JP3153423U - 吊持部材取り付けセット - Google Patents

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【課題】吊持部材を壁面に設置するに当たり見栄えがよく、しかも耐荷重性が高い吊持部材取り付けセットを提供する。【解決手段】吊持部材3と、この吊持部材を壁面に取り付ける取り付け具とからなる吊持部材取り付けセットであって、前記取り付け具は、壁面に当接させた吊持部材に設けられた装着孔に嵌着されるガイド部材と、ガイド部材に形成されたガイド孔5から壁面6内に打ち込まれる複数の針状部材7とで構成する。又、ガイド部材に形成されるガイド孔は、当該ガイド孔に案内されて壁面内に打ち込まれる針状部材が放射状に打ち込まれるように3次元方向に傾斜させる。【選択図】図2

Description

本考案は、最近の住宅のほとんどの壁材に使われている石膏ボードに額縁や小物を吊持するためのフック等の吊持部材や棚板を取り付けすることができる吊持部材取り付けセットに関するものである。
建物の内装には、軽量で断熱性及び防音性に優れた石膏ボードが壁面部分の形成用として多く使用されている。
一方、こうした室内に装飾のために額縁を吊持したり、整理・整頓のために、小物を壁面に吊持したりするフック等の吊持部材等を設ける必要が生じる。
斯くして石膏ボード等の脆弱な壁面に吊持部材等を設ける場合、例えば棚板を設けるようにしたものとして特許文献1には、棚板を固定した逆L字状の棚受け部材をビス等の固定具で壁面に固定するようにしたものが開示されているが、このビス等の固定具では石膏ボードからすぐに抜け出てしまうために、あらかじめ大径のアンカーを固定し、このアンカーにビスを固定するようにしたものや、特許文献2には棚板の一側部に固定用ボードを取り付け、この固定用ボードの周縁部分を複数の小さなピンで固定するようにしたものが開示されている。
ところが、特許文献1に開示されているように、棚受け部材にあらかじめ大径のアンカーを固定し、このアンカーにビスを固定するものでは、アンカーを別途用意する必要があるだけでなく、そのアンカーを打ち込む手間がかかるうえ、打ち込まれた部分のアンカーのねじ径部分でしか荷重に対する耐久性がなく、十分な耐荷重性を発揮することができないという問題があった。
また、特許文献2に開示されているように、棚板の一側部に固定用ボードを取り付け、この固定用ボードの周縁部分を複数のピンで固定するようにしたものでは、大きな固定用ボードを必要とする上、取り付けた場合、この固定用ボードが大きく目立ち、見栄えが悪いという問題もあった。
特開平7−127611号公報 特開2004−267489号公報
本考案は、上記問題点に鑑み提案されたもので、吊持部材(例えば吊持用フック)を壁面に設置するに当たり見栄えがよく、しかも耐荷重性が高い吊持部材取り付けセットを提供できるようにすることを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本考案にかかる吊持部材取り付けセットは、吊持部材と、この吊持部材を壁面に取り付ける取り付け具とからなる吊持部材取り付けセットであって、前記取り付け具は、壁面に当接させた吊持部材に設けられた装着孔に嵌着されるガイド部材と、ガイド部材に形成されたガイド孔から壁面内に打ち込まれる4本以上の針状部材とからなり、ガイド部材に形成されるガイド孔は、当該ガイド孔に案内されて壁面内に打ち込まれる針状部材が放射状に打ち込まれるように3次元方向に傾斜させてあることを最も主要な特徴とするものである。
また、本考案にかかる吊持部材取り付けセットでは、ガイド部材が、正面視において正方形に形成され、ガイド孔の針状部材挿入口が形成される部分を傾斜面にして当該部分を側面視において四角台錐形に形成し、各傾斜面から打ち込まれた放射状の4本の針状部材で吊持部材を壁面に固定するように構成したことや、針状部材がガイド部材のガイド孔を通して壁面に打ち込まれて吊持部材を固定した後のガイド部材を覆うキャップを備えてなることも特徴とするものである。
本考案にかかる吊持部材取り付けセットによれば、取り付け具を、壁面に当接させた吊持部材に設けられた装着孔に嵌着されるガイド部材と、ガイド部材に形成されたガイド孔から壁面内に打ち込まれる複数の針状部材とで構成し、ガイド部材に形成されるガイド孔は、当該ガイド孔に案内されて壁面内に打ち込まれる針状部材が放射状に打ち込まれるように3次元方向に傾斜させてある。
したがって、ガイド部材に形成されたガイド孔に従ってピンや針、釘等の針状部材を壁面に打ち込むと、打ち込まれた針状部材は壁面内に3次元の放射状に広がり、吊持部材が壁面にしっかりと固定される。
これにより、吊持部材に作用する荷重は、壁面内に3次元の放射状に広がった複数の針状部材に分散し、広い面積で受け止められるので、アンカーで荷重を受ける従来のものと比べてその耐荷重性を大幅に向上させることができる利点がある。
しかも、針状部材を壁面に打ち込むだけなので、従来のように予めアンカーを打ち込む手間をなくすことができる利点がある。
加えて、固定用ボードも必要としないことから、吊持部材に小物等を吊持したときに、取り付け用ボードが大きく目立ち、見栄えが悪いという従来の問題をなくすことができる利点もある。
は本考案にかかる吊持部材取り付けセットの分解斜視図である。 は本考案にかかる吊持部材取り付けセットの取り付け部分の一部を切り欠いた正面図である。 は本考案にかかる吊持部材取り付けセットの取り付け部分の横断平面図ある。 は考案にかかる吊持部材取り付けセットの変形を示す分解斜視図である。
以下、本考案にかかる吊持部材を壁面に設置するための吊持部材取り付けセットの最も好ましい実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は吊持部材を壁面に取り付ける場合の吊持部材取り付けセットを分解した状態の斜視図であって、図中符号1は吊持部材取り付けセットを全体的に示す。
この吊持部材取り付けセット1は、下部がJ型に曲成され、上部に取り付け部2を有する吊持部材3と、取り付け部2に装着されるガイド部材4と、ガイド部材4に形成されたガイド孔5に案内されて壁面6に打ち込まれる針状部材7と、ガイド部材4を覆うキャップ8と備えてなる。
壁面6は図1及び図3に示すように、石膏ボード9の表面部分に化粧用シート層10を形成したものとなっている。
上記吊持部材3は、上部を角型にした略T形に金属板を打ち抜き、下半部を曲成して側面においてJ形にして吊持部11を形成するとともに、角形の上部に後述するガイド部材4が装着される装着孔12が穿設されている。
尚、図中符号13は下半部を曲成するときに同時に形成される補強用リブである。
上記ガイド部材4は、合成樹脂で正面視において正方形に形成され、前半部(図上手前側の半部)が手前側の中央で収束するような傾斜面14に形成するとともに後面部分には、前記吊持部材3の装着孔12に嵌合する円形の突出部からなる嵌合部15が形成されている。
そして上記ガイド部材4の前半部の各傾斜面14には此処から嵌合部15に向けて穿設されるガイド孔5の針状部材挿入口16が開口されており、このガイド孔5は、図2および図3に示すように、このガイド孔5に案内される針状部材7が壁面6内に3次元方向(図2のX・Y方向、図3のZ方向)の放射状に打ち込まれるように傾斜状になっている。
上記ガイド部材4を覆うキャップ8は柔軟性もしくは可撓性を有する合成樹脂で四角な箱状に形成してあり、内径はガイド部材4の四角な基部の外周にしっかりと外嵌する形状にしてある(図2および図3参照)。
上記のように構成された吊持部材取り付けセット1を使用する手順を次に説明する。
先ず、図1に示すようにガイド部材4に形成されている各ガイド孔5に針状部材7の先端部分を挿入し、この状態でガイド部材4の嵌合部15を、所望する取り付け場所に位置させた吊持部材3の装着孔12に嵌合させる。
この時、吊持部材3の裏面(壁面側面)に両面接着テープ等により貼着面を形成すると、吊持部材3の位置保持が容易になる。
次に、針状部材7を壁面6内にしっかりと打ち込む。
すると、打ち込まれた針状部材7は図2および図3に示すように3次元方向の放射状に広がっていることから、吊持部材3からの荷重はこの4本の針状部材7に分散されるとともに、針状部材7から3次元方向(図2のX・Y方向、図3のZ方向)の放射状に打ち込まれた部分(図中、二点鎖線で示す範囲の部分A)の広い面積の壁面6に分散されて受けられるので、上述した従来のように1本のビスで止めるようにするのものと比べて吊持部材3の耐荷重が格段に向上する。
尚、実施の形態では、吊持部材3を設ける壁面6が石膏ボード9に化粧用シート層10を形成したものにしてあるが、本考案はこうしたものに限られず、石膏ボード9に代えて、例えば軽量気泡コンクリート(Autoclaved Light-Weight Concrete)で形成したものにも本考案を実施することができるのはもちろんのことである。
また、上記ガイド部材4に形成するガイド孔5は図上4本にしてあるが、こうしたものに限られず、たとえば3本以上の本数で放射状にすることももちろん有効である。
さらに、上記実施の形態では針状部材10を図面上ピンのようにしてあるが、本発明における針状部材7は釘等を包含するものである。
本考案の吊持部材取り付けセット1は、上記した吊持部材3のほかに図4に示すように棚板受け部材17を上記と同様の脆弱な壁面6に取り付ける時にも本考案の趣旨を採用することができる。
すなわち、裏面に棚板受け部材17を固定した棚板18を所望する位置にし、取り付け部分19の装着孔12にガイド部材4を装着し、ガイド部材4の各ガイド孔5のそれぞれに針状部材7を挿入し、ガイド孔5から壁面6の石膏ボード9内に打ち込み、棚板受け部材17を壁面6に固定すると棚板18の取り付けが完了する。
1・・・吊持部材取り付けセット
2・・・取り付け部
3・・・吊持部材(フック、)
4・・・ガイド部材
5・・・ガイド孔
6・・・壁面
7・・・針状部材
8・・・キャップ
9・・・石膏ボード
10・・・化粧層

Claims (3)

  1. 吊持部材と、この吊持部材を壁面に取り付ける取り付け具とからなる吊持部材取り付けセットであって、前記取り付け具は、壁面に当接させた吊持部材に設けられた装着孔に嵌着されるガイド部材と、ガイド部材に形成されたガイド孔から壁面内に打ち込まれる4本以上の針状部材とからなり、ガイド部材に形成されるガイド孔は、当該ガイド孔に案内されて壁面内に打ち込まれる針状部材が放射状に打ち込まれるように3次元方向に傾斜させてあることを特徴とする吊持部材取り付けセット。
  2. ガイド部材が、正面視において正方形に形成され、ガイド孔の針状部材挿入口が形成される部分を傾斜面にして当該部分を側面視において四角台錐形に形成し、各傾斜面から打ち込まれた放射状の4本の針状部材で吊持部材を壁面に固定するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の吊持部材取り付けセット。
  3. 針状部材がガイド部材のガイド孔を通して壁面に打ち込まれて吊持部材を固定した後のガイド部材を覆うキャップを備えてなる請求項1または請求項2に記載の吊持部材取り付けセット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014054819A1 (ja) * 2012-10-04 2014-04-10 SUDOH Fumio 針部材を用いた壁装着具

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