JP2002310392A - オリフィス式スチームトラップ - Google Patents

オリフィス式スチームトラップ

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JP2002310392A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オリフィス前後の圧力差又は復水の流入量が
変動しても、復水を滞留することなく排出することがで
き、また、多量の蒸気を漏洩することのないオリフィス
式スチームトラップを得ることる 【解決手段】 弁室4の下部に絞り部7を設ける。絞り
部7を、雌ねじ8と雄ねじ10,11の間の隙間12で
構成する。入口3から流入した復水と蒸気の混合流体
は、隙間12を通って出口5から系外に排出される。流
入する復水量や圧力に応じて、隙間12の通路長さを調
節することによって、復水を滞留することなく、且つ、
蒸気を漏洩することのないオリフィス式スチームトラッ
プとすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気輸送管や蒸気
使用機器等の蒸気配管系に発生する蒸気が凝縮した復水
を、自動的に外部に排出するスチームトラップに関し、
特に、常時開孔している小径の絞り部から復水を排出す
るオリフィス式スチームトラップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のオリフィス式スチームトラップと
しては、例えば、特開平10−176790号公報に示
されているものが用いられていた。これは、弁室5内に
円板状の弁体11を配置して、この弁体11をコイルば
ね12により弁座部10から離座する方向に付勢すると
共に、弁座部10の下端に入口3と出口4を連通するオ
リフィス13を設けたもので、流体圧力が低い場合に
は、弁体11がコイルばね12のばね力によって弁座部
10から離座して大きな弁口を開口することにより、多
量の低圧復水を滞留することなく排出することができる
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のオリフィス
式スチームトラップでは、低圧時には弁体が弁口を開口
して多量の復水を排出することができるが、一旦弁体が
閉弁すると、入口と出口を連通するオリフィスの径とそ
の長さが一定であるために、オリフィス前後の圧力差又
は復水の流入量が変動する場合に、復水を確実に排出す
ることができずに滞留してしまったり、あるいは反対
に、多量の蒸気を出口側へ漏洩してしまう問題があっ
た。
【0004】従って本発明の課題は、オリフィス前後の
圧力差又は復水の流入量が変動しても、復水を滞留する
ことなく排出することができ、また、多量の蒸気を漏洩
することのないオリフィス式スチームトラップを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
トラップケーシングに入口と弁室と出口を順次形成し
て、当該弁室内に入口及び出口通路よりも小径の絞り部
を形成したものにおいて、絞り部を雌ねじの山径又は谷
径と雄ねじの谷径又は山径の間の隙間で形成したことを
特徴とするものである。
【0006】請求項2に係る発明は、請求項1の構成に
加えて、絞り部の通路長さを、雌ねじ又は雄ねじを進退
することによって調節可能としたものである。
【0007】請求項3に係る発明は、請求項1の構成に
加えて、絞り部を並列に複数配置したものである。
【0008】請求項4に係る発明は、請求項1の構成に
加えて、絞り部を直列に複数配置したものである。
【0009】請求項5に係る発明は、請求項4の構成に
加えて、複数の絞り部の間に絞り部よりも通過面積の大
きな拡径部を設けたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】絞り部を雌ねじの山径又は谷径と
雄ねじの谷径又は山径の間の隙間で形成したことによ
り、この隙間を介して復水を排出するオリフィス式スチ
ームトラップとすることができる。
【0011】流入してくる復水量が変動したり、あるい
は、圧力差が変動する場合は、請求項2乃至5に示すよ
うに、絞り部の通路長さを調節したり、絞り部を並列あ
るいは直列に配置したり、又は、絞り部と絞り部の間に
拡径部を設けることにより、復水を滞留することなく速
やかに排出し、また、蒸気を外部に漏洩することを防止
することができる。
【0012】
【実施例】本実施例においては、絞り部を直列に複数配
置した例を示す。図1において、略円筒状の本体1と蓋
部材2をねじ結合してトラップケーシングを形成し、そ
れぞれ入口3と弁室4と出口5を設ける。入口3と弁室
4は通路6で連通し、弁室4の下方に絞り部7を設けて
下端の出口5と連通する。
【0013】絞り部7は、本体1に連続して形成した雌
ねじ8と、蓋部材2に上下動自在に取り付けた調節ねじ
9の下端部に形成した第1雄ねじ10と第2雄ねじ11
で構成する。それぞれの雄ねじ10,11の山の頂部を
平坦にカットして、雌ねじ8との間に連続した隙間12
を設け、この隙間12を絞り部としてオリフィス式スチ
ームトラップのオリフィスとする。
【0014】それぞれの雄ねじ10,11の間に隙間1
2よりも通過面積の大きな拡径部14を設ける。この拡
径部14では、第1雄ねじ10の隙間12を通って流下
してきた復水の一部が再蒸発蒸気となって、入口3から
流入してきた本来の蒸気である生蒸気が出口5へ漏洩す
ることを防止する作用を果たすものである。
【0015】調節ねじ9は、蓋部材2を貫通して外部に
連設した六角ボルト13を回転することにより、上下に
変位して隙間12の通路長さを任意に調節することがで
きるものである。図1に示す状態は、第1雄ねじ10と
第2雄ねじ11の両方が、ほぼ雌ねじ8と係合して、最
も長い隙間12通路距離に近い状態である。
【0016】入口3から復水と蒸気の混合した流体が流
入してくると、隙間12から出口5へ排出するものであ
り、流入してくる復水量や圧力の変化に伴って隙間12
の距離を長くしたりあるいは短くすることによって、蒸
気の出口5への漏洩を少なくして、復水を速やかに排出
することができるものである。
【0017】図1に示す状態から、調節ねじ9を上方に
変位させることにより、隙間12の通路距離は短くな
り、調節ねじ9を上端まで変位させると、両方の雄ねじ
10,11は弁室4内に至り、絞り部7は雌ねじ8だけ
となって、入口3と出口5を大きな通路で連通すること
ができる。蒸気使用機器の初期立ち上げ時のように多量
の復水が流入してくる場合や、隙間12に鉄錆等の異物
が詰まった場合に、上記のように雄ねじ10,11を雌
ねじ8から外してブローすることによって、多量の復水
を速やかに排出したり、異物を系外に排除することがで
きる。
【0018】本実施例においては、絞り部7を二段の雄
ねじ10,11で形成した例を示したが、雄ねじは一段
でもあるいは二段以上の複数段とすることもできる。
【0019】また本実施例においては、絞り部7の雄ね
じ10,11を直列に配置した例を示したが、絞り部を
並列に配置してより多くの復水を排出することもでき
る。また、復水の流入量や圧力によっては、絞り部を直
列及び並列に配置することによって、復水を滞留するこ
となく速やかに排出し、蒸気の漏洩を極力小さなものと
することができる。
【0020】また本実施例においては、雌ねじ8と雄ね
じ10,11の間の隙間12を、一定の通過面積のもの
とした例を示したが、例えば、雄ねじ10,11の山の
頂部のカット面積を適宜変化させたり、あるいは、雌ね
じ若しくは雄ねじをテーパ状にして、隙間12の通過面
積を調節することができる。
【0021】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、雌ねじと
雄ねじの間の隙間を任意に調節することによって、絞り
部としてのオリフィス前後の圧力差又は復水の流入量が
変動しても、復水を滞留することなく排出することがで
き、また、多量の蒸気を漏洩することのないオリフィス
式スチームトラップとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオリフィス式スチームトラップの実施
例を示す断面図。
【符号の説明】
1 本体 2 蓋部材 3 入口 4 弁室 5 出口 7 絞り部 8 雌ねじ 9 調節ねじ 10 第1雄ねじ 11 第2雄ねじ 12 隙間 14 拡径部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラップケーシングに入口と弁室と出口
    を順次形成して、当該弁室内に入口及び出口通路よりも
    小径の絞り部を形成したものにおいて、絞り部を雌ねじ
    の山径又は谷径と雄ねじの谷径又は山径の間の隙間で形
    成したことを特徴とするオリフィス式スチームトラッ
    プ。
  2. 【請求項2】 雌ねじの山径又は谷径と雄ねじの谷径
    又は山径の間の隙間で形成した絞り部の通路長さを、雌
    ねじ又は雄ねじを進退することによって調節可能とした
    ことを特徴とする第1項に記載のオリフィス式スチーム
    トラップ。
  3. 【請求項3】 雌ねじの山径又は谷径と雄ねじの谷径又
    は山径の間の隙間で形成した絞り部を並列に複数配置し
    たことを特徴とする第1項に記載のオリフィス式スチー
    ムトラップ。
  4. 【請求項4】 雌ねじの山径又は谷径と雄ねじの谷径又
    は山径の間の隙間で形成した絞り部を直列に複数配置し
    たことを特徴とする第1項に記載のオリフィス式スチー
    ムトラップ。
  5. 【請求項5】 雌ねじの山径又は谷径と雄ねじの谷径又
    は山径の間の隙間で形成した絞り部を直列に複数配置し
    て、当該複数の絞り部の間に絞り部よりも通過面積の大
    きな拡径部を設けたことを特徴とする第4項記載のオリ
    フィス式スチームトラップ。
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