JP2002319505A - ソレノイド駆動装置 - Google Patents

ソレノイド駆動装置

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JP2002319505A
JP2002319505A JP2001123458A JP2001123458A JP2002319505A JP 2002319505 A JP2002319505 A JP 2002319505A JP 2001123458 A JP2001123458 A JP 2001123458A JP 2001123458 A JP2001123458 A JP 2001123458A JP 2002319505 A JP2002319505 A JP 2002319505A
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solenoid
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resistor
ground
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Kiyokatsu Sato
清勝 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソレノイドを接続するためのワイヤハーネス
の量を減じるとともに、部品点数の削減が可能なソレノ
イド駆動装置を実現する。 【解決手段】 グランドGに一端が接続されたソレノイ
ド30の他端に、電流検出をするための抵抗32が接続
され、該抵抗32にNMOS33が接続されている。ダ
イオード34のカソードがソレノイド30の他端に接続
され、ダイオード34のアノードは、グランドGに接続
されている。NMOS33がオンしたときには、バッテ
リ31から抵抗32を介してソレノイド30に電流が流
れ、NMOS33がオフしたときには、回生電流がグラ
ンドGからダイオード34を介してソレノイド30に流
れる。よって、ダイオード34のアノードとソレノイド
30をリード線で接続しなくても、ソレノイド30の電
流駆動が可能である。また、抵抗32には、回生電流が
流れないので、発熱が少なく、IC化が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に組込ま
れるソレノイドに電流を流して駆動するソレノイド駆動
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の自動車では、高精度で高速の制御
を行なうために、制御用の電子部品を搭載し、電子制御
を行なっている。例えば自動変速車(オートマ車)で
は、その自動変速を実現するために油圧利用している。
オートマ車には、油圧の制御を行なうためのソレノイド
と、そのソレノイドに電流を流すソレノイド駆動装置が
搭載されている。
【0003】自動車等に搭載されるソレノイド駆動装置
に関する技術としては、例えば特開平3−177668
号公報、特開平4−50550号公報、或いは特開平8
−240277号公報に記載されたものがある。図5
は、前記文献に示された従来のソレノイド駆動装置を示
す構成図である。このソレノイド駆動装置は、ソレノイ
ド10に電流を流して駆動するものであり、負極がグラ
ンドに接続されたバッテリ11と、バッテリ11の正極
にドレインが接続されたスイッチング素子としてのNチ
ャネル型MOSトランジスタ(以下、NMOSという)
12とを、備えている。
【0004】NMOS12のゲートには、制御回路13
から制御信号S12が与えられる。NMOS12のソー
スには、ダイオード14のカソードとソレノイド10の
一端とが接続されている。ダイオード14のアノードは
グランドに接続され、ソレノイド10の他端は、抵抗1
5の一端に接続されている。抵抗15の他端がグランド
に接続されている。抵抗15は、ソレノイド10に流れ
る電流を検出するための電流検出回路であり、抵抗15
の両端が、増幅器16の正相入力端子(+)と逆相入力
端子(−)とに接続されている。
【0005】増幅器16の出力端子は、抵抗17の一端
に接続されている。抵抗17の他端は、コンデンサ18
の一方の電極に接続され、コンデンサ18の他方の電極
が、グランドに接続されている。
【0006】図6(a)〜(d)は、図5のソレノイド
駆動装置の動作を示す波形図であり、この図6を参照し
つつ、従来のソレノイド駆動装置の動作を説明する。こ
のソレノイド駆動装置では、制御回路13は、図6
(a)のように、高レベル(以下、“H”という)と低
レベル(以下、“L”という)とを繰り返す制御信号S
13を、NMOS12のゲートに与える。制御信号S1
3が“H”のときに、NMOS12がオンし、ソレノイ
ド10の一端10aをバッテリ11の正極に接続する。
バッテリ11の正極に一端10aが接続されると、ソレ
ノイド10には、バッテリ11の正極、ソレノイド10
及び抵抗15、グランド及びバッテリ11の負極の順に
流れる電流Iが流れる。
【0007】NMOS12がオンした直後の電流I
電流値は、図6(b)のように、NMOS12がオンす
る直前にソレノイド10に流れている電流の電流値と等
しいが、時間の経過とともに増加する。制御信号S13
が“L”に変化すると、NMOS12がオフする。NM
OS12がオフすると、ソレノイド10に逆起電力が発
生する。この逆起電力により、グランドからダイオード
14のアノード、ダイオード14のカソード、ソレノイ
ド10、抵抗15及びグランドの方向に回生電流I
流れる。NMOS12がオンした直後の回生電流I
電流値は、その直前に流れていた電流Iの電流値と同
じであるが、時間が経過すると減少する。
【0008】電流I及び回生電流Iが流れることに
より、抵抗15の両端にはソレノイド10に流れる電流
に比例した電圧が発生する。増幅器16は、抵抗15の
両端で発生する電圧を増幅して電流検出信号とする。増
幅器16の逆相入力端子は、グランドに接続されている
ので、逆相入力端子の入力電圧はグランドの電圧に固定
され、増幅器16の正相入力端子の入力電圧が電流I
及び回生電流Iに比例した値になる。
【0009】増幅器16は、逆相入力端子に入力された
電圧と正相入力端子に入力された電圧の差分を増幅し、
図6(c)のように脈動する電圧を出力する。抵抗17
及びコンデンサ18からなる平滑回路は、増幅器16の
出力電圧を、図6(d)のように平滑化し、平滑化した
信号S17を出力する。この信号S17は、例えば制御
回路13に帰還される。制御回路13は信号S17を参
照し、制御信号S13のディューティ比を変化させる。
即ち、PWM制御を行なう。これにより、ソレノイド路
10に流れる電流が最適化される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ソレノイド駆動装置には、次のような課題があった。ソ
レノイド駆動装置の制御回路13、NMOS12、抵抗
15、増幅器16、抵抗17及びコンデンサ18等は、
通常、図5のように制御ユニット20に収容される。こ
れらに対し、ソレノイド10は制御ユニット20から離
れた場所に設置される。そのため、NMOS12のソー
スとソレノイド10との間を、リード線で接続するとと
もに、ソレノイド10と抵抗15との間をリード線で接
続する必要がある。即ち、一つのソレノイド10に2本
のリード線が必要になる。複数のソレノイド10を駆動
するとき、或いは、ソレノイド10と制御ユニット20
との間の距離が長い場合等では、ワイヤーハーネスの量
が多くなる。その場合、特に、自動車等の場合には、ワ
イヤーハーネスの量が多いと、その分だけ重量が増加す
るので、これが燃費の悪化の一因になっていた。
【0011】また、抵抗17とコンデンサ18とで構成
される平滑回路は、ソレノイド10に流れる電流を平均
化した出力信号S17を出力することになる。そのた
め、ソレノイド10に流れる電流が急激に変化しても、
平滑回路の出力信号S17はそれに追随しない。よっ
て、平滑回路の出力信号S17をソレノイド10の駆動
の制御に利用するときには、高速な制御ができないこと
が想定される。
【0012】一方、抵抗15には、バッテリ11からの
電流Iばかりでなく、回生電流I も流れるので発熱
し、電力損失が大きかった。また、その発熱量が多いの
で、モノリシックにIC(集積回路)に作り込むことが
できず、部品点数の減少化やソレノイド駆動装置の小型
化の妨げになっていた。
【0013】本発明は、ワイヤーハーネスの量を減じる
とともに、電力損失の少ないソレノイド駆動装置を提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の観点に係るソレノイド駆動装置は、
グランドに一端が接続されたソレノイドと、前記ソレノ
イドの他端に一端が接続された負荷素子を有し、該負荷
素子に流れる電流を検出して該電流に対応する電流検出
信号を生成する電流検出回路と、前記負荷素子の他端と
電源との間に接続され、該負荷素子及び該電源の間をオ
ン、オフし、オンしたときに該電源から前記ソレノイド
に前記電流を流して該ソレノイドを駆動するスイッチン
グ素子と、前記グランドと前記ソレノイドの他端との間
に接続され、前記スイッチング素子がオフしたときに前
記ソレノイドに発生する逆起電力によって生じる前記電
流を該グランドから該ソレノイドに流して該ソレノイド
を駆動する整流素子と、を備えることを特徴とする。
【0015】このような構成を採用したことにより、ソ
レノイドと、ソレノイドに流れる電流を検出する電流検
出回路中の負荷素子と、スイッチング素子とが、直列に
電源とグランドとの間に接続される。また、スイッチン
グ素子がオフしているときにグランドからソレノイドに
電流を流す整流素子が、グランドとソレノイドの他端と
の間に並列に接続される。よって、グランドを介してソ
レノイドの一端と整流素子の一端とが接続され、スイッ
チング素子がオフしたときにソレノイドに発生する逆起
電力に応じて電流を流す閉路が形成される。よって、ソ
レノイドの両端にリード線を接続する必要がなくなる。
また、このとき、負荷素子には、電流が流れないので、
発熱量が少なく、電力損失が少ない。
【0016】上記目標を達成するために、本発明の第2
の観点に係るソレノイド駆動装置は、前記電流検出信号
を前記スイッチング素子がオンしているときにサンプリ
ングし、前記スイッチング素子がオンしている期間とオ
フしている期間とに前記ソレノイドに流れた電流を表す
信号として保持するサンプルホールド回路をさらに備え
ることを特徴とする。
【0017】このような構成を採用したことにより、ソ
レノイドに流れる電流が増加或いは減少するときには、
スイッチング素子がオンしている期間或いはオフしてい
る期間にソレノイドに流れる電流も変化する。サンプル
ホールド回路が、スイッチング素子がオンしている期間
の電流検出信号をサンプリングして保持するので、ソレ
ノイドに流れる電流の変化を早く、表示することにな
る。
【0018】なお、前記電流検出信号を前記スイッチン
グ素子がオンしているときにサンプリングし、前記スイ
ッチング素子がオンしている期間とオフしている期間と
に前記ソレノイドに流れた電流を表す信号として保持す
るサンプルホールド回路をさらに備えてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態を示す
ソレノイド駆動装置の構成図である。このソレノイド駆
動装置は、例えば電磁弁に組込まれたソレノイド30
に、電流をモニタしつつ、電流を流して駆動するもので
あり、ソレノイド30の駆動電源であるバッテリ31
と、ソレノイド30に流れる電流を電圧に変換する負荷
素子である抵抗32と、スイッチング素子であるNMO
S33と、整流素子であるダイオード34と、抵抗32
と相まって電流検出回路を構成する増幅器35とを備え
ている。
【0020】バッテリ31の負極はグランドGに接続さ
れている。ソレノイド30の一端30aは、そのグラン
ドGに接続されている。ソレノイド30の他端30b
が、抵抗32の一端に接続されている。抵抗32の他端
がNMOS33のソースに接続され、NMOS33のド
レインがバッテリ31の正極に接続されている。
【0021】ソレノイド30の他端30bと抵抗32の
一端の接続ノードには、ダイオード34のカソードと、
増幅器35の逆相入力端子(−)が接続されている。ダ
イオード34のアノードは、グランドGに接続されてい
る。増幅器35の正相入力端子(+)は、抵抗32とN
MOS33のソースとの接続ノードに接続されている。
【0022】増幅器35の出力端子には、この増幅器3
5の出力信号をサンプリングして保持するサンプルホー
ルド回路36が接続されている。NMOS33のゲート
には、NMOS33のオンオフを制御する制御信号S3
7を発生する制御回路37が接続されている。制御回路
37には、サンプルホールド回路36のサンプリングタ
イミングを設定する演算回路38が、さらに、接続され
ている。
【0023】抵抗32、NMOS33、増幅器35、制
御回路37、演算回路38及びサンプルホールド回路3
6は、制御ユニット40内のモノリシックIC41に作
り込まれている。制御ユニット40内には、さらに、ダ
イオード34が収容されている。
【0024】図2は、図1中の増幅器35を示す回路図
である。この増幅器35には、正相入力端子(+)に一
端が接続された抵抗R1と、抵抗R1の他端に一端が接
続された抵抗R2と、逆相入力端子(−)に一端が接続
された抵抗R3とを備えている。
【0025】抵抗R2の他端には、PNP型トランジス
タTr1のエミッタとPNP型トランジスタTr2のエ
ミッタとが接続されている。トランジスタTr1のコレ
クタは、NPN型トランジスタTr3のコレクタ及びベ
ースに接続されている。トランジスタTr3のエミッタ
は、グランドGに接続されている。トランジスタTr1
のベースとトランジスタTr2のコレクタ及びベースと
は、定電流源35aに接続されている。
【0026】一方、抵抗R3の他端には、PNP型トラ
ンジスタTr4のエミッタとPNP型トランジスタTr
5のエミッタとが接続されている。トランジスタTr4
のコレクタには、NPN型トランジスタTr6のコレク
タが接続されている。トランジスタTr6のベースは、
トランジスタTr3のコレクタに接続され、トランジス
タTr6のエミッタがグランドGに接続されている。ト
ランジスタTr4のベースとトランジスタTr5のベー
ス及びコレクタとが、定電流源35aに接続されてい
る。
【0027】トランジスタTr4のコレクタ及びトラン
ジスタTr6のコレクタの接続ノードには、PNP型ト
ランジスタTr7のべースが接続されている。トランジ
スタTr7のエミッタは、抵抗R1と抵抗R2の接続ノ
ードに接続され、トランジスタTr7のコレクタが、抵
抗R4を介してグランドに接続されている。トランジス
タTr7のコレクタが増幅器35の出力端子になってい
る。
【0028】図3は、図1中のサンプルホールド回路の
要部を示す回路図である。サンプルホールド回路36
は、増幅器35の出力端子に一端が接続されたスイッチ
36aと、スイッチ36aの他端に一方の電極が接続さ
れたコンデンサ36bとを備えている。コンデンサ36
bは、増幅器35の出力電圧をサンプリングして保持す
るものであり、コンデンサ36bの他方の電極は、グラ
ンドに接続されている。コンデンサ36bの一方の電極
とスイッチ36aの接続ノードには、抵抗36cの一端
が接続されている。スイッチ36aは、コンデンサ36
bと増幅器35との間をオンオフするものであり、演算
回路38からパルス信号S38が与えられる。
【0029】図4(a)〜(f)は、図1の動作を示す
波形図であり、この図4を参照しつつ、図1のソレノイ
ド駆動装置の動作を説明する。制御回路37は、図4
(a)のように、“H”と“L”を繰り返す制御信号S
37をNMOS33のゲートに与える。NMOS33
は、制御信号S37が“H”のときにオンして、バッテ
リ31と抵抗32との間を接続する。これにより、バッ
テリ31から抵抗32を介してソレノイド30に、図4
(b)の電流Iが流れる。
【0030】制御信号S37が“L”のとき、NMOS
33はオフし、抵抗32とバッテリ31との間を遮断す
る。NMOS33が抵抗32とバッテリ31との間を遮
断すると、逆起電力により、一端30aがグランドGに
接続されたソレノイド30の他端30bの電圧が低下
し、ダイオード34に順方向電圧が印加される。順方向
電圧が印加されたダイオード34は、導通状態になり、
グランドGからソレノイド30に、図4(b)の回生電
流Iを流す。即ち、ダイオード34及びソレノイド3
0は、グランドGを介して1つの閉ループを形成してい
る。これにより、ソレノイド30が電流Iと回生電流
とで駆動される。
【0031】抵抗32には、図4(c)のように、電流
のみが流れる。電流Iが抵抗32に流れていると
きには、増幅器35の正相入力端子(+)及び逆相入力
端子(−)が正の電圧で、且つ、正相入力端子(+)の
入力電圧が逆相入力端子(−)の入力電圧よりも高くな
る。
【0032】増幅器35では、トランジスタTr1〜T
r6及び定電流源35aが、定電流源回路として機能
し、抵抗R2に流れる電流と抵抗R3に流れる電流とが
等しくなるように動作する。例えば、電流Iが流れて
いるときに、正相入力端子(+)の入力電圧が、逆相入
力端子(−)の入力電圧より高くなると、トランジスタ
Tr1,Tr2のエミッタの電圧が高くなり、トランジ
スタTr1,Tr2のベース・エミッタ間電圧が増加す
る。これにより、抵抗R2に流れる電流が増加する。抵
抗R2に流れる電流が増加し始めると、その抵抗R3に
流れる電流が減少し、トランジスタTr7のベース電圧
を低下させる。
【0033】トランジスタTr7のベース電圧が低下す
ることにより、トランジスタTr7のベース・エミッタ
間電圧が増加し、トランジスタTr7のエミッタ電流が
増加する。これにより、抵抗R2に流れる電流が減じら
れ、抵抗R3と抵抗R2とに流れる電流が等しくなる。
ベース・エミッタ間電圧が増加したトランジスタTr7
は、コレクタ電流を抵抗R4を介してグランドへ流す。
抵抗R4は、トランジスタTr7のコレクタ電流に対応
する電圧を生成し、電流検出信号S35として出力す
る。電流検出信号S35の波形は、図4(d)のよう
に、抵抗32に流れる電流と相似形になる。
【0034】演算回路38は、制御回路37が出力する
制御信号S37が“H”のときに、サンプルホールド回
路36がサンプリングを行なうタイミングを示すパルス
信号S38を図4(e)のように、出力する。
【0035】サンプルホールド回路36中のスイッチ3
6aは、図4(f)のように、パルス信号S38が
“H”の期間にオンし、コンデンサ36bに電流検出信
号S35の電圧を充電する。電流検出信号S35の電圧
を充電したコンデンサ36bは、充電電圧を保持し、出
力する。抵抗36cは、コンデンサ36bが放電して充
電電圧が変動することを抑制する。
【0036】以上のように、この実施形態は、次のよう
な利点を有する。 (1) ソレノイド30の一端をグランドGに接続した
ので、ソレノイド30を制御ユニット40との間を接続
するリード線数が一本に減じられる。そのため、ワイヤ
ーハーネスの量を減じることができ、ソレノイド30が
多数ある場合の重量増加を最小限に留めることができ
る。 (2) サンプルホールド回路36を設け、ソレノイド
30に流れる電流を表す信号をサンプルホールド回路3
6から出力するようにしたので、ソレノイド30に流れ
る電流Iが変化しても、その変化を早く示すことが可
能になる。
【0037】(3) サンプルホールド回路36によ
り、電流Iが抵抗32に流れている期間における増幅
器35の出力信号S35をサンプリングするようにした
ので、ソレノイド30に流れる電流を、平滑回路よりも
適切に示すことができる。 (4) 抵抗32には、電流Iのみが流れるので、抵
抗32での発熱量が抑制され、電力損失が少ない。 (5) 抵抗32での発熱量が少ないので、モノリシッ
クIC41に作り込むことも可能になり、ソレノイド駆
動装置の部品点数の減少と小型化とが実現可能になる。
【0038】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。例えば、サンプルホール
ド回路36に与えるパルス信号S38は、演算回路38
で発生させなくても、外部から与える構成にしてもよ
い。この場合、サンプリングタイミングが可変になり、
目的に応じたタイミングでソレノイド30に流れる電流
をモニタすることが可能になる。よって、例えばソレノ
イド30に流れる電流の最大値等を観測することもでき
る。
【0039】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、ソレノイドの接続に用いるワイヤーハーネスの量
を減じることが可能になるとともに、電力損失の少ない
ソレノイド駆動装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すソレノイド駆動装置の
構成図である。
【図2】図1中の増幅器を示す回路図である。
【図3】図1中のサンプルホールド回路の要部を示す回
路図である。
【図4】図1のソレノイド駆動装置の動作を示す波形図
である。
【図5】従来のソレノイド駆動装置を示す構成図であ
る。
【図6】図5のソレノイド駆動装置の動作を示す波形図
である。
【符号の説明】
30 ソレノイド 31 バッテリ 32 電流検出回路を構成する抵抗 33 スイッチング素子としてのNMOS 34 整流素子としてのダイオード 35 電流検出回路を構成する増幅器 36 サンプルホールド回路 37 制御回路 38 演算回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】グランドに一端が接続されたソレノイド
    と、 前記ソレノイドの他端に一端が接続された負荷素子を有
    し、該負荷素子に流れる電流を検出して該電流に対応す
    る電流検出信号を生成する電流検出回路と、 前記負荷素子の他端と電源との間に接続され、該負荷素
    子及び該電源の間をオン、オフし、オンしたときに該電
    源から前記ソレノイドに前記電流を流して該ソレノイド
    を駆動するスイッチング素子と、 前記グランドと前記ソレノイドの他端との間に接続さ
    れ、前記スイッチング素子がオフしたときに前記ソレノ
    イドに発生する逆起電力によって生じる前記電流を該グ
    ランドから該ソレノイドに流して該ソレノイドを駆動す
    る整流素子と、 を備えることを特徴とするソレノイド駆動装置。
  2. 【請求項2】前記電流検出信号を前記スイッチング素子
    がオンしているときにサンプリングし、前記スイッチン
    グ素子がオンしている期間とオフしている期間とに前記
    ソレノイドに流れた電流を表す信号として保持するサン
    プルホールド回路をさらに備えることを特徴とする請求
    項1に記載のソレノイド駆動装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019129614A (ja) * 2018-01-25 2019-08-01 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置、負荷駆動システムおよびインダクタ電流の検出方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019129614A (ja) * 2018-01-25 2019-08-01 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置、負荷駆動システムおよびインダクタ電流の検出方法

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