JP2002313595A - 放電管点灯装置および液晶表示装置 - Google Patents

放電管点灯装置および液晶表示装置

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JP2002313595A
JP2002313595A JP2001110735A JP2001110735A JP2002313595A JP 2002313595 A JP2002313595 A JP 2002313595A JP 2001110735 A JP2001110735 A JP 2001110735A JP 2001110735 A JP2001110735 A JP 2001110735A JP 2002313595 A JP2002313595 A JP 2002313595A
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current
current supply
lighting device
voltage
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Tsukasa Kuroiwa
司 黒岩
Yukio Tsunoda
幸雄 角田
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Iiyama Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自励式プッシュプル回路におけるスイッチン
グロスを低減する。 【解決手段】 自励式プッシュプル回路6と、ベース電
流供給回路7とを備え、自励式プッシュプル回路6は、
トランス2、インダクタ3およびトランジスタ6a,6
bを含み、トランジスタ6a,6bのスイッチングによ
って交流電圧を放電管41に出力し、ベース電流供給回
路7は、インダクタ3の中間タップ側端部に一端が接続
された電流供給素子18と、電流供給素子18の他端に
一端が接続されたスイッチ12とを備え、スイッチ12
の導通時に抵抗18を介してベース電流IB をトランジ
スタ6a,6bに供給し、スイッチ12が非導通状態に
移行する際に、抵抗18を流れる電流の一部をベース電
流IB として供給する放電管点灯装置1であって、ベー
ス電流供給回路7は、一端が直流電源ラインに接続され
他端が抵抗18の他端に接続された抵抗19を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パソコンなどの薄
形モニターとして用いられる液晶表示装置のバックライ
ト用光源として機能する冷陰極放電管等の放電管を点灯
させるインバータ方式の放電管点灯装置、およびこの放
電管点灯装置を備えた液晶表示装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置の液晶パネルは大型
化する傾向があり、それに伴って、バックライト用光源
である冷陰極放電管、およびそれを点灯するインバータ
方式の放電管点灯装置にも大電力化が要求されている。
例えば18インチ程度の液晶モニターの場合、約30ワ
ット(全消費電力の約40から50%)もの電力が放電
管点灯装置に入力される。したがって、液晶表示装置の
内部温度を下げて信頼性を上げる観点、および省エネル
ギーの観点からして、放電管点灯装置の効率を上げるこ
とが特に重要になっている。
【0003】この種の放電管点灯装置として、図5に示
す放電管点灯装置が従来から知られている。この放電管
点灯装置31は、放電管41を点灯させるための装置で
あって、制御パルスSCNを外部から入力したときに直流
電源BTから供給される直流電圧をスイッチングして高
圧交流電圧に変換し、変換した高圧交流電圧を放電管4
1に供給して点灯させる。また、この放電管点灯装置3
1は、パルス幅変調による調光方式で放電管41の輝度
を調整可能に構成されている。具体的には、放電管点灯
装置31は、数百Hz周期の制御パルスSCNにおけるオ
ン時間のデューティ比を調整することにより、放電管4
1に供給する高圧交流電流を断続的にオン/オフ制御し
て放電管41の輝度を調整可能に構成されている。より
具体的な構成として、この放電管点灯装置31は、昇圧
用のトランス2、インダクタ3、コンデンサ4,5およ
び一対のトランジスタ6a,6bから構成される自励式
プッシュプル回路6と、電圧VA の直流電圧を生成する
直流電源BTと、べース電流供給回路7Aとを備えてい
る。
【0004】トランス2は、中間タップCTを有する一
次巻線2a、二次巻線2bおよび帰還巻線2cを備えて
構成されている。この場合、二次巻線2bの一端はグラ
ンドに接続され、その他端はコンデンサ5の一端に接続
されている。コンデンサ5は、その他端が放電管点灯装
置31の出力端子を介して放電管41に接続される。イ
ンダクタ3は、直流電源BTを定電流源として機能させ
るための素子であって、直流電源BTと、トランス2に
おける一次巻線2aの中間タップCTとの間に接続され
ている。トランジスタ6a,6bは、各コレクタが一次
巻線2aの各端部にそれぞれ接続されると共に各エミッ
タが共にグランドに接続され、かつ各ベースが帰還巻線
2cの各端部にそれぞれ接続されている。この場合、自
励式プッシュプル回路6の発振周波数は、主としてトラ
ンス2の一次巻線2aに並列接続されたコンデンサ4
と、トランス2の一次巻線2aのインダクタンスとで定
まり、数十kHzに設定されている。
【0005】べース電流供給回路7Aは、トランジスタ
6a,6bにべース電流IB11 を供給すると共に装置外
部から入力される調光用の制御パルスSCNに従って放電
管41の輝度を調整する機能を有し、npn型のトラン
ジスタ11、pnp型のトランジスタ12、充放電用の
コンデンサ13、一方向に対してのみ電流の導通を許容
するダイオード14、放電用の抵抗16および抵抗1
5,17,18aを備えて構成されている。この場合、
トランジスタ12は、エミッタが例えば抵抗値470Ω
の抵抗18aを介してインダクタ3の負荷側端部(トラ
ンス2における一次巻線2aのセンタータップCTに接
続されている側の端部)に接続され、コレクタがトラン
ジスタ6aのベースに接続されると共にトランス2の帰
還巻線2cを介してトランジスタ6bのベースに接続さ
れている。
【0006】この放電管点灯装置31では、制御パルス
SCNがハイレベルに制御された際に、トランジスタ11
が導通状態に移行する。この際に、トランジスタ12の
ベース電圧VB は、コンデンサ13による時定数に従
い、インダクタ3の負荷側端部における負荷側電圧VCT
の電圧値、トランジスタ12の電流増幅率、および抵抗
16,18aの各抵抗値でほぼ定まる電圧まで低下す
る。したがって、トランジスタ12は、徐々に導通状態
に移行してべース電流IB11 を自励式プッシュプル回路
6に供給する。この場合、自励式プッシュプル回路6に
供給されるべース電流IB11 は、ゼロアンペアから増加
して、負荷側電圧VCT、ベース電圧VB 、および抵抗1
8aの抵抗値でほぼ定まる値に達する。この結果、自励
式プッシュプル回路6が作動状態に移行して、発振を開
始する。
【0007】なお、トランジスタ12のべース電圧VB
が急峻に低下する場合、それに起因して、自励式プッシ
ュプル回路6が、不要な電気振動(リンギング)を発生
することもある。この場合、トランジスタ6a,6bの
コレクタ−エミッタ間の電圧VCEに定格耐圧を超えるリ
ンギング電圧が現れ、トランジスタ6a,6bが破壊さ
れることがある。また、自励式プッシュプル回路6が急
峻に起動した場合、トランス2のコアの機械的振動に高
調波が多く含まれるため、耳障りなバズ音が発生するこ
ともある。このような場合、べース電圧VB が緩やかに
低下するように、抵抗16およびコンデンサ13の各値
を大きくすることが行われている。ただし、抵抗16の
抵抗値については、その値が大きいときには、トランジ
スタ12における電流増幅率のバラツキがベース電圧V
B に影響するため、限度がある。
【0008】自励式プッシュプル回路6が一旦起動した
状態では、抵抗18aおよびトランジスタ12を介して
トランジスタ6a,6bに供給されるべース電流IB11
と、帰還巻線2cを介してトランジスタ6a,6bのベ
ースに正帰還される電流とにより自励式プッシュプル回
路6が自励発振を継続し、これにより、二次巻線2bに
高圧交流電圧が誘起する。したがって、放電管41は、
誘起した高圧交流電圧を入力して点灯する。この場合、
トランジスタ6a,6bのコレクタに発生する電圧VCE
は、図7に示すように、トランジスタ6a,6bのオン
期間中において飽和電圧まで低下し、かつオフ期間中に
おいて、正弦波を半波整流した脈流状の波形となる。
【0009】一方、制御パルスSCNがローレベルに低下
した際には、トランジスタ11は非導通状態に移行す
る。この際には、負荷側電圧VCTに基づいて、抵抗18
a、トランジスタ12のエミッタおよびベース、並びに
ダイオード14からなる電流経路を流れる電流によって
コンデンサ13が充電され、コンデンサ13の充電電圧
の上昇に応じてべース電流が減少する。このため、トラ
ンジスタ12は、べース電流IB11 を減少させつつ徐々
に非導通状態に移行する。これにより、自励式プッシュ
プル回路6の発振が停止される。この場合、トランジス
タ12のべース電圧VB が、図6に示すような立ち上が
り特性で上昇する。なお、トランジスタ12が非導通状
態に移行し、その結果自励式プッシュプル回路6が発振
を停止する瞬間においては、インダクタ3は、その定電
流効果により、負荷側端部に高い電圧のスパイクノイズ
を生じさせようとする。ただし、このスパイクノイズに
起因する電流が、抵抗18a、トランジスタ12のエミ
ッターベース、ダイオード14およびコンデンサ13か
らなる電流経路を流れるため、非導通状態に移行しつつ
あるトランジスタ12を導通状態に引き戻す。この効果
により、急激な非導通状態への移行、およびそれに起因
するスパイクノイズの発生が回避され、トランジスタ1
2は、緩やかに非導通状態に移行する。したがって、同
図の電圧VCEの電圧波形から分かるように、トランジス
タ6a,6bのコレクタ−エミッタ間にも定格耐圧を超
えるスパイクノイズが生じないため、トランジスタ6
a,6bの破損が回避される。また、自励式プッシュプ
ル回路6の発振が停止されると、放電管41は、高圧交
流電流の供給が遮断されて消灯する。この結果、放電管
41は、制御パルスSCNのパルス幅に従って輝度調整さ
れる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この放電管
点灯装置31には、以下の問題点がある。すなわち、こ
の放電管点灯装置31では、トランジスタ6a,6bに
ベース電流IB11 を供給するための抵抗18aが接続さ
れているインダクタ3の負荷側端部における負荷側電圧
VCTは、図7に示すように、トランジスタ6a,6bの
スイッチング動作が切り替わる時点において殆ど0Vま
で低下する。したがって、ベース電流IB11 は、図7に
示すように、トランジスタ6a,6bのスイッチング動
作が切り替わる時点において殆どゼロボルトとなる脈状
電流となる。このため、その切り替わり時点においてべ
ース電流の供給が不足する結果、同図の電圧VCEの電圧
波形が示すように、トランジスタ6a,6bのオン時の
コレクタ−エミッタ間飽和電圧が十分に低下しない。し
たがって、放電管点灯装置31には、トランジスタ6
a,6bのスイッチングロスが大きいという問題点があ
る。
【0011】また、先に述べたように、自励発振開始時
のリンギングまたはバズ音を避けるために、コンデンサ
13の容量値を大きくした場合、制御パルスSCNがロー
レベルになる際に、トランジスタ12のベース電圧VB
の上昇が遅れることになる。加えて、前述したスパイク
ノイズ回避作用により、トランジスタ12が一定時間継
続して導通状態を維持する。このため、図6に示すよう
に、自励式プッシュプル回路6の自励発振が短時間で停
止しない現象が顕著になる。したがって、制御パルスS
CNがローレベルに低下しているにも拘わらず放電管41
が迅速に消灯しないことになり、制御パルスSCNのパル
ス幅変調による放電管41の調光範囲を大きくすること
ができないという問題点がある。同時に、この間におい
てトランジスタ6a,6bがオン状態かオフ状態か明確
でない領域で作動しているため、電力損失が増大すると
いう問題点もある。このように、従来の放電管点灯装置
31では、自励発振中および自励発振停止時において、
トランジスタ6a,6bの電力損失が大きいため、その
際の発熱によって放電管点灯装置31および液晶表示装
置の信頼性を低下させている。
【0012】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、自励発振停止時のスパイクノイズの発生を
抑えつつ、自励式プッシュプル回路におけるスイッチン
グロスを低減して変換効率を向上し得る放電管点灯装置
を提供することを主目的とする。また、自励発振を短時
間で停止させて調光範囲を拡大し得る放電管点灯装置を
提供することを他の目的とする。また、これらの放電管
点灯装置を備えた液晶表示装置を提供することを他の目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載の放電管点灯装置は、自励式プッシュプル回
路と、当該自励式プッシュプル回路にベース電流を供給
するベース電流供給回路とを備え、前記自励式プッシュ
プル回路は、中間タップを有する一次巻線、二次巻線、
および帰還巻線を有するトランスと、前記一次巻線の中
間タップおよび直流電源ラインの間に接続されるインダ
クタと、前記一次巻線の両端にそれぞれ接続されて前記
帰還巻線に誘起する交流電圧に同期して交互にスイッチ
ング動作を行う一対のトランジスタとを含み、当該一対
のトランジスタによる前記スイッチング動作によって前
記トランスの前記二次巻線に誘起した交流電圧を放電管
に出力可能に構成され、前記ベース電流供給回路は、前
記インダクタにおける前記中間タップ側端部に一端が接
続された第1の電流供給素子と、当該第1の電流供給素
子の他端に一端が接続されたスイッチとを備え、当該ス
イッチの導通時に前記第1の電流供給素子を介して前記
ベース電流を前記一対のトランジスタに供給し、かつ当
該スイッチが非導通状態に移行する際に、前記第1の電
流供給素子を流れる電流の少なくとも一部を前記ベース
電流として供給可能に構成された放電管点灯装置であっ
て、前記ベース電流供給回路は、一端が前記直流電源ラ
インに接続されると共に他端が前記第1の電流供給素子
の前記他端に接続された第2の電流供給素子を備えてい
ることを特徴とする。
【0014】請求項2記載の放電管点灯装置は、請求項
1の放電管点灯装置において、スイッチは、前記第1の
電流供給素子の前記他端にエミッタが接続されると共に
導通時にコレクタ電流を前記ベース電流として前記一対
のトランジスタに供給するpnp型トランジスタで構成
され、前記ベース電流供給回路は、前記自励式プッシュ
プル回路の作動を指示する作動信号が入力されたときに
作動して前記pnp型トランジスタのベース電流を入力
することにより当該pnp型トランジスタを導通させる
スイッチ回路と、当該スイッチ回路が作動したときには
当該スイッチ回路によって放電させられると共に当該ス
イッチ回路が非作動状態になったときには前記pnp型
トランジスタの前記ベース電流によって充電されるコン
デンサとを備え、前記pnp型トランジスタは、前記作
動信号が入力されて導通状態に移行する際に、前記コン
デンサの充電電圧の低下に応じて徐々に導通状態に移行
し、かつ、前記作動信号の入力が停止されて非導通状態
に移行する際に、前記第1の電流供給素子を流れる電流
の少なくとも一部を前記一対のトランジスタの前記ベー
ス電流として供給可能に構成されていることを特徴とす
る。
【0015】請求項3記載の放電管点灯装置は、請求項
1または2記載の放電管点灯装置において、前記第1の
電流供給素子は、抵抗とコンデンサとの直列接続回路、
抵抗とダイオードとの直列接続回路、抵抗、またはコン
デンサによって構成されていることを特徴とする。
【0016】請求項4記載の放電管点灯装置は、請求項
1または2記載の放電管点灯装置において、前記第2の
電流供給素子は抵抗によって構成されていることを特徴
とする。
【0017】請求項5記載の液晶表示装置は、請求項1
から4のいずれかに記載の放電管点灯装置と、当該放電
管点灯装置における前記トランスの前記二次巻線に誘起
した交流電圧によって駆動される放電管と、当該放電管
を光源とする液晶表示パネルとを備えて構成されている
ことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る放電管点灯装置および液晶表示装置の好適な実
施の形態について説明する。なお、従来の放電管点灯装
置31と同一の機能を有する構成要素については同一の
符号を付し、重複する説明を省略する。
【0019】最初に、液晶表示装置S1の構成につい
て、図1,2を参照して説明する。
【0020】図2に示すように、液晶表示装置S1は、
放電管点灯装置1および放電管41で構成されるバック
ライトユニットU1と、このバックライトユニットU1
を光源とする液晶表示パネル42と、放電管点灯装置1
および液晶表示パネル42の動作制御を行う制御回路4
3とを備えて構成される。この場合、制御回路43は、
本発明における作動信号に相当する調光用の制御パルス
SCNを生成して放電管点灯装置1に出力すると共に、外
部から入力された表示データを液晶表示パネル42に出
力して表示させる。
【0021】一方、放電管点灯装置1は、図1に示すよ
うに、放電管41に接続され、ハイレベルの制御パルス
SCNを制御回路43から入力したときに直流電源BTに
よって供給される直流電圧をスイッチングして高圧交流
電圧に変換し、変換した高圧交流電圧を放電管41に供
給して点灯させる。この放電管点灯装置1は、トランス
2、インダクタ3、コンデンサ4,5、および一対のn
pn型のトランジスタ(スイッチング素子)6a,6b
を含んで構成される自励式プッシュプル回路6と、直流
電源BTと、ベース電流供給回路7とを備えて構成され
ている。この場合、ベース電流供給回路7を除き、他の
構成要素は放電管点灯装置31の対応する構成要素と同
一に構成されている。
【0022】ベース電流供給回路7は、トランジスタ6
a,6bにべース電流IB を供給すると共に入力された
制御パルスSCNに従って放電管41の輝度を調整する機
能を有し、本発明におけるスイッチ回路を構成するトラ
ンジスタ11、本発明におけるpnp型トランジスタを
構成するトランジスタ12、本発明におけるpnpトラ
ンジスタのベース電流で充電されると共にトランジスタ
11によって放電させられるコンデンサを構成するコン
デンサ13、コンデンサ13を充電する充電電流を通過
させる一方向性素子としてのダイオード14、抵抗15
〜19を備えて構成されている。この場合、抵抗15,
16は、トランジスタ11と共に本発明におけるスイッ
チ回路を構成する。また、抵抗18は、本発明における
第1の電流供給素子に相当し、一端がインダクタ3の負
荷側端部に接続され、他端がトランジスタ12のエミッ
タに接続されている。また、抵抗19は、本発明におけ
る第2の電流供給素子に相当し、一端が直流電源BT
(直流電源ライン)に接続され、他端がトランジスタ1
2のエミッタに接続されている。なお、本実施例におい
ては、例えば、抵抗19の抵抗値が抵抗18の抵抗値よ
りも小さく、かつ両抵抗18,19の並列合成抵抗値が
放電管点灯装置31における抵抗18aの抵抗値とほぼ
等しく設定されている。具体的には、例えば、抵抗18
aの抵抗値が470Ωの場合、抵抗18が2kΩ、抵抗
19が560Ω程度に設定されている。また、トランジ
スタ11および抵抗16が本発明における放電回路を構
成する。
【0023】次に、放電管点灯装置1の動作について、
図3,4を参照して説明する。
【0024】この放電管点灯装置1では、図3に示す制
御パルスSCNがローレベルからハイレベルに変化した際
に、トランジスタ11が導通状態に移行する。この際
に、トランジスタ12のベース電圧VB は、コンデンサ
13の容量値および抵抗16,18,19の各抵抗値に
基づく時定数と、トランジスタ12の電流増幅率とに従
い、図3に示すように、徐々に低下する。したがって、
トランジスタ12がコンデンサ13の充電電圧の低下に
応じて徐々に導通状態に移行するため、トランジスタ1
2のエミッタ電流は、コンデンサ13の充電電圧の低下
に応じて徐々に増加する。同時に、トランジスタ12の
コレクタ電流がベース電流IB として供給され始めて、
自励式プッシュプル回路6が自励発振を開始する。この
場合、ベース電流IB は、直流電源BTから抵抗19を
介して供給される直流の電流I1 と、負荷側電圧VCTに
基づいて抵抗18を介して供給される脈状の電流I2 と
の合成電流であって、その電流値は、電圧VA 、負荷側
電圧VCTおよびベース電圧VB の各電圧値と、抵抗1
8,19の各抵抗値とでほぼ決定される。
【0025】自励式プッシュプル回路6が一旦起動した
状態では、トランジスタ6a,6bが、トランジスタ1
2を介して供給されるべース電流IB と、帰還巻線2c
を介してベースに正帰還される電流とを作動用電流とし
て自励発振を継続し、これにより、二次巻線2bに高圧
交流電圧が誘起する。したがって、放電管41は、誘起
した高圧交流電圧を入力して点灯する。この場合、抵抗
18を介して供給される電流I2 は脈状電流であるが、
電流I1 は、抵抗19を介して直流電源BTから直接的
に供給されるため、ほぼ一定の直流電流となる。したが
って、ベース電流IB は、直流の電流I1 と、脈状の電
流I2 との合成電流のため、図4に示すように、トラン
ジスタ6a,6bのスイッチング動作の切り替わり時点
においても十分なべース電流IB が供給される。この結
果、同図に示すように、トランジスタ6aのオン期間T
ONA におけるコレクタ−エミッタ間の電圧VCE、および
トランジスタ6bのオン期間TONB におけるコレクタ−
エミッタ間の電圧VCEが、共に十分低い飽和電圧まで低
下する。このため、両トランジスタ6a,6bのスイッ
チングロスが減少する結果、トランジスタ6a,6bの
発熱量を抑制することができる。
【0026】この後、図3に示すように、制御パルスS
CNがローレベルになった際には、トランジスタ11が非
導通状態に移行する。この際に、コンデンサ13は、ト
ランジスタ12のベース電流によって徐々に充電され
る。具体的には、コンデンサ13の充電電圧は、コンデ
ンサ13の容量値および抵抗18,19の各抵抗値に基
づく時定数と、トランジスタ12の電流増幅率とに従い
徐々に上昇する。このため、トランジスタ12は、コン
デンサ13の充電電圧の上昇に応じて、電流IB1を減少
させつつ徐々に非導通状態に移行する。この際に、イン
ダクタ3の負荷側端部にスパイクノイズが発生しようと
するが、そのスパイクノイズの電圧上昇に起因する電流
が、抵抗18、トランジスタ12のエミッタ−ベース、
およびダイオード14を介してコンデンサ13に供給さ
れる。したがって、トランジスタ12が導通状態を継続
し、抵抗18を流れる電流の一部(一部はコンデンサ1
3に流れる)がベース電流IB としてトランジスタ6
a,6bに供給されるため、放電管点灯装置31と同様
にしてスパイクノイズの発生が回避される。一方、放電
管点灯装置31では、自励式プッシュプル回路6の自励
発振を停止させる際にコンデンサC13を充電してベー
ス電圧VB を上昇させる電流は、負荷側電圧VCTに基づ
いて、インダクタ3の負荷側端部から抵抗18aを介し
て流れる脈状の電流のみであった。このため、負荷側電
圧VCTがコンデンサ13の充電電圧よりも低い電圧のと
きには、コンデンサ13を充電させることができない結
果、コンデンサ13が充電されて自励式プッシュプル回
路6の自励発振を停止させるまでに長時間を要してい
た。
【0027】これに対して、この放電管点灯装置1で
は、トランジスタ12のエミッタが抵抗19を介して直
流電源BTに直接接続されているため、抵抗19、トラ
ンジスタ12のエミッタ−ベース、およびダイオード1
4を介してコンデンサ13に直流電流が連続的かつ迅速
に供給される。しかも、スパイクノイズが発生しない範
囲で抵抗18の抵抗値を大きくして、抵抗19の抵抗値
を小さくすることができるため、トランジスタ12は、
スパイクノイズを発生させることなく自励式プッシュプ
ル回路6に対するベース電流IB の供給を迅速に停止す
る。したがって、トランジスタ6a,6bが迅速にオフ
状態に移行する結果、放電管41も迅速に消灯する。こ
のため、図3に示すように、両トランジスタ6a,6b
のコレクタ−エミッタ間の電圧VCEが、放電管点灯装置
31における電圧VCEと比較して、短時間で発振状態か
ら直流電圧VA に到達する。したがって、発振残留時
間、すなわちオン状態かオフ状態かが明確でない領域で
のトランジスタ6a,6bの作動時間を十分に短縮でき
るため、トランジスタ6a,6bによる電力損失が低減
される。同時に、放電管41が迅速に消灯する結果、制
御パルスSCNのパルス幅変調による放電管41の調光範
囲が、放電管点灯装置31の調光範囲よりも拡大する。
これらの効果は、自励発振開始時のリンギングまたはバ
ズ音を避けるためにコンデンサ13の容量値を大きくし
てあるときに、特に顕著となる。
【0028】このように、この放電管点灯装置1によれ
ば、直流電源BTから抵抗19を介して供給される直流
の電流I1 と、インダクタ3および抵抗18を介して直
流電源BTから供給される脈状の電流I2 との合成電流
をベース電流IB として一対のトランジスタ6a,6b
に供給することにより、各トランジスタ6a,6bのス
イッチング動作の切り替わり時点におけるベース電流I
B の供給不足を解消できる。したがって、トランジスタ
6a,6bのオン期間におけるコレクタ−エミッタ間の
電圧VCEを十分低い飽和電圧まで低下させることができ
る結果、スイッチングロスを低減することができる。ま
た、自励式プッシュプル回路6の自励発振の立ち上がり
を緩やかにすべくコンデンサ13の容量値を大きくした
場合であっても、制御パルスSCNがローレベルに制御さ
れた際には、抵抗19を介して直流電源BTからコンデ
ンサ13に直流電流が迅速に供給される。したがって、
トランジスタ12が迅速に非導通状態に移行して自励式
プッシュプル回路6の自励発振を迅速に停止させるた
め、自励式プッシュプル回路6の発振残留時間を短くで
きる結果、その間でのトランジスタ6a,6bの電力損
失を十分に低減することができる。したがって、トラン
ジスタ6a,6bの発振動作中および発振停止時の発熱
量を共に低減することができるため、放電管点灯装置1
全体としての変換効率を格段に向上させることができ
る。
【0029】また、自励式プッシュプル回路6の自励発
振の立ち上がりを緩やかにすべくコンデンサ13の容量
値を大きくした構成を採用した場合であっても、放電管
41を短時間で消灯させることができる結果、放電管4
1の調光範囲を十分に拡大することができる。
【0030】なお、本発明は、上記した発明の実施の形
態に限定されず、適宜変更が可能である。例えば、本実
施例では、パルス幅変調による調光方式の放電管点灯装
置1を例に挙げて説明したが、調光制御を行うことなく
点灯および消灯のみを制御する方式の放電管点灯装置に
も適用することができる。この構成であっても、自励式
プッシュプル回路6のスイッチングロスを低減すること
ができ、かつ、スパイクノイズを発生させることなく放
電管41を消灯させることができるため、信頼性の高い
放電管点灯装置を実現することができる。
【0031】また、放電管点灯装置1において、コンデ
ンサ13の主要な機能は、発振停止の際に、インダクタ
3の負荷側端部に現れようとするスパイクノイズの電圧
に応じてトランジスタ12の導通状態を継続させること
により、第1の電流供給素子(抵抗18)に流れる電流
の少なくとも一部を自励式プッシュプル回路のベース電
流として供給することである。したがって、この機能を
実現するには、必ずしもトランジスタ12のベースにコ
ンデンサ13を接続する必要はなく、エミッタおよびコ
レクタ間に、コンデンサ、またはコンデンサと抵抗との
直列接続回路を接続する構成を採用することもできる。
この構成の場合であっても、トランジスタ12が非導通
状態に移行する際に、インダクタ3の負荷側端部に現れ
ようとするスパイクノイズの電圧に応じて第1の電流供
給素子に流れる電流の少なくとも一部を、このコレクタ
およびエミッタ間に接続されたコンデンサなどを介し
て、自励式プッシュプル回路6のベース電流IB として
供給することができる結果、スパイクノイズの発生を回
避することができる。
【0032】また、スイッチ回路は、放電管点灯装置1
の構成(トランジスタ11、抵抗15,16)に限らな
い。例えば、npn型トランジスタ(トランジスタ1
1)のエミッタとグランド間に放電電流を決めるエミッ
タ抵抗(抵抗16)を接続し、かつそのnpn型トラン
ジスタのコレクタにコンデンサ13の正極端子を直接接
続する構成を採用することもできる。この構成でも、制
御パルスSCNがハイレベルのときに、エミッタ電圧とエ
ミッタ抵抗とで決まる電流をコンデンサ13から放電さ
せることができるため、放電管点灯装置1と同様の効果
を得ることができる。
【0033】さらに、本発明における第1の電流供給素
子は、スパイクノイズに基づく電流を自励式プッシュプ
ル回路6に供給できる限り、抵抗18に代えて、コンデ
ンサで構成することもできるし、抵抗とコンデンサとの
直列接続回路で構成することもできる。また、抵抗18
に代えて、抵抗とダイオードの直列接続回路で構成して
もよい。この場合、ダイオードの極性はカソードをトラ
ンジスタ12のエミッタに接続する。この構成を採用し
た場合、自励発振を停止させるためにコンデンサ13を
充電する際に、電圧波形VCTが電圧VA よりも低い期間
において抵抗19および抵抗18を介して電流I1 の一
部がトランス2のセンタータップCT側に流れ込むのを
回避することができるため、発振残留時間をさらに短く
することができる。
【0034】また、本発明における第2の電流供給素子
は、直流電流を供給できる限り、抵抗(抵抗19)に限
定されない。例えばpnpトランジスタのエミッタを抵
抗を介して直流電源BTに接続すると共にコレクタをト
ランジスタ12のエミッタに接続し、かつベースに一定
電圧を印加することで、トランジスタ12に直流定電流
を供給することができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の放電管点
灯装置によれば、第2の電流供給素子を備えたベース電
流供給回路が第2の電流供給素子を介して直流電源ライ
ンから供給される電流と第1の電流供給素子を介して供
給される電流とをベース電流として自励式プッシュプル
回路に供給することにより、自励式プッシュプル回路の
自励発振の停止時においてスパイクノイズを発生させる
ことなく、一対のスイッチング素子のスイッチング動作
の切り替わり時点におけるベース電流の供給不足を解消
できる。したがって、一対のトランジスタのスイッチン
グロスを減少させることができる結果、各スイッチング
素子の発熱量を抑制することができ、これにより、放電
管点灯装置全体としての変換効率を向上させることがで
きる。また、一対のトランジスタの発熱量を低減できる
ため、その分トランジスタの小型化、ひいては、放電管
点灯装置を小型化することができる。
【0036】また、請求項2記載の放電管点灯装置によ
れば、pnp型トランジスタのベース電流で充電される
コンデンサの容量値を大きくすることで自励式プッシュ
プル回路の発振を緩やかに開始させることができると共
に、容量が大きなコンデンサを使用したときであって
も、自励式プッシュプル回路の自励発振を停止させる際
の発振残留時間を十分に短くすることができる。したが
って、放電管の輝度をパルス幅変調によって調光する場
合、一対のトランジスタの電力損失および発熱量を十分
に減少させることができると共に調光範囲を拡げること
ができる。
【0037】また、請求項3記載の放電管点灯装置によ
れば、抵抗とコンデンサとの直列接続回路、抵抗とダイ
オードとの直列接続回路、抵抗、またはコンデンサによ
って第1の電流供給素子を構成したことにより、第1の
電流供給素子を安価に構成することができる。
【0038】さらに、請求項4記載の放電管点灯装置に
よれば、抵抗で第2の電流供給素子を構成したことによ
り、第2の電流供給素子を安価に構成することができ
る。
【0039】また、請求項5記載の液晶表示装置によれ
ば、上記した放電管点灯装置を備えたことにより、液晶
表示装置全体としての変換効率の向上および小型化を図
ることができる。また、動作時の装置内温度の上昇を抑
制することができるため、装置全体としての信頼性を向
上させることができる。同時に、パルス幅変調によって
放電灯を調光する液晶表示装置では、その調光範囲を拡
大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る放電管点灯装置1お
よび放電管41の構成を示す回路図である。
【図2】液晶表示装置S1の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】放電管点灯装置1における制御パルスSCN、ト
ランジスタ12のべース電圧VB 、およびトランジスタ
6aのコレクタ−エミッタ間の電圧VCEの電圧波形図で
ある。
【図4】発振中のトランジスタ6a,6bのコレクタ−
エミッタ間における電圧VCEの各電圧波形図、インダク
タ3の負荷側端部における負荷側電圧VCTの電圧波形
図、および自励式プッシュプル回路6に供給されるべー
ス電流IB の電流波形図である。
【図5】放電管点灯装置31の構成を示す回路図であ
る。
【図6】放電管点灯装置31における制御パルスSCN、
トランジスタ12のべース電圧VB 、およびトランジス
タ6aのコレクタ−エミッタ間の電圧VCEの電圧波形図
である。
【図7】放電管点灯装置31における各部の電圧波形図
等であって、発振中のトランジスタ6a,6bのコレク
タ−エミッタ間における電圧VCEの電圧波形図、インダ
クタ3の負荷側端部における負荷側電圧VCTの電圧波形
図、および自励式プッシュプル回路6に供給されるべー
ス電流IB11 の電流波形図である。
【符号の説明】
1 放電管点灯装置 2 トランス 2a 一次巻線 2b 二次巻線 2c 帰還巻線 3 インダクタ 6 自励式プッシュプル回路 6a,6b,11,12 トランジスタ 7 べース電流供給回路 13 コンデンサ 15〜19 抵抗 41 放電管 42 液晶表示パネル BT 直流電源 CT 中間タップ IB べース電流 I1 ,I2 電流 S1 液晶表示装置 U1 バックライトユニット SCN 制御パルス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H091 FA42Z GA12 LA11 LA30 3K072 AA19 BA03 BC03 CA16 CB04 CB10 GA01 GB14 GC03 GC06 GC07 HB03 3K098 CC41 CC51 CC56 CC57 CC62 DD01 DD21 DD35 DD46 EE31

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自励式プッシュプル回路と、当該自励式
    プッシュプル回路にベース電流を供給するベース電流供
    給回路とを備え、 前記自励式プッシュプル回路は、中間タップを有する一
    次巻線、二次巻線、および帰還巻線を有するトランス
    と、前記一次巻線の中間タップおよび直流電源ラインの
    間に接続されるインダクタと、前記一次巻線の両端にそ
    れぞれ接続されて前記帰還巻線に誘起する交流電圧に同
    期して交互にスイッチング動作を行う一対のトランジス
    タとを含み、当該一対のトランジスタによる前記スイッ
    チング動作によって前記トランスの前記二次巻線に誘起
    した交流電圧を放電管に出力可能に構成され、 前記ベース電流供給回路は、前記インダクタにおける前
    記中間タップ側端部に一端が接続された第1の電流供給
    素子と、当該第1の電流供給素子の他端に一端が接続さ
    れたスイッチとを備え、当該スイッチの導通時に前記第
    1の電流供給素子を介して前記ベース電流を前記一対の
    トランジスタに供給し、かつ当該スイッチが非導通状態
    に移行する際に、前記第1の電流供給素子を流れる電流
    の少なくとも一部を前記ベース電流として供給可能に構
    成された放電管点灯装置であって、 前記ベース電流供給回路は、一端が前記直流電源ライン
    に接続されると共に他端が前記第1の電流供給素子の前
    記他端に接続された第2の電流供給素子を備えているこ
    とを特徴とする放電管点灯装置。
  2. 【請求項2】 前記スイッチは、前記第1の電流供給素
    子の前記他端にエミッタが接続されると共に導通時にコ
    レクタ電流を前記ベース電流として前記一対のトランジ
    スタに供給するpnp型トランジスタで構成され、 前記ベース電流供給回路は、前記自励式プッシュプル回
    路の作動を指示する作動信号が入力されたときに作動し
    て前記pnp型トランジスタのベース電流を入力するこ
    とにより当該pnp型トランジスタを導通させるスイッ
    チ回路と、当該スイッチ回路が作動したときには当該ス
    イッチ回路によって放電させられると共に当該スイッチ
    回路が非作動状態になったときには前記pnp型トラン
    ジスタの前記ベース電流によって充電されるコンデンサ
    とを備え、 前記pnp型トランジスタは、前記作動信号が入力され
    て導通状態に移行する際に、前記コンデンサの充電電圧
    の低下に応じて徐々に導通状態に移行し、かつ、前記作
    動信号の入力が停止されて非導通状態に移行する際に、
    前記第1の電流供給素子を流れる電流の少なくとも一部
    を前記一対のトランジスタの前記ベース電流として供給
    可能に構成されていることを特徴とする請求項1の放電
    管点灯装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の電流供給素子は、抵抗とコン
    デンサとの直列接続回路、抵抗とダイオードとの直列接
    続回路、抵抗、またはコンデンサによって構成されてい
    ることを特徴とする請求項1または2記載の放電管点灯
    装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の電流供給素子は抵抗によって
    構成されていることを特徴とする請求項1または2記載
    の放電管点灯装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の放電
    管点灯装置と、当該放電管点灯装置における前記トラン
    スの前記二次巻線に誘起した交流電圧によって駆動され
    る放電管と、当該放電管を光源とする液晶表示パネルと
    を備えて構成されていることを特徴とする液晶表示装
    置。
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