JP2002317050A - 水素化樹脂用添加剤 - Google Patents

水素化樹脂用添加剤

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押出中、加工性に否定的に作用せず、逆に加
工性を改善し、最終製造品の離型性を向上する水素化樹
脂の提供を目的とする。 【解決手段】 a)−COOR末端基を有する一官能
性ペルフルオロポリエーテルとの任意の混合での、−C
OOR末端基を有する二官能性ペルフルオロポリエーテ
ル、b)化合物a)の−COOR末端基と反応しうる官
能基を有する一、二または多官能性水素化モノマー、
c)a)とb)との反応によって得られたブロックオリ
ゴマー/ポリマーと反応しうる官能基を有するポリオレ
フィンを用い、第1工程で、成分a)の−COOR基が
消失するまでa)とb)とを反応させ、第2工程で、
a)とb)との反応で得られた生成物を、官能化ポリオ
レフィンc)と反応させることによって得ることができ
る、水素化樹脂用添加剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水素化樹脂、例
えばポリオレフィン、エラストマー、重縮合からのポリ
マーの添加剤として使用可能な弗化化合物に関する。こ
の発明の添加剤は、水素化樹脂の押出中、加工性に否定
的に作用せず、逆に加工性を改善し、最終製造品の離型
性を向上する。加えて、最終製造品(本発明の添加剤を
添加した水素化樹脂)は、表面特性の改善が持続する。
より詳しくは、この発明は、ペルフルオロポリエーテル
鎖と官能化ポリオレフィンで形成された添加剤に関す
る。この添加剤は固体形態(顆粒、粉末またはペレッ
ト)で得ることができ、水素化ポリマーと相溶性で、均
質な混合物を形成する。そのため、非常に高い濃度でも
各種の添加剤濃度で、水素化樹脂と、例えば添加剤の5
0重量%のオーダでも、マスターバッチを作ることがで
きる。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
技術で、ポリマー特性を改良するのに弗化添加剤を使用
することが知られている。USP4,278,776号
は、硬化性弗化ゴムのブレンド用のプロセス添加剤とし
てペルフルオロポリエーテルから得られるポリアミドの
使用を述べている。出願人の行ったテストでは、ペルフ
ルオロポリエーテルから得たポリアミドは、その添加剤
の高濃度での水素化樹脂とのマスターバッチを作り得な
いことを示した。その上、この添加剤が低濃度でも、均
質なマスターバッチは得られない。そのため、これらの
マスターバッチは実際には押出に使用できず、最終製造
品は非均一な性状を示すものが得られる(比較例参
照)。USP5,061,759号では、添加剤量が0.
5〜1重量%で、過酸化法で硬化しうる弗化ゴム用のペ
ル弗化ペルフルオロポリエーテル添加剤または臭素末端
基を有するものが記載されている。これらの添加剤は、
弗化ゴムの加工性と離型性を改善する。また、これらの
添加剤は、製造品を作るのに使用されるマスターバッチ
を得るのに水素化樹脂に使用すると、ペルフルオロポリ
エーテルから得たポリアミドと同じ欠点を与える。
【0003】USP3,899,563号は、熱可塑性樹
脂用のアミド、ジアミド、トリアジン、置換尿素のよう
な一官能化フルオロアルキル添加剤を記載している。こ
の特許では、その添加剤の水素化樹脂とのマスターバッ
チを作りうる可能性を挙げておらず、特にポリオレフィ
ンに対し、挙げていない。USP5,143,963号と
同5,286,773号では、水素化熱可塑性ポリマーに
対する弗化添加剤を記載している。各種添加剤中、ペル
フルオロポリエーテル添加剤が挙げられ、ペル弗化末端
基を有するペルフルオロポリエーテルのみが例示されて
いる。添加量は0.01〜<1重量%の範囲である。最
終製造品は、熱可塑性ポリマーより低い表面張力を有
し、化合物内部より表面により高い弗素含量を示す。製
品は、高い疎水性と耐付着性、低い摩擦性と表面平滑性
で特徴付けられる。添加剤として使用される弗化化合物
は、油状、グリース状またはゴム状であることができ
る。これらの添加剤は、添加剤が高含量、例えば20%
のマスターバッチを作ることができない(比較例参
照)。その他、液状弗化化合物を添加するのに、高い混
合効率を有するように特別の装置を使用しなければなら
ず、そのため二軸押出機が用いられる。出願人の行った
テストで、広く工業的に用いられる標準の一軸スクリュ
ー押出機を用いて、1重量%より低い濃度でもマスター
バッチを作ることができないことが分かった。
【0004】USP5,025,052号は、熱可塑性樹
脂用の添加剤として弗化ジオキサゾリジノンを記載して
いる。この場合、高い添加剤濃度でのマスターバッチの
製造は示されていない。USP5,681,963号と同
5,789,491号は、アルコール及び表面張力の低い
液体の撥水性を有する繊維(ポリオレフィン、ポリエス
テル、ポリアミド)の製造用添加剤として、一官能性ペ
ルフルオロアルキル化合物をベースとしたイミドの使用
を記載している。この特許で、弗化ポリマー誘導体は、
表面に移行する能力が不十分なためこの種の使用に適さ
ないと述べられている。特許出願WO97/22,57
6号とWO97/22,659号は、ステアリン酸を除
く脂肪酸と一官能性フルオロアルキルアルコールとのモ
ノエステルとジエステルを、ポリマー繊維、特にポリプ
ロピレン繊維に撥水/油性を付与するのに使用すること
が述べられている。またこの場合、ポリマー添加剤は、
上記のように不適当と考えられる。
【0005】特許出願WO99/23,149号は、
油、ワックスまたはゴム状の形での一般の弗化添加剤を
0.01〜5重量%の範囲の量でポリウレタンのような
水素化ポリマーまたは熱可塑性および熱硬化性樹脂に添
加することによる耐クリープ性製品の生産を記載してい
る。また、50%以上の高い弗素含量を有し、官能性末
端基を有するペルフルオロポリエーテル、高分子量のそ
れらの同族体は弗化添加剤の群に属す。これら特許出願
では、ポリマーが熱可塑性のとき、組成物を作るにはポ
リマーが溶融され、液体状態でフルオロカーボン添加剤
と混合され、混合装置へ供給する添加剤は、液体用添加
装置で行われることが示されている。そのため、この混
合法は、成分を上記のように液体状態で添加しなければ
ならないことから、特別な装置を必要とする欠点があ
る。また、ペルフルオロアルキル末端基を有するペルフ
ルオロポリエーテルが使用可能とされている。この特許
出願について、上記と同じ考慮が有効である。
【0006】特許出願WO99/23,148は、熱硬
化性樹脂に、先の特許出願に記載の弗化添加剤の1つを
0.01〜1%まで添加して得られる耐摩耗性製品を記
載している。マスターバッチについての言及はされてい
ない。特許出願WO99/23,147は、改良された
摩耗耐性を得るため、1〜10%の量の弗化添加剤を加
えて改質したショアーA硬度10〜90の線状または架
橋ポリマーを記載している。上記の特許出願で、官能基
を含有できるフルオロカーボンで形成された弗化添加剤
の油、ゴムまたはグリースが適するとして示されてい
る。混合装置は、特許出願WO99/23,149に記
載の液状化合物を混合するのに用いられたもので、その
ためこの混合方法も上記と同じ欠点を示す。USP5,
451,622号は、水素化樹脂、例えばポリプロピレ
ン用の撥水/油添加剤として弗素量の20〜70重量%
を含有する一官能性フルオロアルキル区分を有する部分
弗化ピペラジンの使用を記載している。また、この特許
には、高濃度の添加剤を有するマスターバッチが挙げら
れていない。
【0007】上記従来技術によれば一般的に、弗化添加
剤は、プロセス添加剤として、または最終製造品に改質
表面性を与える添加剤として使用できる。弗化添加剤の
水素化樹脂への添加方法は、一般に複雑な工程で、か
つ、上記のように押出での弗化添加剤投与用の特別な装
置を必要とする。添加剤は、実際に液状であるのが多
く、樹脂との均質化に二軸スクリュー押出機のような高
効率の装置を必要とする。従来技術の液状弗化添加剤で
は、水素化樹脂中高い添加剤濃度、特に10重量%以上
の添加剤濃度でマスターバッチを作ることは困難であ
る。ペルフルオロポリエーテルを添加剤として使用する
とき、添加剤の最大濃度が1〜2重量%のマスターバッ
チを作ることができる(比較例参照)。これは、上記の
ように特別な装置の使用を要する水素化樹脂と弗化添加
剤が実質的に不混合性であるためである。マスターバッ
チで均質性を欠くと、最終製造品中の添加剤の用量が難
しく、再現性のない製造品を得ることになる。これは工
業的見地から欠点である。さらなる欠点は、製造品中の
弗化添加剤の耐久性が制限されることである。実際に、
添加剤は、仕上工程中の熱効果、あるいは洗浄または機
械的作用、例えば摩擦によって除去され、製造品の表面
特性を損失し、環境を汚染する可能性がある。何れにせ
よ、水素化樹脂中の添加剤を50%オーダの高い添加量
で含有するマスターバッチは挙げられていない。高い含
量の添加剤を有するマスターバッチを入手可能にしうる
ことは、より均一な濃度の添加剤を有するマスターバッ
チを生じさせる。その上、そのマスターバッチは、マス
ターバッチを作るのに用いられた水素化樹脂と異なった
水素化樹脂とでも使用できる。これは、より均一な添加
剤分布を有し、そのため実質的に均質な特性を有し、か
くして製造品の生産中に廃棄物が少量の最終樹脂を得る
ことを可能にする。
【0008】次の特性を有する弗化添加剤を入手可能と
する必要があった: − 固体形態(顆粒またはペレット)で入手しうる、そ
のため特別な計量器の使用を必ずしも必要とせず普通の
装填ホッパーで計量できる、 − 水素化樹脂、熱可塑性と熱硬化性の両方、例えばポ
リオレフィン、ポリオレフィンゴム、ポリエステル、ポ
リアミド、ポリウレタンと容易に相溶性であり、また1
軸スクリュー押出機を使用できる、 − 完成化合物に、持続性の表面撥水、油性、耐摩耗
性、低い摩擦係数、改良された離型性を与える、 − 各種の非常に高い添加剤濃度で、添加剤の50重量
%のオーダでも、水素化樹脂とのマスターバッチを作る
可能性があること。
【0009】
【課題を解決するための手段】出願人は、驚くべきこと
にかつ意外なことに、上記の性質の組合せを有するペル
フルオロポリエーテルオリゴマーまたはポリマーと官能
化ポリオレフィンとを含有する添加剤を見出した。この
発明の目的物は、次の成分 a)−COOR末端基を有する一官能性ペルフルオロポ
リエーテルとの任意の混合での、−COOR末端基を有
する二官能性ペルフルオロポリエーテル(RはHまたは
1〜C10アルキル、二官能性と一官能性ペルフルオロ
ポリエーテルの数平均分子量は500〜5,000、好
ましくは900〜3,000の範囲である)、 b)化合物a)の−COOR末端基と反応しうる官能基
を有する一、二または多官能性水素化モノマー(好まし
くはその水素化モノマーの官能基はアミン基である)、 c)官能基を有し、好ましくはC2〜C4モノマーで形成
されたポリオレフィン(その官能基はa)とb)との反
応によって得られたブロックオリゴマー/ポリマーと反
応しうるもので、好ましくはその官能基は無水マレイン
酸でのグラフト化で得られる)、を用い、第1工程で、
a)とb)とを、またはa)と異なった官能価を有する
モノマーb)の混合物とを、成分a)の−COOR基が
消失するまで反応させ、第2工程で、a)とb)との反
応で得られた生成物を、官能化ポリオレフィンc)と反
応させることによって得ることができる、官能化ペルフ
ルオロポリエーテルと官能化ポリオレフィンで形成され
る水素化樹脂用添加剤である。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の添加剤は、任意に、
2,000〜10,000の範囲の分子量を有する中性の
ペルフルオロポリエーテル油(化合物d))からなるこ
とができる。重量パーセントで表わして、成分a)〜
d)の各々の量は次のごとくである: − 成分a) 30〜70重量% − 成分b) 1〜30重量% − 成分c) 10〜70重量% − 成分d) 0〜20重量% a)+b)+c)+d)の合計は100重量%に等しい。
【0011】二官能性(ペル)フルオロポリエーテルと
一官能性ペルフルオロポリエーテル(成分a)は、鎖に
沿って統計的に分布した次の単位:(C36O);(C
FYO)(YはFまたはCF3);(C24O);(CF2
(CF2)X'CF2O)(X'は1または2に等しい整数);
(CR45CF2CF2O)(R4とR5は互いに同一また
は異なりHとClから選択され、かつペルフルオロメチ
レン単位の1つの弗素原子は、任意にH、Clまたは
(ペル)フルオロアルキル(例えば1〜4個の炭素原子
を有する)で置換できる)の1またはそれ以上を有す
る。
【0012】a)の好ましい二官能性化合物は、鎖に沿
って統計的に分布したペルフルオロオキシアルキレン単
位を有する次のもの: (a') −CF2−O−(CF2CF2O)p'(CF2O)q'―CF2― (VIII) (式中、p'とq'はq'/p'比が0.2〜2の間からな
り、数平均分子量が上記の範囲であるような数である) (b') −CFX'I−O−(CF2CF(CF3)O)r'(CF2CF2O)s'―(C FX'IO)t'―CFX'I (IX) (式中、X'IはFまたは−CF3;r'、s'とt'はr'
+s'が1〜50の範囲で、t'/(r'+s')比が0.
01〜0.05の範囲で、r'+s'が0ではなく、分子
量は上記の範囲であるような数である) (c') −CF(CF3)(CFX'IO)t'(OC36) u' −OR'fO−(C3 6 O) u'(CFX'IO)t'CF(CF3)− (X) (式中、R'fはC1〜C8ペルフルオロアルキレン、u'
+t'は数平均分子量が上記の範囲であるような数で、
t'は0であってもよく、X'Iは上で示した通り) (d') −CF2CF2O−(CF2(CF2)x'CF2O) v'−CF2CF2− (X I) (式中、V'は分子量が上記の範囲内であるような数
で、X'は1または2に等しい整数) (e') −CF2CH2−(OCF2CF2CH2O)w'−OR'fO−(CH2CF2C F2O)w'−CH2CF2− (XII) (式中、R'fはC1〜C8ペルフルオロアルキレン、W'
は数平均分子量が上記の範囲であるような数である)で
あって、かつ二官能性ペルフルオロポリエーテル成分
a)の末端基が−COORタイプ(R=HまたはC1
10アルキル)のものである。
【0013】二官能性(ペル)フルオロポリオキシアル
キレンは公知製品で、−COF末端基を有する対応する
(ペル)フルオロポリオキシアルキレンから出発して作
ることができる(例えば特許GB1,104,482、U
SP3,715,378、USP3,242,218、US
P4,647,413、EP148,482、USP4,5
23,039、EP340,740、特許出願WO90/
03357、USP3,810,740、EP239,1
23、USP5,149,842、USP5,258,11
0参照)。
【0014】二官能性ペルフルオロポリエーテルとの混
合で、a)で使用される好ましい一官能性ペルフルオロ
ポリエーテルは、次の構造: IB) A'O(C36O)m(CFYO)n− (式中、Yは−Fまたは−CF3、A'は−CF3、−C2
5、−C37、−CF2Clまたは−C24Cl、C3
6O単位とCFYO単位は、(ペル)フルオロポリエー
テル鎖に沿ってランダムに分布し、mとnは整数で、m
/n比が≧2、mとnは分子量が成分a)で示した範囲
内であるような値である)、 IIB) C37O(C36O)m− (式中、mは正の整数で平均分子量が成分a)で示した
範囲内であるような値である)、 IIIB) (C36O)m(C24O)n(CFYO)q (式中、YはFまたは−CF3;m,nとqは0とは異
なり、数平均分子量が成分a)で示した範囲内であるよ
うな整数である)を有し、かつ一官能性ペルフルオロポ
リエーテルの末端基が−CF2−COOR(Rは上記)
である。
【0015】化合物IB)は、例えば特許GB1,10
4,482号に記載の方法に従ってヘキサフルオロプロ
ペンの光酸化によって得ることができ、化合物IIB)は
例えばヘキサフルオロプロペンエポキシドのイオンテロ
メリゼーションで得ることができ(例えばUSP3,2
42,218号参照);化合物IIIB)は例えばUSP
3,665,041号に記載の方法でC36とC24の混
合物についての光酸化で得ることができる。二官能性ペ
ルフルオロポリエーテルとの混合での一官能性ペルフル
オロポリエーテルの量は、混合物a)の0〜90重量
%、好ましくは5〜40%の範囲である。
【0016】官能価がアミン性のときの成分b)の例
は、次のものである: b1) 式R1−NH2のモノアミン (式中、R1は脂肪族線状または任意にC1〜C4アルキ
ル基で置換された4〜6の炭素原子環を有する脂環族C
1〜C20アルキル基、またはR1は炭素原子の全数は6〜
20の範囲である線状または分枝状C1〜C4アルキル基
で任意に置換されたアリール基;式R1NH2のアミンの
例はステアリルアミンである)、 b2)式 NR2A3A−R1A−NH2のジアミン (式中、R1Aは脂肪族線状または任意にC1〜C4アルキ
ル基で置換された4〜6の環炭素原子数を有する脂環族
2〜C12アルキル基、またはC6〜C12アリール基;R
2AとR3Aは互いに同一または異なり、水素または線状も
しくは分枝状C1〜C5アルキル基、R1A=アルキルかつ
2A=R3A=Hのジアミンの例はエチレンジアミンとヘ
キサメチレンジアミン;R1A=アリールのジアミンの例
はナフタレンジアミン;R1A=アルキルかつR2A=R3A
=CH3のジアミンの例はN,N−ジメチルアミノエチレ
ンジアミン) b3)式 (NH22−Ar1−Ar1−(NH22
芳香族テトラミン (式中、Ar1はC1〜C4アルキル基で任意に置換され
たフェニル;芳香族テトラミンの例はテトラアミノビフ
ェニル化合物)。
【0017】好ましいモノマーb)はステアリルアミン
(b1)、なおより好ましいのは群(b2)と(b3)
の化合物である。成分c)で、官能化ポリオレフィンと
しては、例えば次のポリマーがある:a)+b)の反応
物アミン基と反応しうる官能化モノマーでグラフト化さ
れたポリプロピレンホモポリマー、ポリプロピレンコポ
リマー、高密度ポリエチレン(HDPE)または線状低
密度ポリエチレン(LLDPE)。グラフト化モノマー
の例として、無水マレイン酸を挙げることができる。他
の成分c)は、第2の官能基を有するエチレン系モノマ
ー、例えば酢酸ビニル、かつ任意に一酸化炭素COの存
在下、例えばEVA、E/nBA(n−ブチルアクリレ
ート)とE/nBA/COを含有するエチレンのコポリ
マーまたはターポリマーである。
【0018】官能化ポリオレフィン成分c)は、市場で
知られ入手しうる製品である。例えば、樹脂Fusabondと
Bynel(Du Pont)と樹脂Questron(Montell)を挙げること
ができる。ペルフルオロポリエーテル油成分d)は、成
分a)で記載したのと同じ組成の単位を鎖中に有する
が、−CF2Xタイプ(X=F、Cl、好ましくはX=
F)のペルハロゲン化末端基を有する。そのペルフルオ
ロポリエーテルは、既知の方法で得ることができる(例
えばUSP3,665,041、USP2,242,21
8、USP3,715,378とEP239,123参
照)。同じ化学的官能を有するモノマーb)の混合物、
例えばステアリルアミンとヘキサメチレンジアミンが、
この発明の組成物に使用できる。
【0019】この発明による添加剤は、次の工程: 1) 任意に二官能性ペルフルオロポリエーテルと一官
能性ペルフルオロポリエーテルの混合で形成される官能
化ペルフルオロポリエーテル成分a)と水素化モノマー
成分b)とを、90〜100℃の範囲の温度で撹拌下に
加熱し、続いて反応の完結、すなわちIRスペクトル
で、−CF2−に結合したCOOR基の1800cm-1
でのバンドが消失するまで、真空下(1mmHg)10
0〜130℃で加熱して反応させて化合物a)+b)を
合成し、 2) 同じ反応器中に、好ましくは無水マレイン酸で官
能化された官能化ポリオレフィン成分c)を撹拌下に添
加し、混合物を、大気圧下、180〜190℃の範囲の
温度で30〜60分間加熱して反応させ、終わりに、得
られた生成物を温時排出することからなる方法で得るこ
とができる。
【0020】工程1)は、攪拌機を具備した重縮合反応
器または適当な混合セル中に、次の成分で形成された混
合物を導入することによって行われる: − 化合物a)、例えば任意にペルフルオロポリエーテ
ルモノエステルと混合させた、ペルフルオロポリエーテ
ルのエチルまたはメチルジエステル、 − モノマーb)、任意に異なる官能価を有する他のモ
ノマーb)との混合物、例えば、一官能性および/また
は2より高い官能価を有する多官能性アミンとの任意に
混合させた、脂肪族または芳香族ジアミンが成分b)と
して使用できる。b)とa)の官能基のモル比は1〜
1.5の範囲であり、かつ何れもb)の量は、反応で
a)の−COOR基を消失させるような量でなければな
らない。反応器の温度は、撹拌下に90〜100℃の範
囲の値にもたらし、遊離したアルコールを蒸留で採取す
る。大気圧での蒸留相が終わってから、反応を完結さす
ためポリマーを真空下(1mmHg)100〜130℃
に加熱する。IRスペクトルで−CF2−に結合したC
OOR基の1800cm-1でのバンドが消失したら、反
応を終了する。
【0021】b)の一官能性モノマーと多官能性モノマ
ーの比は、得ようとするa)+b)の分子量の関数で最
適化できる。モノマーb)は、任意に一官能性ペルフル
オロポリエーテルとの混合で二官能性ペルフルオロポリ
エーテルと反応し、例えばポリアミドとポリベンゾイミ
ダゾールを生じ、後者は上記の芳香族テトラミン(b
3)から得ることができる。任意に、最初の工程で得ら
れた化合物に、ペルフルオロポリエーテル油化合物d)
のような弗化添加剤を、上記の範囲内の量で撹拌下に熱
時添加することができる。 工程2)成分c)で、好ましくは無水マレイン酸での官
能化ポリオレフィンとa)とb)との反応生成物を撹拌
下に同じ反応器に導入する。それを、180〜190℃
の温度で大気圧下撹拌しつつ30〜60分間加熱する。
排出された最終反応生成物は、均質なプラスチック材の
塊である。第2工程で、a)とb)との反応で得た化合
物の官能基と官能化ポリオレフィンの官能基の割合はモ
ルで10〜0.1、好ましくは約1である。
【0022】終わりに得られた添加剤は、室温およびよ
り高い一般に80℃までで固体状で、一般に80℃以上
の融点と、50%重量以上の鎖中のペルフルオロポリエ
ーテル含量で特徴付けられる かくして得られた発明の添加剤は、好ましくは押出、ペ
レット化の後に、水素化樹脂との均質なマスターバッチ
を得る添加剤として使用される。マスターバッチでの添
加剤濃度は、1〜50重量%の範囲である。水素化樹脂
の例は、HDPE、LLDPE、PPそれぞれのコポリ
マーのようなポリオレフィン;PETのようなポリエス
テル;ナイロンのようなポリアミド、EPDMのような
ゴムなどである。
【0023】マスターバッチは、例えば、添加剤と水素
化樹脂とを、例えば混合セル中、170〜190℃の範
囲の温度で15〜30分間混合するか、または水素化樹
脂に用いられた操作条件下で押出して作られる。任意
に、成分a)と添加剤の成分b)を反応させて得た生成
物に次いで成分c)を反応させ、水素化樹脂に添加する
ことができる。例えばa)+b)の反応生成物を、混合
セルまたは押出機中で、水素化樹脂に添加し、次いで2
つの相を、成分c)の顆粒を加えて押出中に相溶化す
る。マスターバッチは、肉眼上均質で欠陥がない。これ
は、高い添加剤濃度を有するマスターバッチを入手可能
にするのに工業的に有利である。この場合、マスターバ
ッチは、所望の弗素含量を得るまで、水素化樹脂を加え
て、希釈に用いられる。この加工中に、添加剤やその成
分の損失は認められない。
【0024】理論に拘束されないが、弗素化部分すなわ
ちポリオレフィンc)に化学的に結合したペルフルオロ
ポリエーテル化合物a)は、マスターバッチを得る工程
中抽出されないと考えられる。その他、添加剤は、上記
の熱処理で揮発しないことも判明している。マスターバ
ッチと水素化樹脂とを混合して得ることができる最終製
造品は、上記の特徴;疎水性、低い表面張力液体への耐
性、摩耗耐性、摩擦係数とこれら特性の経時的保持性の
組合せで特徴付けられる。本出願人により予想外に見出
されたこの発明の添加剤のさらなる利点は、水素化樹脂
に、非官能性ペルフルオロポリエーテル油(成分d))
のような他の弗化添加剤を担持するのにも使用でき、液
状バッチの押出の使用を必要とすることなく、使用時の
製造品で、ペルフルオロポリエーテル油の改善された最
終的な均質性と持続性を与える。実際に上記のごとく、
水素化樹脂の添加剤として非反応性ペルフルオロポリエ
ーテル油の使用についての欠点は、水素化樹脂に対する
効果が経時的に非常に制限されることである。
【0025】この発明の添加剤は、流動学的性質、熱分
析(示差熱量法と熱重量測定法)とIR分光測定で特徴
付けられる。既に述べられたように、この発明の添加剤
は、加工特性を改良し、また、最終製造品の離型に改良
された特性を与える。製造品は、その表面特性をさらに
改良するため100〜140℃の範囲の温度で加熱して
第2の熱処理に付すことができる。
【0026】
【実施例】次の実施例は、発明の範囲を制限することな
く発明を例証するものである。実施例 分析方法 動力学粘度は30℃、平行板を持つアレス(Ares)の流
動計、周波数は0.83rad/秒にて測定された。ア
ミンの当量NH2は電位差滴定によって測定され、トリ
クロロトリフルオロエタンとのメタノールの9:1溶液
(v/v)50mlの中にポリマー約5gを溶解し、H
Cl 0.1Nのアルコール溶液でのポテンシオグラフ
で滴定する。熱転移(TgとTm)は、Perkin Elmer
(登録商標)DSC 2測定器によって以下の熱処理を用いて
測定された:10℃/分で50℃から180℃まで加
熱、180℃で5分間等温、10℃/分で180℃から
50℃まで冷却、50℃で2分間等温、10℃/分で5
0℃から180℃まで加熱。引張特性はASTM D1708(5mm
/分の速度)によりInstrom(登録商標) mod. 1185力量
計を用いて23℃で測定された。n−ヘキサデカンでの
静接触角は室温でKuss(登録商標) G23測定器を用いて
セシルドロップ(Sessile drop)の方法にて測定され
た。角度測定は表面に滴が触れてから30秒後に写真を
取って行われた。
【0027】実施例1 エチレンジアミンとペルフルオロポリエーテル二官能価
エステルとの反応によって得られるポリアミドの合成 エチレンジアミン30gおよび分子量2,000とCH3
OCOCF2O(CF2CF2O)p(CF2O)qCF2COO
CH3(p/q=2)(1−A)の構造を持つペルフルオ
ロポリエーテルメチルジエステルから作成された油1k
gを、撹拌機を装備した2lの重縮合反応器に投入す
る。反応混合物は、重縮合の間に放出されたメタノール
を蒸留しながら、窒素大気の中で4時間加熱する。最後
には、反応器の内部は真空源(1mmg)と連結し、さ
らに4時間100℃で加熱した。最後には、反応器を初
期圧力にもどす。ペルフルオロポリエーテルアミド誘導
体は反応器の底から粘性の油として熱時排出させる。
【0028】ポリアミド誘導体のIRスペクトルでは−
CF2COOCH3基の1800cm -1における吸収バン
ドが欠けており、したがって原料のペルフルオロポリエ
ーテルのエステル基すべてがアミド基(1690c
-1)へ変換された。ポリアミドは以下の物理的特性を
示す。 粘度:32.000ポアズ(3.2×103Pa) 熱転移(DSC, 20℃/分):−104℃; −2
0℃ アミン当量NH2: 23,000g/eq
【0029】実施例2 ヘキサメチレンジアミンとペルフルオロポリエーテル二
官能価エステルの反応によって得られるポリアミドの合
成と特性 ヘキサメチレンジアミン60gおよび2,000の分子
量とp/q=2であるCH3OCOCF2O(CF2CF2
O)p(CF2O)qCF2COOCH3の構造を持つペルフル
オロポリエーテルメチルジエステル油1kgを、テープ
撹拌機を装備した2lの重縮合反応器に投入する。反応
混合物は、重縮合副生物のメタノールを蒸留しながら、
窒素雰囲気下で4時間加熱する。そして真空源(1mm
Hg)を連結し、120℃でさらに4時間加熱する。ペ
ルフルオロポリエーテルポリアミドは反応器の底から粘
性の油として熱時排出する。
【0030】ポリアミドのIRスペクトルでは−CF2
COOCH3基の特性である1800cm-1における吸
収バンドが欠けている。したがってすべてのエステル基
がアミド基(バンドは1690cm-1)へ変換される。
ポリアミドは、熱転移(DSCによる)と粘度(30°
の流動曲線)によって特徴づけられる: 粘度:70,000ポアズ(7.103Pa) 熱転移(DSC, 20℃/分):−107℃; −4
0℃
【0031】実施例3 ビス−ステアリルアミドとペルフルオロポリエーテル二
官能価エステルの反応によって得たポリアミドの合成と
特性 撹拌機、窒素源と蒸留レトルトを装備した2リットルの
3つ口ガラスフラスコに、式(1−A)のペルフルオロ
ポリエーテルジエステル500g(ただし分子量は1,
500)、とステアリルアミン180gを導入する。反
応混合物は放出されたメチルアルコールを蒸留しなが
ら、撹拌下70℃−80℃に加熱する。4時間の反応時
間の後、真空源(1mmHg)を連結し、2時間維持す
る。それを冷却し、蝋質粘稠度を持つ固体が反応器から
排出される。IR分析は1800cm-1でのバンドの欠
如を表わしている(CF2基に結合したエステル基)。 熱転移(DSC, 20℃/分):−80℃(Tg);
+40℃(Tm)
【0032】実施例4 ポリアミドペルフルオロポリエーテル誘導体と官能化ポ
リエチレンとの反応による添加剤の製法 実施例2で得た弗素化ポリアミド500gと、以下の特
性を持つ無水マレイン酸で官能化したポリエチレンの顆
粒500gを2lの重縮合反応器に導入する:メルトフ
ローインデックスMFI(190℃,2.16kg,AS
TM D1238)4.2g/10分、無水マレイン酸含
量0.4重量%、Tm80℃。塊素材を撹拌下190℃
1時間加熱する。最後に、プラスチック質の粘稠度と以
下の性質を持つ白い固体が約900g排出する。 熱転移(DSC, 20℃/分):−100℃(T
g); +93℃(Tm) 熱安定性(TGA,10℃/分で20℃から700℃へ
動的):T1%(テストサンプルの1%の重量損失が生ず
る温度:362℃)
【0033】実施例4b 実施例4の添加剤の機械的性質の特性化 実施例4の添加剤を加圧成形(200℃、5分)し、標
品を得る。この標品を、ASTM D1708に従って
Instrom(登録商標) mod 1185により、
ASTM D 4065に従って平行板を具備するAr
es(登録商標) 3−A25により(2℃/分の熱勾
配と6.28rad/s周波数)、引張り機械と動的機
械特性化に付した。成形した添加剤は固体である。実際
に標品は50℃72時間の加熱後でも寸法安定性を維持
している。ASTMテストで課した変形(500%)
は、標品を室温に冷却後、回復しない。変形回復は、標
品を室温で24時間置いた後1%未満であると認められ
る。添加剤の動的機械スペクトルは、室温で約1〜2M
PaのモジュラスG’値(弾性成分)と約0.01MP
aのG''値(粘稠成分)を示す。 溶融点以上(110〜120℃)G''>G’ 従って、この発明の添加剤は、蝋質やゴム様物質ではな
く、より適切にはプラスチック材として分類できる。
【0034】実施例5 ポリアミドペルフルオロポリエーテル誘導体と官能化ポ
リプロピレンとの反応による添加剤の製造 実施例1で得た弗化ポリアミド500gと、無水マレイ
ン酸で官能化したポリプロピレン顆粒500g(メルト
フローインデックス(実施例4のように測定))28g
/10分;無水マレイン酸含量0.6重量%;Tm 1
52℃)を2lの重縮合反応器に導入する。塊を撹拌下
190℃に加熱し、その温度に1時間維持する。終わり
にプラスチック様の粘稠性を有する白色固体900gを
抽出する。その性質は次の通り。 MFI(190℃、2.16Kg、ASTM D123
8) 210g/10分熱転移(DSC, 20℃/
分):−100℃(Tg); +150℃(Tm) 熱安定性(TGA,10℃/分で20℃から700℃へ
動的):T1%(テストサンプルの1%重量損失を生ずる
温度):350℃
【0035】実施例6 非反応性ペルフルオロポリエーテル油(Fomblin(登録
商標) YR)との混合での発明の添加剤の製造とポリオ
レフィンとのマスターバッチの製造 次の成分からなる混合物をつくる:実施例1で得たポリ
アミドの450g、非反応性(ペルフルオロ化)末端基
Fomblin YR(登録商標)1800を有するペ
ルフルオロポリエーテルの50g、および前の実施例5
で示した性質を有する官能化ポリプロピレン(MFI
115、無水物0.6重量%)の500g。実施例4に
述べた方法に従う。2時間の混合後に、固体表面または
反応器の表面に油性残渣を生じていない、白色プラスチ
ックで、肉眼的に均質な固体を排出する。生成物をポリ
プロピレンおよびポリエチレンのようなポリオレフィン
に添加し、非反応性PFPE油の使用によって生ずる代
表的な問題を認めることなく、添加剤濃度5〜20%の
均質なマスターバッチを生じる。
【0036】実施例7 HDPE用添加剤としての実施例4の添加剤の使用(加
工助剤) 実施例4の添加剤20重量部とHDPE80重量部で形
成されるマスターバッチを作った。使用したポリオレフ
ィンは、MFT1g/10分(190℃/2.16kg)
で特徴付けられる。成分をブラベンダー混合セルに充填
し180℃で30分(30rpm速度)でマスターバッ
チを作った。セルから冷時排出したマスターバッチは、
肉眼的に均質で白色のプラスチック固体として現れる。
このマスターバッチに、さらにHDPEをブラベンダー
セルに170℃で30分(30rpm速度)で加えて、
添加剤含量4%と1%それぞれにHDPEで希釈した。
【0037】次いで、20%と4%マスターバッチをプ
レートに圧縮成形し(5分230℃)、添加剤分布の均
質度合とポリオレフィンの最も重要な物理特性への効果
を評価するため機械(引張)、動的機械と熱特性(DS
C測熱)に関して特徴付けた。引張特性は、ASTM
D1708により(5mm/分速度)、Instrom
(登録商標) mod.1185動力計により23℃で
測定し、一方熱転移(溶融)は、次の熱処理:10℃/
分で50℃から180℃へ加熱、180℃で5分恒温、
10℃/分で180℃から50℃に冷却、50℃で2分
恒温、10℃/分で50℃から180℃に加熱を用いて
測定した。動的機械特性は、レオゴニオメータAres
(温度勾配2℃/分、周波数6.28rad/s)によ
って行った。
【0038】表1は、HDPEと、実施例4の添加物の
混合物についての特性データを示す。弗化添加剤は最も
高い濃度(20%)でも均質に分布し、かつ可塑剤とし
て実質的に作用していることが、添加剤含有標品が添加
剤なしの標品に対しモジュラス減少と破断伸びの増加を
示すことからいえる。溶融点は変化せず、そのためポリ
オレフィン結晶度の変更も分子レベルでの相互作用もな
い。溶融エンタルピーは、ブレンド中の弗化添加剤の含
量にほぼ比例して減少し、マスターバッチの製造工程中
の添加剤の有意な損失がないことを確認する。
【0039】実施例8 実施例5の添加剤のPP表面特性の改質への使用(添加
剤の添加量1〜3%) 実施例5の添加剤の20重量部と、34g/10分(2
30℃、2.16kg)に等しいMFIを有するポリプロ
ピレンの80重量部から形成されるマスターバッチを作
った。マスターバッチは、成分をブラベンダー混合セル
に190℃で20分間(30rpm速度)で充填して作
った。セルから冷時排出したマスターバッチは、肉眼上
均質で、白色のプラスチック固体として現れる。20%
の添加剤でのマスターバッチを室温でスクリュープロペ
ラミルで粉砕した。次いで、添加剤濃度1%と3%のP
Pとのブレンドを、ブラベンダーセル中で作り、実施例
7で記載したのと同様な操作方法を行う。次いで添加剤
化をしたPPを、0.3mm厚の2つのアルミシート間
に、プレートプレスで230℃、5分間で成形した。
【0040】PPプレートの表面を、撥水性と低い表面
張力を有する液体に対する表面耐性を測定するため、水
との接触角および炭化水素との接触角を測定して特徴付
けた。n−ヘキサデカンとの静的接触角は、セシル(se
ssile)滴下法によりKruss(登録商標)G23装
置を用い室温で測定した。角度測定は、表面との滴の接
触から30秒後に撮影した。結果は表2に示す。表か
ら、ヘキサデカンはポリプロピレン表面を完全に湿潤す
ることを示す(親油性、低表面張力の液体に無耐性)。
添加されたポリプロピレンでのヘキサデカンは、測定可
能な接触角を有し、離散した安定した安定な滴を形成す
る。そのため、弗化添加剤は、そのポリマー性質にかか
わらず、表面エネルギーを低下している表面に現れるこ
とができる。特に、135℃で熱後処理サイクルにより
かつ1%以上の添加剤パーセントで、40〜50℃のオ
ーダの高い接触角を有するヘキサデカン滴を得ることが
できることを観察されている。これは、この発明の添加
剤を添加したポリプロピレンが撥油性になり、表面張力
が低い炭化水素質の液体では湿潤しないことを意味す
る。水との接触角を測定すると、添加したポリオレフィ
ンの98〜102°のようなPPに対し80〜90°の
水との接触角の増加が示される。
【0041】実施例9(比較) HDPEとペルフルオロポリエーテル(Fomblin
(登録商標))の混合物の均質性評価 従来技術の公知の添加方法により、ペルフルオロポリエ
ーテル油Fomblin(登録商標) YRの異なる量
を、水素化樹脂HDPEの故意に作った多孔に吸収させ
た。このように、弗化油の各種の量を含むHDPE混合
物が作られた。使用したFomblin(登録商標)Y
R1800は次の物理的性質を有した: 分子量Mn(NMR):7,250 動粘度(ASTM D455,20℃):1,850c
St(1.85、10 92/s) 密度(ASTM D891,20℃):1.2g/ml 2重量%以上のペルフルオロポリエーテルの量を含む混
合物は肉眼上均質で、表面に油状残渣の存在と例えばク
レーターや堆積物のような局所的な不均質性を示す。F
omblin(登録商標)YR1800を2重量%と
0.5重量%の濃度でそれぞれ含む混合物を混合セルで
作った。この混合物から、実施例7に記載の手順で標品
を成形した。得られた標品の引張特性をASTM D1
708に従い23℃で測定した。
【0042】得られた結果を表3に示す。表を検査する
と、異なる混合物に対応する標品のモジュラスは、実質
的に変化せずに残存するが、添加剤2%を含有の材料
で、破断特性(破断応力と伸長)で実質的な悪化がある
ことが分かる。これは、成形した材料中で、添加剤分布
が均質でなく欠陥が存在することを意味する。従って、
この混合物でのマスターバッチを作ることはできない。
【0043】実施例10(比較) ポリオレフィンとペルフルオロポリエーテルポリアミド
のマスターバッチの製造テスト 実施例1の弗化ポリアミド10gとMFI=34g/1
0分のPP90gをブラベンダー混合セルに導入する。
ブレンドを190℃で30分(撹拌ブレード速度30r
pm)加熱する。終わりに、それを室温に冷却し排出す
る。冷却した塊の中に、機械的に除去できる液体と粘稠
相の表面を有する、ポリオレフィンにおける弗化ポリマ
ー添加剤の不均質な分布が肉眼的に観察される。そのた
め、弗化添加剤は、ポリオレフィンと相溶性ではない。
ブレンドをより高温(230℃)に加熱したり、ブレン
ドに実施例2のポリアミドを用いたり、またPPをHD
PEに代えても結果は変わらない。従ってこの発明の添
加剤を添加剤成分であるフルオロポリエーテルポリアミ
ドで置換して、ポリオレフィンとの均質なマスターバッ
チを作ることはできない。
【0044】実施例11 この発明の添加剤を3重量%添加したポリオレフィン樹
脂の表面撥水性と撥油性の寿命の証明 実施例8で作った20%のマスターバッチの量を、添加
剤の最終量が3重量%になるようにPPサンプルに添加
した。実施例8に記載のように、2つのアルミシート間
に成形して得られた樹脂の標品を、沸騰温度に維持した
蒸留水を粉満したピーカー上8時間懸濁し保持する。終
わりに、標品を乾燥し、水とn−ヘキサデカンの両方と
の接触角を測定し、表4に示した結果を得、その中に未
処理標品について2つの溶媒での接触角の値を参照とし
て示す。標品は、上記の時間水蒸気との接触で急速にエ
ージングした後でも撥水および油性を維持することをテ
ストは示している。
【0045】実施例12 成分a)+b)の反応によって作られる3級ビスアミドの
合成と特徴付け N,N−ジエチルエチレンジアミンの144gと、分子
量600で次の構造 C25OCOCF2O(CF2CF2O)p(CF2O)q
2COOC25(p/q=2) を有するペルフルオロポリエーテルジエチルエステルの
1kgをアンカー撹拌機付の2l重縮合反応器に導入す
る 反応混合物を窒素雰囲気圧80℃で2時間加熱し、その
間重縮合中放出されるエタノールを蒸留する。温度を1
00℃に上げ、反応器を真空源(1mmHg)に4時間
連結する。得られた生成物は、反応器の底から温時排出
し、黄褐色に着色した油の形で得る。 粘度(20℃):50mPa.s
【0046】実施例13 官能化ポリエチレンでの添加剤の製造 2lの重縮合反応量に、無水マレイン酸で官能化し、次
の性質を有するポリエチレンの500gを導入する: メルトフローインデックス(実施例4参照):4.2g
/10分 無水マレイン酸含量:0.4重量% Tm 90℃ 塊を120℃で溶融し、実施例12で作った弗化アミド
の500gを添加し、1時間加熱する。粉砕し、粉末化
される白色プラスチック固体1000gを排出する。
【0047】実施例13A a)とb)との反応で得た生成物と官能化ポリオレフィ
ンc)を直接水素化樹脂中で反応さすことによるマスタ
ーバッチの製造 マスターバッチは、ブラベンダー混合セル中、実施例1
2の3級ビスアミドの10重量部、実施例13で用いた
のと同じ無水マレイン酸で官能化したポリエチレンの5
重量部及びMF(ASTM D1238)34g/10分
を有するポリプロピレンの85重量部とを230℃で2
0分間(30rpm速度)で混合して作った。得たマス
ターバッチは、肉眼上均質なプラスチック固体として現
れる。実施例13B(比較) a)+b)の反応で得た化合物と水素化樹脂との相溶性
テスト 実施例13Aを無水マレイン酸で官能化したポリエチレ
ンの添加を省略して、繰り返す。混合セル中、同じ条件
下を操作し、3級ビスアミドとポリプロピレンとの均質
混合物を形成するのに成功しない。
【0048】実施例14 実施例13で作った添加剤のポリプロピレン表面特性の
改質への使用 実施例13で作った添加剤の10重量部と、MFI(A
STM D1238)34g/10分のポリプロピレン
の90重量部とからなるマスターバッチを、2成分をブ
ラベンダー混合セルに230℃で20分間供給(30r
pm速度)して作った。マスターバッチを混合セルから
冷時排出し、このものは肉眼上均質な白色固体として出
る。次いでこれをスクリュープロペラミルで粉砕する。
さらに、このマスターバッチを、添加剤の最終濃度2%
となるように、上で使用したのと同じポリプロピレンの
他の1部と混合する。
【0049】次の標品を作る: − マスターバッチの製造に用いたポリプロピレン; − マスターバッチ(添加剤10重量%濃度)とマスタ
ーバッチにポリプロピレン添加(添加剤濃度2%) 標品は2つのアルミシート間に材料を230℃で5分間
圧縮成形して作る。標品の厚みは0.3mmである。撥
油性テストは、標品の2つの表面の1つで行い、標品表
面の液体に対する耐性を証明する。水−ヘキサデカンと
の静接触角を測定する。結果は表5に示す。この表では
添加剤が、樹脂中2%濃度で材料に撥油性を与えること
ができ、これは接触角が、マスターバッチで作った標品
のものと比較しうる高い値を保っているためであること
を示す。
【0050】実施例15 添加剤の3重量%を含有するPP標品の摩耗耐性のテス
ト 実施例8に記載のようにして作り、0.3mm厚である
実施例11の組成を有する標品を、ASTM D104
4に従い、テーバ摩耗試験機CD10研磨板を用い摩耗
サイクルに付す。摩耗サイクルの終わりに、標品の厚み
は約5ミクロン(厚みの約1.5%に相当)に減少し
た。標品の処理面を洗浄した後、水およびn−ヘキサデ
カンとの接触角を測定する。結果は表4に示す。得られ
たデータは、撥水・油性特性が、摩耗サイクルで形成さ
れた標品の新しい表面でも実質的に保持されることを示
す。テストは、添加剤が標品中実質的に均質に分布され
ていることを示す。
【0051】
【発明の効果】この発明の添加剤により、水素化樹脂の
押出中、加工性に否定的に作用せず、逆に加工性を改善
し、最終製造品の離型性を向上することができる。加え
て、本発明の添加剤を添加した水素化樹脂は、表面特性
の改善を持続することができる。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】
【表3】
【0055】
【表4】
【0056】
【表5】
フロントページの続き (72)発明者 ステファノ チュッリ イタリア、ミラノ、20047 ブルジェリオ、 ヴィア ヴォルチュルノ 80/セドリ (72)発明者 アルド サングイネティ イタリア、20142 ミラノ、ヴィア デ プレティス 46 (72)発明者 マッシモ スチッチターノ イタリア、20100 ミラノ、ヴィア デル ダヌビオ 6 Fターム(参考) 4F070 AA13 AA15 AA54 AB03 AB08 AC75 AE17 FB03 4J001 DA02 DB03 DC05 DC12 DD04 EB74 EC05 EC10 JA01 JB18 JB21 4J002 BB021 BB031 BB121 BB141 BB212 CL072 FD161 FD162 4J031 AA12 AA55 AB01 AC07 AD01

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分 a)−COOR末端基を有する一官能性ペルフルオロポ
    リエーテルとの任意の混合での、−COOR末端基を有
    する二官能性ペルフルオロポリエーテル(RはHまたは
    1〜C10アルキル、二官能性と一官能性ペルフルオロ
    ポリエーテルの数平均分子量は500〜5,000、好
    ましくは900〜3,000の範囲である)、 b)化合物a)の−COOR末端基と反応しうる官能基
    を有する一、二または多官能性水素化モノマー(好まし
    くはその水素化モノマーの官能基はアミン基である)、 c)官能基を有し、好ましくはC2〜C4モノマーで形成
    されたポリオレフィン(その官能基はa)とb)との反
    応によって得られたブロックオリゴマー/ポリマーと反
    応しうるもので、好ましくはその官能基は無水マレイン
    酸でのグラフト化で得られる)、を用い、 第1工程で、a)とb)とを、またはa)と異なった官
    能価を有するモノマーb)の混合物とを、成分a)の−
    COOR基が消失するまで反応させ、 第2工程で、a)とb)との反応で得られた生成物を、
    官能化ポリオレフィンc)と反応させることによって得
    ることができる、官能化ペルフルオロポリエーテルと官
    能化ポリオレフィンで形成される水素化樹脂用添加剤。
  2. 【請求項2】 2,000〜10,000の範囲の分子量
    を有する中性のペルフルオロポリエーテル油(化合物
    d))からなる請求項1による添加剤。
  3. 【請求項3】 重量パーセントで表わして、成分a)〜
    d)の各々の量が − 成分a) 30〜70重量% − 成分b) 1〜30重量% − 成分c) 10〜70重量% − 成分d) 0〜20重量% a)+b)+c)+d)の合計は100重量%に等しいであ
    る請求項1または2による添加剤。
  4. 【請求項4】 a)で挙げた二官能性(ペル)フルオロ
    ポリエーテルと一官能性ペルフルオロポリエーテルが、
    鎖に沿って統計的に分布した次の単位:(C 36O);
    (CF2(CF2)X'CF2O)(X'は1または2に等しい
    整数);(CFYO)(YはFまたはCF3);(C2
    4O);(CR45CF2CF2O)(R4とR5は互いに同
    一または異なりHとClから選択され、かつペルフルオ
    ロメチレン単位の1つの弗素原子は、任意にH、Clま
    たは(ペル)フルオロアルキル(1〜4個の炭素原子を
    有する)で置換できる)の1またはそれ以上を有する請
    求項1〜3の何れか1つによる添加剤。
  5. 【請求項5】 a)の好ましい二官能性化合物は、鎖に
    沿って統計的に分布したペルフルオロオキシアルキレン
    単位を有する次のもの (a') −CF2−O−(CF2CF2O)p'(CF2O)q'―CF2― (VIII) (式中、p'とq'はq'/p'比が0.2〜2の間からな
    り、分子量が上記の範囲であるような数である) (b') −CFX'I−O−(CF2CF(CF3)O)r'(CF2CF2O)s'―(C FX'IO)t'―CFX'I (IX) (式中、X'IはFまたは−CF3;r'、s'とt'はr'
    +s'が1〜50の範囲で、t'/(r'+s')比が0.
    01〜0.05の範囲で、r'+s'が0ではなく、分子
    量は上記の範囲であるような数である) (c') −CF(CF3)(CFX'IO)t'(OC36) u' −OR'fO−(C3 6 O) u'(CFX'IO)t'CF(CF3)− (X) (式中、R'fはC1〜C8ペルフルオロアルキレン、u'+
    t'は分子量が上記の範囲であるような整数、t'は0で
    あってもよく、X'Iは上で示した通り) (d') −CF2CF2O−(CF2(CF2)x'CF2O) v'−CF2CF2− (X I) (式中、V'は分子量が上記の範囲内であるような数
    で、X'は1または2に等しい整数) (e') −CF2CH2−(OCF2CF2CH2O)w'−OR'fO−(CH2CF2C F2O)w'−CH2CF2− (XII) (式中、R'fはC1〜C8ペルフルオロアルキレン、W'
    は分子量が上記の範囲であるような数である)、である
    請求項4による添加物。
  6. 【請求項6】 二官能性ペルフルオロポリエーテルとの
    混合で、a)で使用される一官能性ペルフルオロポリエ
    ーテルが、次の構造: IB) A'O(C36O)m(CFYO)n− (式中、Yは−Fまたは−CF3、A'は−CF3、−C2
    5、−C37、−CF2Clまたは−C24Cl、 C36O単位とCFYO単位は、(ペル)フルオロポリエ
    ーテル鎖に沿ってランダムに分布し、mとnは整数で、
    m/n比が≧2、mとnは分子量が成分a)で示した範
    囲内であるような値である)、 IIB) C37O(C36O)m− (式中、mは正の整数で、数平均分子量が成分a)で示
    した範囲内であるような値である)、 IIIB) (C36O)m(C24O)n(CFYO)q (式中、YはFまたは−CF3;m,nとqは0とは異
    なり、数平均分子量が成分a)で示した範囲内であるよ
    うな整数である)を有し、かつ一官能性ペルフルオロポ
    リエーテルの末端基が−CF2−COOR(Rは上記)
    である請求項4による添加剤。
  7. 【請求項7】 a)の二官能性ペルフルオロポリエーテ
    ルとの混合での一官能性ペルフルオロポリエーテルの量
    は、0〜90重量%の範囲である請求項1〜6の何れか
    1つによる添加剤。
  8. 【請求項8】 モノマー成分b)は、官能価がアミン性
    のとき、次のもの: b1) 式R1−NH2のモノアミン (式中、R1は脂肪族線状または任意にC1〜C4アルキ
    ル基で置換された4〜6の炭素原子環を有する脂環族C
    1〜C20アルキル基、またはR1は炭素原子の全数は6〜
    20の範囲である線状または分枝状C1〜C4アルキルで
    任意に置換されたアリール基)、 b2)式 NR2A3A−R1A−NH2のジアミン (式中、R1Aは脂肪族線状または任意にC1〜C4アルキ
    ル基で置換された4〜6の環炭素原子数を有する脂環族
    2〜C12アルキル基、またはC6〜C12アリール基;R
    2AとR3Aは互いに同一または異なり、水素または線状も
    しくは分枝状C1〜C5アルキル基)、 b3)式 (NH22-Ar1-Ar1−(NH22の芳
    香族テトラミン (式中、Ar1はC1〜C4アルキル基で任意に置換され
    たフェニル)である請求項1〜7の何れか1つによる添
    加剤。
  9. 【請求項9】 成分b)はステアリルアミン(b1)、
    群(b2)と(b3)から選択される化合物から選択さ
    れる請求項8による添加剤。
  10. 【請求項10】 成分c)で、官能化ポリオレフィン
    が、次のポリマー:a)+b)の反応物のアミン基と反
    応しうる官能化モノマー、例えば無水マレイン酸でグラ
    フト化されたポリプロピレンホモポリマー、ポリプロピ
    レンコポリマー、高密度ポリエチレン(HDPE)また
    は線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、 または、酢酸ビニル(VA)、アクリル酸ブチル(nB
    A)と一酸化炭素(CO)から選択された第2の官能基
    を有するエチレン系モノマーを含有するエチレンのコポ
    リマーまたはターポリマーから選択される請求項1〜9
    の何れか1つによる添加剤。
  11. 【請求項11】 ペルフルオロポリエーテル油成分d)
    が請求項4〜6による鎖中の単位を有し、末端基が−C
    2Xタイプ(X=F、Cl、好ましくはF)のペルハ
    ロゲン基である請求項1〜10の何れか1つによる添加
    剤。
  12. 【請求項12】 次の工程: 1) 任意に二官能性ペルフルオロポリエーテルと一官
    能性ペルフルオロポリエーテルの混合で形成される官能
    化ペルフルオロポリエーテル成分a)と水素化モノマー
    成分b)とを、90〜100℃の範囲の温度で撹拌下に
    加熱し、続いて反応の完結、すなわちIRスペクトル
    で、−CF2−に結合したCOOR基の1800cm-1
    でのバンドが消失するまで、真空下(1mmHg)10
    0〜130℃で加熱して反応させて化合物a)+b)を
    合成し、 2) 同じ反応器中に、好ましくは無水マレイン酸で官
    能化された官能化ポリオレフィン成分c)を撹拌下に添
    加し、混合物を、大気圧下、180〜190℃の範囲の
    温度で30〜60分間加熱して反応させることからなる
    請求項1〜11の何れか1つによる添加剤の製造方法。
  13. 【請求項13】 b)とa)の官能基のモル比は1〜
    1.5の範囲であり、かつb)の量は反応でa)の−C
    OOR基を消失させるような量である、請求項12によ
    る方法。
  14. 【請求項14】 第1工程で得た化合物に、弗化添加剤
    成分d)が加えられる請求項12または13による方
    法。
  15. 【請求項15】 第2工程で、a)とb)との反応で得
    た化合物の官能基と官能化ポリオレフィンの官能基との
    比が10〜0.1モルの範囲である請求項12〜14の
    何れか1つによる方法。
  16. 【請求項16】 水素化樹脂の添加剤としての、請求項
    1〜11の何れか1つによる添加剤の使用。
  17. 【請求項17】 請求項1〜11の何れか1つの添加剤
    と水素化樹脂とからなるマスターバッチ。
  18. 【請求項18】 添加剤濃度が1〜50重量%の範囲で
    ある請求項17によるマスターバッチ。
  19. 【請求項19】 請求項17または18によるマスター
    バッチと水素化樹脂とを混合して得られる製造品。
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