JP2002313827A - 半導体実装用パッケージの製造方法及び半導体実装用パッケージ製造用の金型 - Google Patents

半導体実装用パッケージの製造方法及び半導体実装用パッケージ製造用の金型

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JP2002313827A
JP2002313827A JP2001115947A JP2001115947A JP2002313827A JP 2002313827 A JP2002313827 A JP 2002313827A JP 2001115947 A JP2001115947 A JP 2001115947A JP 2001115947 A JP2001115947 A JP 2001115947A JP 2002313827 A JP2002313827 A JP 2002313827A
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JP2001115947A
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Takefumi Mizushima
武文 水島
Masamichi Nakayama
正道 中山
Yoshinori Toyoda
義則 豊田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体素子とリードの接続性が良好でリード
の短絡が生じない半導体実装用パッケージの製造方法を
提供する。 【解決手段】 樹脂製の基体1にリード2を備えて形成
される半導体実装用パッケージの製造方法に関する。金
型3のキャビティ4に端子配置面5を形成すると共に端
子配置面5に対向する押圧部6をキャビティ4に設け
る。リード2の端子部2aを端子配置面5に接触させて
配置すると共に端子配置面5に配置された端子部2aと
押圧部6との間に成形材料7を投入する。押圧部6を端
子配置面5に向かって移動させて成形材料7を押圧する
ことによって、成形材料7を介して押圧部6で端子部2
aを押圧して端子部2aを端子配置面5に密着させなが
ら成形材料7をキャビティ4に充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子(半導
体チップ)を実装するための半導体実装用パッケージの
製造方法及びこの製造方法に用いられる半導体実装用パ
ッケージ製造用の金型に関するものであり、特に、CC
D(電荷結合デバイス)やフォトダイオードアレイ等の
光電変換素子に代表される半導体素子を実装するのに好
適に用いられる半導体実装用パッケージの製造方法及び
半導体実装用パッケージ製造用の金型に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、樹脂製の基体に複数本の金属
製のリードを備えて形成される半導体実装用パッケージ
は、半導体素子の封止成形に代表されるようなトランス
ファー成形法にて製造されていた。図3に半導体実装用
パッケージの製造方法の一例を示す。この製造方法で用
いられる金型3は上型10と下型11で構成されてい
る。上型10の下面はパーティングラインとなる上成形
面12として形成されており、この上成形面12に開口
する凹所13が上型10に設けられている。また、下型
11の上面はパーティングラインとなる下成形面14と
して形成されており、この下成形面14に開口する四角
枠状の凹部15が下型11に設けられている。下型11
の凹部15に囲まれる部分はコア部16として形成され
ていると共に下型11には凹部15に連通するゲート1
7が設けられている。
【0003】このような金型3を用いて半導体実装用パ
ッケージを形成するにあたっては、次のようにして行わ
れる。まず、図3(a)に示すように、上型10と下型
11とを分離して型開きした状態で、リードフレームに
一体化された複数本のリード2を下成形面14に載せて
配置する。この時、リード2はその端子部2aがコア部
16の上面に接触するようにして配置される。次に、図
3(b)に示すように、上型10と下型11とを合わせ
て型締めする。この時、リード2の端子部2a以外の部
分は上型10の上成形面12と下型11の下成形面14
とに挟持されることになり、これにより、リード2が動
かないように固定される。また、型締めにより上型10
の凹所13と下型11の凹部15とが連通状態となって
合致し、これにより、凹所13と凹部15からなるキャ
ビティ4が形成される。この後、図3(c)に示すよう
に、ゲート17を通じてキャビティ4に成形材料7を溶
融状態で注入して充填する。この後、充填した成形材料
7をキャビティ4内で加熱するなどして硬化させること
によって、リード2が一体化された基体1を形成する。
そして、上型10と下型11とを型開きし、リード2が
一体化された基体1を脱型することによって、半導体実
装用パッケージを製造することができるものである。
【0004】この半導体実装用パッケージは基体1の略
中央部に実装用凹部18が凹設された断面略コ字状に形
成されるものであって、この実装用凹部18は下型11
のコア部16により成形されるものである。従って、コ
ア部16の上面に載せられた状態で成形されたリード2
の端子部2aは実装用凹部18の底面に露出した状態に
なっており、実装用凹部18の底面に実装した半導体素
子をこの端子部2aにワイヤボンディングやバンプによ
り接合することによって、リード2と半導体素子を電気
的に接続することができるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
製造方法では図3(d)に示すように、キャビティ4に
注入される成形材料7の圧力によりリード2の端子部2
aが変形することがあり、図3(e)に示すように端子
部2aが変形したままキャビティ4に成形材料7が充填
されて硬化することがあった。そして、端子部2aがコ
ア部16の上面から離れるように変形した場合は、端子
部2aとコア部16の上面との間に成形材料7が流入
し、図4(a)に示すようにこの成形材料7が端子部2
aの表面を覆って硬化してバリとなることがあり、この
結果、リード2と半導体素子との接続不良が生じること
があった。また、図4(b)に示すように、端子部2a
の変形により隣の端子部2aに接触することがあり、こ
の結果、リード2の短絡が生じることがあった。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、半導体素子とリードの接続性が良好でリードの短
絡が生じない半導体実装用パッケージの製造方法及び半
導体実装用パッケージ製造用の金型を提供することを目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
半導体実装用パッケージの製造方法は、樹脂製の基体1
にリード2を備えて形成される半導体実装用パッケージ
の製造方法において、金型3のキャビティ4に端子配置
面5を形成すると共に端子配置面5に対向する押圧部6
をキャビティ4に設け、リード2の端子部2aを端子配
置面5に接触させて配置すると共に端子配置面5に配置
された端子部2aと押圧部6との間に成形材料7を投入
し、押圧部6を端子配置面5に向かって移動させて成形
材料7を押圧することによって、成形材料7を介して押
圧部6で端子部2aを押圧して端子部2aを端子配置面
5に密着させながら成形材料7をキャビティ4に充填す
ることを特徴とするものである。
【0008】また、本発明の請求項2に係る半導体実装
用パッケージの製造方法は、請求項1の構成に加えて、
成形材料7がタブレット又はシートであることを特徴と
するものである。
【0009】また、本発明の請求項3に係る半導体実装
用パッケージの製造方法は、請求項1又は2の構成に加
えて、成形材料7が半硬化状態であることを特徴とする
ものである。
【0010】また、本発明の請求項4に係る半導体実装
用パッケージの製造方法は、請求項1乃至3のいずれか
の構成に加えて、成形材料7の溶融粘度が100000
〜250000cpsであることを特徴とするものであ
る。
【0011】また、本発明の請求項5に係る半導体実装
用パッケージの製造方法は、請求項1乃至4のいずれか
の構成に加えて、成形材料7のゲルタイムが15〜30
秒であることを特徴とするものである。
【0012】本発明の請求項6に係る半導体実装用パッ
ケージ製造用の金型3は、樹脂製の基体1にリード2を
備えて形成される半導体実装用パッケージを製造するの
に用いられる金型3であって、リード2の端子部2aを
接触して配置するための端子配置面5をキャビティ4に
形成し、端子配置面5と対向する押圧部6をキャビティ
4に設け、端子配置面5に配置された端子部2aと押圧
部6との間に投入された成形材料7を介して押圧部6で
端子部2aを押圧して端子部2aを端子配置面5に密着
させながら成形材料7をキャビティ4に充填するため
に、押圧部6を端子配置面5に向かって移動自在に形成
して成ることを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0014】本発明の半導体実装用パッケージ製造用の
金型3は上型10と下型11とで構成されている。上型
10は上下動自在な可動型として形成されており、上型
10を下型11に対して上下動させることにより、上型
10と下型11を型締め及び型開きすることができるも
のである。
【0015】上型10の下面はパーティングラインとな
る上成形面12として形成されており、この上成形面1
2に開口する凹所13が上型10に設けられている。ま
た、凹所13には押圧部6が挿入されている。凹所13
の内周面と押圧部6の外周面とはほとんど隙間なく密接
しており、これにより、成形材料7が凹所13の内周面
と押圧部6の外周面の間から漏れるのを防止している。
また、押圧部6は空気コンプレッサー等を用いた駆動装
置により上下駆動自在に形成されている。
【0016】下型11の上面はパーティングラインとな
る下成形面14として形成されており、この下成形面1
4に開口する四角枠状の凹部15が下型11に設けられ
ている。下型11の凹部15に囲まれる部分はコア部1
6として形成されていると共にコア部16の上面が平坦
な端子配置面5として形成されている。そして、上型1
0の押圧部6の下面と下型11のコア部16の端子配置
面5とが対向するように上型10と下型11が上下に配
置されている。
【0017】このように形成される本発明の金型3を用
いて半導体実装用パッケージを圧縮成形により形成する
にあたっては、次のようにして行われる。まず、図1
(a)に示すように、上型10と下型11とを分離して
金型3を型開きした状態で、リードフレームに一体化さ
れた複数本のリード2を下成形面14に載せて配置す
る。リード2は銅やその合金や42アロイ等の金属で矩
形状に形成されるものであって、リード2を下成形面1
4に載せることにより、端子部2aの下面が端子配置面
5に接触するようにして配置される。
【0018】次に、図1(b)に示すように、固形の成
形材料7を端子部2aの上に載せるようにして金型3に
投入し、これにより、端子配置面5に配置された端子部
2aと押圧部6の下面との間に成形材料7を投入する。
成形材料7としてはエポキシ樹脂等の熱硬化樹脂や熱硬
化性樹脂とその硬化剤等を含む樹脂組成物などを用いる
ことができる。また、成形材料7は図1(b)のように
タブレットに成形したものを用いてもよいし、あるいは
シートに成形した成形材料7を用いてもよい。
【0019】次に、図1(c)に示すように、上型10
と下型11とを合わせて型締めする。この時、リード2
の端子部2a以外の部分は上型10の上成形面12と下
型11の下成形面14とに挟持されることになり、これ
により、リード2が動かないように固定される。また、
この型締めにより上型10の凹所13と下型11の凹部
15とが合致して連通状態となり、これにより、凹所1
3と凹部15からなるキャビティ4が形成される。そし
て、この型締めと同時にあるいは型締め後に押圧部6を
端子配置面5に向かって下動させることにより、押圧部
6の下面で成形材料7の上面を押圧し、この押圧により
成形材料7の下面で端子部2aの上面を押圧することに
よって、端子部2aの下面を端子配置面5に隙間なく密
着させる。
【0020】この後、押圧部6で成形材料7を上側から
押圧しながら金型3を介して成形材料7を加熱していく
ことによって、成形材料7を溶融状態にすると共に溶融
状態となった成形材料7をキャビティ4に充填してい
く。この時、押圧部6による加圧は成形材料7を介して
端子部2aに伝えられており、これにより、端子部2a
を端子配置面5に密着させながら溶融状態の成形材料7
をキャビティ4に充填することができる。従って、成形
材料7の流動による端子部2aの変形を抑えることがで
きると共に端子部2aと端子配置面5の間に成形材料7
が進入するのを防止することができる。
【0021】次に、図1(e)に示すように、キャビテ
ィ4の全体に亘って成形材料7を充填した後、押圧部6
の下動を停止し、この状態で加熱により成形材料7を硬
化させることによって、リード2が一体化された基体1
を形成する。そして、上型10と下型11とを型開き
し、リード2が一体化された基体1を脱型することによ
って、図2(a)(b)に示すような半導体実装用パッ
ケージを形成することができるものである。この半導体
実装用パッケージでは、押圧部6による押圧で端子部2
aを端子配置面5に密着させながら溶融状態の成形材料
7をキャビティ4に充填するので、端子部2aの変形が
なく且つ端子部2aを覆うようなバリの発生が無いもの
である。
【0022】上記の成形材料7としては、加熱等により
半硬化状態(Bステージ状態)にしたものを用いるのが
好ましい。完全硬化した成形材料7では基体1を成形す
ることができないので、使用不可であるのは明らかであ
るが、全く未硬化の成形材料7を用いると、押圧部6の
押圧により成形材料7が流動しやすくなり、押圧部6に
よる加圧をリード2の端子部2aに十分に伝達させるこ
とができず、成形材料7の流動により端子部2aが変形
したり端子部2aと端子配置面5の間に成形材料7が進
入したりする恐れがある。従って、押圧部6による加圧
を端子部2aに確実に伝達させるために、成形材料7と
しては半硬化状態のものを用いるのが好ましい。
【0023】また、成形材料7としては150℃におけ
る溶融粘度が100000〜250000cpsのもの
を用いるのが好ましい。150℃における溶融粘度が1
00000未満の成形材料7を用いると、押圧部6の押
圧により成形材料7が流動しやすくなり、押圧部6によ
る加圧をリード2の端子部2aに十分に伝達させること
ができず、成形材料7の流動により端子部2aが変形し
たり端子部2aと端子配置面5の間に成形材料7が進入
したりする恐れがある。一方、150℃における溶融粘
度が250000より大きい成形材料7を用いると、溶
融状態の成形材料7への空気の巻き込みが多くなって基
体1にボイドが多量に発生し、成形不良となる恐れがあ
り、また、溶融状態の成形材料7の流動による圧力が高
くなって端子部2aが変形したり端子部2aと端子配置
面5の間に成形材料7が進入したりする恐れがある。従
って、押圧部6による加圧をリード2の端子部2aに十
分に伝達させると共に成形材料7への空気の巻き込みを
少なくし、且つ成形材料7の流動による圧力が高くなら
ないようにするために、150℃における溶融粘度が1
00000〜250000cpsの成形材料7を用いる
のが好ましい。尚、成形材料7の溶融粘度を調整するに
あたっては、例えば、熱硬化性樹脂とその硬化剤の配合
割合を変えるなど、成形材料7の組成を適宜設定するこ
とにより行うことができる。
【0024】また、成形材料7としてはゲルタイムが1
5〜30秒のものを用いるのが好ましい。尚、ゲルタイ
ムの測定条件は温度が170℃、検出トルクが1.0k
gcmである。ゲルタイムが15秒未満の成形材料7を
用いると、成形材料7の硬化スピードが速すぎて、溶融
状態の成形材料7への空気の巻き込みが多くなって基体
1にボイドが多量に発生し、成形不良となる恐れがあ
り、また、溶融状態の成形材料7の流動による圧力が高
くなって端子部2aが変形したり端子部2aと端子配置
面5の間に成形材料7が進入したりする恐れがある。一
方、ゲルタイムが30秒を超える成形材料7を用いる
と、成形材料7の硬化スピードが遅すぎて、押圧部6の
押圧により成形材料7が流動しやすくなり、押圧部6に
よる加圧をリード2の端子部2aに十分に伝達させるこ
とができず、成形材料7の流動により端子部2aが変形
したり端子部2aと端子配置面5の間に成形材料7が進
入したりする恐れがある。従って、押圧部6による加圧
をリード2の端子部2aに十分に伝達させると共に成形
材料7への空気の巻き込みを少なくし、且つ成形材料7
の流動による圧力が高くならないようにするために、ゲ
ルタイムが15〜30秒の成形材料7を用いるのが好ま
しい。尚、成形材料7のゲルタイムを調整するにあたっ
ては、例えば、熱硬化性樹脂とその硬化剤の配合割合を
変えるなど、成形材料7の組成を適宜設定することによ
り行うことができる。
【0025】上記の実施の形態では、上型10に押圧部
6があり、下型11に端子配置面5を有するコア部16
がある金型3の例を示したが、これに限らず、上型10
に端子配置面5を有するコア部16があり、下型11に
押圧部6がある金型3であってもよい。この場合、下型
11に設けた押圧部6を上型10の端子配置面5に向か
って上動させる以外は、上記実施の形態と同様にして半
導体実装用パッケージを製造することができる。
【0026】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1の発明
は、樹脂製の基体にリードを備えて形成される半導体実
装用パッケージの製造方法において、金型のキャビティ
に端子配置面を形成すると共に端子配置面に対向する押
圧部をキャビティに設け、リードの端子部を端子配置面
に接触させて配置すると共に端子配置面に配置された端
子部と押圧部との間に成形材料を投入し、押圧部を端子
配置面に向かって移動させて成形材料を押圧することに
よって、成形材料を介して押圧部で端子部を押圧して端
子部を端子配置面に密着させながら成形材料をキャビテ
ィに充填するので、成形材料が端子部と端子配置面の間
に進入するのを防止して端子部を覆うバリの発生を防ぐ
ことができると共に成形材料の流動による端子部の変形
を抑えて隣合う端子部の接触を防ぐことができ、半導体
素子とリードの接続性が良好でリードの短絡が生じない
半導体実装用パッケージを製造することができるもので
ある。
【0027】また、本発明の請求項2の発明は、成形材
料がタブレット又はシートであるので、押圧部による型
締圧力をタブレット又はシートを介してリードに均等に
伝達させることが可能となり、リードを金型に確実に押
さえつけることで端子部への成形材料の回り込みや端子
部の変形を防止することができるものである。
【0028】また、本発明の請求項3の発明は、成形材
料が半硬化状態であるので、押圧部による押圧時に成形
材料の流動性を低くして押圧部からの加圧を端子部に確
実に伝達させることができ、端子配置面への端子部の密
着性を高くすることができるものであり、これにより、
端子部の変形や端子部と端子配置面の間への成形材料の
進入を確実に防止することができるものである。
【0029】また、本発明の請求項4の発明は、成形材
料の溶融粘度が100000〜250000cpsであ
るので、押圧部の加圧をリードの端子部に十分に伝達さ
せることができると共に、成形材料への空気の巻き込み
を少なくし、且つ成形材料の流動による圧力が高くなら
ないようにすることができ、これにより、端子部の変形
や端子部と端子配置面の間への成形材料の進入を確実に
防止することができると共にボイドなどの成形不良の発
生を防止することができるものである。
【0030】また、本発明の請求項5の発明は、成形材
料のゲルタイムが15〜30秒であるので、押圧部によ
る加圧をリードの端子部に十分に伝達させることができ
ると共に、成形材料への空気の巻き込みを少なくし、且
つ成形材料の流動による圧力が高くならないようにする
ことができ、これにより、端子部の変形や端子部と端子
配置面の間への成形材料の進入を確実に防止することが
できると共にボイドなどの成形不良の発生を防止するこ
とができるものである。
【0031】また、本発明の請求項6の発明は、樹脂製
の基体にリードを備えて形成される半導体実装用パッケ
ージを製造するのに用いられる金型であって、リードの
端子部を接触して配置するための端子配置面をキャビテ
ィに形成し、端子配置面と対向する押圧部をキャビティ
に設け、端子配置面に配置された端子部と押圧部との間
に投入された成形材料を介して押圧部で端子部を押圧し
て端子部を端子配置面に密着させながら成形材料をキャ
ビティに充填するために、押圧部を端子配置面に向かっ
て移動自在に形成するので、押圧部を端子配置面に向か
って移動させることによって、成形材料を介して押圧部
で端子部を押圧して端子部を端子配置面に密着させなが
ら成形材料をキャビティに充填することができ、成形材
料が端子部と端子配置面の間に進入するのを防止して端
子部を覆うバリの発生を防ぐことができると共に成形材
料の流動による端子部の変形を抑えて隣合う端子部の接
触を防ぐことができるものであり、これにより、半導体
素子とリードの接続性が良好でリードの短絡が生じない
半導体実装用パッケージを製造することができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、(a)乃至
(e)は断面図である。
【図2】同上の本発明により製造された半導体実装用パ
ッケージの一例を示し、(a)は断面図、(b)は底面
図である。
【図3】従来の半導体実装用パッケージの製造工程を示
し、(a)乃至(e)は断面図である。
【図4】従来の製造方法により製造された半導体実装用
パッケージの一例を示し、(a)は断面図、(b)は底
面図である。
【符号の説明】
1 基体 2 リード 2a 端子部 3 金型 4 キャビティ 5 端子配置面 6 押圧部 7 成形材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊田 義則 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5F061 AA01 BA07 CA22 DA06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製の基体にリードを備えて形成され
    る半導体実装用パッケージの製造方法において、金型の
    キャビティに端子配置面を形成すると共に端子配置面に
    対向する押圧部をキャビティに設け、リードの端子部を
    端子配置面に接触させて配置すると共に端子配置面に配
    置された端子部と押圧部との間に成形材料を投入し、押
    圧部を端子配置面に向かって移動させて成形材料を押圧
    することによって、成形材料を介して押圧部で端子部を
    押圧して端子部を端子配置面に密着させながら成形材料
    をキャビティに充填することを特徴とする半導体実装用
    パッケージの製造方法。
  2. 【請求項2】 成形材料がタブレット又はシートである
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体実装用パッケ
    ージの製造方法。
  3. 【請求項3】 成形材料が半硬化状態であることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の半導体実装用パッケージ
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 成形材料の溶融粘度が100000〜2
    50000cpsであることを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれかに記載の半導体実装用パッケージの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 成形材料のゲルタイムが15〜30秒で
    あることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載
    の半導体実装用パッケージの製造方法。
  6. 【請求項6】 樹脂製の基体にリードを備えて形成され
    る半導体実装用パッケージを製造するのに用いられる金
    型であって、リードの端子部を接触して配置するための
    端子配置面をキャビティに形成し、端子配置面と対向す
    る押圧部をキャビティに設け、端子配置面に配置された
    端子部と押圧部との間に投入された成形材料を介して押
    圧部で端子部を押圧して端子部を端子配置面に密着させ
    ながら成形材料をキャビティに充填するために、押圧部
    を端子配置面に向かって移動自在に形成して成ることを
    特徴とする半導体実装用パッケージ製造用の金型。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010186896A (ja) * 2009-02-13 2010-08-26 Panasonic Corp 半導体装置用パッケージおよびその製造方法

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