JP2002308113A - ステアリングコラムチルトアッセンブリ - Google Patents

ステアリングコラムチルトアッセンブリ

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JP2002308113A
JP2002308113A JP2002100225A JP2002100225A JP2002308113A JP 2002308113 A JP2002308113 A JP 2002308113A JP 2002100225 A JP2002100225 A JP 2002100225A JP 2002100225 A JP2002100225 A JP 2002100225A JP 2002308113 A JP2002308113 A JP 2002308113A
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release lever
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tilt
steering column
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JP2002100225A
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Ray Garnet Armstrong
レイ・ガーネット・アームストロング
James Anthony Smazenka
ジェイムズ・アンソニー・スマゼンカ
Richard Kremer Riefe
リチャード・クレマー・リーフェ
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Delphi Technologies Inc
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D1/00Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
    • B62D1/02Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
    • B62D1/16Steering columns
    • B62D1/18Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable
    • B62D1/184Mechanisms for locking columns at selected positions

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering Controls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チルトハウジング(12)が固定ハウジング
(14)に枢着されたステアリングコラムチルトアッセ
ンブリ(10)を提供する。 【解決手段】 固定シュー(46)が固定ハウジング
(14)に取り付けられている。枢動シュー(54)が
チルトハウジング(12)に枢着されている。シュー解
放レバー(96)は、係止位置にある場合に、枢動シュ
ー(54)を固定シュー(46)と係合した状態に保持
する楔面(132)を有する。シュー解放レバー(9
6)は、チルトハウジング(12)のボア(88,9
0)に受け入れられた二つのトラニオン(100,10
2)を有する。ボア(88,90)間の解放レバースロ
ット(82)が枢動端シャンク部分(98)を受け入れ
る。下ボア部分(90)の開放四分円(94)によりシ
ャンク部分をスロット(82)内に移動できる。ばね
(107)がシュー解放レバー(96)を係合位置に向
かって押圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】車輛用ステアリングコラムチ
ルトアッセンブリは、一対のトラニオンが一体に設けら
れたシュー解放レバーを受け入れるハウジングを含み、
このハウジングは、工具やジグを使用せずに手作業で取
り付けることができ且つ作動位置に枢動させることがで
きる。
【0002】
【従来の技術】チルトアッセンブリを持つステアリング
コラムが多年に亘って使用されてきた。車輛のオペレー
タは、高さ調節自在のハンドルに望ましい特徴があると
いうことを発見した。その結果、今日北米で生産されて
いる多くの自動車は、高さ調節自在のハンドルを備えて
いる。トラクターや自走式収穫機等の農業用機械もまた
位置調節自在のハンドルを備えている。
【0003】数年に亘って生産された一つのステアリン
グアッセンブリチルトハウジングは、作動中に三つのば
ねに作用を及ぼすシュー解放レバーを有する。一つのば
ねがシュー解放レバーを非係止位置に向かって、及び二
つのチルト係止枢動シューと接触する方向に押圧する。
他の二つのばねの各々は、枢動シューの一方を係止位置
に向かって押圧する。別体のシュー解放レバー枢動ピン
がシュー解放レバーをチルトハウジングに枢着する。
【0004】二つの枢動シューうちの一方が固定ハウジ
ングピンを任意の所与の時期に二つの枢動シューバー間
に受け入れ、チルトハウジングを固定位置に係止する。
他方のシューは、バーの縁部と固定ハウジングピンとの
間の接触によって非係止位置に保持される。その結果、
枢動シューを係止位置に向かって押圧するばねの各々一
つが、枢動シューの一方を係止位置に保持するのに十分
な力を及ぼすと同時に、シュー解放レバーを非係止位置
に向かって押圧する一つのばねの力に打ち勝たなければ
ならない。
【0005】これらの周知のステアリングコラムチルト
アッセンブリの組み立て中、三つのばねの全てを圧縮し
なければならず、解放レバー枢動ピンを挿入できる前に
シュー解放レバーを通る通路をチルトハウジングの通路
と整合させなければならない。多くの人は、三つのばね
の全てを圧縮し、枢動ピン穴を整合し、次いで解放レバ
ー枢動ピンを手作業で挿入できる。しかしながら、この
仕事には時間がかかる。指、手、及び腕に加わる力のた
め、一日当り限られた数の解放レバー枢動ピンしか設置
できない。手作業による組み立てにより被るストレスを
解消するため、シュー解放レバーをチルトハウジングに
枢着するときにばねを圧縮し穴を整合するジグを使用す
る。このように組み立てジグを使用することにより、組
み立て工に加わる力が軽減されるが、チルトハウジング
ユニットの組み立て時間を大幅に減少することはない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、固定
ハウジング及びこの固定ハウジングにチルト軸線を中心
として枢動するように枢着されたチルトハウジングを含
むステアリングコラムチルトアッセンブリを提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】固定シューが固定ハウジ
ングに取り付けられている。枢動シューがチルト軸線と
平行なシュー枢動軸線を中心として枢動するようにチル
トハウジングに枢着されている。シュー解放レバーは、
一体の下トラニオン及びこの一体の下トラニオンと同軸
の一体の上トラニオン及びトラニオン軸線を備えた枢動
端シャンク部分、シュー楔表面を備えた中央区分、及び
ハンドル端を有する。シュー解放レバースロットがチル
トハウジングに形成されている。チルトハウジングの解
放レバーボアは、シュー解放レバースロットの第1側部
に設けられた、一体の上トラニオンを受け入れる上ボア
部分を含む。シュー解放レバースロットの第2側部に設
けられた下ボア部分は、一体の下トラニオンを受け入れ
る。下ボア部分は、枢動端シャンク部分をシュー解放レ
バースロット内に通すことができる開放四分円を有す
る。少なくとも一つのばねがシュー解放レバーを押圧
し、トラニオン軸線を中心としてシュー係止位置に向か
って枢動する。シュー係止位置では、シュー楔表面が枢
動シューと係合し、枢動シューを固定シューと係合した
状態に保持する。
【0008】本発明の好ましい実施例を以下の説明及び
添付図面に開示する。
【0009】
【発明の実施の形態】好ましい実施例の説明で使用する
左右、前後、及び上下という用語は、添付図面に示すス
テアリングコラムチルトハウジングを使用する車輛の通
常の作動位置にある車輛運転者が見た方向である。
【0010】車輛のステアリングコラム用のステアリン
グコラムチルトアッセンブリ10は、チルトハウジング
12及び固定ハウジング14を有する。一対のハウジン
グピン16及び18がチルトハウジング12を固定ハウ
ジング14にチルト軸線20を中心として互いに対して
枢動するように枢着する。固定ハウジング14は、ジャ
ケットアッセンブリの上端を入れ子式に受け入れるジャ
ケットアッセンブリボア22を有する。ジャケットアッ
センブリボア22は、図示のように、ジャケットアッセ
ンブリの円筒形の上端を受け入れる。ジャケットアッセ
ンブリボア22の大きさ及び形状は、固定ハウジング1
4が取り付けられるべきジャケットアッセンブリの大き
さ及び形状に合わせて必要に応じて変化させることがで
きる。固定ハウジング14は、ジャケットアッセンブリ
ボア22無しでハウジング−ジャケット取り付けシステ
ムを使用するように変更することもできる。左固定ハウ
ジング耳部24及び右固定ハウジング耳部26は固定ハ
ウジング14と一体である。左右の耳部24及び26を
貫通した枢動ピンボア28はチルト軸線20と同軸であ
る。
【0011】チルトハウジング12は上ステアリングシ
ャフトベアリングボア30を有する。ベアリングボア3
0は二つの上ステアリングシャフトベアリングを受け入
れる。しかしながら、ベアリングボア30は、使用され
る任意のベアリングシステムを収容するように変更でき
る。ベアリングボア30は上ステアリングシャフト軸線
32と同軸である。チルト軸線20は、上ステアリング
シャフト軸線32に対して横方向であり且つこれと交差
する。
【0012】左チルトハウジング耳部34及び右チルト
ハウジング耳部36が固定ハウジング14に向かって前
方に延びている。左チルトハウジング耳部34は左枢動
ピンボア38を有する。右チルトハウジング耳部36は
右枢動ピンボア40を有する。左枢動ピン16が左固定
ハウジング耳部24を通る枢動ピンボア28及び左チル
トハウジング耳部34を通る枢動ピンボア38に受け入
れられている。右枢動ピン18が右固定ハウジング耳部
26を通る枢動ピンボア28及び右チルトハウジング耳
部36を通る枢動ピンボア40に受け入れられている。
両枢動ピン16及び18はチルト軸線20と同軸であ
る。枢動ピン16及び18は、プレス嵌めによって、又
はねじ式保持システムによって保持できる。
【0013】間隔が隔てられた固定シュー支持アーム4
2及び44が固定ハウジング14と一体に設けられてい
る。固定シュー46が支持アーム42及び44にピン4
8及び50によって固定されている。固定シュー46
は、チルト軸線20に向かって面した複数の固定歯52
を有する。固定歯52の先端は、チルト軸線20を中心
とした円弧上にある。
【0014】枢動シュー54がチルトハウジング12に
シュー枢動ピン56によって枢動自在に取り付けられて
いる。シュー枢動ピン56は円筒形端部分58及び60
を有する。円筒形端部分58は、チルトハウジング12
のボア62に受け入れられる。円筒形端部分60はチル
トハウジング12のボア64に受け入れられる。枢動ピ
ン56の中央部分66は、円筒形端部分58及び60と
直径が同じである。中央部分66と円筒形端部分58と
の間の表面68は截頭円錐形表面であり、その大径端が
中央部分66と隣接している。中央部分66と円筒形端
部分60との間の表面70は截頭円錐形表面であり、そ
の大径端が中央部分66と隣接している。シュー枢動ピ
ン56は枢動シュー54に設けられた円筒形ボア72を
通って延びている。チルトハウジング12を固定ハウジ
ング14に対して固定位置で係止したとき、枢動シュー
56の自由端に設けられた複数の枢動歯74が固定シュ
ー46に設けられた固定歯52と係合する。シュー枢動
ピン56に設けられた截頭円錐形表面68及び70によ
り、枢動歯74を移動して固定歯52と一杯に接触させ
ることができる。所望であれば、枢動シュー54に設け
られたボア72は円筒形以外の形状であって、シュー枢
動ピン56が円筒形であってもよい。いずれの構成でも
固定歯52と枢動歯74との間の整合を改善できる。整
合を改善することにより、固定シュー46及び枢動シュ
ー54の強度を高める。枢動シュー54はその自由端に
設けられたカムローブ76及び枢動シュー枢動軸線80
からほぼ半径方向に延びるストップアーム78を有す
る。ストップアーム78及びカムローブ76の機能を以
下に説明する。
【0015】チルトハウジング12は、図3、図4、及
び図5に示すように、全体に水平な解放レバー枢動ピン
端スロット82を有する。このスロットは、上壁84及
び下壁86を有する。チルトハウジング12の解放レバ
ーボアがスロット82を横切って延びており、上壁84
と交差する上ボア部分88を有する。解放レバーボアの
下ボア部分90が上部分88と同軸であり、枢動端スロ
ット82の底壁を形成する耳部92を通って延びてい
る。下ボア部分90の開放四分円94が耳部92の左側
に設けられている。上ボア部分88は、好ましくは、下
ボア部分90よりも小径である。
【0016】シュー解放レバー96は、図5に示すよう
に、ガラスを充填し、強度を必要とする場合に粉体金属
又は鋼製挿入体によって強化したナイロン等の複合材料
である。シュー解放レバー96の枢動端シャンク部分9
8は上トラニオン100及びこの上トラニオンと同軸の
下トラニオン102及びトラニオン軸線103を支持す
る。上トラニオン100は下トラニオン102よりも小
径である。ハンドル取り付け通路104がハンドル又は
シュー解放レバー96の自由端106に設けられてい
る。手動式作動ハンドル(図示せず)が通路104に受
け入れられる。
【0017】圧縮ばね107及び力ピン108がシュー
解放レバー96の中央区分111のボア110に取り付
けられる。ボア110内の取り付けばね107及びピン
108に対し、ばねをボア110内に挿入する。次い
で、ピン108のタブ112をボア110の軸線方向ス
ロット114内に位置決めし、ピンをボアに押し込み、
ばねを圧縮する。タブ112を半径方向スロット116
と整合させた後、力ピン108を回転させてタブを閉鎖
端スロット118と整合し、力ピン108を解放する。
タブ112は、スロット118の側部によって回転しな
いようにされておりタブが半径方向スロット116と不
整合である限り圧縮ばね106及び力ピン108を保持
する。
【0018】シュー解放レバー96の成形時に鋼製楔挿
入体120を穴122及び124に固定する。単に例示
のため、楔挿入体120を図5に別に示す。同一平面内
にある表面126及び128は、複合材料表面130の
摩耗を制限する接触表面を提供する。楔表面132が楔
挿入体120の下側に設けられている。楔挿入体120
をシュー解放レバー96内に成形すると、楔挿入体の形
状のため、解放レバーを壊さないと取り外すことはでき
ない。
【0019】ノイズ軽減タブ134がシュー解放レバー
96の一方の側部に一体に設けられている。副圧縮ばね
整合突出部136がノイズ軽減タブ134とは反対側の
シュー解放レバー96の側部と一体に設けられている。
副圧縮ばね138がチルトハウジング12のボア140
内に取り付けられており、シュー解放レバー96に以下
に説明するように力を加える。
【0020】組み立て中、シュー解放レバー96の上ト
ラニオン100を上ボア部分88に挿入し、解放レバー
96の枢動端98が、これと同時に耳部92の開放四分
円94を通過する。上トラニオン100がボア部分88
に一杯に挿入されると、下トラニオン102は開放四分
円94とともに下ボア部分90内にあり、開放レバー9
6の枢動端98が解放レバー枢動端スロット82と整合
する。上トラニオン100を上ボア88に一杯に挿入し
た状態で、シュー解放レバー96をトラニオン軸線10
3を中心として図3及び図4に示す作動位置まで時計廻
り方向に枢動させることができる。この枢動により力ピ
ン108を移動してストップアーム78と接触させ、ば
ね107を圧縮する。ばね107は枢動シュー54を押
圧して図8に示す位置から時計廻り方向にシュー枢動軸
線80を中心として回転し、枢動歯74を固定歯52と
係合した状態から移動する。ばね107は、更に、シュ
ー解放レバー96を押圧し、トラニオン軸線103を中
心として図9及び図10に示すシュー係止位置に向かっ
て枢動する。組み立て中のシュー解放レバー96の枢動
により突出部136を副圧縮ばね138内に移動し、副
ばねを圧縮する。
【0021】ばね107の目的は、カムローブ76とシ
ュー解放レバー96との間に接触状態を維持し、枢動歯
74を移動して固定歯52と係合した状態から外してチ
ルト調節を可能にし、シュー解放レバー96を図9及び
図10に示すシュー係止位置に向かって押圧することで
ある。圧縮ばね107が十分強い場合には、調節を行う
ために枢動歯を移動して固定歯52と噛み合った状態か
ら外すことができ、更にシュー解放レバー96を係止位
置まで移動できる。副圧縮ばね138が使用される場合
には、車輛のオペレータによって解放されたときにこの
ばねによりシュー解放レバー96を係止位置まで移動で
き、カムローブ76がシュー解放レバーに及ぼす力を減
少するために比較的弱いばね107を使用できる。カム
ローブ力を減少することによって、上ステアリングシャ
フトの調節を行う際のノイズ及び摩耗を減少できる。シ
ュー解放レバー96を非係止−解放位置まで枢動させた
後、チルトハウジング12を固定ハウジング14に枢着
できる。
【0022】シュー解放レバー96は上文中に説明した
ように設置でき、工具又は組み立てジグを使用すること
を必要とせずにばね107及び138を手動で圧縮でき
る。チルトハウジング12の解放レバーガイド144
は、下解放レバーガイド表面146を有し、この表面
は、シュー解放レバーガイド表面142と平行であり且
つ間隔が隔てられている。これらのガイド表面142及
び146は互いに協働し、トラニオン軸線103に対し
て垂直な平面内でシュー解放レバー96の自由端106
を案内する。スロット148は、ガイド表面142及び
146によって形成されており、閉鎖端150及びこの
閉鎖端とは反対側の開放端を有する。スロット148の
開放端により、組み立て中、シュー解放レバー96はト
ラニオン軸線103を中心としてスロット148内に枢
動移動できる。
【0023】チルトハウジング12は、シュー解放レバ
ー96をチルトハウジングに上文中に説明したように取
り付けた後、固定ハウジング14に枢着できる。ステア
リングコラムチルトアッセンブリ10の作動中、ばね1
07がシュー解放レバー96を押圧してトラニオン軸線
103を中心として枢動させ、楔挿入体120を前方に
押圧する。楔挿入体120の前方への移動により楔表面
132を移動し、図1に示すようにカムローブ76と接
触させ、枢動シューを枢動シュー軸線80を中心として
枢動し、枢動歯74を固定歯52と強制的に係合させ
る。楔挿入体120の表面126及び128は、チルト
ハウジング12のシュー解放レバーガイド表面142に
沿って摺動する。ガイド表面122及び楔挿入体120
は、楔挿入体120が前方係止位置にあるとき、固定歯
52と枢動歯74との間の係合を維持する。シュー解放
レバー96の自由端106を後方に向かって手動で移動
させることにより、レバーをトラニオン軸線103を中
心として枢動し、楔挿入体120の楔面132を移動
し、枢動させたシュー54を自由にし、シュー軸線80
を中心として枢動させる。ばね107及び力ピン108
は、ストップアーム78に作用を及ぼし、カムローブ7
6を楔表面132に向かって押圧する。シュー解放レバ
ー96を後方に十分な距離だけ枢動させた後、枢動歯7
4が固定歯52と係合した状態から外れ、チルトハウジ
ング12を自由にし、チルト軸線20を中心として新た
な位置まで枢動させる。シュー解放レバー96が非係止
位置にあるとき、ノイズ軽減タブ134が図12に示す
ようにカムローブ76と接触する。タブ134は、ノイ
ズを減衰し、枢動歯74の移動距離を制限する複合材料
である。
【0024】チルトハウジングをチルト軸線20を中心
として所望位置まで枢動させた後、シュー解放レバー9
6を解放する。シュー解放レバー96は、次いで、ばね
107及び力ピン108によって、及び副圧縮ばね13
8によって係止位置に戻される。
【0025】明らかに、以上の教示に照らして本発明の
多くの変形及び変更が可能である。従って、本発明を、
特許請求の範囲内で、特定的に説明した以外の態様で実
施できるということは理解されるべきである。本発明を
特許請求の範囲に定義する。
【図面の簡単な説明】
【図1】枢動ピンを取り外した状態のステアリングコラ
ムチルトアッセンブリの斜視図である。
【図2】幾つかの部品を取り外した状態のステアリング
コラムチルトアッセンブリの底面図である。
【図3】チルトハウジング及びシュー解放レバーの左下
側の斜視図である。
【図4】チルトハウジング及びシュー解放レバーの右下
側の斜視図である。
【図5】シュー解放レバーアッセンブリの拡大斜視図で
ある。
【図6】シュー解放レバーアッセンブリの斜視図であ
る。
【図7】シュー枢動ピンの斜視図である。
【図8】ステアリングコラムチルトアッセンブリによっ
て係止された固定シュー及び枢動シューの拡大側面図で
ある。
【図9】枢動シュー、固定シュー、及びシュー解放レバ
ーを係止位置で示す平面図である。
【図10】枢動シュー、固定シュー、及びシュー解放レ
バーを係止位置で示す側面図である。
【図11】枢動シュー、固定シュー、及びシュー解放レ
バーを非係止解放位置で示す平面図である。
【図12】枢動シュー、固定シュー、及びシュー解放レ
バーを非係止解放位置で示す側面図である。
【符号の説明】
10 ステアリングコラムチルトアッセンブリ 12 チルトハウジング 14 固定ハウジング 16、18 ハウジングピン 20 チルト軸線 22 ジャケットアッセンブリボア 24 左固定ハウジング耳部 26 右固定ハウジング耳部 28 枢動ピンボア 30 上ステアリングシャフトベアリングボア 32 上ステアリングシャフト軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェイムズ・アンソニー・スマゼンカ アメリカ合衆国ミシガン州48640,ミッド ランド,イースト・パイン・リバー・ロー ド 871 (72)発明者 リチャード・クレマー・リーフェ アメリカ合衆国ミシガン州48609,サジナ ウ,ティンバーウッド・レイン 821 Fターム(参考) 3D030 DD05 DD18 DD23

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングコラムチルトアッセンブリ
    (10)において、固定ハウジング(14)、 チルト軸線(20)を中心として枢動するように前記固
    定ハウジング(14)に枢着されたチルトハウジング
    (12)、 前記固定ハウジング(14)に取り付けられた固定シュ
    ー(46)、 前記チルト軸線(20)と平行なシュー枢軸(80)を
    中心として枢動するように前記チルトハウジング(1
    2)に枢着された枢動シュー(54)、 一体の下トラニオン(102)及びこの一体の下トラニ
    オン(102)と同軸の一体の上トラニオン(100)
    及びトラニオン軸線(103)を備えた枢動端シャンク
    部分(98)、シュー楔表面(132)を備えた中央区
    分、及びハンドル端(106)を持つシュー解放レバー
    (96)、 前記チルトハウジング(12)のシュー解放レバースロ
    ット(82)、シュー解放レバースロット(82)の第
    1側部(84)に設けられた、一体の上トラニオン(1
    00)を受け入れる上ボア部分(88)、及びシュー解
    放レバースロット(82)の第2側部(86)に設けら
    れた、一体の下トラニオン(102)を受け入れる下ボ
    ア部分(90)を含む、前記チルトハウジング(12)
    の解放レバーボア(88,90)を含み、前記下ボア部
    分(90)は、前記枢動端シャンク部分(98)を前記
    シュー解放レバースロット(82)内に通すことができ
    る開放四分円(94)を有し、及び前記シュー解放レバ
    ー(96)を押圧して前記トラニオン軸線(103)を
    中心としてシュー係止位置に向かって枢動する少なくと
    も一つのばね(107)を有し、前記シュー係止位置で
    は、前記シュー楔表面(132)が前記枢動シュー(5
    4)と係合し、前記枢動シュー(54)を前記固定シュ
    ー(46)と係合した状態に保持する、ステアリングコ
    ラムチルトアッセンブリ(10)。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のステアリングコラムチ
    ルトアッセンブリ(10)において、前記固定シュー
    (46)は複数の固定歯(52)を有し、前記枢動シュ
    ー(54)は複数の枢動歯(74)を有する、ステアリ
    ングコラムチルトアッセンブリ(10)。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のステアリングコラムチ
    ルトアッセンブリ(10)において、前記枢動シュー
    (54)が前記シュー係止位置にあるとき、前記複数の
    固定歯(52)のうちの少なくとも幾つかが前記複数の
    枢動歯(74)のうちの少なくとも幾つかと係合する、
    ステアリングコラムチルトアッセンブリ(10)。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のステアリングコラムチ
    ルトアッセンブリ(10)において、前記少なくとも一
    つのばね(107)は、更に、前記枢動シュー(54)
    を押圧し、前記シュー枢軸(80)を中心として前記固
    定シュー(46)から遠ざかる方向に枢動する、ステア
    リングコラムチルトアッセンブリ(10)。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のステアリングコラムチ
    ルトアッセンブリ(10)において、前記シュー解放レ
    バー(96)を押圧し、前記トラニオン軸線(103)
    を中心として前記シュー係止位置に向かって枢動する第
    2ばね(138)を有している、ステアリングコラムチ
    ルトアッセンブリ(10)。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のステアリングコラムチ
    ルトアッセンブリ(10)において、前記シュー楔表面
    (132)の前記トラニオン軸線(103)と平行な方
    向での前記枢動シュー(54)から遠ざかる移動を制限
    するシュー解放レバーガイド表面(142)が前記チル
    トハウジング(12)上に設けられている、ステアリン
    グコラムチルトアッセンブリ(10)。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のステアリングコラムチ
    ルトアッセンブリ(10)において、前記トラニオン軸
    線(103)と平行な方向での前記枢動シュー(54)
    に向かう前記シュー楔表面(132)の移動を制限す
    る、前記チルトハウジング(12)に設けられた下解放
    レバーガイド表面(146)を含み、前記下解放レバー
    ガイド表面(146)及び前記シュー解放レバーガイド
    表面(142)は互いに協働し、前記シュー解放レバー
    (96)を入れ受け入れる第2シュー解放レバースロッ
    ト(148)を形成する、ステアリングコラムチルトア
    ッセンブリ(10)。
  8. 【請求項8】 ステアリングコラムチルトアッセンブリ
    (10)において、 上ステアリングシャフト軸線(32)を持つチルトハウ
    ジング(12)、 固定ハウジング(14)、 前記チルトハウジング(12)を前記固定ハウジング
    (14)にチルト軸線(20)を中心として枢動するよ
    うに枢着する一対のハウジングピン(16,18)、 前記固定ハウジング(14)に取り付けられた、複数の
    固定歯(52)を持つ固定シュー(46)、 枢動により前記複数の固定歯(52)と係合したり係合
    状態から外れる複数の枢動歯(74)を持つ、前記チル
    トハウジング(12)に枢着された枢動シュー(5
    4)、 一体の下トラニオン(102)及びこの一体の下トラニ
    オン(102)と同軸の一体の上トラニオン(100)
    及びトラニオン軸線(103)を含む枢動端シャンク部
    分(98)、一体のシュー楔表面(132)を持つ中央
    区分(111)、及びハンドル端(106)を持つシュ
    ー解放レバー(96)、 前記チルトハウジング(12)のシュー解放レバースロ
    ット(82)、一体の上トラニオン(100)を受け入
    れる解放レバースロットの第1側部(84)に設けられ
    た上ボア部分(88)と一体の下トラニオン(102)
    を受け入れる解放レバースロット(82)の第2側部
    (86)に設けられた下ボア部分(90)とを有し、前
    記下ボア部分(90)は、前記枢動端シャンク部分(9
    8)を前記シュー解放レバースロット(82)内に通す
    ことができる開放四分円(94)を有する、前記チルト
    ハウジングの解放レバーボア(88,90)、及び前記
    シュー解放レバー(96)を押圧して前記トラニオン軸
    線(103)を中心としてシュー係止位置に向かって枢
    動する少なくとも一つのばね(107)を有し、前記シ
    ュー係止位置では、前記一体のシュー楔表面(132)
    が前記枢動シュー(54)と係合し、前記複数の枢動歯
    (74)が前記複数の固定歯(52)と係合した状態に
    保持される、ステアリングコラムチルトアッセンブリ
    (10)。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のステアリングコラムチ
    ルトアッセンブリ(10)において、前記シュー解放レ
    バー(96)の前記中央区分(111)を受け入れて案
    内する第2シュー解放レバースロット(148)が前記
    チルトハウジング(12)に設けられている、ステアリ
    ングコラムチルトアッセンブリ(10)。
  10. 【請求項10】 ステアリングコラムチルトアッセンブ
    リ(10)の組み立て方法において、 枢動シュー(54)をチルトハウジング(12)に枢着
    する工程、 シュー解放レバー(96)の上トラニオン(100)及
    び下トラニオン(102)を前記チルトハウジング(1
    2)の上ボア部分(88)及び下ボア部分(90)と軸
    線方向に整合すると同時に、前記シュー解放レバー(9
    6)の枢動端シャンク部分(98)を前記下ボア部分の
    開放四分円(94)と整合する工程、 前記上トラニオン(100)を軸線方向に移動して前記
    上ボア部分(88)に入れると同時に、前記枢動端シャ
    ンク部分(98)を前記開放四分円(94)を通して移
    動する工程、 前記シュー解放レバー(96)をトラニオン軸線(10
    3)を中心として枢動し、枢動端シャンク部分(98)
    を前記チルトハウジング(12)の前記上ボア部分(8
    8)と前記下ボア部分(90)との間の解放レバー枢動
    端スロット(82)内に移動し、これと同時に前記シュ
    ー解放レバー(96)をシュー係止位置に向かって押圧
    する第1圧縮ばね(107)を圧縮する工程、及び固定
    ハウジング(14)を前記チルトハウジング(12)に
    枢着する工程を含む、方法。
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