JP2002318535A - 情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム及び情報処理プログラム

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JP2002318535A
JP2002318535A JP2001124726A JP2001124726A JP2002318535A JP 2002318535 A JP2002318535 A JP 2002318535A JP 2001124726 A JP2001124726 A JP 2001124726A JP 2001124726 A JP2001124726 A JP 2001124726A JP 2002318535 A JP2002318535 A JP 2002318535A
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JP2001124726A
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Kazuyuki Saito
和之 齋藤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文書画像の特性に基づいて、文書画像を構成
する領域や階層ごとに個別に暗号化を施す。 【解決手段】 スキャナで読み取られた文書画像は、送
信側のクライアントコンピュータ1005から蓄積サーバ10
04に転送されそこで蓄積される。蓄積サーバ1004は、H
DDから文書画像を読み出して、テキスト領域や図形領
域等の複数の領域に画像を分割し、各領域の画像に加
え、各領域の位置やテキスト領域を認識して得られたテ
キストコードを階層化し、文書データを作成する。その
際に、領域や階層化を単位としてそれぞれ個別に暗号化
を施す。受信側のクライアントコンピュータ1007では、
暗号化データを受信して、自己の所有する復号キーで領
域や階層を復号し、PDF等の文書データへと変換し、
ディスプレイやプリンタに出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置、情
報処理方法、情報処理システム及び情報処理プログラム
に係り、とりわけ、文書画像を文書データに変換する際
に文書データに含まれる領域や階層等に対して個別に暗
号化及び復号化を施す技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿を読込みその画像を印刷する
複写機能に加えて、読込んだ画像を一時的に蓄積し、ネ
ットワークを介してこの蓄積された画像を他の装置に送
信する機能を備えたデジタル複写機が知られていた。
【0003】例えば、特開平11-66322号公報では、読み
込んだ画像をその濃淡によって複数の領域へと分割し、
領域ごとに画像圧縮して送信する技術が開示されてい
る。
【0004】ところで、インターネット等のネットワー
クの場合、送信した内容が第三者に漏洩や改ざんされる
危険性がある。この課題に対して、特開平11-98487号公
報では、暗号化側で、画像を複数の空間周波数成分に分
離し、分離した空間周波数成分に対して暗号化を施す際
に、暗号化キーを複数に階層化し、受信側で、一つの基
準キーから複数の階層化された復号化キーを得て、、復
号する技術が開示されている。また、特開平06-54325号
公報では、画像送信する際に、送信フレームごとに暗号
化を施し、とくに、送信フレームごとに暗号化したり、
暗号化をしなかったりを選択できる技術が開示されてい
る。また、特開平06-135094号公報では、画像全体を1
つの暗号化手法で暗号化し、パスワードが不一致の場合
は一部分のみを暗号化したままにして印刷する技術が開
示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、文書は文字、
表、図形、写真など、いくつかのオブジェクト(領域、
属性あるいは階層など)から構成されている。
【0006】しかし、従来は、それ自体では意味をなさ
ない空間周波数や送信フレームに基づいて暗号化を施す
だけで、文書画像特有の情報に基づいて暗号化を施すこ
とができなかった。
【0007】文書画像を構成するオブジェクトは、文
字、図形又は表などであり、それぞれ意味のある情報で
ある。そのため、オブジェクトごとに重要度が異なる場
合がある。ときには、文書中の重要度の高い個所を特定
の者には開示したくない場合がある。そのような場合
に、ある受信者には文字領域のみを、他の受信者には文
字領域と写真領域を閲覧させるといったように、選択的
に閲覧の範囲を指定できれば便利である。
【0008】しかしながら、従来例では、文書画像の属
性に注目した技術がなく、そのため、オブジェクト単位
で暗号化することができなかった。
【0009】また、画像を構成する複数の領域を、領域
の属性に基づいて、階層化し、階層ごとに暗号化して伝
送することもできなかった。
【0010】そのため、オブジェクトの重要度に応じ
て、ある受信者には文字領域のみを、他の受信者には文
字領域と写真領域を閲覧させるといったような、選択的
に暗号化を施すこともできなかった。
【0011】そこで、本願発明では、文書画像をオブジ
ェクト単位に分割し、オブジェクトごとに暗号化を施す
ことを可能とした情報処理装置を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上述の課題
を解決すべく、文書画像を入力する入力手段と、前記入
力手段から入力された文書画像を蓄積する蓄積手段と、
前記蓄積手段に蓄積された文書画像を読み出して解析
し、暗号化の施された文書データへと変換する変換手段
と、前記変換手段により暗号化された文書データの送信
先を設定する送信先設定手段と、前記送信先設定手段に
より設定された送信先に対して、前記暗号化された文書
データを送信する送信手段と、を備えることを特徴とす
る情報処理装置を提供する。
【0013】ここで、前記変換手段を、前記文書画像を
分析し複数のオブジェクトへと分割する分割手段と、前
記分割手段により分割されてなる複数のオブジェクトに
基づいて所定の文書データ形式に沿った文書データを作
成する作成手段とを備えるように構成することができ
る。なお、前記分割手段における前記オブジェクトへの
分割とは、例えば、画像の濃淡に基づいて前記文書画像
を複数の領域に分割することである。
【0014】また、前記作成手段を、前記複数のオブジ
ェクトをオブジェクトの種類ごとに分類する分類手段
と、前記分類手段により分類に基づいて、同一の種類の
オブジェクトから構成される階層データへと編集する編
集手段とをさらに備え、前記文書データを作成するよう
に構成してもよい。
【0015】また、前記変換手段を、前記文書データを
暗号化する際に、前記オブジェクトごと又は前記階層デ
ータごとに個別に暗号化を施す暗号化手段を備えるよう
に構成してもよい。
【0016】また、ユーザからの指示を入力する指示入
力手段と、前記指示入力手段から入力された指示に基づ
いて、前記オブジェクト又は前記階層データごとに使用
する暗号化手法を設定する暗号化設定手段とをさらに備
え、前記暗号化手段は、前記暗号化設定手段において設
定された暗号化手法を用いて前記オブジェクト又は前記
階層データに暗号化を施すようにしてもよい。
【0017】また、前記編集手段は、例えば、暗号化さ
れたオブジェクトをオブジェクトの種類に基づいて階層
化データへと編集するようにしてもよい。
【0018】また、前記オブジェクトは、例えば、テキ
ストからなるテキストオブジェクト、表からなる表オブ
ジェクト、図形からなる図形オブジェクト、写真画像か
らなる写真画像オブジェクトのうち少なくとも一つが含
まれる概念であるが、もちろんこれは例示列挙であり、
オブジェクトをこれとは異なる分類で構成してもよい。
【0019】また、前記変換手段は、前記オブジェクト
がテキストオブジェクトである場合に、該テキストオブ
ジェクトに対して文字認識処理を実行する文字認識手段
と、前記文字認識手段により文字認識された文字データ
に対して文字データ用の暗号化手法を用いて暗号化を施
す暗号化手段とを備えるようにしてもよい。
【0020】また、前記文書データには、少なくとも一
つの前記テキストオブジェクトからなるテキスト階層デ
ータ、少なくとも一つの前記表オブジェクトからなる表
階層データ、少なくとも一つの前記図形オブジェクトか
らなる図形階層データ、または、少なくとも一つの前記
写真オブジェクトからなる写真階層データ、テキストオ
ブジェクトを文字認識して得られたテキストコード階層
及び各領域の文書中の位置などレイアウト情報階層など
のうち少なくとも一つの階層データが含まれていること
を特徴とする。もちろん、これらの階層は例示に過ぎ
ず、他の階層を文書データに含めてもよい。
【0021】本願発明の受信側の情報処理装置は、上記
課題を解決すべく、暗号化の施された領域又は階層を含
む第1の文書データを受信する受信手段と、前記受信手
段により受信された第1の文書データに含まれる前記領
域又は前記階層に対して、少なくとも一つの暗号キーを
用いて復号化を施す復号化手段と、前記符号化手段によ
り復号に成功した領域又は階層を含む第2の文書データ
を作成する文書作成手段と、前記文書作成手段により作
成された第2の文書データを出力する出力手段とを備え
ることを特徴とする。
【0022】また、前記符号化手段は、前記情報処理装
置に割り当てられた暗号キーを発生する発生手段をさら
に備え、前記発生手段により発生された暗号キーを用い
て前記領域又は前記階層を復号化するように構成しても
よい。
【0023】また、前記第1の文書データには、前記領
域の文書中における位置に関する情報が含まれており、
前記文書作成手段は、前記位置に関する情報に基づい
て、前記復号化された領域を前記第2の文書データに配
置するようにしてもよい。前記第2の文書データは、例
えば、PDF形式のデータである。
【0024】また、本願発明では、上記課題を解決すべ
く、文書画像を入力し、入力された前記文書画像を蓄積
し、蓄積された前記文書画像を読み出し、読み出された
前記文書画像を解析し、解析結果に基づいて文書データ
に変換し、前記文書データに所定の暗号化を施し、前記
暗号化された文書データの送信先を設定し、設定された
送信先に対して、前記暗号化された文書データを送信す
ることを特徴とする情報処理方法を提供する。
【0025】また、本願発明では、上記課題を解決すべ
く、暗号化の施された領域又は階層を含む第1の文書デ
ータを受信し、受信された前記第1の文書データに含ま
れる前記領域又は前記階層に対して、少なくとも一つの
暗号キーを用いて復号化を施し、前記第1の文書データ
のうち復号に成功した領域又は階層を含む第2の文書デ
ータを作成し、前記第2の文書データを出力することを
特徴とする情報処理方法を提供する。
【0026】また、本願発明の情報処理システムは、ネ
ットワークに接続された第1の情報処理装置と第2の情
報処理装置との間で文書データを伝送する情報処理シス
テムであって、前記第1の情報処理装置は、文書画像を
入力する入力手段と、前記入力手段から入力された文書
画像を蓄積する蓄積手段と、前記蓄積手段に蓄積された
文書画像を読み出して該文書画像を解析する解析手段
と、前記解析手段の解析結果に基づいて、前記文書画像
から、所定の暗号化の施された第1の文書データを作成
する第1の文書作成手段と、前記第1の文書作成手段に
より作成された前記第1の文書データを、前記第2の情
報処理装置に対して送信する送信手段とを備え、前記第
2の情報処理装置は、前記送信手段から送信された第1
の文書データを受信する受信手段と、前記受信手段によ
り受信された前記第1の文書データに含まれる領域又は
階層に対して、少なくとも一つの暗号キーを用いて復号
化を施す復号化手段と、前記符号化手段により復号に成
功した領域又は階層を含む第2の文書データを作成する
第2の文書作成手段と、前記第2の文書作成手段により
作成された第2の文書データを出力する出力手段とを備
えることを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】本願発明の処理概念を図1に示
す。本願発明は、複写機やファクシミリ、スキャナを備
えたコンピュータ及び画像ファイルを蓄積・変換するサ
ーバ等の情報処理装置に適用可能な発明である。図1で
は、スキャナで読み取られた文書画像は、送信側のクラ
イアントコンピュータ1005から蓄積サーバ(ファイルサ
ーバ)1004に転送されそこで蓄積される。蓄積サーバ10
04は、HDDから文書画像を読み出して、テキスト領域
や図形領域等の複数の領域に画像を分割し、各領域の画
像に加え、各領域の位置やテキスト領域を認識して得ら
れたテキストコードを階層化し、文書データを作成す
る。その際に、領域や階層化を単位としてそれぞれ個別
に暗号化を施す。受信側のクライアントコンピュータ10
07では、暗号化データを受信して、自己の所有する復号
キーで領域や階層を復号し、PDF等の文書データへと
変換し、ディスプレイやプリンタに出力する。なお、領
域分割処理や暗号化処理は、複写機やスキャナの接続さ
れたコンピュータで行ってもよい。その場合、蓄積サー
バ1004は、単にファイルサーバとして機能し、暗号化デ
ータを保存する構成となる。
【0028】さて、本実施形態の詳細な説明に入る前
に、本実施形態の前提となる複写機の技術を説明する。
【0029】一般に、複写機で原稿画像を蓄積する場合
に、ユーザは、読込む画像の解像度、白黒かカラーかの
種別、及び読込む画像の蓄積先を操作部を操作して選択
することになる。ここで、画像の解像度は、200 dpi x
100 dpiなどと指定でき、それぞれスキャナ部の主走査
方向と副走査方向の値を表している。画像のフォーマッ
トとしては、例えば、白黒画像用のS-TIFF(Single Pag
e Tag Image File Format) や、カラー画像用のJPEG(J
oint Photographic Experts Group Format)等が存在す
る。S-TIFFやJPEGの画像ファイルには、一般に、一枚の
原稿画像からなる。他の画像フォーマットの中には、複
数枚の原稿画像を一つの画像ファイル中に格納できるも
のも存在する。
【0030】スキャナ等で読込まれた画像は、メモリや
ハードディスク等に蓄積されることになるが、その際
に、画像の蓄積先を複数に分け、各蓄積先に名前を付け
て画像の蓄積を管理することも考えられる。例えば、メ
モリ内にBoxと呼ばれる複数の領域を設け、このBo
xを蓄積先とするのである。各Boxには、Box番号
と呼ばれる名前を付ける。このケースで、読込む画像の
蓄積先を選択する際には、Box番号を選択することに
なる。このように蓄積先を指定して画像を蓄積しておけ
ば、あとで所望の画像を取り出す場合に容易に取り出す
ことが可能となる。
【0031】さて、スキャナ部は、複数枚の原稿がセッ
トされると、操作部から指定された指示解像度でもっ
て、白黒画像あるいはカラー画像を取得する。また、画
像を回転したり圧縮したりするためのデバイスを備えて
いる場合には、スキャナ部で取得した画像に対して回転
や圧縮処理を施した上で、指定された蓄積部に画像を格
納する。白黒画像の場合は、複数のS-TIFFファイルとし
て格納され、カラー画像の場合は、複数のJPEGファイル
として格納される。これら画像を格納する際には、選択
されたBox番号、カラーか白黒か、画像サイズ、枚数
及び読込の日付時間もデータとして格納される。
【0032】また、操作部からは、蓄積された画像を送
信するためのプロトコルと送信先も選択される。送信プ
ロトコルとしては、例えば、SMTP(Simple Mail Transf
er Protocol)、FTP(File Transfer Protocol)、SMB(S
erver Message Block Protocol)などがある。送信先の
表現は、上記各プロトコル毎に異なる。例えば、SMTで
の送信先は、e-mailアドレスであり、FTPやSMBでの送信
先は、サーバ名、そのサーバ上のユーザ名、パスワード
及びディレクトリ名である。送信するファイル名は、日
付と時刻とから生成される。さらに、ユーザは、送信す
るファイル名を操作部から指示することもできる。送信
すべき画像を選択する際には、BOX番号、カラーか白黒
か、画像サイズ、枚数、読込の日付時間等を参考に選択
する。また、異なる時刻に読込まれた複数の画像を選択
することも可能である。送信を指示された複数の蓄積画
像は、PDF(Portable Document Format)等のフォーマ
ットに変換されて、送信される。
【0033】図2に複数の蓄積画像が選択された場合の
送信処理の例を示す。まず、複数の蓄積画像が選択され
ると(S4001)、1つずつ領域分割処理が行われ(S400
2)、テキスト領域や表領域等の領域属性ごとに画像が
切り出される。続いて、各領域毎に適した画像に変換さ
れ、圧縮される。たとえば、カラーの元画像についての
図形領域はJPEG圧縮が行われ、一方、テキスト領域はMM
R圧縮が行われる。さらにテキスト領域の場合は、文字
認識処理(S4003)が行われ文字コードが抽出される。
次に、各圧縮画像ならびに文字コードは、領域分割処理
によって得られたレイアウト情報に基づき、PDFに変換
される(S4004)。次に、操作部から指定されたプロト
コルでもって、ネットワークインターフェースを介して
PDFを指定の宛先に送信し(S4005)、送信が完了する。
【0034】受信側は、PDFを受信するとS4006)、受信
したPDFをディスプレーに表示したり、プリンターで
印刷する(S4007)。
【0035】[共通の実施形態]図3は、共通の実施形
態における基本的なシステム構成図である。本実施形態
では、領域と、領域を階層化してなる階層とを単位とし
て、それぞれ個別に暗号化する。また、この結果、文書
情報を二重に暗号化をすることになり、暗号化強度も増
すことになる。ここでは、領域と階層の両方を暗号化す
る実施形態を説明するが、何れか一方の暗号化処理のス
テップを省略することで、領域のみを暗号化したり、階
層のみを暗号化する構成も可能である。
【0036】複写機1001は、複数枚の原稿を読み取り、
読み取った画像を様々な装置に送信する。メールサーバ
1003とファイルサーバ1004は、複写機1001により読み取
られた画像データを格納する。クライアントコンピュー
タ1005は、メールサーバ1003とファイルサーバ1004に接
続しており、データを取得したり表示したりするコンピ
ュータである。ネットワーク1006は、複写機1001、メー
ルサーバ1003、ファイルサーバ1004,クライアントコン
ピュータ1005が接続されるネットワークである。メール
サーバ1003は、いわゆるSMTPサーバにより実現可能であ
る。ファイルサーバ1004は、FTPサーバやSMBサーバなど
により実現可能である。
【0037】図4は、共通の実施形態における複写機10
01のシステムブロック図である。コントローラ・ユニッ
ト(Controller Unit)2000は、画像入力デバイスであ
るスキャナ(Scanner) 2070や画像出力デバイスである
プリンタ(Printer)2095と接続し、一方ではLAN2011や
公衆回線(WAN)2051と接続し、画像情報やデバイス情報
の入出力制御を行う。
【0038】CPU2001は、システム全体を制御するコン
トローラである。RAM2002は、CPU2002が動作するための
システムワークメモリであり、画像データを一時記憶す
るための画像メモリでもある。ROM2003は、ブートROMで
あり、システムのブートプログラムが格納されている。
HDD2004はハードディスクドライブで、システムソフト
ウェア、画像データ等を格納する。操作部I/F2006は、
タッチパネルを有した操作部(UI)2012とのインターフェ
ース部で、操作部2012に表示する表示用データを操作部
2012に対して出力する。また、操作部2012から本システ
ム使用者が入力した情報をCPU2001に伝える役割をす
る。ネットワーク(Network)I/F2010は、LAN2011に接
続し、情報の入出力を行う。モデム(Modem)2050は、
公衆回線2051に接続し、情報の入出力を行う。以上のデ
バイスがシステムバス2007上に配置される。
【0039】イメージバス(Image Bus)I/F2005は、シ
ステムバス2007と画像データを高速で転送する画像バス
2008とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジで
ある。画像バス2008は、PCIバスまたはIEEE1394で構成
される。
【0040】画像バス2008上には以下のデバイスが配置
される。ラスターイメージプロセッサ(RIP)2060は、PDL
コードをビットマップイメージに展開する。デバイスI/
F部2020は、画像入出力デバイスであるスキャナ2070や
プリンタ2095とコントローラ2000を接続し、画像データ
の同期系/非同期系の変換を行う。スキャナ画像処理部2
080は、入力画像データに対し補正、加工、編集を行
う。プリンタ画像処理部は、プリント出力画像データに
対して、補正、解像度変換等を行う。画像回転部2030は
画像データの回転を行う。画像圧縮部2040は、多値画像
データはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MHの圧縮伸
張処理を行う。暗号処理部2100はデータの暗号化や復元
を行う。
【0041】図5は、共通の実施形態における送信機能
のソフトウェアブロック図であり、コントローラ・ユニ
ット2000に実装される。
【0042】操作部コンポーネント3001は、操作部2012
に配置された表示デバイスを制御し所定の表示を行った
り、操作部2012に配置されたキーの操作を検出して、キ
ー操作の内容をメモリ等に記憶したり、送信管理コンポ
ーネント3000にキー操作の内容を渡す処理を行うソフト
ウエアである。
【0043】送信管理コンポーネント3000は、宛先管理
コンポーネント3002とジョブ管理コンポーネント3003と
が含まれており、それぞれ画像の送信先と、ジョブの管
理を行うソフトウエアである。
【0044】スキャナ管理コンポーネント3004は、スキ
ャナを制御するとともに、所定の画像処理を行うソフト
ウエアである。
【0045】Boxコンポーネント3009は、画像の蓄積
先であるBoxを管理するためのソフトウエアである。
【0046】プリントコンポーネント3005は、プリンタ
を制御し、蓄積画像のプリント処理を管理するソフトウ
エアである。
【0047】ファクシミリ送信コンポーネントは3006
は、蓄積画像をファクシミリ送信するための制御を行う
ソフトウエアである。
【0048】ファイルサーバ送信コンポーネント3007
は、蓄積画像をファイルサーバに送信するためのソフト
ウエアである。
【0049】メール送信コンポーネントは3010は、蓄積
画像をメールに添付して送信するための制御を行うソフ
トウエアである。
【0050】さて、本複写機のユーザが、N枚の原稿を
スキャナ2070に置き、操作部2012に配置されたキーを操
作し、上述の指定を行い、最後に原稿読込の開始キーを
押したとする。操作部コンポーネント3001は、ユーザの
キータッチ操作に基づいて、読込む画像の解像度の指
定、白黒かカラーかの指定、読込む画像の蓄積先(Bo
x)の指定、送信に使用するプロトコルの指定、送信す
る画像の指定、電子文書のフォーマットの指定、送信先
の指定などを取得し、その内容をジョブ管理コンポーネ
ント3003に渡す。ジョブ管理コンポーネント3003は、こ
れらの指定情報をまとめて一つのジョブとして扱う。ジ
ョブ管理コンポーネント3003は、現在実行中のジョブの
情報を、操作部コンポーネント3001に渡し、このジョブ
を操作部2012に表示するよう制御するとともに、複写機
1001のユーザによりジョブをキャンセルできるようにキ
ャンセル処理の受け付られるようにする。
【0051】ジョブ管理コンポーネント3003は、スキャ
ナコンポーネント3003に対して、キー操作によって指定
された解像度と読取モード(白黒読み取りかカラー読み
取りか)でもって原稿画像を読み取るよう指示する。ス
キャナコンポーネント3003は、スキャナ2070を制御し、
キー操作によって指定された解像度と読取モードでもっ
て原稿の画像を読み取る。具体的には、スキャナ管理コ
ンポーネント3004は、デバイスI/F2020を通して、指定
された解像度と読取モードでもって読み取りを行い、ス
キャナ2070を動作させ、複数枚の原稿を読込ませ入力画
像を得て、スキャナ画像処理部2080で入力画像データを
補正、加工、編集する。さらに、画像回転2030を用いて
入力画像を回転し、白黒読み取りの場合は、画像圧縮20
40によって、CCITT two-dimensional encoding(以後、M
MRと呼ぶ)で圧縮し、複数枚のS-TIFFファイルに変換し
てHDD2004に格納する。カラー読み取りの場合は、画像
圧縮2040によってJPEG圧縮で圧縮し、複数枚のJPEGファ
イルに変換して、HDD2004に格納する。また、カラーか
白黒かと画像サイズと枚数と読込の日付時間も一緒に格
納する。格納が終了すると、スキャナ管理コンポーネン
ト3004は、それら格納された画像のHDD2004内の所在を
ジョブ管理コンポーネント3003に通知する。
【0052】ジョブ管理コンポーネント3003は、HDD200
4内の画像を格納したエリア(Box)とBox番号を
Boxコンポーネント3009に通知する。Boxコンポー
ネント3009は、画像の格納エリアBox番号との関係を
管理するためのテーブルを作成しHDD2004内に記憶す
る。
【0053】以上の読取操作が何回か繰り返されると、
HDD2004には、複数の白黒画像やカラー画像がBox番
号と対応付けられて記憶されることになる。
【0054】次に、蓄積画像の送信処理について説明す
る。ユーザにより操作部2012のタッチキー操作により、
複数の送信希望画像、送信希望画像の画像フォーマット
又は電子文書フォーマット、送信プロトコル、送信先、
暗号化対象領域、暗号化対象階層、暗号化手法等が選択
される。操作部コンポーネント3001は、選択の内容をジ
ョブ管理コンポーネント3003に通知する。
【0055】より、操作の詳細を説明すると、まず、ユ
ーザは、Box番号を指定する。そうすると、操作部コ
ンポーネント3001は、Boxコンポーネント3007に問い
合わせして、HD2004内でBox番号に対応した複数の画
像に付加された情報、すなわち、カラーか白黒かと画像
サイズと枚数と読込の日付時間などの情報を取得し、こ
れらを表示する。ユーザは、これらの情報を参考にし
て、送信したい画像をタッチキー操作により複数回選択
する。操作部コンポーネント3001は、選択された画像を
選択された順番と共に記憶する。画像もしくは電子文書
のフォーマットとして次のように選択できる。例えば、
白黒画像の場合は、暗号化しない場合には、S-TIFF、M-
TIFF又はPDF等が選択でき、また暗号化する場合には暗
号化データを選択できる。一方、カラー画像あるいは白
黒画像とカラー画像の混合の場合は、暗号化する場合の
フォーマットとして、JPEG又はPDFを選択でき、暗号化
する場合のフォーマットとして暗号化データを選択でき
る。
【0056】ここで、本実施形態においてユーザは、文
書階層ごとに暗号化手法を選択したものとする。すなわ
ち、表画像階層および図形画像階層は手法(C)、テキス
ト画像階層は手法(B)を選択するものとする。他の特に
ユーザが選択しなかった階層や領域は自動的に手法(A)
が選択されたものとしてジョブ管理コンポーネント3003
に伝わる。
【0057】これらの情報をユーザが選択し終えると、
操作部2012のタッチキー操作により操作部コンポーネン
ト3001に送信の開始が伝えられる。
【0058】ジョブ管理コンポーネント3000は、操作部
コンポーネント3001において指定された出力先を宛先管
理コンポーネント3002に渡し、宛先情報を取得する。例
えば、出力先としてe-mailが指定されたとすれば、宛先
管理コンポーネント3002は、操作コンポーネント3001
に、事前に登録されているe-mailのリストを表示させ、
ユーザにe-mailアドレスを指定させる。さらに、宛先管
理コンポーネント3002は、SMTPを送信プロトコルとして
選択する。一方、宛先管理コンポーネント3002は、出力
先としてプリンタが指定されている場合には、プリンタ
のアドレスと、プリンタのプロトコルを選択し、出力情
報がファイルサーバを示していれば、ファイルサーバの
アドレスを選択するとともにFTP等のファイル転送プロ
トコルを選択し、出力先がファクシミリを示していれ
ば、事前に登録されているファクシミリ送信先のリスト
を表示させ、ユーザに送信先を指定させる。送信先を、
リストから選択する代わりに、操作部から直接指示でき
るようにしてもよい。
【0059】ジョブ管理コンポーネント3009は、宛先管
理コンポーネント3002からe-mailアドレス等の宛先情報
とプロトコルを取得すると、これらの情報と蓄積画像と
を、出力先がプリンタの場合は、プリントコンポーネン
ト3005に対して送信処理命令を発行し、宛先情報がファ
クシミリを示していれば、ファクシミリ送信コンポーネ
ント3006に送信処理命令を発行し、ファイルサーバ送信
コンポーネント3007に送信処理命令を発行し、宛先情報
がメールアドレスを示していれば、メール送信コンポー
ネント3008に送信処理命令を発行する。これにより、そ
れぞれ、プリンタ、ファクシミリ、ファイルサーバ100
4、メールサーバ1003に画像もしくは電子文書を送信す
ることができる。
【0060】ファイルサーバ送信コンポーネント3007と
メール送信コンポーネント3008は、選択された複数の画
像に対し、順次、領域分割処理、文字認識処理、暗号化
処理、及び1つの電子文書ファイルへの変換処理を実行
し、変換後のデータをFTP、NetWare、SMB又はSMTPなど
のプロトコルを用いてメールサーバ1003やファイルサー
バ1004に送信する。
【0061】本実施形態では、送信プロトコルがSMTPの
場合と仮定すると、ジョブ管理コンポーネント3003は、
メール送信コンポーネント3008をジョブの処理先として
選択し、入力された画像のHDD2004内の所在とその選択
された順番とフォーマットと送信先との情報をメール送
信コンポーネント3008に通知する。メール送信コンポー
ネント3008は、メールサーバ1003にログインし、通知さ
れた送信先のe-mailアドレスを通知する。通知されたフ
ォーマットが暗号化データだった場合は、メール送信コ
ンポーネント3008は、指定された順番で画像をHDD2004
から読み出し、暗号化データに変換しながら、メールサ
ーバ1003に送信する。
【0062】ファイルサーバ送信コンポーネント3007
は、通知されたプロトコルに基づいて、Network I/F201
0を通してプロトコルのハンドシェークを行い、そのプ
ロトコルを使って、通知された送信先であるファイルサ
ーバ1004にアクセスする。通知されたサーバ名とそのサ
ーバ上のユーザ名とパスワードを使って、指定されたフ
ァイルサーバ1004にログインし、送信する画像ファイル
を置くディレクトリを指定する。日時と指定されたフォ
ーマットから送信するファイル名を自動生成して指定す
る。通知されたフォーマットが暗号化データだった場合
は、ファイルサーバ送信コンポーネント3007は、指定さ
れた順番で画像をHDD2004から読み出し、暗号化データ
に変換しながら、ファイルサーバ1004に送信する。
【0063】[第1の実施形態]図6に示すフローチャ
ートを用いて暗号化処理について詳細に説明する。本実
施形態では、図7に示すように、文章階層700は、レイ
アウト情報階層701、テキスト画像階層702、表画像階層
703、図形画像階層704及びテキストコード階層705から
なるものとする。また、文章領域710の分類は、テキス
ト領域711、表領域712及び図形領域713に分かれるもの
とする。もちろん、図7に示す文書階層や文書領域分類
は単なる例示に過ぎない。従って、これとは異なる階層
や領域に分けることも可能である。暗号化手法として
は、図8に示すように手法(A)、(B)及び(C)を
例に説明するが、もちろんさらに多くの暗号化手法を用
いてもよいし、これより少ない数の暗号化手法を用いて
もよい。図9には、第1の実施形態において、各領域及
び各階層がいずれの暗号化手法にて暗号化されるかを示
している。また、各受信者がいずれの暗号化手法に対応
しているかも示している。図8に示す情報は、パラメー
タ、テーブル又はデータベースなどの形式で記憶装置に
記憶されて管理される。
【0064】ファイルサーバ送信コンポーネント3007又
はメール送信コンポーネント3008は、暗号化データへの
変換処理と送信処理を開始すると、まず、ジョブ管理コ
ンポーネント3003から通知された情報に基づいて、S500
1において、送信する選択画像を抽出し、文書画像から
文書データへと変換が行われる。
【0065】S5002において、上記抽出画像に対して領
域分割処理を行い、座標情報および領域属性情報を取得
する。
【0066】S5003において、領域属性情報からテキス
ト領域を選択し、文字認識処理を行い文字認識情報を取
得する。
【0067】S5004において、文書階層化処理を行う。
具体的には、S5002で取得した座標情報および領域属性
情報を、文書データのレイアウト情報階層にセットす
る。
【0068】S5003で取得した文字認識情報は、文書デ
ータのテキストコード階層にセットする。次に、領域属
性情報からテキスト領域を選択し、そのテキスト領域に
該当する画像を元画像から切り出し、圧縮をおこなう。
得られた圧縮データは、文書データのテキスト画像階層
にセットする。次に、領域属性情報から表領域を選択
し、その表領域に該当する画像を元画像から切り出し、
圧縮をおこなう。得られた圧縮データは、文書データの
表画像階層にセットする。次に、領域属性情報から図形
領域を選択し、その図形領域に該当する画像を元画像か
ら切り出し、圧縮をおこなう。得られた圧縮データは、
文書データの図形画像階層にセットする。このようにし
て階層化された文書データが得られる。
【0069】さて、本実施形態では、全領域が暗号手法
(A)が選択されていることになるので、S5005におい
て、全領域が選択される。
【0070】S5006において、暗号化手法(A)が選択さ
れる。
【0071】S5007において、全領域の各圧縮データが
暗号化手法(A)によって暗号化される。
【0072】次に、本実施形態では、表画像階層および
図形画像階層は暗号化手法(C)、テキスト画像階層は暗
号化手法(B)、他の階層は暗号化手法(A)が選択されて
いることになるので、S5008において、まず表画像階層
および図形画像階層が選択される。、S5009において、
暗号化手法(C)が選択される。
【0073】S5010において、表画像階層および図形画
像階層が暗号化手法(C)によって暗号化される。
【0074】同様に、S5008において、テキスト画像階
層が選択され、次に、S5009において、暗号化手法(B)
が選択され、S5010において、テキスト画像階層が暗号
化手法(B)によって暗号化される。
【0075】さらに同様に、S5008において、レイアウ
ト情報階層やテキストコード階層が選択され、次に、S5
009において、暗号化手法(A)が選択され、S5010におい
て、レイアウト情報階層やテキストコード階層が暗号化
手法(A)によって暗号化される。
【0076】特に、テキスト画像階層、図形画像階層、
表画像階層の各画像は手法(A)によってまず領域ごとに
暗号化され、さらに各手法によって階層をまるごと暗号
化されることになる。 以下、2枚目以降の画像に対し
ても同じ操作を繰り返し、送信すべき画像すべてを暗号
化データとして変換し終えたならば、次に、S5011で、
暗号化データをさらに1まとめのデータとしたものを最
終的な暗号化データとする。
【0077】そして、S5012に進み、暗号化データを送
信する。
【0078】暗号化データをe-Mailにて受信した側は、
あらかじめ用意された暗号解読プログラムを使用し、こ
の暗号解読プログラムは、暗号化手法に対して暗号解読
キーを用いて暗号化データを解読し、文書画像の復元を
行い、さらにPDFに変換して可読電子文書として復元す
る。
【0079】ここで暗号化手法(A)に対する暗号解読キ
ーを解読キー(A)と表すこととする。この時、受信した
側が所持する暗号解読レベルすなわち保持する解読キー
の種類に応じて、暗号解読される領域や階層が異なり、
復元される文書の復元の度合いも異なってくる。
【0080】さらに具体的に、暗号化データの復元の例
を示す。
【0081】(1)受信側の暗号解読プログラムに搭載
されている解読キーが、解読キー(A)のみの場合 この場合は、各階層毎に、暗号解読プログラム内の解読
キー(A)を使用して、テキストコード階層ならびにレイ
アウト情報階層が解読され復元される。この場合、残り
の階層は他の暗号化キーにて暗号化されているため復元
することはできない。すなわち、テキスト画像階層、図
形画像階層、表画像階層の領域ごとの画像は復元されな
いことになる。
【0082】次に、暗号解読プログラムは、テキストコ
ード階層の文字コードとレイアウト情報階層の座標情報
を用いてPDFを生成し出力する。 (2)受信側の暗号解読プログラムに搭載されている解
読キーが、解読キー(A)および(B)の場合 この場合は、各階層毎に、暗号解読プログラム内の解読
キー(A)を使用して、テキストコード階層ならびにレイ
アウト情報階層が解読され復元される。次に、解読キー
(B)を使用して、テキスト画像階層が解読され復元され
る。この場合、残りの階層は復元されないので、特に、
図形画像階層、表画像階層の各領域ごとの画像は復元さ
れないことになる。次に、暗号解読プログラムは、復元
された階層から各領域の画像の暗号を解読する。本例の
場合、テキスト画像階層が解読され復元されているの
で、暗号解読プログラム内の解読キー(A)を使用し
て、各テキスト領域の圧縮データが復元され得られる。
次に、暗号解読プログラムは、テキスト画像階層の各テ
キスト領域の圧縮データを解凍した画像およびテキスト
コード情報およびレイアウト情報階層の座標情報を用い
て"テキスト画像だけが表示されテキストコードで検索
できる"PDFを生成し出力する。 (3)受信側の暗号解読プログラムに搭載されている解
読キーが、解読キー(A)および(B)および(C)の場
合 この場合は、各階層毎に、暗号解読プログラム内の解読
キー(A)を使用して、テキストコード階層ならびにレイ
アウト情報階層が解読され復元される。次に、解読キー
(B)を使用して、テキスト画像階層が解読され復元され
る。次に、解読キー(C)を使用して、図形画像階層およ
び表画像階層が解読され復元される。次に、暗号解読プ
ログラムは、復元された階層から各領域の画像の暗号を
解読する。本例の場合、全階層が解読され復元されてい
るので、暗号解読プログラム内の解読キー(A)を使用し
て、各テキスト領域、各表領域、各図形領域の圧縮デー
タが復元され得られる。次に、暗号解読プログラムは、
テキスト画像階層の各テキスト領域の圧縮データを解凍
した画像、図形画像階層の各図形領域の圧縮データを解
凍した画像、表画像階層の各表領域の圧縮データを解凍
した画像、テキストコード情報およびレイアウト情報階
層の座標情報を用いて"各部分画像で全体を再現したペ
ージが表示され、かつ、テキストコードで検索できる"P
DFを生成、出力する。
【0083】[第2の実施形態]次に、領域毎に異なる
暗号化手法が選択された場合の例を示す。図10には、
第21の実施形態において、各領域及び各階層がいずれ
の暗号化手法にて暗号化されるかを示している。また、
各受信者がいずれの暗号化手法に対応しているかも示し
ている。
【0084】ここで、本例においては、ユーザは、以下
の様に暗号化手法を選択したものとする。すなわち、領
域ごとには、図形領域は手法(B)、表領域は手法(C)
が選択したものとする。また、階層ごとには、表画像階
層および図形画像階層は手法(C)、テキスト画像階層
およびテキストコード階層は手法(B)を選択したもの
とする。他の特にユーザが選択しなかった階層や領域は
自動的に手法(A)が選択されたものとなる。
【0085】図6に示すフローチャートを再び用いて第
2の実施形態を説明する。なお、第1の実施形態と実質
的に同一の部分は説明を省略する。
【0086】まず、図形領域を暗号化手法(B)にて暗
号化すべく、S5005において、図形領域が選択され、S50
06において、暗号化手法(B)が選択され、S5007におい
て、図形領域の圧縮データが暗号化手法(B)によって
暗号化される。
【0087】次に、表領域を暗号化手法(C)にて暗号化
すべく、S5005において、表領域が選択され、S5006にお
いて、暗号化手法(C)が選択され、S5007において、表
領域の圧縮データが暗号化手法(C)によって暗号化され
る。
【0088】次に、テキスト領域を暗号化手法(A)にて
暗号化すべく、S5005において、テキスト領域が選択さ
れ、S5006において、暗号化手法(A)が選択され、S5007
において、テキスト領域の圧縮データが暗号化手法(A)
によって暗号化される。
【0089】次に、階層の暗号化について説明する。
【0090】本実施形態では、表画像階層および図形画
像階層は暗号化手法(C)、テキスト画像階層およびテキ
ストコード階層は暗号化手法(B)、他の階層は暗号化手
法(A)が選択されていることになるので、S5008におい
て、まず表画像階層および図形画像階層が選択され、次
に、S5009において、暗号化手法(C)が選択され、S5010
において、表画像階層および図形画像階層が暗号化手法
(C)によって暗号化される。
【0091】同様に、S5008において、テキスト画像階
層およびテキストコード階層が選択され、次に、S5009
において、暗号化手法(B)が選択され、S5010におい
て、テキスト画像階層およびテキストコード階層が暗号
化手法(B)によって暗号化される。
【0092】さらに、S5008において、レイアウト情報
階層が選択され、次に、S5009において、暗号化手法
(A)が選択され、S5010において、レイアウト情報階層
が暗号化手法(A)によって暗号化される。
【0093】このように第2の実施形態では、テキスト
画像階層、図形画像階層、表画像階層の各画像はそれぞ
れ領域ごとに暗号化され、さらに階層ごとに暗号化され
ることになるため、二重に暗号化が施されることにな
る。
【0094】以下、第1の実施形態と同様に、S5011、S
5012と処理がなされ、暗号化データが送信される。
【0095】次に、暗号化データをe-Mailにて受信した
側は、あらかじめ用意された暗号解読プログラムを使用
し、この暗号解読プログラムは、暗号化手法に対して暗
号解読キーを用いて暗号化データを解読し、文書画像の
復元を行い、さらにPDFに変換して可読電子文書として
復元する。
【0096】ここで暗号化手法(A)に対する暗号解読キ
ーを解読キー(A)と表すこととする。この時、受信した
側が所持する暗号解読レベルすなわち保持する解読キー
の種類に応じて、暗号解読される領域や階層が異なり、
復元される文書の復元の度合いも異なってくる。以下
に、具体的に、暗号化データの復元の例を示す。
【0097】(1)受信側が解読キー(A)のみを所有
している場合 この場合は、まず、各階層毎に、暗号解読プログラム内
の解読キー(A)を使用して、レイアウト情報階層が解読
され復元される。次に、暗号解読プログラム内の解読キ
ー(B)を使用して、テキストコード階層ならびにテキス
ト画像階層が解読され復元される。この場合、他の残り
の階層である図形画像階層および表画像階層およびテキ
ストコード階層およびテキスト画像階層は復元されない
ので、各領域ごとの画像およびテキストコードは復元さ
れないことになる。
【0098】(2)受信側が解読キー(A)および(B)
を所有している場合 この場合は、まず、各階層毎に、暗号解読プログラム内
の解読キー(A)を使用して、レイアウト情報階層が解読
され復元される。次に、暗号解読プログラム内の解読キ
ー(B)を使用して、テキストコード階層ならびにテキス
ト画像階層が解読され復元される。この場合、他の残り
の階層である図形画像階層および表画像階層は復元され
ないので、特に、図形画像階層、表画像階層の各領域ご
との画像は復元されないことになる。次に、暗号解読プ
ログラムは、復元された階層から各領域の画像の暗号を
解読する。本例の場合、テキスト画像階層が解読され復
元されているので、暗号解読プログラム内の解読キー
(A)を使用して、各テキスト領域の圧縮データが復元
され得られる。次に、暗号解読プログラムは、テキスト
画像階層の各テキスト領域の圧縮データを解凍した画像
およびテキストコード情報およびレイアウト情報階層の
座標情報を用いて"テキスト画像だけが表示されテキス
トコードで検索できる"PDFを生成し、出力する。
【0099】(3)受信側が、解読キー(A)および
(C)を所有している場合 この場合は、まず、各階層毎に、暗号解読プログラム内
の解読キー(A)を使用して、レイアウト情報階層が解読
され復元される。次に、暗号解読プログラム内の解読キ
ー(C)を使用して、表画像階層および図形画像階層が解
読され復元される。本例の場合、他の残りの階層である
テキスト画像階層およびテキストコード階層は復元され
ないので、特に、テキスト画像階層の各領域ごとの画像
は復元されないことになる。次に、暗号解読プログラム
は、復元された階層から各領域の画像の暗号を解読す
る。本例の場合、表画像階層および図形画像階層が解読
され復元されているので、暗号解読プログラム内の解読
キー(C)を使用して、各表領域の圧縮データが復元さ
れ得られる。本例の場合、図形画像は解読キー(B)が
無いので、復元されないことになる。次に、暗号解読プ
ログラムは、各表領域の圧縮データを解凍した画像およ
び、レイアウト情報階層の座標情報を用いて"表だけが
表示される"PDFを生成し、出力する。
【0100】[第3の実施形態]本実施形態は、文書デー
タを複数の受信者に配信する際に、受信者ごとに閲覧で
きるオブジェクトを制限するものである。
【0101】本実施形態では、図11に示すような暗号
化データベースを用いて、該受信者と当該受信者の所有
している復号キー等を管理する。図11の例では、受信
者1が暗号化手法A、B、C、D及びEに対応してお
り、受信者2はB、C,及びEに、受信者3はA、C及
びDに対応しているものとする。
【0102】ステップS5005及びS5006の詳細を図12に
示す。ステップS5004の処理が終えると、領域ごとに暗
号化を指定すべく、まず、暗号化を施すことのできる領
域を表示する(S1101)。この場合、「文字、図形、表」
のように文字を表示してもよいし、実際に読み取った文
字画像を縮小するとともに各領域を識別可能なように表
示してもよい。次に、操作部から入力に基づいて暗号化
の領域を選択する(S1102)。例えば、表示部がタッチ
パネル方式を採用しているとすれば、タッチされた部分
を検出し、この部分に対応する領域が選択されたものと
して処理する。ここでは、例として文字領域が選択され
たものとする。続いて、受信者データベースから登録済
みの受信者リストの一覧を表示する(S1103)。ユーザ
は、タッチパネルを操作し、文字領域を閲覧させたい受
信者を選択する。どの受信者が選択されたかは、前述と
同様にタッチパネルにより検出する。ここでは、受信者
1、2及び3が選択されたものとする。次に、選択され
た信者1、2及び3が共通して所有する暗号化手法(復
号キー)を、受信者管理データベースから抽出する(S1
105)。ここでは、暗号化手法Cが3者に共通の暗号化手
法なのでCが選択される。このようにして、文字領域に
は、暗号化手法Cが設定される。ここで、さらに暗号化
を施す領域を選択するかを尋ねる(S1106)。選択を終了
する場合は、S5007へ、選択を継続する場合は、S1101に
進む。
【0103】ちなみに、表領域を受信者3のみに閲覧さ
せたいときは、受信者3のみが対応している暗号化手法
Dが選択される。また、図形領域を、受信者1と受信者
3に閲覧させたいときは、双方に共通する暗号化手法A
が選択される。
【0104】なお、領域の選択と受信者の選択処理は相
前後してもよい。また、ここでは、領域ごとの選択を例
として説明したが、階層の暗号化の際にも同様に選択す
ることも可能である。 以上のようにして、特定の受信
者にのみ特定の領域や階層の閲覧を許可することが可能
となる。
【0105】[他の実施形態]なお、本発明は、複数の機
器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、
リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用
しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、フ
ァクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0106】例えば、コンピュータに本願発明に係るプ
ログラムをインストールし、当該コンピュータに画像読
取用のスキャナと、さらに、通信機器を接続すれば、上
述の情報処理を構成できる。
【0107】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0108】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることは言うまでもない。
【0109】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した図4、図6又は図12に
示すフローチャートに対応するプログラムコードが格納
されることになる。
【0110】
【発明の効果】本願発明では、文書画像特有の情報であ
る文字、表、図形、写真などのオブジェクトに基づいて
暗号化を施すことが可能となる。
【0111】また、本願発明では、領域や階層などのオ
ブジェクト単位で暗号化を施せるため、例えば、ある受
信者には文字領域のみを、他の受信者には文字領域と写
真領域を閲覧させるといった、受信者ごとに閲覧範囲を
選択することが可能となる。
【0112】また、領域と階層化の双方で暗号化を施せ
ば、暗号化の強度がより高まり、第三者による漏洩や改
ざんを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の基本概念を示す図である。
【図2】本願発明に関連する情報処理装置の基本的な処
理のフローチャートである。
【図3】共通の実施形態における画像通信装置のブロッ
ク図である。
【図4】共通の実施形態におけるコントローラユニット
のブロック図である。
【図5】共通の実施形態におけるプログラムコンポーネ
ントを示す図である。
【図6】共通の実施形態における処理フローチャートで
ある。
【図7】共通の実施形態における文書階層及び文書領域
分類の構成例を示す図である。
【図8】共通の実施形態における暗号化手法の例を示す
図である。
【図9】第1の実施形態における暗号化手法の選択例を
示す図である。
【図10】第2の実施形態における暗号化手法の選択例
を示す図である。
【図11】第3の実施形態における受信か管理情報の例
を示す図である。
【図12】第3の実施形態における処理フローチャート
である。
【符号の説明】
1000. 複写機 1004. 蓄積サーバ(ファイルサーバ) 1005. 送信側のクライアントコンピュータ 1006. 通信回線網(LAN/WAN) 1007. 受信側のクライアントコンピュータ 1008. ファクシミリ/複写機

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文書画像を入力する入力手段と、 前記入力手段から入力された文書画像を蓄積する蓄積手
    段と、 前記蓄積手段に蓄積された文書画像を読み出して解析
    し、暗号化の施された文書データへと変換する変換手段
    と、 前記変換手段により暗号化された文書データの送信先を
    設定する送信先設定手段と、 前記送信先設定手段により設定された送信先に対して、
    前記暗号化された文書データを送信する送信手段と、 を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】前記変換手段は、 前記文書画像を分析し複数のオブジェクトへと分割する
    分割手段と、 前記分割手段により分割されてなる複数のオブジェクト
    に基づいて所定の文書データ形式に沿った文書データを
    作成する作成手段と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】前記分割手段における前記オブジェクトへ
    の分割とは、画像の濃淡に基づいて前記文書画像を複数
    の領域に分割することであることを特徴とする請求項2
    に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】前記作成手段は、 前記複数のオブジェクトをオブジェクトの種類ごとに分
    類する分類手段と、 前記分類手段により分類に基づいて、同一の種類のオブ
    ジェクトから構成される階層データへと編集する編集手
    段と、 をさらに備え、 前記文書データを作成することを特徴とする請求項2に
    記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】前記変換手段は、前記文書データを暗号化
    する際に、前記オブジェクトごと又は前記階層データご
    とに個別に暗号化を施す暗号化手段を備えることを特徴
    とする請求項2又は請求項4の何れか一つに記載された
    情報処理装置。
  6. 【請求項6】ユーザからの指示を入力する指示入力手段
    と、 前記指示入力手段から入力された指示に基づいて、前記
    オブジェクト又は前記階層データごとに使用する暗号化
    手法を設定する暗号化設定手段と、 をさらに備え、 前記暗号化手段は、前記暗号化設定手段において設定さ
    れた暗号化手法を用いて前記オブジェクト又は前記階層
    データに暗号化を施すことを特徴とする請求項5に記載
    の情報処理装置。
  7. 【請求項7】前記編集手段は、暗号化されたオブジェク
    トをオブジェクトの種類に基づいて階層化データへと編
    集することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装
    置。
  8. 【請求項8】前記オブジェクトには、テキストからなる
    テキストオブジェクト、表からなる表オブジェクト、図
    形からなる図形オブジェクト、写真画像からなる写真画
    像オブジェクトのうち少なくとも一つが含まれているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】前記変換手段は、 前記オブジェクトがテキストオブジェクトである場合
    に、該テキストオブジェクトに対して文字認識処理を実
    行する文字認識手段と、 前記文字認識手段により文字認識された文字データに対
    して文字データ用の暗号化手法を用いて暗号化を施す暗
    号化手段と、 を備えることを特徴とする請求項8に記載の情報処理装
    置。
  10. 【請求項10】前記文書データには、少なくとも一つの
    前記テキストオブジェクトからなるテキスト階層デー
    タ、少なくとも一つの前記表オブジェクトからなる表階
    層データ、少なくとも一つの前記図形オブジェクトから
    なる図形階層データ、または、少なくとも一つの前記写
    真オブジェクトからなる写真階層データ、のうち少なく
    とも一つの階層データが含まれていることを特徴とする
    請求項8に記載の情報処理装置。
  11. 【請求項11】暗号化の施された領域又は階層を含む第
    1の文書データを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された第1の文書データに含ま
    れる前記領域又は前記階層に対して、少なくとも一つの
    暗号キーを用いて復号化を施す復号化手段と、 前記符号化手段により復号に成功した領域又は階層を含
    む第2の文書データを作成する文書作成手段と、 前記文書作成手段により作成された第2の文書データを
    出力する出力手段と、 を備えることを特徴とする情報処理装置。
  12. 【請求項12】前記符号化手段は、前記情報処理装置に
    割り当てられた暗号キーを発生する発生手段をさらに備
    え、前記発生手段により発生された暗号キーを用いて前
    記領域又は前記階層を復号化することを特徴とする請求
    項11に記載の情報処理装置。
  13. 【請求項13】前記第1の文書データには、前記領域の
    文書中における位置に関する情報が含まれており、前記
    文書作成手段は、前記位置に関する情報に基づいて、前
    記復号化された領域を前記第2の文書データに配置する
    ことを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
  14. 【請求項14】前記第2の文書データは、PDF形式の
    データであることを特徴とする請求項11に記載の情報
    処理装置。
  15. 【請求項15】文書画像を入力し、 入力された前記文書画像を蓄積し、 蓄積された前記文書画像を読み出し、 読み出された前記文書画像を解析し、 解析結果に基づいて文書データに変換し、 前記文書データに所定の暗号化を施し、 前記暗号化された文書データの送信先を設定し、 設定された送信先に対して、前記暗号化された文書デー
    タを送信することを特徴とする情報処理方法。
  16. 【請求項16】暗号化の施された領域又は階層を含む第
    1の文書データを受信し、 受信された前記第1の文書データに含まれる前記領域又
    は前記階層に対して、少なくとも一つの暗号キーを用い
    て復号化を施し、 前記第1の文書データのうち復号に成功した領域又は階
    層を含む第2の文書データを作成し、 前記第2の文書データを出力することを特徴とする情報
    処理方法。
  17. 【請求項17】ネットワークに接続された第1の情報処
    理装置と第2の情報処理装置との間で文書データを伝送
    する情報処理システムにおいて、 前記第1の情報処理装置は、 文書画像を入力する入力手段と、 前記入力手段から入力された文書画像を蓄積する蓄積手
    段と、 前記蓄積手段に蓄積された文書画像を読み出して該文書
    画像を解析する解析手段と、 前記解析手段の解析結果に基づいて、前記文書画像か
    ら、所定の暗号化の施された第1の文書データを作成す
    る第1の文書作成手段と、 前記第1の文書作成手段により作成された前記第1の文
    書データを、前記第2の情報処理装置に対して送信する
    送信手段と、 を備え、 前記第2の情報処理装置は、 前記送信手段から送信された第1の文書データを受信す
    る受信手段と、 前記受信手段により受信された前記第1の文書データに
    含まれる領域又は階層に対して、少なくとも一つの暗号
    キーを用いて復号化を施す復号化手段と、 前記符号化手段により復号に成功した領域又は階層を含
    む第2の文書データを作成する第2の文書作成手段と、 前記第2の文書作成手段により作成された第2の文書デ
    ータを出力する出力手段と、 を備えることを特徴とする情報処理システム。
  18. 【請求項18】前記第1の作成手段は、 前記蓄積手段に蓄積された文書画像を複数の領域に分割
    する分割手段と、 前記分割手段により分割されてなる複数の領域に対して
    それぞれ個別に暗号化を施す暗号化手段と、 を備えることを特徴とする請求項17に記載の情報処理
    システム。
  19. 【請求項19】前記第1の作成手段は、 前記蓄積手段に蓄積された文書画像を複数の領域に分割
    する分割手段と、 前記分割手段により分割された複数の領域を、所定の関
    連を有する領域ごとに少なくとも一つの階層へと階層化
    する階層化手段と、 前記階層に対して暗号化を施す暗号化手段と、 を備えることを特徴とする請求項17に記載の情報処理
    システム。
  20. 【請求項20】前記第1の作成手段は、 前記蓄積手段に蓄積された文書画像を複数の領域に分割
    する分割手段と、 前記分割手段により分割されてなる複数の領域に対して
    それぞれ個別に暗号化を施す暗号化手段と前記暗号化手
    段により暗号化されてなる複数の領域を、所定の関連を
    有する領域ごとにひとまとまりの階層へと階層化する階
    層化手段と、 を備えることを特徴とする請求項17に記載の情報処理
    システム。
  21. 【請求項21】請求項1乃至請求項14の何れか一つに
    記載した情報処理装置であって、コンピュータを前記手
    段として機能させるための情報処理プログラム。
  22. 【請求項22】請求項15乃至請求項16の何れか一つ
    に記載した情報処理方法であって、前記情報処理の各ス
    テップをコンピュータに実行させるための情報処理プロ
    グラム。
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