JP2002317209A - 複合金属の製造方法 - Google Patents

複合金属の製造方法

Info

Publication number
JP2002317209A
JP2002317209A JP2001119762A JP2001119762A JP2002317209A JP 2002317209 A JP2002317209 A JP 2002317209A JP 2001119762 A JP2001119762 A JP 2001119762A JP 2001119762 A JP2001119762 A JP 2001119762A JP 2002317209 A JP2002317209 A JP 2002317209A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal
composite
steel
capsule
hot isostatic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001119762A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Watanabe
靖 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
Priority to JP2001119762A priority Critical patent/JP2002317209A/ja
Publication of JP2002317209A publication Critical patent/JP2002317209A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Powder Metallurgy (AREA)
  • Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スチール製(鋼製)の金属カプセルを用いて
熱間等方圧縮を行っても、高い熱伝導性が安定して得ら
れる複合金属の製造方法を提供する。 【解決手段】 HIP工程(熱間等方圧縮工程)28お
ける熱間等方圧縮に際して、予備成形品(複合粉末成形
品)Sとそれが収容された前記鋼製金属カプセル30と
の間に、熱間等方圧縮時に溶融ガラスとなる圧力伝達媒
体32、その複合粉末成形品Sと鋼製金属カプセル30
との間の接触を防止する高融点金属製の絶縁治具33と
が介在させられることから、たとえ複合粉末成形品Sが
自重による沈下によって鋼製金属カプセル30と接触し
ようとしても、高融点金属製の絶縁治具33により受け
られてその接触が防止されるので、鋼製金属カプセル3
0を構成する鉄分が複合粉末成形品Sすなわち複合金属
14内へ拡散されることがなく、その高熱伝導性が安定
して得られるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低熱膨張性および
高熱伝導性を兼ね備えるために低熱膨張性金属および高
熱伝導性金属を含む複合合金の製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】たとえばタングステンおよびモリブデン
などの低熱膨張性金属と、たとえば銅、銀などの高伝導
性金属とから成る複合合金が知られている。このような
複合合金は、低熱膨張性および高熱伝導性を兼ね備えて
いるので、ICパッケージに設けられるヒートシンク
(放熱板)などとして好適に用いられ、また、耐アーク
性に優れているので、放電加工用電極、電流を開閉する
接点の材料などとして好適に用いられる。この複合合金
は、たとえば不活性ガス中で600〜1400℃程度に
加熱し且つその不活性ガスでたとえば9.8×106
176.4×106Pa(100〜1800kgf/c
2 )程度の圧力に加圧する所謂HIP法(熱間等方圧
縮成形法、熱間ガス圧縮成形法、熱間静水圧圧縮成形
法)により成形される。たとえば、特開平5−2717
02号公報に記載された製造方法がそれである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記HIP
法を用いて製造された複合合金は、通常、圧縮による破
損を防止し且つ製造コストを低くするために比較的高強
度が得られるスチール(鋼)製の金属カプセル内におい
て熱間等方圧縮される。しかしながら、このようなスチ
ール(鋼)製の金属カプセルが用いられると、熱間等方
圧縮中に金属カプセルが複合合金に接触してその金属カ
プセルを構成する鉄が複合合金内に拡散することによ
り、熱伝導性が低くなったり或いはばらついたりすると
いう不都合が発生する場合があった。たとえば、前記特
開平5−271702号公報に記載された製造方法で
は、被加圧体が金属カプセルに直接接触しないように両
者の間に軟化可能なガラスが介在させられるが、溶融状
態のガラスの粘性により被加圧体を浮いた状態に維持す
るようにガラスの組成や加熱温度を設定することはきわ
めて困難であり、ガラスの軟化によって被加圧体が自重
によって沈下して金属カプセルに接触する場合があった
のである。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、スチール製(鋼
製)の金属カプセルを用いて熱間等方圧縮を行っても、
高い熱伝導性が安定して得られる複合金属の製造方法を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、低熱膨張性金属およ
び高熱伝導性金属の複合粉末成形品を鋼製金属カプセル
内に収容し、その鋼製金属カプセルの外部から熱間等方
圧縮することにより複合合金を製造する複合合金の製造
方法であって、前記熱間等方圧縮に際して、前記複合粉
末成形品とそれが収容された前記鋼製金属カプセルとの
間に、溶融ガラスと、その複合粉末成形品と金属カプセ
ルとの間の接触を防止する高融点金属製の絶縁治具とを
介在させることにある。
【0006】
【発明の効果】このようにすれば、熱間等方圧縮に際し
て、複合粉末成形品とそれが収容された前記鋼製金属カ
プセルとの間に、熱間等方圧縮時に溶融する溶融ガラス
と、その複合粉末成形品と鋼製金属カプセルとの間の接
触を防止する高融点金属製の絶縁治具とが介在させられ
ることから、たとえ複合粉末成形品が自重による沈下に
よって鋼製金属カプセルと接触しようとしても、高融点
金属製の絶縁治具により受けられてその接触が防止され
るので、鋼製金属カプセルを構成する鉄分が複合粉末成
形品すなわち複合金属内へ拡散されることがなく、その
高熱伝導性が安定して得られるようになる。
【0007】
【発明の他の態様】ここで、好適には、前記熱間等方圧
縮は、前記複合粉末成形品がガラス粉体とともに収容さ
れた鋼製金属カプセルに対して、そのガラス粉体が溶融
する温度で加熱するものである。このようにすれば、溶
融ガラスを介して複合粉末成形品が等方圧縮されるの
で、一層均一な組成を有する複合金属が得られる。
【0008】また、好適には、前記複合合金は、前記高
熱伝導性金属として銅Cuおよび銀Agの少なくとも一
方を1重量%以上含み、前記低熱膨張性金属としてタン
グステンおよびモリブデンの少なくとも一方を含むもの
である。このようにすれば、低熱膨張性および高い熱伝
導性を備えた複合金属が得られる。
【0009】また、好適には、前記複合合金は、鉄F
e、コバルトCo、ニッケルNiの合計の割合が3重量
%以下である。このようにすれば、複合金属の高熱伝導
性が安定して得られる。
【0010】また、好適には、前記熱間等方圧縮は、前
記高熱伝導性金属よりも低い温度下で等方圧縮を行うも
のである。このようにすれば、複合金属が溶融ガラスを
介して熱間等方圧縮されるとき、複合金属内の高熱伝導
性金属が溶解して溶融ガラスと置換されることにより外
部へ溶け出すことが好適に防止される。
【0011】また、好適には、前記高融点金属製の絶縁
治具は、前記複合粉末や複合金属に含まれる低熱膨張性
金属と同一或いは同質の金属である。たとえば低熱膨張
性金属がタングステンおよびモリブデンの少なくとも一
方であれば、高融点金属製の絶縁治具もタングステンお
よびモリブデンの少なくとも一方から構成される。この
ようにすれば、熱間等方圧縮されるときに上記高融点金
属製の絶縁治具と複合金属とが接触して相互の熱拡散が
発生しても、複合金属の性質或いは機能は何ら変化しな
い利点がある。
【0012】
【発明の好適な実施の形態】以下、本発明の一実施例を
図面を参照して詳細に説明する。
【0013】図1は、LSIを冷却するために半導体パ
ッケージに設けられるヒートシンク、放電加工用電極、
電流開閉器(継電器)の接点などに用いられる複合合金
14を示す略図である。この複合合金14は、単体で、
或いは鉄、スチール(鋼)、合金鉄のような高強度且つ
安価な鉄系金属から成る基材(基台)に一体的にロー付
けされた状態で実用される。
【0014】上記複合合金14は、低熱膨張性および高
熱伝導性を兼ね備えるために、たとえば図2のミクロレ
ベルの概略図に示すように、たとえばタングステンW、
モリブデンMo、ニオブNbのうちの少なくとも1つか
ら成る耐熱性或いは低熱膨張性金属粒子16が熱拡散に
よる接合によって相互に結合され、それら低熱膨張性金
属粒子16の間(隙間)に溶解した高熱伝導性金属18
が充填されることによって構成されている。この高熱伝
導性金属18は、たとえば銅Cu、銀Ag、金Au、ア
ルミニウムAlのうちの少なくとも1つから構成され
る。上記低熱膨張性金属粒子16がタングステンWであ
り、上記高熱伝導性金属18が銅Cuである場合は、上
記複合合金14は、たとえば図3に示すように、銅Cu
の融点1083℃より低温において高熱伝導性金属18
および低熱膨張性金属粒子16が共に固相状態となり、
その銅Cuの融点1083℃より高温において高熱伝導
性金属18が液相となるが低熱膨張性金属粒子16が固
相となる状態図を有する合金である。
【0015】上記の複合合金14の製造工程の要部を、
図4を用いて説明する。図4において、金属粉原料調合
工程20では、高熱伝導性金属粒子が少なくとも1重量
%を越えるように低熱膨張性金属粒子16および高熱伝
導性金属粒子が所定の割合で調合されるとともに均一分
散されて混合粉末が調整される。たとえば、タングステ
ンWの粉末と銅Cuの粉末とが所定の割合たとえば8:
2で配合された後、不活性ガス(アルゴンガス)雰囲気
中でポリビニルアルコール水溶液と共に混合攪拌され、
脱水、乾燥される。続く焼鈍工程22では、焼鈍炉内に
おいて上記のような混合粒子に水素気流中において水素
焼鈍が実施される。そして、必要に応じて、プラズマ積
層凝固炉(PPC炉)を用いて非プール溶解(粒内プー
ル乃至半溶融および積層凝固)が施され、焼鈍後の混合
粒子が急速溶解させられた後、冷却床上に堆積させられ
て急速凝固させられることにより容体化され、タングス
テンWの粉末と銅Cuの粉末とが互いに均一に分散され
た溶融化堆積物とされるとともに、その溶融化堆積物が
タンプミルなどによって粉砕され且つ分級されることに
よって均一な粒度の複合粉末とされる。
【0016】次いで、成形工程24では、上記のように
して得られた混合粉末はたとえばプレス装置に装着され
た成形金型内に充填され且つプレスされることにより所
定の形状に成形される。また、予備加工工程26では、
たとえば切削加工装置、冷間塑性加工装置或いは温間塑
性加工装置などを用いて予め製品形状に近い形状の予備
成形品Sに加工されるとともに、必要に応じて、その予
備加工工程26に先立ってまたはその後に仮焼結或いは
本焼結が行われる。続く熱間等方圧縮工程に対応するH
IP工程28では、上記予備成形品Sがスチール製、ア
ルミニウム製、銅製などの薄板材からなる200mmφ
×300mmH程度の密封円筒容器状の鋼製HIP用缶
体(鋼製金属カプセル)30内に収容されるとともに、
熱間等方圧縮の温度において溶融するガラスビーズ或い
はガラス粉体から成る圧力伝達媒体32と、タングステ
ンW、モリブデンMoなどの高融点金属製容器状の絶縁
治具33とが上記予備成形品SとHIP用缶体30との
間に充填介在させられた後に上記鋼製HIP用缶体30
が真空下で封止され、たとえば図5に示すHIP装置3
4を用いて熱間等方圧縮が行われることにより焼結が行
われて、低熱膨張係数且つ高熱伝導度のCu−W系焼結
合金である複合合金14が得られる。そして、後加工工
程36では、たとえば切削加工装置、冷間塑性加工装置
或いは温間塑性加工装置などが用いられることにより、
上記複合合金14が製品形状とされる。上記HIP工程
28では、たとえば600℃〜1300℃の温度、10
0〜1800kg/cm3 のガス圧縮圧力が用いられ
る。600℃を下まわると複合合金14の特性が得られ
なくなり、1300℃を越えると鋼製カプセル30が損
なわれるおそれがある。また、熱伝導度が高く且つその
ばらつきの少ない複合合金14を得るために、たとえ
ば、上記HIP用缶体30が銅製とされ且つFe、C
r、Niの合計含有量が0.3%以下となる混合粉末が
用いられ、複合合金14内におけるFe、Cr、Niの
合計含有量が0.3%以下とされる。
【0017】図5は、上記HIP装置34の構成を概略
説明するためのものである。このHIP装置34は、ヒ
ータ38を有する加圧容器40と、その加圧容器40内
にアルゴン、ヘリウム、窒素などの不活性ガスを加圧し
て供給する加圧ガス供給装置42とを備えている。HI
P装置34では、加圧ガス供給装置42から加圧容器4
0内へ9.8×106 〜137.2×106 Pa(10
0乃至1400kgf/cm2 )程度の不活性ガス(圧
力気体)が供給されることにより、その加圧容器40内
に収容されたHIP用缶体30内の予備成形品Sが60
0乃至1300℃程度の比較的高温で加熱され且つ9.
8×106 〜147.0×106 Pa(100〜150
0kgf/cm2 )程度の圧力で等方加圧される。これ
により、たとえば17g/cm3 程度の密度、150W
/mK程度の熱伝導率を有する焼結体である複合合金1
4が得られる。上記の温度は、その複合合金14に含ま
れる高熱伝導性金属18の融点よりも低い温度が好適で
ある。たとえば高熱伝導性金属18が銅Cuであれば、
その融点1083℃より低い温度たとえば900〜10
80℃の間の温度、たとえば950℃程度以下の高温で
熱間等方圧縮が行われる。同時に、圧力伝達媒体32
は、その熱間等方圧縮時に溶融ガラスとなるよう900
℃よりも低い融点のガラス粉から構成される。
【0018】上述のように、本実施例によれば、HIP
工程(熱間等方圧縮)28における熱間等方圧縮に際し
て、予備成形品(複合粉末成形品)Sとそれが収容され
た前記鋼製金属カプセル30との間に、熱間等方圧縮時
に溶融ガラスとなる圧力伝達媒体32、その複合粉末成
形品Sと鋼製金属カプセル30との間の接触を防止する
高融点金属製の絶縁治具33とが介在させられることか
ら、たとえ複合粉末成形品Sが自重による沈下によって
鋼製金属カプセル30と接触しようとしても、高融点金
属製の絶縁治具33により受けられてその接触が防止さ
れるので、鋼製金属カプセル30を構成する鉄分が複合
粉末成形品Sすなわち複合金属14内へ拡散されること
がなく、その高熱伝導性が安定して得られるようにな
る。
【0019】また、本実施例によれば、前記熱間等方圧
縮は、複合粉末成形品Sがガラス粉体である圧力伝達媒
体32とともに収容された鋼製金属カプセル30に対し
て、その圧力伝達媒体32が溶融する温度で加熱するも
のであることから、圧力伝達媒体32が溶融した溶融ガ
ラスを介して複合粉末成形品Sが等方圧縮されるので、
一層均一な組成を有する複合金属が得られる。
【0020】また、本実施例によれば、複合合金14
は、高熱伝導性金属として銅Cuおよび銀Agの少なく
とも一方を1重量%以上含み、低熱膨張性金属としてタ
ングステンおよびモリブデンの少なくとも一方を含むも
のであるので、低熱膨張性および高い熱伝導性を備えた
複合金属が得られる。
【0021】また、本実施例によれば、複合合金14
は、鉄Fe、コバルトCo、ニッケルNiの合計の割合
が3重量%以下であるので、複合金属14の高熱伝導性
が安定して得られる。
【0022】また、本実施例によれば、前記HIP工程
28による熱間等方圧縮において、複合合金14に含ま
れる高熱伝導性金属18よりも低い温度、たとえば95
0℃程度以下の温度で加熱されるので、複合金属14が
溶融ガラス状態の圧力伝達媒体32を介して熱間等方圧
縮されるとき、複合金属14内の高熱伝導性金属18が
溶解して溶融ガラスと置換されることにより外部へ溶け
出すことが好適に防止される。
【0023】また、本実施例によれば、高融点金属製の
絶縁治具33は、前記複合粉末や複合金属に含まれる低
熱膨張性金属粒子16と同一或いは同質(高融点を有す
る耐熱製金属)の金属であることから、たとえば低熱膨
張性金属粒子16がタングステンおよびモリブデンの少
なくとも一方であれば、絶縁治具33もタングステンお
よびモリブデンの少なくとも一方から構成されるので、
熱間等方圧縮されるときに高融点金属製の絶縁治具33
と複合金属14とが接触しても相互の熱拡散が発生し難
くなり、複合金属14の性質或いは機能は何らが変化し
ない利点がある。
【0024】以上、本発明の一実施例を図面を参照して
詳細に説明したが、本発明は更に別の態様でも実施され
る。
【0025】例えば、前述の実施例において、複合金属
14は、それ単体で使用される場合もあるが、鉄、鋼、
合金鉄などから成る基材にロー付けなどにより一体的に
接合された状態で、放電加工用電極、電流開閉器(継電
器)の接点などに用いられる。この場合の基材と複合合
金14との間の接合面は平面だけでなく、曲面であって
も差し支えない。
【0026】また、前述の実施例において、図4の成形
工程24は焼鈍工程22よりも後に設けられていたが、
焼鈍工程22よりも前に設けられていてもよい。
【0027】また、前述の実施例において、HIP工程
28では、アルゴンガスにより圧縮されていたが、他の
種類のガス或いは非圧縮性流体などの他の流体により圧
縮されるものであってもよい。
【0028】その他、一々例示はしないが、本発明は、
その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得るもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の製造方法により製造された
複合金属を概略説明する図である。
【図2】図1の金属複合部材の一部である複合金属の組
成を説明するモデル図である。
【図3】図1の金属複合部材の一部である複合金属の状
態図である。
【図4】図1の金属複合部材の製造工程を説明する工程
図である。
【図5】図4のHIP工程において用いられるHIP装
置の要部構成を概略説明する図である。
【符号の説明】
14:複合金属 16:低熱膨張性金属粒子 18:高熱伝導性金属 28:HIP工程(熱間等方圧縮工程) 30:HIP用缶体(鋼製金属カプセル) 32:圧力伝達媒体(溶融ガラス) 33:高融点金属製容器状の絶縁治具

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低熱膨張性金属および高熱伝導性金属の
    複合粉末成形品を鋼製金属カプセル内に収容し、該鋼製
    金属カプセルの外部から熱間等方圧縮することにより複
    合合金を製造する複合合金の製造方法であって、 前記熱間等方圧縮に際して、前記複合粉末成形品とそれ
    が収容された前記金属カプセルとの間に、溶融ガラス
    と、該複合粉末成形品と該鋼製金属カプセルとの間の接
    触を防止する高融点金属製の絶縁治具とを介在させるこ
    とを特徴とする複合金属の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記熱間等方圧縮は、前記複合粉末の成
    形品がガラス粉体とともに収容された金属カプセルに対
    して、該ガラス粉体が溶融する温度で加熱するものであ
    る請求項1の複合金属の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記複合合金は、前記高熱伝導性金属と
    して銅Cuおよび銀Agの少なくとも一方を1重量%以
    上含むものを1重量%以上含み、前記低熱膨張性金属と
    してタングステンおよびモリブデンの少なくとも一方を
    含むものである請求項1または2の複合金属の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記複合合金は、鉄Fe、コバルトC
    o、ニッケルNiの合計の割合が3重量%以下である請
    求項1乃至3の複合金属の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記熱間等方圧縮は、前記高熱伝導性金
    属よりも低い温度下で等方圧縮を行うものである請求項
    1乃至4の複合金属の製造方法。
JP2001119762A 2001-04-18 2001-04-18 複合金属の製造方法 Pending JP2002317209A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001119762A JP2002317209A (ja) 2001-04-18 2001-04-18 複合金属の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001119762A JP2002317209A (ja) 2001-04-18 2001-04-18 複合金属の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002317209A true JP2002317209A (ja) 2002-10-31

Family

ID=18969925

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001119762A Pending JP2002317209A (ja) 2001-04-18 2001-04-18 複合金属の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002317209A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6238454B1 (en) Isotropic carbon/copper composites
US4909841A (en) Method of making dimensionally reproducible compacts
EP0538457B1 (en) Fabrication of metal matrix composites by vacuum die casting
JPH0344403A (ja) 圧縮体形成方法
CN101121974A (zh) 一种高强高导弥散强化铜合金及其制备方法
JP3856640B2 (ja) 半導体搭載用放熱基板材料、その製造方法、及びそれを用いたセラミックパッケージ
JPH06244330A (ja) 電子回路装置で使用される熱管理複合材料とその製造方法
JP2001339022A (ja) ヒートシンク材及びその製造方法
US7083759B2 (en) Method of producing a heat dissipation substrate of molybdenum powder impregnated with copper with rolling in primary and secondary directions
CN107851529B (zh) 电开关触点
JP2000216278A (ja) 半導体パッケ―ジと、それに用いる放熱基板の製造方法
JPH08186204A (ja) ヒートシンク及びその製造方法
JP3548991B2 (ja) 放熱基板及びその製造方法
CN102489896A (zh) 钎焊金属基复合封装材料的中温钎料薄带及其制备、钎焊
EP1231633B1 (en) Material of heat-dissipating plate on which semiconductor is mounted, method for fabricating the same, and ceramic package produced by using the same
US5760378A (en) Method of inductive bonding sintered compacts of heavy alloys
JPH04214826A (ja) 複合化材料の製造方法
JP2002317209A (ja) 複合金属の製造方法
JP2002317210A (ja) 金属複合部材の製造方法
JPS62188707A (ja) 鉄系金属板の表面に超硬質層を一体的に形成するハ−ドフエ−シング法
JP4475615B2 (ja) 放電プラズマ焼結方法および装置
JP2004221605A (ja) ヒートシンク材及びその製造方法
JPH11323409A (ja) 複合部材およびその製造方法
CN115216770B (zh) 一种金刚石/铜复合材料表面金属涂层的制备方法
CN102509663A (zh) 一种触头电火花烧结的工艺