JP2002310995A - 探傷試験装置、探傷試験方法及び探傷試験用シート部材 - Google Patents

探傷試験装置、探傷試験方法及び探傷試験用シート部材

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JP2002310995A
JP2002310995A JP2001111840A JP2001111840A JP2002310995A JP 2002310995 A JP2002310995 A JP 2002310995A JP 2001111840 A JP2001111840 A JP 2001111840A JP 2001111840 A JP2001111840 A JP 2001111840A JP 2002310995 A JP2002310995 A JP 2002310995A
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JP2001111840A
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Yuji Nagashima
裕二 永島
Sachihiro Yamamoto
祥博 山本
Yoshihiro Narita
良博 成田
Koji Arakawa
孝二 荒川
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nippon Telegraph and Telephone East Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nippon Telegraph and Telephone East Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 探傷試験における探査可能深度を深くすると
ともに、被検査体表面の凹凸による影響を軽減して、作
業効率を向上させる。 【解決手段】 本発明は、コンクリートによって被覆さ
れた鉄筋8の不連続部分を検出する探傷試験において、
表面が滑らかな測定シート11でコンクリートポール7
の表面を覆い、鉄筋8に到達可能に磁界を励磁させるI
型センサ1を測定シート表面に当接させて、磁界の変化
を検出しつつ、I型センサ1を測定シート11表面に沿
って移動させるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば鉄筋コンク
リート中に配筋された鉄筋の破断など、非金属によって
被覆された金属の不連続部分を検出するための探傷試験
装置、探傷試験方法及びこれに用いられる探傷試験用シ
ート部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図7に示すように、地震、事
故などによりビル、橋梁などのコンクリート構造物10
0にあっては、ヒビ16が発生する場合があり、この場
合には、補修を行う必要がある。
【0003】この補修は、内部の鉄筋の状態によりその
工法が異なり、例えば、図7に示すように、縦鉄筋20
に破断10が存在するときには、コンクリート構造物1
00の強度が低下するので、鉄筋破断10を検知するこ
とは非常に重要である。
【0004】また、コンクリート構造物であるコンクリ
ートポールでも同様である。図8に示すように、電話ケ
ーブル、電力ケーブルを各家庭に敷設するために、道路
際にコンクリートポール(以下CPと呼称する)7を建
設し、CP7に、これらケーブル17を敷設している。
【0005】これらCP7には敷設されているケーブル
17による引っ張り力19が常時作用している。この引
張力19については、両側からの引っ張り力19が同一
になるようにして、両側からの引っ張り力19が互いに
うち消しあう平衡状態を維持するように設計している。
【0006】ところが、図9に示すように、例えば交差
点等においては、ケーブル17の敷設方向が直角に曲が
る場合がある。この場合、屈曲部に位置するCP7には
直交する2方向へ引っ張り力19が作用することから、
CP7にはその合力19’が作用し、ヒビ16が生じ
る。
【0007】このような合力19’は不平衡力と称さ
れ、一般的にはこの不平衡力を打ち消すため、図10に
示すような、不平衡力の方向と逆方向に支線18等を構
築する。
【0008】しかし、民家がある場合など、支線18を
構築できない場合があり、この場合には、CP7は常に
不平衡力がかかっている状態となる。一方、コンクリー
トは空気中の炭酸ガス、塩分などにより、アルカリ性か
ら中性へと変化し、コンクリートが中性になると、コン
クリート内の鉄筋が腐食しやすくなる。一般的には鉄筋
の腐食が進行すると鉄筋径が小さくなり、鉄筋破断に至
る。
【0009】しかし、CP7に不平衡荷重がかかってい
ると、鉄筋の減肉が進行する前に、応力腐食割れと称さ
れる破断が発生する。この応力腐食割れは遅れ破壊の一
種である。図11にCP7内での鉄筋破断の模様を示
す。CP7にはCP7の長手方向に平行に複数の主鉄筋
8が配置されており、主鉄筋8をとりまくように、螺旋
鉄筋9が配置されている。この応力腐食割れにより主鉄
筋8が破断することによってCP7が折損する事故が発
生している。そこで、CP7に含まれている主鉄筋8の
破断10を非破壊で探査する技術が望まれている。
【0010】このような鉄筋の腐食を探査する方法とし
ては、自然電位法がある。しかし、自然電位法では一個
所だけコンクリートをはつり、鉄筋を露出させる必要が
ある。そのため、作業性がわるく、また、測定終了後、
削ったコンクリートを補修するが、その位置から空気中
の塩分などが進入しやすくなるため実際的な測定方法で
はない。そこで以下の方法が提案されている。
【0011】(1)CP7内の鉄筋量を測定するため
に、円形の金属コイルでCP7をはさみ、インピーダン
スを測定する。CP7の鉄筋量が減少している場合、イ
ンピーダンスが変化する。この変化量で、CP7の鉄筋
量を測定する。このような測定方法としては、特開平9
−21786に開示されたものがある。
【0012】(2)物体の傷を検知する手法として、渦
流探傷法が研究されている。渦流探傷法で用いられるE
型センサの説明を図12及び図13に示す。
【0013】図12及び図13(b)に示すように、E
型センサ2は、中心に出力コイル31と、出力コイル3
1の左右に位置している入力コイル41と入力コイル5
1とからなる。出力コイル31に電流を流すことによっ
て、出力コイル31から入力コイル41,51に向けて
磁束61が発生する。この磁束61の密度は、図13
(a)に示すように、鉄筋のかぶり深さに応じて低くな
る。
【0014】そして、この磁束61が被検査体に到達す
ることにより、被検査対体に渦電流が発生し、この渦電
流によって被検査体表面に磁界が発生し、入力コイル4
1と51とにより、この発生した磁界を検出する。被検
査体表面に傷がある場合には発生する渦電流の流れに変
化が生じ、この渦電流の変化によって、発生する磁界が
変化、この変化量を測定することにより、被検査体の傷
を探知することができる。上記原理を利用したコンクリ
ートポール内鉄筋破断検知技術の一つとして、特願20
00−169209等がある。
【0015】図14は、上述したE型センサを用いて、
CP7内の鉄筋破断10を検知している説明図である。
図14(a)に示すように、CP7の長手方向と平行に
主鉄筋8と、主鉄筋を螺旋状にとり巻いている螺旋鉄筋
9からなる。主鉄筋8には、破断箇所10がある。
【0016】図14(b),(c)に、それぞれ鉄筋か
ぶりXcmと2Xcmの場合で観測された波形を示す。
鉄筋かぶり深さが大きいほど得られる波形の振幅値は小
さくなり、雑音成分との識別が困難となってくる。この
雑音成分としては、螺旋鉄筋9の位置で得られる波形成
分である。
【0017】図14(b)には鉄筋かぶりがXcmの時
に得られる波形を示している。鉄筋破断10からの波形
101が観測されている。また、同時に、螺旋鉄筋から
の波形901が観測されている。鉄筋かぶりがXcmの
場合では鉄筋破断からの波形101の振幅値は螺旋鉄筋
からの波形901よりも大きいため、両者の識別は可能
である。
【0018】一方、図14(c)は鉄筋かぶりが2Xc
mの場合に得られる波形である。この場合、鉄筋破断か
らの波形111と螺旋鉄筋からの波形911との識別が
困難であり、SN比は1以下となってしまう。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述した(1)の手法
では、健全なCP7のインピーダンスを基準値として、
現在測定しているCP7で得られるインピーダンスと比
較する。しかし、CP7の製造メーカーは複数あり、そ
れぞれ構造が異なる。また、同一メーカー品でも、製造
年度、ロッドなどにより構造が異なる。従って、基準イ
ンピーダンスを、上記した全てのCP7で事前に調査す
る必要がある。
【0020】ところが、実際に測定する場合、測定対象
のCP7のメーカー、製造年度などが測定現場でわから
ない場合が多い。また、円形コイルを使用するが、CP
7には足場ボルト、宣伝板(金属板)等があり、迅速な
測定は困難であった。また、基本的に本方法は鉄量を測
定することを目的としている。しかし、応力腐食割れ等
の現象により鉄筋が破断する場合には鉄筋量の減少は無
く、当方法では鉄筋破断の探査は事実上不可能である。
さらに図8に示したようなコンクリート構造物の鉄筋破
断の検知への応用ができない。
【0021】また、上記した(2)の手法(特願200
0−169209)では以下に示す〜のような問題
点がある。
【0022】探査可能深度 図13(a)に示すように、従来技術であるE型センサ
2では、鉄筋かぶり深さが増加するにつれて、磁束密度
Bが急激に減少することがわかる。このため、鉄筋かぶ
り2Xcmの場合には、鉄筋まで十分な磁束が到達して
いないため、鉄筋破断を検知することが困難である。
【0023】また、上述したように、従来技術であるE
型センサ2では、鉄筋かぶり2Xcmの場合、SN比が
1以下となることから、鉄筋破断10を検知することが
できなくなるという問題点があった。
【0024】CP7表面の凹凸により発生する波形 図14(a)に示すように、E型センサ2をCP7表面
に当接させて移動させた際、CP7表面の凹凸72や、
CP7周面に取り付けられているステンレスバンド15
によって、E型センサ2の円滑な移動が阻害される。こ
の場合、CP7表面の凹凸72当にセンサが引っかかっ
たりすると、センサ2が不規則な動きをし、その結果、
ノイズが発生する。
【0025】図14(b)に示すように、鉄筋破断10
からの波形101も観測されるが、CP7表面の凹凸か
らの波形721やステンレスバンドからの波形151が
観測される。その結果、SN比が低減し、また、鉄筋破
断10が存在する位置のCP7表面に凹凸72が偶然存
在した場合には、鉄筋破断10からの波形101の波形
にCP7表面の凹凸72からの波形が重畳するため、鉄
筋破断10を検知できないという問題点があった。
【0026】また、図15に示されているように従来技
術では、センサ2をCP7表面に沿って移動させるとき
に、CP7表面の凹凸72やステンレスバンド15にセ
ンサ2が当たり、CP7表面の凹凸72からの波形72
1等が発生し、SN比の低下を招いている。
【0027】作業効率 従来技術では、まず鉄筋位置を探査した後に、探査した
鉄筋の真上位置を鉄筋探知用センサ移動させることで測
定する。その測定のフローチャートを図16に示す。
【0028】同図に示すように、先ず、S201におい
て、鉄筋探知用センサをCP7の円周方向に移動させ、
鉄筋の位置を探知する。次いで、S202において、鉄
筋探知用センサを鉄筋破断検知用センサであるE型セン
サ2に交換する。そして、E型センサ2を鉄筋の真上で
鉄筋と平行となるように移動させることにより、鉄筋の
破断10を検知する。全ての鉄筋位置で測定を行った後
(S203)、測定作業を終了する。
【0029】しかしながら、鉄筋の本数はCP7のメー
カーにより異なり、また、同一メーカーのCP7でも設
計荷重により鉄筋の本数は異なる。鉄筋の数が20から
30本もある場合には、鉄筋の位置を検知するのに多大
な時間を必要とする。このため、上記S201における
鉄筋位置探知に全体の測定時間の約8割が占められる。
この結果、全体の測定時間が遅延し、作業効率が悪いと
いう問題点があった。
【0030】そこで、本発明はかかる問題点に鑑みてな
されたものであり、探傷試験における探査可能深度を深
くするとともに、被検査体表面の凹凸による影響を軽減
して、作業効率を向上することのできる探傷試験装置、
探傷試験方法及び探傷試験用シートを提供することを目
的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、非金属部によって被覆された伝導体の不連
続部分を検出する探傷試験に際し、表面が滑らかなシー
ト状部材で非金属部表面を覆い、伝導体に到達可能に磁
界を励磁させる磁界発生手段をシート状部材の表面に当
接させて、磁界発生手段から磁界を励磁させ、磁界の変
化を検出する検出手段によって磁束の変化を検出しつ
つ、これら磁界発生手段及び検出手段をシート部材表面
に沿って移動させるものである。
【0032】本発明によれば、探傷試験に際し、非金属
部の表面をシート状部材で覆い、その表面において走査
を行うため、磁界発生手段及び検出手段の移動を円滑に
行うことができ作業性の向上を図ることができるととも
に、非金属部表面の凹凸によるノイズの発生を低減する
ことができ、探傷試験の精度を高めることができる。
【0033】上記発明においては、前記磁界発生手段
は、電磁誘導によって前記伝導体に渦電流を生じさせる
コイル体であり、前記検出手段は、渦電流の状態の変化
による磁界の変化を測定するものであることが好まし
い。
【0034】これによれば、伝導体に渦電流を生じさ
せ、これによる電磁誘導による磁界の変化を利用して探
傷試験を行うため、試験深度を大きくすることができ、
試験の精度を向上させることができる。すなわち、伝導
体に生じる渦電流は、伝導体の断面積や特性、状態等に
より変化することから、この渦電流の変化に基づく磁束
の変化を測定することによって伝導体の傷や腐食等の不
連続部分を検出することができる。
【0035】上記発明においては、前記コイル体は、磁
性酸化物で形成された棒状の磁芯部に巻き付けられて構
成され、前記検出手段は、磁芯部に巻き付けられて構成
された入力コイルで検出される磁束の変化を検出するこ
とが好ましい。これによれば、従来に比べて広範囲に及
ぶ磁界を発生させることができ、伝導体に渦電流を発生
させることができるため、導電体表面を覆っている非金
属部が厚い場合であっても、精度良く探傷試験を行うこ
とができる。
【0036】上記発明では、前記シート状部材表面に、
磁界発生手段及び検出手段の移動方向を案内する走査案
内線を設け、この走査案内線に沿って磁界発生手段及び
検出手段を移動させることが好ましい。これによれば、
走査案内線に沿って磁界発生手段及び検出手段を移動さ
せため、非金属部内の伝導体の探知を容易に行うことが
でき、伝導体探知に要する時間を短縮できることから、
作業効率の向上を図ることができる。
【0037】上記発明では、走査案内線に合致する形状
をなすガイド部材を、シート部材表面に取付け、前記磁
界発生手段及び前記検出手段を前記ガイド部材に沿って
移動させることが好ましい。これによれば、ガイド部材
に沿って磁界発生手段及び検出手段を移動させるため、
移動の際に磁界発生手段等が走査案内線から外れること
がなく、作業効率の向上を図ることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】(探傷試験装置の構成)以下、本
発明を適用した探傷試験装置の実施形態について説明す
る。本実施の形態では、被検査体であるコンクリート構
造物として、コンクリートポールを例に説明を行う。本
実施形態に係る探傷試験装置の説明図であり、(a)
は、I型センサ1からCP7に伝搬する磁束の強さを示
したグラフ図であり、(b)は、I型センサ1の構成図
であり、(c)は、探傷試験装置の内部構造を示すブロ
ック図である。なお、図1(a)において、縦軸は鉄筋
かぶり深さ、横軸は磁束密度Bを示し、鉄筋かぶり深さ
0cmとは、CP7の表面位置を示す。
【0039】本実施形態に係るI型センサ1は、内部に
配置された棒状のフェライトコア1aに出力コイル3及
び入力コイル4,5を巻いて構成されている。このフェ
ライトコア1aは、BaOnFe2O3、SrOnFe2O3等の磁性酸化
物で形成された棒状部材である。図1(a)に示すよう
に、このI型センサ1による磁束密度Bは、従来技術と
比較して磁束密度Bの減衰が小さい。このI型センサ1
の長手方向をCP7表面に平行に当接させて測定を行
う。
【0040】図1(c)に示すように、本実施形態に係
る探傷試験装置は、交流電流を発生させる発信器30
と、上記構成を有するI型センサ1と、発信器30から
の交流電流をI型センサ1に入力するブリッジ40と、
ブリッジ40の平衡状態を維持する自動平衡器50と、
ブリッジ40からの出力信号を増幅する増幅器60と、
出力信号を検波する同期検波器50と、同期検波器50
の移相する移相器80と、移相器80からの出力を表示
するCRT90とを備えている。
【0041】発信器30は、一定の周波数で交流電流を
発生させるものであり、この発生された電流は、ブリッ
ジ40に入力される。ブリッジ40においては、I型セ
ンサの出力コイル3、入力コイル4,5、自動平衡器5
0及び固定抵抗器(図示せず)が相互に接続されてブリ
ッジ回路を構成しており、発信器30は、このブリッジ
回路に対する交流電源として接続されている。
【0042】自動平衡器50は、ブリッジ40に接続さ
れたコイル3〜5及び固定抵抗器の抵抗がブリッジの平
衡条件を満たすように抵抗値を自動で変化させるもので
あり、これにより、出力コイル3の抵抗値に対する入力
コイル4,5の抵抗値の変化を平滑化している。すなわ
ち、出力コイル3と入力コイル4,5による抵抗値は、
磁束6に変化がなければ、所定の値(変化率)を維持す
るが、磁束6に変化が生じると入力コイル4,5の抵抗
値に変化が生じ、上記ブリッジの平衡条件が満たされな
くなる。自動平衡器50は、平衡条件が満たされたなく
なった場合に、自動的に自己の抵抗値を変化させ、平衡
条件を満たすようにする。
【0043】増幅器60は、自動平衡器50が平衡条件
を満たすべく変化させた抵抗値を増幅して同期検波器7
0に出力するものである。また、同期検波器70は、発
信器30が出力する交流電流の波形成分を基準信号と
し、受信された磁束を電圧波形に変換するものである。
【0044】移相器80は、同期検波器70から出力さ
れた波形の位相角を移相し、CRT90で表示可能な信
号を生成し、出力するものであり、入力コイル4,5で
受信された磁束の変化を可視化するものである。
【0045】(探傷試験装置の動作)上述した構成の本
実施形態に係る探傷試験装置の動作は以下の通りであ
る。
【0046】先ず、発信器30からブリッジ40に対し
て交流電流を入力すると、出力コイル3から入力コイル
4,5に対して磁束6が発生する。この状態において、
当該探傷試験装置を被検体である鉄筋コンクリート部材
に当接させ、磁束6によって内部鉄筋に渦電流が生じ、
この渦電流によって鉄筋周囲に磁界が生じる。
【0047】この渦電流は鉄筋の電磁気的な性質(透磁
率、抵抗率)や表面の状況(傷の有無)によって変化す
ることから、渦電流の変化に応じて周囲の磁界も変化す
る。この鉄筋周囲の磁界の変化によって磁束6が変化
し、入力コイル4,5ので検知される磁界が変化し、ブ
リッジ40における平衡状態が崩れ、波形電圧が観測さ
れる。この波形を増幅器60で増幅し、同期検波器70
及び移相器80を経て、磁界の変化を可視化する。
【0048】図2は、実施形態に係る探傷試験装置の鉄
筋かぶり深さに対するSN比を、従来のE型センサと比
較したグラフ図である。同図においては、横軸に鉄筋か
ぶり深さ(cm)、縦軸はSN比を示している。実線が
I型センサ1、破線が従来のE型センサ2の特性を示
す。
【0049】同図に示すように、鉄筋かぶり深さが大き
くなるにしたがってSN比が低下することがわかる。す
なわち、従来技術のE型センサ2では、鉄筋かぶり深さ
が2Xcmとなると、SN比が1以下となり、鉄筋破断
の検知は困難である。一方、I型センサ1では、鉄筋か
ぶり深さが2XcmにおいてもSN比が2以上である。
これにより、本実施形態に係るI型センサ1は、従来技
術であるE型センサ2よりもSN比が良好である。
【0050】図3は、本実施形態に係る探傷試験装置を
用いてCP7を測定した結果を示す説明図である。従来
技術のE型センサで測定し得られた波形(図14)と比
較すると、図3(c)に示すように、鉄筋かぶり深さ2
Xcmの場合でも鉄筋破断10からの波形111を明確
に観測でき、破断を検知できることがわかる。
【0051】(探傷試験装置を用いた探傷試験方法)次
いで、上記探傷試験装置を用いた探傷試験方法の手順に
ついて説明する。本実施形態では、図4(a)に示す測
定シート11を図4(b)に示すようにCP7表面に貼
り付ける。
【0052】測定シート11は、CP7表面を覆った状
態においてその表面が滑らかに成形され、その表面には
探傷試験の走査方向を示す走査案内線13が印刷されて
いる。また、本実施形態に係る測定シート11は、走査
案内線13に合致する形状をなし、測定シート11表面
に着脱可能に取付けられるガイド部材としてのセンサ移
動用バー12を有している。
【0053】すなわち、本実施形態では、測定シート1
1表面の上端部及び下端部にマジックテープ(登録商
標)14が貼られているとともに、センサ移動用バー1
2裏面の両端にもマジックテープ14が貼られている。
そしてこれらのマジックテープ14,14を張り合わせ
ることにより、センサ移動用バー12が測定シート11
に着脱自在に取付けられる。
【0054】なお、ここでは、測定するCP7は傾斜し
ている可能性があるため、測定シート11に印刷された
走査案内線13を、CP7の型枠合わせ目71と平行に
なるように貼り付ける。これにより、測定シート11を
CP7の長手方向と平行に簡易に取り付けることができ
る。
【0055】図5に測定シート11を利用した場合の、
測定の状況と測定して得られた波形を示す。CP7表面
の凹凸72やステンレスバンド15が存在するが、従来
技術で得られた波形(図15)と比較すると、図5で
は、CP7表面の凹凸からの波形721やステンレスバ
ンド15からの波形151が観測されずに、鉄筋破断か
らの波形101のみが観測される。以上に示したよう
に、SNの向上が観測される。
【0056】本実施形態に係る探傷試験方法の具体的な
手順について説明する。図6は、本実施形態に係る探傷
試験方法の手順を示すフロー図である。
【0057】本実施形態では、測定する際に鉄筋の位置
を探査することはしない。同図に示すように、先ずステ
ップS101において、測定シート11をCP7に貼り
付ける。そして、ステップS102〜S105におい
て、I型センサ1で測定を行う。
【0058】すなわち、ステップS102において、測
定シート11の一方の端にセンサ移動用バー12をマジ
ックテープを利用し、走査案内線13に沿って取り付け
る。そして、ステップS103において、I型センサ1
をセンサ移動用バーに設置し、ステップS103におい
てセンサ移動用バーに沿ってI型センサ1を移動させ、
ステップS104において得られた波形を記録する。
【0059】上記操作S102〜S103をすべての測
定シート11の走査案内線13について繰り返し行う
(S105)。この状況では、鉄筋の位置はわからない
が、いずれかの測定線13において、鉄筋の真上を測定
していることになる。鉄筋真上を測定し、鉄筋破断10
が存在した場合には、図5(b)に示した、鉄筋破断か
らの波形101が観測される。このように事前に鉄筋位
置を検知する必要がないため、全体の測定時間は数分と
なり、従来技術での測定時間と比較し、測定時間を大幅
に減少させることができる。
【0060】(探傷試験装置及び探傷試験方法による作
用・効果)以上説明した本実施形態に係る探傷試験装置
及び探傷試験方法によれば、以下のような効果を得るこ
とができる。
【0061】(1)主鉄筋8に生じた渦電流を利用するこ
とによって、従来の探傷深度Xcmの約2倍の鉄筋かぶり
深さ2Xcmであっても鉄筋破断を検知できる。
【0062】(2)また、測定シート11を使用すること
により、CP7表面の凹凸に起因する波形が観測されな
いため、SN比が向上する。
【0063】(3)さらに、測定シート11を使用するこ
とによって作業性を向上させることができ、全体の測定
時間を従来技術による測定時間と比較して大幅に減少さ
せることができる。
【0064】(4)鉄筋破断は通常の腐食と異なりコンク
リート剥離などの劣化の前兆がないが、本手法を用いれ
ば、前兆がない場所でも鉄筋の状態を計測できる。特
に、地震などでコンクリート構造物にヒビが発生した場
合であっても、外部からの測定により内部に含まれてい
る鉄筋の状態がわかるので、適切な補修が可能となる。
【0065】(5)コンクリート構造物であるCP7を更
改する場合、更改作業を行う前に本装置及び方法で測定
し、破断があった場合に破断の位置を補強することによ
って、更改中にCP7が破損することを防止し、作業の
安全性を高めることができる。
【0066】(6)CP7の主鉄筋の状態が非破壊で検知
できるので、CP7の更改計画を立案する段階で、効率
のよい更改順番を決定することができる。
【0067】
【発明の効果】本発明の探傷試験装置、探傷試験方法、
及び探傷試験用シート部材によれば、鉄筋コンクリート
部材など、非金属部に覆われた伝導体の傷などの不連続
部分を検出する探傷試験おいて、探査可能深度を深くす
るとともに、被検査体表面の凹凸による影響を軽減し
て、作業効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る探傷試験装置の説明図であ
り、(a)は、I型センサ1からCP7に伝搬する磁束
の強さを示したグラフ図であり、(b)は、I型センサ
1の構成図であり、(c)は、探傷試験装置の内部構造
を示すブロック図である。
【図2】図2は、実施形態に係る探傷試験装置の鉄筋か
ぶり深さに対するSN比を、従来のE型センサと比較し
たグラフ図である。
【図3】本実施形態に係る探傷試験装置を用いてCP7
を測定した結果を示す説明図である。
【図4】実施形態に係る探傷試験方法の説明図であり、
(a)は、本実施形態で用いられる測定シート11であ
り、(b)は、測定シート11をコンクリートポール7
に貼り付けた状態を示す外観図である。
【図5】測定シート11を利用した探傷試験方法により
得られた波形を示す。
【図6】本実施形態に係る探傷試験方法の手順を示すフ
ロー図である。
【図7】従来の探傷試験における被検体であるコンクリ
ート構造物の説明図である。
【図8】従来の探傷試験における被検体であるコンクリ
ートポールの構造を示す説明図である。
【図9】従来の探傷試験における被検体であるコンクリ
ートポールの設置状態を示す説明図である。
【図10】従来の探傷試験における被検体であるコンク
リートポールの設置状態を示す説明図である。
【図11】従来の探傷試験における被検体であるコンク
リートポールの内部構造を示す説明図である。
【図12】従来の探傷試験装置であるE型センサを示す
外観図である。
【図13】従来の探傷試験装置であるE型センサの説明
図であり、(a)は、鉄筋かぶり深さと磁束密度との関
係を示すグラフ図であり、(b)は、E型センサの動作
状態を示す側面図である。
【図14】従来のE型センサによる測定方法の説明図で
あり、(a)は、測定方法の概要を示す説明図であり、
(b)及び(c)は、測定結果を示すグラフ図である。
【図15】従来のE型センサによる測定方法の説明図で
あり、(a)は、測定方法の概要を示す説明図であり、
(b)は、測定結果を示すグラフ図である。
【図16】従来の探傷試験方法の手順を示すフロー図で
ある。
【符号の説明】
1…I型センサ 2…E型センサ 3…I型センサの出力コイル 4…I型センサの入力コイル 5…I型センサの入力コイル 6…磁束 7…CP7(コンクリートポール) 8…主鉄筋 9…螺旋鉄筋 10…鉄筋破断 11…測定シート 12…センサ移動用バー 13…走査案内線 14…マジックテープ 15…ステンレスバンド 16…ヒビ 17…ケーブル 18…支線 19…力 20…縦鉄筋 21…横鉄筋 30…発信機 31…E型センサの出力コイル 40…ブリッジ 41…E型センサの入力コイル 50…自動平衡器 51…E型センサの入力コイルB 60…増幅器 61…E型センサの磁束 70…同期検波 71…型枠合わせ目 72…CP7表面の凹凸 80…移相器 90…CRT 100…コンクリート構造物 101…鉄筋破断からの波形(鉄筋かぶりXcm) 111…鉄筋破断からの波形(鉄筋かぶり2Xcm) 151…ステンレスバンドからの波形 721…CP7表面の凹凸からの波形 901…螺旋鉄筋からの波形(鉄筋かぶりXcm) 911…螺旋鉄筋からの波形(鉄筋かぶり2Xcm)
フロントページの続き (72)発明者 成田 良博 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 荒川 孝二 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2G017 AA01 AD01 BA03 2G053 AA11 AB21 BA02 BA13 BA21 BB00 BB11 BC02 CA03 CB05 CB16 DB19

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非金属部によって被覆された伝導体の不
    連続部分を検出する探傷試験装置であって、 磁性酸化物で形成された棒状の磁芯部と、 前記磁芯部に巻き付けられ交流電圧により磁界を励磁さ
    せる出力コイルと、 前記磁芯部に巻き付けられ、前記出力コイルからの磁界
    による電磁誘導により前記伝導体に発生した渦電流によ
    って生じた磁界を検出する入力コイルと、を有すること
    を特徴とする探傷試験装置。
  2. 【請求項2】 非金属部によって被覆された伝導体の不
    連続部分を検出する探傷試験方法であって、 表面が滑らかなシート状部材で前記非金属部表面を覆う
    工程(1)と、 前記伝導体に到達可能に磁界を励磁させる磁界発生手段
    を前記シート状部材表面に当接させて、該磁界発生手段
    から磁界を励磁させる工程(2)と、 前記磁界の変化を検出する検出手段によって磁束の変化
    を検出しつつ、これら前記磁界発生手段及び検出手段を
    前記シート部材表面に沿って移動させる工程(3)とを有
    することを特徴とする探傷試験方法。
  3. 【請求項3】 前記磁界発生手段は、電磁誘導によって
    前記伝導体に渦電流を生じさせるコイル体であり、前記
    検出手段は、前記渦電流の状態の変化による磁界の変化
    を測定するものであることを特徴とする請求項2に記載
    の探傷試験方法。
  4. 【請求項4】 前記コイル体は、磁性酸化物で形成され
    た棒状の磁芯部に巻き付けられて構成され、前記検出手
    段は、該磁芯部に巻き付けられて構成された入力コイル
    により磁束の変化を検出することを特徴とする請求項3
    に記載の探傷試験方法。
  5. 【請求項5】 前記工程(3)は、 シート状部材表面に、前記磁界発生手段及び前記検出手
    段の移動方向を案内する走査案内線を設ける工程(4)
    と、 この走査案内線に沿って前記磁界発生手段及び前記検出
    手段を移動させる工程(5)とを有することを特徴とする
    請求項2乃至4に記載の探傷試験方法。
  6. 【請求項6】 前記工程(5)は、 前記走査案内線に合致する形状をなすガイド部材を、前
    記シート部材表面に取付ける工程(6)と、 前記磁界発生手段及び前記検出手段を前記ガイド部材に
    沿って移動させる工程(7)とを有することを特徴とする
    請求項5に記載の探傷試験方法。
  7. 【請求項7】 鉄筋の表面をコンクリート部で被覆して
    なる鉄筋コンクリート部材の探傷試験に用いられるシー
    ト部材であって、 前記鉄筋コンクリート部材表面を覆った状態においてそ
    の表面が滑らかに成形され、該表面には、探傷試験の走
    査方向を示す走査案内線が設けられていることを特徴と
    する探傷試験用シート部材。
  8. 【請求項8】 前記走査案内線に合致する形状をなし、
    前記シート部材表面に着脱可能に取付けられるガイド部
    材を有することを特徴とする請求項7に記載の探傷試験
    用シート部材。
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