JP2002308921A - 水性分散液、その製造方法及び用途 - Google Patents
水性分散液、その製造方法及び用途Info
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Abstract
に対し、塗料、インキ又は接着剤用樹脂として優れた付
着性、塗膜外観を有し、かつ耐油性の良好な塗膜を与え
る水性分散液を提供する。 【解決手段】 アニオン性界面活性剤の存在下、塩素含
有率が15〜35重量%であるカルボキシル基含有塩素
化ポリオレフィン樹脂を分散含有する原料水性分散液
に、特定の水酸基含有アクリルモノマー及び重合性単量
体を重合して得られる重合体を含有することを特徴とす
る水性分散液。
Description
の製造方法ならびにそれを用いた用途に関する。さらに
詳しくは、ポリプロピレン系樹脂成型品を塗装する際に
使用するプライマーや塗料、さらにポリプロピレン系樹
脂製品を他の基材と接着する際のバインダー樹脂用途に
適した水性分散液に関する。
樹脂は、化学的安定性が高く、廉価である。さらに、物
性のバランスに優れており、リサイクルが可能である等
の理由により、その使用量は自動車部品、家庭用電化製
品、家庭用雑貨類向け成型品を中心に、年々増加してい
る。しかしながら、オレフィン系樹脂は分子鎖中に極性
基を含まないため、塗装されにくく、接着等が困難であ
るという欠点を有している。
の場合には、プライマー又はワンコートとして塩素化ポ
リプロピレンを主成分とした樹脂を使用するのが一般的
である。しかし、塩素化ポリプロピレンは、トルエン、
キシレン等の芳香族系有機溶媒を使うのが一般的であ
り、安全衛生・環境汚染面から問題があった。
剤用途では、水性化がさかんに検討されている。特に、
プラスチックのリサイクル等の観点から、表面処理され
ていないポリオレフィン樹脂系基材に、ワンコートで塗
布できる塗料の必要性が高まってきた。この場合、付着
性のみならず、樹脂層が直接塗膜表面にくるため、耐油
性も必要である。
の水性樹脂分散液(例えば、特公平8-6009、特開平6-80
738等)は、ポリプロピレンへの密着性は良好なもの
の、塩素化ポリプロピレン自体が油成分に対して可溶な
ため、耐油性に問題がある。
オレフィンに重合する方法が提案されている。例えば、
特開平5-209006には、塩素化ポリオレフィン樹脂をアク
リル系単量体に溶解後、これを水中に強制分散させ、そ
の後水系化物を得る方法が提案されている。また、特開
平7-26088には、塩素化樹脂にアクリル系単量体及び重
合性界面活性剤をグラフト重合した後、アミンで中和
し、高圧乳化機で乳化反応する方法が提案されている。
さらに、特開平9-316134には、塩素化ポリオレフィン樹
脂の水性分散液にアクリル系単量体を加え、塩素化ポリ
オレフィン樹脂を膨潤させた後に、該アクリル系単量体
を重合させる方法が提案されている。
化ポリオレフィン樹脂溶液を水中へ微粒子分散させるこ
とが難しい。特に、塩素含有率25%以下の低塩素化ポリ
オレフィン樹脂は、(メタ)アクリル系単量体にはほと
んど溶解しないため、該方法での水性化物を得るのは困
難である。また、特開平7-26088の方法では、高圧乳化
機で700kg/cm2で数回乳化処理を行うため、製造上煩雑
である。さらに、特開平9-316134の方法では、分子内に
極性基を持つアクリル系単量体は、塩素化ポリオレフィ
ン樹脂の膨潤を妨げる等の記載があるように、アクリル
系単量体の使用に制限がある。また、ワンコート塗装の
場合に必要とされる耐油性について、さらなる改良が求
められていた。
は、ポリオレフィン系樹脂の成型品又はフイルムに対
し、塗料、インキ又は接着剤用途として優れた付着性、
塗膜外観を有し、かつ耐油性の良好な塗膜を与える水性
分散液及びその製造方法ならびにそれを用いた用途を提
供することにある。
た結果、カルボキシル基含有塩素化ポリオレフィン樹脂
を分散含有する原料水性分散液を調整した後、アニオン
性界面活性剤の存在下で、特定の水酸基含有アクリルモ
ノマー及び重合性単量体を重合して得られる重合体を含
有する水性分散液により、上記課題を達成できることを
見い出した。
く、ポリオレフィン系樹脂成型品を塗装する際に使用す
る塗料用樹脂や、ポリプロピレン系樹脂成型品を他の基
材と接着させる際の接着剤用樹脂などの用途として、密
着性、耐油性、塗膜外観の良好な塗膜を与えることを見
い出した。以下に詳細に説明する。
有塩素化ポリオレフィン樹脂は、ポリオレフィンをクロ
ロホルム等の塩素に不活性な溶剤に溶解させ、塩素ガス
を吹き込んで塩素化して得られるものである。塩素化の
前あるいは後にα、β−不飽和カルボン酸又はその無水
物をグラフト共重合することにより、カルボキシル基を
導入することができる。
ロピレンの単独重合体、又はエチレン若しくはプロピレ
ンとその他のコモノマー、例えばブテン−1、ペンテン
−1、ヘキセン−1、ブテン−1、ヘプテン−1、オク
テン−1などの炭素数2以上、好ましくは2〜6のα−
オレフィンコモノマーのランダム共重合体又はブロック
共重合体である。ブロック共重合体よりはランダム共重
合体の方が好ましい。また、コモノマーを2種類以上共
重合しても良い。
は、上記ポリオレフィンをα、β−不飽和カルボン酸又
はその無水物で、グラフト反応により変性を行ったポリ
オレフィンである。α、β−不飽和カルボン酸又はその
無水物としては、例えばマレイン酸、フマル酸、イタコン
酸、シトラコン酸、アリルコハク酸、メサコン酸、アコ
ニット酸及びこれらの酸無水物等が挙げられる。この
他、これらカルボン酸のエステルも挙げられる。これら
のうち、酸無水物が好ましい。ポリオレフィンにα、β
−不飽和カルボン酸又はその無水物をグラフト共重合す
る方法は、公知の方法で行えばよい。例えば、ポリオレ
フィンを融点以上に加熱溶融させて、ラジカル発生剤の
存在下で、グラフト共重合させる方法によって行うこと
ができる。
樹脂は、塩素含有率が15〜35重量%のものが使用で
きる。15重量%未満では、融点、溶融粘度が高すぎて
水分散がうまく行えない。35重量%を超えると、基材
への密着性が劣るようになる。より好ましくは18〜2
8重量%である。尚、本発明における塩素含有率は、J
IS−K7229に基づいて測定した値である。
フィン樹脂の酸価は、10〜100が好ましい。10未
満では乳化性が劣り、100を超えるとポリプロピレン
への接着性が悪くなる。尚、本発明における酸価は、J
IS―K0070に基づいて測定した値である。
フィン樹脂の数平均分子量は、2000〜40000が
好ましい。2000未満では凝集力が不足して、ポリオ
レフィン樹脂に対する密着力が悪くなる。40000を
超えると、水に分散させる時の操作性が悪くなり好まし
くない。分子量をこの範囲に抑える為には、原料の分子
量やグラフト反応を行う時の条件を選択することで可能
である。また、一旦原料の分子量を下げた後、グラフト
反応を行うという方法でも可能である。尚、本発明にお
ける数平均分子量は、GPC(ゲルパーミエーションク
ロマトグラフィ、標準物質ポリスチレン)で測定した値
である。
化ポリオレフィン樹脂を分散含有する原料水性分散液と
は、エマルションの状態であるものを示し、公知の方法
(例えば、油化学、VOL.17 PAGE.133(1968))により得
ることができる。例えば、カルボキシル基含有塩素化ポ
リオレフィン樹脂を、約100℃で溶融させ、非イオン
界面活性剤及び塩基性物質を加えて溶融混練する。溶融
状態において、80〜98℃の水を加えて、油中分散型
(W/O型)の分散体を形成させる。続いて水を加えな
がら、これを水中分散型(O/W型)の分散体に転相さ
せる。必要に応じて、追加量の水を添加することによ
り、カルボキシル基含有塩素化ポリオレフィン樹脂の原
料水性分散液を得ることができる。
エチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェノールエ
ーテル、ソルビタンアルキルエステル、ポリオキシアル
キレンアルキルエーテル等を用いることができる。これ
らは、単独でも、HLBの異なる2種類以上を混合して
用いても良い。また、非イオン界面活性剤を主体とし
て、少量のアニオン性界面活性剤を併用しても良い。
基含有塩素化ポリオレフィン樹脂に対して、固形分換算
で1〜30重量%が好ましく、特に3〜25重量%が望
ましい。1重量%未満だと水性分散液の安定性が悪くな
り、30重量%を超えると塗膜の付着性、耐水性が悪く
なる。
を中和し、イオン化して水への分散を良好にするためで
ある。塩基性物質を加えないと、安定性の良い分散液が
得られない。塩基性物質としては、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、アンモニア、メチルアミン、エチルア
ミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ヘキシルアミ
ン、オクチルアミン、エタノールアミン、プロパノール
アミン、ジエタノールアミン、N−メチルジエタノール
アミン、ジメチルアミン、トリエチルアミン、モルホリ
ン等を例示できる。
素化ポリオレフィン樹脂のカルボキシル基に対して、
0.4〜1.5化学当量が好ましい。0.4化学当量未
満や1.5化学当量を超える量を用いた場合には、得ら
れる水性分散液の安定性が悪い。
化ポリオレフィン樹脂を分散含有する原料水性分散液の
濃度は、用途により適宜選択すればよい。分散液濃度は
高すぎても低すぎても塗工作業性が損なわれるため、樹
脂固形分濃度5〜60wt%が好ましい。
下、上記カルボキシル基含有塩素化ポリオレフィン樹脂
を分散含有する原料水性分散液に、下記一般式(1)で
示される1分子中にエチレン性不飽和結合を有する水酸
基含有アクリルモノマー(以下、水酸基含有アクリルモ
ノマーと略)を添加し、上記カルボキシル基含有塩素化
ポリオレフィン樹脂に重合させる。この際の反応温度は
60〜90℃、反応時間は1〜6時間が好ましい。
ては、アルキル硫酸エステル塩、アルキルフェノール硫
酸塩、アルキルフェノールスルホン酸塩、リン酸エステ
ル塩等が例示できる。アニオン性界面活性剤の量は、カ
ルボキシル基含有塩素化ポリオレフィン樹脂に対して、
固形分換算で1〜30重量%が好ましく、特に3〜25
重量%が望ましい。1重量%未満だと得られる水分散液
の安定性が悪くなり、30重量%を超えると、塗膜の付
着性、耐水性が悪くなる。
樹脂に、水酸基含有アクリルモノマーを乳化重合するこ
とは、その後重合させる重合性単量体の反応性を改善す
るために、必要不可欠なものである。すなわち、水酸基
含有アクリルモノマーをカルボキシル基含有塩素化ポリ
オレフィン樹脂と反応せしめることにより、重合性単量
体との反応点が増えるため、重合性単量体がカルボキシ
ル基含有塩素化ポリオレフィン成分に効率良く重合でき
る効果があるものと考えられる。水酸基含有アクリルモ
ノマーで処理をしない場合、もしくは上記一般式(1)
以外の水酸基含有アクリルモノマーを用いた場合には、
立体障害のためか、カルボキシル基含有塩素化ポリオレ
フィン樹脂への重合性単量体の重合が上手くいかず、ホ
モポリマーをつくりやすい。このため、2種類の異なる
エマルションを、単純にブレンドした系に近いエマルシ
ョンしか得られない。
体的には、2−ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロ
キシメチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、
ジメチルトリメチレンカーボネート変性(メタ)アクリ
ル酸エステルに総称される化合物、アクリル酸エステル
に代表される化合物としては、メチル(メタ)アクリレ
ート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)
アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート等を用いる
ことができる。ジメチルトリメチレンカーボネート変性
(メタ)アクリル酸エステルに総称される化合物は、例
えば、特開平7-126222号公報に準じて合成することがで
きる。
マーにより導入される水酸基含有量は、重合体において
固形分換算で0.1〜5重量%が望ましい。0.1重量
%未満では、その後重合させる重合性単量体が重合せ
ず、ホモポリマーが生成しやすい。その結果、単純なカ
ルボキシル基含有塩素化ポリオレフィン樹脂エマルショ
ンとアクリルエマルションのブレンド系に近い状態にな
る。このため、ポリプロピレン基材へ塗装し、80℃で
焼付を行った際に、基材上において相溶せず、本質的に
油成分に弱い塩素化樹脂成分が溶けるため、耐油性が劣
るようになる。また、5重量%を超えると、ミセル内で
ゲル化が進行する等、得られる水性分散液の液性及び保
存安定性に問題がある。尚、本発明における水酸基含有
量は、JIS−K0070に基づいて計算した値であ
る。
リオレフィン樹脂に水酸基含有アクリルモノマーを重合
させた水性分散液に、重合性単量体を加え、重合を開始
する。重合を効率良く進めるため、重合開始剤として
は、通常の乳化重合で用いられる水溶性の重合開始剤を
用いるのが好ましい。例えば、過硫酸カリウム、過硫酸
アンモニウム等が使用できる。重合条件としては、使用
する重合開始剤の半減期にもよるが、重合時の反応温度
は60〜90℃、反応時間は1〜6時間が好ましい。ま
た、重合を速やかに進めるために、重合系内の雰囲気を
窒素ガスのような不活性ガスで置換しておくことが望ま
しい。
は、例えば(メタ)アクリル酸、メチル(メタ)アクリ
レート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メ
タ)アクリレート、iso−ブチル(メタ)アクリレー
ト、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリ
ル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレ
ート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート等のアクリ
ル系単量体、スチレン、酢酸ビニル等がある。これら単
量体は、それぞれ単独又は2種以上併用することができ
る。
化ポリオレフィン樹脂/水酸基含有アクリルモノマー及
び重合性単量体の割合は、10〜50/50〜90(固
形分重量比)が好ましい。この範囲よりもカルボキシル
基含有塩素化ポリオレフィン樹脂の量が少ないと、ポリ
オレフィン基材への付着性が劣る。一方、この範囲より
もカルボキシル基含有塩素化ポリオレフィン樹脂が多い
と、油成分に対して可溶な成分が増えるため耐油性が劣
る等の問題が生じてくる。
(Tg)は、10〜80℃が好ましい。10℃未満の場
合、ワンコート塗装後の塗膜表面が柔らかすぎ、油成分
に対して弱くなる。80℃を超えると、現在主流になっ
ている塗膜乾燥温度80℃の条件下で樹脂が硬すぎ、密
着性が劣るばかりか、場合により成膜しないため好まし
くない。
リオレフィン系樹脂、特にポリプロピレンに対する密着
性が優れており、塗膜の耐油性も良好かつ粒子径が小さ
く、安定性も良好である。
用樹脂、インキ用樹脂、接着剤用樹脂として用いること
ができる。また、本発明の効果を阻害しない範囲で、各
用途において、慣用されている種々の添加剤を添加する
こともできる。例えば、顔料を混ぜて使用しても良く、
他の水性樹脂をブレンドしても良い。他の水性樹脂とし
ては、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、塩素化樹脂等が挙
げられる。
中でカルボキシル基含有塩素化ポリオレフィン樹脂に、
水酸基含有アクリルモノマーを一旦反応させた後に、重
合性単量体を重合させることで、本質的に反応性が劣る
カルボキシル基含有塩素化ポリオレフィン樹脂と重合性
単量体との反応性を改善することにある。さらに、保存
安定性が良く、ポリオレフィン系樹脂の成型品に塗装す
る際に使用するワンコート塗料やプライマー用途や、ポ
リプロピレン系樹脂成型品を他の基材と接着させる際の
接着剤やプライマー用途として、密着性、耐油性、塗膜
外観の良好な塗膜を与えるということにある。
るが本発明はこれによって限定されるものではない。
あるアイソタクチックポリプロピレン500gを、撹拌
機と滴下ロートとモノマーを還流するための冷却管を取
り付けた三口フラスコに入れ、180℃で一定に保たれ
た油浴中で完全に溶解した。フラスコ内の窒素置換を約
10分間行った後、撹拌を行いながら、無水マレイン酸
20gを約5分間かけて投入した。次に、ジ−t−ブチ
ルパーオキシド2gを10mlのヘプタンに溶解し、滴下
ロートにより、約30分間かけて投入した。この時、系
内は180℃に保たれた。さらに1時間反応を継続した
後、アスピレータでフラスコ内を減圧しながら、約30
分間かけて、未反応の無水マレイン酸を取り除いた。次
に、この生成物を反応釜に約300g投入し、5リット
ルのクロロホルムを加え、2kg/cm2の圧力下で十分に
溶解した後、紫外線を照射しつつ、塩素含有量が22重
量%になるようにガス状の塩素を反応釜底部より吹き込
んだ。反応終了後、二軸押出機を用いて溶媒であるクロ
ロホルムを減圧留去し、カルボキシル基含有塩素化ポリ
プロピレンの固形品を得た。このものの酸価は26、融
点は90℃、数平均分子量は28000であった。
あるエチレン含有量6.1モル%であるエチレン−プロ
ピレン共重合体500gを用いて、製造例1と同様にし
て、無水マレイン酸33g、ジ−t−ブチルパーオキシ
ド3.3gを10mlのヘプタンに溶解したものを投入し
た。その後も製造例1と同様にして、塩素含有量が18
重量%のカルボキシル基含有塩素化ポリプロピレンの固
形品を得た。このものの酸価は62、融点は72℃、数
平均分子量は22000であった。
基含有塩素化ポリオレフィン100gを、撹拌機付のフ
ラスコに取り、100℃に加熱溶融した。その後、非イ
オン性界面活性剤(花王(株)製、エマルゲン920)
20gを加えてよく撹拌し、モルホリン1.5gを添加
した。温度を100℃に保ち、強く撹拌しながら、90
℃の水を少量ずつ加えた。粘度は上昇したが、そのまま
水を加え続けると粘度は低下した。水を200g加えた
後、乳白色のエマルションを得た。ここで、水をさらに
加え、30wt%濃度に調整し、原料分散液とした。次
に、75℃に加温し、この原料分散液150gに、2−
ヒドロキシエチルアクリレート(以下、2−HEAと
略)5.4g、水365g及びアニオン性界面活性剤
(花王(株)製、エマールNC)9.0gを加えた。1
時間撹拌した後、重合開始剤(過硫酸アンモニウム)
0.9g、シクロヘキシルメタアクリレート(以下、C
HMAと略)68g及びイソブチルメタアクリレート
(以下、i−BMAと略)68gを1時間かけて逐添
し、75℃で3時間反応を行った。その後、冷却し、水
性分散液を得た。得られた水性分散液の物性について、
表1に示す。
Aの変わりに、ジメチルトリメチレンカーボネート(1
量体)変性メタクリル酸エチル(ダイセル化学工業
(株)製、HEMAC)を用いた以外は、同様にして水
性分散液を得た。得られた水性分散液の物性について、
表1に示す。
A4g、水180g、CHMA25g及びi−BMA2
4gと添加量を変更した以外は、同様にして水性分散液
を得た。得られた水性分散液の物性について、表1に示
す。
で得たカルボキシル基含有塩素化ポリオレフィン100
gを用いた以外は、同様にして水性分散液を得た。得ら
れた水性分散液の物性について、表1に示す。
報実施例1に従って、水性樹脂組成物を製造した。すな
わち、冷却器、温度計、攪拌機および重合性単量体滴下
装置を備えた1リットルフラスコに、実施例1と同様に
して調整した原料分散液(30wt%濃度)233gおよ
び蒸留水410gを仕込んだ後、フラスコ内を窒素ガス
で置換した。ついでフラスコ内容物の温度を65℃に保
持しつつ、撹拌下、i−BMA95g、CHMA52
g、シクロヘキシルアクリレート42gおよびスチレン
21gからなる単量体混合物を1時間にわたって滴下
し、その後さらに同温度で1時間撹拌を続けた。得られ
た水性分散液に、反応性乳化剤(花王(株)製、ラテム
ルS−180A)5gおよび重合開始剤(過硫酸アンモ
ニウム)1gを含有する水溶液30gを加え、フラスコ
内温を77℃に上げて単量体混合物の重合を開始した。
重合反応は、反応に伴う発熱が終了した後さらに同温度
で60分間保持し、さらに90℃で1.5時間保持する
ことによって行い、その後冷却して水性樹脂組成物を得
た。得られた水性分散液の物性について、表1に示す。
Aを添加せず、CHMA及びi−BMAの添加量をそれ
ぞれ70.7gとした以外は、同様にして水性分散液を
得た。得られた水性分散液の物性について、表1に示
す。
Aを25.5g、CHMAを323g、i−BMAを3
23gとした以外は、同様にして水性分散液を得た。得
られた水性分散液の物性について、表1に示す。
%の原料分散液450gに対して2−HEAを1g、C
HMAを12.7g、i−BMAを12.7g加えた以
外は、同様な操作を行ったものの、水性分散液が流動性
のない状態まで増粘してしまい、水性分散液は得られな
かった。
有モノマーを添加する際に用いるアニオン性界面活性剤
の代わりに、非イオン性界面活性剤(花王(株)製、エ
マルゲン920)を用いたところ、水性分散液が分離し
てしまい、水性分散液は得られなかった。
樹脂/水酸基含有アクリルモノマー+重合製単量体(重
量比) Tg※3:重合体のガラス転移温度
3で得られた水性分散液に、水を加えて30%濃度に調
整した。これを50℃で1ヶ月保存し、以下の試験によ
り、保存安定性を評価した。結果を表2に示す。 ・外観:目視にて判定。表中、外観に変化が無い場合○
とした。 ・平均粒子径:ゼーターサイザー(測定範囲1μm以下、M
ARVARON製)にて測定。
期保存により、平均粒子系が大きく変化していることが
分かる。平均粒子系が変化すると、ツブが発生し塗装適
性が低下する点で好ましくない。
3の水性分散液をろ過した液を、ポリプロピレン樹脂板
にスプレー塗装した。その後、10分間室温で放置し、熱
風乾燥器を用いて、80℃で30分間乾燥した(乾燥後膜
厚;20〜30μm)。得られた塗装板を室温で1日間
放置した後、以下の塗膜の試験を行った。結果を表3に
示す。 ・付着性 塗膜表面にカッターで素地に達する切れ目を入れて2mm
間隔で100個の碁盤目を作り、その上にセロハン粘着
テープを密着させて180度方向に引き剥がし、残存す
る碁盤目の数を数えた。表中、剥がれなかった碁盤目数
が100なら○、99以下は×とした。 ・耐油性 耐エンジンオイル性:塗膜表面に、市販のエンジンオイ
ル(EXXON Mobile社製、Mobil super SJ Low-40)を刷
毛にて均一塗布し、80℃で2時間乾燥した。乾燥後の
塗膜表面状態を確認した。表中、変化が見られなかった
ものを○、塗膜が膨潤しフクレが生じたものを×とし
た。 耐牛脂性:塗膜表面に、市販の牛脂(和光純薬(株)
製、牛脂)を塗布し、80℃で2時間乾燥した。乾燥後
の塗膜表面状態を確認した。表中、変化が見られなかっ
たものを○、塗膜が膨潤しフクレが生じたものを×とし
た。
はできなかった。
成型品又はフイルムに対し、塗料、インキ又は接着剤用
樹脂として、優れた保存安定性、付着性、塗膜外観を有
し、かつ耐油性の良好な塗膜を与える水性分散液を得る
ことができる。さらに、本発明にでは、トルエン等の芳
香族系溶剤を全く用いないので、安全衛生、環境汚染の
面で全く問題がなく、産業上有用である。
Claims (9)
- 【請求項1】 アニオン性界面活性剤の存在下、塩素含
有率が15〜35重量%であるカルボキシル基含有塩素
化ポリオレフィン樹脂を分散含有する原料水性分散液
に、下記一般式(1)で示される1分子中にエチレン性
不飽和結合を有する水酸基含有アクリルモノマー及び重
合性単量体を重合して得られる重合体を含有することを
特徴とする水性分散液。 【化1】 - 【請求項2】 カルボキシル基含有塩素化ポリオレフィ
ン樹脂と、水酸基含有アクリルモノマー及び重合性単量
体が、10〜50/90〜50(固形分重量比)である
請求項1記載の水性分散液。 - 【請求項3】 前記重合体における水酸基含有率が、固
形分換算で0.1〜5重量%である請求項1又は2記載
の水性分散液。 - 【請求項4】 カルボキシル基含有塩素化ポリオレフィ
ン樹脂の酸価が、10〜100である請求項1〜3いず
れか1項記載の水性分散液。 - 【請求項5】 カルボキシル基含有塩素化ポリオレフィ
ン樹脂の数平均分子量が、2000〜40000である
請求項1〜4いずれか1項記載の水性分散液。 - 【請求項6】 アニオン性界面活性剤の存在下、塩素含
有率が15〜35重量%であるカルボキシル基含有塩素
化ポリオレフィン樹脂を分散含有する原料水性分散液
に、下記一般式(1)で示される1分子中にエチレン性
不飽和結合を有する水酸基含有アクリルモノマーを重合
した後、さらに重合性単量体を重合することを特徴とす
る水性分散液の製造方法。 【化2】 - 【請求項7】 請求項1〜5いずれか1項記載の水性分
散液を用いたポリオレフィン基材用の塗料用樹脂。 - 【請求項8】 請求項1〜5いずれか1項記載の水性分
散液を用いたポリオレフィン基材用のインキ用樹脂。 - 【請求項9】 請求項1〜5いずれか1項記載の水性分
散液を用いたポリオレフィン基材用の接着剤用樹脂。
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