JP2002317222A - 熱処理炉用ハースロールおよびその製造方法 - Google Patents

熱処理炉用ハースロールおよびその製造方法

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JP2002317222A
JP2002317222A JP2001121391A JP2001121391A JP2002317222A JP 2002317222 A JP2002317222 A JP 2002317222A JP 2001121391 A JP2001121391 A JP 2001121391A JP 2001121391 A JP2001121391 A JP 2001121391A JP 2002317222 A JP2002317222 A JP 2002317222A
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Yasushi Kurisu
泰 栗栖
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  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
  • Coating By Spraying Or Casting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロール軸方向の温度分布を適正に維持し、ス
トリップの蛇行を防止して通板性の向上を図ることがで
きるとともに、酸化性または還元性雰囲気中で使用する
に際して、優れた高温耐剥離性、高温耐摩耗性および耐
ビルドアップ性を発揮する熱処理炉用ハースロールおよ
びその製造方法を提供する。 【解決手段】 熱処理炉内に配設され、金属ストリップ
を熱処理して搬送する熱処理炉用ハースロールにおい
て、ロール母材2の表面に、気孔率80%以上の多孔質
金属からなる断熱層4、結合用金属層5、およびセラミ
ックスまたはサーメットからなる最表層6が順次積層さ
れていることを特徴とする熱処理炉用ハースロール。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続焼鈍炉等の熱
処理炉内に配設され、金属ストリップを熱処理して搬送
するための熱処理炉用ハースロールおよびその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、連続焼鈍炉内に配設されるハー
スロールは600〜1000℃の酸化性または還元性雰
囲気で金属ストリップを長時間連続して焼鈍し搬送して
いるため、その表面が摩耗したり、また金属ストリップ
の付着酸化物や金属粉がロール表面に凝着堆積して、い
わゆるビルドアップが形成されたりしている。ハースロ
ールの表面に摩耗やビルドアップによる凹凸が発生する
と、金属ストリップが搬送される間に疵付けられて、品
質低下の原因となっている。このような金属ストリップ
の品質低下を防止するために、定期的に操業を中断して
熱処理炉内を冷却した後、作業者が炉内に入ってハース
ロールの表面を研削手入れしたり、ロールそのものを取
り替えたりしている。
【0003】ロール表面に摩耗やビルドアップが発生す
るのを防止するため、特開昭61−124534号公報
には、「ロール母材表面に溶射により形成した結合用金
属層を介して、ZrO2 および結合用金属との混合物か
らなる溶射中間層、およびZrO2 の被膜最上層を溶射
により形成したロール」が提案されている。しかし、同
公報に開示されたZrO2 の溶射被膜は、摩耗やビルド
アツブの防止についは考慮されているが、ストリップの
蛇行を防止することはできず、通板性の向上を図ること
はできなかった。
【0004】ストリップの蛇行を防止して通板性の向上
を図るため、特開昭63−86821号公報には、「ハ
ースロールの少なくともストリップと接触する表面に、
例えばZrO2 +CaO等の断熱材を被覆した連続熱処
理用ハースロール」が提案されている。同公報に開示さ
れた連続熱処理用ハースロールは、ロール胴のストリッ
プと接触する表面を、熱伝導率と厚さとの関係を特定し
た断熱材で被覆することにより、ロール軸方向の温度分
布を適正に維持し、ストリップの蛇行を防止して通板性
の向上を図るものである。また、本件出願人は、特開平
11−293334号公報に、高温耐剥離性、高温耐磨
耗性及び耐ビルドアップ性を目的として準結晶合金から
なる断熱層を有する熱処理炉用ハースロールを開示し
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開昭63
−86821号公報に開示された連続熱処理用ハースロ
ールに係る発明にあっては、ロール軸方向の温度分布を
適正に維持することのみを企図して創案されたものであ
り、ロール胴のストリップと接触する表面にセラミック
断熱材を被覆しているため、1mm以上の厚膜を形成する
と熱衝撃により剥離する問題があった。また、特開平1
1−293334号公報に開示したハースロールは、準
結晶合金が脆性のため、熱衝撃による剥離が十分に改善
されないという問題があった。
【0006】本発明は、ロール軸方向の温度分布を適正
に維持し、ストリップの蛇行を防止して通板性の向上を
図ることができるとともに、酸化性または還元性雰囲気
中で使用するに際して、優れた高温耐剥離性、高温耐摩
耗性および耐ビルドアップ性を発揮する熱処理炉用ハー
スロールおよびその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明に係る熱処理炉用ハースロールは、熱処理炉内に
配設され、金属ストリップを熱処理して搬送する熱処理
炉用ハースロールにおいて、ロール母材の表面に、気孔
率80%以上の多孔質金属からなる断熱層、結合用金属
層、およびセラミックスまたはサーメットからなる最表
層が順次積層されていることを特徴とするものである。
上記熱処理炉用ハースロールにおいて、断熱層の多孔質
金属が、NiCr、NiCrAl、又はSUSであるこ
とが好ましい。上記熱処理炉用ハースロールにおいて、
結合用金属層が、NiCr系合金またはCoCr系合金
であることが好ましい。また、最表層が、主成分がZr
2 からなるセラミックスまたはサーメットであること
が好ましい。
【0008】一方、本発明に係る熱処理炉用ハースロー
ルの製造方法は、ロール母材表面に被覆層を積層してな
る熱処理炉用ハースロールの製造方法において、ロール
母材表面に、気孔率80%以上の多孔質金属からなる断
熱層を、めっきまたは焼結により形成し、結合用金属
層、およびセラミックスまたはサーメットからなる最表
層を溶射法により順次形成することを特徴とするもので
ある。上記熱処理炉用ハースロールの製造方法におい
て、溶射法として、爆発溶射法、プラズマ溶射法または
高速ガス溶射法(以下、「HVOF法」と略記する。)
を採用することが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
従来、多孔質金属は、主に触媒として利用されていた。
本発明ではこの多孔質金属の気孔率が80%以上とした
場合、熱伝導率、熱拡散率がセラミックス並みに低く、
断熱層としての効果を有することを新たに見いだした。
気孔率は物質の比重から計算した値と定義する。尚、気
孔率の上限は、強度確保のため、98%以下とすること
が好ましい。
【0010】本発明によれば、ロール母材の表面に多孔
質金属からなる断熱層が形成されているので、この断熱
層によりロール軸方向の温度分布が適正に維持され、ス
トリップの蛇行が防止されて通板性の向上が図られる。
断熱層として多孔質金属を採用したのは、熱膨張係数が
大きいためロール母材との熱膨張差が小さく、靭性も有
するため1mm以上の厚膜を形成しても熱衝撃により剥離
し難いためである。
【0011】この断熱層は、例えば、表面を導電化処理
した発泡ウレタンをめっき浴に浸漬し、めっきを行うこ
とでNiめっきの多孔質層を形成し、その後、クロマイ
ジング処理することでNiCr合金を、更にカロライジ
ング処理することでNiCrAl合金を形成することが
できる。また、金属粉末を配合したスラリーを発泡ウレ
タン表面に塗布し、その後、焼結することでSUS合金
系断熱層を形成することもできる。この多孔質金属層を
ロール上に直接形成しても良いし、一定厚みに成形後の
多孔質金属層をロウ付け、拡散接合、溶接等によりロー
ル上に施工しても良い。
【0012】この断熱層上には結合用金属層を介してセ
ラミックスまたはサーメットからなる最表層が形成され
るので、耐ビルドアップ性が阻害されることはない。断
熱層と最表層との結合には結合用金属層が寄与してい
る。結合用金属層の材料としてはNiCr系合金または
CoCr系合金が、最表層の材料としては、主成分がZ
rO2 からなるセラミックスまたはサーメットが好まし
い。ZrO2 の含有量は耐ビルドアップ性確保のため、
60質量%以上であることが好ましく、一方、気孔率を
あげないためには、90質量%以下であることが好まし
い。セラミックス又はサーメットの成分は耐ビルドアッ
プ性確保のため、ZrO2 、ZrO2 −ZrSiO4
ZrSiO4 が好ましい。また、ZrO2 以外に耐摩耗
性確保のため、Al2 3 、Al2 3 −Cr2 3
3Al2 3 −2Cr2 3 を使用することも好まし
い。
【0013】このように最表層はセラミックス等の耐熱
耐食性金属によって構成されているので、酸化性または
還元性雰囲気中で使用するに際して、優れた高温耐剥離
性、高温耐摩耗性および耐ビルドアップ性を発揮する。
【0014】次に、本発明の好適な実施の形態を添付図
面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係る熱
処理炉用ハースロールの一実施形態における積層構造を
示す概略図である。本実施形態のハースロール1は、連
続焼鈍炉等の熱処理炉内に配設され、金属ストリップを
熱処理して搬送するロールであり、図示するように、ロ
ール胴部の軸方向中央にはフラット部1aが形成され、
その両側にはテーパーを有するクラウン部1b、1cが
形成されている。ハースロール1のロール母材2は、S
CH−22、SCH−13等の耐熱鋳鋼により形成され
ており、その胴部において、例えば10〜50mmの厚さ
を有している。
【0015】ロール母材2の表面には被覆層3が積層さ
れており、この被覆層3は、多孔質金属からなる断熱層
4がめっきまたは焼結により形成され、結合用金属層
5、およびセラミックスまたはサーメットからなる最表
層6が溶射法により順次形成された層である。溶射法と
しては、例えば爆発溶射法、プラズマ溶射法またはHV
OF法寺が採用される。
【0016】断熱層4の材料である多孔質金属として
は、NiCr、NiCrAl、SUS等が挙げられる。
断熱層4として多孔質金属を採用したのは、熱膨張係数
が大きくロール母材との熱膨張差が小さく、靭性も有す
るため1mm以上の厚膜を形成しても熱衝撃により剥離し
難いためである。断熱層4は、例えば1〜20mmの厚さ
で積層されることが好ましい。断熱層4の厚さを1〜2
0mmの範囲に設定したのは、1mm未満では良好な断熱性
が得られず、20mmを超えることは、工業的に意味をな
さないためである。
【0017】結合用金属層5は、例えば50〜500μ
m の厚さで積層される。結合用金属層5の厚さを50〜
500μm の範囲に設定したのは、50μm 未満では良
好な密着性が得られず、500μm を超えると密着性が
悪くなるためである。
【0018】最表層6は、セラミックスまたはサーメッ
トにより形成されている。具体的には、最表層6の材料
として、ZrO2 、Al2 3 、ZrO2 −ZrSiO
4 、Al2 3 −Cr2 3 等のセラミックスまたはサ
ーメットが挙げられる。最表層6は、例えば50〜50
0μm の厚さで積層される。最表層6の厚さを50〜5
00μm の範囲に設定したのは、50μm 未満では良好
な摩耗性が得られず、500μm を超えると密着性が悪
くなるためである。
【0019】このようにして本実施形態の熱処理用ハー
スロール1のロール母材2の表面に、多孔質金属の断熱
層4、結合用金属層5、およびセラミックスまたはサー
メットの最表層6からなる被覆層3が積層される。
【0020】かくして本実施形態によれば、ロール母材
2の表面に多孔質金属からなる断熱層4が形成されてい
るので、この断熱層4によりロール軸方向の温度分布が
適正に維持されることになり、ストリップの蛇行が防止
され、通板性の向上を図ることができるものである。こ
の断熱層4上には結合用金属層5を介してセラミックス
またはサーメットからなる最表層6が形成されているの
で、耐ビルドアップ性が阻害されることはない。
【0021】
【実施例】本発明の作用効果を確認すべく、SCH−1
3からなるロール母材の表面に下記表1に示す断熱層、
結合用金属層および最表層を順次積層した試験ロール
(φ800×幅2000mm)を作製し、耐久性試験およ
び通板性試験を行った。
【0022】
【表1】
【0023】耐久性試験は、図2に示すように、熱処理
炉内での使用を考慮するため、試験ロール10をー側方
からバーナー11により200℃に加熱するとともに、
他側方から水冷ノズル12により30℃まで冷却して、
加熱−水冷の熱履歴を繰り返すことにより行った。その
評価は、皮膜層が剥離した回転数を測定して、回転数が
1×107 回以上のものを良好(○)と判定した。ま
た、通板性試験は、実機を模した試験ラインを用いて、
金属ストリップを搬送することにより行った。その評価
は目視観察により行い、蛇行やヒートバックルの発生が
ない場合を良好(○)と判定した。
【0024】(実施例1)表1において、実施例1は、
ロール母材の表面に、表面を導電化処理した発泡ウレタ
ンを接着、ロールをめっき浴に浸漬、めっきを行いNi
めっきの多孔質層を形成し、その後、クロマイジング処
理し厚み1mmのNiCr合金層を形成した。この断熱層
上に50μm の結合用金属層(CoCrAlY)を介し
て、最表層(部分安定化ZrO2 −50 vol%:10wt
%Y2 3 添加ZrSiO4 )を50μm の厚さで積層
したものでる。実施例1によれば、耐久性試験で回転数
が1×107 回以上と良好(○)な評価が得られるとと
もに、通板試験でも良好(○)な評価が得られ、総合評
価は良好(○)であった。
【0025】(実施例2)実施例2は、表面を導電化処
理した発泡ウレタンをめっき浴に浸漬し、めっきを行い
Niめっきの多孔質層を形成し、その後、クロマイジン
グ処理することで厚み1mmのNiCr合金板を形成し
た。この多孔質金属層を拡散接合によりロール上に接合
した。この断熱層上に50μm の結合用金属層(CoC
rAlY)を介して、最表層(50 vol%:14wt%Y
2 3 部分安定化ZrO2 −50 vol%:10wt%Y2
3 添加ZrSiO4 )を50μm の厚さで積層したも
のであり、施工方法には爆発溶射法を採用している。実
施例2によれば、耐久性試験で回転数が1×107 回以
上と良好(○)な評価が得られるとともに、通板試験で
も良好(○)な評価が得られ、総合評価は良好(○)で
あった。
【0026】(実施例3)実施例3は、金属粉末を配合
したスラリーを発泡ウレタン表面に塗布し、その後、焼
結することで厚み5mmのSUS合金板を形成した。この
多孔質金属層を溶接接合によりロール上に接合した。こ
の断熱層上に50μm の結合用金属層(NiCr)を介
して、最表層(ZrSiO4 )を100μm の厚さで積
層したものであり、施工方法にはプラズマ溶射法を採用
している。実施例3によれば、耐久性試験で回転数が1
×107 回以上と良好(○)な評価が得られるととも
に、通板試験でも良好(○)な評価が得られ、総合評価
は良好(○)であった。
【0027】(実施例4)実施例4は、表面を導電化処
理した発泡ウレタンをめっき浴に浸漬し、めっきを行い
Niめっきの多孔質層を形成し、その後、クロマイジン
グ処理、およびカロライジング処理することで厚み20
mmのNiCrAl合金板を形成した。この多孔質金属層
をロウ付け接合によりロール上に接合した。この断熱層
上に100μm の結合用金属層(CoNiCrAlY)
を介して、最表層(ZrO2 −3Al2 3 ・2SiO
2 )を200μm の厚さで積層したものであり、施工方
法にはプラズマ溶射法を採用している。実施例4によれ
ば、耐久性試験で回転数が1×107 回以上と良好
(○)な評価が得られるとともに、通板試験でも良好
(○)な評価が得られ、総合評価は良好(○)であっ
た。
【0028】一方、表1において、比較例1は、ロール
母材の表面に、100μm の結合用金属層(NiCr)
を介して、最表層(14wt%Y2 3 部分安定化ZrO
2 )を500μm の厚さで積層したものであり、施工方
法にはプラズマ溶射法を採用している。すなわち、比較
例1では、断熱層が形成されていない。比較例1によれ
ば、耐久性試験では回転数が1×107 回以上と良好
(○)な評価が得られたが、通板試験では不良(×)評
価となり、総合評価は不良(×)であった。
【0029】以上のことから、実施例1乃至4のよう
に、ロール母材の表面に気孔率80%以上の多孔質金属
からなる断熱層を1〜20mmの厚さで積層し、この断熱
層上に50〜500μm の結合用金属層を介して、セラ
ミックスまたはサーメットからなる最表層を50〜50
0μm の厚さで積層した場合には、耐久性試験および通
板性試験において良好な結果が得られ、連続焼鈍作業等
の熱処理作業を安定して行うことができ、良質の製品を
得ることができることが確認された。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ロール母材の表面に気孔率80%以上の多孔質金属から
なる断熱層4が形成されているので、ロール軸方向の温
度分布を適正に維持し、ストリップの蛇行を防止して通
板性の向上を図ることができ、また断熱層上に結合用金
属層を介して、セラミックスまたはサーメットからなる
最表層が形成されているので、酸化性または還元性雰囲
気中で使用するに際して、優れた高温耐剥離性、高温耐
摩耗性および耐ビルドアップ性を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱処理炉用ハースロールの一実施
形態における積層構造を示す概略図。
【図2】耐久性試験を示す説明図。
【符号の説明】
1 ハースロール 2 ロール母材 3 被覆層 4 断熱層 5 結合用金属層 6 最表層 10 試験ロール 11 バーナー 12 水冷ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K031 AA04 AB03 AB07 AB08 BA05 CB22 CB42 CB43 DA01 DA04 DA06 4K034 AA03 AA07 AA16 BA04 CA05 EB03 EB08 4K044 AA04 AB03 BA02 BA06 BA12 BA13 BA15 BB04 BB13 BC06 BC11 CA11 CA18 CA31

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱処理炉内に配設され、金属ストリップ
    を熱処理して搬送する熱処理炉用ハースロールにおい
    て、ロール母材の表面に、気孔率80%以上の多孔質金
    属からなる断熱層、結合用金属層、およびセラミックス
    またはサーメットからなる最表層が順次積層されている
    ことを特徴とする熱処理炉用ハースロール。
  2. 【請求項2】 断熱層の多孔質金属が、NiCr、Ni
    CrAl、又はSUSであることを特徴とする請求項1
    に記載の熱処理炉用ハースロール。
  3. 【請求項3】 結合用金属層が、NiCr系合金または
    CoCr系合金であることを特徴とする請求項1または
    2に記載の熱処理炉用ハースロール。
  4. 【請求項4】 最表層が、主成分がZrO2 からなるセ
    ラミックスまたはサーメットであることを特徴とする請
    求項1乃至3の何れか1項に記載の熱処理炉用ハースロ
    ール。
  5. 【請求項5】 ロール母材の表面に被覆層を積層してな
    る熱処理炉用ハースロールの製造方法において、ロール
    母材表面に、気孔率80%以上の多孔質金属からなる断
    熱層を、めっきまたは焼結により形成し、結合用金属
    層、およびセラミックスまたはサーメットからなる最表
    層を溶射法により順次形成することを特徴とする熱処理
    炉用ハースロールの製造方法。
  6. 【請求項6】 溶射法が、爆発溶射法、プラズマ溶射
    法、または高速ガス溶射法であることを特徴とする請求
    項5に記載の熱処理炉用ハースロールの製造方法。
JP2001121391A 2001-04-19 2001-04-19 熱処理炉用ハースロールおよびその製造方法 Withdrawn JP2002317222A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101363856B1 (ko) 2011-11-02 2014-02-28 주식회사 포스코 열처리 구간 스트립 사행 방지를 위한 가변 크라운 허스롤

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