JP2002317426A - 船用係留索の係止装置 - Google Patents

船用係留索の係止装置

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JP2002317426A
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武俊 前田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 船を係留体に係留するために,船又は係留体
の何れか一方に設けた支持手段に一端が連結された係留
索の他端を,船又は係留体の何れか他方の取付面上に設
けた係止手段に係脱可能に係止させるようにした,船用
係留索の係止装置において,係留索の係止手段に対する
係脱作業を容易に且つ安全に行えるようにする。 【解決手段】 前記係止手段は,係留索R他端の目玉状
係合部Rbに対し先部Fsから抜差可能な係止フックF
を備え,該係止フックFは,その先部Fsが支持手段1
寄りとなるアンロック位置FUと,支持手段1とは反対
側を向くロック位置FLとの間を鉛直軸線V回りに旋回
駆動し得るように船又は係留体の取付面3上に設けられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,船を岸壁等の係留
体に係留するために,船又は係留体の何れか一方に設け
た支持手段に一端が連結された係留索の他端を,船又は
係留体の何れか他方の取付面上に設けた係止手段に係脱
可能に係止させるようにした,船用係留索の係止装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の上記係止装置においては,例えば
図9に例示したように係止手段としての係止フックF′
が取付面上に不動状態で設置固定されており,この係止
フックF′に係留索Rの他端側を係止させるに際して
は,その係留索Rの他端部Rbを作業員が手で直接掴ん
で支えながら,それをフックF′にその先部側より嵌
合,係止させるようにしている。尚,この係止作業は,
船が係留体に接近したタイミングを見計らって行われ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来装置では,係留索
を係止フックに掛けるための一連の作業を全て人手によ
り行うようにしており,その作業に熟練と労力を要する
ものであった。
【0004】しかも従来装置では,係留作業中に船が
波,風等の自然現象の影響で揺れたり傾いたりすると,
その船の動きに応じて係留索が引張られたり緩んだりを
繰り返し,特に係留索を係止フックに掛ける際に係留索
が不用意に引張られると,作業員の腕や指がフックと係
留索との間に強く挟まれる危険性があった。
【0005】また係留索を係止フックより手で外す場
合,特に係留索が引張状態にある場合には,多大の労力
を要する上,前記と同様に,作業員の腕や指がフックと
係留索との間に強く挟まれる危険性があった。
【0006】本発明は,斯かる実情に鑑みてなされたも
ので,従来の上記問題を簡単な構造で解決できるように
して,係留索の係止作業を容易且つ迅速に行えるように
した船用係留索の係止装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のため,請
求項1の発明は,船を係留体に係留するために,船又は
係留体の何れか一方に設けた支持手段に一端が連結され
た係留索の他端を,船又は係留体の何れか他方の取付面
上に設けた係止手段に係脱可能に係止させるようにし
た,船用係留索の係止装置において,係留索の前記他端
には目玉状係合部が設けられ,前記係止手段は,前記目
玉状係合部に対し先部から抜差可能な係止フックを備
え,該係止フックは,その先部が支持手段寄りとなるア
ンロック位置と,支持手段とは反対側を向くロック位置
との間を鉛直軸線回りに旋回駆動し得るように前記取付
面上に設けられることを特徴とする。
【0008】上記請求項1の発明の特徴によれば,係留
索を係止フックに掛けるときは,係留索他端の目玉状係
合部をアンロック位置の係止フックの,支持手段寄りの
先部に嵌合させた後,該フックをロック位置(即ち支持
手段とは反対側を向く)まで単に旋回駆動するだけでよ
く,従って作業が頗る簡単である上,作業員の腕や指が
係留索と係止フック間に挟まれる事故を効果的に防止で
きる。また係留索を係止フックより外すときは,該フッ
クをアンロック位置まで旋回駆動した後,係留索他端の
目玉状係合部を係止フックより抜き出せばよく,従っ
て,これまた作業が頗る簡単である上,作業員の腕や指
が係留索と係止フック間に挟まれる事故を効果的に防止
できる。
【0009】また請求項2の発明は,請求項1の発明の
特徴に加えて,前記係止フックと,該フックを前記ロッ
ク位置とアンロック位置との間で旋回駆動し得る旋回駆
動装置とが,それらを係留体に対し進退駆動し得るよう
に前記取付面上に設けられることを特徴とし,この特徴
によれば,係留索他端を係止フックに掛けたり外したり
するときは,係止フックを係留索一端の支持手段に対す
る近接位置に配して係留索を十分弛ませることにより,
作業を無理なく容易に行わせることができ,また係留索
を係止フックに掛け終わったときは,係止フックを支持
手段に対する離隔位置に移動させて係留索の弛みを適度
に減少させることにより,該索と係止フックとの係止を
常に良好な状態に維持すると共に,船と係留体との相互
間隔も適度に保つことができる。
【0010】また請求項3の発明は,請求項1又は2の
発明の特徴に加えて,前記係止フックは,係留索他端の
前記目玉状係合部を係合させる基部と,その基部の上端
に一体に連なり,且つ該基部を通る鉛直軸線に対し一方
側に遠ざかるように延びる先部とより構成され,前記基
部の,先部が延びる側と反対側の側面は,上方に向かっ
て先部側に傾斜していて,該先部の上側面と滑らかに連
続していることを特徴とする。この特徴によれば,係留
索を係止フックより外す場合は,該フックをアンロック
位置に旋回させた状態で係留索を支持手段側に引張るよ
うにすれば,該索他端の目玉状係合部が係止フックの傾
斜側面にスムーズに案内されて該フックより自然に係合
解除することができるから,作業能率が一層向上する。
【0011】また請求項4の発明は,船を係留体に係留
するために,船又は係留体の何れか一方に設けた支持手
段に一端が連結された係留索の他端を,船又は係留体の
何れか他方の取付面上に設けた係止手段に係脱可能に係
止させるようにした,船用係留索の係止装置において,
前記係止手段は,係留索の前記他端を挿入し得る差込孔
を有して前記取付面上に立設された係止ボディと,この
係止ボディ内に設けられて前記差込孔内に挿入した係留
索の他端を該係止ボディに対しクランプし得るクランプ
機構とを備えることを特徴とする。
【0012】上記請求項4の発明の特徴によれば,係留
索を係止手段に掛けるときは,係留索他端を係止手段の
係止ボディの差込孔内に挿入し,その挿入部をクランプ
機構で係止ボディに単にクランプさせるだけでよく,従
って作業が頗る簡単である上,作業員の腕や指が係留索
と係止手段間に挟まれる事故を効果的に防止できる。ま
た係留索を係止手段より外すときは,クランプ機構をク
ランプ解除して,係留索を支持手段側に引張って差込孔
より単に引き抜くだけでよく,従って,これまた作業が
頗る簡単である上,作業員の腕や指が係留索と係止手段
間に挟まれる事故を効果的に防止できる。
【0013】また請求項5の発明は,請求項4の発明の
特徴に加えて,前記クランプ機構が,係留索の前記他端
を機械的且つ一体にクランプするメカクランプ機構と,
このメカクランプ機構の手前側で係留索の中間部を,該
メカクランプ機構よりも小さなクランプ力でクランプし
得るソフトクランプ機構とを備えることを特徴とし,こ
の特徴によれば,メカクランプ機構が係留索の他端を機
械的且つ一体にクランプした状態で,その手前側で係留
索の中間部をソフトクランプ機構によりソフトにクラン
プしておくことができるため,係留索の,メカクランプ
機構により強固にクランプされた被クランプ部分に連な
る部分が,船の動きに応じて繰り返し局部的に曲げられ
ることで疲労,破損する不具合を未然に防止でき,係留
索の耐久性が高められる。
【0014】また請求項6の発明は,請求項4又は5の
発明の特徴に加えて,前記係止ボディが,前記取付面上
で鉛直軸線回りに回動自在であることを特徴とし,この
特徴によれば,係留中の船が多少前後動しても,その船
の動きに応じて係止ボディが追従回動することで,係留
索が無理に曲げられたり係止ボディに過大な捩り力が働
くことを回避でき,それらの耐久性が高められる。
【0015】また請求項7の発明は,請求項4,5又は
6の発明の特徴に加えて,前記係止ボディが,これを支
持手段に対し進退駆動し得るように前記取付面上に設け
られることを特徴とし,この特徴によれば,係留索他端
を係止ボディにクランプ機構を介して係止したり外した
りするときは,係止ボディを係留索一端の支持手段に対
する近接位置に配して係留索を十分弛ませることによ
り,作業を無理なく容易に行わせることができ,また係
留索の上記係止が完了したときは,係止ボディを支持手
段に対する離隔位置に移動させて係留索の弛みを適度に
減少させることにより,船と係留体との相互間隔を適度
に保つことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を,添
付図面に示した本発明の一実施例について説明する。
【0017】図1〜図3は本発明の第1実施例に係る係
留索係止装置を示すものであって,図1は船の係留状態
を示す全体平面図,図2は図1の2−2線に沿う断面
図,図3は,係留・係留解除のための作業手順を示す説
明図である。また図4〜図8は,本発明の第2実施例に
係る係留索係止装置を示すものであって,図4は船の係
留状態を示す全体平面図,図5は図4の5−5線に沿う
断面図,図6は図4の6−6線に沿う拡大断面図,図7
は図6の7−7線に沿う断面図,図8図6の8−8線に
沿う断面図である。
【0018】第1実施例を示す図1〜3において,係留
体としての岸壁Bに船Sを係留するために,船Sと岸壁
B間を掛け渡す係留索としてロープRが使用される。そ
のロープRの一端には目玉状の係合部Raが形成され,
該係合部Raは,岸壁B上に一体的に立設された係止爪
1a付きの支柱1に嵌合,連結され,該支柱1から容易
に離脱できないようになっており,該支柱1が本発明の
支持手段を構成する。そのロープRの他端は,船S側に
設けた本発明の係留索用係止装置Aにおける係止手段に
より,船Sに係脱可能に係止される。
【0019】次に前記係止手段の具体的構成を説明す
る。ロープRの他端には,一端側と同じく目玉状の係合
部Rbが形成されており,その係合部Rbは,船Sの甲
板2上面に凹設したピット状の取付面3に設置した係止
フックFに係脱可能に係止される。
【0020】その係止フックFは,ロープR他端の目玉
状係合部Rbに対し先部から抜差し得るよう鉤状に形成
される。即ち係止フックFは,基本的に上下方向に延び
ていて前記目玉状係合部Rbを嵌合保持し得る基部Fm
と,その基部Fmの上端に一体に連なり,且つ該基部F
mの下端中心部を通る鉛直軸線Vに対し一方側に遠ざか
るように延びる横向きの先部Fsとより構成されてお
り,特に図示例では,前記基部Fmの,先部Fsが延び
る側と反対側の側面Fmfは,上方に向かって先部Fs
側に傾斜して,該先部Fsの上側面Fsfと滑らかに連
続している。
【0021】前記取付面3には,船Sの左右方向に延び
る案内レール4が敷設され,このレール4には,摺動支
持台5が該レール4に沿う方向にのみ移動可能に(従っ
てレール4と直交する方向や,上方へは移動不能に)支
持される。この摺動支持台5上には,前記係止フックF
の基部Fmをその下端中心部を通る鉛直軸線V回りに旋
回自在に起立支持させる軸受手段と,その係止フックF
を該鉛直軸線V回りに強制的に旋回させる旋回駆動手段
とを兼ねる旋回駆動装置D1が設置される。尚,この旋
回駆動装置D1の旋回駆動部としては,例えば油圧モー
タ等の油圧アクチュエータ,電動モータ等の電気アクチ
ュエータ,その他のアクチュエータを適宜選定可能であ
る。
【0022】而してこの旋回駆動装置D1により,係止
フックFは,その先部Fsが岸壁B側(図示例では支柱
1側)を向くアンロック位置FU(図1,2の鎖線位
置)と,支柱1とは反対側を向くロック位置FL(図
1,2の実線位置)との間を鉛直軸線V回りに旋回駆動
し得る。尚,図示はしないが,前記旋回駆動装置D1に
は,係止フックFを前記アンロック位置FU及びロック
位置FLにそれぞれ保持し得る機械的なブレーキ機構を
内蔵している。
【0023】また前記取付面3の内側壁に設けた凹所に
は,摺動支持台5を案内レール4に沿って強制的に往復
動させる油圧シリンダD2が設置される。このシリンダ
D2は,摺動支持台5(従って該台5上の前記旋回駆動
装置D1及び係止フックF)を岸壁B(即ち支持手段と
しての支柱1)に対し進退駆動し得る進退駆動装置を構
成する。
【0024】而してこの油圧シリンダ,即ち進退駆動装
置D2により,摺動支持台5(従って旋回駆動装置D1
及び係止フックF)は,岸壁B(即ち支柱1)に近接し
た近接位置(図1,2の鎖線位置)と,岸壁Bから離れ
た離隔位置(図1,2の実線位置)との間を往復摺動し
得る。尚,図示はしないが,摺動支持台5(従って該台
5上の旋回駆動装置D1及び係止フックF)を前記近接
位置及び離隔位置にそれぞれ保持し得るように,摺動支
持台5に対する機械的なブレーキ機構,又は進退駆動装
置D2に対する油圧ロック手段が設けられている。
【0025】前記係止フックFは,その基部Fmの大部
分と先部Fsの全部が甲板2上面よりも上方に突出して
いる。そして甲板2上面には,そこに前記取付面3を凹
設したことにより開口Oが形成されるが,その開口O
は,前記基部Fmの下端部外周に固着されて甲板2上を
摺接し得るスライドカバー7により,摺動支持台5(従
って該台5上の係止フックF)がどのような摺動位置に
在っても閉じられるようになっている。
【0026】また前記旋回駆動装置D1及び進退駆動装
置D2に対しては,作業員による所定の操作指令(例え
ば手元のリモコンスイッチに対する手動入力操作,音声
入力操作,甲板2上の操作盤に対する手動入力操作等)
により有線又は無線を介して指令信号が出力されるよう
になっており,その操作指令に基づいて旋回駆動装置D
1及び進退駆動装置D2を任意に所望の作動をさせるこ
とができるようになっている。
【0027】次に前記第1実施例の作用について説明す
る。船Sを岸壁Bに係留する場合には,ロープRの一端
を予め岸壁Bの支柱1に嵌合,連結しておく。また進退
駆動装置D2により摺動支持台5(従って係止フック
F)を岸壁Bに対する近接位置に前進保持しておくと共
に,旋回駆動装置D1により係止フックFを,その先部
Fsが岸壁B側を指向するアンロック位置FUに旋回保
持しておく(図3の(a)を参照)。
【0028】次いで岸壁B側の作業員がロープRの他端
を船S側に投げる。そこで船Sの甲板2上にいる作業員
は,ロープRの他端を手で掴んで,その目玉状係合部R
bを,アンロック位置FUにある係止フックFの先部F
sに嵌合させた後,該フックFを旋回駆動装置D1によ
りロック位置FLまで旋回駆動する(図3の(b)を参
照)。
【0029】このようにしてロープRの他端を係止フッ
クFに掛け終えると,次に進退駆動装置D2により,摺
動支持台5(従って係止フックF)を岸壁Bに対する離
隔位置に移動させる(図3の(c)を参照)。これによ
り,ロープRの弛みを適度に減少させることにより,該
ロープRと係止フックFとの係止状態を常に良好な状態
に維持すると共に,船Sと岸壁Bとの相互間隔も適度に
保つことができる。
【0030】以上でロープR他端を係止フックFに係止
させる作業が完了し,船Sが岸壁Bに的確に係留され
る。
【0031】ロープR他端を係止フックFより外すとき
は,基本的には上記と逆の手順で作業を行えばよい。即
ち,係止フックFを近接位置まで前進させるか或いは離
隔位置に保持したまま,該フックFをロック位置FLか
らアンロック位置FUまで旋回駆動した後,岸壁B側の
作業員がロープRを引くことにより,該フックFの先部
FsよりロープR他端の目玉状係合部Rbを引き抜く。
この場合,ロープRが岸壁B側に引張られると,該ロー
プR他端の目玉状係合部Rbが係止フックFの傾斜側面
Fmf,Fsfにスムーズに案内されて,該フックfよ
り無理なく自然に係合解除できるので,作業能率が頗る
良好である。
【0032】かくして,ロープRを係止フックFに掛け
るときは,ロープR他端の目玉状係合部Rbをアンロッ
ク位置FUの係止フックFの先部Fsに嵌合させた後,
該フックFをロック位置FLまで単に旋回駆動するだけ
でよく,一方,ロープRを係止フックFより外すとき
は,該フックFをアンロック位置FUまで旋回駆動した
後,ロープR他端の目玉状係合部Rbを係止フックFよ
り抜き出せばよいので,全体として作業が頗る簡単であ
る上,作業員の腕や指がロープRと係止フックF間に挟
まれる事故を効果的に防止できて作業の安全性が向上す
る。
【0033】また特にロープRを係止フックFに掛けた
り外したりするときは,該フックFを岸壁Bに対する近
接位置においてロープRを十分弛ませておくことによ
り,作業を無理なく容易に行わせることができる。
【0034】また図4〜図8には,本発明の第2実施例
が示される。この実施例では,先の実施例と同様に案内
レール4に沿う方向のみ移動可能な摺動支持台5が進退
駆動装置D2により,所定の近接位置と離隔位置間で往
復移動できるようになっている。この実施例の係止装置
Aでは,先の実施例の係止フックF及びその旋回駆動装
置D1に代えて,次のような構造の係止手段が前記摺動
支持台5上に搭載される。
【0035】即ち前記係止手段は,摺動支持台5上に軸
受10を介して鉛直軸線V回りに回転自在に支持される
係止ボディ11と,この係止ボディ11に内蔵されてロ
ープR他端をクランプし得るクランプ機構Cとより構成
される。
【0036】前記係止ボディ11は,鉛直な基部11m
と,その基部11mの上端より水平に延びる先部11s
とより全体としてL字状に形成される。前記先部11s
には,その先端面に開口しロープRの真っ直ぐな他端R
b′を挿入し得る略水平な差込孔Hが,該先部11sの
中心部を縦通するように形成される。
【0037】前記クランプ機構Cは,ロープRの,前記
差込孔H内に挿入した他端Rb′を比較的大きなクラン
プ力を以て機械的且つ一体にクランプするメカクランプ
機構Cmと,このメカクランプ機構Cmの手前側でロー
プRの中間部を,該メカクランプ機構Cmよりも小さな
クランプ力でクランプし得るソフトクランプ機構Csと
で構成される。
【0038】前記メカクランプ機構Cmは,係止ボディ
11の,差込孔Hを挟む上下内壁面に相対向して形成さ
れる上下一対のシリンダ孔12,12と,その両シリン
ダ孔12,12にそれぞれ油密に摺合させる上下一対の
ピストン13,13と,その両ピストン13,13の前
面にそれぞれ固着した摩擦パッド14,14とより構成
され,両摩擦パッド14,14は差込孔Hの内奥部に位
置する。各シリンダ孔12とピストン13背面との間に
画成される油圧室12c内には,各ピストン13を戻し
方向にばね付勢する戻しばね15が設けられる。従って
各油圧室12cに作動油圧が導入されていない状態で
は,図7の(b)に示すように両摩擦パッド14,14
の対向面間に,ロープRの他端Rb′を緩く挿入し得る
空間が形成される。尚,図示はしないが,油圧室12c
には,これを油圧源と油タンクとに選択的に接続可能な
油圧回路が接続される。
【0039】而して各油圧室12c内に前記油圧源より
作動油圧を導入すれば,図7の(a)に示すように両ピ
ストン13,13,従って両摩擦パッド14,14が戻
しばね15の付勢力に抗して互いに接近するように前進
して,ロープRの,差込孔H内に挿入した他端Rb′を
強固に挟持し,これにより,メカクランプ機構Cmがク
ランプ状態となる。また油圧室12cより作動油圧を前
記油タンクに排出すれば,戻しばね15の付勢力により
ピストン13,従って摩擦パッド14が後退してロープ
Rの他端Rb′を解放し,これにより,メカクランプ機
構Cmがアンクランプ状態となる。
【0040】また前記ソフトクランプ機構Csは,図示
例では差込孔Hの上下内壁面に基部をそれぞれ接着した
袋状の上下一対の弾性膜体17,17より構成される。
尚,図示はしないが,各弾性膜体17には,これを空圧
源と大気側(又は真空タンク)とに選択的に接続可能な
空圧回路が接続される。
【0041】而して各弾性膜体17内に空気圧が導入さ
れていない時には,図8の(b)に示すように両弾性膜
体17,17は収縮状態にあってその両者の対向面間
に,ロープRの他端Rb′が緩く挿入し得る空間が形成
される。
【0042】また各弾性膜体17内に前記空圧源より作
動空気圧を導入すれば,図8の(a)に示すように各弾
性膜体17が膨らんでその先部相互間にロープRの,差
込孔H内への挿入部分をソフトに挟持し,これにより,
ソフトクランプ機構Csがクランプ状態となる。また各
弾性膜体17内より作動空気圧を大気側又は真空タンク
側に排出すれば,各弾性膜体17が収縮してロープRを
解放し,これにより,ソフトクランプ機構Csがアンク
ランプ状態となる。
【0043】次に第2実施例の作用を説明する。船Sを
岸壁Bに係留する場合には,ロープRの一端を予め岸壁
Bの支柱1に嵌合,連結しておく。また係止ボディ11
は,その先部11sを岸壁B側(支柱1側)に向けてお
く。また係止ボディ11内で,メカクランプ機構Cm及
びソフトクランプ機構Csをそれぞれアンクランプ状態
(図7,8の(b)の状態)におく。
【0044】次いで岸壁B側の作業員がロープRの他端
Rb′を船S側に投げる。そこで船Sの甲板2上にいる
作業員は,ロープRの他端Rb′を手で掴んで,それを
係止ボディ11の差込孔Hの内奥部まで挿入する。しか
る後,メカクランプ機構Cm及びソフトクランプ機構C
sをそれぞれクランプ状態(図7,8の(a)の状態)
に切換えることにより,メカクランプ機構Cm及びソフ
トクランプ機構CsによりロープRの他端Rb′をそれ
ぞれクランプさせる。
【0045】以上でロープRの他端Rb′を係止ボディ
11に係止させる作業が完了し,船Sが岸壁Bに的確に
係留される。
【0046】ロープR他端を係止フックFより外すとき
は,先ず,メカクランプ機構Cmをクランプ解除し,次
いでソフトクランプ機構Csをクランプ解除する。そし
て岸壁B側の作業員がロープRを引くことにより,係止
ボディ11の差込孔HよりロープRの他端Rb′を引き
抜く。
【0047】かくして,ロープRを係止手段の係止ボデ
ィ11に係止させるときは,ロープRの他端Rb′を係
止ボディ11の差込孔H内に挿入し,その挿入部をクラ
ンプ機構Cm,Csで係止ボディ11に単にクランプさ
せるだけでよく,またロープRを外すときは,クランプ
機構Cm,Csをクランプ解除して,ロープRを岸壁B
側に引張って差込孔Hより単に引き抜くだけでよく,従
って作業が頗る簡単である上,作業員の腕や指がロープ
Rと係止手段間に挟まれる事故を効果的に防止できる。
【0048】また特にこの実施例では,メカクランプ機
構CmがロープRの他端を機械的且つ一体にクランプし
た状態で,その手前側で同ロープRの中間部をソフトク
ランプ機構Csによりソフトにクランプしておくことが
できるため,ロープRの,メカクランプ機構Cmで強固
にクランプされた被クランプ部分に連なる部分が,船S
の動きに応じて繰り返し局部的に曲げられることで疲
労,破損するような不具合を未然に防止でき,ロープR
の耐久性が高められる。
【0049】また前記係止ボディ11が,取付面3上で
鉛直軸線回りに回動自在であるため,係留中の船Sが多
少前後動しても,その船の動きに応じて係止ボディ11
がスムーズに追従回動でき,これにより,ロープRが無
理に曲げられたり係止ボディ11に過大な捩り力が働く
ことを回避でき,それらの耐久性が高められる。
【0050】更にこの実施例でも,係止ボディ11が,
これを岸壁Bに対し進退駆動し得るように前記取付面3
上に設けられているため,ロープRを係止ボディ11に
クランプ機構Cm,Csを介して係止したり外したりす
るときは,係止ボディ11を岸壁Bに対する近接位置に
配してロープRを十分弛ませておくことにより,作業を
無理なく容易に行わせることができ,またロープRの上
記係止が完了したときは,係止ボディ11を岸壁Bに対
する離隔位置に移動させてロープRの弛みを適度に減少
させることにより,船Sと岸壁Bとの相互間隔を適度に
保つことができる。
【0051】以上,本発明の実施例について説明した
が,本発明はその実施例に限定されることなく,本発明
の範囲内で種々の実施例が可能である。
【0052】たとえば,前記実施例では,船Sを係留さ
せるべき係留体として岸壁Bを示したが,本発明の係留
体には,岸壁以外に,船が係留可能な種々の港湾施設,
例えば桟橋等も含まれる。また船を他の船に横付けして
係留する場合には,当該他の船が係留体となる。
【0053】また前記実施例では,船Sと係留体(岸壁
B)のうち船側に本発明装置Aを設置したものを示した
が,その反対側,即ち係留体に本発明装置を設置しても
よい。
【0054】また前記実施例では,進退駆動装置D1と
して油圧シリンダを用いたが,油圧シリンダ以外の油圧
アクチュエータ,電気アクチュエータ,その他のアクチ
ュエータを用いるようにしてもよい。
【0055】また第1実施例では,係止フックFのアン
ロック位置FUを,そのフック先部Fsが支柱1(支持
手段)側を真っ直ぐ向く位置に設定したが,本発明(請
求項1〜3)では,フック先部Fsが少なくとも基部F
mよりも支柱1(支持手段)寄りにある位置をアンロッ
ク位置FUに設定することができる。
【0056】また第2実施例では,係止ボディ11が,
取付面3上で鉛直軸線回りに回動自在であるが,その係
止ボディ11を任意の回動位置に保持し得るブレーキ機
構を該ボディ11と取付面3(摺動支持台5)との間に
設けてもよく,またその係止ボディ11を第1実施例と
同様の旋回駆動装置D1により任意の回動位置に旋回駆
動できるようにしてもよい。
【0057】また第2実施例では,メカクランプ機構C
mの比較的大きなクランプ力を油圧に基づいて得るよう
にしたものを示したが,本発明では,油圧以外,例えば
電磁力等に基づいて得るようにしてもよく,またアクチ
ュエータを用いずに人力とねじ機構,或いはトグル機構
等を併用して大きなクランプ力を得るようにしてもよ
い。また前記実施例では,ソフトクランプ機構Csの比
較的小さなクランプ力をエア圧に基づいて得るようにし
たものを示したが,本発明では,エア圧以外,例えばゴ
ムやバネの弾発力に基づいて得るようにしてもよい。
【0058】さらに第2実施例では,ソフトクランプ機
構Csのクランプ要素(弾性膜体17)を二つ割に分割
構成したものを示したが,本発明では,そのクランプ要
素を三つ割り以上に分割構成してもよいし,また一体
物,即ち非分割構造としてもよい。
【0059】また各実施例では,係留索としてロープR
を使用したが,本発明では,ロープ以外の適当な係留
索,例えばチェーン,紐等を使用してもよい。
【0060】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば,
係留索を係止フックに掛けるときは,係留索他端の目玉
状係合部をアンロック位置の係止フックの先部に嵌合さ
せた後,該フックをロック位置まで単に旋回駆動するだ
けでよく,一方,係留索を係止フックより外すときは,
該フックをアンロック位置まで旋回駆動した後,係留索
他端の目玉状係合部を係止フックより抜き出せばよいの
で,全体として作業が頗る簡単である上,作業員の腕や
指が係留索と係止フック間に挟まれる事故を効果的に防
止することができ,作業の安全性が向上する。
【0061】また特に請求項2の発明によれば,係留索
他端を係止フックに掛けたり外したりするときは,係止
フックを係留索一端の支持手段に対する近接位置に配し
て係留索を十分弛ませることにより,作業を無理なく容
易に行わせることができる。また係留索を係止フックに
掛け終わったときは,係止フックを支持手段に対する離
隔位置に移動させて係留索の弛みを適度に減少させるこ
とにより,該索と係止フックとの係止を常に良好な状態
に維持すると共に,船と係留体との相互間隔も適度に保
つことができる。
【0062】また特に請求項3の発明によれば,係留索
を係止フックより外すときに,該フックをアンロック位
置に旋回させた状態で,係留索が支持手段側に引張られ
ると,該索他端の目玉状係合部が係止フックの傾斜側面
に案内されて,該フックより自然に係合解除することが
できるので,作業能率が一層向上する。
【0063】また請求項4の発明によれば,係留索を係
止手段に掛けるときは,係留索他端を係止手段の係止ボ
ディの差込孔内に挿入し,その挿入部をクランプ機構で
係止ボディに単にクランプさせるだけでよく,一方,係
留索を係止手段より外すときは,クランプ機構をクラン
プ解除して,係留索を支持手段側に引張って差込孔より
単に引き抜くだけでよいので,全体として作業が頗る簡
単である上,作業員の腕や指が係留索と係止手段間に挟
まれる事故を効果的に防止することができ,作業の安全
性が向上する。
【0064】また特に請求項5の発明によれば,メカク
ランプ機構が係留索の他端を機械的且つ一体にクランプ
した状態で,その手前側で係留索の中間部をソフトクラ
ンプ機構によりソフトにクランプしておくことができる
ため,係留索の,メカクランプ機構により強固にクラン
プされた被クランプ部分に連なる部分が,船の動きに応
じて繰り返し曲げられることで疲労,破損するような不
具合を未然に防止でき,係留索の耐久性が高められる。
【0065】また特に請求項6の発明によれば,係留中
の船が多少前後動しても,その船の動きに応じて係止ボ
ディが追従回動することで,係留索が無理に曲げられた
り係止ボディに過大な捩り力が働くことを回避できるか
ら,それらの耐久性が高められる。
【0066】また特に請求項7の発明によれば,係留索
他端を係止ボディにクランプ機構を介して係止したり外
したりするときは,係止ボディを係留索一端の支持手段
に対する近接位置に配して係留索を十分弛ませることに
より,作業を無理なく容易に行わせることができ,また
係留索の上記係止が完了したときは,係止ボディを支持
手段に対する離隔位置に移動させて係留索の弛みを適度
に減少させることにより,船と係留体との相互間隔を適
度に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る係留索係止装置を適
用した船の係留状態を示す全体平面図
【図2】図1の2−2線に沿う断面図
【図3】第1実施例の係留,係留解除のための作業手順
を示す説明図
【図4】本発明の第2実施例に係る係留索係止装置を適
用した船の係留状態を示す全体平面図
【図5】図4の5−5線に沿う断面図
【図6】図4の6−6線に沿う拡大断面図
【図7】図6の7−7線に沿う断面図
【図8】図6の8−8線に沿う断面図
【図9】従来例における船の係留状態を示すものであっ
て,(a)は平面図,(b)は該平面図のa−a断面図
【符号の説明】
B・・・・・岸壁(係留体) C・・・・・クランプ機構 Cm・・・・メカクランプ機構 Cs・・・・ソフトクランプ機構 D1・・・・旋回駆動装置 D2・・・・油圧シリンダ(進退駆動装置) H・・・・・差込孔 F・・・・・係止フック Fm・・・・基部 Fmf・・・側面 Fs・・・・先部 Fsf・・・上側面 FL・・・・ロック位置 FU・・・・アンロック位置 R・・・・・ロープ(係留索) Ra・・・・一端の目玉状係合部 Rb・・・・他端の目玉状係合部 Rb′・・・他端 S・・・・・船 V・・・・・鉛直軸線 1・・・・・支柱(支持手段) 3・・・・・取付面 11・・・・係止ボディ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船(S)を係留体(B)に係留するため
    に,船(S)又は係留体(B)の何れか一方に設けた支
    持手段(1)に一端が連結された係留索(R)の他端
    を,船(S)又は係留体(B)の何れか他方の取付面
    (3)上に設けた係止手段に係脱可能に係止させるよう
    にした,船用係留索の係止装置において,係留索(R)
    の前記他端には目玉状係合部(Rb)が設けられ,前記
    係止手段は,前記目玉状係合部(Rb)に対し先部(F
    s)から抜差可能な係止フック(F)を備え,該係止フ
    ック(F)は,その先部(Fs)が支持手段(1)寄り
    となるアンロック位置(FU)と,支持手段(1)とは
    反対側を向くロック位置(FL)との間を鉛直軸線
    (V)回りに旋回駆動し得るように前記取付面(3)上
    に設けられることを特徴とする,船用係留索の係止装
    置。
  2. 【請求項2】 前記係止フック(F)と,該フック
    (F)を前記ロック位置(FL)とアンロック位置(F
    U)との間で旋回駆動し得る旋回駆動装置(D1)と
    が,それらを前記支持手段(1)に対して進退駆動し得
    るように前記取付面(3)上に設けられることを特徴と
    する,請求項1に記載の船用係留索の係止装置。
  3. 【請求項3】 前記係止フック(F)は,係留索(R)
    他端の前記目玉状係合部(Rb)を係合させる基部(F
    m)と,その基部(Fm)の上端に一体に連なり,且つ
    該基部(Fm)を通る鉛直軸線(V)に対し一方側に遠
    ざかるように延びる先部(Fs)とより構成され,前記
    基部(Fm)の,先部(Fs)が延びる側と反対側の側
    面(Fmf)は,上方に向かって先部(Fs)側に傾斜
    していて,該先部(Fs)の上側面(Fsf)と滑らか
    に連続していることを特徴とする,請求項1又は2に記
    載の船用係留索の係止装置。
  4. 【請求項4】 船(S)を係留体(B)に係留するため
    に,船(S)又は係留体(B)の何れか一方に設けた支
    持手段(1)に一端が連結された係留索(R)の他端
    を,船(S)又は係留体(B)の何れか他方の取付面
    (3)上に設けた係止手段に係脱可能に係止させるよう
    にした,船用係留索の係止装置において,前記係止手段
    は,係留索(R)の前記他端(Rb′)を挿入し得る差
    込孔(H)を有して前記取付面(3)上に立設された係
    止ボディ(11)と,この係止ボディ(11)内に設け
    られて前記差込孔(H)内に挿入した係留索(R)の他
    端(Rb′)を該係止ボディ(11)に対しクランプし
    得るクランプ機構(C)とを備えることを特徴とする,
    船用係留索の係止装置。
  5. 【請求項5】 前記クランプ機構(C)は,係留索
    (R)の前記他端(Rb′)を機械的且つ一体にクラン
    プするメカクランプ機構(Cm)と,このメカクランプ
    機構(Cm)の手前側で係留索(R)の中間部を,該メ
    カクランプ機構(Cm)よりも小さなクランプ力でクラ
    ンプし得るソフトクランプ機構(Cs)とを備えること
    を特徴とする,請求項4に記載の船用係留索の係止装
    置。
  6. 【請求項6】 前記係止ボディ(11)は,前記取付面
    (3)上で鉛直軸線(V)回りに回動自在であることを
    特徴とする,請求項4又は5に記載の船用係留索の係止
    装置。
  7. 【請求項7】 前記係止ボディ(11)は,これを前記
    支持手段(1)に対し進退駆動し得るように前記取付面
    (3)上に設けられることを特徴とする,請求項4,5
    又は6に記載の船用係留索の係止装置。
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CN113931137A (zh) * 2021-11-29 2022-01-14 连云港步升机械有限公司 一种快速脱缆钩及防误脱缆装置

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