JP2002319301A - 提 灯 - Google Patents

提 灯

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JP2002319301A JP2001173934A JP2001173934A JP2002319301A JP 2002319301 A JP2002319301 A JP 2002319301A JP 2001173934 A JP2001173934 A JP 2001173934A JP 2001173934 A JP2001173934 A JP 2001173934A JP 2002319301 A JP2002319301 A JP 2002319301A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 柱または脚の突部及び台の対応する凹部の加
工作業性、柱または脚の台への取付作業性及び三角の脚
への取付作業性を改善する。また、取付後における三角
の脚からの脱落を効果的に防止する。 【解決手段】 台10の上面に、柱20を上下に延びる
よう取り付けるための上側凹部15を形成する。柱20
の下端に、台10の上側凹部15に対応する形状の嵌合
突部21を一体形成すると共に、嵌合突部21の水平方
向略中央に上下に延びる割溝22を形成する。台10の
下面に、脚30を上下に延びるよう取り付けるための下
側凹部16を形成する。更に、脚30の上端に、台10
の下側凹部16に対応する形状の嵌合突部31を一体形
成すると共に、嵌合突部31の水平方向略中央に上下に
延びる割溝32を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、提灯に関するもの
であり、特に、円盤状の台の上面側に柱を立て、下面側
に脚を取り付けると共に、それらの脚を連結具により互
いに連結する自立式の提灯に好適に適用することができ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、提灯には、吊り下げ式の提灯、
自立式の提灯等がある。このうち、自立式の提灯として
は、台の上面側に2本の柱を取り付け、台と柱の上端部
との間で火袋を展開して支持するものがある。また、こ
の提灯は、台の下面側に3本の脚を取り付け、前記脚に
より台を支持すると共に、3本の脚を三角と呼ばれる連
結具により互いに連結する。前記提灯では、柱の下端及
び脚の上端に、それぞれ、直方体状の突部を設けると共
に、台の上面及び下面に、それぞれ、前記突部に対応す
る直方体状の凹部を形成している。そして、柱の突部を
台の上面の凹部に、脚の突部を台の下面の凹部に、それ
ぞれ押し込んで挿入することにより、柱及び脚を台に固
定している。また、脚の内側面の上下中央付近の所定位
置に、三角の先端の突部を挿入して保持するための凹部
を形成している。そして、3本の脚相互の間隔を互いに
広げた状態で、三角の3個の突部を、それぞれ、3本の
脚の凹部に挿入し、その後、脚相互の間隔を元に戻すこ
とにより、3本の脚を三角により連結する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】1.柱及び脚の突部並
びに台の凹部の加工作業性 従来の自立式の提灯は、上記のように、柱及び脚の突部
を台の凹部にそれぞれ押し込んで固定する構成のため、
柱及び脚と台との間でのぐらつきをなくすため、突部の
寸法を凹部の寸法より若干大きめに設定している。この
とき、突部及び凹部の形状及び寸法が予定の計上及び寸
法と相違すると、柱及び脚の台への取り付けが困難にな
ったり、取り付け後に柱及び脚が台に対してぐらついた
りする。よって、突部及び凹部を設定した形状及び寸法
に正確に加工する必要がある。その結果、従来の提灯
は、柱及び脚の突部並びに台の凹部の加工作業が面倒
で、相応の時間及び労力を必要とし、突部及び凹部の加
工作業性の点で改善する余地がある。
【0004】2.柱及び脚の台への取付作業性 また、従来の自立式の提灯は、柱及び脚の突部の寸法を
台の凹部の寸法より若干大きめに設定し、突部を凹部に
押し込んで固定する構成のため、柱及び脚の台への取り
付け時に力を入れすぎると、突部を根元付近で破損する
可能性がある。よって、柱及び脚の台への取り付けはあ
る程度注意して行う必要がある。その結果、従来の提灯
は、柱及び脚の台への取付作業に相応の時間及び労力を
必要とし、かかる取付作業性の点でも改善する余地があ
る。
【0005】3.三角の脚への取付作業性 特に、従来の自立式の提灯では、3本の脚相互の間隔を
互いに広げた状態で、三角の各突部を対応する脚の凹部
に挿入する。通常、脚相互の間隔をできるだけ広げた方
が、三角の突部を脚の凹部に挿入しやすいが、脚を台に
取り付けるための突部が、中実の直方体状であり柔軟性
に欠けるため、脚相互の間隔を広げすぎると、脚の突部
が根元から破損する可能性がある。よって、三角の脚へ
の取り付けはある程度注意して行う必要がある。その結
果、従来の提灯は、三角の脚への取付作業に相応の時間
及び労力を必要とし、かかる取付作業性の点でも改善す
る余地がある。
【0006】4.三角の脚からの脱落 また、従来の自立式の提灯は、上記のように、脚の突部
が中実の直方体状であり柔軟性に欠けるため、三角の取
付時に脚相互の間隔を広げたときに、脚相互の間隔が広
がったままになり、三角が脚から脱落する可能性もあ
る。その結果、従来の提灯は、三角の脚への取付後の取
付安定性の点でも改善する余地がある。
【0007】そこで、本発明は、柱または脚の突部及び
台の対応する凹部の加工作業性、柱または脚の台への取
付作業性及び三角の脚への取付作業性を改善することが
できると共に、取付後における三角の脚からの脱落を効
果的に防止することができる提灯の提供を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る提灯は、
台の上面側に柱を取り付け、前記台と柱の上端部との間
で火袋を展開して支持する。また、台の上面に、柱を上
下に延びるよう取り付けるための凹部を形成する。更
に、柱の下端に、前記台の凹部に対応する形状の突部を
一体形成すると共に、前記突部の水平方向略中央に上下
に延びる割溝を形成する。そして、前記柱の突部を前記
台の凹部内に嵌め込むことにより、前記台の上面側に前
記柱を取り付ける。
【0009】請求項2に係る提灯は、請求項1の構成に
おいて、前記割溝を前記台の略周方向及び前記台の略中
心から外側に向かう方向のいずれかに沿って延びるよう
前記突部に形成した。
【0010】請求項3に係る提灯は、火袋を支持する台
の下面側に脚を取り付け、前記脚により前記台を支持す
る。また、台の下面に、脚を上下に延びるよう取り付け
るための凹部を形成する。更に、脚の上端に、前記台の
凹部に対応する形状の突部を一体形成すると共に、前記
突部の水平方向略中央に上下に延びる割溝を形成する。
そして、前記脚の突部を前記台の凹部内に嵌め込むこと
により、前記台の下面側に前記脚を取り付ける。
【0011】請求項4に係る提灯は、請求項3の構成に
おいて、前記割溝を前記台の略周方向及び前記台の略中
心から外側に向かう方向のいずれかに沿って延びるよう
前記突部に形成した。
【0012】請求項5に係る提灯は、台の上面側に柱を
取り付け、前記台と柱の上端部との間で火袋を展開して
支持する。また、台の上面に、柱を上下に延びるよう取
り付けるための凹部を形成すると共に、前記凹部を、前
記台の上面から下方に延びる第1の凹部と、前記第1の
凹部より小さい寸法で第1の凹部に連続して更に下方に
延び、第1の凹部との間に段差を形成する第2の凹部と
から構成する。更に、前記台の凹部に嵌め込む突部を柱
の下端に一体形成すると共に、前記突部を、前記柱の下
端に一体形成され、前記台の第1の凹部に対応する形状
で下方に延びる第1の突部と、前記第1の突部の下端に
一体形成され、第1の突部より小さい寸法で第1の突部
に連続して更に下方に延び、第1の突部との間に段差を
形成する第2の突部とから構成する。そして、前記柱の
突部を前記台の凹部内に嵌め込むことにより、前記台の
上面側に前記柱を取り付ける。
【0013】請求項6に係る提灯は、火袋を支持する台
の下面側に脚を取り付け、前記脚により前記台を支持す
る。また、台の下面に、脚を上下に延びるよう取り付け
るための凹部を形成すると共に、前記凹部を、前記台の
下面から上方に延びる第1の凹部と、前記第1の凹部よ
り小さい寸法で第1の凹部に連続して更に上方に延び、
第1の凹部との間に段差を形成する第2の凹部とから構
成する。更に、前記台の凹部に嵌め込む突部を脚の上端
に一体形成すると共に、前記突部を、前記脚の上端に一
体形成され、前記第1の凹部に対応する形状で上方に延
びる第1の突部と、前記第1の突部の上端に一体形成さ
れ、第1の突部より小さい寸法で第1の突部に連続して
更に上方に延び、第1の突部との間に段差を形成する第
2の突部とから構成する。そして、前記柱の突部を前記
台の凹部内に嵌め込むことにより、前記台の上面側に前
記柱を取り付ける。
【0014】請求項7に係る提灯は、請求項3,4,ま
たは6の構成において、前記脚を前記台の下面に複数本
取り付け、更に、前記複数本の脚を連結具により互いに
連結する。また、前記連結具において、前記台の下面に
取り付けた複数本の脚の各々の上下方向中間部に対向す
る位置に、それぞれ、前記中間部に向かってその内部に
至るまで延びる長さの突部を設ける。更に、前記各脚の
上下方向中間部に、前記連結具の突部に対応する形状を
なし、前記突部を嵌め込んで保持自在な保持凹部と、前
記保持凹部の下端に連続して下方に延び、かつ、下方に
向かって深さが浅くなるよう傾斜する案内凹部とを形成
する。
【0015】請求項8に係る提灯は、火袋を支持する台
の下面側に複数本の脚を取り付け、前記複数本の脚によ
り前記台を支持すると共に、前記複数本の脚を連結具に
より互いに連結する。また、前記連結具において、前記
台の下面に取り付けた複数本の脚の各々の上下方向中間
部に対向する位置に、それぞれ、前記中間部に向かって
その内部に至るまで延びる長さの突部を設ける。更に、
前記各脚の上下方向中間部に、前記連結具の突部に対応
する形状をなし、前記突部を嵌め込んで保持自在な保持
凹部と、前記保持凹部の下端に連続して下方に延び、か
つ、下方に向かって深さが浅くなるよう傾斜する案内凹
部とを形成する。
【0016】請求項9に係る提灯は、台の上面側に柱を
取り付け、前記台と柱の上端部との間で火袋を展開して
支持する。また、台における柱の取付位置に、台の上面
から下方へと前記台の厚さ方向の途中まで延びると共
に、正円形以外の水平断面形状を有する凹部を形成す
る。更に、前記台における前記柱の取付位置に、前記凹
部より小さい平面方向の寸法で前記凹部に連続して、前
記台の下面側に露出する位置まで前記台の厚さ方向に貫
通して延びる貫通孔を形成する。また、前記柱の下端
に、前記台の凹部に対応する形状で下方に延び、前記台
の凹部に密接して嵌め込み自在な突部を一体形成する。
更に、前記柱の突部の下端に、前記突部より小さい平面
方向の寸法で、かつ、前記台の貫通孔より長い寸法で下
方に延びる雄螺子を一体的に設ける。そして、前記柱の
突部を前記台の凹部内に嵌め込むと共に、前記柱の雄螺
子を前記台の貫通孔に挿入し、前記台の貫通孔より露出
した前記雄螺子の下端部に雌螺子を螺合することによ
り、前記台の上面側に前記柱を取り付ける。
【0017】請求項10に係る提灯は、火袋を支持する
台の下面側に脚を取り付け、前記脚により前記台を支持
する。また、台における脚の取付位置に、台の下面から
上方へと前記台の厚さ方向の途中まで延びると共に、正
円形以外の水平断面形状を有する凹部を形成する。更
に、前記台における前記柱の取付位置に、前記凹部より
小さい平面方向の寸法で前記凹部に連続して、前記台の
上面側に露出する位置まで前記台の厚さ方向に貫通して
延びる貫通孔を形成する。また、前記脚の上端に、前記
台の凹部に対応する形状で上方に延び、前記台の凹部に
密接して嵌め込み自在な突部を一体形成する。更に、前
記脚の突部の上端に、前記突部より小さい平面方向の寸
法で、かつ、前記台の貫通孔より長い寸法で上方に延び
る雄螺子を一体的に設ける。そして、前記脚の突部を前
記台の凹部内に嵌め込むと共に、前記脚の雄螺子を前記
台の貫通孔に挿入し、前記台の貫通孔より露出した前記
雄螺子の上端部に雌螺子を螺合することにより、前記台
の下面側に前記脚を取り付ける。
【0018】請求項11に係る提灯は、請求項10の構
成において、前記脚を前記台の下面に複数本取り付け、
更に、前記複数本の脚を連結具により互いに連結する。
また前記連結具において、前記台の下面に取り付けた複
数本の脚の各々の上下方向中間部に対向する位置に、そ
れぞれ、前記中間部に向かってその内部に至るまで延び
る長さの突部を設ける。更に、前記各脚の上下方向中間
部に、前記連結具の突部に対応する形状をなし、前記突
部を嵌め込んで保持自在な保持凹部と、前記保持凹部の
下端に連続して下方に延び、かつ、下方に向かって深さ
が浅くなるよう傾斜する案内凹部とを形成する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。なお、各実施の形態を通じ、同一の部材、要素ま
たは部分には同一の符号を付して、その説明を省略す
る。
【0020】[実施の形態1] 1.対応図面 図1は本発明の実施の形態1に係る提灯の全体を示す。
図2は本発明の実施の形態1に係る提灯の台の上面側を
示す。図3は本発明の実施の形態1に係る提灯の台の下
面側を示す。図4は本発明の実施の形態1に係る提灯の
台と柱との関係を示し、台を図2のA−A線で切断して
示す。図5は本発明の実施の形態1に係る提灯の台と脚
との関係を示し、台を図2のB−B線で切断して示す。
【0021】2.提灯の全体構成 図1に示すように、実施の形態1に係る提灯は、従来と
同様、台10の上面側に左右一対の柱20を取り付け、
台10と柱20の上端部との間で火袋1を展開して支持
する。また、台10の下面側に3本の脚30を取り付
け、前記脚30により台10を支持すると共に、3本の
脚30を連結具としての三角40により互いに連結す
る。なお、柱の上端には手2と呼ばれる部材が左右に掛
け渡して取り付けられている。また、図示はしないが、
火袋1の内部において台10の上面側には、ソケット、
電球、回転筒等が取り付けられている。なお、業界で
は、「台」は「ツバ」と呼ばれることもある。また、
「柱」は「上足」と、「脚」は「下足」と呼ばれること
もある。更に、業界では、「提灯」は、「大内行灯」等
の「行灯」や「灯篭」も含む意味で使用する場合がある
(広義)。
【0022】3.台10の構成 一方、図2及び図4に示すように、台10は円盤状をな
し、下端側にリング状のフランジ11を外方に張り出し
形成している。台10のフランジ11より上方の円筒状
の外周面は、火袋1の下輪1aを嵌め込んで固定するた
めの輪止め部12となっている。台10の中心部には、
軸方向に貫通する円形の中心孔13が形成されている。
また、台10には、中心孔13に隣接して、中心孔13
に連通する大径孔14が形成されている。前記台10の
中心孔13及び大径孔14は、電球を支持するソケット
を取り付けるために使用される。台10の上面の左右に
は、それぞれ、柱20を上方に延びるよう略垂直に立て
た状態で取り付けるための上側凹部15が形成されてい
る。上側凹部15は、台10の上面から下方に延びる直
方体状の底付凹部である。図3及び図5に示すように、
台10の下面の前側、右後側及び左後側には、それぞ
れ、脚30を下方に延びるよう取り付けるための下側凹
部16が形成されている。下側凹部16は、台10の下
面から上方に延びる直方体状の底付凹部である。
【0023】4.柱20の構成 一方、柱20の下端には、台10の上側凹部15に対応
する形状の嵌合突部21が下方に延びるよう一体形成さ
れている。詳細には、嵌合突部21は、上側凹部15に
対応する直方体状をなしている。嵌合突部21の水平方
向略中央には、上下に延びる割溝22が形成されてい
る。実施の形態1では、割溝22は、台10の略周方向
に沿って延びるよう、嵌合突部21の厚さ方向(図4中
左右方向)の中央に形成されている。前記割溝22は、
前記台10の略周方向に沿って延びるよう、即ち、嵌合
突部21の幅方向全体にわたって延びるよう、嵌合突部
21に形成される。また、割溝22は、嵌合突部21の
高さと略同一高さまで、即ち、台10の上側凹部15の
深さと略同一高さまで形成されている。柱20の嵌合突
部21を台10の上側凹部15内に上方から嵌め込むこ
とにより、台10の上面側に柱20を取り付けるように
なっている。このとき、前記割溝22により、嵌合突部
21は、台10の上側凹部15に対して台10の放射方
向(図4中左右方向)に弾性変形可能であり、台10の
上側凹部15に弾性的に嵌め込んで密嵌状態で固定する
ことができる。なお、嵌合突部21の上端の厚さ方向の
外周縁には面取り部を形成しても良い。この面取り部
は、嵌合突部21の台10の上側凹部15への挿入を容
易にするためのものであり、嵌合突部21の上端の任意
の外周縁に形成することができる。
【0024】5.脚30の構成 また、脚30の上端には、台10の下側凹部16に対応
する形状の嵌合突部31が上方に延びるよう一体形成さ
れている。詳細には、嵌合突部31は、下側凹部16に
対応する直方体状をなしている。嵌合突部31の水平方
向略中央には、上下に延びる割溝32が形成されてい
る。実施の形態1では、割溝32は、台10の略周方向
に沿って延びるよう、嵌合突部31の厚さ方向(図5中
左右方向)の中央に形成されている。前記割溝32は、
前記台10の略周方向に沿って延びるよう、即ち、嵌合
突部31の幅方向全体にわたって延びるよう、嵌合突部
31に形成される。また、割溝32は、嵌合突部31の
高さと略同一高さまで、即ち、台10の下側凹部16の
深さと略同一高さまで形成されている。脚30の嵌合突
部31を台10の下側凹部16内に下方から嵌め込むこ
とにより、台10の下面側に脚30を取り付けるように
なっている。このとき、前記割溝32により、嵌合突部
31は、台10の下側凹部16に対して台10の放射方
向(図5中左右方向)に弾性変形可能であり、台10の
下側凹部16に弾性的に嵌め込んで密嵌状態で固定する
ことができる。なお、嵌合突部31の上端の厚さ方向の
外周縁には面取り部33が形成されている。面取り部3
3は、嵌合突部31の台10の下側凹部16への挿入を
容易にするためのものであり、嵌合突部31の上端の任
意の外周縁に形成することができる。
【0025】3本の脚30の互いに対向する面(内側
面)の上下中央付近の所定位置には、三角40の先端の
突部41を挿入して保持するための保持凹部34が、脚
30の幅方向(図5中左右方向)に延びるよう形成され
ている。そして、3本の脚30相互の間隔を互いに広げ
た状態で、三角40の3個の突部41を、それぞれ、3
本の脚30の保持凹部34に挿入し、その後、脚30相
互の間隔を元に戻すことにより、3本の脚30を三角4
0により連結するようになっている。
【0026】6.作用及び効果 上記のように構成した実施の形態1に係る提灯では、柱
20を台10の上面に取り付けるときには、嵌合突部2
1を台10の上側凹部15内に上方から嵌め込む。この
とき、嵌合突部21が上側凹部15内に進入するにつれ
て、割溝22の幅を狭めるように嵌合突部21がその厚
み(図5中の左右寸法)を小さくするよう弾性変形す
る。したがって、嵌合突部21の全体を台10の上側凹
部15に容易に進入させて嵌め込むことができ、かつ、
嵌め込んだ後は、嵌合突部21が割溝22による弾性力
により、台10の上側凹部15内に密嵌状態で固定され
る。その結果、柱20を台10に対して簡単かつ確実に
安定して取り付けることができる。
【0027】同様に、脚30を台10の下面に取り付け
るときには、嵌合突部31を台10の下側凹部16内に
下方から嵌め込む。このとき、嵌合突部31が下側凹部
16内に進入するにつれて、割溝32の幅を狭めるよう
に嵌合突部31がその厚み(図5中の左右寸法)を小さ
くするよう弾性変形する。したがって、嵌合突部31の
全体を台10の下側凹部16に容易に進入させて嵌め込
むことができ、かつ、嵌め込んだ後は、嵌合突部31が
割溝32による弾性力により、台10の下側凹部16内
に密嵌状態で固定される。その結果、脚30を台10に
対して簡単かつ確実に安定して取り付けることができ
る。
【0028】即ち、実施の形態1では、柱20の嵌合突
部21及び脚30の嵌合突部31は、それぞれ、割り溝
22,32の幅の分だけ厚みを調整(減少)可能であ
る。したがって、加工時に、柱20及び脚30の嵌合突
部21,31の厚みを台10の上側凹部15及び下側凹
部16の厚み(図4及び図5中の左右寸法)よりある程
度(最大限、割り溝22,32の幅の寸法まで)大きく
しても、嵌合突部21,31が割り溝22,32により
その寸法差を吸収する。よって、嵌合突部21,31を
上側凹部15及び下側凹部16に容易かつ円滑に挿入す
ることができる。なお、嵌合突部21,31が割溝2
2,32による弾性力により、上側凹部15及び下側凹
部16内に密嵌状態で固定されるため、嵌合突部21,
31の幅(図4及び図5中の紙面と直交する方向の寸
法)は、上側凹部15及び下側凹部16の幅(台10の
放射方向の寸法)より若干小さくても良い。即ち、この
場合でも、柱20及び脚30を台10に対して確実に安
定して取り付けることができる。その結果、柱20及び
脚30の嵌合突部21,31並びに台10の上側凹部1
5及び下側凹部16の加工作業を従来例よりも簡単に行
うことができ、その加工作業性を向上することができ
る。
【0029】更に、実施の形態1では、上記のように、
嵌合突部21,31を台10の上側凹部15及び下側凹
部16に楽な力で嵌め込むことができるため、柱20及
び脚30の台10への取り付け時に、嵌合突部21,3
1を根元付近で破損することがない。よって、柱20及
び脚30の台10への取り付けも簡単に行うことがで
き、かかる取付作業性を向上することができる。また、
柱20の取付後は、嵌合突部21が、割溝22を介し
て、台10の上側凹部15に対して台10の放射方向
(図4中左右方向)に弾性変形可能である。したがっ
て、柱20を台10に対して放射方向に弾性的に撓ませ
ることができ、左右一対の柱20相互の間隔を容易に広
げたり狭めたりすることができる。その結果、台10及
び柱20への火袋1の取付作業等において、その作業性
を向上することができる。
【0030】同様に、脚30の取付後は、嵌合突部31
が、割溝32を介して、台10の下側凹部16に対して
台10の放射方向(図5中左右方向)に弾性変形可能で
ある。したがって、脚30を台10に対して放射方向に
弾性的に撓ませることができ、3本の脚30相互の間隔
を容易に広げたり狭めたりすることができる。その結
果、脚30への三角40の取付作業等において、その作
業性を向上することができる。また、脚30の嵌合突部
31が割溝32の存在により柔軟性及び弾力性を有する
ため、三角40の取付時に脚30に力を加えて脚30相
互の間隔を広げたときでも、その力を抜けば、脚30が
嵌合突部31の弾性力により迅速に基に位置に復帰し、
脚30相互の間隔が迅速に元の位置に戻る。その結果、
三角40の脚30への取付後において三角40の脚30
からの脱落を効果的に防止することができ、その取付安
定性を向上することができる。
【0031】[実施の形態2] 1.対応図面 図6は本発明の実施の形態2に係る提灯の台と柱との関
係を示し、台を図2のA−A線で切断して示す。図7は
本発明の実施の形態2に係る提灯の台と柱との関係を示
し、柱を図6の矢印X方向から見て示す。図8は本発明
の実施の形態2に係る提灯の台と脚との関係を示し、台
を図2のB−B線で切断して示す。図9は本発明の実施
の形態2に係る提灯の台と脚との関係を示し、脚を図6
の矢印Y方向から見て示す。
【0032】2.実施の形態1との相違点 実施の形態2に係る提灯は、柱20の嵌合突部121及
び脚30の嵌合突部131の構成において実施の形態1
に係る提灯と異なる。それ以外の全体構成は実施の形態
1と同様である。また、柱20及び脚30の構成は、嵌
合突部121,131の構成を除いて、実施の形態1と
同様である。
【0033】3.柱20の嵌合突部121の構成 図6及び図7に示すように、実施の形態2の柱20の嵌
合突部121は、割溝122を形成する位置が実施の形
態1の場合と異なり、それ以外の構成は、実施の形態1
と同様である。具体的には、嵌合突部121は、台10
の上側凹部15に対応する直方体状をなし、柱20の下
端から下方に延びるよう一体形成されている。また、割
溝122は、台10の略放射方向に沿って延びるよう、
嵌合突部121の幅方向(図6中紙面と直行する方向及
び図7の左右方向)の略中央に形成されている。前記割
溝122は、嵌合突部121の厚さ方向全体にわたって
延びるよう、嵌合突部121に形成される。また、割溝
122は、嵌合突部121の高さと略同一高さまで、即
ち、台10の上側凹部15の深さと略同一高さまで形成
されている。柱20の嵌合突部121を台10の上側凹
部15内に上方から嵌め込んだとき、前記割溝122に
より、嵌合突部121は、台10の上側凹部15に対し
て台10の周方向(図7中左右方向)に弾性変形可能で
あり、台10の上側凹部15に弾性的に嵌め込んで密嵌
状態で固定することができる。なお、柱20と嵌合突部
121との境界面には、平坦面状の位置決め部123
が、嵌合突部121から若干幅方向外側に張り出すよう
形成されている。位置決め部123は、嵌合突部121
を台10の上側凹部15に嵌め込むときに、嵌合突部1
21を上側凹部15の所定深さ位置で正確に位置決めす
るためのものである。また、嵌合突部121の下端の幅
方向の外周縁に面取り部を形成しても良い。
【0034】4.脚30の嵌合突部131の構成 図8及び図9に示すように、実施の形態2の脚30の嵌
合突部131は、割溝132を形成する位置が実施の形
態1の場合と異なり、それ以外の構成は、実施の形態1
と同様である。具体的には、嵌合突部131は、台10
の下側凹部16に対応する直方体状をなし、脚30の上
端から上方に延びるよう一体形成されている。また、割
溝132は、台10の略放射方向に沿って延びるよう、
嵌合突部131の幅方向(図8中紙面と直行する方向及
び図9の左右方向)の略中央に形成されている。前記割
溝132は、嵌合突部131の厚さ方向全体にわたって
延びるよう、嵌合突部131に形成される。また、割溝
132は、嵌合突部131の高さと略同一高さまで、即
ち、台10の下側凹部16の深さと略同一高さまで形成
されている。脚30の嵌合突部131を台10の下側凹
部16内に上方から嵌め込んだとき、前記割溝132に
より、嵌合突部131は、台10の下側凹部16に対し
て台10の周方向(図9中左右方向)に弾性変形可能で
あり、台10の下側凹部16に弾性的に嵌め込んで密嵌
状態で固定することができる。なお、嵌合突部131の
上端の厚さ方向の外周縁には面取り部133が形成され
ている。また、柱30と嵌合突部131との境界面に
は、平坦面状の位置決め部134が、嵌合突部131か
ら若干幅方向外側に張り出すよう形成されている。位置
決め部133は、嵌合突部131を台10の下側凹部1
6に嵌め込むときに、嵌合突部131を下側凹部16の
所定深さ位置で正確に位置決めするためのものである。
【0035】6.作用及び効果 上記のように構成した実施の形態2に係る提灯は、嵌合
突部121,131が、割溝122,132の存在によ
り、その幅方向に弾性変形するため、実施の形態1に係
る提灯と同様、柱20及び脚30を台10に対して簡単
かつ確実に安定して取り付けることができる。また、嵌
合突部121,131が、それぞれ、割り溝122,1
32の幅の分だけ幅を調整(減少)可能であるため、実
施の形態1と同様、嵌合突部21,31並びに台10の
上側凹部15及び下側凹部16の加工作業を従来例より
も簡単に行うことができ、その加工作業性を向上するこ
とができる。更に、実施の形態1と同様、嵌合突部12
1,131を台10の上側凹部15及び下側凹部16に
楽な力で嵌め込むことができるため、その取付作業性を
向上することができる。
【0036】また、柱20及び脚30の取付後は、割溝
122,132を有する嵌合突部121,131を介し
て、柱20及び脚30を台10に対してその円周方向に
撓ませることができる。その結果、火袋1の取付作業及
び三角40の取付作業等において、その作業性を向上す
ることができる。
【0037】[実施の形態3] 1.対応図面 図10は本発明の実施の形態3に係る提灯の台の上面側
を示す。図11は本発明の実施の形態3に係る提灯の台
の下面側を示す。図12は本発明の実施の形態3に係る
提灯の台と柱との関係を示し、台を図10のC−C線で
切断して示す。図13は本発明の実施の形態3に係る提
灯の台と脚との関係を示し、台を図10のD−D線で切
断して示す。図14は本発明の実施の形態3に係る提灯
の台と脚との関係を示し、脚を図13の矢印Z方向から
見て示す。
【0038】2.実施の形態1との相違点 実施の形態3に係る提灯は、台10の上側凹部215及
び下側凹部216並びに柱20の嵌合突部221及び脚
30の嵌合突部231の構成において実施の形態1に係
る提灯と異なる。また、台10の中心孔13と大径孔1
4とは、台10の軸方向に貫通する連通孔13aを介し
て互いに連通している。それ以外の全体構成は実施の形
態1と同様である。また、台10、柱20及び脚30の
構成は、連通孔13a、上側凹部215及び下側凹部2
16並びに嵌合突部221,231の周辺の構成を除い
て、実施の形態1と同様である。
【0039】3.台10の上側凹部215及び下側凹部
216の構成 図10及び図12に示すように、台10の上面の左右に
は、それぞれ、柱20を上方に延びるよう略垂直に立て
た状態で取り付けるための上側凹部215が形成されて
いる。上側凹部215は、第1の上側凹部215a及び
第2の上側凹部215bとから構成される。第1の上側
凹部215aは、台10の上面から下方に延びる。ま
た、第2の上側凹部215bは、第1の上側凹部215
aより小さい寸法で第1の上側凹部215aに連続して
更に下方に延びる。これにより、第1の上側凹部215
aと第2の上側凹部215bとの間(境界面)には、段
差(第1の上側凹部215aの底面)が形成される。
【0040】また、図11及び図13に示すように、台
10の下面の前側、右後側及び左後側には、それぞれ、
脚30を下方に延びるよう取り付けるための下側凹部2
16が形成されている。下側凹部216は、第1の下側
凹部216a及び第2の下側凹部216bとから構成さ
れる。第1の下側凹部216aは、台10の下面から上
方に延びる。また、第2の下側凹部216bは、第1の
下側凹部216aより小さい寸法で第1の下側凹部21
6aに連続して更に上方に延びる。これにより、第1の
下側凹部216aと第2の下側凹部216bとの間(境
界面)には、段差(第1の下側凹部216aの底面)が
形成される。
【0041】前記第1の上側凹部215a及び第1の下
側凹部216aは、共に、実施の形態1の上側凹部15
及び下側凹部16の半分程度の深さ(高さ)を有する直
方体状をなす。また、前記第2の上側凹部215b及び
第2の下側凹部216bは、共に、実施の形態1の上側
凹部15及び下側凹部16の半分程度の深さ(長さ)を
有する円柱状をなし、前記第1の上側凹部215a及び
第1の下側凹部216aの底面の略中央に直交するよう
一体形成される底付凹部となっている。
【0042】4.柱20の嵌合突部221の構成 図11及び図12に示すように、柱20の嵌合突部22
1は、台10の上側凹部215に対応する形状をなし、
柱20の下端から下方に延びるよう一体形成されてい
る。具体的には、嵌合突部221は、第1の嵌合突部2
21a及び第2の嵌合突部221bとから構成される。
第1の嵌合突部221aは、柱20の下端に一体形成さ
れ、台10の第1の上側凹部215aに対応する形状で
下方に延びる。また、第2の嵌合突部221bは、第1
の嵌合突部221aの下端に一体形成される。第2の嵌
合突部221bは、第1の嵌合突部221aより小さい
寸法で第1の嵌合突部221aに連続して更に下方に延
びる。これにより、第1の嵌合突部221aと第2の嵌
合突部221bとの間(境界面)には、段差(第1の嵌
合突部221aの底面)が形成される。
【0043】前記第1の嵌合突部221aは、第1の上
側凹部215aと略同一の高さを有する直方体状をな
す。また、前記第2の嵌合突部221bは、第2の上側
凹部215bと略同一の高さを有する円柱状をなし、前
記第1の嵌合凹部221aの底面の略中央に直交するよ
う一体形成される。
【0044】柱20の嵌合突部221を台10の上側凹
部215内に上方から嵌め込むと、第1の嵌合突部22
1aが第1の上側凹部215a内に、第2の嵌合突部2
21bが第2の上側凹部215b内に、それぞれ、密嵌
状態で保持される。このとき、第2の嵌合突部221b
を中心として、嵌合突部221が、台10の上側凹部2
15に対して任意の方向(360度)に弾性変形可能と
なり、柱20を任意の方向に弾性的に撓ませることがで
きる。なお、柱20と嵌合突部221との境界面には、
平坦面状の位置決め部222が、嵌合突部221から若
干幅方向外側に張り出すよう形成されている。位置決め
部222は、嵌合突部221を台10の上側凹部215
に嵌め込むときに、嵌合突部221を上側凹部215の
所定深さ位置で正確に位置決めするためのものである。
また、第1の嵌合突部221aの下端の幅方向の外周縁
には面取り部223が形成されている。
【0045】5.脚30の嵌合突部131の構成 図13及び図14に示すように、脚30の嵌合突部23
1は、台10の下側凹部216に対応する形状をなし、
脚30の上端から上方に延びるよう一体形成されてい
る。具体的には、嵌合突部231は、第1の嵌合突部2
31a及び第2の嵌合突部231bとから構成される。
第1の嵌合突部231aは、脚30の上端に一体形成さ
れ、台10の第1の下側凹部216aに対応する形状で
下方に延びる。また、第2の嵌合突部231bは、第1
の嵌合突部231aの上端に一体形成される。第2の嵌
合突部231bは、第1の嵌合突部231aより小さい
寸法で第1の嵌合突部231aに連続して更に上方に延
びる。これにより、第1の嵌合突部213aと第2の嵌
合突部231bとの間(境界面)には、段差(第1の嵌
合突部231aの底面)が形成される。
【0046】前記第1の嵌合突部231aは、第1の下
側凹部216aと略同一の高さを有する直方体状をな
す。また、前記第2の嵌合突部231bは、第2の下側
凹部216bと略同一の高さを有する円柱状をなし、前
記第1の嵌合凹部231aの底面の略中央に直交するよ
う一体形成される。
【0047】脚30の嵌合突部231を台10の下側凹
部216内に上方から嵌め込むと、第1の嵌合突部23
1aが第1の下側凹部216a内に、第2の嵌合突部2
31bが第2の下側凹部216b内に、それぞれ、密嵌
状態で保持される。このとき、第2の嵌合突部231b
を中心として、嵌合突部231が、台10の下側凹部2
16に対して任意の方向(360度)に弾性変形可能と
なり、脚30を任意の方向に弾性的に撓ませることがで
きる。なお、脚30と嵌合突部231との境界面には、
平坦面状の位置決め部232が、嵌合突部231から若
干幅方向外側に張り出すよう形成されている。位置決め
部232は、嵌合突部231を台10の下側凹部216
に嵌め込むときに、嵌合突部231を下側凹部216の
所定深さ位置で正確に位置決めするためのものである。
また、第1の嵌合突部231aの下端の幅方向の外周縁
には面取り部233が形成されている。
【0048】6.作用及び効果 上記のように構成した実施の形態3に係る提灯は、台1
0の上側凹部215及び下側凹部216をそれぞれ第1
及び第2の上側凹部215a,215b及び下側凹部2
16a,216bより構成し、嵌合突部221,231
を第1及び第2の嵌合突部221a,221b及び23
1a,231bより構成したため、実施の形態1に係る
提灯と同様、柱20及び脚30を台10に対して簡単か
つ確実に安定して取り付けることができる。また、実施
の形態1と同様、嵌合突部221,231を台10の上
側凹部215及び下側凹部216に楽な力で嵌め込むこ
とができるため、その取付作業性を向上することができ
る。更に、柱20及び脚30の取付後は、嵌合突部22
1,231を介して、柱20及び脚30を台10に対し
て任意の方向(360度)に撓ませることができる。そ
の結果、火袋1の取付作業及び三角40の取付作業等に
おいて、その作業性を向上することができる。
【0049】[実施の形態4]図15は本発明の実施の形
態4に係る提灯の全体を示す。実施の形態4は、脚13
0の構成が実施の形態1と異なる。その他の構成は実施
の形態1と同様である。具体的には、実施の形態1の脚
30が、上端部分で略90度湾曲しながら下方に延び、
中央より下側の部分で外側に若干湾曲するのに対し、実
施の形態4の脚130は、上端から略直線的に下方に延
び、中央より下側の部分で外側に若干湾曲している。即
ち、本発明は、上記嵌合突部31,131,231の構
成を、任意の形状の脚に具体化することができる。同様
に、本発明は、上記嵌合突部21,121,221の構
成を、任意の形状の柱に具体化することができる。更
に、本発明は、上記台10の上側凹部15,115,2
15及び下側凹部16,116,216の構成を、任意
の形状の台に具体化することができる。
【0050】[実施の形態5] 1.対応図面 図16は本発明の実施の形態5に係る提灯の連結具とし
ての三角台を示す。図17は本発明の実施の形態5に係
る提灯の脚を示す。図18は本明の実施の形態5に係る
提灯の脚の要部としての差込凹部及び案内凹部を示す。
【0051】2.実施の形態1〜3との相違点(脚30
の保持凹部434及び案内凹部435) 実施の形態5に係る提灯は、連結具としての三角40を
挿入保持する脚30の保持凹部434周辺の構成におい
て上記実施の形態1と異なる。それ以外の構成は、上記
実施の形態1と同様である。具体的には、三角40は、
図16に示すように、3本の棒状体を、その中央付近で
連結することにより形成される。各棒状体は、先細とな
る断面長方形の棒状をなし、かつ、先端に向かって若干
湾曲する。そして、三角40は、3本の脚30の上下方
向中間部(内側面)に対向する位置に、それぞれ、突部
41を一体形成している。突部41は、前記脚30の中
間部に向かってその内部に至るまで延びる長さを有し、
かつ、上下に延びる長方形の断面形状を有している。
【0052】一方、図17に示すように、各脚30の上
下方向中間部の内側面には、保持凹部434が形成され
ている。保持凹部434は、前記三角40の突部41に
対応する形状をなし、突部41を差し込んで保持自在で
ある。保持凹部434の下端には、更に、案内凹部43
5が連続して下方に延びるよう形成される。図18に示
すように、案内凹部435は、下方に向かって深さが浅
くなり、最終的に前記脚30の内側面と面一になるまで
傾斜する傾斜面状をなしている。案内凹部435の深さ
は、例えば、保持凹部434の深さの約3分の1〜4分
の1程度とする。無論、案内凹部435をこれ以外の深
さとしても良い。また、その傾斜角度も任意である。即
ち、案内凹部435は、三角40の突部41を案内でき
る限りにおいて、任意の構成とすることができる。
【0053】3.作用及び効果 上記のように構成した実施の形態5に係る提灯は、実施
の形態1に係る提灯と同様の作用及び効果に加え、脚3
0の保持凹部434に三角40の突部41を容易かつ円
滑に案内して挿入し、保持できるという効果がある。即
ち、三角40を脚30に取り付ける場合、まず、三角4
0の2つの突部41を対応する2本の脚30の保持凹部
434にそれぞれ挿入して保持する。このとき、突部4
1の先端を脚30の案内凹部435の下端から上方に滑
らせて案内することにより、突部41を脚30の保持凹
部434内に容易かつ円滑に挿入することができる。次
に、三角40の残り1つの突部41を、残りの1本の脚
30の保持凹部434に挿入して保持する。このとき、
その1本の脚30と残りの2本の脚30との間隔を広げ
た状態で、残りの突部41の先端をその脚30の案内凹
部435の下端から上方に滑らせて案内する。これによ
り、残りの突部41を脚30の保持凹部434内に容易
かつ円滑に挿入することができる。また、突部41の挿
入時に必要となる脚30相互の間隔は、案内凹部435
の深さの分だけ小さくて済むため、脚30に加わる付加
(応力)を小さくすることもできる。更に、このとき、
脚30の案内凹部435の幅方向両側面が、突部41の
幅方向両側面を位置決めして案内するため、残りの突部
41を脚30の保持凹部434内により一層容易かつ円
滑に挿入することができる。
【0054】実施の形態5は、特に、実施の形態1また
は実施の形態3と組合わせて使用すると、その効果が倍
増される。即ち、実施の形態1及び実施の形態3では、
脚30相互の間隔を弾性的に広げることができるため、
その弾性力により、三角40の突部41を常に脚30の
案内凹部435の傾斜面に密接させた状態で滑らせて移
動することができる。その結果、突部41を脚30の保
持凹部434内により一層容易かつ円滑に挿入すること
ができる。しかし、無論、実施の形態5の構成は、実施
の形態1〜4のいずれと組合わせても良い。
【0055】[変更例] 1.材料及び加工方法 上記各実施の形態では、前記台10、柱20、脚30,
330は、木質材料より形成される。そして、切削等、
通常の木材の加工方法により、これらに、前記上側凹部
15,215、下側凹部16,216、嵌合突部21,
31,121,131,221,231、保持凹部43
4及び案内凹部435を一体形成する。しかし、台1
0、柱20、脚30,330の少なくともいずれかを、
プラスチック材料、複合材料など、その他の材料により
一体形成しても良い。なお、加工性及び強度等の点から
は、嵌合突部21等は柱20等に一体形成することが好
ましいが、無論、別体として設けてもよい。
【0056】2.台の上側凹部及び下側凹部並びに柱及
び脚の嵌合突部の構成 台の上側凹部及び下側凹部並びに柱及び脚の嵌合突部
は、柱及び脚の周方向への回転を阻止する水平断面形状
を有する限りにおいて、任意の形状とすることができ
る。即ち、上記実施の形態のように、これらを直方体状
とする以外に、三角形状、五画形状、六角形状等、その
他の角形状の水平断面形状としたり、楕円形の水平断面
形状としたりすることもできる。また、実施の形態3に
おける第2の嵌合突部321b、331bは、円柱状と
する以外にも、上記のように柱20及び脚30の撓みを
可能にすべく、所定の弾性及び可撓性を有する限りにお
いて、他の任意の形状とすることができる。
【0057】また、台10の上側凹部15,215及び
下側凹部16,216は、底突き凹部とすることなく、
貫通孔としてもよい。即ち、台10の上側凹部15,2
15及び下側凹部16,216は、台10の上下で干渉
しない位置に設ければ任意の構成とすることができる。
更に、柱及び脚の数は、上記のように、それぞれ2本及
び3本とする以外にも、任意の数とすることができる。
また、例えば、脚を4本とした場合、連結具は、通常、
対応する四角形状となる。即ち、連結具の構成も上記の
三角40に限られるものではない。更に、台の形状は、
円板状以外の板状とすることができ、例えば、角板状と
することも可能である。
【0058】3.割り溝の位置及び方向 また、嵌合突部21,31,121,131に形成する
割溝22,32,122,132の方向も、嵌合突部2
1,31,121,131の幅方向または厚さ方向とす
る以外に、他の任意の方向とすることができる。また、
実施の形態3に係る第2の嵌合突部321b,331b
に同様の割り溝を形成しても良い。或いは、実施の形態
3に係る第1の嵌合突部321a,321b及び第2の
嵌合突部321b,331bの両方に割り溝を連続して
形成してもよい。この場合、実施の形態3の効果に加え
て、実施の形態1または2と同様、嵌合突部321,3
31を台10の上側凹部315及び下側凹部316に弾
性的に挿入できるという効果が得られる。
【0059】[実施の形態6] 1.対応図面 図19は本発明の実施の形態6に係る提灯の台の上面側
を示す。図20は本発明の実施の形態6に係る提灯の台
の下面側を示す。図21は本発明の実施の形態6に係る
提灯の台と柱との関係を示し、台を図19のE−E線で
切断して示す。図22は本発明の実施の形態6に係る提
灯の台と脚との関係を示し、台を図19のF−F線で切
断して示す。図23は本発明の実施の形態6に係る提灯
の締結手段を拡大して示す。
【0060】2.実施の形態6の特徴的構成 実施の形態6に係る提灯は、台10に対する柱20及び
脚30の取付構造が上記実施の形態3に係る提灯と異な
る。その他の構成は、基本的に、上記実施の形態3と同
様である。詳細には、実施の形態6に係る提灯では、図
19及び図21に示すように、台10における柱20の
取付位置(台10の上面の左右)に、それぞれ、実施の
形態3の第1の上側凹部215aと同様の構成の上側凹
部515aが形成されている。上側凹部515aは、台
10の上面から下方へと前記台10の厚さ方向の途中ま
で延びる。また、上側凹部515aは、略正方形の水平
断面形状を有する略直方体形状をなしている。更に、台
10における柱20の取付位置には、前記上側凹部51
5aより小さい平面方向の寸法で前記上側凹部515a
に連続して下方に延びる貫通孔515bが形成されてい
る。貫通孔515bは、上側凹部515aの底面略中央
から略鉛直方向に延びる円柱状をなし、台10の下面側
に露出する位置まで台10の厚さ方向に貫通して延びて
いる。具体的には、台10の下面側には、貫通孔515
bの下端に連続して収容凹部515cが形成され、貫通
孔515bが、収容凹部515cの底面(上面)を介し
て台10の下面側に露出している。収容凹部515c
は、略円形の水平断面形状を有する略円柱状をなしてい
る。貫通孔515bの下端は、収容凹部515cの底面
略中央から開口している。ここで、上側凹部515aと
貫通孔515bとの間(境界面)には、段差(上側凹部
515aの平坦状の底面)が形成される。また、収容凹
部515cと貫通孔515bとの間(境界面)にも、段
差(収容凹部515cの平坦リング状の底面)が形成さ
れる。
【0061】台10の上面の所定位置には、支持凹部5
11が形成されている。支持凹部511は、ボックスレ
ンチ状またはソケットレンチのソケット状をなすレンチ
部材517を収容して支持するためのものである。レン
チ部材517は、図23に示すように、大径の把持部5
17aと、小径のレンチ部517bより構成される。把
持部517aは底付きの短い略円筒形状をなし、その外
周に所定間隔で凹部517cを形成し、使用者による把
持部517aの把持を容易にしている。レンチ部517
bは、把持部517aの底面に、その中央から軸心方向
に突出するよう一体形成された略円筒状をなす。レンチ
部517bの内部には、その軸心方向に沿って、水平断
面を略正六角形状とした略六角柱状のレンチ孔517d
が形成されている。また、レンチ部517bの外径は台
10の支持凹部511の直径と略同一であり、レンチ部
517bを台10の支持凹部511に略密接して収容す
ることにより、レンチ部材517を台10の所定位置に
保持できるようになっている。なお、図19は、レンチ
部材517を台10の支持孔516から取り外し、裏返
した状態を示す。
【0062】前記台10の収容凹部515c内には、雌
螺子518が収容して配置されている。雌螺子518
は、フランジ付または丸つば付の袋ナット(六角ナット
の一種)より構成される。具体的には、雌螺子518
は、袋ナット518aの開放側端面(螺子孔の開口側端
面)の外周縁全体から略リング板状のフランジ518b
を外方に張出形成した形状をなす。雌螺子518は、フ
ランジ518bを上側にした状態で、台10の収容凹部
515c内に収容される。また、台10の収容凹部51
5cの下端外周縁全体に沿って、抜止リング519が一
体的に固着されている。抜止リング519は、収容部5
19aと抜止部519bとより構成される。収容部51
9aは、台10の収容凹部515cの内周面の略全体に
密接して収容保持される略円筒状をなす。抜止部519
bは、収容部519aの下端の周縁から内方に略直交し
て突出する略リング状または略フランジ状をなす。
【0063】雌螺子518のフランジ518bの外径
は、収容凹部515c内に固着した抜止リング519の
収容部519a内を上下方向に移動できるよう、収容部
519aの内径より若干小さい寸法に設定される。ま
た、抜止リング519の抜止部519bの内径は、雌螺
子518のフランジ518bの外径より小さく、かつ、
袋ナット518aの外径より大きい寸法に設定される。
これにより、収容凹部515cが下側となるよう台10
を水平状態に配置した場合でも、図21中に二点鎖線で
示すように、フランジ518bの外周縁部が抜止部51
9bにより掛止され、雌螺子518が台10の収容凹部
515cから抜け落ちることがない。一方、レンチ部材
517のレンチ部517bの外径は、抜止部519bの
内径より小さい寸法に設定される。また、レンチ部51
7bのレンチ孔517dの内径は、雌螺子518の袋ナ
ット518aの外径に対応して設定され、レンチ部51
7bのレンチ孔517dを袋ナット518aに略密接状
態で嵌合自在となっている。これにより、レンチ部51
7bを台10の収容凹部515cに挿入して、そのレン
チ孔517dを雌螺子518の袋ナット518aに嵌合
し、レンチ部材517により雌螺子518を正逆方向に
回転することができる。
【0064】前記柱20の下端には嵌合突部521aが
一体形成される。嵌合突部521aは、台10の上側凹
部515aに対応する形状で下方に延び、台10の上側
凹部515aに密接して嵌め込み自在である。具体的に
は、嵌合突部521aは、実施の形態3の第1の嵌合突
部221aと同様の形状である。更に、柱20の嵌合突
部521aの下端には、雄螺子521bが一体的に固着
されている。雄螺子521bは、嵌合突部521aより
小さい平面方向の寸法で、かつ、台10の貫通孔515
bより長い寸法で下方に延びている。これにより、嵌合
突部521aと雄螺子521bとの間(境界面)には、
段差(嵌合突部521aの平坦状の下端面)が形成され
る。嵌合突部521aは、上側凹部515aと略同一の
高さ及び外形を有する直方体状をなす。また、雄螺子5
21bは、貫通孔515bと略同一直径を有し、前記嵌
合凹部521aの下端面の略中央に直交するよう一体的
に固着される。
【0065】そして、柱20の嵌合突部521aを台1
0の上側凹部515a内に嵌め込むと共に、柱20の雄
螺子521bを台10の貫通孔515bに挿入し、台1
0の貫通孔515bより露出した雄螺子521bの下端
部に雌螺子518を螺合することにより、台10の上面
側に柱20を取り付ける。詳細には、まず、上側凹部5
15aを上側にして台10を略水平状態に維持する。こ
のとき、雌螺子518は、図21中二点鎖線で示すよう
に、フランジ518bが抜止リング519に掛止され、
台10の収容凹部515cの下端側に位置する。この状
態で、柱20の嵌合突部521を台10の上側凹部51
5内に上方から嵌め込むと、嵌合突部521aが上側凹
部515a内に密嵌状態で保持される。また、雄螺子5
21bが貫通孔515b内に挿通され、雄螺子521b
の先端部が収容凹部515cの底面から下方に所定長さ
露出する。
【0066】ここで、本実施の形態では、台10の収容
凹部515c内で雄螺子521に袋ナット518aを螺
合する。よって、雄螺子521bの長さは、貫通孔51
5bへの挿通時にその先端が台10の収容凹部515c
の途中まで、好ましくは、収容凹部515cの深さの半
分程度まで延びる長さとする。その後、レンチ部材51
7のレンチ部517bのレンチ孔517dを雌螺子51
8の袋ナット518aの外側に嵌め込み、レンチ部材5
17により雌螺子518を回転して、袋ナット518a
に雄螺子521bを螺入していく。そして、雌螺子51
8が雄螺子521bの基端側に移動して、柱20が雄螺
子521b及び雌螺子518の螺合及び締結により台1
0の上面に立設状態で固定される。
【0067】なお、柱20と嵌合突部521との境界面
には、実施の形態3と同様、平坦面状の位置決め部52
2が、嵌合突部521から若干幅方向外側に張り出すよ
う形成されている。位置決め部522は、嵌合突部52
1を台10の上側凹部515に嵌め込むときに、嵌合突
部521を上側凹部515の所定深さ位置で正確に位置
決めするためのものである。また、実施の形態3と同
様、嵌合突部521aの下端の幅方向の外周縁には面取
り部523が形成されている。
【0068】一方、図20及び図22に示すように、台
10における脚30の取付位置には、それぞれ、実施の
形態3の第1の下側凹部216aと同様の構成の下側凹
部516aが形成されている。下側凹部516aは、台
10の下面から上方へと前記台10の厚さ方向の途中ま
で延びる。また、下側凹部516aは、略正方形の水平
断面形状を有する略直方体形状をなしている。更に、台
10における脚30の取付位置には、前記下側凹部51
6aより小さい平面方向の寸法で前記下側凹部516a
に連続して上方に延びる貫通孔516bが形成されてい
る。貫通孔516bは、下側凹部516aの底面略中央
から略鉛直方向に延びる円柱状をなし、台10の上面側
に露出する位置まで台10の厚さ方向に貫通して延びて
いる。具体的には、台10の上面側には、貫通孔516
bの上端に連続して、前記収容凹部515cと同様の構
成の収容凹部516cが形成され、貫通孔516bが、
収容凹部516cの底面(下面)を介して台10の上面
側に露出している。貫通孔516bの上端は、この収容
凹部516cの底面略中央から開口している。ここで、
下側凹部516aと貫通孔516bとの間(境界面)に
は、段差(下側凹部516aの平坦状の底面)が形成さ
れる。また、収容凹部516cと貫通孔516bとの間
(境界面)にも、段差(収容凹部516cの平坦リング
状の底面)が形成される。
【0069】前記台10の収容凹部515c内には、前
記雌螺子518が収容して配置されている。雌螺子51
8は、フランジ518bを下側にした状態で、台10の
収容凹部516c内に収容される。また、台10の収容
凹部516cの下端外周縁全体に沿って、前記抜止リン
グ519が一体的に固着されている。即ち、抜止リング
519の収容部519aが、台10の収容凹部515c
の内周面の略全体に密接して収容保持され、抜止部51
9bが収容部519aの上端の周縁から内方に略直交し
て突出する。また、雌螺子518は、収容凹部526c
内に固着した抜止リング519の収容部519a内を上
下方向に移動自在である。そして、廉恥部材517のレ
ンチ部517bを台10の収容凹部516cに挿入し
て、そのレンチ孔517dを雌螺子518の袋ナット5
18aに嵌合し、レンチ部材517により雌螺子518
を正逆方向に回転することができる。
【0070】前記脚30の上端には嵌合突部531aが
一体形成される。嵌合突部531は、台10の下側凹部
516aに対応する形状で上方に延び、台10の下側凹
部516aに密接して嵌め込み自在である。具体的に
は、嵌合突部531aは、実施の形態3の第1の嵌合突
部231aと同様の形状である。更に、脚30の嵌合突
部531aの下端には、前記雄螺子521bが一体的に
固着されている。雄螺子521bは、嵌合突部531a
より小さい平面方向の寸法で、かつ、台10の貫通孔5
16bより長い寸法で下方に延びている。これにより、
嵌合突部531aと雄螺子521bとの間(境界面)に
は、段差(嵌合突部531aの平坦状の上端面)が形成
される。嵌合突部531aは、下側凹部516aと略同
一の高さ及び外形を有する直方体状をなす。また、雄螺
子521bは、貫通孔516bと略同一直径を有し、前
記嵌合凹部531aの上端面の略中央に直交するよう一
体的に固着される。
【0071】そして、脚30の嵌合突部531aを台1
0の下側凹部516a内に嵌め込むと共に、脚30の雄
螺子521bを台10の貫通孔516bに挿入し、台1
0の貫通孔516bより露出した雄螺子521bの上端
部に雌螺子518を螺合することにより、台10の下面
側に脚30を取り付ける。詳細には、まず、下側凹部5
16aを下側にして台10を略水平状態に維持する。こ
の状態で、脚30の嵌合突部531を台10の下側凹部
516内に下方から嵌め込むと、嵌合突部531aが下
側凹部516a内に密嵌状態で保持される。また、雄螺
子521bが貫通孔516b内に挿通され、雄螺子52
1bの先端部が収容凹部516cの底面から上方に所定
長さ露出する。
【0072】ここで、雄螺子521bは、貫通孔515
6への挿通時にその先端が台10の収容凹部515cの
途中まで、好ましくは、収容凹部515cの深さの半分
程度まで延びる長さとなる。その後、レンチ部材517
により雌螺子518を回転して、袋ナット517に雄螺
子521bを螺入していくと、雌螺子518が雄螺子5
21bの基端側に移動して、脚30が雄螺子521b及
び雌螺子518の螺合及び締結により台10の下面に立
設状態で固定される。なお、脚30と嵌合突部531a
との境界面には、実施の形態3と同様、平坦面状の位置
決め部532が形成されている。また、実施の形態3と
同様、嵌合突部531aの下端の幅方向の外周縁には面
取り部533が形成されている。
【0073】なお、前記柱20取付用の上側凹部515
a、貫通孔515b及び収容凹部515cと、脚30取
付用の下側凹部516a、貫通孔516b及び収容凹部
516cとは、台10において互いに干渉しない位置に
形成される。また、支持凹部511も、これらと干渉し
ない位置に形成される。
【0074】3.作用及び効果 上記のように構成した実施の形態6に係る提灯は、実施
の形態1〜3に係る提灯と同様、柱20及び脚30を台
10に対して簡単かつ確実に安定して取り付けることが
できる。このとき、雄螺子521b及び雌螺子518の
螺合により、柱20及び脚30を台10に対してより強
固に、かつ、安定して取り付けることができる。また、
実施の形態1〜3と同様、嵌合突部521a,531a
を台10の上側凹部515a及び下側凹部516aに楽
な力で嵌め込むことができるため、その取付作業性を向
上することができる。更に、柱20及び脚30の取付後
は、実施の形態3と同様、嵌合突部521a,531a
を介して、雄螺子521bを中心として、柱20及び脚
30を台10に対して任意の方向(360度)に撓ませ
ることができる。その結果、火袋1の取付作業及び三角
40の取付作業等において、その作業性を向上すること
ができる。加えて、収容凹部515c,516cからの
雌螺子518の脱落を、抜止リング519により防止す
ることができ、雄螺子521b及び雌螺子518の螺合
作業を容易に行うことができる。また、雄螺子521b
及び雌螺子518の螺合作業を行えるレンチ部材517
を台10に装備するため、別個のレンチ等の道具を用意
する必要がなく、柱20及び脚30の取付作業を迅速か
つ簡便に行うことができる。
【0075】4.変更例 なお、実施の形態6では、上側凹部515aまたは下側
凹部516aの水平断面形状は、柱20または脚30の
周方向の回転を阻止する限りにおいて、任意の形状とす
ることができ、上記略正方形以外にも、例えば、三角形
としたり、五角形以上の多角形としたり、楕円形状とし
たり、それらを組合わせた形状としたりすることができ
る。即ち、上側凹部515aまたは下側凹部516aの
水平断面形状は、正円形以外の形状であれば、柱20ま
たは脚30の周方向の回転を阻止することができる。ま
た、この場合、上側凹部515aまたは下側凹部516
aは、その水平断面形状を同一としたまま台10の厚さ
方向に延びる全体形状を有するよう形成してもよく、或
いは、その水平断面形状が先細のテーパ状となるよう形
成することもできる。
【0076】更に、上側凹部515a、貫通孔515b
及び収容凹部515cの寸法、並びに、下側凹部516
a、貫通孔516b及び収容凹部516cの寸法は、そ
れぞれ、雄螺子521bに雌螺子518を螺合して、柱
20及び脚30を台10に固定できる限りにおいて、任
意の形状とすることができる。また、上側凹部515a
及び下側凹部516aの深さは、共に、実施の形態3の
上側凹部215a及び下側凹部216aと同程度の深さ
(高さ)、例えば、台10の厚さの約3分の1程度とす
ることができる。また、前記柱20取付用の貫通孔51
5b及び脚30取付用の貫通孔516bは、共に、実施
の形態3の第2の上側凹部215b及び第2の下側凹部
216bと同程度の深さ(長さ)、例えば、台10の厚
さの約3分の1程度とすることができる。この場合、柱
20取付用の収容凹部515c及び脚30取付用の収容
凹部516cは、台10の厚さの約3分の1程度とな
る。
【0077】また、実施の形態1〜5と同様、前記柱2
0及び脚30は、木質材料、プラスチック材料、複合材
料(木質材料とプラスチック材料の複合材料等)、金属
材料等より形成される。また、雄螺子521bは、通
常、金属材料より別体として形成され、その基端を嵌合
突部521a,531aに埋設して固定される。しか
し、雄螺子521bを金属材料以外の材料、例えば、プ
ラスチック材料や複合材料より形成してもよい。或い
は、柱20及び脚30をプラスチック材料等の一体成形
が可能な材料により形成した場合、その成形時に雄螺子
521bを同様の材料により一体成形することもでき
る。なお、加工性及び強度等の点からは、嵌合突部52
1a等は柱20等に一体形成することが好ましいが、無
論、別体として設けてもよい。
【0078】更に、柱20に嵌合突部521aを設ける
ことなく、柱20の下端部を台10の上側凹部515a
に直接差し込む構成としてもよい。この場合、台10の
上側凹部515aは、柱20の下端部に対応する形状と
し、柱20の下端に雄螺子521bを一体的に固定す
る。同様に、脚30の上端部を台10の下側凹部516
aに直接差し込む構成とし、脚30の上端に雄螺子52
1bを固定してもよい。また、台10に収容凹部515
c,516cを形成することなく、貫通孔515b,5
16bを台10の下面及び上面まで貫通形成してもよ
い。更に、台10において貫通孔515b,516bに
対応する部分を外方に台状に突出形成させ、貫通孔51
5b,516bをその下面及び上面まで貫通形成しても
よい。この場合、雄螺子521bは、貫通孔515b,
516bに挿通したときに、台10の下面及び上面から
所定量下方及び上方に突出する長さとする。そして、雄
螺子521bの突出部分(先端部)に雌螺子518を螺
合する。また、雌螺子518としては、つば付き袋ナッ
ト状のもの以外に、蝶螺子状のものを使用したり、その
他の雌螺子を使用したりしてもよい。更に、台10に支
持凹部511を設けてレンチ部材517を装着すること
なく、別個のレンチ等の工具により雌螺子518を雄螺
子521bに締結することもできる。
【0079】
【発明の効果】請求項1〜8に係る提灯は、上記のよう
に構成したため、柱または脚の突部及び台の対応する凹
部の加工作業性、柱または脚の台への取付作業性及び三
角の脚への取付作業性を改善することができると共に、
取付後における三角の脚からの脱落を効果的に防止する
ことができる。
【0080】請求項9〜11に係る提灯は、上記のよう
に構成したため、柱または脚の突部及び台の対応する凹
部の加工作業性、柱または脚の台への取付作業性及び三
角の脚への取付作業性を改善することができると共に、
取付後における三角の脚からの脱落を効果的に防止する
ことができる。また、雄螺子及び雌螺子の螺合により、
柱または脚を台に対してより強固に、かつ、安定して取
り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態1に係る提灯の全
体を示す正面図である。
【図2】 図2は本発明の実施の形態1に係る提灯の台
の上面側を示す平面図である。
【図3】 図3は本発明の実施の形態1に係る提灯の台
の下面側を示す平面図である。
【図4】 図4は本発明の実施の形態1に係る提灯の台
と柱との関係を示す説明図であり、台を図2のA−A線
で切断して示す。
【図5】 図5は本発明の実施の形態1に係る提灯の台
と脚との関係を示す説明図であり、台を図2のB−B線
で切断して示す。
【図6】 図6は本発明の実施の形態2に係る提灯の台
と柱との関係を示す説明図であり、台を図2のA−A線
で切断して示す。
【図7】 図7は本発明の実施の形態2に係る提灯の台
と柱との関係を示す説明図であり、柱を図6の矢印X方
向から見て示す。
【図8】 図8は本発明の実施の形態2に係る提灯の台
と脚との関係を示す説明図であり、台を図2のB−B線
で切断して示す。
【図9】 図9は本発明の実施の形態2に係る提灯の台
と脚との関係を示す説明図であり、脚を図6の矢印Y方
向から見て示す。
【図10】 図10は本発明の実施の形態3に係る提灯
の台の上面側を示す平面図である。
【図11】 図11は本発明の実施の形態3に係る提灯
の台の下面側を示す平面図である。
【図12】 図12は本発明の実施の形態3に係る提灯
の台と柱との関係を示す説明図であり、台を図10のC
−C線で切断して示す。
【図13】 図13は本発明の実施の形態3に係る提灯
の台と脚との関係を示す説明図であり、台を図10のD
−D線で切断して示す。
【図14】 図14は本発明の実施の形態3に係る提灯
の台と脚との関係を示す説明図であり、脚を図13の矢
印Z方向から見て示す。
【図15】 図15は本発明の実施の形態4に係る提灯
の全体を示す正面図である。
【図16】 図16は本発明の実施の形態5に係る提灯
の連結具としての三角台を示す平面図である。
【図17】 図17は本発明の実施の形態5に係る提灯
の脚を示す側面図である。
【図18】 図18は本明の実施の形態5に係る提灯の
脚の要部としての差込凹部及び案内凹部を示す斜視図で
ある。
【図19】 図19は本発明の実施の形態6に係る提灯
の台の上面側を示す平面図である。
【図20】 図20は本発明の実施の形態6に係る提灯
の台の下面側を示す平面図である。
【図21】 図21は本発明の実施の形態6に係る提灯
の台と柱との関係を示す説明図であり、台を図19のE
−E線で切断して示す。
【図22】 図22は本発明の実施の形態6に係る提灯
の台と脚との関係を示す説明図であり、台を図19のF
−F線で切断して示す。
【図23】 図23は本発明の実施の形態6に係る提灯
のレンチ部材、雌螺子、抜止リング等の構成を拡大して
示す要部断面図である。
【符号の説明】
10:台、15,215:上側凹部、16,216:下
側凹部 20:柱、21,121,221:嵌合突部、22,1
22:割溝 30,330:脚、31,131,231:嵌合突部、
32,132:割溝 40:三角(連結具)、41:突部 434:保持凹部、435:案内凹部 515a:上側凹部(凹部)、515b:貫通孔 516a:下側凹部(凹部)、516b:貫通孔 521a:嵌合突部(突部)、521b:雄螺子、53
1a:嵌合突部(突部)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台の上面側に柱を取り付け、前記台と柱
    の上端部との間で火袋を展開して支持する提灯であっ
    て、 台の上面に柱を上下に延びるよう取り付けるための凹部
    を形成し、 柱の下端に前記台の凹部に対応する形状の突部を一体形
    成すると共に、前記突部の水平方向略中央に上下に延び
    る割溝を形成し、 前記柱の突部を前記台の凹部内に嵌め込むことにより、
    前記台の上面側に前記柱を取り付けることを特徴とする
    提灯。
  2. 【請求項2】 前記割溝を前記台の略周方向及び前記台
    の略中心から外側に向かう方向のいずれかに沿って延び
    るよう前記突部に形成したことを特徴とする請求項1記
    載の提灯。
  3. 【請求項3】 火袋を支持する台の下面側に脚を取り付
    け、前記脚により前記台を支持する提灯であって、 台の下面に脚を上下に延びるよう取り付けるための凹部
    を形成し、 脚の上端に前記台の凹部に対応する形状の突部を一体形
    成すると共に、前記突部の水平方向略中央に上下に延び
    る割溝を形成し、 前記脚の突部を前記台の凹部内に嵌め込むことにより、
    前記台の下面側に前記脚を取り付けることを特徴とする
    提灯。
  4. 【請求項4】 前記割溝を前記台の略周方向及び前記台
    の略中心から外側に向かう方向のいずれかに沿って延び
    るよう前記突部に形成したことを特徴とする請求項3記
    載の提灯。
  5. 【請求項5】 台の上面側に柱を取り付け、前記台と柱
    の上端部との間で火袋を展開して支持する提灯であっ
    て、 台の上面に柱を上下に延びるよう取り付けるための凹部
    を形成すると共に、前記凹部を、前記台の上面から下方
    に延びる第1の凹部と、前記第1の凹部より小さい寸法
    で第1の凹部に連続して更に下方に延び、第1の凹部と
    の間に段差を形成する第2の凹部とから構成し、 前記台の凹部に嵌め込む突部を柱の下端に一体形成する
    と共に、前記突部を、前記柱の下端に一体形成され、前
    記台の第1の凹部に対応する形状で下方に延びる第1の
    突部と、前記第1の突部の下端に一体形成され、第1の
    突部より小さい寸法で第1の突部に連続して更に下方に
    延び、第1の突部との間に段差を形成する第2の突部と
    から構成し、 前記柱の突部を前記台の凹部内に嵌め込むことにより、
    前記台の上面側に前記柱を取り付けることを特徴とする
    提灯。
  6. 【請求項6】 火袋を支持する台の下面側に脚を取り付
    け、前記脚により前記台を支持する提灯であって、 台の下面に脚を上下に延びるよう取り付けるための凹部
    を形成すると共に、前記凹部を、前記台の下面から上方
    に延びる第1の凹部と、前記第1の凹部より小さい寸法
    で第1の凹部に連続して更に上方に延び、第1の凹部と
    の間に段差を形成する第2の凹部とから構成し、 前記台の凹部に嵌め込む突部を脚の上端に一体形成する
    と共に、前記突部を、前記脚の上端に一体形成され、前
    記第1の凹部に対応する形状で上方に延びる第1の突部
    と、前記第1の突部の上端に一体形成され、第1の突部
    より小さい寸法で第1の突部に連続して更に上方に延
    び、第1の突部との間に段差を形成する第2の突部とか
    ら構成し、 前記柱の突部を前記台の凹部内に嵌め込むことにより、
    前記台の上面側に前記柱を取り付けることを特徴とする
    提灯。
  7. 【請求項7】 前記脚を前記台の下面に複数本取り付
    け、更に、前記複数本の脚を連結具により互いに連結す
    ると共に、 前記連結具において、前記台の下面に取り付けた複数本
    の脚の各々の上下方向中間部に対向する位置に、それぞ
    れ、前記中間部に向かってその内部に至るまで延びる長
    さの突部を設け、 前記各脚の上下方向中間部に、前記連結具の突部に対応
    する形状をなし、前記突部を嵌め込んで保持自在な保持
    凹部と、前記保持凹部の下端に連続して下方に延び、か
    つ、下方に向かって深さが浅くなるよう傾斜する案内凹
    部とを形成したことを特徴とする請求項3,4,または
    6記載の提灯。
  8. 【請求項8】 火袋を支持する台の下面側に複数本の脚
    を取り付け、前記複数本の脚により前記台を支持すると
    共に、前記複数本の脚を連結具により互いに連結する提
    灯であって、 前記連結具において、前記台の下面に取り付けた複数本
    の脚の各々の上下方向中間部に対向する位置に、それぞ
    れ、前記中間部に向かってその内部に至るまで延びる長
    さの突部を設け、 前記各脚の上下方向中間部に、前記連結具の突部に対応
    する形状をなし、前記突部を嵌め込んで保持自在な保持
    凹部と、前記保持凹部の下端に連続して下方に延び、か
    つ、下方に向かって深さが浅くなるよう傾斜する案内凹
    部とを形成したことを特徴とする提灯。
  9. 【請求項9】 台の上面側に柱を取り付け、前記台と柱
    の上端部との間で火袋を展開して支持する提灯であっ
    て、 台における柱の取付位置に、台の上面から下方へと前記
    台の厚さ方向の途中まで延びると共に、正円形以外の水
    平断面形状を有する凹部を形成し、 前記台における前記柱の取付位置に、前記凹部より小さ
    い平面方向の寸法で前記凹部に連続して、前記台の下面
    側に露出する位置まで前記台の厚さ方向に貫通して延び
    る貫通孔を形成し、 前記柱の下端に、前記台の凹部に対応する形状で下方に
    延び、前記台の凹部に密接して嵌め込み自在な突部を一
    体形成し、 前記柱の突部の下端に、前記突部より小さい平面方向の
    寸法で、かつ、前記台の貫通孔より長い寸法で下方に延
    びる雄螺子を一体的に設け、 前記柱の突部を前記台の凹部内に嵌め込むと共に、前記
    柱の雄螺子を前記台の貫通孔に挿入し、前記台の貫通孔
    より露出した前記雄螺子の下端部に雌螺子を螺合するこ
    とにより、前記台の上面側に前記柱を取り付けることを
    特徴とする提灯。
  10. 【請求項10】 火袋を支持する台の下面側に脚を取り
    付け、前記脚により前記台を支持する提灯であって、 台における脚の取付位置に、台の下面から上方へと前記
    台の厚さ方向の途中まで延びると共に、正円形以外の水
    平断面形状を有する凹部を形成し、 前記台における前記柱の取付位置に、前記凹部より小さ
    い平面方向の寸法で前記凹部に連続して、前記台の上面
    側に露出する位置まで前記台の厚さ方向に貫通して延び
    る貫通孔を形成し、 前記脚の上端に、前記台の凹部に対応する形状で上方に
    延び、前記台の凹部に密接して嵌め込み自在な突部を一
    体形成し、 前記脚の突部の上端に、前記突部より小さい平面方向の
    寸法で、かつ、前記台の貫通孔より長い寸法で上方に延
    びる雄螺子を一体的に設け、 前記脚の突部を前記台の凹部内に嵌め込むと共に、前記
    脚の雄螺子を前記台の貫通孔に挿入し、前記台の貫通孔
    より露出した前記雄螺子の上端部に雌螺子を螺合するこ
    とにより、前記台の下面側に前記脚を取り付けることを
    特徴とする提灯。
  11. 【請求項11】 前記脚を前記台の下面に複数本取り付
    け、更に、前記複数本の脚を連結具により互いに連結す
    ると共に、 前記連結具において、前記台の下面に取り付けた複数本
    の脚の各々の上下方向中間部に対向する位置に、それぞ
    れ、前記中間部に向かってその内部に至るまで延びる長
    さの突部を設け、 前記各脚の上下方向中間部に、前記連結具の突部に対応
    する形状をなし、前記突部を嵌め込んで保持自在な保持
    凹部と、前記保持凹部の下端に連続して下方に延び、か
    つ、下方に向かって深さが浅くなるよう傾斜する案内凹
    部とを形成したことを特徴とする請求項10記載の提
    灯。
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