分的に休止した場合、休止した配電系統に接続されていた各電気機器の設定状態を一時的に待避させ、電源復帰時に設定状態を復元し、再設定の手間を省くことができるという作用を有する。
【0046】
また、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、契約電力を入力する契約電力入力手段と、各配電線への供給電力を検知する電力検知手段と、各配電線の供給可能電力を設定する配電線電力設定手段と、消費電力量の最大電気機器の消費電力量を入力する最大消費入力手段と、各配電線に新たに電気機器の追加が可能かどうかを判定する追加判定手段と、追加の可否判定から配電ブレーカーを制御する配電コントロール手段と、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、電力状態、前記系統配電ブレーカーの接続状況、分配配電ブレーカーの接続状況の全てあるいはいずれかの状態を表示する表示手段と、停電等の供給電源側が不安定、休止あるいは停止した際に各電気機器の設定状態を記憶する設定記憶手段と、供給電源が復帰した際に前記各電気機器へ設定状態を送信する設定送信手段と、供給電源側の節電の必要性を判定する節電判定手段を備える構成としたものであり、供給される電力が不安定となった場合や、節電の必要性が発生した場合に、各配電ブレーカーの最適合成を行い、停電時の対応として電気機器の設定状態を記憶し、復帰時に再設定することで再設定の手間を省くことができるという作用を有する。
【0047】
また、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、契約電力を入力する契約電力入力手段と、各配電線への供給電力を検知する電力検知手段と、各配電線の供給可能電力を設定する配電線電力設定手段と、消費電力量の最大電気機器の消費電力量を入力する最大消費入力手段と、各配電線に新たに電気機器の追加が可能かどうかを判定する追加判定手段と、追加の可否判定から配電ブレーカーの組合せを変更し、最適に合成する配電コントロール手段と、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、電力状態、前記系統配電ブレーカーの接続状況、分配配電ブレーカーの接続状況の全てあるいはいずれかの状態を表示する表示手段と、停電等の供給電源側が不安定、休止あるいは停止した際に各電気機器の設定状態を記憶する設定記憶手段と、供給電源が復帰した際に前記各電気機器へ設定状態を送信する設定送信手段と、供給電源側の節電の必要性を判定する節電判定手段と、各配電線に優先順位を設定し、制御する優先制御手段と、電力調整手段を備える構成としたものであり、供給電源の電圧が下降した場合に、電気機器への電力供給条件を変更することで電気機器の安全性を高めると同時に、電気機器の利用効率を上げることができるという作用を有する。
【0048】
また、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、契約電力を入力する契約電力入力手段と、各配電線への供給電力を検知する電力検知手段と、各配電線の供給可能電力を設定する配電線電力設定手段と、消費電力量の最大電気機器の消費電力量を入力する最大消費入力手段と、各配電線に新たに電気機器の追加が可能かどうかを判定する追加判定手段と、追加の可否判定から配電ブレーカーの組合せを変更し、最適に合成する配電コントロール手段と、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、電力状態、前記系統配電ブレーカーの接続状況、分配配電ブレーカーの接続状況の全てあるいはいずれかの状態を表示する表示手段と、停電等の供給電源側が不安定、休止あるいは停止した際に各電気機器の設定状態を記憶する設定記憶手段と、供給電源が復帰した際に前記各電気機器へ設定状態を送信する設定送信手段と、供給電源側の節電の必要性を判定する節電判定手段と、各配電線に優先順位を設定し、制御する優先制御手段と、電力調整手段と、外部と通信する外部通信手段を備える構成としたものであり、外部との通信により、供給電源の安定性の低下、外部から電気機器の設定変更を行うことができるという作用を有する。
【0049】
また、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、契約電力を入力する契約電力入力手段と、各配電線への供給電力を検知する電力検知手段と、各配電線の供給可能電力を設定する配電線電力設定手段と、消費電力量の最大電気機器の消費電力量を入力する最大消費入力手段と、各配電線に新たに電気機器の追加が可能かどうかを判定する追加判定手段と、追加の可否判定から配電ブレーカーの組合せを変更し、最適に合成する配電コントロール手段と、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、電力状態、前記系統配電ブレーカーの接続状況、分配配電ブレーカーの接続状況の全てあるいはいずれかの状態を表示する表示手段と、停電等の供給電源側が不安定、休止あるいは停止した際に各電気機器の設定状態を記憶する設定記憶手段と、供給電源が復帰した際に前記各電気機器へ設定状態を送信する設定送信手段と、供給電源側の節電の必要性を判定する節電判定手段と、各配電線に優先順位を設定し、制御する優先制御手段と、電力調整手段と、外部と通信する外部通信手段と、供給される電力を蓄電可能な電力に変換する電力変換手段と、変換された電力を蓄電する蓄電手段を備える構成としたものであり、供給電源が不安定、あるいは電気機器の瞬時的な電力増加時の応急電源として使用することができるという作用を有する。
【0050】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0051】
【実施例】
(実施例1)
以下、本発明の第1実施例(実施例1に対応)について、図1〜図8を参照しながら説明する。
【0052】
図1に示すように、商用電源に接続された電力管理装置は負荷である電気機器1に接続される。電気機器1は電気機器1a、1b、1c、1dから構成される。電気機器1とは、例えば空調機、テレビ、冷蔵庫、洗濯器等の家庭電気製品である。電力管理装置は、系統配電ブレーカー2と、系統配電ブレーカー2の電力を各配電線に分配する分配配電ブレーカー3と、契約電力を入力する契約電力入力手段4と、各配電線への供給電力を検知する電力検知手段5としての電力計5aから5e、各配電線の供給可能電力を設定する配電線電力設定手段6と、消費電力量が最大の電気機器1aから1dのいずれかの消費電力量を入力する最大消費入力手段7と、配電線に電気機器1aから1dのいずれかの追加が可能かどうかを判定する追加判定手段8と、追加の可否判定から分配配電ブレーカー3の組合せを変更し、最適に合成する配電コントロール手段9aにより構成されている。
【0053】
配電コントロール手段9aの制御フローチャートを図2に示す。
【0054】
図に示すように、配電コントロール手段9aは、契約電力入力手段4により契約電力、すなわち許容できる最大消費量を入力する。次に、電力計5aにより系統全体の消費電力を入力する。さらに入力した系統全体の消費電力が、契約電力と比較してどの程度余裕があるかを判定する。さらに、電気機器1dを追加しようとしている配電線の消費電力量を電力計5eから検知する。配電線の消費電力と、配電線の供給可能電力から追加可能な電力量を算出する。さらに電気機器1dの追加が可能かどうかを追加判定手段8により判定する。追加が可能であれば、電気機器1dは使用可能となるが、追加不可能であれば、追加された電気機器1dは電源供給されず、使用不可能となる。
【0055】
次に契約電力入力手段4について、図3を参照しながら説明する。
【0056】
図に示すように、契約電力入力手段4は、系統配電ブレーカー2を設置した際に契約電力を設定するように位置しており、電流値30アンペア等の設定をするようにディップスイッチ4aと、ディップスイッチ4bからの信号から設定した契約電力を判定するディップスイッチ認識手段4cにより構成する。ディップスイッチ認識手段4cは、人的に設定されたディップスイッチ4a、4bのパターンを読込み認識する。
【0057】
次に追加判定手段8について、図4及び図5を参照しながら説明する。
【0058】
図に示すように、追加判定手段8は、機器立上げ時に突入電流が流れる為、突入電流のパルス的な瞬時ピーク電力の予測値から、電気機器1aから1dのいずれかの使用電力が供給可能かを判定する。図中のT0までの時間は、既に使用している電気機器1aから1dのいずれかまでの消費電力I0を示しており、T0の瞬間に電気機器1aから1dのいずれかを立ち上げた一例を示している。図中の実線のような消費となった場合は、追加可能な場合を示し、一点破線は追加不可能な場合を示す。図中に示すように、T0の瞬間から、電気機器1aから1dのいずれかの立ち上げ時の消費電力変化すなわち消費電流の微分値を監視し、消費電力の絶対値と、微分値から供給可能電力Ibを超過するかを判定する。図5に追加判定手段8のフローチャートを示す。図に示すように、追加判定手段8は、電力計5aから5eで検出した電力状態を入力する。入力した電力状態の変化を微分値として演算する。演算した微分値が、電気機器1aから1dそれぞれ固有のある所定値以上となると、電気機器1aから1dそれぞれが運転を開始したと判定する。さらに微分値が電気機器1aから1dそれぞれ固有のある所定値以下となると、電気機器1aから1dそれぞれは停止したと判定する。
【0059】
次に分配配電ブレーカー3の構成の一例について、図6を参照しながら説明する。
【0060】
図に示すように、分配配電ブレーカー3は、配電スイッチ3aから3jと、配電端子3kから3nにより構成する。電気機器1aから1dは配電端子3kから3nに接続する。配電スイッチ3aから3jは、配電コントロール手段9aからの信号に応じて配電端子3kから3nへの供給方法を変更する。配電スイッチ3aから3jは、異なる配電容量であり、容量の異なる配電の組合せで、配電する容量を電気機器1aから1dに合わせて、細かく設定することができる。
【0061】
次に追加運転が可能と判定された場合の分配配電ブレーカー3、配電コントロール手段9aの動作について図7を参照しながら説明する。一例として配電スイッチ3a、3bを5アンペア容量、配電スイッチ3c、3dを4アンペア容量、配電スイッチ3e、3fを3アンペア容量、配電スイッチ3g、3hを2アンペア容量、配電スイッチ3i、3jを1アンペア容量の場合で説明する。追加される前の各配電スイッチ3aから3jは、配電端子3kに配電スイッチ3a及び3b、配電端子3lに配電スイッチ3c及び3d、配電端子3mに配電スイッチ3e及び3f、配電端子3nに配電スイッチ3gから3jが接続されていたとする。この時、配電端子容量は、各々配電端子3kは8アンペア、配電端子3lは8アンペア、配電端子3mは6アンペア、配電端子3nは6アンペアである。さらに各配電端子3kから3nと電気機器1aから1dを接続する配電線の許容電力は10アンペアとする。さらに、電気機器1aの消費が7アンペア、電気機器1bの消費が6アンペア、電気機器1aの消費が5アンペアであったとする。この条件で、配電コントロール手段9aは、使用している電気機器1aから1cと分配配電ブレーカー3の関係から、分配配電ブレーカー3の過剰な余裕の有無を判定する。電気機器1aは、消費として7アンペアの使用であるが、供給可能電力として10アンペア用意しているため、3アンペアの余裕がある。さらに電気機器1bに対しても同様に2アンペアの余裕、電気機器1cに対しては1アンペアの余裕がある。図に示す例の場合、配電端子3kから3nに接続される分配配電ブレーカー3には余裕が存在するため、例えば配電端子3kの3アンペアの余裕は、配電端子3nに接続した配電スイッチ3gから3jのうちの配電スイッチ3g、3iを配電端子3kに接続し、配電スイッチ3aを配電端子3kから離脱する。離脱した配電スイッチ3aは配電端子3nに接続し、電気機器1dを新たに運転する場合に使用する。
【0062】
次に配電線電力設定手段6について、図8を参照しながら説明する。
【0063】
図に示すように、配電線電力設定手段6は、分配配電ブレーカー3から電気機器1への各配電線を設備する際に配電線の許容電力を設定するように位置しており、最大電流値30アンペア等の設定をするようにディップスイッチ6a、6bと、ディップスイッチ認識手段6cにより構成する。ディップスイッチ認識手段6cは、人的に設定されたディップスイッチ6a、6bのパターンを読込み認識する。
【0064】
次に最大消費入力手段7について、図9を参照しながら説明する。
図に示すように、最大消費入力手段7は、電気機器1を接続する際に電気機器1の消費電力量を設定するように位置しており、最大電流値600ワット等の設定をするようにディップスイッチ7a、7b、7cと、ディップスイッチ認識手段7dにより構成する。ディップスイッチ認識手段7dは、人的に設定されたディップスイッチ7a、7b、7cのパターンを読込み認識する。
【0065】
上記構成により商用電源に接続される系統配電ブレーカー2、配電コントロール手段9aを備えることで、電気機器1dを新たに運転した場合でも安定した、最適な電源供給をすることができる。
【0066】
このように本発明の第1実施例の電力管理装置によれば、最適な電力の分配が自動で変更することができる。
【0067】
なお、本実施例において、契約電力入力手段はディップスイッチを使用したが、ダイヤル式等の入力可能な手段であれば同様の効果があることは自明の理である。
【0068】
また、追加判定手段は電気機器の立ち上げ時の突入電流で検知するとしたが、通信で運転、停止等の信号を受信し判定する等の手段であっても同様の効果があることは自明の理である。
【0069】
さらに、配電端子は4個、配電スイッチは10個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0070】
また、配電スイッチは容量を1アンペア、2アンペア、3アンペア、4アンペア、5アンペアを例としたが、他の容量の組み合わせであっても同様の効果があることは自明の理である。
【0071】
さらに、電力検知手段は5個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0072】
また、電気機器は4個を例としたが、任意の個数の電気機器であっても同様の効果が得られることは自明の理である。
【0073】
さらに、分配配電ブレーカーの出力端子は4個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0074】
(実施例2)
以下、本発明の第2実施例(実施例1に対応)について、図10から図12を参照しながら説明する。
【0075】
なお、第1実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0076】
図10に示すように、発電装置の電力管理装置は、太陽電池等を使用した発電システムに接続される系統配電ブレーカー2と、分配配電ブレーカー3と、電力計5aから5eと、配電線電力設定手段6と、最大消費入力手段7と、追加判定手段8と、発電電力量により制御する配電コントロール手段9bにより構成する。
【0077】
配電コントロール手段9bの制御フローチャートを図11に示す。
【0078】
図に示すように、配電コントロール手段9bは、太陽電池から発電する発電電力入力と、蓄電池から放電する蓄電電力入力を検知入力する。次に、系統に接続している電気機器1aから1dの消費を系統全体電力入力として検知する。次に、発電電力、蓄電電力の総和を算出し、発電、蓄電電力総和を算出する。さらに、算出した総和電力と、電力計5aにより得られる系統全体の消費電力と差分値を算出する。さらに、電気機器1aから1dのいずれかを追加しようとしている配電線の消費電力量を電力計5bから5eのいずれかから検知する。さらに、配電線の消費電力と、配電線の供給可能電力から追加できる配電線供給可能電力を検知入力する。また電気機器1aから1dのいずれかの追加が可能かどうかを追加判定手段8により判定する。追加が可能であれば、電気機器1aから1dのいずれかは使用可能となるが、追加不可能であれば、追加された電気機器1aから1dのいずれかは電源供給されず、使用不可能となる。
【0079】
次に追加運転が可能と判定された場合の配電コントロール手段9bの制御フローチャートについて図12を参照しながら説明する。配電コントロール手段9bの制御フローチャートは、第1実施例に記載の配電コントロール手段9aに発電電力の蓄電制御を付加した構成である。需要側の制御は配電コントロール手段9aと同様の制御を行い、余剰電力あるいは、不足電力を蓄電池に充電あるいは蓄電池から供給するよう制御する。図に示すように、分配配電ブレーカー3の最適合成をまず行い、次に発電電力が需要電力と比較して大小を判定する。発電電力が需要電力より大きい場合は、発電電力を供給するのみの制御となる。発電電力が需要電力より小さい場合は、発電、蓄電電力を供給する制御となる。さらに、発電電力と蓄電電力を足しあわせた電力においても、需要電力に満たない場合は、追加不可能と判定する。
【0080】
上記構成により発電システムに接続される系統配電ブレーカー2、配電コントロール手段9bを備えることで、電気機器1aから1dのいずれかを新たに運転した場合においても発電、蓄電電力に応じた安定した、最適な電源供給をすることができる。
【0081】
このように本発明の第2実施例の電力管理装置によれば、発電システムの最適な電力の分配が自動で変更することができる。
【0082】
なお、発電システムは太陽光発電を一例としたが、風力、燃料電池等の発電システムであっても同様の効果があることは自明の理である。
【0083】
また、発電システムの蓄電部分は蓄電池を使用した例としてが、電気二重層コンデンサ等の蓄電手段であっても同様の効果があることは自明の理である。
【0084】
また、電気機器は4個を例としたが、任意の個数の電気機器であっても同様の効果が得られることは自明の理である。
【0085】
さらに、電力検知手段は5個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0086】
さらに、分配配電ブレーカーの出力端子は4個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0087】
(実施例3)
以下、本発明の第3実施例(実施例1に対応)について、図13から図15を参照しながら説明する。
【0088】
なお、第1から第2実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0089】
図13に示すように、電力管理装置は、系統配電ブレーカー2と、分配配電ブレーカー3と、契約電力入力手段4と、電力計5aから5eと、配電線電力設定手段6と、最大消費入力手段7と、追加判定手段8と、優先順位から制御する配電コントロール手段9cにより構成する。各電気機器1aから1dへの配電は、商用電源に接続される系統配電ブレーカー2と、配電状態を各電気機器1aから1dの優先順位に従って制御する配電コントロール手段9cにより、契約電力を超過しないように制御される。
【0090】
図14に配電コントロール手段9cのフローチャートを示す。図に示すように、配電コントロール手段9cは、まず優先順位設定を読込み、電気機器1aから1dの優先順位を入力する。入力した優先順位から、優先順位の低い順に配電を中止する。配電の中止により、契約電力を下回ったか判定し、下回らない場合は、さらに優先順位の低い電気機器1aから1dのいずれかを配電中止とする。このサイクルを反復し、契約電力を下回るまで継続する。
【0091】
次に、使用者が設定する優先順位の選択機構を図15に示す。図15に示すように、配電端子3kから3nに優先順位設定スイッチ3oから3rと、優先順位識別手段3sにより優先順位を選択設定するように構成する。図15の場合、配電端子3kに対応する優先順位設定スイッチ3oは、優先順位1位に設定し、配電端子3lに対応する優先順位設定スイッチ3pは、優先順位2位に設定し、配電端子3mに対応する優先順位設定スイッチ3qは、優先順位3位に設定し、配電端子3nに対応する優先順位設定スイッチ3rは、優先順位4位に設定する。
【0092】
配電端子3kに電気機器1a、配電端子3lに電気機器1b、配電端子3mに電気機器1c、配電端子3nに電気機器1dが接続されている場合、電気機器1aには、例えば冷蔵庫等常時通電の必要な機器を接続する。優先順位1位の配電線に電力を供給する配電端子に接続する配電スイッチ3a、3bは固定とし、配電端子3kの配電スイッチ3a、3bの切り替えによるノイズを発生しにくいようにし、電源の安定性を向上する。
【0093】
上記構成により、優先順位に従って配電スイッチ3aから3jの選択、設定変更を行い、従って、冷蔵庫のような常時電源供給が必要な例えば電気機器1aに対して安定した電源を供給することができる。
【0094】
このように本発明の第3実施例の電力管理装置によれば、電気機器の優先順位に従って分配配電ブレーカーの設定ができ、電力の分配が可能とすることができる。
【0095】
なお、優先順位設定スイッチは、配電端子部に設置したが、各電気機器に優先順位設定機能を付加しても同様の効果があることは自明の理である。
【0096】
また、優先順位設定スイッチは、4段階の優先順位を例としたが、任意の段階の優先順位であっても同様の効果が得られることは自明の理である。
【0097】
また、電気機器は4個を例としたが、任意の個数の電気機器であっても同様の効果が得られることは自明の理である。
【0098】
さらに、電力検知手段は5個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0099】
さらに、分配配電ブレーカーの出力端子は4個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0100】
(実施例4)
以下、本発明の第4実施例(実施例2に対応)について、図16から図18を参照しながら説明する。
【0101】
なお、第1から第3実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0102】
図16に示すように、電力管理装置は、系統配電ブレーカー2と、分配配電ブレーカー3と、契約電力入力手段4と、電力計5aから5eと、配電線電力設定手段6と、最大消費入力手段7と、追加判定手段8と、負荷を予測する負荷予測手段10と、負荷予測結果から電力供給側の負荷変動を予測し、分配配電ブレーカー3の組合せを変更する配電コントロール手段9dにより構成する。
【0103】
図17に示すように、負荷予測手段10は、温度センサ10aと、湿度センサ10bと、気圧センサ10cと、日射センサ10dと、各センサから負荷を予測する負荷演算部10eにより構成する。
【0104】
負荷演算部10eの制御フローチャートについて、図18を参照しながら説明する。
【0105】
図に示すように、まず負荷演算部10eは、温度センサ10a、湿度センサ10b、気圧センサ10c、日射センサ10dから室内外の温湿度、気圧、日射量を入力する。入力した室内外の温度から室内外温度差を算出する。次に、空調設定は夏季28℃設定、冬季18℃設定と見なし、設定温度と室内外温度差から現時刻における空調負荷を演算する。次に日射量から夏季であれば空調負荷は大きくなるよう前述の空調負荷を補正し、冬季であれば空調負荷を小さくなるよう補正する。更に、温湿度、日射量の時系列変動、気圧から気象の変化を予測し、さらに空調負荷を予測し演算する。また室内の日射量から、現時刻の窓側の照明負荷を演算する。さらに配電コントロール手段9dは、各室単位で空調あるいは照明の負荷が予測できるため、各分配配電ブレーカー3の組合せを予測結果に応じてあらかじめ設定変更をする制御を行う。
【0106】
図19に配電コントロール手段9dのフローチャートを示す。図に示すように、配電コントロール手段9dは、負荷予測手段10から負荷予測状態を入力する。入力した負荷予測条件から、電気機器1aから1dのそれぞれの設定変化を予測する。さらに、予測した設定変化から消費電力が増加する方向にあれば、各分配配電ブレーカー3の配電端子3kから3nへ接続する配電スイッチ3aから3jを許容量を増加する方向で組み替える。減少する方向にあれば、許容量を減少させる方向で組み替え、効率的な配電状態とする。
【0107】
上記構成により、あらかじめ分配配電ブレーカー3を最適な配電状態とするため、新たに電気機器1aから1dのいずれかが運転状態となった場合においても迅速な対応ができる。
【0108】
このように本発明の第4実施例の電力管理装置によれば、負荷予測により最適な電力の分配が自動で変更することができる。
【0109】
なお、負荷予測手段として、温度センサ、湿度センサ、気圧センサ、日射センサを使用したが、その他の環境を検知するセンサを利用した場合であっても同様の効果があることは自明の理である。
【0110】
また、最適な電力分配として空調機、照明を例としたが、花粉センサ等との組み合わせにより空気清浄器等への電力分配制御を行っても同様の効果があることは自明の理である。
【0111】
また、電気機器は4個を例としたが、任意の個数の電気機器であっても同様の効果が得られることは自明の理である。
【0112】
また、電力検知手段は5個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0113】
さらに、分配配電ブレーカーの出力端子は4個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0114】
(実施例5)
以下、本発明の第5実施例(実施例3に対応)について、図20から図22を参照しながら説明する。
【0115】
なお、第1から第4実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0116】
図20に示すように、電力管理装置は、系統配電ブレーカー2と、分配配電ブレーカー3と、契約電力入力手段4と、電力計5aから5eと、配電線電力設定手段6と、最大消費入力手段7と、追加判定手段8と、負荷予測手段10と、配電コントロール手段9dと、電力状態、系統配電ブレーカー2の接続状態、分配配電ブレーカー3の接続状態のすべてあるいはいずれかの状態を表示する表示手段11としての表示部11a、表示切替手段11b、送電側からの送電電力の過不足を通知する送電電力過不足通知手段11cにより構成する。
【0117】
図21に表示切替手段11bのフローチャートを示す。図に示すように、表示切替手段11bは送電状態表示、消費状態表示、系統配電ブレーカー2の接続状態表示、分配配電ブレーカー3の接続状態表示を一定時間サイクルで反復表示する。
【0118】
図22に送電電力過不足通知手段11cの制御フローチャートを示す。図に示すように、送電電力過不足通知手段11cは、送電側からの供給電力を供給側総合電力として入力する。次に負荷側の必要電力を各負荷側電力合計を算出する。
【0119】
次に送電側からの供給電力と、負荷側の負荷電力を比較する。送電側からの供給電力が不足した場合は、表示部11aに電力不足警告を表示する。
【0120】
このように本発明の第5実施例の電力管理装置によれば、供給電源の状態、負荷として接続される電気機器への供給電源状態を表示することができ、家庭における消費状態を一望することができる。
【0121】
(実施例6)
以下、本発明の第6実施例(実施例4に対応)について、図23から図26を参照しながら説明する。
【0122】
なお、第1から第5実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0123】
図23に示すように、電力管理装置は、系統配電ブレーカー2と、分配配電ブレーカー3と、契約電力入力手段4と、電力計5aから5eと、配電線電力設定手段6と、最大消費入力手段7と、追加判定手段8と、優先順位から制御する配電コントロール手段9cと、各配電線の電力を検知する電力計5aから5dと、停電時等の供給電源側が不安定、休止あるいは停止した際に各電気機器1aから1dの設定状態を記憶する設定記憶手段12と、供給電源が復帰した時に電気機器1aから1dへ設定状態を送信する設定送信手段13により構成する。
【0124】
図24に、設定記憶手段12の制御フローチャートを示す。初めに、設定記憶手段12は、供給される電源が電気機器1aから1dの許容できる電源条件範囲であるかを判定するため、供給されている電源条件を入力する。次に電源条件が定格値の10パーセント以下の誤差範囲であれば問題なく処理を抜けるが、電源条件範囲でなければ各電気機器1aから1dへ、各電気機器1aから1dのアドレス、及び設定状態を送信するよう機器データ送信指令を発信する。各電気機器1aから1dの発信した情報は、設定記憶手段12で受信し、受信データ格納を行う。送信するデータの一例を図25に示す。図に示すように、送信するデータは電源条件不安定のもとで送受信されるため、パリティチェック等のデータエラーに関する確認を行う。受信した設定状態は、記憶メモリに格納され、管理装置の電源状態が不安定となった場合においても消去されることはない。
【0125】
図26に、設定送信手段13の制御フローチャートを示す。初めに、設定送信手段13は、供給される電源が電気機器1aから1dの許容できる電源条件範囲であるかを判定するため、電源条件を入力する。次に電源条件が定格の10パーセント誤差範囲でなければ、送信を中止し処理を抜けるが、範囲内であれば、各電気機器1aから1dがスタンバイ状態にあるか確認する。確認後に設定データを送信する。送信するデータは、アドレス、設定データとし、各電気機器1aから1dが独自のアドレスに一致する場合にのみ受信し、他のアドレスが入力された場合はすべて削除するよう制御する。
【0126】
上記構成により設定記憶手段12は、各電気機器1aから1dの設定状態を記憶でき、設定送信手段13で各電気機器1aから1dへの設定データを送信することができる。
【0127】
このように本発明の第6実施例の電力管理装置によれば、停電等の供給電源が不安定、休止あるいは停止した際に各電気機器の設定状態を一時的に記憶し、供給電源が復帰した際には再設定することで使用者の再設定の手間を省くことができる。
【0128】
なお、送受信するデータのチェックとして、パリティチェックとしたが、複数回に渡って同データを送受信する等他のチェック方法であっても、同様の効果があることは自明の理である。
【0129】
また、電気機器は4個を例としたが、任意の個数の電気機器であっても同様の効果が得られることは自明の理である。
【0130】
さらに、電力検知手段は5個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0131】
また、電源条件は、定格値の10パーセント以下の誤差範囲としたが、電気機器の安定性を考慮して、より低い誤差範囲としても同様の効果があることは自明の理である。
【0132】
さらに、分配配電ブレーカーの出力端子は4個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0133】
(実施例7)
以下、本発明の第7実施例(実施例5に対応)について、図27及び図28を参照しながら説明する。
【0134】
なお、第1から第6実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0135】
図27に示すように、電力管理装置は、系統配電ブレーカー2と、分配配電ブレーカー3と、契約電力入力手段4と、電力計5aから5eと、配電線電力設定手段6と、最大消費入力手段7と、追加判定手段8と、電気機器1aから1dのいずれかの追加の可否を判定し、電気機器1aから1dの設定状態を記憶、送信制御する配電コントロール手段9eと、設定記憶手段12と、設定送信手段13により構成する。
【0136】
配電コントロール手段9eの制御フローチャートを図28に示す。
【0137】
図に示すように、配電コントロール手段9eは、契約電力入力手段4により許容できる最大消費量を契約電力として入力する。次に、現時点の系統に接続されている電気機器1aから1dのいずれかの消費量の総和を全体消費量として入力する。契約電力から全体消費を差し引いてどの程度余裕があるかを演算する。また、追加する電気機器1aから1dのいずれかの消費量を追加機器消費量として入力する。さらに、電気機器1aから1dのいずれかを追加しようとしている配電系統の消費電力量を配電線供給可能電力として検知入力する。さらに、追加される電気機器1aから1dのいずれかの機器消費量と、供給可能電力を比較して、供給可能電力が大きい場合は、問題なく接続する。供給可能電力が小さい場合は、接続不可として判定する。使用者の接続変更により使用を強制的にした場合、電源を遮断された電気機器1aから1dのいずれかを判定する。さらに電源を遮断された電気機器1aから1dのいずれかの設定状態を設定記憶手段12により記憶する。また電源復帰時には、設定送信手段13により電気機器1aから1dのいずれかへ設定状態を送信することになる。
【0138】
上記構成により、新たに電気機器1aから1dのいずれかを接続し、事前に接続されていた電気機器1aから1dのいずれかが電源供給を遮断された場合においても、事前に接続されていた電気機器1aから1dのいずれかの設定状態を記憶することができ、再接続された時に設定状態を再送信することで設定状態を保持することができる。
【0139】
このように本発明の第7実施例の電力管理装置によれば、最適合成した結果電源供給が遮断されたにおいても各電気機器の設定状態を記憶、再送信することができ、使用者の再設定の手間を省くことができる。
【0140】
なお、電気機器は4個を例としたが、任意の個数の電気機器であっても同様の効果が得られることは自明の理である。
【0141】
また、電力検知手段は5個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0142】
さらに、分配配電ブレーカーの出力端子は4個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0143】
(実施例8)
以下、本発明の第8実施例(実施例5に対応)について、図29及び図30を参照しながら説明する。
【0144】
なお、第1から第7実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0145】
図29に示すように、発電システムを電源とする電力管理装置は、系統配電ブレーカー2と、分配配電ブレーカー3と、電力計5aから5eと、配電線電力設定手段6と、最大消費入力手段7と、追加判定手段8と、発電電力から制御し、設定状態を記憶、送信制御する配電コントロール手段9fと、電源遮断される電気機器2の設定状態を記憶する設定記憶手段12と、電源復帰時に電気機器へ設定状態を送信する設定送信手段13により構成する。
【0146】
配電コントロール手段9fの制御フローチャートを図30に示す。
【0147】
図に示すように、まず配電コントロール手段9fは、発電電力すなわち許容できる最大消費量を入力する。また、負荷状態として全体消費量を入力する。次に、追加供給可能な電力として全体消費量と発電電力の差分値を演算する。さらに、追加しようとしている電気機器1aから1dのいずれかの消費量を入力する。機器消費量と、供給可能電力とを比較して、機器消費量が大きい場合、接続不可能と判定し、さらにユーザーが接続不可能のため設定変更を行ったか否かを判定する。ユーザーが設定変更を行わなければ、接続不可能状態にて処理を終了する。ユーザーが設定変更を行い、電気機器1aから1dのいずれかの追加が可能となった場合は設定変更を行った電気機器1aから1dのいずれかの設定状態を設定記憶手段12により記憶し、電源復帰時に設定送信手段13により電気機器1aから1dのいずれかへ設定状態を送信することになる。
【0148】
上記構成により発電機からの電源供給で、最適な電源供給を行った結果、電力供給を遮断された場合であっても、電気機器1aから1dのいずれかの設定状態は記憶することができ、再接続された時に設定状態を再送信することで設定状態を保持することができる。
【0149】
このように本発明の第8実施例の電力管理装置によれば、発電機の故障、休止、停止等の電源供給が遮断された場合、電気機器の再設定の手間を省くことができる。
【0150】
なお、電気機器は4個を例としたが、任意の個数の電気機器であっても同様の効果が得られることは自明の理である。
【0151】
また、電力検知手段は5個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0152】
さらに、分配配電ブレーカーの出力端子は4個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0153】
(実施例9)
以下、本発明の第9実施例(実施例5に対応)について、図31を参照しながら説明する。
【0154】
なお、第1から第8実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0155】
図31に示すように、電力管理装置は、系統配電ブレーカー2と、分配配電ブレーカー3と、契約電力入力手段4と、電力計5aから5eと、配電線電力設定手段6と、最大消費入力手段7と、追加判定手段8と、負荷予測手段10と、配電コントロール手段9eと、設定記憶手段12と、設定送信手段13により構成する。
【0156】
上記構成により、電力供給側が不安定となり得る場合には、事前に電気機器1aから1dのいずれかの設定状態を記憶し、電力供給側が再び安定状態となった場合に電気機器1aから1dに設定状態を送信することで、電気機器1aから1dの設定状態が管理できる。
【0157】
このように本発明の第9実施例の電力管理装置によれば、電源状態が不安定となり得る場合において、事前に設定状態を管理することができる。
【0158】
なお、電気機器は4個を例としたが、任意の個数の電気機器であっても同様の効果が得られることは自明の理である。
【0159】
また、電力検知手段は5個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0160】
さらに、分配配電ブレーカーの出力端子は4個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0161】
(実施例10)
以下、本発明の第10実施例(実施例5に対応)について、図32及び図33を参照しながら説明する。
【0162】
なお、第1から第9実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0163】
図32に示すように、電力管理装置は、系統配電ブレーカー2と、分配配電ブレーカー3と、契約電力入力手段4と、電力計5aから5eと、配電線電力設定手段6と、最大消費入力手段7と、追加判定手段8と、設定された優先順位に従って配電制御、電気機器1aから1dの設定状態を記憶、送信する配電コントロール手段9gと、設定記憶手段12と、設定送信手段13により構成する。
【0164】
配電コントロール手段9gの制御フローチャートについて、図33に示す。
【0165】
配電線が図32に示すように4本あり、優先順位が電気機器1a、1b、1c、1dの順で高い場合を一例として説明する。図に示すように、配電コントロール手段9gは、優先順位の高い電気機器1aから1dのいずれかを選択する。優先順位1位の配電線に例えば選択した冷蔵庫等常時通電の必要な電気機器1aから1dのいずれかを接続する。そこで優先順位1位の配電線に電力を供給する分配配電ブレーカー3は固定とし、分配配電ブレーカー3の切り替えによるノイズを発生しにくいようにし、電源の安定性を向上する。さらに、消費量が契約電力すなわち供給可能電力を超過し、電気機器1aから1dのいずれかへの電力供給を遮断する場合は、遮断する電気機器1aから1dのいずれかを優先順位の高い機器から順に設定状態を記憶するように設定記憶手段12を制御し、電源供給が再び安定となった場合に遮断された電気機器1aから1dいずれかへ設定状態を送信する場合、優先順位の順に送信するように設定送信手段13を制御する。この設定記憶手段12に電気機器1aから1dのいずれかから送信する情報は、優先順位ランク、各電気機器1aから1dのいずれかのアドレス、及び設定状態である。
【0166】
上記構成により、電源遮断後の復帰時において、例えばビデオ、パソコン等のような復帰時に優先順位が高いと判断された電気機器1aから1dのいずれかに対して、他の設定記憶手段12を有する電気機器1aから1dのいずれか他方よりも迅速に立ち上げをすることができる。
【0167】
このように本発明の第10実施例の電力管理装置によれば、電気機器の優先順位に従って電源復帰時の設定送信順位制御ができ、迅速な再設定を可能とすることができる。
【0168】
なお、電気機器は4個を例としたが、任意の個数の電気機器であっても同様の効果が得られることは自明の理である。
【0169】
また、電力検知手段は5個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0170】
さらに、分配配電ブレーカーの出力端子は4個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0171】
(実施例11)
以下、本発明の第11実施例(実施例6に対応)について、図34及び図35を参照しながら説明する。
【0172】
図34に示すように、電力管理装置は、系統配電ブレーカー2と、分配配電ブレーカー3と、契約電力入力手段4と、電力計5aから5eと、配電線電力設定手段6と、最大消費入力手段7と、追加判定手段8と、配電コントロール手段9aと、給電側の節電の必要性を判定する節電判定手段14により構成する。
【0173】
節電判定手段14の判定フローチャートについて、図35を参照しながら説明する。
【0174】
図に示すように、節電判定手段14は、給電側からの給電電圧、電流を入力する。次に、節電判定手段14は、使用電力を契約電力で割ることで負荷率を算出する。さらに追加しようとする電気機器1aから1dのいずれかの消費量を入力する。追加しようとする電気機器1aから1dのいずれかの消費量と負荷率から余裕率を算出する。余裕率が低い場合は節電表示を行い、警告する。余裕率が高い場合は、追加する電気機器1aから1dのいずれかが接続されている配電線の許容量と追加時の電力量とを比較し、追加後の電力量が大きい場合は節電表示を行い警告する。
【0175】
上記構成により消費電力量が多く、節電を要する場合に表示、警告することができる。
【0176】
このように本発明の第11実施例の電力管理装置によれば、使用者に電気機器の安定した電源供給をするための節電要求を表示、警告することができる。
【0177】
なお、電気機器は4個を例としたが、任意の個数の電気機器であっても同様の効果が得られることは自明の理である。
【0178】
また、電力検知手段は5個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0179】
さらに、分配配電ブレーカーの出力端子は4個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0180】
(実施例12)
以下、本発明の第12実施例(実施例6に対応)について、図36を参照しながら説明する。
【0181】
図36に示すように、電力管理装置は、系統配電ブレーカー2と、分配配電ブレーカー3と、契約電力入力手段4と、電力計5aから5eと、配電線電力設定手段6と、最大消費入力手段7と、追加判定手段8と、配電コントロール手段9dと、負荷予測手段10と、節電判定手段14により構成する。
【0182】
上記構成により、あらかじめ節電判定手段14で節電の必要性が発生する可能性があると判定された場合、節電必要性を表示、警告することができ、新たに電気機器1aから1dのいずれかが運転状態となった場合においても、迅速な対応ができる。
【0183】
このように本発明の第12実施例の電力管理装置によれば、あらかじめ電気機器の使用状態が密になると予測された場合、節電の必要性を表示、警告することができる。
【0184】
なお、電気機器は4個を例としたが、任意の個数の電気機器であっても同様の効果が得られることは自明の理である。
【0185】
また、電力検知手段は5個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0186】
さらに、分配配電ブレーカーの出力端子は4個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0187】
(実施例13)
以下、本発明の第13実施例(実施例6に対応)について、図37を参照しながら説明する。
【0188】
図37に示すように、電力管理装置は、系統配電ブレーカー2と、分配配電ブレーカー3と、契約電力入力手段4と、電力計5aから5eと、配電線電力設定手段6と、最大消費入力手段7と、追加判定手段8と、配電コントロール手段9cと、節電判定手段14により構成する。
【0189】
上記構成により節電判定手段14は、優先順位に従って節電表示、電源の入り切り、あるいは設定変更を行えるように表示することができる。
【0190】
このように本発明の第13実施例の電力管理装置によれば、電気機器の優先順位に従って節電の必要性表示、電源の遮断、あるいは設定変更ができ、使用者の手を煩わせることなく、自動で節電することができる。
【0191】
なお、電気機器は4個を例としたが、任意の個数の電気機器であっても同様の効果が得られることは自明の理である。
【0192】
また、電力検知手段は5個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0193】
さらに、分配配電ブレーカーの出力端子は4個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0194】
(実施例14)
以下、本発明の第14実施例(実施例5に対応)について、図38を参照しながら説明する。
【0195】
図38に示すように、電力管理装置は、系統配電ブレーカー2と、分配配電ブレーカー3と、契約電力入力手段4と、電力検知手段5と、配電線電力設定手段6と、最大消費入力手段7と、追加判定手段8と、配電コントロール手段9cと、表示手段11と、設定記憶手段12と、設定送信手段13と、節電判定手段14により構成する。電力計5aから5eにより得られた電力の過不足結果から、電力が不足している場合、節電の実施を余儀なくされるが、その際の節電に対応する電気機器1aから1dのいずれか選択、設定条件を節電判定手段14により行う。節電判定手段14は、各電気機器1aから1dの使用電力量をあらかじめ記憶した消費電力量により、設定変更した場合、あるいは電源遮断した場合の節電効果を認識する。認識した結果から、節電要求に対応でき得る電気機器1aから1dのいずれかの選択を判定し、設定変更、あるいは電源遮断する。
【0196】
上記構成により節電判定手段14は、送電側の電力供給が不十分となった場合、節電要求に対応でき得る電気機器1aから1dのいずれかを選択し、設定変更、あるいは電源遮断することができる。
【0197】
このように本発明の第14実施例の電力管理装置によれば、電気機器の優先順位に従って節電の必要性表示、電源の遮断、あるいは設定変更ができ、使用者の手を煩わせることなく、自動で節電することができる。
【0198】
(実施例15)
以下、本発明の第15実施例(実施例5に対応)について、図39及び図40を参照しながら説明する。
【0199】
図39に示すように、電力管理装置は、系統配電ブレーカー2と、分配配電ブレーカー3と、契約電力入力手段4と、電力計5aから5eと、配電線電力設定手段6と、最大消費入力手段7と、追加判定手段8と、節電判定手段14と、電気機器1aから1dのいずれかの追加の可否判定から最適に合成し、節電判定手段14による節電から再度最適に合成する配電コントロール手段9hと、設定記憶手段12と、設定送信手段13により構成する。
【0200】
配電コントロール手段9hの制御フローチャートを図40に示す。
【0201】
図に示すように、配電コントロール手段9hは、契約電力入力手段4により契約電力、すなわち許容できる最大消費量を入力する。次に、全体の消費電力が契約電力と比較してどの程度余裕があるかを判定する。さらに、電気機器1aから1dのいずれかを追加しようとしている配電系統の消費電力量と、配電線の供給可能電力を検知入力し、追加が可能かどうかを判定する。追加が可能であれば、電気機器1aから1dのいずれかは使用可能となるが、追加不可能であれば追加された電気機器1aから1dのいずれかは電源供給されず、使用不可能となる。追加の際に節電判定手段14は、使用している電気機器1aから1dのいずれかの設定状態を変更することで追加が可能かどうかを判定する。既に使用している電気機器1aから1dのいずれかの設定状態の変更で追加が可能であれば、節電プランを表示し、設定状態変更のみで追加不可能であれば、追加不可能と判断し、消費オーバーを表示、警告する。使用者が設定状態を変更することで追加可能とした場合、設定変更した電気機器1aから1dのいずれかは、設定記憶手段12により変更前の設定状態を記憶し、電源復帰時に設定送信手段13により電気機器1aから1dのいずれかへ変更前の設定状態を送信し、設定状態を復帰することになる。
【0202】
上記構成により、新たに電気機器1aから1dのいずれかを接続する場合で、事前に接続されていた電気機器1aから1dのいずれかの設定変更を余儀なくされた場合においても、事前に接続されていた電気機器1aから1dのいずれかの設定状態を記憶し、必要電力の使用が可能となった場合は変更前の設定状態を再送信し、復帰することができる。
【0203】
このように本発明の第15実施例の電力管理装置によれば、最適合成した結果電源供給条件により一部設定変更した電気機器の設定状態を記憶、設定変更することで電気機器の追加運転が可能となり、設定変更した電気機器の変更前の設定条件で運転可能な電力使用が可能となった時に、変更前の設定状態を再送信することで、使用者の再設定の手間を省くことができる。
【0204】
なお、電気機器は4個を例としたが、任意の個数の電気機器であっても同様の効果が得られることは自明の理である。
【0205】
また、電力検知手段は5個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0206】
さらに、分配配電ブレーカーの出力端子は4個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0207】
(実施例16)
以下、本発明の第16実施例(実施例6に対応)について、図41及び図42を参照しながら説明する。
【0208】
図41に示すように、電力管理装置は、系統配電ブレーカー2と、分配配電ブレーカー3と、電力計5aから5eと、配電線電力設定手段6と、最大消費入力手段7と、追加判定手段8と、配電コントロール手段9iと、設定記憶手段12と、設定送信手段13と、節電判定手段14により構成する。
【0209】
配電コントロール手段9iの制御フローチャートを図42に示す。
【0210】
図に示すように、配電コントロール手段9iは、電力計5aにより発電電力、すなわち許容できる最大消費量を入力する。次に、全体の消費電力が発電電力と比較してどの程度余裕があるかを判定する。さらに、電気機器1aから1dのいずれかを追加しようとしている配電系統の消費電力量と、配電線の供給可能電力を検知入力し、追加が可能かどうかを判定する。追加が可能であれば、電気機器1aから1dのいずれかは使用可能となるが、追加不可能であれば、電気機器1aから1dのいずれかには電源供給されず、使用不可能となる。使用不可能となることを回避するため、追加の際に配電コントロール手段9iと節電判定手段14は、使用している電気機器1aから1dのいずれかの設定状態を変更することで追加が可能かどうかを判定する。既に使用している電気機器1aから1dのいずれかの設定状態の変更で追加が可能であれば、節電プランを表示し、設定状態変更のみで追加不可能であれば、追加不可能と判断し、消費電力オーバーを表示、警告する。さらに、追加により設定状態を変更した電気機器1aから1dのいずれかは、設定記憶手段12により変更前の設定状態を記憶し、電源復帰時に設定送信手段13により電気機器1aから1dのいずれかへ変更前の設定状態を送信し、設定状態を復帰することになる。
【0211】
上記構成により発電機からの電源供給で、最適な電源供給を行った結果、その時点で全ての電気機器に電力供給が不可能と判断された場合に、電気機器の設定変更をすることで電気機器への電力供給を遮断することを無くすることができる。さらに、電力供給が不十分により、設定変更を余儀なくされた電気機器の変更前の設定状態は、設定記憶手段により記憶することができ、十分な電力供給が可能となった際に変更前の設定状態を再送信することで設定状態を保持することができる。
【0212】
このように本発明の第16実施例の電力管理装置によれば、発電機の発電電力が不足した場合、電気機器の再設定の手間を省くことができる。
【0213】
なお、電気機器は4個を例としたが、任意の個数の電気機器であっても同様の効果が得られることは自明の理である。
【0214】
また、電力検知手段は5個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0215】
さらに、分配配電ブレーカーの出力端子は4個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0216】
(実施例17)
以下、本発明の第17実施例(実施例6に対応)について、図43及び図44を参照しながら説明する。
【0217】
図43に示すように、電力管理装置は、系統配電ブレーカー2と、分配配電ブレーカー3と、契約電力入力手段4と、電力計5aから5eと、配電線電力設定手段6と、最大消費入力手段7と、追加判定手段8と、節電判定手段14と、電気機器1aから1dのいずれかの追加可否判定により配電状態を最適に合成し、節電判定手段14により、節電の必要性があると判定された電気機器1aから1dのいずれかの設定状態を変更し、設定変更後の消費電力にて、再度配電状態を最適に合成する配電コントロール手段9jと、設定記憶手段12と、設定送信手段13により構成する。
【0218】
次に配電コントロール手段9jの制御フローチャートについて図44を参照しながら説明する。まず契約電力入力手段4により契約電力すなわち消費可能最大電力を検知する。次に系統全体の消費量を入力し、契約電力と、系統消費量から余裕を演算する。また、追加される配電線の追加供給可能電力を入力する。そこで追加供給可能な余裕と、追加する電気機器1aから1dのいずれかの電力量を比較し、余裕が大きければ追加する。追加不可能と判定された場合は、配電端子3kから3nに接続されていた配電スイッチ3aから3jを最適合成する。最適合成した結果、追加が可能となれば電気機器1aから1dのいずれかを追加する。さらに追加が不可能であれば、既に接続されている電気機器1aから1dのいずれかの設定状態を設定記憶手段12で記憶し、電気機器1aから1dのいずれかの設定状態を変更する。設定を変更後、電気機器1aから1dへの配電スイッチ3aから3jを最適に合成する。最適合成した結果、配電スイッチ3aから3jのいずれかが未使用状態となれば、未使用状態となった配電スイッチ3aから3jのいずれかは、追加する電気機器1aから1dのいずれかに接続し、追加する。
【0219】
上記構成により、電力消費側に新たに負荷が接続された場合、追加の際に配電ブレーカーの最適な合成を節電必要性のある電気機器の設定変更後に再編することが可能となり、再編による電気機器の追加運転が不可能な場合にのみ、設定状態を記憶、再送信することができる。
【0220】
このように本発明の第17実施例の電力管理装置によれば、電源状態が不安定となり得る場合において、節電必要性のある電気機器の設定変更後に再度最適な配電ブレーカーの合成により追加運転の可能性を向上することができる。
【0221】
なお、電気機器は4個を例としたが、任意の個数の電気機器であっても同様の効果が得られることは自明の理である。
【0222】
また、電力検知手段は5個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0223】
さらに、分配配電ブレーカーの出力端子は4個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0224】
(実施例18)
以下、本発明の第18実施例(実施例6に対応)について、図45及び図46を参照しながら説明する。
【0225】
図45に示すように、電力管理装置は、系統配電ブレーカー2と、分配配電ブレーカー3と、契約電力入力手段4と、電力計5aから5eと、配電線電力設定手段6と、最大消費入力手段7と、追加判定手段8と、設定記憶手段12と、設定送信手段13と、節電判定手段14と、節電判定から優先順位に従って分配配電ブレーカー3の切り替え、あるいは固定、さらに設定状態の変更、あるいは電源遮断を行い、遮断する電気機器1aから1dのいずれかの設定状態を設定記憶手段12で記憶するように制御し、さらに電源復帰時に設定送信手段13により電源遮断した電気機器1aから1dのいずれかに設定状態を送信するように制御する配電コントロール手段9kにより構成する。
【0226】
配電コントロール手段9kの制御フローチャートを図46を参照しながら説明する。
【0227】
配電コントロール手段9kは、電気機器1aから1dのいずれかを追加する場合、まず契約電力すなわち使用可能な最大電力を検知入力する。次に、追加前の系統全体の消費電力を検知する。使用可能な最大電力と追加前の系統全体の消費電力を比較して、追加可能な供給電力すなわち余裕を演算する。次に追加される配電線の追加前の消費電力と、追加される配電線の供給可能電力とを比較して配電線の追加可能な供給電力を演算する。演算した系統全体の追加可能電力、配電線の追加可能電力と追加する電気機器1aから1dのいずれかの消費電力を比較して、追加が可能か否かを判定する。この結果、追加が可能と判定されれば、電気機器1aから1dのいずれかを追加できるが、追加不可能と判定されれば、節電判定手段14により既に電源供給されている電気機器1aから1dのいずれかに接続されている配電スイッチ3aから3jのいずれかを優先順位に従って切り替える。切り替えた結果、配電スイッチ3aから3jのいずれかが未使用状態となれば、その未使用状態となった配電スイッチ3aから3jのいずれかを追加する電気機器1aから1dのいずれかに接続する。この配電スイッチ3aから3jの切り替えにおいても電気機器1aから1dのいずれかの追加が不可能となれば、優先順位の低い電気機器1aから1dのいずれかの設定状態を変更する。優先順位の低い電気機器1aから1dのいずれかの設定変更のみで電気機器1aから1dのいずれかの追加が不可能となれば、優先順位の低い電気機器1aから1dのいずれかの設定状態を設定記憶手段12で設定記憶し、電源遮断する。この電源遮断により未使用状態となった配電スイッチ3aから3jのいずれかを追加する電気機器1aから1dのいずれかに接続する。さらに電源復帰時には、電源遮断されていた電気機器1aから1dのいずれかの設定状態を設定送信手段13により送信し、設定状態についても復帰する。この設定記憶手段12に電気機器1aから1dのいずれかから送信する情報は、優先順位ランク、各電気機器1aから1dのいずれかのアドレス、及び設定状態である。
【0228】
上記構成により、負荷側の消費電力が契約電力以上となった場合、優先順位の低い電気機器の設定変更による節電力化を第一対策とし、更なる節電が必要な場合は、優先順位の低い電気機器から設定状態を記憶、電源を遮断し、運転を継続した電気機器が停止することで契約電力に対して余裕ができた際に設定状態を変更前に戻すことができる。
【0229】
このように本発明の第18実施例の電力管理装置によれば、電気機器の優先順位に従って設定変更、電源遮断、あるいは設定状態の一時的な記憶ができ、さらに他の電気機器の消費電力が下がった際に、迅速な再設定を可能とすることができる。
【0230】
なお、電気機器は4個を例としたが、任意の個数の電気機器であっても同様の効果が得られることは自明の理である。
【0231】
また、電力検知手段は5個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0232】
さらに、分配配電ブレーカーの出力端子は4個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0233】
(実施例19)
以下、本発明の第19実施例(実施例7に対応)について、図47及び図48を参照しながら説明する。
【0234】
図47に示すように、電力管理装置は、系統配電ブレーカー2と、分配配電ブレーカー3と、契約電力入力手段4と、電力計5aから5eと、配電線電力設定手段6と、最大消費入力手段7と、追加判定手段8と、各電気機器の電力を調整する電力調整手段15としての電力調整手段15aから15dと、電気機器1aから1dのいずれか追加の可否から分配配電ブレーカー3の最適合成、及び電力調整手段15aから15dを制御する配電コントロール手段9lにより構成する。
【0235】
配電コントロール手段9lの制御フローチャートを図48に示す。
【0236】
図に示すように、配電コントロール手段9lは、契約電力入力手段4により契約電力、すなわち許容できる最大消費量を契約電力として入力する。次に、全体の消費電力が契約電力と比較して、どの程度余裕があるかの余裕度を演算し判定する。さらに、電気機器1aから1dのいずれかを追加しようとしている配電系統の消費電力量と、配電線の供給可能電力を検知入力し、追加が可能かどうかを追加判定手段8により判定する。追加が可能であれば、電気機器1aから1dのいずれかは使用可能となるが、追加不可能であれば、電力調整手段15aから15dのいずれかにより既に電源供給されている電気機器1aから1dのいずれかへの供給電力を調整する。
【0237】
次に追加運転が不可能と判定された場合の電力調整手段15aから15dの動作について説明する。電力調整手段15aから15dは、インバータを有しない照明等のような入力電圧を下げると、消費電力量を下げることができる電気機器1aから1dのいずれかを対象に有効に作用する。負荷に負荷電流の二乗に比例して消費電力は上下するため、負荷が抵抗負荷等のような負荷電流が入力電圧に依存する場合は、電圧を下げることで節電が可能となる。電力調整手段15aから15dは、前記した抵抗負荷等の供給電圧を下げるものであり、その具体的構成は代表的な電力用のコンバータとインバータの組み合わせであって、公知の技術であるため詳細な説明は省略する。
【0238】
上記構成により、供給側の電力を最適に分配し、かつ最適な分配から電力調整手段による降圧で節電力化を行うことができる。
【0239】
このように本発明の第19実施例の電力管理装置によれば、電力の最適な分配と、降圧による節電力化が自動で行うことができる。
【0240】
なお、電気機器は4個を例としたが、任意の個数の電気機器であっても同様の効果が得られることは自明の理である。
【0241】
また、電力調整手段は4個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0242】
さらに、電力検知手段は5個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0243】
さらに、分配配電ブレーカーの出力端子は4個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0244】
(実施例20)
以下、本発明の第20実施例(実施例7に対応)について、図49及び図50を参照しながら説明する。
【0245】
図49に示すように、電力管理装置は、系統配電ブレーカー2と、分配配電ブレーカー3と、電力計5aから5eと、配電線電力設定手段6と、最大消費入力手段7と、追加判定手段8と、電力調整手段15aから15dと、発電電力から電力調整手段15aから15dを制御する配電コントロール手段9mにより構成する。
【0246】
配電コントロール手段9mについて図50を参照しながら説明する。
【0247】
図に示すように、まず配電コントロール手段9mは、発電電力すなわち許容できる最大消費量を入力する。次に、全体の消費電力が発電電力と比較して、どの程度余裕があるかの余裕度を演算し判定する。さらに、電気機器1aから1dのいずれかを追加しようとしている配電系統の消費電力量と、配電線の供給可能電力を検知入力し、追加が可能かどうかを判定する。追加が可能であれば、電気機器1aから1dのいずれかは使用可能となるが、追加不可能であれば、電力調整手段15aから15dにより電気機器1aから1dに供給する電力を調整する。
【0248】
上記構成により、発電機の発電電力に合わせた最適な電気機器1aから1dへの送電ができる。
【0249】
このように本発明の第20実施例の電力管理装置によれば、発電機の発電電力以上の負荷側消費になると、各電気機器1aから1dへ送電する電力を過不足ない電圧に調整することができる。
【0250】
なお、電気機器は4個を例としたが、任意の個数の電気機器であっても同様の効果が得られることは自明の理である。
【0251】
また、電力調整手段は4個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0252】
さらに、電力検知手段は5個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0253】
さらに、分配配電ブレーカーの出力端子は4個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0254】
(実施例21)
以下、本発明の第21実施例(実施例7に対応)について、図51及び図52を参照しながら説明する。
【0255】
図51に示すように、電力管理装置は、系統配電ブレーカー2と、分配配電ブレーカー3と、契約電力入力手段4と、電力計5aから5eと、配電線電力設定手段6と、最大消費入力手段7と、追加判定手段8と、負荷予測手段10と、電力調整手段15aから15dと、送電側の供給電力状態と負荷予測結果から電力調整手段15aから15dを制御する配電コントロール手段9nにより構成する。
【0256】
配電コントロール手段9nについて図52を参照しながら説明する。
【0257】
図に示すように、配電コントロール手段9nは、電気機器1aから1dのいずれかを追加する場合、使用可能な最大電力を検知し、契約電力を入力する。次に、系統全体の消費電力を検知し、追加可能電力を演算する。次に追加される配電線の消費電力と、追加される配電線の供給可能電力を入力し、それぞれを比較して配電線の追加供給可能電力を演算する。次に、負荷予測手段10による負荷予測結果から消費電力を予測し、予測した消費電力から分配配電ブレーカー3の配電スイッチ3aから3jを最適合成する。最適合成した結果、追加する電気機器1aから1dのいずれかの最大消費電力と、系統全体の余裕、配電線の余裕と比較して追加が可能か否かを判定する。追加が不可能であれば、電力調整手段15aから15dにより、電気機器1aから1dに供給する電力を調整する。
【0258】
上記構成により、あらかじめ分配配電ブレーカー3を最適な配電状態とし、電力調整手段15aから15dにより電力を最小化するため、新たに電気機器2が運転状態となった場合においても、電気機器の使用制限を極力抑え、さらに迅速な対応ができる。
【0259】
このように本発明の第21実施例の電力管理装置によれば、配電系統に新たに電気機器が接続された時に、消費電力量を最小限に抑えることで、電気機器の使用制限を極力抑えることができ、迅速な対応ができる。
【0260】
なお、電気機器は4個を例としたが、任意の個数の電気機器であっても同様の効果が得られることは自明の理である。
【0261】
また、電力調整手段は4個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0262】
さらに、電力検知手段は5個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0263】
さらに、分配配電ブレーカーの出力端子は4個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0264】
(実施例22)
以下、本発明の第22実施例(実施例7に対応)について、図53及び図54を参照しながら説明する。
【0265】
図53に示すように、電力管理装置は、系統配電ブレーカー2と、分配配電ブレーカー3と、契約電力入力手段4と、電力計5aから5dと、配電線電力設定手段6と、最大消費入力手段7と、追加判定手段8と、電力調整手段15aから15dと、設定記憶手段12と、設定送信手段13と、負荷予測手段10と、追加の可否判定から分配配電ブレーカー3を最適合成制御、電力調整手段15aから15dを制御、及び電力調整と電源遮断される電気機器1aから1dのいずれかの設定状態を記憶する設定記憶手段12の制御、電源復帰時に電気機器1aから1dのいずれかの設定状態を送信する設定送信手段13の制御を行なう配電コントロール手段9oにより構成する。
【0266】
配電コントロール手段9oの制御フローチャートを図54に示す。
【0267】
図に示すように、配電コントロール手段9oは、契約電力入力手段4により使用可能な最大電力を検知し、契約電力を入力する。次に、全体の消費電力が契約電力と比較して追加可能電力を演算する。また、負荷予測手段10による負荷予測から消費電力を予測する。負荷予測結果から配電スイッチ3aから3jを最適合成する。さらに、電気機器1aから1dのいずれかを追加しようとしている配電系統の消費電力量と、配電線の供給可能電力を検知入力し、追加が可能かどうかを判定する。追加が可能であれば、電気機器1aから1dのいずれかは使用可能となるが、追加不可能であれば、電力調整手段15aから15dのいずれかにより電気機器1aから1dへ供給する電力を調整する。さらに使用不可能となる電気機器1aから1dのいずれかは、設定記憶手段12により設定状態を記憶し、電源復帰時に設定送信手段13により電気機器1aから1dのいずれかへ設定状態を送信する。
【0268】
上記構成により、新たに電気機器1aから1dのいずれかを接続し、事前に接続されていた優先度の低い電気機器1aから1dのいずれかの電力を調整することが可能となり、さらに電源供給を遮断された場合においても、事前に接続されていた電気機器1aから1dのいずれかの設定状態を記憶することができ、再接続された時に設定状態を再送信することで設定状態を保持することができる。
【0269】
このように本発明の第22実施例の電力管理装置によれば、最適合成し、さらに節電力化をすることで、電気機器の電源遮断頻度を下げ、電源供給が遮断された場合においても各電気機器の設定状態を記憶、再送信することができ、使用者の再設定の手間を省くことができる。
【0270】
なお、電気機器は4個を例としたが、任意の個数の電気機器であっても同様の効果が得られることは自明の理である。
【0271】
また、電力調整手段は4個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0272】
さらに、電力検知手段は5個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0273】
さらに、分配配電ブレーカーの出力端子は4個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0274】
(実施例23)
以下、本発明の第23実施例(実施例7に対応)について、図55及び図56を参照しながら説明する。
【0275】
図55に示すように、電力管理装置は、系統配電ブレーカー2と、分配配電ブレーカー3と、契約電力入力手段4と、電力計5aから5eと、配電線電力設定手段6と、最大消費入力手段7と、追加判定手段8と、電気機器1aから1dのいずれかの追加の可否から優先順位に従って、分配配電ブレーカー3の最適合成、電力調整手段15aから15dの制御、設定記憶手段12と設定送信手段13を制御する配電コントロール手段9pにより構成する。
【0276】
配電コントロール手段9pについて、図56を参照しながら説明する。
【0277】
図に示すように、配電コントロール手段9pは、契約電力入力手段4により使用可能な最大電力を検知し、契約電力を入力する。次に、全体の消費電力が契約電力と比較してどの程度余裕があるかを追加可能電力として演算する。さらに、電気機器1aから1dのいずれかを追加しようとしている配電系統の消費電力量と、配電線の供給可能電力を検知入力する。また負荷予測手段10による負荷予測から消費電力を予測し、配電スイッチ3aから3jを最適合成する。最適合成した後、各配電線の余裕と、追加する電気機器1aから1dのいずれかの消費電力を比較し、余裕が大きければ追加する。余裕が小さければ、優先順位に従って再度最適合成する。最適合成の後、余裕と追加する電気機器1aから1dのいずれかの消費電力を比較して、余裕が大きければ追加するが、余裕が小さければ電力調整手段15aから15dのいずれかにより優先順位の低い順に従って、電気機器1aから1dのいずれかの電力を調整する。電力調整で電気機器1aから1dのいずれかが追加可能となれば電力調整した電気機器1aから1dのいずれかの設定状態を設定記憶手段12により記憶し、さらに電気機器1aから1dのいずれかの追加をするが、追加不可能と判定されれば、優先順位の低い電気機器1aから1dのいずれかから電源遮断をする。さらに使用不可能となる電気機器1aから1dのいずれかは、設定記憶手段12により優先順位の高い順に設定状態を記憶し、電源復帰時に設定送信手段13により優先順位の高い順に従って、電気機器1aから1dのいずれかへ設定状態を送信する。
【0278】
上記構成により、電源調整あるいは遮断後の復帰時において、例えばビデオ、パソコン等のような復帰時に優先順位が高いと判断された電気機器1aから1dのいずれかに対して、他の設定記憶手段を有する電気機器1aから1dのいずれかよりも迅速に立ち上げをすることができ、インバータを有しない照明等の抵抗負荷は入力電圧を下げると消費電力を下げることができ、優先順位の低い電気機器1aから1dのいずれかの機器から消費電力を下げることができる。
【0279】
このように本発明の第23実施例の電力管理装置によれば、電気機器の優先順位に従って電気機器の節電運転ができ、優先順位の高い電気機器の電源の保護ができる。
【0280】
なお、電気機器は4個を例としたが、任意の個数の電気機器であっても同様の効果が得られることは自明の理である。
【0281】
また、電力調整手段は4個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0282】
さらに、電力検知手段は5個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0283】
さらに、分配配電ブレーカーの出力端子は4個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0284】
(実施例24)
以下、本発明の第24実施例(実施例7に対応)について、図57及び図58を参照しながら説明する。
【0285】
図57に示すように、電力管理装置は、系統配電ブレーカー2と、分配配電ブレーカー3と、契約電力入力手段4と、各電気機器1aから1dへの供給電力を検知する電力計5aから5eと、配電線電力設定手段6と、最大消費入力手段7と、追加判定手段8と、負荷予測手段10と、節電判定手段14と、電力調整手段15aから15dと、設定記憶手段12と、設定送信手段13と、追加の可否により最適合成をし、電力調整手段15aから15dのいずれかにより電力を調整し、さらに節電判定手段14により、節電の必要性があると判定された電気機器1aから1dのいずれかの設定状態を変更し、設定変更後の消費電力にて再度最適合成するようフィードバックを行い、分配配電ブレーカー3の組合せを再編し、また負荷予測結果から負荷の増大すなわち電源供給が不安定となる予測がされた場合に設定記憶手段12に電気機器1aから1dの設定状態を記憶させる配電コントロール手段9qにより構成する。
【0286】
配電コントロール手段9qの制御フローチャートを図58を参照しながら説明する。
【0287】
図に示すように、配電コントロール手段9qは、契約電力入力手段4により使用可能な最大電力を検知し、契約電力を入力する。次に、全体の消費電力が契約電力と比較してどの程度余裕があるかを判定し追加可能電力を演算する。さらに、電気機器1aから1dのいずれかを追加しようとしている配電系統の消費電力量と、配電線の供給可能電力を検知入力する。余裕と追加しようとしている電気機器1aから1dのいずれかの電力を比較して余裕が大きい場合は、追加可能と判定する。余裕が小さく追加不可能であれば、電力調整手段15aから15dのいずれかにより、電気機器1aから1dのいずれかへの電力を調整する。電力調整で電気機器1aから1dのいずれかが追加可能となれば、電力調整した電気機器1aから1dのいずれかの設定状態を設定記憶手段12により記憶し、さらに電気機器1aから1dのいずれかの追加をするが、追加不可能と判定されれば、電気機器1aから1dのいずれかの設定状態を変更し、節電力化を行い、再度最適合成を行う。さらに設定状態を変更した電気機器1aから1dのいずれかは、設定記憶手段12により設定状態を記憶し、電源復帰時に設定送信手段13により、電気機器1aから1dのいずれかへ設定状態を送信する。
【0288】
上記構成により、電力消費側に新たに負荷が接続された場合、追加の際に配電ブレーカーの最適な合成を節電必要性のある電気機器の設定変更後に再編し、さらに入力電源電圧調整による節電が可能な電気機器の電力調整をすることが可能となり、さらに再編による電気機器の追加運転が不可能な場合にのみ、設定状態を記憶、再送信することができる。
【0289】
このように本発明の第24実施例の電力管理装置によれば、電源状態が不安定となり得る場合において、節電必要性のある電気機器の設定変更、電力調整後に再度最適な配電ブレーカーの合成により追加運転の可能性を向上することができる。
【0290】
なお、電気機器は4個を例としたが、任意の個数の電気機器であっても同様の効果が得られることは自明の理である。
【0291】
また、電力調整手段は4個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0292】
さらに、電力検知手段は5個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0293】
さらに、分配配電ブレーカーの出力端子は4個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0294】
(実施例25)
以下、本発明の第25実施例(実施例8に対応)について、図59から図61を参照しながら説明する。
【0295】
図59に示すように、電力管理装置は、系統配電ブレーカー2と、分配配電ブレーカー3と、契約電力入力手段4と、電力計5aから5eと、配電線電力設定手段6と、最大消費入力手段7と、追加判定手段8と、外部と通信し、外部から設定状態を変更あるいは確認する外部通信手段16としての外部通信手段16aと、追加の可否判定から分配配電ブレーカー3の組合せを変更し、最適に合成ができ、さらに外部通信手段16aからの外部信号を優先的に処理する配電コントロール手段9rにより構成する。
【0296】
外部通信手段16aの制御フローチャートを図60に示す。
【0297】
図に示すように、外部通信手段16aは、電話回線を使用して電気機器1aから1dの設定を行う。まず電源条件を入力し、さらに設定変更を行う電気機器1aから1dのいずれかが配電状態にあるかを入力する。設定変更する電気機器1aから1dのいずれかが配電状態にあれば、設定条件を番号入力し、配電状態でない場合は、最適合成を要求する。設定変更する電気機器1aから1dのいずれかが配電状態でない場合についても、最適合成後は配電状態となっているため、設定条件を番号入力することで電気機器1aから1dのいずれかの設定は配電コントロール手段9rに送信する。
【0298】
次に配電コントロール手段9rの制御フローチャートについて図61を参照しながら説明する。
【0299】
図に示すように、外部通信手段16aから得られた電気機器1aから1dのいずれかの設定情報は、アドレス情報より電気機器1aから1dのどの機器を対象としているかを判定する。判定した電気機器1aから1dのいずれかから設定状態を通信により条件入力する。次に外部通信手段16aから得られた設定状態と、現在設定されている設定状態を比較し、異なるかどうかを判定する。判定により同一であれば、通信を終了する。異なる設定であれば、配電コントロール手段9rから外部通信手段16aにより得られた設定状態を送信し、電気機器1aから1dのいずれかの電気機器の設定を変更する。
【0300】
上記構成により電気機器の外部からの電源制御、設定変更制御をすることができる。
【0301】
このように本発明の第25実施例の電力管理装置によれば、外出先等から電気機器の制御をすることができる。
【0302】
なお、通信手段を電話を利用したものとしたが、無線等の他の手段であっても同様の効果があることは自明の理である。
【0303】
また、電気機器は4個を例としたが、任意の個数の電気機器であっても同様の効果が得られることは自明の理である。
【0304】
また、電力検知手段は5個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0305】
さらに、分配配電ブレーカーの出力端子は4個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0306】
(実施例26)
以下、本発明の第26実施例(実施例9に対応)について、図62及び図63を参照しながら説明する。
【0307】
図62に示すように、電力管理装置は、系統配電ブレーカー2と、分配配電ブレーカー3と、契約電力入力手段4と、電力計5aから5eと、配電線電力設定手段6と、最大消費入力手段7と、供給される電力を蓄電可能な電力に、及び供給される電力を蓄電可能な電力に変換する電力変換手段17と、変換された電力を蓄電する蓄電手段18と、系統のみ、あるいは系統と蓄電手段18から供給される電力において電気機器1aから1dの追加が可能かどうかを判定する追加判定手段8bと、追加の可否判定から電気機器1aから1dへの配電設定を変更、最適に合成し、かつ系統かつまたは蓄電手段18からの電力供給源を最適に合成制御する配電コントロール手段9sにより構成する。ここで蓄電手段18とは、例えば鉛畜電池等である。
【0308】
次に追加判定手段8bの制御フローチャートについて、図63を参照しながら説明する。
【0309】
図に示すように追加判定手段8bは、契約電力入力手段4により契約電力を入力し、追加可能な電力を演算する。次に追加する配電線の消費電力を入力し、配電線の供給可能電力を入力する。また、負荷予測手段10による負荷予測結果から消費電力を予測し、配電スイッチ3aから3jを最適合成する。最適合成した後、追加可能な電力すなわち余裕と追加する電気機器1aから1dのいずれかの消費電力を比較する。余裕が大きい場合は追加可能と判定するが、余裕が小さい場合は、追加により分配配電ブレーカー3の容量を超過しないかを判定する。判定した結果、容量を超過する場合は、追加不可と判定し、容量を超過しない場合は蓄電電力と系統電力の合計を算出し、合計の電力と追加前の系統消費量との余裕を演算する。余裕が追加する電気機器1aから1dのいずれかの消費電力より小さい場合は、追加不可能と判定する。余裕が大きい場合は、蓄電電力と系統から電力を供給するよう制御する。
【0310】
次に配電コントロール手段9sは、追加判定手段8bにより判定される追加の可、不可により、蓄電手段18の充放電制御、分配配電ブレーカー3の制御を行うことになる。
【0311】
上記構成により系統電源と、蓄電手段を利用した補助電源を最適に選択して電源供給することができる。
【0312】
このように本発明の第26実施例の電力管理装置によれば、配電線容量を超過しない容量範囲の電力であれば、蓄電手段を利用して最適な電源供給をすることができる。
【0313】
なお、蓄電手段として蓄電池を例としたが、電気二重層コンデンサ等の蓄電手段であっても同様の効果があることは自明の理である。
【0314】
また、電気機器は4個を例としたが、任意の個数の電気機器であっても同様の効果が得られることは自明の理である。
【0315】
また、電力検知手段は5個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0316】
さらに、分配配電ブレーカーの出力端子は4個を例としたが、複数個の個数であれば、同様の効果があることは自明の理である。
【0317】
【発明の効果】
以上の実施例から明らかなように、本発明によれば供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、契約電力を入力する契約電力入力手段と、各配電線への供給電力を検知する電力検知手段と、各配電線の供給可能電力を設定する配電線電力設定手段と、消費電力量の最大電気機器の消費電力量を入力する最大消費入力手段と、各配電線に新たに電気機器の追加が可能かどうかを判定する追加判定手段と、追加の可否判定から前記分配配電ブレーカーの配電する容量を電気機器に合わせて設定し前記分配配電ブレーカーの組合せを変更し分配配電ブレーカーを制御する配電コントロール手段を備えたことで、家庭で使用する電気機器の使用場所、使用状態に関わらず、ブレーカー容量を超過して遮断されることを低減することができる効果のある電力管理装置が提供できる。
【0318】
また、負荷を予測する負荷予測手段と、負荷予測結果から電力供給側の負荷変動を予測し、予測結果に応じて分配配電ブレーカーの組合せを変更する配電コントロール手段を備えたことで、配電の状態を集中監視することができる効果のある電力管理装置が提供できる。
【0319】
さらに、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、契約電力を入力する契約電力入力手段と、各配電線への供給電力を検知する電力検知手段と、各配電線の供給可能電力を設定する配電線電力設定手段と、消費電力量の最大電気機器の消費電力量を入力する最大消費入力手段と、各配電線に新たに電気機器の追加が可能かどうかを判定する追加判定手段と、追加の可否判定から分配配電ブレーカーを制御する配電コントロール手段と、電力状態、前記系統配電ブレーカーの接続状況、分配配電ブレーカーの接続状況の全てあるいはいずれかの状態を表示する表示手段を備えたことで、停電時等の電源遮断時に各電気機器の設定状態を一時的に待避させ、電源復帰時に設定状態を復元し、再設定の手間を省くことができる効果のある電力管理装置が提供できる。
【0320】
また、停電等の供給電源側が不安定、休止あるいは停止した際に各電気機器の設定状態を記憶する設定記憶手段と、供給電源が復帰した際に前記各電気機器へ設定状態を送信する設定送信手段を備える請求項1から3いずれかに記載の電力管理装置の構成とすることで、停電時等の電源遮断時に各電気機器の設定状態を一時的に待避させ、電源復帰時に設定状態を復元し、再設定の手間を省くことができる効果のある電力管理機器が提供できる。
【0321】
また、商用電源に接続される配電盤と、契約電力を入力する契約電力入力手段と、各配電線への供給電力を検知する電力検知手段と、各配電線の供給可能電力を設定する配電線電力設定手段と、消費電力量の最大電気機器の消費電力量を入力する最大消費入力手段と、各配電線に新たに電気機器の追加が可能かどうかを判定する追加判定手段と、追加の可否判定から配電ブレーカーを制御する配電コントロール手段と、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、電力状態、前記系統配電ブレーカーの接続状況、分配配電ブレーカーの接続状況の全てあるいはいずれかの状態を表示する表示手段と、停電等の供給電源側が不安定、休止あるいは停止した際に各電気機器の設定状態を記憶する設定記憶手段と、供給電源が復帰した際に前記各電気機器へ設定状態を送信する設定送信手段を備える構成としたことで、各配電系統のいずれかが部分的に休止した場合、休止した配電系統に接続されていた各電気機器の設定状態を一時的に待避させ、電源復帰時に設定状態を復元し、再設定の手間を省くことができる効果のある電力管理機器を提供できる。
【0322】
また、商用電源に接続される配電盤と、契約電力を入力する契約電力入力手段と、各配電線への供給電力を検知する電力検知手段と、各配電線の供給可能電力を設定する配電線電力設定手段と、消費電力量の最大電気機器の消費電力量を入力する最大消費入力手段と、各配電線に新たに電気機器の追加が可能かどうかを判定する追加判定手段と、追加の可否判定から配電ブレーカーを制御する配電コントロール手段と、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、電力状態、前記系統配電ブレーカーの接続状況、分配配電ブレーカーの接続状況の全てあるいはいずれかの状態を表示する表示手段と、停電等の供給電源側が不安定、休止あるいは停止した際に各電気機器の設定状態を記憶する設定記憶手段と、供給電源が復帰した際に前記各電気機器へ設定状態を送信する設定送信手段と、供給電源側の節電の必要性を判定する節電判定手段を備える構成としたことで、供給される電力が不安定となった場合や、節電の必要性が発生した場合に、各配電ブレーカーの最適合成を行い、停電時の対応として電気機器の設定状態を記憶し、復帰時に再設定することで再設定の手間を省くことができる効果のある電力管理機器が提供できる。
【0323】
また、商用電源に接続される配電盤と、契約電力を入力する契約電力入力手段と、各配電線への供給電力を検知する電力検知手段と、各配電線の供給可能電力を設定する配電線電力設定手段と、消費電力量の最大電気機器の消費電力量を入力する最大消費入力手段と、各配電線に新たに電気機器の追加が可能かどうかを判定する追加判定手段と、追加の可否判定から配電ブレーカーの組合せを変更し、最適に合成する配電コントロール手段と、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、電力状態、前記系統配電ブレーカーの接続状況、分配配電ブレーカーの接続状況の全てあるいはいずれかの状態を表示する表示手段と、停電等の供給電源側が不安定、休止あるいは停止した際に各電気機器の設定状態を記憶する設定記憶手段と、供給電源が復帰した際に前記各電気機器へ設定状態を送信する設定送信手段と、供給電源側の節電の必要性を判定する節電判定手段と、各配電線に優先順位を設定し、制御する優先制御手段と、電気機器に供給する電力を調整する電力調整手段を備える構成としたことで、供給電源の電圧が下降した場合に、電気機器への電力供給条件を変更することで電気機器の安全性を高めると同時に、電気機器の利用効率を上げることができる効果のある電力管理機器が提供できる。
【0324】
また、商用電源に接続される配電盤と、契約電力を入力する契約電力入力手段と、各配電線への供給電力を検知する電力検知手段と、各配電線の供給可能電力を設定する配電線電力設定手段と、消費電力量の最大電気機器の消費電力量を入力する最大消費入力手段と、各配電線に新たに電気機器の追加が可能かどうかを判定する追加判定手段と、追加の可否判定から配電ブレーカーの組合せを変更し、最適に合成する配電コントロール手段と、供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、電力状態、前記系統配電ブレーカーの接続状況、分配配電ブレーカーの接続状況の全てあるいはいずれかの状態を表示する表示手段と、停電等の供給電源側が不安定、休止あるいは停止した際に各電気機器の設定状態を記憶する設定記憶手段と、供給電源が復帰した際に前記各電気機器へ設定状態を送信する設定送信手段と、供給電源側の節電の必要性を判定する節電判定手段と、各配電線に優先順位を設定し、制御する優先制御手段と、電気機器に供給する電力を調整する電力調整手段と、外部と通信し、外部から設定状態を変更あるいは確認する外部通信手段を備える構成としたことで、外部との通信により、供給電源の安定性の低下、外部から電気機器の設定変更を行うことができる効果のある電力管理機器が提供できる。
【0325】
また、供給される電力を蓄電可能な電力に変換する電力変換手段と、変換された電力を蓄電する蓄電手段を備える構成としたことで、電気機器の安全性を高めると同時に、電気機器の利用効率を上げることができる効果のある電力管理装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の電力管理装置の構成図
【図2】同配電コントロール手段の制御フローチャート
【図3】同契約電力入力手段の説明図
【図4】同追加判定手段の説明図
【図5】同追加判定手段のフローチャート
【図6】同分配配電ブレーカーの説明図
【図7】同配電ブレーカー、配電コントロール手段の説明図
【図8】同配電線電力設定手段の構成図
【図9】同最大消費入力手段の構成図
【図10】本発明の第2実施例の電力管理装置の構成図
【図11】同配電コントロール手段の制御フローチャート
【図12】同配電コントロール手段の追加運転可能と判定した場合の制御フローチャート
【図13】本発明の第3実施例の電力管理装置の構成図
【図14】同配電コントロール手段の制御フローチャート
【図15】同優先順位の選択機構の説明図
【図16】本発明の第4実施例の電力管理装置の構成図
【図17】同負荷予測手段の構成図
【図18】同負荷演算部の制御フローチャート
【図19】同配電コントロール手段のフローチャート
【図20】本発明の第5実施例の電力管理装置の構成図
【図21】同表示切替手段のフローチャート
【図22】同送電電力過不足通知手段の制御フローチャート
【図23】本発明の第6実施例の電力管理装置の構成図
【図24】同設定記憶手段の制御フローチャート
【図25】同送信データの一例を示す図
【図26】同設定送信手段の制御フローチャート
【図27】本発明の第7実施例の電力管理装置の構成図
【図28】同配電コントロール手段の制御フローチャート
【図29】本発明の第8実施例の電力管理装置の構成図
【図30】同配電コントロール手段の制御フローチャート
【図31】本発明の第9実施例の電力管理装置の構成図
【図32】本発明の第10実施例の電力管理装置の構成図
【図33】同配電コントロール手段の制御フローチャート
【図34】本発明の第11実施例の電力管理装置の構成図
【図35】同節電判定手段の判定フローチャート
【図36】本発明の第12実施例の電力管理装置の構成図
【図37】本発明の第13実施例の電力管理装置の構成図
【図38】本発明の第14実施例の電力管理装置の構成図
【図39】本発明の第15実施例の電力管理装置の構成図
【図40】同配電コントロール手段の制御フローチャート
【図41】本発明の第16実施例の電力管理装置の構成図
【図42】同配電コントロール手段の制御フローチャート
【図43】本発明の第17実施例の電力管理装置の構成図
【図44】同配電コントロール手段の制御フローチャート
【図45】本発明の第18実施例の電力管理装置の構成図
【図46】同配電コントロール手段の制御フローチャート
【図47】本発明の第19実施例の電力管理装置の構成図
【図48】同配電コントロール手段の制御フローチャート
【図49】本発明の第20実施例の電力管理装置の構成図
【図50】同配電コントロール手段の制御フローチャート
【図51】本発明の第21実施例の電力管理装置の構成図
【図52】同配電コントロール手段の制御フローチャート
【図53】本発明の第22実施例の電力管理装置の構成図
【図54】同配電コントロール手段の制御フローチャート
【図55】本発明の第23実施例の電力管理装置の構成図
【図56】同配電コントロール手段の制御フローチャート
【図57】本発明の第24実施例の電力管理装置の構成図
【図58】同配電コントロール手段の制御フローチャート
【図59】本発明の第25実施例の電力管理装置の構成図
【図60】同外部通信手段の制御フローチャート
【図61】同配電コントロール手段の制御フローチャート
【図62】本発明の第26実施例の電力管理装置の構成図
【図63】同追加判定手段の制御フローチャート
【図64】従来の電力管理装置の構成図
【符号の説明】
1 電気機器
2 系統配電ブレーカー
3 分配配電ブレーカー
4 契約電力入力手段
5 電力検知手段
6 配電線電力設定手段
7 最大消費入力手段
8 追加判定手段
9 配電コントロール手段
10 負荷予測手段
11 表示手段
12 設定記憶手段
13 設定送信手段
14 節電判定手段
15 電力調整手段
16 外部通信手段
17 電力変換手段
18 蓄電手段

Claims (9)

  1. 供給側の電力を接続、遮断する系統配電ブレーカーと、各配電線への電力を接続、遮断する分配配電ブレーカーと、契約電力を入力する契約電力入力手段と、各配電線への供給電力を検知する電力検知手段と、各配電線の供給可能電力を設定する配電線電力設定手段と、消費電力量の最大電気機器の消費電力量を入力する最大消費入力手段と、前記契約電力入力手段により入力された契約電力と前記電力検知手段により検知された各配電線への供給電力と前記配電線電力設定手段により設定された各配電線の供給可能電力と前記最大消費入力手段により入力された消費電力量の最大電気機器の消費電力量とにより各配電線に新たに電気機器の追加が可能かどうかを判定する追加判定手段を備え、前記追加判定手段による追加の可否判定から前記分配配電ブレーカーの配電する容量を電気機器に合わせて設定し前記分配配電ブレーカーの組合せを変更し制御する配電コントロール手段を備えたことを特徴とする電力管理装置。
  2. 負荷を予測する負荷予測手段と、負荷予測結果から電力供給側の負荷変動を予測し、予測結果に応じて分配配電ブレーカーの組合せを変更する配電コントロール手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の電力管理装置。
  3. 電力状態、前記系統配電ブレーカーの接続状況、分配配電ブレーカーの接続状況の全てあるいはいずれかの状態を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の電力管理装置。
  4. 各配電線への供給電力を検知する電力検知手段と、停電等の供給電源側が不安定、休止あるいは停止した際に各電気機器の設定状態を記憶する設定記憶手段と、供給電源が復帰した際に前記各電気機器へ不安定、休止あるいは停止した際の設定状態を送信する設定送信手段を備えたことを特徴とする請求項1から3いずれかに記載の電力管理装置。
  5. 各電気機器の設定状態を記憶する設定記憶手段と、前記各電気機器へ設定状態を送信する設定送信手段を備えたことを特徴とする請求項1から3いずれかに記載の電力管理装置。
  6. 供給電源側の節電の必要性を判定する節電判定手段を備えたことを特徴とする請求項1から5いずれかに記載の電力管理装置。
  7. 電気機器に供給する電力を調整する電力調整手段を備えたことを特徴とする請求項1から6いずれかに記載の電力管理装置。
  8. 外部と通信し、外部から設定状態を変更あるいは確認する外部通信手段を備えたことを特徴とする請求項1から7いずれかに記載の電力管理装置。
  9. 供給される電力を蓄電可能な電力に、及び蓄電した電力を電気機器に供給可能な電力に変換する電力変換手段と、変換された電力を蓄電する蓄電手段を備えたことを特徴とする請求項1から8いずれかに記載の電力管理装置。
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