JPH1021894A - アルカリ電池用セパレータ - Google Patents

アルカリ電池用セパレータ

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JPH1021894A
JPH1021894A JP8188740A JP18874096A JPH1021894A JP H1021894 A JPH1021894 A JP H1021894A JP 8188740 A JP8188740 A JP 8188740A JP 18874096 A JP18874096 A JP 18874096A JP H1021894 A JPH1021894 A JP H1021894A
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政尚 田中
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Yoshiaki Kawatsu
善章 川津
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 濡れ性、保液性、強度に優れ、しかも電気抵
抗の低いアルカリ電池用セパレータを提供すること。 【解決手段】 本発明のアルカリ電池用セパレータは、
次の3つの条件を満足する、3層以上の層を有する不織
布からなる。 条件(1);アルカリ電池用セパレータの内部層とし
て、親水化ポリオレフィンからなる平均繊維径10μm
以下の極細繊維層を有する。 条件(2);両表面層を構成する繊維の平均繊維径が、
条件(1)を満足する層を構成する極細繊維の平均繊維
径の1〜5倍である。 条件(3);条件(1)を満足する層の総質量と、条件
(1)を満足しない層の総質量との比率が、80:20
〜35:65の範囲内にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルカリマンガン
電池、水銀電池、酸化銀電池、空気電池などの一次電
池、ニッケル−カドミウム電池、銀−亜鉛電池、銀−カ
ドミウム電池、ニッケル−亜鉛電池、ニッケル−水素電
池などの二次電池に使用できるセパレータに関する。
【0002】
【従来の技術】アルカリ電池において、正極と負極とを
分離して短絡を防止すると共に、起電反応が円滑に生じ
るように、セパレータが使用されている。このセパレー
タとして、例えば、特開昭52−50540号公報や、
特開昭63−148539号公報には、ポリオレフィン
系繊維を使用した、3層以上からなるセパレータが提案
されている。しかしながら、これらセパレータは濡れ性
が悪いために、効率的にアルカリ電池を製造できず、ま
た、アルカリ電池使用中における電極の膨張や、電極が
微細多孔質構造を有するがために、電解液の保持性が悪
く、更には、保持している電解液の分布が悪く電気抵抗
が高いために、容量が小さかったり、高率充放電特性が
悪い等の問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解決するためになされたものであり、濡れ性、保液
性、強度に優れ、しかも電気抵抗の低いアルカリ電池用
セパレータを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のアルカリ電池用
セパレータ(以下、単に「セパレータ」という)は、次
の3つの条件を満足する、3層以上の層を有する不織布
からなる。 条件(1);アルカリ電池用セパレータの内部層とし
て、親水化ポリオレフィンからなる平均繊維径10μm
以下の極細繊維層を有する。 条件(2);両表面層を構成する繊維の平均繊維径が、
条件(1)を満足する層を構成する極細繊維の平均繊維
径の1〜5倍である。 条件(3);条件(1)を満足する層の総質量と、条件
(1)を満足しない層の総質量との比率が、80:20
〜35:65の範囲内にある。
【0005】このように、親水化ポリオレフィンからな
る平均繊維径10μm以下の極細繊維からなる内部層を
有するため、濡れ性及び保液性が優れたセパレータであ
る。また、両表面層を構成する繊維の平均繊維径が、条
件(1)を満足する層を構成する極細繊維の平均繊維径
の1〜5倍であるため、この両表面層によって強度が付
与されたセパレータである。更には、両表面層を構成す
る繊維の平均繊維径が、条件(1)を満足する層を構成
する極細繊維の平均繊維径の1〜5倍という、保液性に
優れた層と両表面層との保液性の差が小さく、しかも条
件(1)を満足する層の総質量と、条件(1)を満足し
ない層の総質量との比率が、80:20〜35:65の
範囲内にあるため、電解液が電極などに吸い取られるこ
となく、電解液がほぼ均一に分布した、電気抵抗が低
く、保液性、強度的にも優れたセパレータである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のセパレータは3層以上の
層を有する不織布からなり、3つの条件を満足するもの
である。その1つ目の条件は、セパレータの内部層とし
て、親水化ポリオレフィンからなる平均繊維径10μm
以下の極細繊維層を有することである。本発明のセパレ
ータにはこのような内部層が存在するため、濡れ性や保
液性に優れている。
【0007】この親水化ポリオレフィンとは、例えば、
不飽和ジカルボン酸類で変性した変性ポリオレフィンを
含有するポリオレフィン、エチレン−ビニルアルコール
共重合体などの共重合物などがある。これらの中でも、
親水化ポリオレフィンが不飽和ジカルボン酸類で変性し
た変性ポリオレフィンを含有するポリオレフィンである
と、より親水性に優れているため好適に使用できる。な
お、後述の親水化処理としてグラフト処理を行う場合に
は、グラフト処理効率がより優れているため、より好適
である。
【0008】この好適である、不飽和ジカルボン酸類で
変性した変性ポリオレフィンを含有するポリオレフィン
(親水化ポリオレフィン)について、より詳細に説明す
ると、未変性のポリオレフィンとしては、ポリエチレ
ン、エチレンと他の1種類以上のビニル化合物との共重
合体、ポリプロピレン、プロピレンと他の1種類以上の
ビニル化合物との共重合体、ポリブテン、ブテンと他の
1種類以上のビニル化合物との共重合体、ポリメチルペ
ンテン、メチルペンテンと他の1種類以上のビニル化合
物との共重合体などを1種類以上使用できる。これらの
中でも、ポリプロピレンは耐アルカリ性に優れているの
で、特に好適に使用できる。
【0009】他方、変性ポリオレフィンを構成するポリ
オレフィンとしては、上記の未変性のポリオレフィンと
同様のものを使用できるが、数平均分子量700〜3
0,000程度の低分子量のものを使用するのが好まし
く、上記と同様の理由で、低分子量ポリプロピレンを使
用するのが好ましい。なお、この数平均分子量は高温G
PC法で得られる値をいう。また、このような低分子量
のポリオレフィンは重合法や高分子量ポリオレフィンの
熱熟成法によって得ることができる。
【0010】このポリオレフィンを変性するために使用
する不飽和ジカルボン酸類としては、例えば、マレイン
酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、これらの無
水物、及びこれらのエステルなどを1種類以上使用でき
る。これらの中でも、無水マレイン酸が好適に使用でき
る。この不飽和ジカルボン酸類の変性ポリオレフィン全
体における使用量としては、0.5〜30mass%である
のが好ましい。この不飽和ジカルボン酸類による変性方
法としては、例えば、溶液法や溶融法などの方法があ
る。
【0011】この変性ポリオレフィンの親水化ポリオレ
フィン中における含有量としては、0.1〜30mass%
であるのが好ましい。0.1mass%未満では、親水化の
程度が低く、30mass%を越えると、耐アルカリ性を低
下させる恐れがあるためで、より好ましい含有量は5〜
15mass%である。
【0012】このような親水化ポリオレフィンからなる
極細繊維の平均繊維径は、10μm以下である必要があ
る。平均繊維径が10μmを越えると保液性が悪くな
り、アルカリ電池使用中に、電極などに電解液を吸い取
られやすくなるためで、好適には平均繊維径8μm以
下、より好ましくは平均繊維径7μm以下の極細繊維を
使用する。他方、通気性が低下しないように、平均繊維
径1μm以上の極細繊維を使用するのが好ましく、より
好ましくは平均繊維径3μm以上の極細繊維を使用す
る。なお、極細繊維が異形断面形状を有する場合には、
この異形断面と同じ面積を有する円形断面に換算した時
の直径を繊維径とする。また、平均繊維径とは、短繊維
からなる場合には、無作為に選んだ100本の短繊維の
平均値をいい、長繊維からなる場合には、無作為に選ん
だ100箇所の平均値をいう。
【0013】このような平均繊維径10μm以下の極細
繊維層は、例えば、メルトブロー法により、或いは海島
型、多重バイメタル型、オレンジ型などの物理的及び/
又は化学的作用により分割可能な複合繊維を分割するこ
とにより形成できる。これらの中でも、メルトブロー法
による方法は、均一性により優れたものを形成できるの
で好適であり、しかも繊維径の調整をしやすく、分割可
能な複合繊維を使用した場合に必要な分割工程が不要で
あるなど、製造上も好適である。
【0014】この好適であるメルトブロー法は、親水化
ポリオレフィンをノズルから溶融押し出し、捕集して、
繊維ウエブを形成する方法であるが、このノズルから溶
融押し出す条件としては、例えば、オリフィス径が0.
1〜0.5mmで、ピッチ0.6〜1.2mmで配置されたノ
ズルピースを使用し、このノズルピースを温度220〜
350℃程度に加熱した後、1つのオリフィスあたり、
1分間に0.05〜1.5gの繊維を吐出する。この吐出
した繊維に対して、230〜360℃に加熱した空気
を、標準状態で1分間あたり0.1〜12m3量作用させ
て、繊維を極細化する。この極細化した繊維は、目の開
き0.495〜3.962mm程度のネットや、これに相当
する多孔板で捕集して、繊維ウエブとなる。
【0015】本発明のセパレータの2つ目の条件は、両
表面層を構成する繊維の平均繊維径が、上記の条件
(1)を満足する層を構成する極細繊維の平均繊維径の
1〜5倍である。この条件を満足することにより、両表
面層によってセパレータに強度を付与すると同時に、上
記の条件(1)を満足する保液性に優れた層との平均繊
維径の差が小さく、セパレータ全体に電解液が分布して
いるため、結果として、電気抵抗の低いセパレータを得
ることが可能になった。更に、条件(1)を満足する層
を構成する極細繊維の平均繊維径の1〜5倍の繊維から
なる表面層を、両表面に有しているため反りが生じず、
取り扱い性に優れたセパレータが得られるという特長も
生じる。また、条件(1)を満足する層が2層以上ある
場合には、より太い平均繊維径の層を基準にする。
【0016】両表面層を構成する繊維の平均繊維径が、
上記の条件(1)を満足する層を構成する極細繊維の平
均繊維径の1倍未満であると、内部層よりも両表面層に
電解液が保持されやすく、内部層における電解液の保持
量が少ないために電気抵抗が高くなりやすく、逆に、両
表面層を構成する繊維の平均繊維径が、上記の条件
(1)を満足する層を構成する極細繊維の平均繊維径の
5倍を越えると、内部層のみによって電解液が保持され
やすく、両表面層における電解液の保持量が少なくな
り、電気抵抗が高くなりやすい。より好ましくは、両表
面層を構成する繊維の平均繊維径が、上記の条件(1)
を満足する層を構成する極細繊維の平均繊維径の2〜
4.2倍である。
【0017】なお、両表面層を構成する繊維の平均繊維
径も極細繊維の場合と同様に、繊維が異形断面形状を有
する場合には、この異形断面と同じ面積を有する円形断
面に換算した時の直径を繊維径とし、平均繊維径は、短
繊維からなる場合には、無作為に選んだ100本の短繊
維の平均値をいい、長繊維からなる場合には、無作為に
選んだ100箇所の平均値をいう。
【0018】この両表面層を構成する繊維としては、ナ
イロン系繊維やポリオレフィン系繊維などを使用できる
が、耐アルカリ性により優れているポリオレフィン系繊
維を好適に使用できる。このポリオレフィン系繊維とし
ては、例えば、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊
維、ポリブテン繊維、ポリメチルペンテン繊維、ポリブ
タジエン繊維などの単一成分からなる繊維や、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリメチルペンテ
ン、ポリブタジエンや、エチレン、プロピレン、ブテ
ン、ブタジエン、メチルペンテンを2種類以上共重合し
た樹脂成分を、適宜組み合わせた、芯鞘型、サイドバイ
サイド型、偏芯型、海島型、多重バイメタル型、オレン
ジ型などの、熱融着性や分割性などの性質を有する複合
繊維を使用できる。
【0019】これらポリオレフィン系繊維の中でも、内
部層を形成しているいずれの極細繊維よりも低い融点を
有する、熱融着性のものであると、融着することにより
強度を向上させたり、張りをもたせることができると共
に、内部層の繊維ウエブと融着一体化してセパレータを
形成できるので、好適に使用できる。特に、内部層が好
適である、不飽和ジカルボン酸類で変性した変性ポリオ
レフィンを含有する親水化ポリオレフィンからなる場
合、この親水化ポリオレフィンと良好な融着性を示す、
プロピレン−エチレン−ブタジエン共重合体が繊維表面
を構成する融着繊維(好適には芯鞘型又は偏芯型)を使
用するのが好ましい。なお、このようなポリオレフィン
系融着繊維は表面層中、70〜100mass%含まれてい
るのが好ましい。また、このようなポリオレフィン系繊
維は混合紡糸法、複合紡糸法、或いはこれらを適宜組み
合わせることにより、容易に紡糸できる。
【0020】そして、本発明の3つ目の条件としては、
上述の条件(1)を満足する層の総質量と、条件(1)
を満足しない層の総質量との比率が、80:20〜3
5:65の範囲内にある。上述の条件(1)を満足する
層の総質量がセパレータ全体の80mass%を越えると、
強度がなくなり、電池製作上、支障をきたすためで、上
述の条件(1)を満足する層の総質量がセパレータ全体
の35mass%よりも少ないと、保液性が悪くなるためで
ある。より好ましくは、条件(1)を満足する層の総質
量と、条件(1)を満足しない層の総質量との比率が7
5:35〜40:60である。
【0021】なお、本発明のセパレータは3層である必
要はなく、4層以上であっても良い。例えば、4層の場
合には、条件(1)を満たす内部層の2層と、条件
(2)を満たす両表面層の2層とからなる場合と、条件
(1)を満たす内部層の1層と、条件(1)を満たさな
い内部層の1層と、条件(2)を満たす両表面層が2層
とからなる場合がある。前者の場合には、内部層の2層
は同じ平均繊維径であっても良いし、違う平均繊維径の
層であっても良い。他方、後者の場合には、条件(1)
を満たさない内部層の平均繊維径が条件(2)を満たす
表面層の平均繊維径よりも大きいと、電解液の分布状態
が不均一になりやすいために、電気抵抗が高くなりやす
いので、条件(1)を満たさない内部層の平均繊維径が
条件(2)を満たす表面層の平均繊維径よりも小さいの
が好ましい。つまり、条件(1)を満たす内部層を基準
として、表面層にいくにしたがって、順に平均繊維径が
大きい層が配置しており、電解液の分布状態が均一にな
るようにするのが好ましい。この条件(1)を満たさな
い内部層を有する場合の積層状態は、5層以上の場合も
同様であるのが好ましい。
【0022】本発明のセパレータは、例えば、スルホン
化処理、グラフト処理、フッ素ガス処理、界面活性剤処
理、親水性樹脂付着処理、放電処理などの、少なくとも
1つの親水化処理が施され、より濡れ性や保液性に優れ
たものであるのが好ましい。これらの処理は繊維の段階
で行っても良いが、不織布を形成した後に処理した方が
より作業性に優れている。なお、本発明においては、親
水化ポリオレフィンを使用しているため、これらの処理
(特にグラフト処理や親水性樹脂付着処理)をより効率
的に行うことができる。
【0023】スルホン化処理としては、例えば、発煙硫
酸、濃硫酸などの浴中に不織布を浸漬することにより行
うことができる。これらの中でも、発煙硫酸によるスル
ホン化処理は反応性が高く、容易にスルホン化できるの
で好適である。
【0024】グラフト処理としては、不飽和カルボン酸
系モノマーをグラフト重合するのが好ましい。特に、こ
のグラフト重合したセパレータを、ニッケル−水素電池
のセパレータとして使用すると、自己放電特性の抑制作
用に優れているので好適である。この不飽和カルボン酸
系モノマーとしては、例えば、アクリル酸、α−エチル
アクリル酸、クロトン酸、イソクロトン酸、ビニル酢
酸、メタクリル酸、アンゲリカ酸、チグリン酸、アリル
酢酸、α−エチルクロトン酸、ケイ皮酸、10−ウンデ
セン酸、オレイン酸、エライジン酸、エルカ酸、ブラシ
ジン酸、ルメクエン酸、ソルビン酸、リノール酸、エレ
オステアリン酸、リノレン酸、アラキドン酸、アセチレ
ンカルボン酸、テトロル酸、ステアロル酸、ベヘノル
酸、キシメニン酸、などの不飽和モノカルボン酸、これ
ら不飽和モノカルボン酸の誘導体、マレイン酸、フマル
酸、メチルマレイン酸、メチルフマル酸、グルタコン
酸、イタコン酸、アリルマロン酸、テラコン酸、ムコン
酸、ブチン二酸などの不飽和ジカルボン酸、これら不飽
和ジカルボン酸の誘導体、アコニット酸などの不飽和ト
リカルボン酸、これら不飽和トリカルボン酸の誘導体
を、1種類以上使用できる。これらの中でも、カルボキ
シル基が二重結合を有する炭素に直接結合した、不飽和
モノカルボン酸又は不飽和ジカルボン酸は、重合しやす
いので好適に使用でき、これらの中でもアクリル酸、メ
タクリル酸は重合を制御しやすく、しかも良好な親水性
を生じるので、最も好適に使用できる。
【0025】これら不飽和カルボン酸系モノマーのグラ
フト重合の方法としては、例えば、不飽和カルボン酸系
モノマーと重合開始剤を含む溶液中に不織布を浸漬した
後に加熱する方法、不織布に不飽和カルボン酸系モノマ
ー溶液を塗布した後に放射線を照射する方法、不織布に
放射線を照射した後に不飽和カルボン酸系モノマーと接
触させる方法、増感剤を含む不飽和カルボン酸系モノマ
ー溶液を不織布に含ませた後に紫外線を照射する方法な
どがある。これらの中でも、増感剤を含む不飽和カルボ
ン酸系モノマー溶液を不織布に含ませた後に紫外線を照
射する方法であると、不織布を損傷することなくグラフ
ト重合できるので好適である。
【0026】なお、不織布を不飽和カルボン酸系モノマ
ーと接触させる前に、紫外線照射、コロナ放電、プラズ
マ放電などの放電により表面処理を行うと、より効率的
にグラフト重合できる。また、不飽和カルボン酸系モノ
マー溶液を不織布に含ませた後に、熱、放射線、紫外線
を作用させる場合、これらの作用によって不飽和カルボ
ン酸系モノマー溶液が揮発してしまうと、グラフト重合
が効率的に進行しないので、不織布から不飽和カルボン
酸系モノマーが揮発しにくい条件、例えば、不飽和カル
ボン酸系モノマーを含んだ不織布をフィルムでサンドイ
ッチして密閉した状態で、熱、放射線、紫外線を作用さ
せるのが好ましい。
【0027】フッ素ガス処理としては、例えば、不活性
ガスで希釈したフッ素ガスに、酸素ガス、二酸化炭素ガ
ス、二酸化硫黄ガスなどを添加、混合したガスで充填し
た反応容器内に、不織布を供給して処理すれば良い。な
お、不織布に二酸化硫黄ガスを予め付着させた後に、フ
ッ素ガスを接触させると、効率的に恒久的な親水化処理
を行うことができるので好適である。
【0028】界面活性剤処理としては、高級脂肪酸のア
ルカリ金属塩、アルキルスルホン酸塩、スルホコハク酸
エステル塩などのアニオン系や、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェノー
ルエーテルなどのノニオン系の界面活性剤の溶液中に不
織布を浸漬したり、この溶液を散布したり、コーティン
グして、付着させることができる。
【0029】親水性樹脂付着処理としては、例えば、ス
チリルピリジニウム系又はスチリルキノリニウム系の架
橋基が架橋したポリビニルアルコール(一般式は化1で
表され、具体的には化2〜化6)、カルボキシメチルセ
ルロース、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸など
の樹脂を付着させれば良い。これらの親水性樹脂は適当
な溶媒に溶解、又は分散させた後、この溶媒中に不織布
を浸漬したり、この溶媒を散布したり、コーティング
し、乾燥して、付着させることができる。
【0030】
【化1】 (式中、R1は四級化された芳香族性含窒素複素環残
基、R2は水素原子又はアルコキシ基、R3は水素原子又
はアシル基、mは0又は1、nは1〜6の自然数)
【0031】
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】
【化6】
【0032】これらの中でも、スチリルピリジニウム系
又はスチリルキノリニウム系の架橋基が架橋したポリビ
ニルアルコールは、耐アルカリ性に優れ、しかもイオン
とキレートを形成できる官能基、つまり水酸基を多く有
しており、放電時及び/又は充電時に、極板状に樹枝状
の金属が析出する前のイオンとキレートを形成し、電極
間の短絡を生じにくいので、好適に使用できる。このよ
うな親水性樹脂の付着量は、通気性を損なわないよう
に、セパレータ全体の0.3〜1mass%であるのが好ま
しい。
【0033】放電処理としては、例えば、コロナ放電処
理、プラズマ処理、グロー放電処理、沿面放電処理、電
子線処理などがある。
【0034】これらの処理の中でも、グラフト処理は比
較的温和な条件下で行うことができ、繊維強度の劣化な
どが生じにくいので、好適な親水化処理である。なお、
前述のように、不飽和ジカルボン酸類で変性した変性ポ
リオレフィンを含有する親水化ポリオレフィンは、グラ
フト処理効率が優れているので好適な親水化処理であ
る。
【0035】本発明の3層からなるセパレータの、好適
な製造方法について簡単に説明する。まず、メルトブロ
ー法などにより、親水化ポリオレフィンからなり、平均
繊維径10μm以下の極細繊維からなる繊維ウエブA
(内部層となる)を形成する。他方、この繊維ウエブA
を構成する極細繊維の平均繊維径の1〜5倍の平均繊維
径を有する繊維、及び/又はこの繊維ウエブAを構成す
る極細繊維の平均繊維径の1〜5倍の平均繊維径を有す
る繊維を発生させることのできる分割性繊維と、融着繊
維を含む繊維ウエブB(表面層となる)を、カード法、
エアレイ法、スパンボンド法などの乾式法や湿式法によ
り形成する。
【0036】次いで、平均繊維径10μm以下の極細繊
維からなる繊維ウエブAを、繊維ウエブAを構成する極
細繊維の平均繊維径の、1〜5倍の平均繊維径を有する
繊維からなる繊維ウエブBで挟み込んで、3層構造の繊
維ウエブを形成する。なお、平均繊維径10μm以下の
極細繊維からなる繊維ウエブAと、繊維ウエブAを構成
する極細繊維の平均繊維径の、1〜5倍の平均繊維径を
有する繊維からなる2つの繊維ウエブBとの質量比率
は、80:20〜35:65の範囲内とする。
【0037】そして、この3層構造の繊維ウエブをカレ
ンダーロールなどによって、融着繊維を融着することに
より一体化して、不織布(つまりセパレータ)を形成す
る。なお、加熱と加圧を同時に行う必要はなく、加熱の
後に加圧を行っても良い。なお、加熱温度としては、加
熱と加圧を同時に行う場合には、軟化点から融点の範囲
内であるのが好ましく、加熱の後に加圧を行う場合に
は、軟化点から融点よりも20℃程度高い温度の範囲内
であるのが好ましい。また、加圧条件としては、線圧力
9.8N/cm程度であるのが好ましい。
【0038】好適には、次いで、スルホン化処理、グラ
フト処理、フッ素ガス処理、界面活性剤処理、親水性樹
脂付着処理、放電処理の中から選ばれる、少なくとも1
つの親水化処理を施してセパレータを形成する。
【0039】このようにして得られる本発明のセパレー
タは、短絡を生じることなく、電極を大きくできるよう
に、面密度45〜70g/m2であるのが好ましく、厚さ
0.1〜0.2mmであるのが好ましい。また、アルカリ電
池製造時に破断しないように、たて方向の引張強さが4
9N/50mm以上であるのが好ましく、78N/50mm以上
であるのがより好ましい。
【0040】以下に、本発明の実施例を記載するが、本
発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【0041】
【実施例】
(中間層の形成−1)無水マレイン酸で変性した数平均
分子量5,000のポリプロピレン(無水マレイン酸1
0mass%、三洋化成工業(株)製、ユーメックス101
0)と、ポリプロピレンとを混合(変性ポリプロピレン
10mass%)して、親水化ポリプロピレンを形成した。
【0042】次いで、オリフィス径0.2mmで、ピッチ
0.7mmで配置されたノズルピースを使用し、このノズ
ルピースを温度260℃程度に加熱した後、1つのオリ
フィスあたり、1分間に0.09gの親水化ポリプロピ
レン繊維を吐出した。次いで、この吐出した親水化ポリ
プロピレン繊維に対して、270℃に加熱した空気を、
標準状態で1分間あたり5m3量作用させて極細化し、
極細化した親水化ポリプロピレン繊維を目開き0.99
1mmのネットで捕集し、平均繊維径5μmからなる繊維
ウエブを形成した。
【0043】(中間層の形成−2)吐出した親水化ポリ
プロピレン繊維に対して、270℃に加熱した空気を、
標準状態で1分間あたり3.3m3量作用させて極細化し
たこと以外は、(中間層の形成−1)と全く同様にし
て、平均繊維径8μmからなる繊維ウエブを形成した。
【0044】(中間層の形成−3)吐出した親水化ポリ
プロピレン繊維に対して、270℃に加熱した空気を、
標準状態で1分間あたり7m3量作用させて極細化した
こと以外は、(中間層の形成−1)と全く同様にして、
平均繊維径3μmからなる繊維ウエブを形成した。
【0045】(中間層の形成−4)吐出した親水化ポリ
プロピレン繊維に対して、270℃に加熱した空気を、
標準状態で1分間あたり2.5m3量作用させて極細化し
たこと以外は、(中間層の形成−1)と全く同様にし
て、平均繊維径11μmからなる繊維ウエブを形成し
た。
【0046】(中間層の形成−5)オリフィス径0.2m
mで、ピッチ0.7mmで配置されたノズルピースを使用
し、このノズルピースを温度260℃程度に加熱した
後、1つのオリフィスあたり、1分間に0.09gのポ
リプロピレン繊維(変性ポリプロピレンを含んでいな
い)を吐出した。次いで、この吐出したポリプロピレン
繊維に対して、270℃に加熱した空気を、標準状態で
1分間あたり5m3量作用させて極細化し、極細化した
ポリプロピレン繊維を目開き0.991mmのネットで捕
集し、平均繊維径5μmからなる繊維ウエブを形成し
た。
【0047】(両表面層の形成)ポリプロピレンからな
る芯成分と、プロピレン−エチレン−ブタジエン共重合
体からなる鞘成分(融点:138℃)とからなる偏芯型
複合繊維(繊維径17.6μm、繊維長51mm、チッソ
(株)製、EPC)100%をカーディングして、一方
向性の繊維ウエブを形成した。
【0048】(実施例1〜6、比較例1〜6)上述の方
法により形成した、表1に示すような各種面密度の繊維
ウエブ(中間層)の両側に、上述の方法により形成し
た、表1に示すような各種面密度の一方向性繊維ウエブ
(表面層)を積層した後、温度148℃で10秒間加熱
した後、線圧力9.8N/cmのカレンダー間を通すこ
とにより、偏芯型複合繊維の鞘成分のみを融着させて繊
維ウエブを一体化した。
【0049】
【表1】
【0050】次いで、実施例1〜4、6及び比較例1〜
6の一体化物をそれぞれ、増感剤を含むアクリル酸モノ
マー水溶液に浸漬した後、ロール間を通して余剰の溶液
を絞り取った。次いで、この余剰溶液を絞り取った一体
化物を、窒素ガス気流下、25μm厚のポリプロピレン
フィルムでサンドイッチし、ヒートシーラーにより密閉
した。この密閉したフィルムの両面から、30cmの間隔
をおいて位置する、120W/cmの高圧水銀ランプから
紫外線を60秒間照射した。その後、フィルム間から一
体化物を取り出し、水洗した後に乾燥し、次いでカレン
ダーによる厚み調整を行い、各種セパレータを形成し
た。
【0051】他方、実施例5の一体化物に対して、化2
(a)に示すようなスチリルピリジニウム系の架橋基を
含有し、キレート形成可能な水酸基を有するポリビニル
アルコールを水に溶解させた、未架橋状態の13%ポリ
ビニルアルコール溶液を塗布(全体の0.5mass%)し
た後、高圧水銀灯で紫外線を3分間照射し、このポリビ
ニルアルコールを架橋させた後、水洗した後に乾燥し、
次いでカレンダーによる厚み調整を行い、セパレータを
形成した。
【0052】(濡れ性の評価方法)実施例1〜6及び比
較例1〜6のセパレータを2×180cmに裁断した後、
比重1.3の水酸化カリウム水溶液に0.5cmだけ浸漬し
て、30分経過後の吸液高さを測定した。この結果は表
1に示す。
【0053】(保液性の評価方法)実施例1〜6及び比
較例1〜6のセパレータを直径30cmの円状に裁断した
後、温度20℃、相対湿度65%の状態下で、水分平衡
に至らせた後、質量(W0)を測定した。次に、セパレ
ータ中の空気を水酸化カリウム溶液で置換するように、
比重1.3(20℃)の水酸化カリウム溶液中に1時間
浸漬し、水酸化カリウム溶液を保持させた。次いで、こ
のセパレータを上下3枚づつのろ紙(直径30cm)で挟
み、加圧ポンプにより、568N/cm2の圧力を30秒間
作用させた後、セパレータの質量(W1)を測定した。
そして、下記の式により加圧保液率を計算した。なお、
この測定は1つのセパレータに対して4回行い、その平
均を加圧保液率とした。この結果は表1に示すとおりで
あった。 加圧保液率(%)={(W1−W0)/W0}×100
【0054】(引張強さの測定方法)実施例1〜6及び
比較例1〜6のセパレータをそれぞれ、幅50mmに裁断
した後、テンシロン(オリエンテック製、UTM−III
−100)により、測定長さ200mm、引張速度200
mm/minで測定した。この結果は表1に示す。
【0055】(電気抵抗の測定方法)実施例1〜6及び
比較例1〜6のセパレータをそれぞれ、たて3cm、よこ
3cmに裁断した後、2枚のニッケル板に挟んで5kgの
荷重をかけた。次いで、このセパレータに、セパレータ
の質量に対して、比重1.3の水酸化カリウム100mas
s%だけ注液した際の電気抵抗をミリオームメータで測
定した。この結果も表1に示した。
【0056】
【発明の効果】本発明のアルカリ電池用セパレータは、
次の3つの条件を満足する、3層以上の層を有する不織
布からなる。 条件(1);アルカリ電池用セパレータの内部層とし
て、親水化ポリオレフィンからなる平均繊維径10μm
以下の極細繊維層を有する。 条件(2);両表面層を構成する繊維の平均繊維径が、
条件(1)を満足する層を構成する極細繊維の平均繊維
径の1〜5倍である。 条件(3);条件(1)を満足する層の総質量と、条件
(1)を満足しない層の総質量との比率が、80:20
〜35:65の範囲内にある。
【0057】このように、親水化ポリオレフィンからな
る平均繊維径10μm以下の極細繊維からなる内部層を
有するため、濡れ性及び保液性が優れたセパレータであ
る。また、両表面層を構成する繊維の平均繊維径が、条
件(1)を満足する層を構成する極細繊維の平均繊維径
の1〜5倍であるため、この両表面層によって強度が付
与されたセパレータである。更には、両表面層を構成す
る繊維の平均繊維径が、条件(1)を満足する層を構成
する極細繊維の平均繊維径の1〜5倍という、保液性に
優れた層と両表面層との保液性の差が小さく、しかも条
件(1)を満足する層の総質量と、条件(1)を満足し
ない層の総質量との比率が、80:20〜35:65の
範囲内にあるため、電解液が電極などに吸い取られるこ
となく、電解液がほぼ均一に分布しているため電気抵抗
が低く、保液性に優れ、更には電池製作に必要な強度を
有するセパレータである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の3つの条件を満足する、3層以上の
    層を有する不織布からなることを特徴とする、アルカリ
    電池用セパレータ。 条件(1);アルカリ電池用セパレータの内部層とし
    て、親水化ポリオレフィンからなる平均繊維径10μm
    以下の極細繊維層を有する。 条件(2);両表面層を構成する繊維の平均繊維径が、
    条件(1)を満足する層を構成する極細繊維の平均繊維
    径の1〜5倍である。 条件(3);条件(1)を満足する層の総質量と、条件
    (1)を満足しない層の総質量との比率が、80:20
    〜35:65の範囲内にある。
  2. 【請求項2】 条件(1)を満足する層が、メルトブロ
    ー法により形成した繊維ウエブからなることを特徴とす
    る、請求項1記載のアルカリ電池用セパレータ。
  3. 【請求項3】 親水化ポリオレフィンが、不飽和ジカル
    ボン酸類で変性した変性ポリオレフィンを含有するポリ
    オレフィンであることを特徴とする、請求項1又は請求
    項2記載のアルカリ電池用セパレータ。
  4. 【請求項4】 両表面層を構成する繊維として、ポリオ
    レフィン系融着繊維を含んでいることを特徴とする、請
    求項1〜請求項3のいずれかに記載のアルカリ電池用セ
    パレータ。
  5. 【請求項5】 ポリオレフィン系融着繊維の繊維表面を
    構成する樹脂成分として、プロピレン−エチレン−ブタ
    ジエン共重合体を含んでいることを特徴とする、請求項
    4記載のアルカリ電池用セパレータ。
  6. 【請求項6】 親水化処理が施されていることを特徴と
    する、請求項1〜請求項5のいずれかに記載のアルカリ
    電池用セパレータ。
  7. 【請求項7】 親水化処理がグラフト処理であることを
    特徴とする、請求項6に記載のアルカリ電池用セパレー
    タ。
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