JP2002313680A - 電気二重層キャパシタ用セパレータ及び電気二重層キャパシタ - Google Patents

電気二重層キャパシタ用セパレータ及び電気二重層キャパシタ

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JP2002313680A
JP2002313680A JP2001110770A JP2001110770A JP2002313680A JP 2002313680 A JP2002313680 A JP 2002313680A JP 2001110770 A JP2001110770 A JP 2001110770A JP 2001110770 A JP2001110770 A JP 2001110770A JP 2002313680 A JP2002313680 A JP 2002313680A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短絡が発生しにくく、しかも内部抵抗を低く
することのできる電気二重層キャパシタ用セパレータ、
及び電気二重層キャパシタを提供すること。 【解決手段】 本発明の電気二重層キャパシタ用セパレ
ータは、繊維層を2つ以上有する積層繊維シートからな
り、前記繊維層として、長径が0.3mm以上の貫通孔
の、100cmあたりにおける個数が200個以上で
ある多孔繊維層と、長径が0.3mm以上の貫通孔の、
100cmあたりにおける個数が200個未満である
少孔繊維層とを含んでいる。本発明の電気二重層キャパ
シタは、前記電気二重層キャパシタ用セパレータを含ん
でいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気二重層キャパシ
タ用セパレータ及び電気二重層キャパシタに関する。
【0002】
【従来の技術】電気二重層キャパシタは比較的大きな容
量をもち、しかも長寿命かつ急速充放電が可能であるこ
とから、電源の平滑化、ノイズ吸収などの従来の用途以
外に、パーソナルコンピューターのメモリーバックアッ
プ電源、二次電池の補助又は代替に用いられてきてお
り、近年においては電気自動車用の二次電池としての用
途が期待されている。
【0003】この電気二重層キャパシタは有機電解液中
に1対の電極が浸漬された構造を有している。この電気
二重層キャパシタに電圧を印加すると、電極と反対符号
のイオンが電極の近傍に分布してイオンの層を形成する
一方、電極の内部にはイオンと反対符号の電荷が蓄積さ
れる。次いで、電極間に負荷をつなぐと、電極内の電荷
が放電されると同時に、電極近傍に分布していたイオン
は電極近傍から離れて中和状態に戻る。
【0004】このような電気二重層キャパシタにおい
て、1対の電極が接触してしまうと、電極近傍において
イオンの層を形成することが困難になるため、通常、1
対の電極間にセパレータが配置されている。
【0005】このセパレータとして、セルロースパルプ
からなる2層構造を有する電解紙が公知である。しかし
ながら、この電解紙によっては十分な短絡防止性が得ら
れない場合があった。この場合、この電解紙を2枚以上
重ねて使用すれば、前記問題点を低減することができる
が、内部抵抗が高くなるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解決するためになされたものであり、短絡が発生しに
くく、しかも内部抵抗を低くすることのできる電気二重
層キャパシタ用セパレータ、及び電気二重層キャパシタ
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電気二重層キャ
パシタ用セパレータ(以下、単に「セパレータ」とい
う)は、繊維層を2つ以上有する積層繊維シートからな
り、前記繊維層として、長径が0.3mm以上の貫通孔
の、100cmあたりにおける個数が200個以上で
ある多孔繊維層と、長径が0.3mm以上の貫通孔の、
100cmあたりにおける個数が200個未満である
少孔繊維層とを含んでいる。このように、本発明のセパ
レータは少孔繊維層を含んでいること、及び少孔繊維層
と多孔繊維層との組み合わせによって短絡を発生させに
くい電気二重層キャパシタであることができる。また、
少なくとも多孔繊維層には貫通孔が存在しており、この
貫通孔に有機電解液が保持され、しかも貫通孔には障害
がないため、この貫通孔をイオンが透過しやすく、内部
抵抗を低くすることのできる電気二重層キャパシタであ
ることができる。
【0008】本発明の電気二重層キャパシタ(以下、単
に「キャパシタ」という)は、前記電気二重層キャパシ
タ用セパレータを含んでいる。そのため、短絡が発生し
にくく、しかも内部抵抗の低いものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のセパレータは短絡防止性
を発生させにくく、しかも内部抵抗が低くなるように、
後述のような繊維層を有する積層繊維シートからなる。
この繊維層として、例えば、織物層、編物層、不織布層
などを挙げることができ、本発明の積層繊維シートは前
記のような同種又は異種の繊維層を2つ以上有するもの
である。これら繊維層の中でも緻密な構造を採ることが
でき、短絡防止性に優れている不織布層を含んでいるの
が好ましく、より緻密な構造を採ることのできる湿式不
織布層を含んでいるのがより好ましい。また、後述の少
孔繊維層が不織布層(特に湿式不織布層)からなるのが
好ましく、いずれの繊維層も不織布層(特に湿式不織布
層)から構成されているのがより好ましい。
【0010】本発明のセパレータ(積層繊維シート)を
構成する繊維層として、長径が0.3mm以上の貫通孔
の、100cmあたりにおける個数が200個以上で
ある多孔繊維層を含んでいる。この多孔繊維層は貫通孔
を有するため、この貫通孔によって有機電解液を保持で
きるとともに、障害がなく、イオン透過性を向上させる
ことができるため、内部抵抗を低くすることができる。
また、多孔繊維層は短絡防止にも寄与する。
【0011】この多孔繊維層における貫通孔はイオン透
過性に優れるように、100cmあたりにおける個数
が200個以上であり、好ましくは300個以上であ
る。他方、あまりにも貫通孔の個数が多すぎると、短絡
が発生しやすくなるため、1000個以下であるのが好
ましい。
【0012】本発明のセパレータ(積層繊維シート)を
構成する繊維層として、前述のような多孔繊維層に加え
て、長径が0.3mm以上の貫通孔の、100cm
たりにおける個数が200個未満の緻密な少孔繊維層を
含んでいるため、短絡防止性に優れている。
【0013】この少孔繊維層においては、長径が0.3
mm以上の貫通孔の数が少なければ少ない程、緻密な構
造を有し、短絡防止性に優れるものであるため、100
cm あたりにおける個数が50個以下であるのが好ま
しく、10個以下であるのがより好ましい。
【0014】本発明における「貫通孔」とは、繊維層の
一方の表面から他方の表面まで繊維の存在していない部
分をいい、この貫通孔は電子顕微鏡写真により確認する
ことができる。なお、「長径」とは、貫通孔と外接する
ことのできる仮想長方形の長辺の長さをいう。例えば、
貫通孔が長円又は楕円である場合には、長円又は楕円の
長軸の長さが長径に相当する。また、「100cm
たりにおける個数」とは、繊維層表面が平滑であると想
定した時における、面積100cmにおける貫通孔の
個数を意味する。例えば、繊維層を投影した時に形成さ
れる陰影の面積100cmにおける貫通孔の個数を意
味する。
【0015】本発明のセパレータ(積層繊維シート)は
前述のような多孔繊維層と少孔繊維層とを含む、少なく
とも2つの繊維層を有するものである。なお、繊維層の
数が増えれば増える程、短絡防止性は向上するが、内部
抵抗が高くなったり、厚さが厚くなることによって、一
定体積あたりのエネルギー密度を高めるのが難しくなる
傾向があるため、繊維層の数は2〜3であるのが好まし
く、前記多孔繊維層と少孔繊維層のみからなるのがより
好ましい。
【0016】なお、本発明のセパレータ(積層繊維しー
ト)が繊維層3つ以上からなり、しかもセパレータ2枚
以上を積層した状態でキャパシタを構成する場合、セパ
レータを構成する繊維層は、一方の表面の繊維層から他
方の表面の繊維層に向かって、0.3mm以上の貫通孔
の100cmあたりにおける個数が、段階的に増加又
は減少するように配置しているのが好ましい。
【0017】本発明のセパレータ(積層繊維シート)を
構成する繊維層(少孔繊維層、多孔繊維層など)はどの
ような繊維から構成されていても良いが、フィブリルを
有する合成繊維(以下、「フィブリル合成繊維」とい
う)を含んでいるのが好ましい。このフィブリル合成繊
維を含んでいると、フィブリルが絡んで緻密な構造を採
ることができるため、強度的に優れ、短絡防止性に優れ
ている。
【0018】このフィブリル合成繊維とは、1本の繊維
(幹状繊維)から、その一部又は全部が枝分かれするこ
とにより無数の微細繊維が発生した合成繊維をいう。な
お、フィブリル合成繊維の一部のみが枝分かれすること
により微細繊維が発生した状態にあると、強度的に優れ
ているため好適である。
【0019】このフィブリル合成繊維はどのような樹脂
から構成されていても良いが、融解温度又は炭化温度が
300℃以上の樹脂から構成されていると、キャパシタ
を製造するうえで好適である。
【0020】例えば、有機電解液を使用する電気二重層
キャパシタは、個々の材料(例えば、集電極、電極、セ
パレータなど)が水分を含んでいると、耐電圧の高い電
気二重層キャパシタやエネルギー密度の高い電気二重層
キャパシタを製造することが困難であるため、個々の材
料を十分に乾燥しておく必要がある。従来から使用され
ているようなポリプロピレン繊維からなるセパレータや
セルロースパルプからなるセパレータは、他の材料(例
えば、集電極、電極など)と比較して耐熱温度が低いた
め、集電極、電極及びセパレータから電極群を組み立て
た後に150℃以上の温度で乾燥すると、セパレータが
溶融したり炭化するなど劣化が著しいため、これら材料
から電極群を組み立てた後、同時に乾燥することは困難
であった。そのため、個々の材料を十分に乾燥した後に
電極群を組み立てれば良いが、個々の材料を十分に乾燥
した後に電極群を組み立てるのでは手間がかかりすぎる
という問題があった。
【0021】そのため、セパレータ(積層繊維シート)
を構成する繊維として、フィブリル合成繊維が前記のよ
うな融解温度又は炭化温度を有する樹脂から構成されて
いると、集電極、電極及びセパレータから電極群を組み
立てた後、150℃以上の温度で同時に乾燥することが
できるため、耐電圧の高い電気二重層キャパシタやエネ
ルギー密度の高い電気二重層キャパシタを容易に製造す
ることができる。
【0022】なお、「融解温度」とは、JIS K 7
121に規定されている示差熱分析により得られる示差
熱分析曲線(DTA曲線)から得られる温度をいう。ま
た、「炭化温度」とは、JIS K 7120に規定さ
れている熱重量測定により得られる温度をいう。
【0023】この「融解温度が300℃以上の樹脂」と
しては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフ
ェニレンサルファイドなどを挙げることができる。ま
た、「炭化温度が300℃以上の樹脂」としては、メタ
系全芳香族ポリアミド、パラ系全芳香族ポリアミド、ポ
リアミドイミド、芳香族ポリエーテルアミド、ポリベン
ゾイミダゾール、全芳香族ポリエステルなどを挙げるこ
とができる。これらの中でも、メタ系全芳香族ポリアミ
ド又はパラ系全芳香族ポリアミドは電解液との親和性に
も優れているため好適に使用でき、より炭化温度の高い
パラ系全芳香族ポリアミドがより好適である。
【0024】このようなフィブリル合成繊維の存在量は
特に限定されるものではないが、緻密な構造を採り、短
絡防止性に優れ、しかも内部抵抗が高くならないよう
に、少孔繊維層においては、少孔繊維層の30〜80m
ass%を占めているのが好ましく、40〜70mas
s%を占めているのがより好ましい。また、多孔繊維層
においては、繊維層の引張強度が強くなるように、多孔
繊維層の5〜60mass%を占めているのが好まし
く、10〜45mass%を占めているのがより好まし
い。
【0025】なお、フィブリル合成繊維は繊維径及び/
又は樹脂組成の点で異なるフィブリル合成繊維を2種類
以上含んでいても良い。2種類以上のフィブリル合成繊
維を含んでいる場合には、その合計質量が前記範囲内に
あるのが好ましい。
【0026】本発明のセパレータ(積層繊維シート)
は、前述のようなフィブリル合成繊維に加えて、繊度が
0.45dtex以下の細繊維を含んでいるのが好まし
い。この細繊維を含んでいると、前述のような貫通孔だ
けではなく、適度な微細孔を形成することができ、イオ
ン透過性をより高めることができ、内部抵抗をより低く
することができる。そのため、多孔繊維層、少孔繊維層
のいずれの繊維層においても細繊維を含んでいるのが好
ましい。細繊維のより好ましい繊度は0.35dtex
以下であり、更に好ましい繊度は0.25dtex以下
であり、最も好ましい繊度は0.15dtex以下であ
る。下限は特に限定するものではないが、0.01dt
ex程度であるのが好ましい。なお、この「繊度」はJ
IS L1015に規定されているA法により得られる
値をいう。
【0027】この細繊維を構成する樹脂としては、特に
限定されるものではないが、軟化温度が200℃以上の
樹脂から構成されていると、フィブリル合成繊維が融解
温度又は炭化温度が300℃以上の樹脂から構成されて
いる場合と同様の理由により、キャパシタを製造するう
えで好ましい。
【0028】この軟化温度が200℃以上の樹脂として
は、例えば、ポリアミド系樹脂(例えば、66ナイロ
ン)、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、或いはポ
リビニルアルコールなどを挙げることができる。これら
の中でも、有機電解液中における安定性に優れるポリエ
ステル系樹脂からなるのが好ましい。
【0029】この「軟化温度」とは、JIS K 71
21に規定されている熱流束示差走差熱量測定(DS
C、昇温温度10℃/分)により得られるDSC曲線に
おける融解吸熱曲線の開始点を与える温度をいう。
【0030】この細繊維の繊維長は特に限定されるもの
ではなく、繊維層の態様によって変化する。例えば、繊
維層が湿式不織布からなる場合には、繊維長1〜25m
m程度であるのが好ましく、3〜20mm程度であるの
がより好ましい。
【0031】この繊維長はJIS L 1015のB法
(補正ステープルダイヤグラム法)により得られる長さ
をいう。
【0032】なお、細繊維の断面形状は円形である必要
はなく、非円形(例えば、長円、楕円、星型、YやXな
どのアルファベット型、プラス型など)であっても良
い。
【0033】このような細繊維は1種類である必要はな
く、繊維径及び/又は樹脂組成の点で相違する細繊維を
2種類以上含んでいても良い。
【0034】このような細繊維はイオン透過性に優れ、
前述のようなフィブリル合成繊維を含んでいるのが好ま
しいため、多孔繊維層においては、多孔繊維層の40〜
95mass%を占めているのが好ましく、少孔繊維層
においては、少孔繊維層の20〜70mass%を占め
ているのが好ましい。
【0035】本発明のセパレータ(積層繊維シート)を
構成する成分(例えば、フィブリル合成繊維、細繊維な
ど)はいずれも熱融着していないのが好ましい。このよ
うに熱融着していないことによって皮膜を形成していな
いため、イオンの透過性を損なわない。つまり、セパレ
ータ(積層繊維シート)を構成する成分(例えば、フィ
ブリル合成繊維、細繊維など)同士が変形のみによって
密着した圧着状態にあるのが好ましい。
【0036】本発明のセパレータ(積層繊維シート)を
構成する少孔繊維層の見掛密度は特に限定するものでは
ないが、強度的に優れ、しかもイオン透過性に優れるよ
うに、0.6〜0.9g/cmであるのが好ましい。
また、少孔繊維層の面密度も特に限定されるものではな
いが、強度的に優れ、エネルギー密度を高くすることが
できるように、10〜40g/mであるのが好まし
い。更に、少孔繊維層の厚さは内部抵抗が低く、しかも
一定体積あたりのエネルギー密度を高くすることができ
るように、10〜30μmであるのが好ましい。
【0037】他方、多孔繊維層の見掛密度は特に限定す
るものではないが、短絡防止性に優れ、しかも内部抵抗
が低くなるように、0.55〜0.7g/cmである
のが好ましい。また、多孔繊維層の面密度も特に限定さ
れるものではないが、強度的に優れ、エネルギー密度を
高くすることができるように、10〜40g/mであ
るのが好ましい。更に、多孔繊維層の厚さは内部抵抗が
低く、しかも一定体積あたりのエネルギー密度を高くす
ることができるように、20〜40μmであるのが好ま
しい。
【0038】本発明における「面密度」はJIS P
8124(紙及び板紙−坪量測定方法)に規定する方法
に基いて得られる坪量をいい、「厚さ」はJIS B
7502に規定する方法による測定値、すなわち、5N
荷重時の外側マイクロメーターによる測定値をいう。ま
た、「見掛密度(D)」は面密度(W、単位:g/cm
)を厚さ(T、単位:cm)で除した値、つまり、次
の式から得られる値をいう。 D=W/T
【0039】本発明のセパレータ(積層繊維シート)
は、長径が0.3mm以上の貫通孔の、100cm
たりにおける個数が200個以上の多孔繊維シートと、
長径が0.3mm以上の貫通孔の、100cmあたり
における個数が200個未満の少孔繊維シートとを積層
し、一体化することにより製造することができる。例え
ば、好適である湿式不織布を2つ積層したセパレータ
(積層繊維シート)は、次のようにして製造することが
できる。
【0040】まず、多孔繊維層及び少孔繊維層を構成す
る繊維を用意する。この繊維として、前述のようなフィ
ブリル合成繊維と細繊維を用意するのが好ましい。
【0041】次いで、多孔繊維層のもととなる繊維ウエ
ブを湿式法により形成する。この繊維ウエブを形成する
際に、繊維を抄き上げる網(抄網)として、長径が0.
3mm以上の貫通孔の、100cmあたりにおける個
数が200個以上である多孔繊維ウエブを形成できる抄
網を使用する。このような抄網は実験によって選択する
ことができる。本発明者らは実験的に、よこ方向におけ
る目開が0.27mmか、それよりも大きい単線平織ネ
ットを抄網として使用した場合に、前記のような多孔繊
維ウエブを形成できることを確認している。
【0042】他方、少孔繊維層のもととなる繊維ウエブ
を湿式法により形成する。この繊維ウエブを形成する際
に、繊維を抄き上げる網(抄網)として、長径が0.3
mm以上の貫通孔の、100cmあたりにおける個数
が200個未満である少孔繊維ウエブを形成できる抄網
を使用する。このような抄網は実験によって選択するこ
とができる。本発明者らは実験的に、よこ方向における
目開が0.27mmよりも小さい単線平織ネットを抄網
として使用した場合や、目開のない多重織ネットを抄網
として使用した場合に、前記のような少孔繊維ウエブを
形成できることを確認している。
【0043】なお、いずれの繊維ウエブを形成する方法
も特に限定されるものではなく、例えば、水平長網方
式、傾斜ワイヤー型短網方式、円網方式により形成する
ことができる。また、これら繊維ウエブを形成する際
に、スラリー中に増粘剤を加えたり、界面活性剤を加え
たり、或いは消泡剤を加えても良い。
【0044】次いで、多孔繊維ウエブと少孔繊維ウエブ
とを湿潤状態で積層した後、積層繊維ウエブを乾燥し、
水分を除去して、湿式不織布積層繊維シートを形成し、
セパレータとすることができる。なお、乾燥は各繊維ウ
エブを構成する繊維が熱融着しない温度で実施するのが
好ましい。
【0045】なお、上述のような湿式不織布積層繊維シ
ートに対して、更にカレンダーなどによって圧力を加え
て圧着するのが好ましい。圧力を加えることによって厚
さを薄くすることができ、緻密化させることにより短絡
防止性を向上させることができ、しかも強度を向上させ
ることができる。この圧力を加える際には加熱しても良
いし、加熱しなくても良いが、加熱すると前記効果を発
揮しやすい。しかしながら、湿式不織布積層繊維シート
の構成繊維が軟化する程度に加熱すると、皮膜が形成さ
れてイオン透過性が悪くなるため、加熱する場合には、
構成繊維を構成する樹脂のうち、最も低い軟化温度を有
する樹脂の軟化温度よりも低い温度で加熱するのが好ま
しく、10℃以上低い温度で加熱するのがより好まし
く、20℃以上低い温度で加熱するのが更に好ましい。
なお、圧着させる際における圧力は特に限定されるもの
ではないが、圧着して強度を保持することができるよう
に、線圧50N/cm以上であるのが好ましい。
【0046】上述のセパレータの製造方法は湿潤状態の
多孔繊維ウエブと少孔繊維ウエブとを積層する方法であ
るが、各繊維ウエブを乾燥した後に積層し、圧力を加え
ることによって、厚さを調整すると同時に圧着一体化し
ても良い。なお、湿潤状態で多孔繊維ウエブと少孔繊維
ウエブとを積層した方が、同じ面密度、同じ厚さ、同じ
繊維配向状態であれば、イオン透過性により優れるセパ
レータとすることができる。
【0047】また、上述の方法は抄網の種類によって貫
通孔を形成する方法であるが、同じ又は異なる抄網によ
って2枚の少孔繊維ウエブを形成し、1枚の少孔繊維ウ
エブのみに対して水流などの流体流やニードルなどの外
力を作用させることによって貫通孔を形成しても良い。
【0048】本発明のキャパシタは、前述のような本発
明のセパレータを含み、好ましくは2枚以上のセパレー
タを含んでいる。前述のようなセパレータを含んでいる
ことによって、短絡が発生しにくく、しかも内部抵抗の
小さいキャパシタであることができる。また、2枚以上
のセパレータを含んでいることによって、短絡防止性に
より優れている。特に、2枚のセパレータが、いずれの
極板に対しても、セパレータの少孔繊維層が当接するよ
うにセパレータが配置していると、極板構成物質の進入
を防止して短絡を防止することができ、多孔繊維層が内
部抵抗を下げるのに寄与する。
【0049】本発明のキャパシタはセパレータとして前
述のようなセパレータを含んでいること以外は、従来と
同様の材料から構成されていることができる。例えば、
アルミニウム薄板などからなる集電極、粒状活性炭、カ
ーボンブラック及びポリテトラフルオロエチレンを混練
した極板、前述のようなセパレータ、ポリテトラフルオ
ロエチレンフィルムやポリイミドフィルムなどの絶縁シ
ートからなり、前記集電極、前記極板、前記セパレー
タ、前記極板、前記集電極、前記絶縁シートの順に積層
された極板群が巻回された状態、或いは前記集電極、前
記極板、前記セパレータ、前記極板、前記集電極、前記
極板、前記セパレータと積層されているように、極板間
にセパレータが配置された積層状態で外装缶内に収納さ
れていることができる。
【0050】このような本発明のキャパシタは、集電
極、極板、セパレータ及び絶縁シートを用意した後、前
記集電極、前記極板、前記セパレータ、前記極板、前記
集電極、前記絶縁シートの順に積層した極板群を形成
し、この極板群を巻回した後に、外装管内に有機電解液
及び極板群を挿入し、封緘して製造することができる。
【0051】また、集電極、極板、セパレータ及び絶縁
シートを用意した後、前記集電極、前記極板、前記セパ
レータ、前記極板、前記集電極、前記極板、前記セパレ
ータと積層されているように、極板間にセパレータが配
置された積層極板群を形成した後、外装缶内に有機電解
液及び積層極板群を挿入し、封緘して製造することがで
きる。
【0052】なお、集電極、極板、セパレータ及び絶縁
シートの各材料は極板群を形成する前に乾燥しても良い
し、セパレータを構成する繊維として、融解温度又は炭
化温度が300℃以上の樹脂からなるフィブリル合成繊
維と軟化温度が200℃以上の樹脂からなる細繊維から
構成されている場合には、極板群を形成した後に乾燥し
ても良い。後者の方法によればより作業性に優れてい
る。
【0053】以下に、本発明の実施例を記載するが、以
下の実施例に限定されるものではない。
【0054】
【実施例】(実施例1)パラ系全芳香族ポリアミドから
なるフィブリル合成繊維(登録商標:ケブラー、デュポ
ン製、炭化温度:500℃以上)と、ポリエチレンテレ
フタレートからなる、繊度0.11dtex、繊維長3
mmのポリエステル細繊維(融解温度:260℃、軟化
温度:253℃、断面:円形)とを用意した。
【0055】次いで、フィブリル合成繊維を60mas
s%とポリエステル細繊維を40mass%の質量比率
で含むスラリー1を形成した。
【0056】次いで、フィブリル合成繊維を40mas
s%とポリエステル細繊維を60mass%の質量比率
で含むスラリー2を形成した。
【0057】次いで、スラリー1を線径が112μmの
SUS316ワイヤーからなる100メッシュ単線平織
ネットからなる抄網(よこ方向における目開が0.17
mm)を有する順流円網抄紙機に供給して、湿式繊維ウ
エブ(少孔繊維ウエブ)を得た。
【0058】他方、スラリー2を線径が274μmのS
US316ワイヤーからなる40メッシュ単線平織ネッ
トからなる抄網(よこ方向における目開が0.63m
m)を有する順流円網抄紙機に供給して、湿式繊維ウエ
ブ(多孔繊維ウエブ)を得た。
【0059】次いで、前記少孔繊維ウエブ上に前記多孔
繊維ウエブを湿潤時に積層した後、温度120℃のヤン
キードライヤーで乾燥し、湿式不織布積層繊維シートを
形成した。
【0060】次いで、この湿式不織布積層繊維シート
を、温度220℃に設定された熱カレンダーにより押圧
(線圧力:450N/cm)して、本発明のセパレータ
(面密度:30g/m、厚さ:50μm)を製造し
た。尚、本発明のセパレータは繊維の溶融による皮膜は
形成されておらず、圧着した状態にあった。また、セパ
レータを少孔繊維ウエブに由来する湿式不織布と多孔繊
維ウエブに由来する湿式不織布とに分離し、各湿式不織
布の面密度、厚さ、貫通孔の数を測定したところ、少孔
湿式不織布は面密度17g/m、厚さ22μm、見掛
密度0.77g/cm、及び貫通孔の数30個/10
0cmであり、多孔湿式不織布は面密度18g/
、厚さ28μm、見掛密度0.64g/cm、貫
通孔の数500個/100cmであった。なお、貫通
孔の数は各湿式不織布を50倍に拡大し、長径が0.3
mm以上の貫通孔を目視で数えることにより測定した
(以下、同様)。
【0061】(実施例2)実施例1と同じスラリー1と
スラリー2とを用意した。
【0062】次いで、スラリー1をプラスチックワイヤ
ーからなる75メッシュの3重織ネットからなる抄網
(目開なし)を有する傾斜短網抄紙機に供給して、湿式
繊維ウエブ(少孔繊維ウエブ)を得た。
【0063】他方、スラリー2を線径が213μmのS
US316ワイヤーからなる60メッシュ単線平織ネッ
トからなる抄網(よこ方向における目開が0.39m
m)を有する順流円網抄紙機に供給して、湿式繊維ウエ
ブ(多孔繊維ウエブ)を得た。
【0064】次いで、前記少孔繊維ウエブ上に前記多孔
繊維ウエブを湿潤時に積層した後、温度120℃のヤン
キードライヤーで乾燥し、湿式不織布積層繊維シートを
形成した。
【0065】次いで、この湿式不織布積層繊維シートを
実施例1と同条件で熱カレンダーにより押圧して、セパ
レータ(面密度:30g/m、厚さ:50μm)を製
造した。尚、セパレータは繊維の溶融による皮膜は形成
されておらず、圧着した状態にあった。また、セパレー
タを少孔繊維ウエブに由来する湿式不織布と多孔繊維ウ
エブに由来する湿式不織布とに分離し、各湿式不織布の
面密度、厚さ、貫通孔の数を測定したところ、少孔湿式
不織布は面密度10g/m、厚さ15μm、見掛密度
0.67g/cm、及び貫通孔の数10個/100c
であり、多孔湿式不織布は面密度20g/m、厚
さ35μm、見掛密度0.57g/cm 、貫通孔の数
300個/100cmであった。
【0066】(比較例1)実施例1と同じスラリー2を
用意した。
【0067】次いで、このスラリー2を、線径が274
μmのSUS316ワイヤーからなる40メッシュ単線
平織ネットからなる抄網(よこ方向における目開が0.
63mm)を有する順流円網抄紙機2台とヤンキードラ
イヤーとを備えた抄紙機に供給し、得られた湿式繊維ウ
エブを湿潤状態で積層した後、温度120℃のヤンキー
ドライヤーで乾燥し、湿式不織布積層繊維シートを形成
した。
【0068】次いで、この湿式不織布積層繊維シートを
実施例1と同条件で熱カレンダーにより押圧して、セパ
レータ(面密度:36g/m、厚さ:56μm)を製
造した。尚、セパレータは繊維の溶融による皮膜は形成
されておらず、圧着した状態にあった。また、セパレー
タを各繊維ウエブに由来する湿式不織布に分離し、各湿
式不織布の面密度、厚さ、貫通孔の数を測定したとこ
ろ、いずれの湿式不織布も面密度18g/m、厚さ2
8μm、見掛密度0.64g/cm、及び貫通孔の数
500個/100cmであった。
【0069】(比較例2)実施例1と同じスラリー1を
用意した。
【0070】次いで、このスラリー1を、線径が112
μmのSUS316ワイヤーからなる100メッシュ単
線平織ネットからなる抄網(よこ方向における目開が
0.63mm)を有する順流円網抄紙機2台とヤンキー
ドライヤーとを備えた抄紙機に供給し、得られた湿式繊
維ウエブを湿潤状態で積層した後、温度120℃のヤン
キードライヤーで乾燥し、湿式不織布積層繊維シートを
形成した。
【0071】次いで、この湿式不織布積層繊維シートを
実施例1と同条件で熱カレンダーにより押圧して、セパ
レータ(面密度:34g/m、厚さ:44μm)を製
造した。尚、セパレータは繊維の溶融による皮膜は形成
されておらず、圧着した状態にあった。また、セパレー
タを各繊維ウエブに由来する湿式不織布に分離し、各湿
式不織布の面密度、厚さ、貫通孔の数を測定したとこ
ろ、いずれの湿式不織布も面密度17g/m、厚さ2
2μm、見掛密度0.77g/cm、及び貫通孔の数
30個/100cmであった。
【0072】(内部抵抗の測定)集電極としてアルミ
箔、電極として粒状活性炭、アセチレンブラック及びポ
リテトラフルオロエチレンを混ぜて練り上げたもの、セ
パレータとして実施例1〜2及び比較例1〜2のセパレ
ータを2枚重ねた積層セパレータ(実施例1〜2におい
ては、多孔湿式不織布同士が接触するように積層したも
の)、電解液としてテトラエチルアンモニウム・テトラ
フルオロボレイトをプロピレンカーボネイトに溶解させ
たもの、及び絶縁シートとしてポリテトラフルオロエチ
レンフィルムを用意した。
【0073】次いで、これら材料からコインセル型の電
気二重層キャパシタを製作した。
【0074】次いで、1Aの定電流で2分間、2.5V
まで充電した後、2分間で放電する操作により得られた
充放電カーブから求めた。この結果は表1に示す通りで
あった。この内部抵抗が3.0Ω未満であれば内部抵抗
が低い実用的なものである。
【0075】(漏れ電流の測定)(内部抵抗の測定)と
同じ操作により作製した電気二重層キャパシタを用いて
測定した。つまり、0.9Vに印加したキャパシタの7
2時間後における電圧の降下量をもとに、次の式から算
出した。この結果は表1に示す通りであった。この漏れ
電流が0.3mA未満であれば電気絶縁性の優れる実用
的なものである。 i=C×(dV/dt) (iは漏れ電流を意味し、Cは静電容量を意味し、dV
は電圧降下量を意味し、dtは時間を意味する。なお、
静電容量は0.02Aの定電流で10分間、2.5Vま
で充電した後、10分間で放電する操作により得られた
充放電カーブから求めた。)
【0076】
【表1】 #;セパレータの各繊維層における100cmあたり
における貫通孔の数(個)
【0077】この表1から明らかなように、本発明のセ
パレータを使用したキャパシタは、内部抵抗が低く、漏
れ電流も小さいものである。これに対して、粗い繊維層
のみからなる比較例1のキャパシタは、内部抵抗は低い
ものの、漏れ電流が大きく使用できないものであり、緻
密な繊維層のみからなる比較例2のキャパシタは、漏れ
電流は低いものの、内部抵抗が大きく使用できないもの
であった。
【0078】
【発明の効果】本発明の電気二重層キャパシタ用セパレ
ータは、短絡が発生しにくく、しかも内部抵抗の低い電
気二重層キャパシタを製造できるものである。
【0079】本発明の電気二重層キャパシタは、短絡が
発生しにくく、しかも内部抵抗の低いものである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維層を2つ以上有する積層繊維シート
    からなり、前記繊維層として、長径が0.3mm以上の
    貫通孔の、100cmあたりにおける個数が200個
    以上である多孔繊維層と、長径が0.3mm以上の貫通
    孔の、100cmあたりにおける個数が200個未満
    である少孔繊維層とを含んでいることを特徴とする、電
    気二重層キャパシタ用セパレータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電気二重層キャパシタ
    用セパレータを含んでいることを特徴とする電気二重層
    キャパシタ。
  3. 【請求項3】 2枚以上の電気二重層キャパシタ用セパ
    レータを含んでいることを特徴とする、請求項2に記載
    の電気二重層キャパシタ。
  4. 【請求項4】 いずれの極板に対しても、少孔繊維層が
    当接するように、電気二重層キャパシタ用セパレータが
    配置していることを特徴とする、請求項3に記載の電気
    二重層キャパシタ。
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