JP2001161756A - 介護用電動車椅子 - Google Patents

介護用電動車椅子

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JP2001161756A
JP2001161756A JP34551899A JP34551899A JP2001161756A JP 2001161756 A JP2001161756 A JP 2001161756A JP 34551899 A JP34551899 A JP 34551899A JP 34551899 A JP34551899 A JP 34551899A JP 2001161756 A JP2001161756 A JP 2001161756A
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JP
Japan
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sensor
caregiver
wheel
wheel chair
care
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JP34551899A
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English (en)
Inventor
Mitsutsugu Mera
充次 米良
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KYORITSU DENKI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
KYORITSU DENKI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高齢の介護者でも安全に操縦することができ
る介護用電動車椅子を提供する。 【解決手段】 駆動輪1と遊動輪2を有する走行装置を
搭載したシャーシ4上に、被介護者が搭乗する座部5を
設け、座部5の近傍に介護者が操縦する操作用ハンドル
10を設けてなる介護用電動車椅子において、前方の障
害物を感知する対物センサー15と、下方の段差を感知
する段差センサー16とを設け、走行路上に障害物ある
いは段差がある場合、ブレーキ7を制動させ停止できる
ようにした。また、介護者の位置を感知する介護者位置
感知センサー17を設け、介護者が所定範囲以上に車両
から離反したことを感知することによりブレーキ7を制
動させ停止できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、高齢者や身体障害
者を載せて走行する電動式の車椅子で、とくに介護者が
操縦操作するようにされた介護用電動車椅子に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、車椅子にバッテリーとモーターを
搭載して電力で走行する電動車椅子が普及してきた。そ
の中に、自力操作できない重度障害者等のために、車椅
子の後方に操縦用ハンドルを設けて、介護者がこのハン
ドルを持って走行させる介護用電動車椅子が開発されて
いる。この介護用電動車椅子は、左右一対の駆動輪と、
方向転換用の遊動輪とを有し、ハンドル操作により遊動
輪の向きを変えて操縦する。一般に電動式車椅子は、簡
易な操作により手軽に移動の動力が得られる反面、操作
ミスによる衝突事故や階段等からの落下事故も心配され
る。そこで、特開平6−190007号公報所載の装置
のように、車椅子に非接触型の対物センサーを取付け、
操作ミスによる衝突事故を防止できるようにしたものが
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記装置
は、被介護者自身が操作する自走式のものであるため、
車両が後進する際の安全に配慮されたものとなってお
り、対物センサーは、装置の後部のみに設けられてい
る。しかしながら、介護者が操縦するタイプのものは前
方向が死角となりやすい。また、今後の高齢化社会にお
いては介護する側も高齢化するという問題があり、介護
者側の負担を軽減することも重用な課題となってきてい
る。本発明は、上記問題点に鑑み、高齢の介護者でも安
全に操縦することができる介護用電動車椅子を提供する
ことを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明では、駆
動輪と遊動輪を有する走行装置を搭載したシャーシ上
に、被介護者が搭乗する座部を設け、該座部の近傍に介
護者が操縦する操作用ハンドルを設けてなる介護用電動
車椅子において、前方の障害物を感知する対物センサー
と、下方の段差を感知する段差センサーとを設け、走行
路上に障害物あるいは段差がある場合、ブレーキを制動
させ停止できるようにした。
【0005】また、上記車両において介護者の位置を感
知する介護者位置感知センサーを設け、介護者が所定範
囲以上に車両から離反したことを感知することによりブ
レーキを制動させ停止できるようにするとなお良い。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例に基づいて説明する。図1は本発明に係る
介護用電動車椅子を示す斜視図、図2は本発明に係る介
護用電動車椅子を示す側面図、図3は介護用電動車椅子
の他の実施例を示す斜視図、図4は走行制御システムの
ブロック図である。
【0007】
【実施例】図1及び図2に示す介護用電動車椅子は、シ
ャーシ4上に被介護者が搭乗するための座部5を取付け
ると共に、走行装置である一対の駆動輪(後輪)1及び
キャスター式の遊動輪2並びにモーター3と、モーター
3を駆動するバッテリー6が取付けられている。この駆
動輪1には電磁ブレーキ7が取り付けられ駆動輪1の回
転を制動できるようにされている。
【0008】シャーシ4上には、バッテリー6やモータ
ー3やトランス8等を搭載し、駆動輪1側寄りに座部5
が載置されている。座部5は、座面5aと背もたれ5b
とを一体形成し、左右側部にアームレスト5c及びシー
トベルト5dが取り付けられている。また、バッテリー
6の交換やメンテナンスの際には、この座部5を前方へ
傾動させてシャーシ4の上面を開放して行なうようにさ
れている。シャーシ4の前方下部にはフットレスト4a
が延出して設けられており、座部5の背後には操縦用ハ
ンドル10が取り付けられている。具体的には、モータ
ー(DC24V190W)が2基、バッテリーが2個搭
載され、後述する操縦杆12の操作による2段階変速機
能を有し、前進時高速は時速6Km、低速は時速2K
m、後進時時速2Km、平地連続走行時間3.5時間〜
4時間という仕様となっている。図中、9は物入れ用の
籠である。
【0009】操縦用ハンドル10の中央上部には、操縦
杆12を備えたコントロールボックス11が取付けられ
ている。このコントロールボックス11には、始動スイ
ッチ13と、センサーのオンオフスイッチ14を設け、
操縦杆12の操作により前後進及び左右の方向転換及び
2段階の速度制御ができるようにされている。また、コ
ントロールボックス11には、介護者の位置を感知する
ための光・超音波などによる介護者位置感知センサー1
7が取付けられており、介護者が所定の距離(例えば、
半径1m程度)以上車両から離れると、電磁ブレーキ7
が制動して停止するようにされている。また、フットレ
スト4aの下部前方には、前方の障害物を感知するため
の、光・超音波などによる非接触型の対物センサー15
が一対取付けられると共に、フットレスト4aの両側部
には、下方の段差を感知するための、光・超音波などに
よる非接触型の段差センサー16が一対取付けられてい
る。これらのセンサー15、16は、前方に縁石などの
障害物が接近した場合や、走行路上に急な段差(例え
ば、深さ5cm以上の凹部等)を感知すると、電磁ブレ
ーキ7が制動して停止するようにされている。
【0010】図3は、本発明介護用電動車椅子の他の実
施例を示すものであり、座部の背面から側面にかけて略
U字状のアーム24を設け、このアーム24上をコント
ロールボックス11が自由に移動できるようにしたもの
で、被介護者の側面側からの操縦操作を可能にしてい
る。この場合、操縦杆12に代えて、前後左右の方向転
換をタッチパネル25の操作で行なうようにする。これ
により公園等のように広く安全な場所においては、介護
者が並んで歩行しながら操縦することができ、被介護者
とのコミュニケーションを円滑に行なうことができる。
無論、この場合もコントロールボックス11には、介護
者の位置を感知するための光・超音波などによる位置感
知センサー17が取付けられており、介護者が、予め設
定された所定の距離(例えば、車両から半径1m程度)
以上離れると、電磁ブレーキ7が制動して停止するよう
にされている。尚、コントロールボックス11の移動方
式としては、U字状アーム24上を移動させるものに限
らず、シャーシ4の側部に別途取付部を設けて嵌合させ
るような形式のものでもよい。
【0011】図4は、本装置の走行制御システムを示す
ブロック図で、始動スイッチ13によるオン、オフ信
号、操縦杆12の回動操作による走行方向、及び操縦杆
12の倒伏角度による走行速度の切替、対物センサー1
5あるいは段差センサー16による走行路上に障害物あ
るいは段差があるかどうかの信号がコントロールボック
ス11内のCPU18に入力され、このCPU18から
モーター駆動回路19、前後進切替回路20、モーター
の回転数を制御するモーター制動回路21及び遊動輪制
御回路22を介して制御信号がモーター3並びに遊動輪
2あるいは電磁ブレーキ7に出力されて走行状態が制御
される。
【0012】駆動輪1に設けられた電磁ブレーキ7は、
操縦杆12の中立操作及び対物センサー15あるいは段
差センサー16あるいは介護者感知センサー17による
障害物あるいは段差の感知あるいは介護者が所定範囲以
上に車両から離反したことを感知することにより制動作
用するもので、ブレーキ駆動回路23を介してCPU1
8から制御信号が出力され制動され車両を停止させる。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、介
護者が操縦杆から手を放し操縦杆が中立位置に復帰した
場合や走行路上に障害物あるいは段差がある場合、ある
いは介護者が所定範囲以上に車両から離反したことを感
知した場合に駆動輪の電磁ブレーキが制動され停止する
ので、高齢の介護者でも安全に操縦することができると
いう優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る介護用電動椅子を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明に係る介護用電動車椅子を示す側面図で
ある。
【図3】介護用電動車椅子の他の実施例を示す斜視図で
ある。
【図4】走行制御システムのブロック図である。
【符号の説明】
1 駆動輪 2 遊動輪 3 モーター 4 シャーシ 4a フットレスト 5 座部 5a 座面 5b 背もたれ 5c アームレスト 5d シートベルト 6 バッテリー 7 電磁ブレーキ 8 トランス 9 籠 10 操縦用ハンドル 11 コントロールボックス 12 操縦杆 13 始動スイッチ 14 センサーのオンオフスイッチ 15 対物センサー 16 段差センサー 17 介護者位置感知センサー 18 CPU 19 モーター駆動回路 20 前後進切替回路 21 モーター制御回路 22 遊動輪制御回路 23 ブレーキ駆動回路 24 U字状アーム 25 タッチパネル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動輪と遊動輪とを有する走行装置を搭載
    したシャーシ上に、被介護者が搭乗する座部を設け、該
    座部の近傍に介護者が操縦する操作用ハンドルを設けて
    なる介護用電動車椅子において、前方の障害物を感知す
    る対物センサーと、下方の段差を感知する段差センサー
    とを設けたことを特徴とする介護用電動車椅子。
  2. 【請求項2】介護者の位置を感知する介護者位置感知セ
    ンサーを設けたことを特徴とする請求項1記載の介護用
    電動車椅子。
JP34551899A 1999-12-03 1999-12-03 介護用電動車椅子 Pending JP2001161756A (ja)

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