JPH1030789A - スチームトラップ - Google Patents

スチームトラップ

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JPH1030789A
JPH1030789A JP18957996A JP18957996A JPH1030789A JP H1030789 A JPH1030789 A JP H1030789A JP 18957996 A JP18957996 A JP 18957996A JP 18957996 A JP18957996 A JP 18957996A JP H1030789 A JPH1030789 A JP H1030789A
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Masakazu Nakao
正和 中尾
Hiroshi Nakagawa
博史 中川
Kunihiko Omichi
邦彦 大道
Takayasu Nakahama
隆泰 中浜
Kazuhiro Yoshikawa
和博 吉川
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Fujikin Inc
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Japan Energy Corp
Fujikin Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造極めて簡単にして、信頼性,耐久性に富
むスチームトラップを提供する。 【解決手段】 スチームトラップ13 は、ドレン導入口
5からドレン排出口6に至る一連のドレン排出通路4を
設けてなる。このドレン排出通路4の一箇所又は複数箇
所には、通路断面積の微小なオリフィス部分4b,4c
が形成されている。オリフィス部分4b,4cは、その
両側のドレン排出通路4部分に連通して上下方向に延び
る断面一様の貫通孔2a,2bと該貫通孔2a,2bに
嵌挿された断面一様の棒状ピン9,10及びこれと同一
径の球体11,12との対向周面間に形成される微小隙
間で構成されている。棒状ピン9,10及び球体11,
12は、圧力変動により、貫通孔2a,2b内で上下動
及び回転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スチームトラップ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスチームトラップとしては、例え
ば、バイメタルとバルブ部とが連動して、管路の開閉に
よりドレンが排出,排出停止されるように構成された温
調型のものやスチームのドレンによるフロートの浮沈に
連動してバルブ部が開閉されるように構成されたフロー
ト型のものがよく知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなバ
イメタルやフロートを使用したものは、部品点数が多
く、構造が複雑化する上、信頼性に欠ける。しかも、バ
ルブ部のエロージョンにより漏洩し易く、スチームロス
が多い。また、バルブ部が汚損され易く、耐久性,寿命
にも問題がある。
【0004】本発明は、このような点に鑑み、構造極め
て簡単にして、信頼性,耐久性に富むスチームトラップ
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決した本発
明のスチームトラップは、スチーム導入口からドレン排
出口に至る一連のスチーム通路を設けると共に、そのス
チーム通路の一箇所又は複数箇所に通路断面積の微小な
オリフィス部分を形成してなるものである。
【0006】而して、請求項1に記載された発明のスチ
ープトラップ(以下「第1スチームトラップ」という)
では、オリフィス部分を、その両側のスチーム通路部分
に連通する貫通孔とこれに嵌挿した棒状ピンとの対向周
面間に形成される微小隙間で構成している。第1スチー
ムトラップにあっては、貫通孔を上下方向に延びるもの
とし、この貫通孔に、棒状ピンを一定範囲で上下動自在
に嵌挿させておくことが好ましい。
【0007】また、請求項2に記載された発明のスチー
プトラップ(以下「第2スチームトラップ」という)で
は、オリフィス部分を、その両側のスチーム通路部分に
連通する貫通孔とこれに直列状に嵌挿した複数の球体と
の対向周面間に形成される微小隙間で構成している。第
2スチームトラップにあっては、貫通孔を上下方向に延
びるものとし、この貫通孔に、球体を回転自在且つ一定
範囲で上下動自在に嵌挿させておくことが好ましい。
【0008】また、請求項3に記載された発明のスチー
プトラップ(以下「第3スチームトラップ」という)で
は、オリフィス部分を、その両側のスチーム通路部分に
連通する貫通孔とこれに直列状に嵌挿した棒状ピン及び
少なくとも一の球体との対向周面間に形成される微小隙
間で構成している。第3スチームトラップにあっては、
貫通孔を上下方向に延びるものとし、この貫通孔に、棒
状ピン及びその上下に配した球体を回転自在に且つ一定
範囲で上下動自在に嵌挿させておくことが好ましい。
【0009】かかる構成の第1、第2又は第3スチーム
トラップにあっては、始動時にスチーム導入口からスチ
ーム通路に流入した空気や冷水(以下「初期ドレン」と
いう)は、スチーム通路を通ってドレン排出口から流出
される。このとき、オリフィス部分においては、それが
通路断面積の微小なものであり、他の通路部分に比して
スチームの流動抵抗が大きいことから、初期ドレンが充
満した状態で緩慢に流動されることになる。つまり、初
期ドレンはドレン排出口から除々に排出されることにな
り、オリフィス部分をウォータシールする。そして、そ
の後にスチーム導入口からスチームトラップ内に流入し
たスチームは、スチーム通路を通ってドレン排出口から
流出されるが、オリフィス部分においては、流動抵抗が
大きいことから、スチームが充満した状態で緩慢に流動
されることになると共に、オリフィス部分が初期ドレン
でウォータシールされていることから、オリフィス部分
でその流出を阻止されることになる。そして、オリフィ
ス部分に充満する初期ドレンは除々に流出するが、この
初期ドレンの流出に伴って、オリフィス部分に流入した
スチームは、オリフィス部分を流動する初期ドレンに接
触する等により凝縮し、ドレン化され(以下、凝縮され
たスチームを「凝縮ドレン」という)、この凝縮ドレン
が初期ドレンに代わってオリフィス部分をウォータシー
ルする。同様のことが、引続き流入してくるスチームと
凝縮ドレンとの間で行われる。つまり、オリフィス部分
においては、ドレンの給排が同時に行われることにな
る。したがって、オリフィス部分の通路断面積を微小と
して、ドレンが緩慢に流動されるようにおくことによっ
て、オリフィス部分から排出されるドレン量と該部分に
供給される凝縮ドレン量とがバランスされて(以下、か
かるバランス状態を「適正なドレン給排状態」とい
う)、オリフィス部分は可及的にウォータシールされる
ことになり、スチームの流出を可及的に阻止することが
でき、スチーム漏れが極めて少なくなる。なお、複数の
オリフィス部分が形成されている場合には、その何れか
一のオリフィス部分において適正なドレン給排状態が維
持されることになる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1及び図2は第1スチームトラ
ップ11 の実施の形態を示すもので、この第1スチーム
トラップ11 は、図1に示す如く、トラップ本体2とカ
バー体3とからなり、一連のスチーム通路4が形成され
ている。
【0011】トラップ本体2の下端部には、水平方向に
対向して開口するスチーム導入口5及びドレン排出口6
が形成されている。而して、スチーム導入口5は適宜の
トラップ管7を介してスチームライン(図示せず)に接
続されるようになっており、ドレン排出口6は適宜のド
レン回収路8に接続されるようになっている。
【0012】カバー体3は、トラップ本体2の上端部に
着脱可能に螺着されている。
【0013】スチーム通路4は、図1に示す如く、スチ
ーム導入口5から水平に延びる入口側通路部分4aと、
入口側通路部分4aから上方に延びてトラップ本体2の
上面に至る第1オリフィス部分4bと、トラップ本体2
の上面から下方に延びる第2オリフィス部分4cと、両
オリフィス部分4b,4cの上端部間を接続する中間通
路部分4dと、第2オリフィス部分4cの下端部から水
平に延びてドレン排出口6に至る出口側通路部分4eと
からなる。
【0014】入口側通路部分4a及び出口側通路部分4
eは、トラップ本体2に円形孔を穿設することによって
形成されている。また、中間通路部分4dは、トラップ
本体2の上端部にカバー体3を螺着することによってト
ラップ本体2とカバー体3との間に形成された密閉空間
で構成されている。
【0015】第1オリフィス部分4bは、図1及び図2
に示す如く、トラップ本体2に、中間通路部分4b内に
おけるトラップ本体2の上面部分から入口側通路部分4
aの端部へと上下方向に延びる断面一様の円形孔である
貫通孔2aを穿設すると共に、この貫通孔2aに断面一
様且つ円形の棒状ピン9を嵌挿することによって形成さ
れている。すなわち、貫通孔2aの内径は棒状ピン9の
外径より僅かに大きく設定されていて、貫通孔2aの内
周面と棒状ピン9の外周面との間に所定長さの微小隙間
が生じるようになっており、この微小隙間により第1オ
リフィス部分4bを構成している。そして、棒状ピン9
は、その上端部がカバー体3に係止される位置とその下
端部が入口側通路部分4aの内周面に係止される位置と
に亘って、極く微小な範囲であるが、上下摺動自在とさ
れている。
【0016】第2オリフィス部分4cは、第1オリフィ
ス部分4bと同一構造をなしており、図1及び図2に示
す如く、トラップ本体2に、中間通路部分4b内におけ
るトラップ本体2の上面部分から出口側通路部分4aの
上端部へと上下方向に貫通する断面一様の円形孔である
貫通孔2bを穿設すると共に、この貫通孔2bに前記棒
状ピン9と同様の棒状ピン10を嵌挿することによって
形成されている。すなわち、貫通孔2bの内径は棒状ピ
ン10の外径より僅かに大きく設定されていて、貫通孔
2bの内周面と棒状ピン10の外周面との間に所定長さ
の微小隙間が生じるようになっており、この微小隙間に
より第2オリフィス部分4cを構成している。そして、
棒状ピン10は、その上端部がカバー体3に係止される
位置とその下端部が出口側通路部分4eの内周面に係止
される位置とに亘って、極く微小な範囲であるが、上下
摺動自在とされている。なお、第2オリフィス部分4c
を構成する貫通孔2b及び棒状ピン10は、第1オリフ
ィス部分4bを構成する貫通孔2a及び棒状ピン9より
小径とされている。
【0017】図9及び図10は第2スチームトラップ1
2 の実施の形態を示すもので、この第2スチームトラッ
プ12 は、図9に示す如く、トラップ本体2とカバー体
3とからなり、一連のスチーム通路4が形成されてい
る。
【0018】トラップ本体2の下端部には、水平方向に
対向して開口するスチーム導入口5及びドレン排出口6
が形成されている。而して、スチーム導入口5は適宜の
トラップ管7を介してスチームライン(図示せず)に接
続されるようになっており、ドレン排出口6は適宜のド
レン回収路8に接続されるようになっている。
【0019】カバー体3は、トラップ本体2の上端部に
着脱可能に螺着されている。
【0020】スチーム通路4は、図9に示す如く、スチ
ーム導入口5から水平に延びる入口側通路部分4aと、
入口側通路部分4aから上方に延びてトラップ本体2の
上面に至る第1オリフィス部分4bと、トラップ本体2
の上面から下方に延びる第2オリフィス部分4cと、両
オリフィス部分4b,4cの上端部間を接続する中間通
路部分4dと、第2オリフィス部分4cの下端部から水
平に延びてドレン排出口6に至る出口側通路部分4eと
からなる。
【0021】入口側通路部分4a及び出口側通路部分4
eは、トラップ本体2に円形孔を穿設することによって
形成されている。また、中間通路部分4dは、トラップ
本体2の上端部にカバー体3を螺着することによってト
ラップ本体2とカバー体3との間に形成された密閉空間
で構成されている。
【0022】第1オリフィス部分4bは、図9及び図1
0に示す如く、トラップ本体2に、中間通路部分4b内
におけるトラップ本体2の上面部分から入口側通路部分
4aの端部へと上下方向に延びる断面一様の円形孔であ
る貫通孔2aを穿設すると共に、この貫通孔2aに複数
の球体11…を回転自在且つ上下動自在に嵌挿すること
によって形成されている。すなわち、貫通孔2aの内径
は球体11の外径より僅かに大きく設定されていて、貫
通孔2aの内周面と球体11…の外周面との間に所定長
さの微小隙間が生じるようになっており、この微小隙間
により第1オリフィス部分4bを構成している。また、
第2オリフィス部分4cは、第1オリフィス部分4bと
同一構造をなしており、図9及び図10に示す如く、ト
ラップ本体2に、中間通路部分4b内におけるトラップ
本体2の上面部分から出口側通路部分4aの上端部へと
上下方向に貫通する断面一様の円形孔である貫通孔2b
を穿設すると共に、この貫通孔2bに複数の球体12…
を回転自在且つ上下動自在に嵌挿することによって形成
されている。なお、貫通孔2a,2bの内径及び各球体
11,12の外径は夫々同一とされている。
【0023】図11は第3スチームトラップ13 の実施
の形態を示すもので、この第3スチームトラップ1
3 は、図11に示す如く、トラップ本体2とカバー体3
とからなり、一連のスチーム通路4が形成されている。
【0024】トラップ本体2の下端部には、水平方向に
対向して開口するスチーム導入口5及びドレン排出口6
が形成されている。而して、スチーム導入口5は適宜の
トラップ管7を介してスチームライン(図示せず)に接
続されるようになっており、ドレン排出口6は適宜のド
レン回収路8に接続されるようになっている。
【0025】カバー体3は、トラップ本体2の上端部に
着脱可能に螺着されている。
【0026】スチーム通路4は、図11に示す如く、ス
チーム導入口5から水平に延びる入口側通路部分4a
と、入口側通路部分4aから上方に延びてトラップ本体
2の上面に至る第1オリフィス部分4bと、トラップ本
体2の上面から下方に延びる第2オリフィス部分4c
と、両オリフィス部分4b,4cの上端部間を接続する
中間通路部分4dと、第2オリフィス部分4cの下端部
から水平に延びてドレン排出口6に至る出口側通路部分
4eとからなる。
【0027】入口側通路部分4a及び出口側通路部分4
eは、トラップ本体2に円形孔を穿設することによって
形成されている。また、中間通路部分4dは、トラップ
本体2の上端部にカバー体3を螺着することによってト
ラップ本体2とカバー体3との間に形成された密閉空間
で構成されている。
【0028】第1オリフィス部分4bは、図11に示す
如く、トラップ本体2に、中間通路部分4b内における
トラップ本体2の上面部分から入口側通路部分4aの端
部へと上下方向に延びる断面一様の円形孔である貫通孔
2aを穿設すると共に、この貫通孔2aに断面一様且つ
円形の棒状ピン9とその上下に配した一対の球体11と
を回転自在且つ上下動自在に嵌挿することによって形成
されている。すなわち、棒状ピン9及び各球体11を同
一径のものとすると共に、貫通孔2aの内径を棒状ピン
9ないし球体11の外径より僅かに大きく設定して、貫
通孔2aの内周面と棒状ピン9ないし球体11の外周面
との間に所定長さの微小隙間が生じるようになってお
り、この微小隙間により第1オリフィス部分4bを構成
している。また、第2オリフィス部分4cは、第1オリ
フィス部分4bと同一構造をなしており、図11に示す
如く、トラップ本体2に、中間通路部分4b内における
トラップ本体2の上面部分から出口側通路部分4aの上
端部へと上下方向に貫通する断面一様の円形孔である貫
通孔2bを穿設すると共に、この貫通孔2bに複数の球
体12…を回転自在且つ上下動自在に嵌挿することによ
って形成されている。なお、貫通孔2a,2bの内径並
びに棒状ピン9,11及び各球体11,12の外径は夫
々同一とされている。
【0029】ところで、何れのスチームトラップ11
2 ,13 にあっても、各オリフィス部分4b,4cの
通路断面積(貫通孔2a,2bと棒状ピン9,10ない
し球体11,12との対向周面間に形成される微小隙間
の断面積)は、スチーム圧力等のトラップ使用条件に応
じて適正なドレン給排状態が維持されるように適宜に設
定されるが、この通路断面積は、貫通孔2a,2bに嵌
挿させる棒状ピン9,10ないし球体11,12の径を
変更することによって、任意に調整することができる。
すなわち、径の異なる棒状ピン9,10ないし球体1
1,12を複数種用意しておき、必要に応じて、貫通孔
2a,2bに嵌挿させる棒状ピン9,10ないし球体1
1,12を交換すればよいのである。棒状ピン9,10
ないし球体11,12の交換は、カバー体3を取り外す
ことによって容易に行いうる。特に、第2スチームトラ
ップ12 では、球体11,12の数を変更することによ
り、流路の抵抗(流量)もある程度自由に調整すること
ができる。なお、各スチームトラップ11 ,12 ,13
における棒状ピン9,11及び球体11,12の構成材
としては、金属,合成樹脂,各種複合材(例えば、金属
心材を合成樹脂材で被覆したもの)を任意に使用するこ
とができるが、この例では何れもSUS304を使用し
ている。
【0030】以上のように構成された各スチームトラッ
プ11 ,12 ,13 によれば、始動時に流入した初期ド
レン(冷水等)は、スチーム導入口5を通ってドレン排
出口6から流出されるが、この間においてオリフィス部
分4b,4cをウォータシールする。その後にスチーム
導入口5から第2スチームトラップ12 内に流入したス
チームは、スチーム通路4を通ってドレン排出口6から
流出されるが、オリフィス部分4b,4cにおいては、
それが通路断面積の微小なものであり、他の通路部分4
a,4d,4eに比してスチームの流動抵抗が大きいこ
とから、緩慢に流動されることになる。つまり、スチー
ム通路4を通過するスチームは、ドレン排出口4から継
続的ではあるが、除々に排出されることになり、その間
に初期ドレンとの接触等により凝縮してオリフィス部分
4b,4cをウォータシールする。そして、引き続いて
流入したスチームは、オリフィス部分4b,4cが凝縮
ドレンによりウォータシールされていることから、上流
側のオリフィス部分4bでその流出を阻止される。そし
て、オリフィス部分4b,4cに充満する凝縮ドレンは
除々に流出するが、この凝縮ドレンの流出に伴って、上
流側のオリフィス部分4b,4cに新たに流入してくる
スチームは、オリフィス部分4b,4cを流動する凝縮
ドレンと接触する等により凝縮し、ドレン化される。つ
まり、オリフィス部分4bにおいては、凝縮ドレンの給
排が同時に行われることになる。なお、このような作用
は、上流側のオリフィス部分4bにおいて行われる場合
と下流側のオリィス部分4cにおいて行われる場合とが
ある。したがって、オリフィス部分4b,4cの通路断
面積を微小として、ドレンが緩慢に流動されるようにお
くことによって、オリフィス部分から排出されるドレン
量と該部分に供給される凝縮ドレン量とがバランスされ
て、つまり適正なドレン給排状態が維持されて、両オリ
フィス部分4b,4c又はその一方がウォータシールさ
れることになり、スチームの流出を可及的に阻止するこ
とができ、ドレン排出口6からのスチーム漏れが極めて
少なくなる。
【0031】ところで、適正なドレン給排状態が維持さ
れるためには、凝縮ドレンが継続的に排出されることを
条件として、凝縮ドレンがスチーム通路4を可及的に緩
慢に流動して、凝縮ドレンの排出量(ないし排出速度)
とスチームの凝縮量(ないし凝縮速度)とがバランスさ
れるように、オリフィス部分4b,4cの通路断面積等
を調整しておく必要があるが、かかる調整は、前述した
如く棒状ピン9,10ないし球体11,12の径を変更
することによって任意且つ容易に行うことができる。ま
た、第2スチームトラップ12 では、球体11,12の
数を変更することにより、流路の抵抗(流量)もある程
度任意に調整することができる。
【0032】一方、オリフィス部分4b,4cの通路断
面積を微小とすると、長期使用のうちには、水垢等がオ
リフィス部分4b,4cに付着,堆積して、凝縮ドレン
の円滑な流動を阻害する虞れが生じる。しかし、棒状ピ
ン9,10ないし球体11,12を上下動自在としてお
くと、スチーム通路4内における圧力変動により(つま
りドレン排出口6からのドレン流出による圧力変動やス
チームライン側の圧力変動により一種の脈動が生じるこ
とにより)棒状ピン9,10ないし球体11,12が上
下動され、この上下動による自浄作用により水垢等の付
着,堆積が確実に防止されることになる。したがって、
このような自浄作用によって、長期に亘って良好なスチ
ームトラップ機能が発揮されることになる。特に、第2
スチームトラップ12 にあっては、棒状ピン9,10に
比して軽量である球体11,12が上下動のみならず、
回転することになる。また、第3スチームトラップ13
にあっては、棒状ピン9,10が球体11,12により
点接触状態で支持されていることから、棒状ピン9,1
0も回転することになる。したがって、第2及び第3ス
チームトラップ12 ,13 では、貫通孔2a,2bに内
装されている棒状ピン9,10ないし球体11,12が
上下動及び回転することから、より効果的な自浄作用が
行なわれることになる。
【0033】なお、各スチームトラップ11 ,12 ,1
3 の構成は上記した実施の形態に限定されるものではな
く、本発明の基本原理を逸脱しない範囲において、適宜
に変更,改良することができ、例えば、図3〜図8に示
す如く構成することができる。
【0034】すなわち、図3に示す第1スチームトラッ
プ11 では、スチーム導入口5がトラップ本体2の下端
部に下向きに開口されている点及び入口側通路部分4a
がスチーム導入口5から上方に延びて第1オリフィス部
分4bの下端部に連通されている点を除いて、図1に示
すものと同一構造にされたものである。入口側通路部分
4aは、その上端部により棒状ピン9の下降を規制する
ために、傾斜状とされている。なお、かかる構成は、第
2及び第3スチームトラップ12 ,13 についても同様
も適用することができるが、球体11,12の脱落を防
止するための工夫(例えば、最下端の球体11,12が
貫通孔2a,2bの下端部から脱落しないように、貫通
孔2a,2bの下端部を若干狭窄させておく等の工夫)
を施しておくことが好ましい。
【0035】また、図4に示す第1スチームトラップ1
1 では、スチーム導入口5をトラップ本体2の下端部に
水平に開口させると共に、ドレン排出口6をトラップ本
体2の上端部に螺着させたカバー体3の上面に開口させ
てある。また、スチーム通路4は、スチーム導入口5か
ら水平に延びる入口側通路部分4aと、入口側通路部分
4aから上方に延びてトラップ本体2の上面に至る第1
及び第2オリフィス部分4b,4cと、両オリフィス部
分4b,4cの上端部間を接続する中間通路部分4d
と、中間通路部分4dから上方に延びてドレン排出口6
に連通する出口側通路部分4eとからなる。入口側通路
部分4a及び出口側通路部分4eは、トラップ本体2及
びカバー体3に穿設された円形孔である。中間通路部分
4dは、上記したと同様に、トラップ本体2とカバー体
3との間に形成されている。各オリフィス部分4b,4
cは、図1又は図3に示すものと同一構造であるが、ド
レンが同一方向に流動する。すなわち、ドレンはスチー
ム導入口5から入口側通路部分4aを経て両オリフィス
部分4b,4cを分岐上昇し、中間通路部分4dで合流
した上、出口側通路部分4eを経てドレン排出口6から
流出することになる。なお、かかる構成は、第2及び第
3スチームトラップ12 ,13 についても同様も適用す
ることができるが、少なくとも、第2オリフィス4cを
構成する球体12の脱落を防止するための工夫(例え
ば、最下端の球体12が貫通孔2bの下端部から脱落し
ないように、貫通孔2bの下端部を若干狭窄させておく
等の工夫)を施しておくことが好ましい。
【0036】また、図5に示す第1スチームトラップ1
1 は、スチーム導入口4をトラップ本体2の下端部に下
向きに開口させた点、両オリフィス部分4b,4cの貫
通孔2a,2bを同一径とした点及び入口側通路部分4
aをスチーム導入口4から上方に延びて両オリフィス部
分4b,4cの下端部に連通させた点を除いて、図4に
示すものと同一構造に構成されている。かかる構成は、
第2及び第3スチームトラップ12 ,13 についても同
様も適用することができる。
【0037】また、図6に示す第1スチームトラップ1
1 は、スチーム通路4の一箇所のみにオリフィス部分4
bを形成して、全体構造を簡略化させたものである。す
なわち、この第1スチームトラップ11 では、スチーム
導入口5をトラップ本体2の下端部に水平に開口させる
と共に、ドレン排出口6をカバー体3に穿設してある。
また、スチーム通路4は、スチーム導入口5から水平に
延びる入口側通路部分4aと該部分4aから上方に延び
るオリフィス部分4bと該部分4bをドレン排出口6に
連通させる出口側通路部分4eとからなる。オリフィス
部分4bは、上記したと同様に、トラップ本体2に穿設
された円形の貫通孔2aに断面円形の棒状ピン9を上下
動自在に嵌挿させてなる。出口側通路部分4eは、上記
したものにおける中間通路部分と同一構造のものであ
り、トラップ本体2とカバー体3との間に形成されてい
る。なお、かかる構成は、第2及び第3スチームトラッ
プ1 2 ,13 についても同様も適用することができる。
【0038】また、図7及び図8に示す第1スチームト
ラップ11 では、オリフィス部分4b,4cが棒状ピン
9,10の外周面に形成した軸線方向に延びる凹溝9
a,10aの内周面と貫通孔2a,2bの内周面とで構
成されている。凹溝9a,10aの形成数,形状は任意
であるが、図示では、一条の螺旋溝としてある。この場
合にも、棒状ピン9,10は貫通孔2a,2bに上下動
自在に挿通支持させておくことが好ましく、その場合、
棒状ピン9,10は圧力変動等により上記した場合と同
様に上下動する。このスチームトラップ11 は、オリフ
ィス部分4b,4cの構成を除いて、図1のものと同様
構造をなしている。なお、かかる構成は、第2スチーム
トラップ12 についても同様も適用することができる。
【0039】また、第2又は第3スチームトラップ
2 ,13 において、各オリフィス4b,4cに使用す
る球体11,12の数は任意に設定できる。また、第3
スチームトラップ13 においては、球体11,12をオ
リフィス構成要素としてより、自浄作用促進要素とし
て、つまり棒状ピン9,10の回転を円滑ならしめる一
種の軸受要素として機能させることができるが、かかる
場合には、球体11,12は、少なくとも、棒状ピン
9,10の下部に配置しておくだけでもよい。
【0040】また、上記したものにおいては、スチーム
通路4の一箇所又は二箇所にオリフィス部分を形成した
が、オリフィス部分の形成箇所は三箇所以上でもよい。
また、複数箇所にオリフィス部分を設ける場合、これら
のオリフィス部分におけるドレン流動方向は同一であっ
てもなくともよいし、オリフィス部分の形状(貫通孔の
内径等)も同一であってもなくともよい。勿論、第1及
び第3スチームトラップ11 ,13 において、棒状ピン
9,10の回転による自浄作用を期待する必要がない場
合には、貫通孔2a,2b及び棒状ピン9,10は断面
円形のものに限らない。
【0041】
【実施例】第1実施例として、オリフィス部分4b,4
cの上下方向長さを24mm、棒状ピン9,10の外径
を夫々3mm,4mm、貫通孔2a,2bの内径を夫々
3.05mm,4.05mmとした図1に示す構造の第
1スチームトラップ11 を製作した。また、第2実施例
として、貫通孔2a,2bの内径を夫々3.15mm,
4.15mmとした点以外、第1実施例のものと同一の
第1スチームトラップ11 を製作した。さらに、第3実
施例として、貫通孔2a,2bの内径を夫々3.25m
m,4.25mmとした点以外、第1実施例のものと同
一の第1スチームトラップ11 を製作した。
【0042】そして、第1〜第3実施例の各スチームト
ラップ11 に圧力3.2kgf/cm2 のスチーム(飽
和蒸気)をスチーム導入口5から供給して、ドレン排出
口6からのスチーム排出量を測定した。この測定は、各
実施例トラップ11 について各々3回に亘って行った。
その結果は、表1に示す通りであった。なお、ドレン排
出口6から排出されるスチームを溢流槽に導いて完全に
ドレン化させて、溢流槽から溢流させ、その溢流量をス
チーム排出量として測定した。
【0043】表1から、オリフィス部分4b,4cの大
きさ(貫通孔2a,2bと棒状ピン9,10との間のク
リアランス)が小さくなるに従ってスチーム排出量は少
なくなるが、オリフィス部分4b,4cが最大である第
3実施例のものについても、冒頭で述べた如き従来のス
チームトラップ(スチーム排出量は75ml/min.
程度である)に比して、スチーム排出量を大幅に抑制で
きることが理解される。また、1回目と2回目更には3
回目とでスチーム排出量に然程の差がないことから、水
垢等のオリフィス部分4b,4cへの付着,堆積が棒状
ピン9,10の上下動により効果的に防止されているこ
と、つまり長期に亘って良好なスチームトラップ機能が
発揮されることが理解される。
【0044】
【表1】
【0045】また、第4実施例として、オリフィス部分
4b,4cの上下方向長さを24mm、棒状ピン9,1
0の外径を4mm、貫通孔2a,2bの内径を4.05
mmとした図1に示す構造の第1スチームトラップ11
を製作した。また、第5実施例として、3個の球体1
1,12(外径4mm)を各貫通孔2a,2b(内径
4.05mm)に嵌挿させた点以外、第4実施例のもの
と同一構造をなす第2スチームトラップ12 を製作し
た。また、第6実施例として、5個の球体11,12
(外径4mm)を各貫通孔2a,2b(内径4.05m
m)に嵌挿させた点以外、第5実施例のものと同一構造
をなす第2スチームトラップ12 (図9に示すもの)を
製作した。さらに、第7実施例として、各貫通孔2a,
2b(内径4.05mm)に棒状ピン9,10(外径4
mm)及びその上下に配した一対の球体11,12(外
径4mm)を嵌挿させた点以外、第4実施例のものと同
一構造をなす第3スチームトラップ13 (図11に示す
もの)を製作した。
【0046】そして、第4〜第7実施例の各スチームト
ラップ11 ,12 ,13 について、 流体:エアー 入口側圧力:2kgf/cm2 出口側圧力:大気開放 温度:室温 の条件で流量測定を行って、入口側オリフィス(第1オ
リフィス4b)及び出口側オリフィス(第2オリフィス
4c)での流量係数(Cv値)を算出した。その結果
は、表2に示す通りであり、第2及び第3スチームトラ
ップ12 ,13 も第1スチームトラップ11 と同様のト
ラップ機能を発揮することが確認された。また、第2ス
チームトラップ12 では、球体数が多い程、流量が小さ
くなることが確認された。また、同時に、棒状ピン9,
10及び球体11,12の変位状況(上下動,回転)を
観察した。その結果、第1スチームトラップ11 では棒
状ピン9,10が上下動するのみで回転しないが、第2
及び第3スチームトラップ12,13 では、球体11,
12は勿論、棒状ピン9,10も少ない流量で回転する
ことが確認された。
【0047】
【表2】
【0048】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解されるよう
に、本発明によれば、バイメタルやフロートのような可
動部材を一切使用することなく、スチーム洩れを効果的
に防止しつつ、ドレンの排出を良好に行うことができ、
構造極めて簡単にして、信頼性,耐久性に富むスチーム
トラップを提供することができる。
【0049】また、オリフィス部分の通路断面積は、適
正なドレン給排状態が維持されるように、スチーム圧力
等のトラップ使用条件に応じて適正に調整しておく必要
があるが、本発明によれば、かかる調整を棒状ピンない
し球体の交換によって容易に行うことができる。したが
って、トラップ使用条件に拘わらず、棒状ピンないし球
体の交換のみによって対応でき、汎用性に優れたスチー
ムトラップを提供することができる。
【0050】また、棒状ピンないし球体を圧力変動等に
より上下動できるものとしておくことにより、更に好ま
しくは回転できるものとしておくことにより、オリフィ
ス部分に水垢等が付着,堆積するのを確実に防止するこ
とができ、かかる棒状ピンないし球体の動作による自浄
作用により、長期に亘って良好なスチームトラップ機能
を発揮させることができ、保守管理の極めて容易なスチ
ームトラップを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1スチームトラップの実施の形態を示す縦断
側面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う要部の拡大断面図であ
る。
【図3】第1スチームトラップの縦断側面図である。
【図4】第1スチームトラップの他の変形例を示す縦断
側面図である。
【図5】第1スチームトラップの更に他の変形例を示す
縦断側面図である。
【図6】第1スチームトラップの更に他の変形例を示す
縦断側面図である。
【図7】第1スチームトラップの更に他の変形例を示す
縦断側面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿う要部の拡大断面図で
ある。
【図9】第2スチームトラップの実施の形態を示す縦断
側面図である。
【図10】図9のX−X線に沿う要部の拡大断面図であ
る。
【図11】第3スチームトラップの実施の形態を示す縦
断側面図である。
【符号の説明】
1 …第1スチームトラップ、12 …第2スチームトラ
ップ、13 …第3スチームトラップ、2…トラップ本
体、2a,2b…貫通孔、3…カバー体、4…スチーム
通路、4b…第1オリフィス部分、4c…第2オリフィ
ス部分、5…スチーム導入口、6…ドレン排出口、9,
10…棒状ピン、9a,10a…凹溝(螺旋溝)、1
1,12…球体。
フロントページの続き (72)発明者 大道 邦彦 大阪府大阪市西区立売堀2丁目3番2号 株式会社フジキン内 (72)発明者 中浜 隆泰 大阪府大阪市西区立売堀2丁目3番2号 株式会社フジキン内 (72)発明者 吉川 和博 大阪府大阪市西区立売堀2丁目3番2号 株式会社フジキン内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチーム導入口からドレン排出口に至る
    一連のスチーム通路を設けると共に、そのスチーム通路
    の一箇所又は複数箇所に通路断面積の微小なオリフィス
    部分を形成してなり、このオリフィス部分は、その両側
    のスチーム通路部分に連通する貫通孔とこれに嵌挿した
    棒状ピンとの対向周面間に形成される微小隙間で構成さ
    れていることを特徴とするスチームトラップ。
  2. 【請求項2】 スチーム導入口からドレン排出口に至る
    一連のスチーム通路を設けると共に、そのスチーム通路
    の一箇所又は複数箇所に通路断面積の微小なオリフィス
    部分を形成してなり、このオリフィス部分は、その両側
    のスチーム通路部分に連通する貫通孔とこれに直列状に
    嵌挿した複数の球体との対向周面間に形成される微小隙
    間で構成されていることを特徴とするスチームトラッ
    プ。
  3. 【請求項3】 スチーム導入口からドレン排出口に至る
    一連のスチーム通路を設けると共に、そのスチーム通路
    の一箇所又は複数箇所に通路断面積の微小なオリフィス
    部分を形成してなり、このオリフィス部分は、その両側
    のスチーム通路部分に連通する貫通孔とこれに直列状に
    嵌挿した棒状ピン及び少なくとも一の球体との対向周面
    間に形成される微小隙間で構成されていることを特徴と
    するスチームトラップ。
  4. 【請求項4】 貫通孔が上下方向に延びており、この貫
    通孔に、棒状ピンが一定範囲で上下動自在に嵌挿されて
    いることを特徴とする、請求項1に記載するスチームト
    ラップ。
  5. 【請求項5】 貫通孔が上下方向に延びており、この貫
    通孔に、球体が回転自在且つ一定範囲で上下動自在に嵌
    挿されていることを特徴とする、請求項2に記載するス
    チームトラップ。
  6. 【請求項6】 貫通孔が上下方向に延びており、この貫
    通孔に、棒状ピン及びその上下に配した球体が回転自在
    に且つ一定範囲で上下動自在に嵌挿されていることを特
    徴とする、請求項3に記載するスチームトラップ。
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