JP2010229689A - 軒樋吊具 - Google Patents

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Abstract

【課題】固着具を仮保持するための固着具保持部材を後加工にて吊具本体に付随させることが可能な軒樋吊具を提供する。
【解決手段】建物に取付固定される取付部3の建物側の面3aに凹溝4が形成され、その凹溝4に取付孔が設けられている吊具本体2と、固着具の挿通孔28,29,30を内側に形成し仮留め部31,32,33を設けた筒部およびその一端部外周に基台部24を有する固着具保持部材20とを備え、固着具保持部材20の筒部の他端部には係止部25,26,27が設けられている軒樋吊具1であって、吊具本体2の取付部3の取付孔に固着具保持部材20の筒部が嵌め込まれて、凹溝4の表面に基台部24の屋外側の面が当接し吊具本体2の取付部3の取付孔の屋外側孔縁部に固着具保持部材20の筒部の係止部25,26,27が係止して、吊具本体2に固着具保持部材20が保持されて一体化する。
【選択図】図1

Description

本発明は、軒樋吊具に関するものである。
軒樋吊具は、一般的にはビスを用いて鼻板に固定されるが、その固定作業は、片方の手で軒樋吊具の取付部を鼻板にあてがいながらドライバー等の工具でビス締めするため、高所での施工がしにくく、しかも、ビスが取付部のビス孔から脱落しやすいという問題があった。そこでこの問題を解決するために、本出願人は、ビス孔が形成され、入側端部にビスを遊貫状態で仮り保持するための仮保持部を筒部に一体に突設したビス保持用リング等の固着具保持部材を取付部の取付孔にビス保持用リングの筒部を挿通して固着具保持部材を付随させた軒樋吊具を提案している(例えば、特許文献1参照)。
上記のように固着具保持部材を付随させた軒樋吊具は、現状では、2色成形により取付部を含む吊具本体に固着具保持部材を付随させる方法、もしくは、固着具保持部材を別途成形して後加工にて吊具本体の取付部に固着具保持部材を付随させる方法によって製造される。このような方法は、吊具本体および固着具保持部材の形状に応じて現状の成型機や金型構造、また納期等を重視して選択され、工法としては単一の方法で軒樋吊具を製造することが基本となっている。図7は2色成形して製造される従来の軒樋吊具の一例である。図7の軒樋吊具1の吊具本体2と固着具保持部材20が明確になるように図8に分解斜視図を示すが、実際には吊具本体2と固着具保持部材20は一体構造で成形される。この例では、取付部3を含む吊具本体2をポリカーボネート樹脂で成形し、次いで取付部3の左右両側の取付孔5,6,7に固着具保持部材20の筒部21,22,23を、取付部3の凹溝4に固着具保持部材20の基台部24を形成して、吊具本体2と固着具保持部材20が一体構造になるように固着具保持部材20をポリプロピレン樹脂で2色成形している。また、図7−8の例では、1点ゲートで固着具保持部材20を成形するために左右両側の固着具保持部材20が渡し部37を介して接続されている。しかしながら、軒樋吊具1の生産数や種別が多くなり、成形機の状況等によって2色成形で軒樋吊具1を製造することができなくなった場合、図7−8の軒樋吊具1は固着具保持部材20を別途成形して後加工にて吊具本体2の取付部3に固着具保持部材20を付随させる方法で製造することができず、その結果、軒樋吊具1の生産に支障をきたすおそれがある。
特開2007−291742号公報
本発明は、以上の通りの事情に鑑みてなされたものであり、固着具を仮保持するための固着具保持部材を後加工にて吊具本体に付随させることが可能な軒樋吊具を提供することを課題としている。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下のことを特徴としている。
第1には、建物に固着具で取付固定される取付部を有し、この取付部の建物側の面に凹溝が形成され、その凹溝に建物側から屋外側に貫通する取付孔が設けられている軒樋を支持する吊具本体と、固着具の挿通孔を内側に形成し固着具を仮保持するための仮留め部を設けた筒部およびその一端部外周に基台部を有する固着具保持部材とを備え、固着具保持部材の筒部の他端部には係止部が設けられている軒樋吊具であって、吊具本体と固着具保持部材は別体であり、吊具本体の取付部の取付孔に固着具保持部材の筒部が嵌め込まれて吊具本体の取付部の凹溝に固着具保持部材の基台部が配置され、凹溝の表面に基台部の屋外側の面が当接し吊具本体の取付部の取付孔の屋外側孔縁部に固着具保持部材の筒部の係止部が係止して、吊具本体に固着具保持部材が保持されて一体化する。
第2には、上記第1の発明において、吊具本体の取付部の取付孔が複数であり、その取付孔に対応する筒部の各々が基台部を介して連結されて固着具保持部材が構成されている。
第3には、上記第1または第2の発明において、固着具保持部材の筒部の係止部は、リブ状に形成され、筒部の他端部外周の上下左右の4箇所に突設されている。
第4には、上記第1から第3のいずれかの発明において、固着具保持部材の筒部の仮留め部は、筒部の他端部の内側方向に突設されており、筒部の挿通孔の孔径が仮留め部において固着具の外径よりも小さくなっている。
第5には、上記第1から第4のいずれかの発明において、吊具本体の取付部の取付孔およびその取付孔に嵌め込まれる固着具保持部材の筒部の挿通孔は、断面視長孔状の貫通孔であり、その固着具保持部材の筒部の仮留め部は、筒部の他端部において挿通孔の相対する2箇所から長手方向に突設されており、相対する仮留め部の間隔が固着具の外径よりも小さくなっている。
第6には、上記第1から第5のいずれかの発明において、固着具保持部材の筒部の他端部に、吊具本体の取付部の取付孔に固着具保持部材の筒部が嵌め込まれた状態においてその取付孔より突出する緩衝部が設けられている。
第7には、上記第1から第6のいずれかの発明において、吊具本体の取付部の取付孔およびそれに嵌め込まれる固着具保持部材の筒部の外形は、建物側から屋外側に向かって径が漸次小さくなって形成されている。
第1の発明によれば、固着具保持部材の筒部の一端部外周の基台部および前記筒部の他端部に設けられた係止部によって吊具本体の取付部を挟持して取付部の取付孔に固着具保持部材の筒部を固定できるので、固着具保持部材を吊具本体に確実に固定させることができる。また、固着具保持部材の筒部に仮留め部が設けられているので、高所でのビス等の固着具の取付作業を容易にし、しかも固着具の落下、紛失を防止することができる。
第2の発明によれば、吊具本体の取付部に取付孔が複数設けられている場合において、この取付孔に対応する筒部を取付部の取付孔の各々に同時に、かつ、容易に嵌め込むことが可能になり、吊具本体への固着具保持部材の取付作業が容易になり、施工性がより良好となる。
第3の発明によれば、筒部の他端部外周の上下左右の4方向にリブ状の係止部が形成されているので、取付部の取付孔に固着具保持部材の筒部をより確実に固定することができる。
第4の発明および第5の発明によれば、固着具保持部材の筒部の仮留め部における挿通孔の孔径もしくは仮留め保持部間の間隔が固着具の外形よりも小さくなっているので、固着具の保持力が高まり、効果的に固着具を仮保持することができる。
第6の発明によれば、固着具保持部材の筒部の挿通孔に固着具を挿通して軒樋吊具を建物に固定する際に、固着具の頭部と固着具保持部材の取付部の屋外側の面との間で固着具保持部材の筒部の他端部の緩衝部が緩衝材として機能するため、固着具の頭部で固着具保持部材の取付部を傷つけることがない。また、固着具の頭部の取付部の取付孔の屋外側孔縁部に対する応力集中を緩和する効果もある。
第7の発明によれば、吊具本体の取付部の取付孔への固着具保持部材の筒部の嵌め込みを容易に行うことが可能になり、吊具本体への固着具保持部材の取付作業が容易になり、施工性が良好となる。
本発明の軒樋吊具の一実施形態を示した斜視図であり、(a)は屋外側(前方)からの斜視図であり、(b)は建物側(後方)からの斜視図である。 図1の軒樋吊具の分解斜視図である。 図1の軒樋吊具に用いられる固着具保持部材の斜視図であり、(a)は屋外側(前方)からの斜視図であり、(b)は建物側(後方)からの斜視図である。 固着具保持部材の吊具本体の取付部への取り付けを説明するための断面図である。 軒樋吊具の建物への取り付けを説明するための要部断面図である。 図1の軒樋吊具で軒樋が支持されている状態の側面図である。 2色成形して製造される従来の軒樋吊具の一例である。 図6の軒樋吊具の分解斜視図である。
図1は、本発明の軒樋吊具の一実施形態を示した斜視図であり、(a)は屋外側(前方)からの斜視図であり、(b)は建物側(後方)からの斜視図である。図2は、図1の軒樋吊具の分解斜視図である。図3は、図1の軒樋吊具に用いられる固着具保持部材の斜視図であり、(a)は屋外側(前方)からの斜視図であり、(b)は建物側(後方)からの斜視図である。図4は、固着具保持部材の吊具本体の取付部への取り付けを説明するための断面図であり、図5は、軒樋吊具の建物への取り付けを説明するための要部断面図である。図6は、図1の軒樋吊具で軒樋が支持されている状態の側面図である。
本実施形態の軒樋吊具1は、軒樋13を支持する吊具本体2と、この吊具本体2に固定され、軒樋吊具1にビス、釘等の固着具15の仮留め構造を付随させるための固着具保持部材20とを備えており、吊具本体2と固着具保持部材20はそれぞれ別体として構成されている。
吊具本体2は、従来の軒樋吊具と同様な構成を有しており、ポリカーボネート等の樹脂材料からなり、鉛直または略鉛直方向に配置される板状の取付部3を備え、取付部3の屋外側の面3b(前面)の上端部に吊部8が略垂直に突設されている。この吊具本体2は、吊部8の前方先端が下方に一段下がる段部9が形成されており、その段部9に上下に貫通する連結孔10が形成され、その連結孔10に連結具11を挿通して軒樋13を支持する軒樋支持部12を連結している。軒樋支持部12は、吊具本体2の取付部3に対して前後方向にスライドして前後方向の任意の位置に位置決め可能にされて吊部8と連結することができる構成になっている。具体的には、軒樋支持部12を構成する水平板121に前後方向に長い長孔が上下に貫通して形成され、この長孔の前後の任意の位置に吊部8の段部9の連結孔10が位置するように位置決めして連結具11を連結孔10および軒樋支持部12の水平板121の長孔に挿通して吊部8と軒樋支持部12を連結、固定している。
軒樋支持部12は、軒樋13を内側から支持することができるように、前端部上端には、軒樋13の前壁上端部に設けられた前耳部131を係止して支持する前側係止部122を有し、後端部下側には、軒樋13の後壁上端部に設けられた後耳部132を係止して支持する後側係止部123を有している。
なお、本実施形態では、吊具本体2の構成として、取付部3に対して軒樋支持部12が前後方向にスライドして吊部8に連結、固定され、この軒樋支持部12に軒樋13が支持される構成を有しているが、この構成に限定されず、例えば、吊具本体の吊部の前端部上端に軒樋の前壁上端部の前耳部を係止して支持する前側係止部を形成し、後端部下側に軒樋の後壁上端部の後耳部を係止して支持する後側係止部を形成して、軒樋を吊具で内側から支持する構成としてもよい。
吊具本体2の取付部3は、鼻隠し板等の建物14に固着具15で取付固定される部材である。取付部3の建物側の面3aの左右両側および上部に凹溝4がコ字状に形成されており、吊具本体2に固着具保持部材20を2色成形して固定させる場合に固着具保持部材20の配置用として設けられており、本実施形態においても、後述するように、固着具保持部材20を後加工にて吊具本体2に固定させるときの固着具保持部材20の配置用として設けられている。
吊具本体2の取付部3の左右両側の凹溝4には、それぞれ取付孔5,6,7が建物側から屋内側に貫通して形成され、縦列して配置されている。取付孔5,6,7は、用いる固着具15の種類や外径などに応じ、また、位置調整などを可能とするために、互いに異なる形状とされている。一番上の取付孔5は、その下の取付孔6より直径の小さい円形孔とされている。一番下の取付孔7は断面視で長孔状とされ、固着具15の挿入位置を可変としている。また、取付孔5,6,7は、建物側から屋内側に向かって径が漸次小さくなって、その断面形状が円錐台状に形成されており、固着具保持部材20の筒部21,22,23の嵌め込みを容易にしている。
固着具保持部材20は、吊具本体2を構成する樹脂材料よりも軟質の樹脂材料で構成されていることが好ましく、例えば、ポリプロピレン等の樹脂材料で構成されている。この固着具保持部材20は、吊具本体2の取付部3の取付孔5,6,7に嵌め込まれる筒部21,22,23と、吊具本体2の取付部3の凹溝4に配置される板状の基台部24を備え、これら筒部21,22,23はその一端部外周で基台部24を介して連結されている。固着具保持部材20の筒部21,22,23はそれぞれ、吊具本体2の取付部3の取付孔5,6,7に対応する位置に縦列に基台部24に配置されている。基台部24は、凹溝4に配置されるように凹溝4に対応した外形形状を有し、細板状に形成されている。
筒部21,22,23の他端部には複数の係止部25,26,27がリブ状に形成されて設けられており、本実施形態では、筒部21,22,23の他端部外周の上下左右の4箇所に半円形状を有する薄板状の突起片が係止部25,26,27として外方に突設されている。もちろん、係止部の形状、数、位置等はこれに限定されるものではなく、例えば、筒部の他端部の外周にフランジ状に係止部を形成してもよいし、薄板状の突起片を筒部の他端部外周に上下もしくは左右に2箇所、または等間隔に3箇所もしくは5箇所以上に形成するようにしてもよい。
筒部21,22,23の内側には貫通孔である挿通孔28,29,30が形成され、固着具15が挿通可能なように挿通孔28,29,30の孔径が固着具15の外径よりも大きくなるように設定されている。吊具本体2の取付部3の一番上の取付孔5とその下の取付孔6に嵌め込まれる筒部21,22の挿通孔28,29は、円形孔とされ、取付孔5,6と同様に、筒部21の挿通孔28の直径はその下の筒部22の挿通孔29の直径よりも小さくなっている。取付部3の一番下の取付孔7に嵌め込まれる筒部23の挿通孔30は、断面視で長孔状とされ、固着具15の挿入位置を可変としている。
また、筒部21,22,23には固着具15を遊貫状態で仮保持するための仮留め部31,32,33が設けられている。仮留め部31,32,33は、例えば、リブ状に形成され、挿通孔28,29,30の孔径が固着具15の外径よりも小さくなるように挿通孔28,29,30の内方に突設されている。本実施形態では、筒部21の仮留め部31は、筒部21の他端部内周に薄板状の突起片が円弧状に形成され、内周方向の3箇所で等間隔に切り欠かれており、円弧状の突起片でなす孔径が固着具15の外径よりも小さくなっている。筒部22の仮留め部32の構成は、筒部21の仮留め部31と同様の構成をしているので説明を省略する。筒部23の仮留め部33は、筒部23の他端部内周に相対する両側2箇所から挿通孔30の長手方向に沿って薄板状の突起片が形成されており、相対する突起片の間隔が固着具15の外径よりも小さくなっている。このように仮留め部31,32,33が設けられた筒部21,22,23が取付孔5,6,7に嵌め込まれて固着具15の仮留め構造を付随させた軒樋吊具1は、建物14への取付作業の際、予め固着具15を筒部21,22,23の仮留め部31,32,33に仮保持し、その状態で建物14に軒樋吊具1を取り付けて固着具15を固着させ、軒樋吊具1を固定することができるので、高所で行われる軒樋吊具1の取付作業が容易となる。また、取付作業時に固着具15の落下を防止でき、その結果、固着具15の紛失を防止することができる。
また、筒部21,22,23の他端部には、吊具本体2の取付部3の取付孔5,6,7に固着具保持部材20の筒部21,22,23が嵌め込まれた状態においてその取付孔5,6,7より突出する緩衝部が設けられていてもよい。本実施形態では、筒部21,22,23の他端部に設けた係止部25,26,27および仮留め部31,32,33が緩衝部を兼ねる。固着具保持部材20の筒部21,22,23の挿通孔28,29,30に固着具15を挿通して軒樋吊具1を建物14に固定する際に、固着具15の頭部15aと吊具本体2の取付部3の屋外側の面3bとの間で固着具保持部材20の筒部21,22,23の他端部の緩衝部が緩衝材として機能するため、固着具15の頭部15aで吊具本体2の取付部3を傷つけることがない。また、吊具本体2の取付部3の取付孔5,6,7の屋外側孔縁部に対する固着具15の頭部15aの応力集中を緩和する効果もある。
筒部21,22,23の外形は、対応する取付孔5,6,7の形状と同じ形状を有している。本実施形態では、取付孔5,6,7の形状と同様、建物側から屋内側に向かって径が漸次小さくなり、断面形状が円錐台状に形成されており、嵌め込み可能なように、対応する取付孔5,6,7の孔径よりもやや小さくなるように設定されている。
本実施形態では、固着具保持部材20が吊具本体2の取付部3に固定された状態において、固着具保持部材20の基台部24の建物側の面24aが、取付部3の建物側の面3aよりも突出するように凹溝4の深さもしくは基台部24の厚みが設定されており、軒樋吊具1が建物14に取り付け固定されるときにはその基台部24の建物側の面24aが建物14に当接するようにしている。その際、基台部24の建物側の面24aが建物14と密着してしまう場合があるので、挿通孔28,29,30の建物側の孔縁部にリング状突起34,35,36を設けて建物14との密着を防止している。
以上の固着具保持部材20は吊具本体2の取付部3の建物側の面3aに取り付け固定されるものであり、本実施形態においては、固着具保持部材20は2つ準備され、それぞれが取付部3の左右の凹溝4に配置され、凹溝4に縦列に形成された取付孔5,6,7に各固着具保持部材20の筒部21,22,23の各々が嵌め込まれる。固着具保持部材20の筒部21,22,23が吊具本体2の取付部3の取付孔5,6,7に嵌め込まれて取付部3に固着具保持部材20が固定された状態において、筒部21,22,23の挿通孔28,29,30に屋外側から固着具15を挿通して建物14に固着することにより吊具本体1が建物14に固定される。
固着具保持部材20の吊具本体2の取付部3への取り付けは、吊具本体2の取付部3の凹溝4の表面4aに固着具保持部材20の基台部24の屋外側の面24bが当接するまで筒部21,22,23を取付孔5,6,7に嵌め込むようにし、その状態において筒部21,22,23の他端部が取付孔5,6,7より突出し、筒部21,22,23の他端部外周に設けた係止部25,26,27が取付孔5,6,7の屋外側の孔縁部に係止する。このように固着具保持部材20の筒部21,22,23が吊具本体2の取付孔5,6,7に嵌め込まれると、固着具保持部材20の基台部24と係止部25,26,27によって吊具本体2の取付部3が挟持されて取付孔5,6,7に筒部21,22,23が固定され、その結果、固着具保持部材20も吊具本体2に固定されて一体化する。
固着具保持部材20の筒部21,22,23を吊具本体2の取付部3の取付孔5,6,7に嵌め込むにあたり、取付孔5,6,7および筒部21,22,23の外形が建物側から屋外側に向かって径が漸次小さくなって形成されているので、吊具本体2の取付部3に対する固着具保持部材20の位置決めが容易になるとともに吊具本体2の取付部3への固着具保持部材20の取付作業が容易になり、施工性が良好となる。なお、その取付作業に際し、筒部21,22,23の他端部に設けた係止部25,26,27が取付孔5,6,7に干渉して筒部挿入の抵抗となるが、筒部21,22,23は内側に挿通孔28,29,30を形成していて筒部21,22,23の他端部の中央部が開口しており、また固着具保持部材20を構成する樹脂材料が吊具本体2を構成する樹脂材料よりも軟質であるため、筒部挿入の際には筒部21,22,23の他端部がたわみ、変形して係止部25,26,27の取付孔5,6,7に対する干渉が弱まり抵抗が小さくなるので、取付作業に支障はでない。
1 軒樋吊具
2 吊具本体
3 取付部
4 凹溝
4a 表面
5,6,7 取付孔
13 軒樋
14 建物
15 固着具
20 固着具保持部材
21,22,23 筒部
24 基台部
25,26,27 係止部
28,29,30 挿通孔
31,32,33 仮留め部

Claims (7)

  1. 建物に固着具で取付固定される取付部を有し、この取付部の建物側の面に凹溝が形成され、その凹溝に建物側から屋外側に貫通する取付孔が設けられている軒樋を支持する吊具本体と、固着具の挿通孔を内側に形成し固着具を仮保持するための仮留め部を設けた筒部およびその一端部外周に基台部を有する固着具保持部材とを備え、固着具保持部材の筒部の他端部には係止部が設けられている軒樋吊具であって、
    吊具本体と固着具保持部材は別体であり、吊具本体の取付部の取付孔に固着具保持部材の筒部が嵌め込まれて吊具本体の取付部の凹溝に固着具保持部材の基台部が配置され、凹溝の表面に基台部の屋外側の面が当接し吊具本体の取付部の取付孔の屋外側孔縁部に固着具保持部材の筒部の係止部が係止して、吊具本体に固着具保持部材が保持されて一体化することを特徴とする軒樋吊具。
  2. 吊具本体の取付部の取付孔が複数であり、その取付孔に対応する筒部の各々が基台部を介して連結されて固着具保持部材が構成されていることを特徴とする請求項1に記載の軒樋吊具。
  3. 固着具保持部材の筒部の係止部は、リブ状に形成され、筒部の他端部外周の上下左右の4箇所に突設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の軒樋吊具。
  4. 固着具保持部材の筒部の仮留め部は、筒部の他端部の内側方向に突設されており、筒部の挿通孔の孔径が仮留め部において固着具の外径よりも小さくなっていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の軒樋吊具。
  5. 吊具本体の取付部の取付孔およびその取付孔に嵌め込まれる固着具保持部材の筒部の挿通孔は、断面視長孔状の貫通孔であり、その固着具保持部材の筒部の仮留め部は、筒部の他端部において挿通孔の相対する2箇所から長手方向に突設されており、相対する仮留め部の間隔が固着具の外径よりも小さくなっていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の軒樋吊具。
  6. 固着具保持部材の筒部の他端部に、吊具本体の取付部の取付孔に固着具保持部材の筒部が嵌め込まれた状態においてその取付孔より突出する緩衝部が設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の軒樋吊具。
  7. 吊具本体の取付部の取付孔およびそれに嵌め込まれる固着具保持部材の筒部の外形は、建物側から屋外側に向かって径が漸次小さくなって形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の軒樋吊具。
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