JP2003201091A - クレーン型ヒーブダンパ装置 - Google Patents

クレーン型ヒーブダンパ装置

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JP2003201091A
JP2003201091A JP2002000445A JP2002000445A JP2003201091A JP 2003201091 A JP2003201091 A JP 2003201091A JP 2002000445 A JP2002000445 A JP 2002000445A JP 2002000445 A JP2002000445 A JP 2002000445A JP 2003201091 A JP2003201091 A JP 2003201091A
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wire
heave
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follower
boom
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Yorihisa Kitagawa
順久 北川
Atsushi Aoyama
敦 青山
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Kayaba Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 海面上に吊り上げられた海中装置の動揺を抑
えられるクレーン型ヒーブダンパ装置を提供する。 【解決手段】 船体に対して甲板上に旋回並びに俯仰可
能に支持されるブーム機構20と、このブーム機構20
を俯仰させるヒーブシリンダ31と、このヒーブシリン
ダ31内を加圧するアキュームレータ32と、ブーム機
構20に海中装置2を吊るワイヤ4及びこのワイヤ4の
巻き取りウィンチとを備え、ヒーブシリンダ31がアキ
ュームレータ32から導かれる圧力によりブーム機構2
0の俯仰角度を変えてこのワイヤ4に張力を付与するク
レーン型ヒーブダンパ装置3において、ブーム機構20
の先端部に取り付けられるベース48に対しフォロワ4
9が軸線方向に平行移動自在に構成するエキスパンダ4
6を備え、このエキスパンダ46はフォロワ49が海中
装置2に当接することによりベース48とフォロワ49
の軸線に対する直角方向の動揺を抑える構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば海洋観測船
等の母船からワイヤで海中に吊り降ろされる海中観測
船、海洋水を採集する採水器等の海中装置が動揺するこ
とを抑制するクレーン型ヒーブダンパ装置の改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の海中装置を母船からワイヤで海
中に吊り降ろして作業する場合、海面の揺れに伴う母船
の動揺がワイヤを介して海中装置に伝達されることを防
止するため、ワイヤの張力を略一定に保つ必要がある。
【0003】このためのヒーブダンパ装置として、例え
ばアキュームレータに接続されたラムシリンダの両端に
シーブを取り付け、母船と海中装置を連結するワイヤを
このシーブ間に渡って掛け回したラムテンショナ装置が
知られている(特開平1−104596号公報、特開昭
61−86392号公報、特開昭60−219192号
公報、参照)。
【0004】従来、上記ラムテンショナ装置の機能に加
えてクレーンの機能を併せ持ったクレーン型ヒーブダン
パ装置があった。この種のクレーン型ヒーブダンパ装置
は、海中装置を吊るワイヤと、このワイヤの繰り出しと
巻き取りを行うウィンチと、ワイヤを案内するシーブ
と、シーブを船体に対して旋回移動するブーム機構と、
このブーム機構を俯仰させるメインシリンダと、上記ラ
ムシリンダ内を加圧するアキュームレータとを備え、ラ
ムシリンダがアキュームレータから導かれる圧力により
両端シーブの間隔をワイヤ負荷、即ち、ワイヤ張力に応
じて伸縮自在とし、海面の揺れに伴う母船の動揺がワイ
ヤを介して海中装置に伝達されないようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のクレーン型ヒーブダンパ装置にあっては、海
中装置を海中から海面上へ吊り上げた作業状態では、海
中装置はワイヤのみによってブーム機構に振り子状に吊
り下げられているため、海面の揺れに伴う母船の動揺と
海中装置の動揺との間に位相差が生じたり、風の影響を
受けたりして海中装置の振れが大きくなって作業の困難
さを来すばかりでなく、船体への衝突が起こる等の問題
点があった。
【0006】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、海面上に吊り上げられた海中装置の動揺を抑
えられるクレーン型ヒーブダンパ装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、船体の甲
板上に旋回並びに俯仰可能に支持されるブーム機構と、
このブーム機構を俯仰させるヒーブシリンダと、このヒ
ーブシリンダ内を加圧するアキュームレータと、ブーム
機構に支持されるシーブと、このシーブに掛けられ海中
装置を吊るワイヤ及びこのワイヤの巻き取りウィンチと
を備え、ヒーブシリンダがアキュームレータから導かれ
る圧力によりブーム機構を俯仰させてワイヤに張力を付
与するクレーン型ヒーブダンパ装置において、ブーム機
構の先端部に取り付けられるベースに対しフォロワが軸
線方向に平行移動自在に構成するエキスパンダを備え、
このエキスパンダはフォロワが海中装置に当接すること
によりベースとフォロワの軸線に対する直角方向の動揺
を抑える構成としたことを特徴とするものとした。
【0008】第2の発明は、第1の発明において、エキ
スパンダは互いに交差させたリンク部材の両端を互いに
枢着したシザースリンク機構によって構成し、このリン
ク部材の先端部の一方をベース及びフォロワに対して摺
動自在に結合したことを特徴とするものとした。
【0009】第3の発明は、第1または第2の発明にお
いて、ブーム機構に継ぎ手を介して変位可能に吊り下げ
られるキャッチャを備え、このキャッチャにワイヤを介
して海中装置を吊り下げるシーブを連結したことを特徴
とするものとした。
【0010】第4の発明は、第1から第3のいずれか一
つの発明において、キャッチャに対してベースを伸縮可
能に連結するスプリングを備えたことを特徴とするもの
とした。
【0011】
【発明の作用および効果】第1の発明によると、海中装
置が海中に沈められた状態では、ヒーブシリンダがワイ
ヤの張力が増加するとアキュームレータに蓄圧しつつ収
縮し、ワイヤの張力が低下するとアキュームレータに蓄
えられた圧力により伸張する。こうしてワイヤの張力変
化に応動してワイヤが送り出され、取り込まれることに
より、海面の揺れに伴う母船の動揺がワイヤを介して海
中装置に伝達されない。
【0012】海中装置を海中から海面上へ吊り上げた作
業状態では、波浪に伴う母船の動揺があっても、ブーム
機構との間にはワイヤの他にエキスパンダも介在してお
り、この状態で、エキスパンダは伸張して、海中装置が
キャッチャから所定距離以内に近づくとフォロワが海中
装置に着座し、フォロワが着座した海中装置はエキスパ
ンダによりベースに対して動揺することが抑えられる。
【0013】こうして海面上で海中装置の動揺が抑えら
れることにより、海中装置が母船に干渉することを防止
でき、ブーム機構のブーム長さを短縮することが可能と
なる。
【0014】第2の発明によると、シザースリンク機構
の伸縮作動に伴って、リンク部材の先端部がベース及び
フォロワに対して摺動することにより、各シザースリン
ク機構が円滑に伸縮作動し、ベースに対しフォロワが軸
線方向に平行移動することができる。
【0015】第3の発明によると、ブーム機構の動作時
にウィンチを駆動してワイヤを巻き取り方向に保持する
ことにより、ワイヤによってキャッチャ及び海中装置の
動揺が抑えられ、海中装置が船体に干渉したり、ワイヤ
とキャッチャの干渉を防止できる。
【0016】第4の発明によると、海中装置と共にエキ
スパンダがキャッチャに対して動揺するとき、各スプリ
ングが収縮することによりキャッチャに対するエキスパ
ンダ及び海中装置の動揺が抑えられる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0018】図1の(a),(b)において、1は母
船、2は海中装置、3はクレーン型ヒーブダンパ装置で
ある。この海中装置2は、例えば海洋調査や海底探査の
ための海中観測船や測定器、マニュピレータ装置、海洋
水を採集する採水器等である。
【0019】クレーン型ヒーブダンパ装置3は、海中装
置2を吊るワイヤ4と、このワイヤ4の繰り出しと巻き
取りを行うウィンチ(図示せず)と、ワイヤ4を案内す
るシーブ5,6,9と、先端のシーブ9を船体に対して
移動するテレスコピック式のブーム機構20を備え、こ
のブーム機構20及びウィンチを作動させて海中装置2
を母船1からワイヤ4で海中に吊り降ろすクレーンの機
能と、ワイヤ4の張力を略一定に保つテンショナの機能
とを併せ持ち、海面の揺れに伴う母船1の動揺がワイヤ
4を介して海中装置2に伝達されないようになってい
る。
【0020】ブーム機構20は、船体に固定されるフレ
ーム11と、フレーム11に対して垂直軸回りに旋回可
能に支持される旋回台12と、この旋回台12を駆動す
る旋回モータ13と、旋回台12に対して水平軸回りに
俯仰可能に支持されるメインブーム21と、このメイン
ブーム21を俯仰させるヒーブシリンダ31と、メイン
ブーム21から伸縮可能に突出するサブブーム22と、
サブブーム22の先端部に海中装置2を吊り下げるキャ
ッチャ41等を備える。
【0021】なお、旋回台12を駆動するのは、旋回モ
ータ13に限らず、例えば油圧シリンダを設けても良
い。
【0022】メインブーム21とサブブーム22は互い
に摺動可能に嵌合する断面四角形の筒状に形成され、サ
ブブーム22がメインブーム21に対して摺動すること
によりブーム全長が変わる。
【0023】ブーム機構20は、サブブーム22を伸縮
作動させる伸縮駆動手段として伸縮シリンダ25を備え
る。メインブーム21とサブブーム22の内側に伸縮シ
リンダ25が収められる。伸縮シリンダ25はそのシリ
ンダ基端部がメインブーム21の基端部に連結され、そ
のロッド先端部がサブブーム22の先端部に連結され
る。伸縮シリンダ25が伸縮作動することによりサブブ
ーム22がメインブーム21に対して伸縮作動する。な
お、伸縮駆動手段として伸縮シリンダ25に限らず、例
えばプッシュブルチェーン等を用いた駆動機構やラック
駆動機構等を設けても良い。
【0024】図1の(a)に示すように、ブーム機構2
0が船舷から直交して振り出されたセンター位置から旋
回台12は後方に20°、同じく中心位置から前方に1
80°の範囲で旋回する。
【0025】旋回台12には一対のアーム14が立設さ
れ、このアーム14にピン15を介してメインブーム2
1の基端が回動可能に連結される。
【0026】一対のヒーブシリンダ31がメインブーム
21の下方に並んで設けられる。各ヒーブシリンダ31
はそのシリンダ基端部が旋回台12に回動可能に連結さ
れ、そのロッド先端部がメインブーム21に回動可能に
連結される。各ヒーブシリンダ31が伸張作動すること
によりメインブーム21が上昇する一方、各ヒーブシリ
ンダ31が収縮作動することによりメインブーム21が
下降する。
【0027】各ヒーブシリンダ31と並んでアキュムレ
ータ32が設けられ、図示しない油圧回路を介してヒー
ブシリンダ31にアキュムレータ32の圧力が導かれる
ことにより、ヒーブシリンダ31がワイヤ4の張力を略
一定に保つテンショナの働きをする。
【0028】キャッチャ41は継ぎ手42を介してサブ
ブーム22の先端部に吊り下げられる。継ぎ手42はそ
の上端がピン43を介してサブブーム22に回動可能に
連結され、その下端がピン44を介してキャッチャ41
の上端部に回動可能に連結される。ピン43とピン44
は互いに直交するように配置され、キャッチャ41はサ
ブブーム22に対して二軸方向に揺動可能に吊り下げら
れる。
【0029】図示しないウィンチから延びるワイヤ4は
シーブ5,6,9に掛け渡されて海中装置2に連結され
る。シーブ5はフレーム11に連結され、シーブ6は旋
回台12に連結される。シーブ5とシーブ6間に掛け渡
されるワイヤ4は旋回台12の略回転軸上に配置され、
旋回台12の旋回に伴ってワイヤ4の引き込み等が生じ
ないようになっている。
【0030】ワイヤ4を介して海中装置2を吊り下げる
シーブ9はキャッチャ41に連結される。シーブ6とシ
ーブ9間に掛け渡されるワイヤ4はブーム機構20の下
方に配置される。
【0031】海中装置2を吊り下げるシーブ9がキャッ
チャ41に連結される構造のため、ウィンチを駆動して
ワイヤ4を巻き取る方向に保持することにより、キャッ
チャ41に海中装置2を吊り下げた状態でワイヤ4によ
ってキャッチャ41及び海中装置2の動揺が抑えられ、
海中装置2が船体に干渉することが防止され、ワイヤ4
とキャッチャ41の干渉を防止できる。つまり、キャッ
チャ41がシーブ9と共にシーブ6から離れる方向に動
揺する場合に、シーブ6とシーブ9間に掛け渡されるワ
イヤ4に張力が働き、海中装置2が船舷方向に大きく動
揺することが抑えられる。これに対して、海中装置を吊
り下げるシーブがサブブームに固定される構造とした場
合、キャッチャが揺動自由なためシーブに掛け渡される
ワイヤによってキャッチャ及び海中装置の動揺を抑える
ことができない。
【0032】キャッチャ41と海中装置2との間には両
者に当接して伸縮作動するエキスパンダ46が吊り下げ
られ、例えば海中装置2が海面に達するまでの間はこの
エキスパンダ46が海中装置2に当接し続け、キャッチ
ャ41に対する海中装置2の風や波による動揺が抑えら
れる。
【0033】このエキスパンダ46は、シザースリンク
機構47と、シザースリンク機構47の上端に連結され
るベース48と、シザースリンク機構47の下端に連結
されるフォロワ49とを備える。フォロワ49はシザー
スリンク機構47を介して吊り下げられ、海中装置2が
ワイヤ4を介して海面上に引き上げられるのに伴い海中
装置2の上部に着座し、逆に海中装置2がワイヤ4を介
して海中に沈められるのに伴って、フォロワ49は海中
装置2の上面から離れることができる。
【0034】ベース48は4本のスプリング45を介し
てキャッチャ41に連結される。海中装置2と共にエキ
スパンダ46がキャッチャ41に対して動揺するとき、
各スプリング45が収縮することによりキャッチャ41
に対するエキスパンダ46及び海中装置2の動揺が抑え
られる。
【0035】海中装置2に連結されたワイヤ4は、フォ
ロワ49内の開口部55、シザースリンク機構47の
中、ベース48内の開口部56、各スプリング45の間
を通ってシーブ9へと延びる。これらによってワイヤ4
が囲まれることにより、海中装置2が海面上にある間の
ワイヤ4の保護が図られる。
【0036】エキスパンダ46はブーム機構20の先端
部にキャッチャ41を介して取り付けられるベース48
に対しフォロワ49が軸線方向に平行移動するように一
対のシザースリンク機構47によって構成され、フォロ
ワ49が海中装置2に当接することによりベース48と
フォロワ49の軸線に対する直角方向の動揺を抑える構
成とする。
【0037】各シザースリンク機構47は、図2の
(a)、(b)、図3に詳細を示すように、X字形に交
差する2対のリンク部材57,58を組み合わせて形成
される。各リンク部材57,58はそれぞれの中央部が
ピン59を介して枢着され、それぞれの端部がピン60
を介して枢着される。一対のリンク部材57がリンク部
材58を挟むように配置される。
【0038】ベース48に対して各リンク部材58の上
端がピン50を介して回動可能に連結され、各リンク部
材57の上端がスライダ52を介してベース48のガイ
ドレール62に摺動可能に連結されるフォロワ49に対
して各リンク部材57の下端がピン51を介して回動可
能に連結され、各リンク部材58の下端がスライダ53
を介してフォロワ49のガイドレール63に摺動可能に
連結されるシザースリンク機構47の伸縮作動に伴っ
て、各リンク部材57,58の一端が各スライダ52,
53を介してベース48及びフォロワ49に沿って摺動
することにより、各シザースリンク機構47が円滑に伸
縮作動し、ベース48に対しフォロワ49が軸線方向に
平行移動することができる。
【0039】以上のように構成されて、次に作用につい
て説明する。
【0040】海中装置2が海中に沈められた状態では、
ヒーブシリンダ31がワイヤ4の張力が増加する収縮
し、ワイヤ4の張力が低下すると伸張する。これによ
り、船体の動揺に起因する張力変化に応動してヒーブシ
リンダ31が伸縮作動してブーム機構20が俯仰作動
し、波浪に伴う母船1の動揺がワイヤ4を介して海中装
置2に伝達されない。
【0041】海中装置2を海中から海面上へ吊り上げた
作業状態では、波浪に伴う母船1の動揺があっても、ブ
ーム機構20との間にはワイヤ4の他にエキスパンダ4
6が介在しているので、この状態で、エキスパンダ46
はシザースリンク機構47が重力によって伸張してお
り、海中装置2がキャッチャ41から所定距離以内に近
づくとフォロワ49が海中装置2に着座し、海中装置2
の海面上において昇降するのに伴ってシザースリンク機
構47が伸縮する。こうしてシザースリンク機構47が
伸縮するのに伴いベース48に対してフォロワ49が垂
直方向に平行移動し、フォロワ49が着座した海中装置
2はエキスパンダ46によりベース48に対して動揺す
ることを抑えられる。
【0042】海中装置2と共にエキスパンダ46がキャ
ッチャ41に対して動揺するとき、各スプリング45が
収縮することによりキャッチャ41に対するエキスパン
ダ46及び海中装置2の動揺が抑えられる。
【0043】こうして海面上で海中装置2の動揺が抑え
られることにより、海中装置2が母船1に干渉すること
を防止でき、ブーム機構20のブーム長さを短縮するこ
とが可能となる。
【0044】なお、フォロワ49に海中装置2に嵌合す
る凹部等を形成して、エキスパンダ46によって海中装
置2の動揺を抑制する効果を高めても良い。
【0045】また、エキスパンダ46は、シザースリン
ク機構47に限らず、ベース48に対してフォロワ49
を両者の軸線(垂線)に沿って平行移動させる他の機構
を用いても良い。
【0046】また、ベース48とフォロワ49の間に一
対のシザースリンク機構47をワイヤ4を挟むようにし
て設けても良い。その場合、各シザースリンク機構47
をベース48及びフォロワ49の両サイドに配置するの
が好ましい。
【0047】本発明は上記の実施の形態に限定されず
に、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がな
しうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のクレーン型ヒーブダンパ
装置を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図2】同じくエキスパンダを示し、(a)は側面図、
(b)は正面図である。
【図3】同じく図2(a)のA−A線及びB−B線に沿
う断面図である。
【符号の説明】
1 母船 2 海中装置 3 クレーン型ヒーブダンパ装置 4 ワイヤ 5,6,9 シーブ 12 旋回台 13 旋回モータ 20 ブーム機構 31 ヒーブシリンダ 32 アキュームレータ 41 キャッチャ 47 シザースリンク機構 48 ベース 49 フォロワ 50 エキスパンダ 57,58 リンク部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】船体の甲板上に旋回並びに俯仰可能に支持
    されるブーム機構と、このブーム機構を俯仰させるヒー
    ブシリンダと、このヒーブシリンダ内を加圧するアキュ
    ームレータと、ブーム機構に支持されるシーブと、この
    シーブに掛けられ海中装置を吊るワイヤ及びこのワイヤ
    の巻き取りウィンチとを備え、ヒーブシリンダがアキュ
    ームレータから導かれる圧力によりブーム機構を俯仰さ
    せてワイヤに張力を付与するクレーン型ヒーブダンパ装
    置において、ブーム機構の先端部に取り付けられるベー
    スに対しフォロワが軸線方向に平行移動自在に構成する
    エキスパンダを備え、このエキスパンダはフォロワが前
    記海中装置に当接することによりベースとフォロワの軸
    線に対する直角方向の動揺を抑える構成としたことを特
    徴とするクレーン型ヒーブダンパ装置。
  2. 【請求項2】前記エキスパンダは互いに交差させたリン
    ク部材の両端を互いに枢着したシザースリンク機構によ
    って構成し、このリンク部材の先端部の一方をベース及
    びフォロワに対して摺動自在に結合したことを特徴とす
    る請求項1に記載のクレーン型ヒーブダンパ装置。
  3. 【請求項3】前記ブーム機構に継ぎ手を介して変位可能
    に吊り下げられるキャッチャを備え、このキャッチャに
    前記ワイヤを介して海中装置を吊り下げるシーブを連結
    したことを特徴とする請求項1または2に記載のクレー
    ン型ヒーブダンパ装置。
  4. 【請求項4】前記キャッチャに対してベースを伸縮可能
    に連結するスプリングを備えたことを特徴とする請求項
    1から3のいずれか一つに記載のクレーン型ヒーブダン
    パ装置。
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