JP2002318297A - 真空パック式汚染防御シート - Google Patents
真空パック式汚染防御シートInfo
- Publication number
- JP2002318297A JP2002318297A JP2001122475A JP2001122475A JP2002318297A JP 2002318297 A JP2002318297 A JP 2002318297A JP 2001122475 A JP2001122475 A JP 2001122475A JP 2001122475 A JP2001122475 A JP 2001122475A JP 2002318297 A JP2002318297 A JP 2002318297A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- vacuum
- molded sheet
- vacuum pump
- submerged
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明の目的は原子炉における水没使用機器の
除染を簡単かつ安全に行える真空パック式汚染防御シー
トを提供することにある。 【解決手段】本発明は水没機器１を袋体形の溶着成形シ
ート２で覆い、端部をシール材で完全密封状態にし、内
容積部を真空ポンプとバルブ４により真空状態にするこ
とで水没機器１の密着性を増強させ汚染水の侵入を防御
すると共に、容易に剥離できるようになっている。
除染を簡単かつ安全に行える真空パック式汚染防御シー
トを提供することにある。 【解決手段】本発明は水没機器１を袋体形の溶着成形シ
ート２で覆い、端部をシール材で完全密封状態にし、内
容積部を真空ポンプとバルブ４により真空状態にするこ
とで水没機器１の密着性を増強させ汚染水の侵入を防御
すると共に、容易に剥離できるようになっている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は原子力発電所等にお
いて放射線により汚染された水中で使用される水没機器
を汚染水から防御するための真空パック式汚染防御シー
トに関する。
いて放射線により汚染された水中で使用される水没機器
を汚染水から防御するための真空パック式汚染防御シー
トに関する。
【０００２】
【従来の技術】原子炉における水没使用機器は水没時の
汚染を最小限に防御するために撥水性塗料の塗布や粘着
性シートの貼り付けによる機器表面の防御している。
汚染を最小限に防御するために撥水性塗料の塗布や粘着
性シートの貼り付けによる機器表面の防御している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来技術は防御材の剥
離作業の際に機器表面への汚染の再付着は防御できず、
そのため完全に汚染を防御できないといった問題があっ
た。
離作業の際に機器表面への汚染の再付着は防御できず、
そのため完全に汚染を防御できないといった問題があっ
た。
【０００４】本発明の目的は原子炉における水没使用機
器の除染を簡単かつ安全に行える真空パック式汚染防御
シートを提供することにある。
器の除染を簡単かつ安全に行える真空パック式汚染防御
シートを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、汚染水の侵入
を防止でき、取り外しが容易な真空パック式汚染防御成
形シートを提供し、もって機器表面を汚染から防御する
ものである。水没機器表面を表面形状に相似の袋体形の
溶着成形シートで覆い、端部をシール材で完全密封状態
にし、内容積部を真空ポンプとバルブにより真空状態に
することで機器表面の密着性を増強させる事で外圧から
の汚染水の侵入を防御できるとともに、容易に剥離でき
るようになっている。
を防止でき、取り外しが容易な真空パック式汚染防御成
形シートを提供し、もって機器表面を汚染から防御する
ものである。水没機器表面を表面形状に相似の袋体形の
溶着成形シートで覆い、端部をシール材で完全密封状態
にし、内容積部を真空ポンプとバルブにより真空状態に
することで機器表面の密着性を増強させる事で外圧から
の汚染水の侵入を防御できるとともに、容易に剥離でき
るようになっている。
【０００６】この為、シートには真空ポンプ接続用のジ
ョイント、真空度保持の為のバルブ並びに機器とのシー
ル性を保持するためのシール材を備えている。
ョイント、真空度保持の為のバルブ並びに機器とのシー
ル性を保持するためのシール材を備えている。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明の成形シートは機器表面の
形状に相似した溶着成形シートである。シート本体には
真空度保持の為のバルブと真空ポンプ接続用ノズルを備
える。また機器表面に相似な形状のシートを成形するに
当たって溶着により形状を確保する。以下、図面を用い
て本発明の実施例を説明する。
形状に相似した溶着成形シートである。シート本体には
真空度保持の為のバルブと真空ポンプ接続用ノズルを備
える。また機器表面に相似な形状のシートを成形するに
当たって溶着により形状を確保する。以下、図面を用い
て本発明の実施例を説明する。
【０００８】図１は本発明の汚染防御成形シートの外観
図である。
図である。
【０００９】図１において、成形シート２は水没機器表
面と相似な形状に成形する際に施される溶着部３、真空
度保持のためのバルブ４および真空ポンプ接続用のジョ
イント５を備えている。バルブ４は真空を保持できる気
密封止ボールバルブタイプとし、真空ポンプ用接続ジョ
イント５はワンタッチで真空ポンプを接続、開放できる
ジョイントとしている。
面と相似な形状に成形する際に施される溶着部３、真空
度保持のためのバルブ４および真空ポンプ接続用のジョ
イント５を備えている。バルブ４は真空を保持できる気
密封止ボールバルブタイプとし、真空ポンプ用接続ジョ
イント５はワンタッチで真空ポンプを接続、開放できる
ジョイントとしている。
【００１０】図２はシート装着の概念図である。上部が
水面から出る状態で使用する水没機器１に関しては、シ
ート端部にあたる機器表面にたとえば両面接着テープ等
よりなるシール材６を取り付け、密封性を高める。
水面から出る状態で使用する水没機器１に関しては、シ
ート端部にあたる機器表面にたとえば両面接着テープ等
よりなるシール材６を取り付け、密封性を高める。
【００１１】図３は成形シート装着状態を示した図であ
る。機器１に成形シート２を装着し、成形シート２の開
放端をシール材６で機器１に接着した状態で真空ポンプ
接続用ジョイント５に真空ポンプ７を接続する。接続し
た状態で真空ポンプ７を作動させ、成形シート２内部を
真空にする。その後バルブを閉め真空状態を維持する。
る。機器１に成形シート２を装着し、成形シート２の開
放端をシール材６で機器１に接着した状態で真空ポンプ
接続用ジョイント５に真空ポンプ７を接続する。接続し
た状態で真空ポンプ７を作動させ、成形シート２内部を
真空にする。その後バルブを閉め真空状態を維持する。
【００１２】これにより成形シート２が水没機器１表面
に密着し、塗料塗布状態のものと変わらない取扱の簡便
性を確保している。次に真空ポンプ７をジョイント５で
切り離し、機器１を所定の位置に設置する。機器１の使
用状態においては、汚染水は成形シート２によって直接
機器に接触することがないので、機器本体１の汚染を防
止することができる。
に密着し、塗料塗布状態のものと変わらない取扱の簡便
性を確保している。次に真空ポンプ７をジョイント５で
切り離し、機器１を所定の位置に設置する。機器１の使
用状態においては、汚染水は成形シート２によって直接
機器に接触することがないので、機器本体１の汚染を防
止することができる。
【００１３】次回点検等の際、機器１を水中より取り出
し、成形シート２を取り外す際にはバルブ４を開ける、
もしくはシート端部のシール材６を除去することで容易
にシートを機器から取り外すことが可能となる。その
後、シート２は放射性廃棄物として廃棄することになる
がその際にも細かく粉砕して廃棄物容積を小さくするこ
とができる。
し、成形シート２を取り外す際にはバルブ４を開ける、
もしくはシート端部のシール材６を除去することで容易
にシートを機器から取り外すことが可能となる。その
後、シート２は放射性廃棄物として廃棄することになる
がその際にも細かく粉砕して廃棄物容積を小さくするこ
とができる。
【００１４】
【発明の効果】本発明の汚染防御成形シートは、機器を
覆う構成となっているので装着、除去が容易であり、ま
た、従来の除染作業のように機器表面の汚染塗膜などの
飛散がないため、集塵機やクリーンハウスなどの設備を
一切必要としない。また、汚染された成形シートの廃棄
に関しても砕断することにより、汚染廃棄物としての容
積を少なくすることが可能となる。除染作業時間におい
ても、シートの除去のみの作業であることから従来の除
染作業よりも大幅に時間を短縮することが可能であり、
より理想的、効果的な汚染防御できる。
覆う構成となっているので装着、除去が容易であり、ま
た、従来の除染作業のように機器表面の汚染塗膜などの
飛散がないため、集塵機やクリーンハウスなどの設備を
一切必要としない。また、汚染された成形シートの廃棄
に関しても砕断することにより、汚染廃棄物としての容
積を少なくすることが可能となる。除染作業時間におい
ても、シートの除去のみの作業であることから従来の除
染作業よりも大幅に時間を短縮することが可能であり、
より理想的、効果的な汚染防御できる。
【図１】 本発明の汚染防御シートの外観図である。
【図２】 本発明の汚染防御シートの装着概念図であ
る。
る。
【図３】 本発明の汚染防御シートの真空状態形成の概
念図である。
念図である。
【図４】 本発明の汚染防御シートの除去概念図であ
る。
る。
１ 水没機器本体 ２ 成形シート本体 ３ 溶着部 ４ 真空維持用バルブ ５ 真空ポンプ接続用ジョイント ６ 端部密着用シール材 ７ 真空ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇佐美 靖浩 茨城県日立市幸町三丁目２番２号 株式会 社日立エンジニアリングサービス内 (72)発明者 岡本 勇一 茨城県日立市幸町三丁目２番２号 株式会 社日立エンジニアリングサービス内 Ｆターム(参考） 3E067 AA11 AB49 AC01 BA11A BB14A BC03A CA07 FA01 FB11 FC01 GA15
Claims (1)
- 【請求項１】原子炉で使用する水没機器を収納する袋状
に作成された気密性を有する成形シートと、前記成形シ
ートの開放端と前記水没機器を気密に接着するシール
と、前記成形シートの内部を真空にする真空ポンプを接
続するための着脱自在なジョイントと、前記成形シート
の内部を真空に保つためのバルブとを備えたことを特徴
とする真空パック式汚染防御シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001122475A JP2002318297A (ja) | 2001-04-20 | 2001-04-20 | 真空パック式汚染防御シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001122475A JP2002318297A (ja) | 2001-04-20 | 2001-04-20 | 真空パック式汚染防御シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002318297A true JP2002318297A (ja) | 2002-10-31 |
Family
ID=18972180
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001122475A Pending JP2002318297A (ja) | 2001-04-20 | 2001-04-20 | 真空パック式汚染防御シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002318297A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100818626B1 (ko) | 2006-07-19 | 2008-04-01 | 하나검사기술 주식회사 | 방사성 폐기물 진공압축 장치 |
| KR100854770B1 (ko) | 2006-12-08 | 2008-08-27 | 한국원자력연구원 | 방사성폐기물 처리용 드럼 압축기 |
-
2001
- 2001-04-20 JP JP2001122475A patent/JP2002318297A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100818626B1 (ko) | 2006-07-19 | 2008-04-01 | 하나검사기술 주식회사 | 방사성 폐기물 진공압축 장치 |
| KR100854770B1 (ko) | 2006-12-08 | 2008-08-27 | 한국원자력연구원 | 방사성폐기물 처리용 드럼 압축기 |
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