JP2002316076A - ハイドロブラスト用ハンドガン - Google Patents

ハイドロブラスト用ハンドガン

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JP2002316076A
JP2002316076A JP2001120814A JP2001120814A JP2002316076A JP 2002316076 A JP2002316076 A JP 2002316076A JP 2001120814 A JP2001120814 A JP 2001120814A JP 2001120814 A JP2001120814 A JP 2001120814A JP 2002316076 A JP2002316076 A JP 2002316076A
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barrel
air
pressure water
hose
cover
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JP2001120814A
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English (en)
Inventor
Isao Ito
功 伊藤
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 あまり余裕のない間隔においても、高圧水を
直射することができ、安全性、作業性に優れたハイドロ
ブラスト用ハンドガンを得ることを目的とする。 【解決手段】 ハイドロブラスト用ハンドガンであっ
て、バーレルをバーレル支持部と回転伝達部を貫通する
だけの短い長さとした。また、ノズルを包み囲むような
筒状のカバーを設け、該カバーにバキューム装置に繋が
るバキュームホースを連結し、発生した蒸気をカバーを
通してバキュームするようにした。さらに、エア戻り用
ホースを、トリガーにより開く開閉弁を介して、高圧水
ホースの開閉弁に連結するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハイドロブラスト
工法に使用されるハンドガンに係わる。
【0002】
【従来の技術】船舶の甲板や建築物の壁面など、ある程
度広い面積を有する面の塗装を再生したり、補修すると
きに、塗装する面にウォータージェットを噴射して、面
に付着したゴミや古い塗料をはつり取るハイドロブラス
ト工法が施工されている。
【0003】このハイドロブラスト工法には、図3に示
すような、高圧水を回転噴射させるハンドガンが使用さ
れている。まず、該ハンドガンの概略を説明する。1は
バーレル支持部であって、後述するバーレル4をカバー
すると共に、回転カップリング2を設けており、該回転
カップリング2により高圧水ホース3とバーレル4が連
結されている。
【0004】高圧水ホース3は、エア作動により開閉さ
れる開閉弁を介して、ポンプ(図示せず)に連通されて
おり、ポンプより高圧水が送給される。5はエア導入部
であって、エアチャンバーが形成されており、該エアチ
ャンバー内には羽根による回転体6が設けられている。
【0005】7はエア源(図示せず)に連結されたエア
ホースであって、トリガー8によって開閉される開閉弁
を介して、前記エアチャンバーに連通されている。9は
エアの戻り用ホースであって、エアチャンバー内が所定
圧以上になったとき、開く開閉弁を介してエアチャンバ
ーに連通されると共に、他端側は前記高圧水ホース3の
開閉弁に連結されている。
【0006】つまり、トリガー8を引くことによって、
エアチャンバー内にエアが導入されることになり、この
エアによって回転体6が回転される。そして、導入され
たエアにより回転体6が充分に回転を始め、エアチャン
バー内が所定圧に達すると、戻り用ホース9にエアが流
れ、この戻り側のエアによって高圧水ホース3の開閉弁
が開かれ、高圧水がバーレル4に送給されるようにな
る。
【0007】10は回転伝導部であって、上部にはバー
レル支持部1が開口をもって連結され、バーレル4が開
口を通して貫通している。また、下部にはエア導入部5
が密閉状態で連結されている。そして、回転体6の回転
軸がエアシールされて取り出されており、該回転軸の回
転が、プーリとベルトによる回転伝達機構11によって
バーレル4に伝達されている。
【0008】12は回転伝達部10に取り付けられたケ
ーシングであって、その内部にバーレル4を回転自在に
収納している。13は高圧水噴射ノズルであって、バー
レル4の先端にねじ嵌め装着されており、バーレル4と
共に回転する。14は高圧水噴射ノズル13の先端に複
数個装着されたホーネット(高圧水噴射口)である。
【0009】このような構成であって、ポンプから送給
される高圧水は、高圧水ホース3からバーレル4を経て
ノズル13に送られ、ノズル13の先端に装着されたホ
ーネット14から噴射される。このとき、バーレル4が
回転されているので、高圧水は回転されながら噴射され
るようになっている。
【0010】ところで、バーレル4は中空の管であっ
て、その先部にノズルを装着し、高圧水ホース3からの
高圧水をノズルに送給すると共に、ノズルに回転を与え
るためのものであるが、ハンドガンは人手で持って作業
するものであるから、その作業性を考慮して、バーレル
4はある程度の長さ(数10cm)を有している。
【0011】しかし、例えば、図2に示すような船底構
造の構造材の裏面等、間隔に余裕がない面にブラストす
るときには、かえってバーレル4の長さが障害となっ
て、直射できないと云う不都合があった。なお、図中A
は船体外板であり、Bは構造材を示す。
【0012】また、このようなハンドガンを使用してブ
ラストすると、剥離するペイントが広い範囲に飛散する
と云う問題があり、さらに、噴射した高圧水が蒸気とな
って立ちこもるため、ブラスト表面が見えなくなると云
う不都合もあった。このため、施工後広い範囲に飛散し
たペイントを洗い流さねばならず、汚水処理量が増大し
ていた。また、殆ど施工面が見えないまま施工してお
り、はつりの目残しが生じたり、あるいは、必要以上に
高圧水を噴射する結果となっていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、間隔に余裕
がないところにも、高圧水を直射することができるよう
にし、かつ、安全で作業性に優れたハイドロブラスト用
ハンドガンを得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】ハイドロブラスト用ハン
ドガンであって、バーレルをバーレル支持部と回転伝導
部を貫通するだけの長さに短縮し、回転伝導部にバーレ
ル支持メタルを設け、バーレル支持部に設けた回転カッ
プリングとの間で回転自在に支持し、該バーレルの先部
にノズルをねじ嵌めして取り付けた。
【0015】また、ノズルを包み囲むように筒状のカバ
ーを取り付け、該カバーにバキューム装置に繋がるバキ
ュームホースを連結し、発生した蒸気をカバーを通して
バキュームするようにした。さらに、エア戻り用ホース
にトリガーにより開閉する開閉弁を挿設し、該トリガー
を引かなければ、エアが戻らないようにした。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施の
形態について説明する。図1は本発明によるハンドガン
の全体概略図である。なお、図3に示す従来型と同じ部
分については、同符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0017】21はバーレルであって、従来型のバーレ
ル4と比較すると長さは半分以下である。22は回転伝
達部10に取り付けたバーレル支持メタルである。バー
レル21はバーレル支持部1に取り付けられた回転カッ
プリング2とバーレル支持メタル22とで、回転自在に
支持されている。
【0018】23は、バーレル21の先端にねじ嵌め装
着されるノズル13を包み囲むように設けられた円筒状
のカバーであって、バーレル支持メタル22の外周にね
じ嵌め装着されている。24はカバー23の抜け止め用
のねじ止めピンである。また、25はカバー23内に開
口するよう取り付けられたバキュームホースであって、
一端は図示していないバキューム装置に繋がれている。
【0019】26はエア戻り用ホースであって、エア導
入部5には従来型と同様、エアチャンバー内が所定圧以
上になったら開く開閉弁を介して連結されているが、さ
らに、トリガー27の作動により開く開閉弁28を介し
てから、エアホース3の開閉弁に連結されている。該開
閉弁28は安全確保のために設けたものである。29は
トリガー27の操作のためのハンドホールを有する安全
カバーである。
【0020】本発明の構成は以上の通りである。したが
って、トリガー8を引くと、エアホース7からエアが送
給され、回転体6が回転される。この回転により回転伝
達機構11を介してバーレル21が回転される。勿論、
バーレル21に装着されているノズル13も一諸に回転
する。
【0021】そして、エアチャンバー内が所定圧に達す
ると、戻り用ホース26にエアが流れるので、トリガー
27を引くと、戻り用ホース26からエアが戻り、高圧
水ホース3の開閉弁を開き、高圧水が送給されて、ホー
ネット14より噴射されることになる。
【0022】さて、本発明はこのような構成としたか
ら、ハンドガンの本体部分の長さを約300mm程度に
抑えることができる。これは、従来市販されているハン
ドガンの約半分の長さになる。したがって、この程度の
あまり間隔に余裕がないところでも高圧水を直射するこ
とができる。
【0023】この作業において、作業員は一方の手でエ
ア導入部5を持ち、その指をトリガー8に当てがい、他
方の手を安全カバー29に添えて、その指をトリガー2
7に当てがった体勢で作業をすることになる。つまり、
トリガー8および27を共に引いていないと、高圧水を
噴射できないようにしてある。
【0024】これは、自然な体勢でノズル13の先まで
手が届くショートガン構成としたので、作業員がうっか
り片方の手を滑らせてノズル13の前方に出したとして
も、自分の手を高圧水で打つことがないようにした安全
対策である。さらに、ショートガン構成としたので、ブ
ラスト面に近づいた作業となり、蒸気の発生は従来にも
増して不都合な存在となる。
【0025】このため、ノズル13を包み囲うようなカ
バー23を設け、該カバー23内をバキュームするよう
にした。これによって蒸気はカバー23内にバキューム
され、周りに立ちこめるのが防止されて、ブラスト面の
視界を良好に確保できる。また同時に、飛散するペイン
トも相当量がバキュームされることになり、作業後のペ
イント洗浄量が少なくなる。
【0026】
【発明の効果】本発明は、ハンドガンのバーレルを短く
して、ショートガン構成としたので、間隔にあまり余裕
がないところにも、高圧水を直射できるようになった。
また、ノズルを包み囲うようなカバーを設け、該カバー
内をバキュームするようにしたので、発生する蒸気はカ
バー内にバキュームされ、ハイドロブラスト表面の視界
を良好にして、ハイドロブラスト表面を目視確認しなが
ら作業でき、目残しのない適切なハイドロブラスト工法
を施工できるようになった。
【0027】さらに、エア戻り用のホースに、トリガー
で開く開閉弁を介在させ、両手でエア送給用のトリガー
とエア戻り用のトリガーを引いているときだけ、エアが
戻り、高圧水送給用の開閉弁を開くようにしたので、誤
って自分の手を高圧水で打つようなこともなく、作業の
安全性が確保できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるハンドガンの概略を示す図。
【図2】船体構造の概略を示す図。
【図3】従来のハンドガンの概略を示す図。
【符号の説明】
1 バーレル支持部 2 回転カッ
プリング 3 高圧水ホース 4 バーレル 5 エア導入部 6 回転体 7 エアホース 8 トリガー 9 エア戻り用ホース 10 回転伝導
部 11 回転伝導機構 12 バーレ
ルケーシング 13 ノズル 14 ホーネ
ット 21 バーレル 22 支持メ
タル 23 カバー 24 止めピ
ン 25 バキュームホース 26 エア戻
り用ホース 27 トリガー 28 開閉弁 29 安全カバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バーレル支持部とエア導入部と回転伝達部
    を有し、エア導入部に形成したエアチャンバーに、トリ
    ガーにより開かれる開閉弁を通してエアを導入すると共
    に、導入されたエアによって回転される回転体を設け、
    該回転体の回転を、回転伝達部に設けた回転伝達機構を
    介して伝達されるバーレルを回転自在に設け、該バーレ
    ルの先部にノズルを装着すると共に、元部はバーレル支
    持部に取り付けた回転カップリングを介して高圧水ホー
    スに連結し、かつ、エア導入部にエアの戻り用ホースを
    設け、戻り側エアによって、高圧水ホースの開閉弁を開
    いて高圧水を送給し、ノズルより噴射するようにしたハ
    ンドガンにおいて、バーレルをバーレル支持部と回転伝
    達部を貫通するだけの長さとし、回転カップリングと回
    転伝達部に取り付けたバーレル支持メタルで回転自在に
    支持するようにしたことを特徴とするハイドロブラスト
    用ハンドガン。
  2. 【請求項2】ノズルを包み囲うようにした筒状のカバー
    を設け、該カバーに、バキューム装置に繋いだバキュー
    ムホースをカバー内に開口させて連結したことを特徴と
    する請求項1記載のハイドロブラスト用ハンドガン。
  3. 【請求項3】エアの戻り用ホースを、トリガーにより開
    かれる開閉弁を介して高圧水ホースの開閉弁に連結した
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のハイド
    ロブラスト用ハンドガン。
JP2001120814A 2001-04-19 2001-04-19 ハイドロブラスト用ハンドガン Pending JP2002316076A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1367645A2 (en) 2002-05-31 2003-12-03 Fujitsu Limited Semiconductor device and manufacturing method thereof
JP2021011742A (ja) * 2019-07-06 2021-02-04 大成建設株式会社 ウォータージェットガン

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EP1367645A2 (en) 2002-05-31 2003-12-03 Fujitsu Limited Semiconductor device and manufacturing method thereof
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Effective date: 20040423

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040511

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041005