JP2002308339A - 板状体収納ボックス - Google Patents

板状体収納ボックス

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JP2002308339A
JP2002308339A JP2001114382A JP2001114382A JP2002308339A JP 2002308339 A JP2002308339 A JP 2002308339A JP 2001114382 A JP2001114382 A JP 2001114382A JP 2001114382 A JP2001114382 A JP 2001114382A JP 2002308339 A JP2002308339 A JP 2002308339A
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storage box
box
side plate
body storage
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JP2001114382A
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English (en)
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Hiroto Shibata
浩人 柴田
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Sydek Corp
Original Assignee
Sydek Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板状体に組み込んだ電子部品を損傷させず、
しかも、板状体に塵、埃、ゴミ等が付着させないように
した板状体収納ボックスを低コストで提供する。 【解決手段】 発泡樹脂材料で構成した矩形の底板1及
び後ろ側板2並びに略三角形の左側板3及び右側板4を
有する一対の箱体部材100,200を、その一方の上
下が逆になるように、対角線方向に嵌合させて箱体とし
た板状体収納ボックスにおいて、(イ)前記底板1及び
後ろ側板2が、断面L字状に一体的に形成されると共
に、前記左側板3及び右側板4が、それぞれ、前記断面
L字状に一体的に形成された底板1及び後ろ側板2の左
右の両端に一体的に形成され、そして、(ロ)前記底板
1及び後ろ側板2が、それぞれ、それらの内壁に前記L
字に沿った複数の板状体挿入溝を有するものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器に使用さ
れる液晶基板、液晶モジュール、プリント配線基板等の
板状体を収納して、輸送したり、また、一時的に保管し
たりするのに使用する板状体収納ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子機器に使用される液晶基板、
液晶モジュール、液晶フィルター、プリント配線基板等
の板状体は、薄いガラス基板の表面に微細な電子部品を
組み込んだ板状体であるので、外周が板状体の外周より
大きく且つ内周が板状体より一回り小さいロ字形のポリ
スチレン等の低発泡体からなる緩衝板と板状体とを順に
複数枚重ね、これらをゴム或いはテープで固定していた
(以下、「従来技術1」という。)が、ロ字形の打ち抜
き加工で粉が発生し、そのために、複数枚の集合体を固
定する際、或いは、輸送時の振動等により、緩衝材と板
状体とが摺擦し合い、板状体に組み込んだ電子部品を広
範囲に損傷させるという問題があった。
【0003】そこで、このような問題を解決するため
に、「対をなす当て板と、ヒンジ部とを有するコーナパ
ッドであって、対をなす当て板は、梱包物のコーナを挟
み込む隣接した端部にそれぞれあてがう発泡樹脂からな
る平板形状をなし、コーナの隣接した端部がなす角度に
組み合わせて用いられるものであるコーナパッド」にお
いて、「前記対をなす当て板は、溝を有し、溝は、平板
状の梱包物のコーナと向き合う当て板の内面に所望のピ
ッチで平行に設けられ、平板状梱包物の端縁を嵌合保持
するものであること」とするコーナパッドに係わる技術
(以下、「従来技術2」という。)が提案された(特開
平5−319456号公報)。
【0004】また、「発泡倍率が少なくとも5倍以上、
圧縮強度が0.088MPa以上0.304MPa以下
のポリオレフィンビーズ発泡体からなる緩衝材であっ
て、断面が略L字形を呈し、該L字に沿って内側には基
板挿入溝を複数本設けたガラス基板用緩衝材」におい
て、「複数のガラス基板を所定の間隔をもって平行に配
置して立方体を形成し、各基板の角部をそれぞれ前記ガ
ラス基板用緩衝材の基板挿入溝に挿入して直行する立方
体の4辺を前記緩衝材により嵌合固定すること」とする
ガラス基板用緩衝材を用いた包装体に係わる技術(以
下、「従来技術3」という。)が提案された(特開平5
−319456号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術2のコー
ナパッドは、4個とも、対をなす当て板の内面に所望の
ピッチで平行に設けられた溝を有しているので、従来技
術1のような打ち抜き粉による平板状梱包物の表面の電
子部品の損傷を防止することができるという利点がある
が、ヒンジ部で係合された当て板の両側端に一体的に成
形した側壁を有したものでないので、落下したりぶつか
ったりすると、平板状梱包物に圧縮しようとする力が直
接かかると共にヒンジを閉じようとする力が直接かか
り、そのために、平板状梱包物に組み込んだ電子部品が
振動、衝撃等によって損傷されやすいという問題があっ
た。また、前記従来技術2のコーナパッドは、側壁を有
していないので、平板状梱包物に対して閉じられた空間
を確保することができず、そのために、平板状梱包物に
塵、埃、ゴミ等が付着するという問題があった。
【0006】前記従来技術3のガラス基板用緩衝材は、
4個とも断面が略L字形を呈し、該L字に沿って内側に
は基板挿入溝を複数本設けたので、前記従来技術1と同
様に、ガラス基板の表面の損傷を防止することができる
という利点があるが、断面が略L字形を呈するように成
形した緩衝材の板の両側端に一体的に成形した側壁を有
していないので、落下したりぶつかったりすると、平板
状梱包物に圧縮しようとする力が直接かかり、そのため
に、ガラス基板に組み込んだ電子部品が振動、衝撃等に
よって損傷されやすいという問題があった。また、前記
従来技術3のコーナパッドは、側壁を有していないの
で、ガラス基板に対して閉じられた空間を確保すること
ができず、そのために、ガラス基板に塵、埃、ゴミ等が
付着するという問題があった。
【0007】本発明は、かかる問題を解決することを目
的としている。即ち、本発明は、板状体に組み込んだ電
子部品を損傷させず、しかも、板状体に塵、埃、ゴミ等
が付着させないようにした板状体収納ボックスを低コス
トで提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために、発泡樹脂材料で構成した矩形の底板及
び後ろ側板並びに略三角形の左側板及び右側板を有する
一対の箱体部材を、その一方の上下が逆になるように、
対角線方向に嵌合させて箱体とした板状体収納ボックス
において、(イ)前記底板及び後ろ側板が、断面L字状
に一体的に形成されると共に、前記左側板及び右側板
が、それぞれ、前記断面L字状に一体的に形成された底
板及び後ろ側板の左右の両端に一体的に形成され、そし
て、(ロ)前記底板及び後ろ側板が、それぞれ、それら
の内壁に前記L字に沿った複数の板状体挿入溝を有する
ものとしたところ、板状体に組み込んだ電子部品に損傷
させず、しかも、板状体に塵、埃、ゴミ等が付着させな
いようにした板状体収納ボックスを低コストで提供する
ことを見出して本発明を完成するに至った。
【0009】即ち、請求項1に記載された発明は、発泡
樹脂材料で構成した矩形の底板及び後ろ側板並びに略三
角形の左側板及び右側板を有する一対の箱体部材を、そ
の一方の上下が逆になるように、対角線方向に嵌合させ
て箱体とした板状体収納ボックスにおいて、(イ)前記
底板及び後ろ側板が、断面L字状に一体的に形成される
と共に、前記左側板及び右側板が、それぞれ、前記断面
L字状に一体的に形成された底板及び後ろ側板の左右の
両端に一体的に形成され、そして、(ロ)前記底板及び
後ろ側板が、それぞれ、それらの内壁に前記L字に沿っ
た複数の板状体挿入溝を有することを特徴とする板状体
収納ボックスである。
【0010】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載された発明において、前記一対の箱体部材は、その
嵌合面の中間部分より上の部分に雄型嵌合部を有し、そ
して、その嵌合面の中間部分より下の部分に雄型嵌合部
を有することを特徴とするものである。
【0011】請求項3に記載された発明は、請求項1又
は2に記載された発明において、前記一対の箱体部材
が、一方の箱体部材の雌型嵌合部及び雄型嵌合部と他方
の箱体部材の雄型嵌合部及び雌型嵌合部とをそれぞれ対
応させるように、その一方の上下が逆になるようにされ
て嵌合されていることを特徴とするものである。
【0012】請求項4に記載された発明は、請求項1〜
3のいずれかに記載された発明において、前記左側板及
び右側板は、それらの雄型嵌合部の部分を内側段重ね部
とし、そして、それらの雌型嵌合部の部分を外側段重ね
部としたことを特徴とするものである。
【0013】請求項5に記載された発明は、請求項1〜
4のいずれかに記載された発明において、前記板状体収
納ボックスの横方向の外側角部分に緩衝用足を設けたこ
とを特徴とするものである。
【0014】請求項6に記載された発明は、請求項1〜
5のいずれかに記載された発明において、前記板状体収
納ボックスの横方向の内側角部分に板状体の角が接触し
ないように溝を設けたことを特徴とするものである。
【0015】請求項7に記載された発明は、請求項1〜
6のいずれかに記載された発明において、前記一対の箱
体部材の嵌合面間に発泡樹脂材料で構成したオプション
スペーサを介在させて嵌合させたことを特徴とするもの
である。
【0016】請求項8に記載された発明は、請求項7に
記載された発明において、オプションスペーサが、板状
体収納ボックスを構成する一対の箱体部材の左側板並び
に右側板の内側段重ね部及び外側段重ね部にそれぞれ段
重ねされる、外側段重ね部及び内側段重ね部を有するこ
とを特徴とするものである。
【0017】請求項9に記載された発明は、請求項1〜
8のいずれかに記載された発明において、発泡樹脂材料
がポリオレフィン樹脂発泡体であることを特徴とするも
のである。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態を
示す板状体収納ボックスを構成する箱体部材の斜視図で
ある。図2は、本発明の一実施の形態を示す板状体収納
ボックスを構成する箱体部材の平面図である。図3は、
本発明の一実施の形態を示す板状体収納ボックスを構成
する箱体部材の正面図である。図4は、一対の箱体部材
を嵌合させて板状体収納ボックスとする前の状態を示す
説明図である。図5は、図3のA−A線の断面図であ
る。図6は、図3におけるG部の部分拡大図である。図
7は、本発明の一実施の形態を示すオプションスペーサ
の平面図である。図8は、本発明の一実施の形態を示す
オプションスペーサの側面図である。図9は、図7のB
−B線の断面図である。図10は、一対の箱体部材をオ
プションスペーサを介在させて嵌合させて板状体収納ボ
ックスとした状態を示す説明図である。
【0019】図1〜5に示すように、本発明の板状体収
納ボックスは、発泡樹脂材料で構成した矩形の底板1及
び後ろ側板2並びに略三角形の左側板3及び右側板4を
有する一対の箱体部材100,200を、その一方の上
下が逆になるように(図4参照)、対角線方向に嵌合さ
せて箱体としたものである。本発明の板状体収納ボック
スにおいては、前記底板1及び後ろ側板2が、断面L字
状に一体的に形成されると共に、前記左側板3及び右側
板4が、それぞれ、前記断面L字状に一体的に形成され
た底板1及び後ろ側板2の左右の両端に一体的に形成さ
れており、そして、前記底板1及び後ろ側板2が、それ
ぞれ、それらの内壁に前記L字に沿った複数の板状体挿
入溝8,9を有している。板状体挿入溝8,9は、その
溝幅が0.5mm以上に、好ましくは、1mm以上にな
るように形成される。溝幅が0.5mm未満では、輸送
時に板状体が撓んで板状体同士が接触することがあるの
で好ましくはない。11は、固定具案内溝である。固定
具案内溝11は、ベルト、紐等の固定具(図示せず)を
通して一対の箱体部材100,200を縛って固定する
ために設けられている。
【0020】このように、本発明の板状体収納ボックス
は、発泡樹脂材料で構成した矩形の底板1及び後ろ側板
2並びに略三角形の左側板3及び右側板4を有する一対
の箱体部材100,200を、その一方の上下が逆にな
るように、対角線方向に嵌合させて箱体とした板状体収
納ボックスにおいて、(イ)前記底板1及び後ろ側板2
が、断面L字状に一体的に形成されると共に、前記左側
板3及び右側板4が、それぞれ、前記断面L字状に一体
的に形成された底板1及び後ろ側板2の左右の両端に一
体的に形成され、そして、(ロ)前記底板1及び後ろ側
板2が、それぞれ、それらの内壁に前記L字に沿った複
数の板状体挿入溝8,9を有するものとしたので、板状
体に組み込んだ電子部品を損傷させず、しかも、板状体
に塵、埃、ゴミ等が付着させないようにした板状体収納
ボックスを低コストで提供することができる。さらに、
本発明の板状体収納ボックスは、衝撃吸収性及び密封性
が格段に優れているので、極めて薄い板状体の輸送に特
に適しており、また、微細電子部品を組み込んだ板状
体、即ち、液晶モジュール、プリント配線基板等の半製
品の輸送にも好適に用いることができる。
【0021】本発明の板状体収納ボックスにおいては、
一対の箱体部材100,200は、好ましくは、その嵌
合面Eの中間部分Cより上の部分に雄型嵌合部7を有
し、そして、その嵌合面Eの中間部分Cより下の部分に
雌型嵌合部6を有している。本発明の板状体収納ボック
スによれば、このように、前記一対の箱体部材100,
200が、その嵌合面Eの中間部分Cより上の部分に雄
型嵌合部7を有し、そして、その嵌合面Eの中間部分C
より下の部分に雌型嵌合部6を有しているので、一対の
箱体部材100,200を、その一方の上下が逆になる
ように、対角線方向に嵌合させると、一方の箱体部材1
00の雌型嵌合部6に他方の箱体部材200の雄型嵌合
部7が嵌合されると共に、一方の箱体部材100の雄型
嵌合部7に他方の箱体部材200の雌型嵌合部6が嵌合
され、そのために、箱体内が密封されると共に箱体の強
度が向上する。それ故、板状体収納ボックスが落下した
り他のものにぶつかったりしても、板状体に組み込んだ
電子部品を損傷させることはないし、また、板状体に
塵、埃、ゴミ等を付着させることもない。
【0022】本発明の板状体収納ボックスにおいては、
左側板3及び右側板4は、好ましくは、それらの雄型嵌
合部7を内側段重ね部7a、7bとし、そして、それら
の雌型嵌合部6を外側段重ね部6a,6bとする。本発
明の板状体収納ボックスは、このように、左側板3及び
右側板4が、それらの雄型嵌合部7を内側段重ね部7
a、7bとし、そして、それらの雌型嵌合部6を外側段
重ね部6a,6bとしているので、一対の箱体部材10
0,200を、一方の箱体部材100の雌型嵌合部6及
び雄型嵌合部7と他方の箱体部材200の雄型嵌合部7
及び雌型嵌合部6とをそれぞれ対応させるように、その
一方の上下を逆にして対角線方向に嵌合させると、一方
の箱体部材100の内側段重ね部7a、7bがそれぞれ
他方の箱体部材200の外側段重ね部6a,6bに段重
ねされ、そして、一方の箱体部材100の外側段重ね部
6a,6bがそれぞれ他方の箱体部材200の内側段重
ね部7a、7bに段重ねされるので、左側板3及び右側
板4の嵌合面が閉じられて、箱体内が完全に密封される
と共に箱体の強度がさらに向上する。それ故、本発明の
板状体収納ボックスによれば、板状体収納ボックスが落
下したり他のものにぶつかったりしてかなりの衝撃を受
けても、板状体に組み込んだ電子部品を損傷させること
はないし、また、板状体に塵、埃、ゴミ等を付着させる
こともない。
【0023】本発明の板状体収納ボックスにおいては、
好ましくは、板状体収納ボックスの横方向の外側角部分
に緩衝用足5a,5b,5cが設けられる。前記緩衝用
足5a,5bについては、一対の箱体部材100,20
0を、その一方の上下が逆になるように、対角線方向に
嵌合させると、一方の箱体部材100の緩衝用足5a,
5bと他方の箱体部材200の緩衝用足5b,5aとが
それぞれ合体されて充分に強度を有する緩衝用足が形成
されるようになる。それ故、本発明の板状体収納ボック
スは、内容物の板状体から板状体収納ボックス最外面ま
での緩衝距離が充分にあると共に緩衝面積が充分にあ
り、そのために、落下時の衝撃がいっそう吸収しやすい
ものとなる。
【0024】本発明の板状体収納ボックスにおいては、
好ましくは、板状体収納ボックスの横方向の内側角部分
に板状体の角が接触しないように溝10が設けられる。
このように板状体収納ボックスの横方向の内側角部分に
板状体の角が接触しないように溝10が設けられると、
板状体を板状体挿入溝に挿入しても、板状体の角は箱体
の内壁を傷付けることがなく、そのために、発泡樹脂材
料によるゴミを発生させることもない。
【0025】図7〜10に示すように、本発明の板状体
収納ボックスにおいては、一対の箱体部材100,20
0の嵌合面E,E間に発泡樹脂材料で構成したオプショ
ンスペーサ300を介在させて嵌合させることができ
る。図7〜10において、25a,25bは緩衝用足で
あり、31は固定具案内溝である。固定具案内溝31
は、前記固定具案内溝11と同様に、ベルト、紐等の固
定具(図示せず)を通して一対の箱体部材100,20
0を縛って固定するために設けられている。このように
一対の箱体部材100,200の嵌合面E,E間に発泡
樹脂材料で構成したオプションスペーサ300を介在さ
せて嵌合させると、大きなサイズの板状体を板状体収納
ボックスに収納することができる。また、サイズの異な
る多数の板状体に対しては、それらのサイズに適合する
オプションスペーサを準備するだけで対応が可能となる
ので、板状体収納ボックスを低コストで提供できること
となり、そのために、輸送コストを下げることができる
こととなる。
【0026】本発明の板状体収納ボックスにおいては、
好ましくは、オプションスペーサ300は、板状体収納
ボックスを構成する一方の箱体部材100の左側板3及
び右側板4の内側段重ね部7a,7b及び外側段重ね部
6a,6bにそれぞれ段重ねされ、そして、他方の箱体
部材200の左側板3及び右側板4の内側段重ね部7
a,7b及び外側段重ね部6a,6bにそれぞれ段重ね
される、左側の内側段重ね部26a,26a及び外側段
重ね部27a,27a並びに右側の外側段重ね部27
b,27b及び内側段重ね部26b,26bを有するこ
とができる。このように、オプションスペーサ300
が、板状体収納ボックスを構成する一方の箱体部材10
0の左側板3及び右側板4の内側段重ね部7a,7b及
び外側段重ね部6a,6bにそれぞれ段重ねされ、そし
て、他方の箱体部材200の左側板3及び右側板4の内
側段重ね部7a,7b及び外側段重ね部6a,6bにそ
れぞれ段重ねされる、左側の内側段重ね部26a,26
a及び外側段重ね部27a,27a並びに右側の外側段
重ね部27b,27b及び内側段重ね部26b,26b
を有しているので、一対の箱体部材100,200の左
側板3及び右側板4の嵌合面E,Eがオプションスペー
サ300で閉じられて、箱体内が完全に密封されると共
に箱体の強度がさらに向上する。
【0027】本発明の板状体収納ボックスにおいては、
発泡樹脂材料は、例えば、ポリエチレン,ポリプロピレ
ン等のポリオレフィン樹脂発泡体である。かかる発泡樹
脂材料中には、帯電防止剤を混入することができるが、
かかる発泡樹脂材料で構成される板状体収納ボックスの
表面を帯電防止剤で処理してもかまわない。このよう
に、板状体収納ボックスをポリオレフィン樹脂発泡体で
構成すると、板状体収納ボックスの寸法安定性が向上
し、しかも、弾力性に優れたものとなる。
【0028】
【発明の効果】(1) 請求項1に記載された発明によれ
ば、発泡樹脂材料で構成した矩形の底板及び後ろ側板並
びに略三角形の左側板及び右側板を有する一対の箱体部
材を、その一方の上下が逆になるように、対角線方向に
嵌合させて箱体とした板状体収納ボックスにおいて、
(イ)前記底板及び後ろ側板が、断面L字状に一体的に
形成されると共に、前記左側板及び右側板が、それぞ
れ、前記断面L字状に一体的に形成された底板及び後ろ
側板の左右の両端に一体的に形成され、そして、(ロ)
前記底板及び後ろ側板が、それぞれ、それらの内壁に前
記L字に沿った複数の板状体挿入溝を有しているので、
板状体に組み込んだ電子部品を損傷させず、しかも、板
状体に塵、埃、ゴミ等が付着させないようにした板状体
収納ボックスを低コストで提供できる。さらに、請求項
1に記載された発明によれば、衝撃吸収性及び密封性が
格段に優れているので、極めて薄い板状体の輸送に特に
適しており、また、微細電子部品を組み込んだ板状体、
即ち、液晶モジュール、プリント配線基板等の半製品の
輸送にも好適に用いることができる。
【0029】(2) 請求項2,3に記載された発明によれ
ば、一対の箱体部材が、その嵌合面の中間部分より上の
部分に雄型嵌合部を有し、そして、その嵌合面の中間部
分より下の部分に雄型嵌合部を有しているので、一対の
箱体部材を、一方の箱体部材の雌型嵌合部及び雄型嵌合
部と他方の箱体部材の雄型嵌合部及び雌型嵌合部とをそ
れぞれ対応させるように、その一方の上下を逆にして対
角線方向に嵌合させると、一方の箱体部材の雌型嵌合部
に他方の箱体部材の雄型嵌合部が嵌合されると共に、一
方の箱体部材の雄型嵌合部に他方の箱体部材の雌型嵌合
部が嵌合され、そのために、箱体内が密封されると共に
箱体の強度が向上する。
【0030】(3) 請求項4に記載された発明によれば、
左側板及び右側板が、それらの雄型嵌合部の部分を内側
段重ね部とし、そして、それらの雌型嵌合部の部分を外
側段重ね部としたので、一対の箱体部材を、一方の箱体
部材の雄型嵌合部と他方の箱体部材の雄型嵌合部とを対
応させるように、その一方の上下を逆にして対角線方向
に嵌合させると、一方の箱体部材の内側段重ね部がそれ
ぞれ他方の箱体部材の外側段重ね部に段重ねされ、そし
て、一方の箱体部材の外側段重ね部がそれぞれ他方の箱
体部材の内側段重ね部に段重ねされるので、左側板およ
び右側板の嵌合面が閉じられて、箱体内が完全に密封さ
れると共に箱体の強度がさらに向上する。
【0031】(4) 請求項5に記載された発明によれば、
板状体収納ボックスの横方向の外側角部分に緩衝用足を
設けたので、内容物の板状体から板状体収納ボックス最
外面までの緩衝距離が充分にあると共に緩衝面積が充分
にあり、そのために、落下時の衝撃がいっそう吸収しや
すいものとなる。
【0032】(5) 請求項6に記載された発明によれば、
板状体収納ボックスの横方向の内側角部分に板状体の角
が接触しないように溝を設けたので、板状体を板状体挿
入溝に挿入しても、板状体の角は箱体の内壁を傷付ける
ことがなく、そのために、発泡樹脂材料によるゴミを発
生させることもない。
【0033】(6) 請求項7に記載された発明によれば、
一対の箱体部材の嵌合面間に発泡樹脂材料で構成したオ
プションスペーサを介在させて嵌合させたので、大きな
サイズの板状体を板状体収納ボックスに収納することが
でき、また、サイズの異なる多数の板状体に対しては、
それらのサイズに適合するオプションスペーサを準備す
るだけで対応が可能となるので、板状体収納ボックスを
低コストで提供できることとなり、そのために、輸送コ
ストを下げることができることとなる。
【0034】(7) 請求項8に記載された発明によれば、
オプションスペーサが、板状体収納ボックスを構成する
一対の箱体部材の左側板並びに右側板の内側段重ね部及
び外側段重ね部にそれぞれ段重ねされる、外側段重ね部
及び内側段重ね部を有しているので、左側板および右側
板の嵌合面が閉じられて、箱体内が完全に密封されると
共に箱体の強度がさらに向上する。
【0035】(8) 請求項9に記載された発明によれば、
発泡樹脂材料がポリオレフィン樹脂発泡体であるので、
板状体収納ボックスの寸法安定性が向上し、しかも、弾
力性に優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す板状体収納ボック
スを構成する箱体部材の斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示す板状体収納ボック
スを構成する箱体部材の平面図である。
【図3】本発明の一実施の形態を示す板状体収納ボック
スを構成する箱体部材の正面図である。
【図4】一対の箱体部材を嵌合させて板状体収納ボック
スとする前の状態を示す説明図である。
【図5】図3のA−A線の断面図である。
【図6】図3におけるG部の部分拡大図である。
【図7】本発明の一実施の形態を示すオプションスペー
サの平面図である。
【図8】本発明の一実施の形態を示すオプションスペー
サの側面図である。
【図9】図7のB−B線の断面図である。
【図10】一対の箱体部材をオプションスペーサを介在
させて嵌合させて板状体収納ボックスとした状態を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 底板 2 後ろ側板 3 左側板 4 右側板 5a,5b,5c 緩衝用足 6 雌型嵌合部 6a,6b 外側段重ね部 7 雄型嵌合部 7a,7b 内側段重ね部 E 嵌合面 C (嵌合面の)中間部分 8,9 板状体挿入溝 10 溝 11 固定具案内溝 25a,25b (オプションスペーサの)緩衝用足 26a (オプションスペーサの)左側の内側段重ね部 27a (オプションスペーサの)左側の外側段重ね部 26b (オプションスペーサの)右側の内側段重ね部 27b (オプションスペーサの)右側の外側段重ね部 31 固定具案内溝 100(200) 箱体部材 300 オプションスペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/68 H05K 7/18 P 5E348 H05K 7/14 B65D 81/16 B 5F031 7/18 85/38 R Fターム(参考) 3E061 AA01 AB10 AD04 CA15 3E062 AA01 AB10 AC02 BA20 BB01 BB09 EB08 EC06 EC09 ED01 3E066 AA03 BA01 CA01 DA01 FA11 HA04 NA30 NA43 3E068 AA33 AB04 AC05 BB11 CC02 CD02 CE04 DD06 DE10 EE01 EE22 3E096 AA06 BA15 BA20 BA24 BB05 CA09 CB03 CC02 DA05 DB01 EA03X FA03 FA09 FA10 GA01 5E348 AA11 AA21 CC02 CC03 CC08 EE32 FF10 5F031 CA05 DA19 EA02 EA12 EA20 PA16 PA20 PA23

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡樹脂材料で構成した矩形の底板及び
    後ろ側板並びに略三角形の左側板及び右側板を有する一
    対の箱体部材を、その一方の上下が逆になるように、対
    角線方向に嵌合させて箱体とした板状体収納ボックスに
    おいて、 (イ)前記底板及び後ろ側板が、断面L字状に一体的に
    形成されると共に、前記左側板及び右側板が、それぞ
    れ、前記断面L字状に一体的に形成された底板及び後ろ
    側板の左右の両端に一体的に形成され、そして、 (ロ)前記底板及び後ろ側板が、それぞれ、それらの内
    壁に前記L字に沿った複数の板状体挿入溝を有すること
    を特徴とする板状体収納ボックス。
  2. 【請求項2】 前記一対の箱体部材が、その嵌合面の中
    間部分より上の部分に雄型嵌合部を有し、そして、その
    嵌合面の中間部分より下の部分に雄型嵌合部を有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の板状体収納ボックス。
  3. 【請求項3】 前記一対の箱体部材が、一方の箱体部材
    の雌型嵌合部及び雄型嵌合部と他方の箱体部材の雄型嵌
    合部及び雌型嵌合部とをそれぞれ対応させるように、そ
    の一方の上下が逆になるようにされて嵌合されているこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の板状体収納ボッ
    クス。
  4. 【請求項4】 前記左側板及び右側板が、それらの雄型
    嵌合部の部分を内側段重ね部とし、そして、それらの雌
    型嵌合部の部分を外側段重ね部としたことを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載の板状体収納ボックス。
  5. 【請求項5】 前記板状体収納ボックスの横方向の外側
    角部分に緩衝用足を設けたことを特徴とする請求項1〜
    4のいずれかに記載の板状体収納ボックス。
  6. 【請求項6】 前記板状体収納ボックスの横方向の内側
    角部分に板状体の角が接触しないように溝を設けたこと
    を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の板状体収
    納ボックス。
  7. 【請求項7】 前記一対の箱体部材の嵌合面間に発泡樹
    脂材料で構成したオプションスペーサを介在させて嵌合
    させたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載
    の板状体収納ボックス。
  8. 【請求項8】 オプションスペーサが、板状体収納ボッ
    クスを構成する一対の箱体部材の左側板並びに右側板の
    内側段重ね部及び外側段重ね部にそれぞれ段重ねされ
    る、外側段重ね部及び内側段重ね部を有することを特徴
    とする請求項7に記載の板状体収納ボックス。
  9. 【請求項9】 発泡樹脂材料がポリオレフィン樹脂発泡
    体であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記
    載の板状体収納ボックス。
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