JP2002315366A - 超音波モータ - Google Patents

超音波モータ

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JP2002315366A
JP2002315366A JP2001107102A JP2001107102A JP2002315366A JP 2002315366 A JP2002315366 A JP 2002315366A JP 2001107102 A JP2001107102 A JP 2001107102A JP 2001107102 A JP2001107102 A JP 2001107102A JP 2002315366 A JP2002315366 A JP 2002315366A
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case
rotor
contact
ultrasonic motor
bearing
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JP2001107102A
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English (en)
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Susumu Hashimoto
進 橋本
Toru Sekiguchi
徹 関口
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータを複数軸中心に回動駆動させる超音波
モータにおいて、効率や正常な動作を維持することがで
きる超音波モータを提供する。 【解決手段】 超音波モータは、接触部10bを有し、
その接触部10bに複数方向の振動を発生するステータ
4と、接触部10bに当接される球面部5aを有し、ス
テータ4にて発生される複数方向の振動にそれぞれ基づ
いて複数の軸中心に回動するロータ5とを備える。接触
部10bと、接触部10bに接触する球面部5aの接触
部可動域とは上側及び下側ケース1,2と軸受3とによ
り外部から遮断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータを複数軸中
心に回動駆動させる超音波モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ロータを複数軸中心に回動駆動さ
せる超音波モータが提案されている。この超音波モータ
のステータは、接触部に複数方向の振動を発生可能とな
るように圧電素子が設けられている。そして、ロータ
は、前記接触部に当接される球面部を有し、前記ステー
タにて発生される複数方向の振動にそれぞれ基づいて複
数の軸中心に回動する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な超音波モータでは、ロータが複数軸中心に回動するた
め、球面部と接触部との当接方向の軸を中心として回動
(回転)するとき以外の軸中心に回動するとき、接触部
に接触する球面部の場所が異なることになる。言い換え
ると、ロータの回動時、球面部には、接触部と接触/非
接触する接触部可動域がある。このことから、球面部の
非接触状態の接触部可動域にゴミや埃等の異物が付着す
る虞があり、その場合、ロータの回動によって該異物が
球面部と接触部との間に入り込む虞がある。このこと
は、球面部と接触部間の摩擦力を変化させてしまい、効
率の低下や誤作動を招く原因となる。
【0004】本発明の目的は、ロータを複数軸中心に回
動駆動させる超音波モータにおいて、効率や正常な動作
を維持することができる超音波モータを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、接触部を有し、その接触部に複数方向の振動を発生
するステータと、前記接触部に当接される球面部を有
し、前記ステータにて発生される複数方向の振動にそれ
ぞれ基づいて複数の軸中心に回動するロータとを備えた
超音波モータにおいて、前記接触部と、該接触部に接触
する前記球面部の接触部可動域とを外部から遮断する防
塵部材を備えた。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の超音波モータにおいて、前記ロータを複数の軸中心に
回動可能に支持する軸受を有し、該軸受にて前記防塵部
材の一部を構成した。
【0007】請求項3に記載の発明は、接触部を有し、
その接触部に複数方向の振動を発生するステータと、前
記接触部に当接される球面部を有し、前記ステータにて
発生される複数方向の振動にそれぞれ基づいて複数の軸
中心に回動するロータと、前記ロータを複数の軸中心に
回動可能に支持する軸受とを備えた超音波モータにおい
て、前記接触部と、該接触部に接触する前記球面部の接
触部可動域と、前記軸受と、該軸受に接触する前記ロー
タの軸受部可動域とを外部から遮断する防塵部材を備え
た。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項2又は3
に記載の超音波モータにおいて、前記球面部は、前記ロ
ータが前記軸受を介して加圧されることで前記接触部に
加圧接触された。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の超音波モータにおいて、前記防塵部材は、前記軸受が
固定される第1ケースと、前記ステータが固定され前記
第1ケースに固定される第2ケースとを備え、該第1ケ
ースと該第2ケースとに互いの間隔を調整可能とする間
隔調整機構を設け、該第1ケースと該第2ケースとの間
隔を調整することで前記ロータの加圧力を調整可能とし
た。
【0010】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の超音波モータにおいて、前記第1及び第2ケースは、
それぞれ略有底円筒形状に形成され、前記間隔調整機構
は、前記第1及び第2ケースの開口部に形成された雌ネ
ジ及び雄ネジ、又は、雄ネジ及び雌ネジであり、該第1
ケースに対して該第2ケースを相対回動することで該第
1ケースと該第2ケースとの間隔を調整可能とした。
【0011】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
ステータの接触部と、該接触部に接触するロータの球面
部の接触部可動域とが防塵部材にて外部から遮断される
ため、該接触部及び該接触部可動域に埃等の異物が付着
することが防止される。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、ロータを
複数の軸中心に回動可能に支持する軸受にて前記防塵部
材の一部が構成されるため、即ち軸受と防塵部材が兼用
部材となるため、請求項1に記載の発明の効果に加え
て、該超音波モータの部品点数の増大を抑制することが
できる。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、ステータ
の接触部と、該接触部に接触するロータの球面部の接触
可動域と、軸受と、軸受に接触する前記ロータの軸受部
可動域とが防塵部材にて外部から遮断されるため、該接
触部、該接触部可動域、該軸受、及び該軸受部可動域に
埃等の異物が付着することが防止される。
【0014】請求項4に記載の発明によれば、前記ロー
タが前記軸受を介して加圧されるため、ロータの複数の
軸中心の回動を許容するとともに部品点数の増大を抑制
しながら、球面部を接触部に加圧接触させることができ
る。
【0015】請求項5に記載の発明によれば、前記防塵
部材は、前記軸受が固定される第1ケースと、前記ステ
ータが固定され前記第1ケースに固定される第2ケース
とを備える。そして、第1ケースと第2ケースには、互
いの間隔を調整可能とする間隔調整機構が設けられ、該
第1ケースと該第2ケースとの間隔が調整されることで
前記ロータの加圧力が調整される。よって、ロータの加
圧力、即ち球面部の加圧力を容易に所定の値とすること
ができる。
【0016】請求項6に記載の発明によれば、前記第1
及び第2ケースは、それぞれ略有底円筒形状に形成さ
れ、前記間隔調整機構は、前記第1及び第2ケースの開
口部に形成された雌ネジ及び雄ネジ、又は、雄ネジ及び
雌ネジであり、該第1ケースに対して該第2ケースが相
対回動されることで該第1ケースと該第2ケースとの間
隔が調整される。よって、第1及び第2ケースを簡単な
構成としながら、第1ケースに対して第2ケースを相対
回動させるだけで、ロータの加圧力、即ち球面部の加圧
力を所定の値とすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を超音波モータを備
えたディスプレイの角度調整装置に具体化した一実施の
形態を図1〜図3に従って説明する。図1に示すよう
に、超音波モータは、第1ケースとしての上側ケース1
と、第2ケースとしての下側ケース2と、軸受3と、ス
テータ4と、ロータ5とを備えている。尚、本実施の形
態では、上側及び下側ケース1,2及び軸受3が防塵部
材を構成している。又、本実施の形態では、上側及び下
側ケース1,2がケースを構成している。
【0018】上側ケース1は、略有底円筒形状に形成さ
れている。上側ケース1の底部(図1中、上部)中央に
は、軸線方向に貫通する円形の中央孔1aが形成されて
いる。又、上側ケース1の底部(図1中、上部)には、
上部に向かうほど中央孔1aの径が拡径するように、テ
ーパ面1bが形成されている。又、上側ケース1の開口
部(図1中、下端部)には、径方向外側に延びる延設部
1cが180度間隔で一対形成されている。各延設部1
cには、軸線方向に貫通するネジ通し孔1dがそれぞれ
形成されている。又、上側ケース1の開口側の内周に
は、雌ネジ1eが形成されている。この上側ケース1の
内部には、軸受3が収容保持されている。詳しくは、軸
受3は、その外径が上側ケース1の内径と略同じの筒形
状に形成され、その内周面の下側には、下方に設けられ
る球面と環状の面で接触するように設定された球面状支
持面3aが形成されている。又、軸受3の内周面の上側
には、上部に向かうほどその内径が拡径するように、テ
ーパ面3bが形成されている。そして、軸受3は、その
上端外縁が上側ケース1の底部(図1中、上部)と当接
するように該上側ケース1内に収容され固定されてい
る。
【0019】下側ケース2は、前記上側ケース1と同径
の略有底筒形状に形成されている。下側ケース2の底部
(図1中、下部)中央には、軸線方向に貫通する円形の
係合孔2aが形成されている。又、下側ケース2の底部
中央には、前記係合孔2aより径の大きい凹部2bが下
方から凹設されている。又、下側ケース2の開口部(図
1中、上部)側には、図3に示すように、径方向外側に
延びる環状のフランジ部2cが形成されている。フラン
ジ部2cには、軸線方向に貫通するネジ孔2dが等角度
(30度)間隔に複数(12個)形成されている。又、
下側ケース2のフランジ部2cより上方の開口部外周に
は、前記雌ネジ1eに螺合可能な雄ネジ2eが形成され
ている。尚、本実施の形態では、雌ネジ1e及び雄ネジ
2eが間隔調整機構及びネジ機構を構成している。この
下側ケース2は、その雄ネジ2eが上側ケース1の雌ネ
ジ1eに螺合されて該上側ケース1に固定される。
【0020】ここで、上側及び下側ケース1,2の軸線
方向の間隔は、雌ネジ1eと雄ネジ2eの螺合する量を
変更することで、即ち、上側ケース1に対して下側ケー
ス2を相対回動させることで調整される。そして、上側
ケース1に対する下側ケース2の周方向の位置は、上側
ケース1のネジ通し孔1dを貫通し、下側ケース2のネ
ジ孔2dに螺合されるボルト6により保持される。尚、
このとき、ネジ孔2dが等角度(30度)間隔に複数
(12個)形成されていることから、上側ケース1に対
する下側ケース2の周方向の位置を複数段階で(30度
毎に)保持することができる。又、本実施の形態では、
ネジ通し孔1d、ネジ孔2d及びボルト6が周方向保持
機構を構成している。
【0021】ステータ4は、第1〜第4ブロック7〜1
0と、第1〜第3圧電素子11〜13とを備えている。
第1〜第4ブロック7〜10は、導電性金属よりなり、
本実施形態ではアルミ合金にて形成されている。第1〜
第4ブロック7〜10は略円柱体であって、その中心軸
部には軸線方向に貫通する貫通孔が形成されている。
又、第4ブロック10の上部中央には凹部10aが上方
から凹設されている。そして、凹部10aの開口部に
は、上方に設けられる球面と環状の面で接触するように
設定された接触部10bが形成されている。
【0022】第1〜第3圧電素子11〜13は、それぞ
れ円盤状に形成された2枚の圧電素子11a,11b〜
13a,13bが接着されてなり、その中心軸部には貫
通孔が形成される。尚、第1〜第3圧電素子11〜13
の上面全体、下面全体及び接着面全体には、図示しない
電極がそれぞれ配設されている。
【0023】第1圧電素子11を構成する一方の圧電素
子11aの分極方向は、平面に対して垂直で、かつ図2
に破線で示すように、その平面の半分づつで逆とされて
いる。又、第1圧電素子11を構成する他方の圧電素子
11bの分極方向は、一方の圧電素子11aの逆、即
ち、前記接着面の電極を中心として一方の圧電素子11
aと対称とされている。
【0024】第2圧電素子12を構成する一方の圧電素
子12aの分極方向は、平面に対して垂直な一方向とさ
れている。又、第2圧電素子12を構成する他方の圧電
素子12bの分極方向は、一方の圧電素子12aの逆、
即ち、前記接着面の電極を中心として一方の圧電素子1
2aと対称とされている。
【0025】第3圧電素子13を構成する一方の圧電素
子13aの分極方向は、平面に対して垂直で、かつ図2
に破線で示すように、その平面の半分づつで逆とされて
いる。又、第3圧電素子13を構成する他方の圧電素子
13bの分極方向は、一方の圧電素子13aの逆、即
ち、前記接着面の電極を中心として一方の圧電素子13
aと対称とされている。
【0026】前記第1ブロック7の上面と、第2ブロッ
ク8の下面との間には、第1圧電素子11が配設され、
前記第2ブロック8の上面と、第3ブロック9の下面と
の間には、第2圧電素子12が配設される。又、前記第
3ブロック9の上面と、第4ブロック10の下面との間
には、第3圧電素子13が配設される。詳しくは、第1
ブロック7、第1圧電素子11、第2ブロック8、第2
圧電素子12、第3ブロック9、第3圧電素子13、第
4ブロック10は、この順で積層され、下側ケース2の
下方から係合孔2aを貫通して挿通されるボルト部材1
4の先端部に第4ブロック10の上方からナット15が
螺合されることにより締結されている。尚、このとき、
第1圧電素子11と、第3圧電素子13とは、図2に破
線で示す分極の境界線が、90°ずれるように積層され
る。又、このときステータ4は、ボルト部材14の頭部
14aが下側ケース2の凹部2bに係合することから、
下側ケース2に対して固定される。
【0027】ロータ5は、ステンレス鋼等の剛体よりな
り、一部分のみが切り取られた略球形状に形成されてい
る。即ち、ロータ5は、球面である球面部5aと、球面
から一部分が切り取られることで形成される平坦部5b
とからなる。ロータ5の平坦部5bには、該ロータ5の
径方向外側に延びる出力軸5cが配設されている。そし
て、ロータ5は、出力軸5cが上側ケース1(軸受3)
の上方に突出するように配置されるとともに、球面部5
aが軸受3を介して下方に加圧されることで、同球面部
5aが前記ステータ4の接触部10bに加圧接触されて
保持されている。詳しくは、ロータ5は、平坦部5b
(出力軸5c)が形成された側の反対側がステータ4の
接触部10bに当接された状態で、下側ケース2に対し
て上側ケース1が相対回動され、上側及び下側ケース
1,2の軸線方向の間隔が短くされることで、軸受3の
球面状支持面3aにて下方に付勢され、ステータ4の接
触部10bに所定の値で加圧されている。このロータ5
は、出力軸5cが上側ケース1のテーパ面1b及び軸受
3のテーパ面3bと当接するまでの範囲で複数の軸中心
の回動が許容されている。
【0028】本実施の形態のロータ5の出力軸5cの先
端には、ディスプレイ16(図1中、2点鎖線で示す)
が固定されている。次に、超音波モータの電気的接続に
ついて説明する。
【0029】前記第1圧電素子11の上面及び下面の電
極からなる組と、同第1圧電素子11の接着面の電極と
は下側ケース2に形成された図示しない配線孔を介して
外部の図示しない第1の高周波電圧装置に接続されてい
る。第1の高周波電圧装置は、図示しない制御装置から
の制御信号に基づいて、接着面の電極と上下の電極間に
高周波電圧を供給する。
【0030】前記第2圧電素子12の上面及び下面の電
極からなる組と、同第2圧電素子12の接着面の電極と
は下側ケース2に形成された図示しない配線孔を介して
外部の図示しない第2の高周波電圧装置に接続されてい
る。第2の高周波電圧装置は、図示しない制御装置から
の制御信号に基づいて、接着面の電極と上下の電極間に
高周波電圧を供給する。
【0031】前記第3圧電素子13の上面及び下面の電
極からなる組と、同第3圧電素子13の接着面の電極と
は下側ケース2に形成された図示しない配線孔を介して
外部の図示しない第3の高周波電圧装置に接続されてい
る。第3の高周波電圧装置は、図示しない制御装置から
の制御信号に基づいて、接着面の電極と上下の電極間に
高周波電圧を供給する。
【0032】前記制御装置は、図示しない操作スイッチ
の操作に基づいて、第1〜第3の高周波電圧装置にそれ
ぞれ制御信号を出力する。尚、操作スイッチとは、ディ
スプレイ16を前記ボルト部材14の軸中心に回動させ
るためのスイッチや、ディスプレイ16を他の軸中心に
回動(傾動)させるためのスイッチ等を備える。
【0033】上記のように構成されたディスプレイの角
度調整装置(超音波モータ)では、操作スイッチが操作
されると、制御装置から該操作に基づいた制御信号が第
1〜第3の高周波電圧装置に出力される。すると、第1
〜第3の高周波電圧装置から第1〜第3圧電素子11〜
13に高周波電圧が供給される。詳述すると、第1の高
周波電圧装置から、第1圧電素子11の上面の電極と接
着面の電極間、第1圧電素子11の下面の電極と接着面
の電極間に同じ高周波電圧が供給される。又、第2の高
周波電圧装置から、第2圧電素子12の上面の電極と接
着面の電極間、第2圧電素子12の下面の電極と接着面
の電極間に同じ高周波電圧が供給される。さらに、第3
の高周波電圧装置から、第3圧電素子13の上面の電極
と接着面の電極間、第3圧電素子13の下面の電極と接
着面の電極間に同じ高周波電圧が供給される。尚、第1
の高周波電圧装置から供給される高周波電圧と、第2の
高周波電圧装置から供給される高周波電圧と、第3の高
周波電圧装置から供給される高周波電圧との時間的位相
差は、ディスプレイ16の回動(傾動)方向に基づいた
値に決定される。
【0034】すると、第1圧電素子11に接着面の電極
を共通として上下に対称な高周波電圧が供給されること
と、一方の圧電素子11aと他方の圧電素子11bの分
極方向が接着面の電極を中心として対称とされているこ
とから、第1圧電素子11では大きな(圧電素子11
a,11bの振動を足算した)振動が発生される。この
振動は、圧電素子11a,11bの分極方向がそれぞれ
平面の半分づつで逆であることから、その分割した一方
が伸びるときには他方が縮み、一方が縮むときには他方
が伸びる振動となる。
【0035】又、第2圧電素子12に接着面の電極を共
通として上下に対称な高周波電圧が供給されることと、
一方の圧電素子12aと他方の圧電素子12bの分極方
向が接着面の電極を中心として対称とされていることか
ら、第2圧電素子12では大きな振動が発生される。こ
の振動は、圧電素子12a,12bの分極方向がそれぞ
れ平面全体で一方向であることから、上面から下面まで
が一様に伸び縮みする縦振動となる。
【0036】又、第3圧電素子13では、第1圧電素子
11と同様に、分割した一方が伸びるときには他方が縮
み、一方が縮むときには他方が伸びる大きな振動が発生
される。
【0037】すると、ステータ4の接触部10bでは、
第1〜第3圧電素子11〜13の各振動に基づく複合振
動が発生され、ロータ5が操作スイッチの操作に応じた
軸中心で回動され、該ロータ5の回動と共にディスプレ
イ16が回動(傾動)される。
【0038】次に上記のように構成したディスプレイの
角度調整装置(超音波モータ)の特徴的な作用効果を以
下に記載する。 (1)ステータ4の接触部10bと、該接触部10bに
接触するロータ5の球面部5aの接触部可動域とは、上
側及び下側ケース1,2と軸受3とにより外部から遮断
される。尚、接触部可動域とは、ロータ5の回動が許容
される範囲において、球面部5aが接触部10bに接触
する全ての領域のことである。よって、接触部10b及
び球面部5aの接触可動領域に外部のゴミや埃等の異物
が付着することは防止される。その結果、接触部10b
と球面部5a間の摩擦力が維持され、ひいては超音波モ
ータの効率や正常な動作が維持される。
【0039】(2)ロータ5を複数の軸中心に回動可能
に支持する軸受3にて防塵部材の一部が構成されるた
め、即ち軸受3と防塵部材が兼用部材となるため、部品
点数の増大を抑制することができる。
【0040】(3)ロータ5が軸受3を介して加圧され
るため、ロータ5の複数の軸中心の回動を許容するとと
もに部品点数の増大を抑制しながら、球面部5aを接触
部10bに加圧接触させることができる。
【0041】(4)防塵部材は、軸受3が固定される上
側ケース1と、ステータ4が固定され上側ケース1に固
定される下側ケース2とを備える。そして、上側及び下
側ケース1,2には、互いの間隔を調整可能とする間隔
調整機構(雌ネジ1e及び雄ネジ2e)が設けられ、該
上側及び下側ケース1,2の間隔が調整されることでロ
ータ5のステータ4への加圧力が調整される。よって、
ロータ5の加圧力、即ち球面部5aの加圧力を容易に所
定の値とすることができる。
【0042】(5)上側及び下側ケース1,2は、それ
ぞれ略有底円筒形状に形成され、その開口部には雌ネジ
1e及び雄ネジ2eが形成され、該上側ケース1に対し
て該下側ケース2が相対回動されることで該上側及び下
側ケース1,2の間隔が調整される。よって、上側及び
下側ケース1,2を簡単な構成としながら、上側ケース
1に対して下側ケース2を相対回動させるだけで、ロー
タ5の加圧力、即ち球面部5aの加圧力を所定の値とす
ることができる。
【0043】(6)上側ケース1には、ネジ通し孔1d
が形成され、下側ケース2には、ネジ孔2dが等角度
(30度)間隔に複数(12個)形成されているため、
ネジ通し孔1dを貫通し下側ケース2のネジ孔2dにボ
ルト6を螺合させることで、上側ケース1に対する下側
ケース2の周方向の位置を複数段階で(30度毎に)保
持することができる。よって、ロータ5の加圧力、即ち
球面部5aの加圧力を複数段階で所定の値に容易且つ確
実に保持することができる。
【0044】上記実施の形態は、以下のように変更して
実施してもよい。 ・上記実施の形態では、軸受3が防塵部材の一部を構成
するとしたが、軸受3が防塵部材の一部を構成しなくて
も、ステータ4の接触部10bと、該接触部10bに接
触するロータ5の球面部5aの接触部可動域とを外部か
ら遮断することができれば、他の構成にて防塵部材を構
成してもよい。このようにしても、接触部10b及び球
面部5aの接触可動領域に外部のゴミや埃等の異物が付
着することを防止することができる。
【0045】・上記実施の形態では、ロータ5を軸受3
を介してステータ4に加圧したが、ロータ5の複数の軸
中心の回動可能に支持する軸受と、ロータ5を加圧する
手段を別構成で設けてもよい。このようにしても、接触
部10b及び球面部5aの接触可動領域に外部のゴミや
埃等の異物が付着することを防止することができる。
【0046】・上記実施の形態では、上側及び下側ケー
ス1,2を、それぞれ略有底円筒形状に形成し、その開
口部に雌ネジ1e及び雄ネジ2eを形成し、該上側ケー
ス1に対して該下側ケース2を相対回動させることで該
上側及び下側ケース1,2の間隔を調整したが、上側及
び下側ケース1,2の間隔を調整することができれば他
の間隔調整機構を設けて調整してもよい。このようにし
ても、上側及び下側ケース1,2の間隔が調整されるこ
とでロータ5のステータ4への加圧力が調整され、ロー
タ5の加圧力、即ち球面部5aの加圧力を容易に所定の
値とすることができる。
【0047】・上記実施の形態のステータ4は、ロータ
を複数の軸中心に回動させるべくロータが当接される接
触部に複数方向の振動を発生することができれば、他の
構成に変更してもよい。
【0048】・上記実施の形態では、ステータ4の接触
部10bと、該接触部10bに接触するロータ5の球面
部5aの接触部可動域とを、上側及び下側ケース1,2
と軸受3とにより外部から遮断したが、前記接触部10
bと、前記接触部可動域と、軸受3と、該軸受3に接触
するロータ5の軸受部可動域とを他の防塵部材により外
部から遮断するように変更してもよい。尚、軸受部可動
域とは、ロータ5の回動が許容される範囲において、ロ
ータ5(球面部5a)が軸受3の球面状支持面3aに接
触する全ての領域のことである。このようにすると、接
触部10b、接触可動領域、軸受3(球面状支持面3
a)、及び軸受部可動域に外部のゴミや埃等の異物が付
着することは防止される。
【0049】・例えば、図4に示すように変更してもよ
い。図4に示す超音波モータは、上記実施の形態(図1
参照)に比べて、変形防塵部材21を備えたことのみ異
なる。変形防塵部材21は、伸縮可能な部材(この例で
はゴム材)よりなる。変形防塵部材21は、該出力軸5
cの変位(傾動)に応じて変形して、常にロータ5の出
力軸5cの中間部と上側ケース1の上端部との間に隙間
無く設けられる。尚、この例では、上側及び下側ケース
1,2と、変形防塵部材21とが防塵部材を構成してい
る。
【0050】このように構成された超音波モータでは、
ステータ4の接触部10bと、該接触部10bに接触す
るロータ5の球面部5aの接触部可動域と、軸受3(球
面状支持面3a)と、該軸受3に接触するロータ5の軸
受部可動域とが、上側及び下側ケース1,2と変形防塵
部材21とにより外部から遮断される。よって、接触部
10b、接触可動領域、軸受3(球面状支持面3a)、
及び軸受部可動域に外部のゴミや埃等の異物が付着する
ことは防止される。その結果、接触部10bと球面部5
a間、軸受3(球面状支持面3a)と球面部5a間の摩
擦力が維持され、ひいては超音波モータの効率や正常な
動作が維持される。又、上記実施の形態の効果(3)〜
(6)と同様の効果を得ることができる。尚、この場
合、軸受3は、防塵部材を構成していないため、その形
状が、球面部5aと環状の面で接触する球面状支持面3
aを有していない形状であってもよく、例えば、球面部
5aと3点(120度間隔)で接触する形状であっても
よい。又、上記変形防塵部材21は、出力軸5cの変位
(傾動)に応じて変形して、常にロータ5の出力軸5c
の中間部と上側ケース1の上端部との間に隙間無く設け
られるものであれば、材料を変更する等、他の構成に変
更してもよい。
【0051】・上記実施の形態では、上側ケース1に対
する下側ケース2の周方向の位置を複数段階で(30度
毎に)保持できるようにしたが、上側ケース1に対する
下側ケース2の周方向の位置を無段階(略無段階)で保
持できるように構成を変更してもよい。例えば、図5に
示すように、前記下側ケース2のフランジ部2cに、前
記ネジ孔2dに換えてフランジ部2cに沿った弧状の貫
通孔22を複数形成する。そして、前記ネジ通し孔1d
及び貫通孔22を貫通する図示しないボルトの先端にナ
ットを螺合させて締結することで、上側ケース1に対す
る下側ケース2の周方向の位置を略無段階で保持するこ
とができる。よって、ロータ5の加圧力、即ち球面部5
aの加圧力を略無段階で所定の値に容易且つ確実に保持
することができる。
【0052】・上記実施の形態では、超音波モータを備
えたディスプレイの角度調整装置に具体化したが、超音
波モータを備えた他の装置に具体化してもよい。例え
ば、図6に示すような、光反射角可変装置に具体化して
もよい。この光反射角可変装置は、略有底筒形状のケー
ス23の底部に前記ステータ4が固定されている。ステ
ータ4の接触部10bには、略球形状のロータ24が自
重により加圧接触されている。詳しくは、ロータ24
は、球面である球面部24aと、球面から一部分が切り
取られることで形成される光関連部としての平坦部24
bとからなり、該平坦部24bには光を反射する鏡面加
工が施されている。そして、ロータ24は、平坦部24
bが略上方を向くように、球面部24aが前記接触部1
0bに加圧接触されている。尚、この光反射角可変装置
は、図6に示すように、ステータ4の軸線方向が地面と
垂直となるように配置されるものである。そして、ケー
ス23の上端開口部には、光を通過させる透明部材とし
てのガラス25が前記平坦部24bと対応した位置で該
開口部を塞ぐように嵌着されている。尚、この例では、
ケース23及びガラス25が防塵部材を構成している。
【0053】上記のように構成された光反射角可変装置
(超音波モータ)では、図示しない操作スイッチの操作
に応じてステータ4の接触部10bに第1〜第3圧電素
子11〜13の各振動に基づく複合振動が発生され、ロ
ータ24が操作スイッチの操作に応じた軸中心で回動さ
れる。すると、鏡面加工が施された平坦部24bが傾動
し光源26の光が該平坦部24bの傾斜角度に応じて反
射される。
【0054】このように光反射角可変装置(超音波モー
タ)を構成しても、ステータ4の接触部10bと、該接
触部10bに接触するロータ24の球面部24aの接触
部可動域とは、ケース23とガラス25とにより外部か
ら遮断される。尚、接触部可動域とは、ロータ24の回
動が許容される範囲において、球面部24aが接触部1
0bに接触する全ての領域のことである。よって、接触
部10b及び球面部24aの接触可動領域に外部のゴミ
や埃等の異物が付着することは防止される。その結果、
接触部10bと球面部24a間の摩擦力が維持され、ひ
いては超音波モータの効率や正常な動作が維持される。
又、このようにすると、透明部材としてのガラス25と
防塵部材が兼用部材となるため、該超音波モータの部品
点数の増大が抑制される。
【0055】・上記別例(図6参照)では、ロータ24
に光を反射する鏡面加工が施された平坦部24bを設け
て光反射角可変装置に具体化したが、ロータ24に光を
受ける(吸収する)、又は光を放つ等の他の光関連部を
設けて他の装置(受光装置や、照明装置)に具体化して
もよい。
【0056】・上記別例(図6参照)では、光を通過さ
せる透明部材としてガラス25を備えたものとしたが、
該ガラス25を、光が通過するときに該光が吸収される
割合の小さい他の透明部材に変更してもよく、例えば透
明又は半透明のガラス(レンズを含む)や、透明又は半
透明の樹脂等に変更してもよい。
【0057】上記各実施の形態及び別例から把握できる
技術的思想について、以下にその効果とともに記載す
る。 (イ)請求項1に記載の超音波モータにおいて、前記ロ
ータ(24)は、光を受ける、又は光を放つ、又は光を
反射する光関連部(24b)を有し、前記光関連部(2
4b)に対応した位置に設けられる光を通過させる透明
部材(25)にて前記防塵部材の一部を構成したことを
特徴とする超音波モータ。このようにすると、光関連部
に対応した位置に設けられる光を通過させる透明部材に
て前記防塵部材の一部が構成されるため、即ち透明部材
と防塵部材が兼用部材となるため、請求項1に記載の発
明の効果に加えて、該超音波モータの部品点数の増大を
抑制することができる。
【0058】(ロ)請求項1又は3に記載の超音波モー
タにおいて、前記防塵部材(1,2,21)は、前記ス
テータ(4)及び前記ロータ(5)の少なくとも前記接
触部(10b)及び前記球面部(5a)を略収容するケ
ース(1,2)を有し、前記ロータ(5)には、前記ケ
ース(1,2)から突出する出力軸(5c)が設けら
れ、前記防塵部材(1,2,21)は、前記出力軸(5
c)の変位に応じて変形し、前記出力軸(5c)の中間
部と前記ケース(1)との間に隙間無く設けられる変形
防塵部材(21)を備えたことを特徴とする超音波モー
タ。このようにすると、前記ステータ及び前記ロータの
少なくとも前記接触部及び前記球面部はケースにて略収
容される。又、ロータに設けられケースから突出する出
力軸が該ロータの回動に基づいて変位すると、該変位に
応じて変形防塵部材が変形し、同変形防塵部材が該出力
軸の中間部と前記ケースとの間に隙間無く設けられる。
【0059】(ハ)請求項5に記載の超音波モータにお
いて、前記間隔調整機構(1e,2e)は、ネジ機構で
あることを特徴とする超音波モータ。このようにする
と、ネジ機構にてロータの加圧力、即ち球面部の加圧力
を容易に所定の値とすることができる。
【0060】(ニ)請求項6に記載の超音波モータにお
いて、前記第1及び第2ケース(1,2)に、該第1ケ
ース(1)に対する該第2ケース(2)の周方向の位置
を複数段階又は無段階で保持する周方向保持機構(1
d,2d,6,22)を設けたことを特徴とする超音波
モータ。このようにすると、周方向保持機構にて第1ケ
ースに対する第2ケースの周方向の位置が複数段階又は
無段階で保持されるため、ロータの加圧力、即ち球面部
の加圧力を所定の値に確実に保持することができる。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ロータを複数軸中心に回動駆動させる超音波モータにお
いて、効率や正常な動作を維持することができる超音波
モータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の超音波モータの要部断面図。
【図2】本実施の形態のステータの分解斜視図。
【図3】本実施の形態の下側ケースの要部斜視図。
【図4】別例の超音波モータの要部断面図。
【図5】別例の下側ケースの要部斜視図。
【図6】別例の超音波モータの要部断面図。
【符号の説明】
1…上側ケース(第1ケース)、2…下側ケース(第2
ケース)、3…軸受、4…ステータ、5,24…ロー
タ、21…変形防塵部材、23…ケース、25…ガラス
(透明部材)、1e…雌ネジ、2e…雄ネジ、5a,2
4a…球面部、10b…接触部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H680 AA06 BB15 DD01 DD23 DD53 DD65 DD85 DD88 DD95 EE01 EE07 FF08 GG25 GG27

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接触部(10b)を有し、その接触部
    (10b)に複数方向の振動を発生するステータ(4)
    と、 前記接触部(10b)に当接される球面部(5a,24
    a)を有し、前記ステータ(4)にて発生される複数方
    向の振動にそれぞれ基づいて複数の軸中心に回動するロ
    ータ(5,24)とを備えた超音波モータにおいて、 前記接触部(10b)と、該接触部(10b)に接触す
    る前記球面部(5a,24a)の接触部可動域とを外部
    から遮断する防塵部材(1,2,3,21,23,2
    5)を備えたことを特徴とする超音波モータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の超音波モータにおい
    て、 前記ロータ(5)を複数の軸中心に回動可能に支持する
    軸受(3)を有し、該軸受(3)にて前記防塵部材
    (1,2,3)の一部を構成したことを特徴とする超音
    波モータ。
  3. 【請求項3】 接触部(10b)を有し、その接触部
    (10b)に複数方向の振動を発生するステータ(4)
    と、 前記接触部(10b)に当接される球面部(5a)を有
    し、前記ステータ(4)にて発生される複数方向の振動
    にそれぞれ基づいて複数の軸中心に回動するロータ
    (5)と、 前記ロータ(5)を複数の軸中心に回動可能に支持する
    軸受(3)とを備えた超音波モータにおいて、 前記接触部(10b)と、該接触部(10b)に接触す
    る前記球面部(5a)の接触部可動域と、前記軸受
    (3)と、該軸受(3)に接触する前記ロータ(5)の
    軸受部可動域とを外部から遮断する防塵部材(1,2,
    21)を備えたことを特徴とする超音波モータ。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の超音波モータに
    おいて、 前記球面部(5a)は、前記ロータ(5)が前記軸受
    (3)を介して加圧されることで前記接触部(10b)
    に加圧接触されたことを特徴とする超音波モータ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の超音波モータにおい
    て、 前記防塵部材は、前記軸受(3)が固定される第1ケー
    ス(1)と、前記ステータ(4)が固定され前記第1ケ
    ース(1)に固定される第2ケース(2)とを備え、該
    第1ケース(1)と該第2ケース(2)とに互いの間隔
    を調整可能とする間隔調整機構(1e,2e)を設け、
    該第1ケース(1)と該第2ケース(2)との間隔を調
    整することで前記ロータ(5)の加圧力を調整可能とし
    たことを特徴とする超音波モータ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の超音波モータにおい
    て、 前記第1及び第2ケース(1,2)は、それぞれ略有底
    円筒形状に形成され、 前記間隔調整機構(1e,2e)は、前記第1及び第2
    ケース(1,2)の開口部に形成された雌ネジ(1e)
    及び雄ネジ(2e)、又は、雄ネジ及び雌ネジであり、
    該第1ケース(1)に対して該第2ケース(2)を相対
    回動することで該第1ケース(1)と該第2ケース
    (2)との間隔を調整可能としたことを特徴とする超音
    波モータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7786650B2 (en) * 2005-11-10 2010-08-31 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Ultrasonic motor

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