JP4059764B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置の製造方法に係り、特に、樹脂封止パッケージの圧縮成形技術に関し、例えば、極めて薄い表面実装形樹脂封止パッケージの製造に利用して有効なものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から半導体素子(チップ)をモールド樹脂(封止樹脂)で封止された半導体パッケージは知られている。半導体パッケージはますます小型化されてきており、最近では半導体素子の大きさとほぼ同じ大きさの半導体パッケージが出現している。このような半導体パッケージは例えばCSP(チップサイズパッケージ)と呼ばれている。これを封止のためには、一般的にトランスファーモールドが用いられてる。しかし、このような極めて薄い樹脂封止パッケージをキャビティの凹部内にインサートされた半導体素子などを含め成形するには、溶融した成形材料としての樹脂の流路が狭い箇所までに行き渡るようにランナー及びゲート介して流動させなければならない。従って、当然樹脂封止材料としては低粘度、長いフロー、長い硬化時間などの特性が必要であり、また、成形条件としても高圧力注入などが必要となる。この樹脂封止材料、成形条件に起因して成形不良が発生することになる(例えは、ボイド、ビンホール、樹脂の流れ不足(未充填部位)、樹脂欠け等)。また、半導体素子、接続ワイヤ或いはリード、回路配線、配線基板などにも高応力が加わって変形、断線、ショートなどの不良が多発する問題や樹脂封止材料効率が悪い問題もあった。よって、これらを改善すべく従来から知られている圧縮成形法(コンプレッションモールド法)を用いた半導体装置の製造方法及びその装置が提案されている。
【0003】
例えば、一般的な圧縮成形法ではないが、これに近い方法として、電気回路が作り込まれた半導体ペレットと、半導体ペレットに電気的に接続され、電気回路を外部に電気的に引き出す複数本のリードと、樹脂を主成分とする成形材料が用いられて成形型により成形され、前記半導体ペレットおよび各リードの一部を樹脂封止する樹脂封止パッケージとを備えている半導体装置の製造方法において、前記樹脂封止パッケージは、成形型のキャビティー内に成形材料が型締め前に収容され、型締め以後、この成形材料がキャビティー内にて液状に溶融されてキャビティー内に成形材料自身の体積が膨張することにより充満し、キャビティによって締め固められるような状態になって成形される半導体装置の製造方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、図5に示すようにベースフィルム100に半導体素子101及びリード102が配設された構成の配線基板103を上型54と下型55を有する金型50内に装着し、続いて半導体素子101の配設位置に封止樹脂51を供給して半導体素子101を樹脂封止する樹脂封止工程と、配線基板103に形成されたリード102と電気的に接続するよう突起電極を形成する突起電極形成工程とを有する半導体装置の製造方法において、半導体素子101を樹脂封止する手段として、圧縮成形法を用いた半導体の製造方法であり、また、第1及び第2の下型半体52、53(本願発明の下下可動キャビティ9、下側壁8に相当)は、夫々図しない昇降機構により矢印Z3、Z4方向に独立して移動可能な構成の半導体装置の製造方法が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−175264号公報(段落[0064])
【特許文献2】
特開平10−125705号公報(図2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、前述した前者の従来の示す半導体装置の製造方法では、型締め以後、成形材料がキャビティー内にて液状に溶融されてキャビティー内に成形材料自身の体積が膨張することにより充満し、キャビティによって締め固められるような状態になって成形されるため、キャビティ凹部内の封止樹脂の流動距離を少なくできる点は好ましいが、成形材料自身の体積が膨張力によって締め固められるので、成形金型による型締めのパーティング面などの隙間などからこの膨張力も樹脂が漏れて圧縮力が不充分となり、体積膨張力による圧縮が小さく樹脂封止パッケージの高密度成形ができないばかりか、半導体素子、接続ワイヤ及び回路配線、リードフレーム、配線基板基板とパッケージの外形サイズとの隙間が小さい箇所までに封止樹脂が充填されず、樹脂の流れ不足によるボイド、未充填、ピンホールなどの成形不良の増加となり、耐湿特性などの信頼性の高い半導体装置が提供できない問題がある。
【0007】
また、前述した後者の従来の示す半導体装置の製造方法では、圧縮成形法を用いた半導体の製造方法でありキャビティ凹部内の封止樹脂の流動距離を少なくできる点は好ましいが、第1及び第2の下型半体の移動により溶融された封止樹脂の流動スピードを抑制することなく圧縮成形するため、この封止樹脂の流速により半導体素子及び接続リードなどが配設された配線基板等に実質的な高い圧縮圧力が加わることになり配線基板などに変形が生じたり、接続ワイヤ或いはリードの断線、回路配線のショート、接続ワイヤの流れなどが発生する問題がある。
【0008】
本発明の目的は、樹脂封止バッケージの圧縮成形時において、リートフレーム、配線基板などに変形が生じたり、半導体素子とリードフレーム、配線基板との接続位置で接続ワイヤや回路配線の断線・ショート、接続ワイヤの流れなどが発生することを確実に防止する半導体装置の製造方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本願の半導体装置の製造方法の発明は、半導体素子及び接続ワイヤが配設されたリードフレームまたは配線基板を対向する2つの金型のパーティング面に狭持し、前記半導体素子と対向する側の前記金型の可動部に載置した封止樹脂にて圧縮成形法により前記リードフレーム又は前記配線基板を樹脂封止する半導体装置の製造方法にあって、前記半導体素子と対向する側の前記金型の可動部に載置された前記封止樹脂を溶融させ、当該溶融した封止樹脂を前記半導体素子と接触した状態に保持するように前記金型の可動部の動作を一旦停止させ、その後、当該金型の可動部を更に可動させて圧縮成形することを特徴とする
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による本発明の実施の形態例について図面を参照して説明する。図1(a)(b)(c)(d)(e)は本発明の第1の実施例の圧縮成形法の成形型による樹脂封止パッケージの半導体装置の製造方法を示し、図2は図1の製造方法にて圧縮成形した樹脂封止パッケージの半導体装置を示す。
先ず、図1(a)(b)(c)(d)(e)を用いて本発明の第1の実施例である半導体装置の製造方法について説明する。
【0011】
先ず、図2に示す樹脂封止パッケージの半導体装置に係る製造方法の発明に用いる圧縮成形用成形型1(以下成形型1と称す)の構成を説明する。この成形型1は上金型2と下金型3とから構成されていることは従来技術と同一である。上金型2の上キャビティ凹部4はその底部4aを構成し、側壁5の内面に沿って上下方向にそれぞれ独立して可動できる可動部である上可動キャビティ6と側壁5とで構成されており、一方の下金型3の下キャビティ凹部7もその底部7aを構成し、側壁8の内面に沿って上下方向にそれぞれ独立して可動できる可動部である下可動キャビティ9と側壁8とで構成されている。この可動キャビティ6、9と側壁5、8は、夫々図示しない昇降機構付きの動力源により矢印Z1、Z2方向にそれぞれ独立して可動可能な構成とされている。また、これらの可動キャビティ6、9は可動速度調整機構付き(図示省略)の電動モータ、油圧、圧縮空気などの昇降機構付きの動力源により駆動される押圧軸10に連結されている。つまり、可動キャビティ6、9は、半導体素子20に対面する任意の位置で停止でき、且つ溶融した封止樹脂がキャビティ凹部4(7)に充満したときに任意の可動速度及び加圧力にすることができるようになっている。更に、可動キャビティ6、9は、圧縮成形した樹脂封止パッケージ40をノックアウトして成形型1より取り出すノックアウト機構を兼ね備えている。
尚、半導体素子20に対面する任意の位置とは、ダイパット23を含む半導体素子20の表裏面と可動キャビティ6、9との間の間隔をいう。
【0012】
上金型2と下金型3とが可動(通常は上金型2は固定されており、下金型3が上昇可動する)して型締めされたときに接触するパーティング面には、図示省略するがその一例として、キャビティ凹部4(7)を取り囲み、このキャビティ凹部に通じる外側にダミーキャビティ凹部が形成されている。また、同様にパーティング面には、その一例として、キャビティ凹部4(7)内のエアーや封止樹脂に含有するエアーを抜き、成形された樹脂封止パケージ40でのボイド、ピンホール、樹脂欠けなどの発生を防止する役目をするキャビティ凹部4(7)に通じるエアーベント11も設けられている。
【0013】
このダミーキャビティ凹部またはエアーベント11の少なくともいずれか一つには、溶融した封止樹脂30’が流れ始めてきたときに感知する感知センサ13が埋設されている。または、この変形例として上下金型2、3のキャビテイ凹部4(7)を構成している少なくともいずれか一つの側壁5、8には、封止樹脂自身の溶融した液状から加熱により硬化するときの体積膨張力を検知する体積膨張検知センサ12を埋設する構成であってもよい。
【0014】
次に、このような構成の成形型1を用いてダイパット23を含む半導体素子20及び接続ワイヤ21が配設された構成のリードフレーム22を封止樹脂30で封止する方法を説明する。先ず、図1(a)に示すように所定の温度に加熱された上下金型2、3を型開きし、下金型3のパーティン面上に、半導体素子20及び接続ワイヤ21が配設された構成のリードフレームを22を載置し収容する。この際、リードフレーム22の側縁はダミーキャビティ凹部に掛からないように配置する。この載置に際して、先にキャビテイ凹部4(7)の平面形状の大きさより小さく所定量の固形状(或いはタブレット状)のシート形状の封止樹脂30を、ダイパット23を含む半導体素子20の下(裏)に相当する下キャビティ凹部7の底部7a上の位置に載置しておく。この封止樹脂30を下キャビティ凹部7の底部7a上の位置に載置するときは、図1(a)に示すように接続ワイヤ21側を下向きにして載置し収容する方が好ましい。
尚、リードフレーム22の端子間隔などが狭く溶融した封止樹脂が流動しにくいパッケージを成形する場合は、図示省略するがシート形状の封止樹脂30は半導体素子20の上下方向(表裏方向)に相当する位置に所定量に分けて載置して行うことがより好ましい。
【0015】
その後、図1(b)に示すように半導体素子20及び接続ワイヤ21が配設されたリードフレーム22及び封止樹脂30を載置した状態で下金型2(下側壁8と下可動キャビティ9と位置関係は同じのまま)を上昇させ、両上下金型2、3の側壁5、8に所定の圧力を加えて、溶融した封止樹脂30が漏れないように型締め(リードフレーム22表裏の両面をクランプ)する。
【0016】
そして図1(c)に示すように所定圧力にて型締め以後、先ず第1段階で可動部である上下可動キャビティ6、9をそれぞれ可動させて溶融した封止樹脂30'がダイパット23を含む半導体素子20と接触した状態のときに可動を一旦停止する。即ち、この一旦停止するタイミングは、例えば圧縮成形に最適な封止樹脂30を選択しておき、上下金型2、3の加熱温度を一定に制御し、封止樹脂の溶融時間と半導体素子20への接触する時間とを予め求めておいて一旦停止する時間を設定することは可能であり容易である。その後、図1(d)に示すように前述した動力源でそれぞれの押圧軸10を押圧し、上金型2の上可動キャビティ6及び下金型3の下可動キャビティ9を所定の可動速度及び加圧力で更に微少可動させ圧縮成形する。即ち、この可動させるタイミングは、例えば圧縮成形に最適な封止樹脂30を選択しておき、上下金型2、3の加熱温度を一定に制御しだ状態で、溶融した封止樹脂が最も低粘度で半導体素子20、リードフレーム22に応力が掛からない可動キャビティ6、9の可動速度である溶融した封止樹脂30'の流動スピートを予め求めておいてタイマー等で更に可動させることは可能である。また、金型の可動部である可動キャビティ6、9を更に可動させつつ、半導体素子20を溶融しつつ包囲させる第2段階で第1段階の溶融した封止樹脂30'が、キャビティ凹部4(7)内に充満させてエアーベント11またはダミーキャビティ凹部に流れ始めてきたときに、エアーベント11またはダミーキャビティ凹部の少なくともいずれか一つに埋設されている感知センサ13などで検知して最終的に所定の加圧力が掛かるように制御することが好ましい。または、この手段の変形例として、溶融した封止樹脂自身の溶融した液状から加熱により硬化し固体化し始めるするときの体積膨張力を検知するキャビティ凹部4(7)のいずれか一つの側壁5、8に埋設されている体積膨張検知センサ12で検知して所定の加圧力が掛かるように制御してもよい。
【0017】
そして、図1(d)に示す状態を所定時間維持させ封止樹脂を完全硬化後、図(e)に示すように下金型3を下降させるに追随して上可動キャビティ6を下降可動させつつ、成形された樹脂封止パッケージ40を下金型3に載置した状態で型開きさせた後に、ノックアウト機構を兼ねる下可動キャビティ9を上昇可動して下金型3より樹脂封止パッケージ40をノックアウトして成形型1より取り出す。そして図2に示すようにダイパット23を含む半導体素子20及び接続ワイヤ21が配設された構成のリードフレーム22を圧縮成形した樹脂封止パッケージの半導体装置を得る。その後、図1(a)に示すような成形型1の状態に戻し他の樹脂封止パッケージを圧縮成形開始できるようにして完了する。
【0018】
上述した本願発明の第1の実施例である半導体装置の製造方法では、キャビティ凹部内の封止樹脂の流動距離を少なくし、溶融した封止樹脂を半導体素子と接触した状態に保持するように金型の可動部の動さを一旦停止させ、その後、金型の可動部を更に可動させて圧縮成形する。即ち、第1及び第2段階とに分け、第1段階で可動部を一旦停止して溶融した封止樹脂の流動スピードを抑制し、第2段階で金型の可動部を更に可動させキャビティ凹部内に溶融した封止樹脂を充満させると共にパッケージ全体を外部より両圧均等に圧縮成形することにより、特に、図2に示すリードフレームの表裏に分けた構造の樹脂封止パッケージ、例えば、通常のDIP型、SOP型、QFP型などの半導体装置用パッケージと同様の厚さ(1〜4mm)で、且つリードフレームの端子間隔が狭く(ファインピッチ)溶融した封止樹脂が流動しにくいパッケージの成形に好適であり、半導体素子及び接続ワイヤなどが搭載されたリードフレームへの実質的な成形圧力の影響が低減し、この樹脂封止パッケージの耐湿性能や機械的強度性能等についての信頼性は優れたものとなる。また、樹脂封止時にリードフレームに変形が生じたり、また、半導体素子とリードフレームとの電気的接続部位(例えば、TAB接続、或いはワイヤ接続)に負荷が印加されることを防止でき、半導体素子とリードフレームとの接続が切断されることを防止することができる。
【0019】
また、第2段階で押圧された封止樹脂30の余分な樹脂は、キャビティ凹部内のエアーや封止樹脂に含有するエアーなどを巻き込みつつ追い出しながら、図示省略のランナー或いはスルーゲートなどを通じてダミーキャビティ凹部で受け留められる。また、成形型1のキャビティ凹部内に存在したエアーも第2段階で圧縮された封止樹脂30で押されてエアーベト11より金型外部へ逃がす。これらのエアーベント11とダミーキャビティ凹部に余分な樹脂が流すことによって、キャビティ凹部内のエアーや封止樹脂に含有するエアーを完全に抜くことにより、樹脂封止パケージ40でのボイド、ピンホール、未充填などの発生を防止することができる。尚、このダミーキャビティ凹部を備えることで封止樹脂の供給精度、チップ厚さ及び組み立ての厚み精度(例えば、特に接着剤などが影響)により樹脂封止パッケージ40の厚さが変動するのを吸収でき、また、図示省略するがダミーキャビティ凹部に真空排気機構を備えて強制的に吸引することによりキャビティ凹部内に存在したエアーを排出でき、樹脂封止パケージ40でのボイド、ピンホール、未充填の発生を防止できより効果的である。
【0020】
続いて、本発明の第2の実施例である圧縮成形法による樹脂封止パッケージの半導体装置の製造方法を説明する。図3(a)(b)(c)(d)(e)は本発明の第2の実施例の圧縮成形法の成形型による樹脂封止パッケージの半導体装置の製造方法を示し、図4は図3の製造方法にて圧縮成形した樹脂封止パッケージの半導体装置を示している。尚、図3において図1に示した第1の実施例に係る半導体装置及び成形型と同一構成については同一符号を附してその説明をする。
先ず、図2(a)(b)(c)(d)(e)を用いて本発明の第2実施例である半導体装置の製造方法について説明する。
【0021】
図4に示すような樹脂封止パッケージの半導体装置に係る製造方法の発明に用いる圧縮成形用成形型1(以下成形型1と称す)の構成を説明する。この成形型1は上金型2’と下金型3とから構成されていることは前述した第1の実施例と基本的に同じである。但し上金型2’は、キャビティ凹部を有しない平坦状のものである。従って、上金型2’の形状は極めて簡単な形状とされており、安価に製造することができる。一方、下金型3の下キャビティ凹部7は底部7aを構成し、側壁8の内面に沿って上下方向にそれぞれ独立して可動できる可動部である下可動キャビティ9と側壁8とで構成され、この下可動キャビティ9と側壁8は、夫々図示しない昇降機構付きの動力源により矢印Z1、Z2方向にそれぞれ独立して可動可能な構成とされている。また、これらの可動キャビティ9は可動速度調整機構付き(図示省略)の電動モータ、油圧、圧縮空気などの昇降機構付きの動力源により駆動される押圧軸10に連結されている。つまり、可動キャビティ9は、半導体素子20に対面する任意の位置で停止でき、且つ溶融した封止樹脂がキャビティ凹部7に充満したときに任意の可動速度及び加圧力にすることができるようになっている。更に、可動キャビティ9は、圧縮成形した樹脂封止パッケージ40をノックアウトして成形型1より取り出すノックアウト機構を兼ね備えている。
尚、半導体素子20に対面する任意の位置とは、配線基板24及び回路配線25と接する反対側の半導体素子20の表面と下可動キャビティ9との間の間隔をいう。
【0022】
上金型2’と下金型3とが可動(通常は上金型2’は固定され可動せず、下金型3が上下に可動する)して型締めされたときに接触するパーティング面には、図示省略するがその一例として、キャビティ凹部7を取り囲み、このキャビティ凹部7に通じる外側にダミーキャビティ凹部とが形成されている。また、同様にパーティング面には、その一例として、キャビティ凹部7内のエアーや封止樹脂に含有するエアーを抜き、成形された樹脂封止パケージ40でのボイド、ピンホール、樹脂欠けなどの発生を防止する役目をするキャビティ凹部7に通じるエアーベント11も設けられている。
【0023】
このダミーキャビティ凹部またはエアーベント11の少なくともいずれか一つには、溶融した封止樹脂30’が流れ始めてきたときに感知する感知センサ13が埋設されている。または、この変形例として下金型3のキャビテイ凹部7を構成している少なくともいずれか一つの側壁8には、封止樹脂自身の溶融した液状から加熱により硬化するときの体積膨張力を検知する体積膨張検知センサ12が埋設されている構成であってもよい。
【0024】
次に、このような構成の成形型1を用いて回路配線25と半導体素子20とを接続する接続ワイヤ21が配設された構成の配線基板24を封止樹脂30で封止する方法を説明する。先ず、図3(a)に示すように所定の温度に加熱された上下金型2’、3を型開きし、下金型3のパーティン面上に、半導体素子20及び接続ワイヤ21が配設された構成の回路配線25を含む可撓性基材(エポキシ等)の配線基板24を載置して、半導体素子20及び接続ワイヤ21側をキャビティ凹部7内に収容する。この際、配線基板24の側縁はダミーキャビティ凹部に掛からないように配置する。尚、この半導体素子20などを含む配線基板24を載置するに際して、先にキャビテイ凹部7の平面形状の大きさより小さく所定量の固形状(或いはタブレット状)のシート形状の封止樹脂30(エポキシ樹脂など)を下キャビティ凹部7の底部7a上に載置しておく。
【0025】
その後、図3(b)に示すように半導体素子20及び接続ワイヤ21が配設された配線基板24及び封止樹脂30を載置した状態で下金型2(下側壁8と下可動キャビティ9と位置関係は同じのまま)を上昇させ、上金型2’と下金型2とに所定の圧力を加えて、溶融した封止樹脂30’が漏れないように型締め(回路配線25を含む配線基板24の表裏の両面をクランプする)する。
【0026】
そして図3(c)に示すように、型締め以後、先ず第1段階で可動部である下可動キャビティ9を可動させて溶融した封止樹脂30'がを接続ワイヤ21を含む半導体素子20と接触した状態のときに可動を一旦停止する。即ち、この一旦停止するタイミングは、例えば圧縮成形に最適な封止樹脂30を選択しておき、上下金型2’、3の加熱温度を一定に制御し、封止樹脂の溶融時間と半導体素子20への接触接触する時間とを予め求めておいて、一旦停止する時間を設定することは可能であり容易である。その後、図3(d)に示すように前述した動力源でそれぞれの押圧軸10を押圧し、下金型3の下可動キャビティ9を所定の可動速度及び加圧力で更に微少可動させ圧縮成形する。即ち、この可動させるタイミングは、例えば圧縮成形に最適な封止樹脂30を選択しておき、上下金型2、3の加熱温度を一定に制御しだ状態で、溶融した封止樹脂が最も低粘度で半導体素子20、リードフレーム22に応力が掛からない可動キャビティ9の可動速度である溶融した封止樹脂30'の流動スピートを予め求めておいてタイマー等で更に可動させることは可能である。また、金型の可動部である可動キャビティ9を更に可動させつつ、半導体素子20を溶融しつつ包囲させる第2段階で第1段階の溶融した封止樹脂30'が、キャビティ凹部7内に充満させてエアーベント11またはダミーキャビティ凹部に流れ始めてきたときに、エアーベント11またはダミーキャビティ凹部の少なくともいずれか一つに埋設されている感知センサ13などで検知して最終的に所定の加圧力が掛かるように制御することが好ましい。または、この手段の変形例として、溶融した封止樹脂自身の溶融した液状から加熱により硬化し固体化し始めるするときの体積膨張力を検知するキャビティ凹部7のいずれか一つの側壁8に埋設されている体積膨張検知センサ12で検知して所定の加圧力が掛かるように制御してもよい。
【0027】
そのて、図3(d)に示す状態を所定時間維持させ封止樹脂を完全硬化後、図3(e)に示すように下金型3の下側壁8と下可動キャビティ9とを同じに下降可動させ、成形された樹脂封止パッケージ40を下金型3に載置した状態で型開きさせた後に、ノックアウト機構を兼ねる下可動キャビティ9を上昇可動させて下金型3より樹脂封止パッケージ40をノックアウトして成形型1より取り出す。そして図4に示すように半導体素子20及び接続ワイヤ21が配設された回路配線25を含む配線基板24を圧縮成形した樹脂封止パッケージの半導体装置を得る。その後、図3(a)に示すような成形型1の状態に戻し他の樹脂封止パッケーシを圧縮成形開始できるようにして完了する。
【0028】
上述した本願発明の第2の実施例である図4に示す半導体装置の製造方法では、キャビティ凹部内の封止樹脂の流動距離を少なくし、溶融した封止樹脂を半導体素子と接触した状態に保持するように金型の可動部の動さを一旦停止させ、その後、金型の可動部を更に可動させて圧縮成形する。即ち、第1及び第2段階とに分け、第1段階で可動部を一旦停止して溶融した封止樹脂の流動スピードを抑制し、第2段階で金型の可動部を更に可動させキャビティ凹部内に溶融した封止樹脂を充満させると共にパッケージ全体を外部より両圧均等に圧縮成形することにより、特に、図4に示すような、配線基板24或いはテープキャリア(図示省略)などに接続された半導体素子20の大きさとほぼ同じ大きさの半導体パッケージ、例えばCSP(チップサイズパッケージ)などに好適であり、半導体素子20及び接続ワイヤ21などが搭載された配線基板24への実質的な成形圧力の影響が低減し、この樹脂封止パッケージ40の耐湿性能や機械的強度性能等についての信頼性は優れたものとなる。また、樹脂封止時に薄い配線基板に変形が生じたり、また、半導体素子20と回路配線25との電気的接続部位(例えば、TAB接続、或いはワイヤ接続)に負荷が印加されることを防止でき、半導体素子20と回路配線25(リード含む)との接続が切断されることを防止することができる。尚、図4では一つの半導体素子20及び接続ワイヤ21が配設された配線基板24で構成した半導体装置の製造方法を説明したが、例えば、図示省略するがマトリックス状に配列され複数の半導体素子が配設された配線基板で構成した半導体装置、または、マトリックス状に配列された複数の配線基板を一つのパッケージとして成形した後、個別にダイシング切断方式に個別化する半導体装置であっても何らさしつかえなく製造することができる。
【0029】
また、第2段階で押圧された封止樹脂30の余分な樹脂は、キャビティ凹部内のエアーや封止樹脂に含有するエアーなどを巻き込みつつ追い出しながら、図示省略のランナー或いはスルーゲートなどを通じてダミーキャビティ凹部で受け留められる。また、成形型1のキャビティ内に存在したエアーも第2段階で圧縮された封止樹脂30で押されてエアーベト11より金型外部へ逃がす。これらのエアーベント11でエアを外部に逃がし、且つダミーキャビティ凹部に余分な樹脂が流すことによって、キャビティ凹部内のエアーや封止樹脂に含有するエアーを完全に抜くことにより、樹脂封止パケージ40でのボイド(巣)、ピンホール、樹脂の未充填、樹脂欠けなどの発生を防止でき、エアーベント11に真空排気機構を備えて発生防止を行うことも第1の実施例と同様にできる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の半導体装置の製造方法は、圧縮成形法の成形型を用いて樹脂封止パッケージを形成する半導体装置の製造方法において、キャビティ凹部内の封止樹脂の流動距離を少なくし、溶融した封止樹脂を半導体素子と接触した状態に保持するように金型の可動部の動さを一旦停止させ、その後、金型の可動部を更に可動させて圧縮成形する。即ち、第1及び第2段階とに分け、第1段階で可動部を一旦停止して溶融した封止樹脂の流動スピードを抑制し、第2段階で金型の可動部を更に可動させキャビティ凹部内に溶融した封止樹脂を充満させると共にパッケージ全体を外部より加圧圧縮して成形することにより、樹脂封止パッケージ自身が高密度成形化ができ、且つ、半導体素子及び接続ワイヤなどが搭載されたリードフレームや配線基板等への実質的な成形圧力の影響が低減でるので、樹脂封止パッケージの耐湿性能や機械的強度性能等の信頼性に優れた半導体素子が得られると共に、
1)樹脂封止パッケージの形成時において、リードフレーム、配線基板などに変形が生じたり、半導体素子とリードフレーム、配線基板との接続位置で接続ワイヤや回路配線の断線、接続ワイヤによる回路配線のショート、接続ワイヤ流れなどが発生することが確実に防止できる。
2)半導体装置の形状を半導体素子(チップ)に極力近づけることにより小型・薄型化を図った、いわゆるチッブサイズパッケージ構造でも、半導体素子、接続ワイヤ、リードフレーム、配線基板基板とパッケージの外形サイズとの隙間が小さい箇所にも封止樹脂が充填され、樹脂の流れ不足によるボイド、未充填、ピンホールなどの成形不良の発生がなく、耐湿特性などの信頼性の高い半導体装置が提供できる。
3)封止樹脂自身の材料に関し、トランスファーモールドの場合のようにランナー、ゲートなどを流動するためのスパイラルフローの長い距離特性などに制約を受けないので、本発明は封止樹脂がキャビティ凹部内のみに流動するため成形材料としての選択の巾が広くなり、且つ材料効率も向上する。
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施例の圧縮成形法の成形型による樹脂封止パッケージの半導体装置の製造方法の要部断面図である。
【図2】本発明の図1の製造方法にて圧縮成形した樹脂封止パッケージの半導体装置。
【図3】本発明の第2の実施例の圧縮成形法の成形型による樹脂封止パッケージの半導体装置の製造方法の要部断面図である。
【図4】本発明の図3の製造方法にて圧縮成形した樹脂封止パッケージの半導体装置。
【図5】従来技術の圧縮成形法の成形型による樹脂封止パッケージの半導体装置の製造方法の要部断面図である。(特許文献2)
【符号の説明】
1 成形型
2 上金型
2’ 上金型(平坦状)
3 下金型
4 上キャビティ凹部
5 上側壁
6 上可動キャビティ(可動部)
7 下キャビティ凹部
8 下側壁
9 下可動キャビティ(可動部)
10 押圧軸
11 エアーベント
12 体積膨張検知センサ
13 感知センサ
20 半導体素子
21 接続ワイヤ
22 リードフレーム
23 ダイパット
24 配線基板
25 回路配線
26 バンプ
30 封止樹脂
30’溶融封止樹脂
40 樹脂封止パッケージ

Claims (8)

  1. 半導体素子及び接続ワイヤが配設されたリードフレームを対向する2つの金型のパーティング面に狭持し、前記半導体素子と対向する側の前記金型の可動部に載置した封止樹脂にて圧縮成形法により前記リードフレームを樹脂封止する半導体装置の製造方法にあって、前記半導体素子と対向する側の前記金型の可動部に載置された前記封止樹脂を溶融させ、当該溶融した封止樹脂を前記半導体素子と接触した状態に保持するように前記金型の可動部の動作を一旦停止させ、その後、当該金型の可動部を更に可動させて圧縮成形することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 少なくとも可撓性基材に半導体素子及び接続リードが配設された配線基板を対向する2つの金型のパーティング面に狭持し、前記半導体素子と対向する側の前記金型の可動部に載置した封止樹脂にて圧縮成形法により前記配線基板を樹脂封止する半導体装置の製造方法にあって、
    前記半導体素子と対向する側の前記金型の可動部に載置された前記封止樹脂を溶融させ、当該溶融した封止樹脂を前記半導体素子と接触した状態に保持するように前記金型の可動部の動作を一旦停止させ、その後、当該金型の可動部を更に可動させて圧縮成形し、
    前記可動部の可動速度は、可動速度調整機構を備えて、圧縮成形することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 前記金型の可動部の動さを一旦停止させ、その後、当該金型の可動部を更に可動させつつ前記溶融した封止樹脂がキャビティ凹部内に充満させてエアーベントまたはダミーキャビティ凹部に流れ始めてきたときを検知し加圧力が掛かるよう制御して圧縮成形することを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記溶融した封止樹脂が前記リードフレームや前記配線基板を覆い、且つ余分な溶融封止樹脂が前記キャビティ凹部に通じるダミーキャビティ凹部にて吸収しながら圧縮成形することを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記封止樹脂は、前記成形型のキャビティ凹部の平面形状の大きさより小さいく且つ固形状のシート形状を用いて、圧縮成形することを特徴する請求項1または2記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記2つの金型のいずれかのパーティング面にキャビティ凹部に通じるエアーベントを備えて、圧縮成形することを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記可動部の可動速度は、可動速度調整機構を備えて、圧縮成形することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記可動部は、圧縮成形後の樹脂封止パッケージノックアウト機構を兼ね備えて、圧縮成形することを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置の製造方法。
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