JP2002314457A - 無線式データキャリアシステムの送受信装置 - Google Patents

無線式データキャリアシステムの送受信装置

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JP2002314457A
JP2002314457A JP2001118094A JP2001118094A JP2002314457A JP 2002314457 A JP2002314457 A JP 2002314457A JP 2001118094 A JP2001118094 A JP 2001118094A JP 2001118094 A JP2001118094 A JP 2001118094A JP 2002314457 A JP2002314457 A JP 2002314457A
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interrogator
coil
transmission
data carrier
transponder
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JP2001118094A
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Inventor
Shigeru Satake
茂 佐武
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Idec Auto ID Solutions Co Ltd
Original Assignee
Welcat Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】質問器から応答器までの距離が離れている場合
でも、応答器で十分な利得が得られ、質問器では送信の
ノイズの影響を受けることなく高S/N比で受信できる
無線式データキャリアシステムの送受信装置を提供す
る。 【解決手段】無線式データキャリアシステムの送受信装
置は、質問器1と応答器2の間が負荷変調方式の無線通
信で結合されているデータキャリアシステムの送受信装
置において、送信波を発振し受信波を受信するLC共振
回路11・12のアンテナコイル11と結合して、磁気
的変動を検出するピックアップコイル16が設けられて
いる。ピックアップコイル16の口径が、アンテナコイ
ル11の口径よりも小さいことが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯式の情報機器
であって、無線通信で応答器(データキャリア)にデー
タを書込み、読取ることができる質問器(リーダライ
タ)を構成する送受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特定な部屋への入退室管理、スキー場の
リフト券、鉄道の乗車券、駐車場の入出車管理、高速道
路の通行券、電子マネー、商品の万引き防止などに質問
器/応答器(リーダライタ/データキャリア)のシステ
ムが使用されている。質問器と応答器の間は無線通信で
接続されている。質問器は、ホストコンピュータと有線
または無線で接続された固定設置型であり、その指示に
もとづいて応答器のデータを読取り、応答器に対してデ
ータを書込む。応答器は、カード形、コイン形、あるい
は箱形の形状をしており、人が携帯したり、商品や自動
車等に取付けられて移動する。
【0003】従来の無線式データキャリアシステムの無
線通信は、図3に示すように、質問器1のコイル11と
応答器2のコイル21との結合により通信を行うもので
ある。応答器2にはアクティブな電源を持たず、質問器
コイル11から恒常的に発振される電波を応答器コイル
21で誘導した電力を利用するパッシブな電源回路23
により動作するものである。質問器コイル11から発振
された送信信号は応答器コイル21で検出され、復調回
路24で復調する。
【0004】復調された信号に対する応答器2から質問
器1への応答は、以下のようにしてなされる。送信回路
25の信号でスイッチング回路27が動作して負荷が切
換わると応答器コイル21の電流が変化し、質問器コイ
ル11の誘導電流が変化する。すなわち、質問器1のA
点に、図4の点線で示す変動a(スイッチングによる負
荷変動)を持つ実線示で示す波形(最大振幅b)が現
れ、この波形がコンデンサ14を経て受信信号として出
力される。
【0005】かかる負荷変調方式の質問器1と応答器2
との間の無線通信で、質問器1から応答器2までの距離
が離れていると結合が浅くなる。この結合を深くして応
答器2の電源回路23に十分な電力供給するには、質問
器コイル11で発振する電波の送信出力を上げなければ
ならない。すなわち図4の波形の振幅bが大きくなる。
一方、応答器2の負荷、すなわち点線示の変動aは変わ
らない。したがって、復調すべき信号の相対出力a/
(b−a)は、送信出力を上げるほど小さくなる。その
ため、質問器1は微小な信号の検出を求められるととも
に、高出力にドライブされる送信側のノイズの影響を無
視できず、目的の通信距離を得ることが困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の課題を
解決するためなにされたもので、質問器と応答器の距離
が離れ、質問器からの送信出力を上げている場合でも、
ノイズの影響を受けることなく高S/N比で質問器が応
答器からの応答信号を受信できる無線式データキャリア
システムの送受信装置を提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めになされた本発明を適用する無線式データキャリアシ
ステムの送受信装置は、実施例に対応する図1に示すと
おり、質問器1と応答器2の間が負荷変調方式の無線通
信で結合されているデータキャリアシステムの送受信装
置において、送信波を発振し受信波を受信するLC共振
回路11・12のアンテナコイル11と結合して、磁気
的変動を検出するピックアップコイル16が設けられて
いる。
【0008】ピックアップコイル16の口径が、アンテ
ナコイル11の口径よりも小さいことが好ましい。
【0009】本発明の送受信装置では、ピックアップコ
イル16を設けることで、送信系統と受信系統が電気的
には切り離され、アンテナコイル11の出力を上げて応
答器2の電源回路23に十分な電力供給し、その電力に
もとづいて応答器2が発振した応答信号をピックアップ
コイル16で受信するから、アンテナコイル11の出力
との相対感度によらず、高S/N比で受信感度を上げる
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を詳細に説明する。図1は、本発明を適用する無線式
データキャリアシステムの送受信装置の実施例であっ
て、その要部を示すブロック回路図である。図中、1は
質問器で、図示外のホストコンピュータに連結された固
定設置の装置である。2は応答器でICカードになって
おり、人が携帯できる。質問器1の回路は、アンテナコ
イル11と容量12からなるLC共振回路、ピックアッ
プコイル16、送信電力増幅器17、出力用コンデンサ
14を有している。応答器2の回路は、アンテナコイル
21と容量22からなるLC共振回路、電源回路23、
復調回路24、送信回路25、スイッチング回路27を
有している。
【0011】固定設置の質問器1に取付けられているア
ンテナコイル11とピックアップコイル16形状は、図
2に示すように、基板10の上に形成される。アンテナ
コイル11は150×150mmの矩形であり、その内
側のピックアップコイル16はφ50mmの円形であ
る。
【0012】この送受信装置で、質問器1の送信信号
は、送信電力増幅器17で増幅されてLC共振回路11
・12で共振し、アンテナコイル11から発振する。こ
の信号電波を応答器2のアンテナコイル21で受け、復
調回路24にて復調される。
【0013】復調された信号に対する応答信号は、送信
回路25からの信号でスイッチング回路27が動作す
る。この負荷変動を受けた質問器1のアンテナコイル1
1とピックアップコイル16が結合(磁気的に接続)
し、出力用コンデンサ14を経て受信信号が得られる。
【0014】このように、質問器1のアンテナコイル1
1のサイズを大きくして送信信号出力を大きくすれば、
応答器2のアンテナコイル21との結合が深くなり、電
源回路23に電力を十分送ることができる。一方で、こ
の応答信号を受信するのは、送信信号を高電力で出力す
るアンテナコイル11とは独立のピックアップコイル1
6であるから、ピックアップコイル16の受信感度を独
自に設定しても、アンテナコイル11の高電力出力に影
響されない。
【0015】尚、図2に示すアンテナの実施例では、矩
形のアンテナコイルの内側に円形のピックアップコイル
を配しているが、矩形のアンテナコイルの内側に矩形の
ピックアップコイル、円形のアンテナコイルの内側に矩
形のピックアップコイル、円形のアンテナコイルの内側
に円形のピックアップコイルを配置するなど、その形状
は選択し得るものである。
【0016】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり、本発明を
適用する無線式データキャリアシステムの送受信装置
は、質問器側で送信回路と受信回路を電気的に切り離し
たことにより、質問器から応答器までの距離が離れる場
合、質問器で出力を上げる一方で、質問器側で受信信号
は、高出力な送信のノイズの影響を受けることのない高
S/N比なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する無線式データキャリアシステ
ムの送受信装置の実施例要部を示すブロック回路図であ
る。
【図2】本発明を適用する無線式データキャリアシステ
ムの送受信装置におけるアンテナの一実施例の正面図で
ある。
【図3】従来の無線式データキャリアシステムの送受信
装置の要部を示すブロック回路図である。
【図4】無線式データキャリアシステムの送受信装置の
送受信波形を示す図である。
【符号の説明】
1は質問器、2は応答器、10は基板、11・21はア
ンテナコイル、12・22は容量、14は出力用コンデ
ンサ、16はピックアップコイル、17は送信電力増幅
器、23は電源回路、24は復調回路、25は送信回
路、27はスイッチング回路である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 質問器と応答器の間が負荷変調方式の
    無線通信で結合されているデータキャリアシステムの送
    受信装置において、送信波を発振し受信波を受信するL
    C共振回路のアンテナコイルと結合して、磁気的変動を
    検出するピックアップコイルが設けられていることを特
    徴とする送受信装置。
  2. 【請求項2】 該ピックアップコイルの口径が、該ア
    ンテナコイルの口径よりも小さいことを特徴とする請求
    項1に記載の送受信装置。
JP2001118094A 2001-04-17 2001-04-17 無線式データキャリアシステムの送受信装置 Pending JP2002314457A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006172354A (ja) * 2004-12-20 2006-06-29 Aruze Corp ゲーム用チップ
JP2006277178A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Aruze Corp ゲーム用カード

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JP4671682B2 (ja) * 2004-12-20 2011-04-20 株式会社ユニバーサルエンターテインメント ゲーム用チップ
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