JP2002315787A - 移動装置 - Google Patents

移動装置

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JP2002315787A
JP2002315787A JP2001125247A JP2001125247A JP2002315787A JP 2002315787 A JP2002315787 A JP 2002315787A JP 2001125247 A JP2001125247 A JP 2001125247A JP 2001125247 A JP2001125247 A JP 2001125247A JP 2002315787 A JP2002315787 A JP 2002315787A
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JP
Japan
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rope
frame
detector
wheelchair
length
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JP2001125247A
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English (en)
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Akira Kawachi
昶 河内
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Furukawa Co Ltd
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Furukawa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手足の不自由な人や子供等でも、安全且つ容
易に操縦できるようにする。 【解決手段】 車体3と、2個の駆動輪4L、4Rと、
駆動輪4L、4Rをそれぞれ独立に駆動する電動モータ
5L、5Rと、その作動を制御する制御装置6とを備え
た車椅子1において、制御装置9を、固定フレーム10
と、固定フレーム10に水平回動自在に装着された旋回
フレーム11と、旋回フレーム11の回動角度を検出す
る角度検出器と、旋回フレーム11に装着されたロープ
13の巻取り器と、巻取り器から引出されたロープ13
の長さを検出する長さ検出器と、角度検出器と長さ検出
器とからの検出データに基づいて電動モータ5L、5R
の作動を制御する制御器とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手足の不自由な人
や子供等でも容易に操縦することのできる、操縦性に優
れた移動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、足の不自由な人の利用す
る電動の車椅子等の移動装置は、肘掛けの前部に設けら
れているモノレバーを手で操作することにより操縦する
ようになっているが、足だけでなく手も不自由な人はモ
ノレバーを操作することができない。
【0003】このため、モノレバーの先端にマウスピー
スを設け、モノレバーを口で操作するようにしたもの
や、上顎にフィルム状の複数個の圧力センサーと送信回
路とを設け、舌先で圧力センサーを押すことにより信号
をFM波で無線送信し、その信号を車椅子の駆動ユニッ
トで受信し、車椅子を操縦するシステム等が提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、モノレ
バーを口で操作するものは、硬いモノレバーを口で操作
している最中に、凹凸路等で車椅子が揺動すると、モノ
レバーが破損して口中に刺さったり、モノレバーの取付
フレームに顔面をぶっつけたりする危険性がある。ま
た、口中に設けた圧力センサーが信号を無線送信するシ
ステムでは、病院内における精密な検査機器や人体に取
付けられている医療機器等の制御を攪乱するおそれがあ
る。
【0005】本発明は、移動装置における上記問題を解
決するものであって、モノレバーを口で操作するものよ
うな危険性や、圧力センサーが信号を無線送信するシス
テムのような医療機器の制御の攪乱等のトラブルを生ず
ることがなく、手足の不自由な人や子供等でも安全且つ
容易に操縦することのできる、極めて操縦性に優れた移
動装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、車体と、少な
くとも2個の駆動輪と、各駆動輪をそれぞれ独立に駆動
するモータと、各モータの作動を制御する制御装置とを
備えた移動装置において、制御装置が、固定フレーム
と、固定フレームに水平回動自在に装着された旋回フレ
ームと、固定フレームに対する旋回フレームの回動角度
を検出する角度検出器と、旋回フレームに装着されたロ
ープの巻取り器と、巻取り器から引出されたロープの長
さを検出する長さ検出器と、角度検出器と長さ検出器と
からの検出データに基づいて各モータの作動を制御する
制御器とを備えるよう構成することで上記課題を解決し
ている。
【0007】この移動装置は、ロープを巻取り器から引
出すと、引出されたロープの長さが長さ検出器で検出さ
れ、ロープを左右に動かすと旋回フレームが左右に回動
してその回動角度が角度検出器で検出される。この長さ
検出器と角度検出器とからの検出データに基づいて各モ
ータの作動が制御器で制御されるので、移動装置はロー
プの操作だけで容易に操縦することができる。
【0008】ロープの先端に、口で操作するためのマウ
スピースを設けたり、あるいは頭で操作するためのヘッ
ドギアを設けると、手を使わないで走行装置を操縦する
ことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態を示
す車椅子の斜視図、図2は車椅子の制御装置を示す平面
図、図3は制御装置の側面図、図4は制御器の構成を示
すブロック図である。この車椅子1は、椅子2を備えた
車体3の後部に左右の駆動輪4L、4Rと、左右の駆動
輪4L、4Rをそれぞれ独立に駆動する電動モータ5
L、5Rと、電源となるバッテリー6とが設けられてい
る。車体3の前部には、左右のキャスター7L、7Rが
設けられており、また、車体3の前部中央に立設された
コラム8の上端には、電動モータ5L、5Rの作動を制
御するための制御装置9が設置されている。
【0010】制御装置9は、固定フレーム10と、この
固定フレーム10に水平回動自在に装着された旋回フレ
ーム11と、固定フレーム10に対する旋回フレーム1
1の回動角度を検出する角度検出器12と、旋回フレー
ム11に垂直回転自在に装着されたロープ13の巻取り
器14と、巻取り器14から引出されたロープ13の長
さを検出する長さ検出器15と、角度検出器12と長さ
検出器15とからの検出データに基づいて電動モータ5
L、5Rの作動を制御する制御器16とを備えている。
【0011】ロープ13の先端には、手足の不自由な操
縦者20が口21で操作するためのマウスピース18が
取付けられている。巻取り器14は引出されたロープ1
3を巻戻すための巻戻し機構17を備えているので、旋
回フレーム11には、ロープ13が巻戻されたとき、マ
ウスピース18を所定位置に保持するためのマウスピー
ス受け19が設けられている。
【0012】制御器16は、入力部22と、演算処理部
23と、記憶部24と、出力部25とを備えており、入
力部22に角度検出器12と長さ検出器15からの検出
データが入力される。記憶部24には車椅子1の制御に
必要なプログラムやデータが記憶され、演算処理部23
が入力部22から送られる角度検出器12と長さ検出器
15の検出データに基づいて電動モータ5L、5Rの制
御データを求め、出力部25を介して、電動モータ5
L、5Rに制御信号を送ると共に、必要に応じて警告器
26に警告信号を送る。
【0013】図1に示すように、椅子2に座った手足の
不自由な操縦者20が車椅子1を移動させる場合には、
マウスピース18を口21にくわえて後方に引く。する
と、ロープ13が巻取り器14から引出されるので、長
さ検出器15が引出されたロープ13の長さを検出して
検出データを制御器16の入力部22に送る。演算処理
部23は、この長さ検出器15からの検出データが所定
値を越えると、出力部25を介して制御信号を出力し、
電動モータ5L、5Rを前進駆動して駆動輪4L、4R
を前進回転させるので、車椅子1が前進する。
【0014】操縦者20がマウスピース18を右方向に
引くと、巻取り器14と共に旋回フレーム11が右方向
に回動するので、角度検出器12が固定フレーム10に
対する旋回フレーム11の回動角度を検出して検出デー
タを制御器16の入力部22に送る。演算処理部23
は、この角度検出器12からの右回動角度の検出データ
に基づいて、左の電動モータ5Lに制御信号を送り、右
の電動モータ5Rより高速で駆動するよう制御するの
で、車椅子1は右向きに操向される。
【0015】操縦者20がマウスピース18を更に右方
向に引き、角度検出器12の検出データが所定値を越え
ると、演算処理部23は、この角度検出器12からの検
出データに基づいて、左右の電動モータ5L、5Rに制
御信号を送り、左の電動モータ5Lが前進駆動し、右の
電動モータ5Rが後進駆動するよう制御するので、車椅
子1は右回りにその場旋回する。
【0016】操縦者20がマウスピース18を左方向に
引けば、同様にして車椅子1は左向きに操向され、ある
いは左回りにその場旋回する。操縦者20が口21から
マウスピース18を外した場合、ロープ13は巻取り器
14に巻取られマウスピース受け19で保持される。こ
のときには、危険を防止するため、演算処理部23は、
長さ検出器15の検出データが所定値以下になると、制
御信号を出力し、電動モータ5L、5Rの駆動を停止さ
せる。
【0017】マウスピース18にスイッチ(図示略)を
設け、ロープ13の内部にスイッチから制御器16へ信
号を送信するための電線や光ファイバー等の信号線を設
け、(あるいはロープ13自体を電線や光ファイバー等
で構成して、)椅子2にブザーや警告灯等の警告器26
を設けると、歯で噛んでスイッチを作動させることによ
り緊急事態を知らせることができる。
【0018】図5は本発明の他の実施の形態を示す車椅
子の斜視図である。この車椅子51では、ロープ13の
先端にマウスピース18に代えてヘッドギヤ52が設け
られている。その他の構成は、図1の車椅子1と同様で
ある。この車椅子51を移動させる場合には、ヘッドギ
ヤ52を操縦者20の頭53に装着し、頭53を前後左
右に動かすことにより、マウスピース18を用いる場合
と同様な操縦が可能である。頭53は、口21に比べて
少ない首の動きで大きく動かすことができるので、僅か
な首の動きで操縦が可能となる。
【0019】なお、ヘッドギヤ52には、歯で作動させ
るスイッチを設けることはできないが、頭53の特殊な
動き、例えば頭53を大きくを左右に動かす等、を定め
て、警告信号を出すように構成することができる。この
場合には、頭53の特殊な動きによるロープ13の作動
のパターンを記憶部24に予め記憶させておき、演算処
理部23が操縦時のロープ13の作動パターンと比較し
て一致したとき、警告器26に警告信号を出力させる。
【0020】図6は本発明の更に他の実施の形態を示す
走行玩具の斜視図である。この走行玩具61は、中央の
窪み内に子供60の座る運転席62を備えた楕円形の車
体63に、図1の車椅子1と同様に駆動輪4L、4R
と、電動モータ5L、5Rと、バッテリー6と、キャス
ター7L、7Rと、電動モータ5L、5Rの作動を制御
するための制御装置9とが設置されている。
【0021】制御装置9は、図2、図3のものと同様で
あるが、ロープ13の先端のマウスピースは子供60が
手65で握るための握りとなっていて、車体63の前部
に設けられた横方向に長い長孔64から引出される。こ
の走行玩具61は、子供60が座席に座り、ロープ13
の先端を握ってロープ13を前後左右に操作するだけ
で、走行、操向、旋回等自由に操縦することができる。
【0022】運転席62にはハンドル、レバー、ペダル
等の突起物が一切なく、ロープ13を操作するだけで操
縦できるようになっているので、小さい子供60でも安
全に遊ぶことができる。
【0023】
【発明の効果】本発明の移動装置は、モノレバーを口で
操作するものような危険性や、圧力センサーが信号を無
線送信するシステムのような医療機器の制御の攪乱等の
トラブルを生ずることがなく、手足の不自由な人や子供
等でも安全且つ容易に操縦することができる。
【0024】ロープの先端に、口で操作するためのマウ
スピースを設けたり、あるいは頭で操作するためのヘッ
ドギアを設けると、手を使わないで走行装置を操縦する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す車椅子の斜視図で
ある。
【図2】車椅子の制御装置を示す平面図である。
【図3】制御装置の側面図である。
【図4】制御器の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の他の実施の形態を示す車椅子の斜視図
である。
【図6】本発明の更に他の実施の形態を示す走行玩具の
斜視図である。
【符号の説明】
1 車椅子 2 椅子 3 車体 4L、4R 駆動輪 5L、5R 電動モータ 6 バッテリー 7L、7R キャスター 8 支柱 9 制御装置 10 固定フレーム 11 旋回フレーム 12 角度検出器 13 ロープ 14 巻取り器 15 長さ検出器 16 制御器 17 巻戻し機構 18 マウスピース 19 マウスピース受け 20 操縦者 21 口 22 入力部 23 演算処理部 24 記憶部 25 出力部 26 警告器 30 子供 51 車椅子 52 頭 60 子供 61 走行玩具 62 運転席 63 車体 64 長孔 65 手

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体と、少なくとも2個の駆動輪と、各
    駆動輪をそれぞれ独立に駆動するモータと、各モータの
    作動を制御する制御装置とを備えた移動装置であって、 制御装置が、固定フレームと、固定フレームに水平回動
    自在に装着された旋回フレームと、固定フレームに対す
    る旋回フレームの回動角度を検出する角度検出器と、旋
    回フレームに装着されたロープの巻取り器と、巻取り器
    から引出されたロープの長さを検出する長さ検出器と、
    角度検出器と長さ検出器とからの検出データに基づいて
    各モータの作動を制御する制御器と、を備えたことを特
    徴とする移動装置。
  2. 【請求項2】 ロープの先端に、口で操作するためのマ
    ウスピースを設けたことを特徴とする請求項1記載の移
    動装置。
  3. 【請求項3】 ロープの先端に、頭で操作するためのヘ
    ッドギアを設けたことを特徴とする請求項1記載の移動
    装置。
JP2001125247A 2001-04-24 2001-04-24 移動装置 Withdrawn JP2002315787A (ja)

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Cited By (4)

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