JP2002308038A - 頭部保護エアバッグ装置の取付構造 - Google Patents

頭部保護エアバッグ装置の取付構造

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JP2002308038A
JP2002308038A JP2001115411A JP2001115411A JP2002308038A JP 2002308038 A JP2002308038 A JP 2002308038A JP 2001115411 A JP2001115411 A JP 2001115411A JP 2001115411 A JP2001115411 A JP 2001115411A JP 2002308038 A JP2002308038 A JP 2002308038A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付部品点数を少なくし、コストを低減する
と共に組付作業性を向上する。 【解決手段】 ルーフサイドレール20の車幅方向内側
部は、レールインナパネル36で構成されており、レー
ルインナパネル36の縦壁部36Aには、車両前後方向
に沿って複数の係止部40が形成されている。係止部4
0は、レールインナパネル36の縦壁部36Aの一部に
切り抜き加工により形成されており、先端部がT字状と
なっている。一方、エアバッグ袋体16の上縁部16D
には、車両前後方向に沿って複数の取付部42が突出形
成されており、これらの取付部42のうち係止部40に
係止する取付部42には、孔部としてのT字状のスリッ
ト44が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車車体に配設さ
れる頭部保護エアバッグ装置の取付構造に係り、特に、
折り畳んだエアバッグ袋体をルーフサイドレールに沿っ
て配設する頭部保護エアバッグ装置の取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車車体に配設される頭部保護
エアバッグ装置の取付構造としては、その一例が特開2
000−142302公報に提案されている。
【0003】このような頭部保護エアバッグ装置の取付
構造においては、エアバッグ袋体の上縁部に突出形成し
た複数の取付部を、それぞれ位置決め及び回り止め用の
突起を有する金属プレートで挟持し、ボルトによりルー
フサイドレールに固定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、エアバッグ袋体の上縁部に突出形成した複数
の取付部を、金属プレート等の補強用部品を介して、ボ
ルト等の締結部材によりルーフサイドレールに固定する
構成では、取付部品点数が多く取付作業が煩雑である。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、取付部品点数
を少なくし、コストを低減できると共に組付作業性を向
上できる頭部保護エアバッグ装置の取付構造を得ること
が目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、折り畳んだエアバッグ袋体を車室内開口部の上縁に
沿って配設し、エアバッグ袋体の上縁部に突出形成した
複数の取付部においてルーフサイドレールに取り付けた
頭部保護エアバッグ装置の取付構造において、係止部を
前記ルーフサイドレール側に設定すると共に、該係止部
に前記エアバッグ袋体の取付部に形成した孔部を係止し
たことを特徴とする。
【0007】従って、ルーフサイドレール側に設定した
係止部にエアバッグ袋体の取付部に形成した孔部を係止
するだけで、車体にエアバッグ袋体を簡単に取り付ける
ことができる。この結果、取付部品点数を少なくするこ
とができるため、コストを低減できると共に組付作業性
を向上できる。
【0008】請求項2記載の本発明は、請求項1に記載
の頭部保護エアバッグ装置の取付構造において、前記係
止部は、ルーフサイドレールのインナパネルの一部に形
成されていることを特徴とする。
【0009】従って、請求項1に記載の内容に加えて、
係止部をルーフサイドレールのインナパネルの一部に形
成することで、別部品を追加する必要が全く無い。
【0010】請求項3記載の本発明は、請求項1に記載
の頭部保護エアバッグ装置の取付構造において、前記係
止部は先端部がT字状であり、前記孔部はスリットであ
ることを特徴とする。
【0011】従って、請求項1に記載の内容に加えて、
先端部がT字状の係止部に、スリットである孔部を係止
するため、エアバッグ袋体が膨張展開する際に、係止部
と孔部とが外れ難い。
【0012】請求項4記載の本発明は、請求項1に記載
の頭部保護エアバッグ装置の取付構造において、前記係
止部は、ルーフサイドレールのインナパネルに固定され
た既存のブラケットに形成されていることを特徴とす
る。
【0013】従って、請求項1に記載の内容に加えて、
係止部をルーフサイドレールのインナパネルに固定され
た既存のブラケットに形成することで、別部品を追加す
る必要が全く無い。
【0014】請求項5記載の本発明は、折り畳んだエア
バッグ袋体を車室内開口部の上縁に沿って配設し、エア
バッグ袋体の上縁部に突出形成した複数の取付部におい
てルーフサイドレールに取り付けた頭部保護エアバッグ
装置の取付構造において、前記エアバッグ袋体における
テンションクロスが収納されるボデー側部に、下方に開
放した屈曲保持部を設け、折り畳んだテンションクロス
をボデー側面と前記屈曲保持部との間に挟持したことを
特徴とする。
【0015】従って、エアバッグ袋体の膨張展開時に、
折り畳んだテンションクロスは、下方へのエアバッグ袋
体の膨張力によってボデー側面と屈曲保持部間の下方側
の開放部から容易に外れ膨張展開できる。また、折り畳
んだテンションクロスをボデー側面と屈曲保持部との間
に挟持したので、折り畳み形状保持用として従来使用し
ていた破断可能なテープやソックスを廃止することがで
きる。この結果、取付部品点数を少なくすることができ
るため、コストを低減できると共に組付作業性を向上で
きる。
【0016】請求項6記載の本発明は、請求項5に記載
の頭部保護エアバッグ装置の取付構造において、前記屈
曲保持部は、ルーフサイドレールのインナパネルの一部
に形成されていることを特徴とする。
【0017】従って、請求項5に記載の内容に加えて、
屈曲保持部をルーフサイドレールのインナパネルの一部
に形成するので、別部品を追加する必要が全く無い。
【0018】請求項7記載の本発明は、請求項5に記載
の頭部保護エアバッグ装置の取付構造において、前記屈
曲保持部は、ルーフサイドレールのインナパネルに固定
された既存のブラケットに形成されていることを特徴と
する。
【0019】従って、請求項5に記載の内容に加えて、
屈曲保持部をルーフサイドレールのインナパネルに固定
された既存のブラケットに形成するので、別部品を追加
する必要が全く無い。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の頭部保護エアバッグ袋体
の取付構造における一実施形態を図1〜図5に従って説
明する。
【0021】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印UPは車両上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示
す。
【0022】図5に示される如く、本実施形態における
頭部保護エアバッグ装置10は、側突状態を検出するた
めのセンサ12と、作動することによりガスを噴出する
円柱状のインフレータ14と、エアバッグ袋体16と、
を主要構成要素として構成されている。センサ12は、
センタピラー(Bピラー)18の下端部付近に配設され
ており、所定値以上の側突荷重が車体側部に作用した場
合に側突状態を検出するようになっている。
【0023】インフレータ14はBピラー18の後側近
傍において、車両前後方向に沿ってルーフサイドレール
20に取り付けられており、前述したセンサ12と接続
されている。従って、センサ12が側突状態を検出する
と、インフレータ14が作動するようになっている。
【0024】側面視におけるエアバッグ袋体16の上下
方向中間部には、エアバッグ袋体16の前端固定点P1
と後端固定点P2とを結ぶテンションラインTを横切り
エアバッグ袋体上下方向を長手方向とする複数の膨張部
24、25が形成されている。また、車両前方側の膨張
部24は、前席に着座した乗員の頭部の側方となる部位
に膨張展開するようになっており、車両後方側の膨張部
25は、後席に着座した乗員の頭部の側方となる部位に
膨張展開するようになっている。
【0025】なお、車両前方側の膨張部24の前端下部
24Aとエアバッグ袋体16の前端固定点P1との間に
は、ストラップ状のテンションクロス26が配設されて
おり、車両前方側の膨張部24と車両後方側の膨張部2
5との間には矩形シート状のテンションクロス28が配
設されている。
【0026】エアバッグ袋体16の前端部16Aは、フ
ロントピラー(Aピラー)30に固定されており、エア
バッグ袋体16の後端部16Bは、クォータパネルピラ
ー(Cピラー)32に固定されている。また、エアバッ
グ袋体16の中間部16Cは、ルーフサイドレール20
に沿って配置されており、インフレータ14から噴出さ
れたガスは、エアバッグ袋体16における前後方向中央
部からエアバッグ袋体16内に流入されるようになってい
る。
【0027】また、エアバッグ袋体16は、略上下方向
へ蛇腹状に折り畳まれて長尺状にされた上で車室内開口
部としてのフロントサイドウインド34とリヤサイドウ
インド35の上縁に沿って配設されており、フロントピ
ラーガーニッシュ、ルーフヘッドライニングの車幅方向
外側部及びクオータピラーガーニッシュとに跨がって収
容されている。
【0028】図1(A)に示される如く、ルーフサイド
レール20の車幅方向内側部は、レールインナパネル3
6で構成されており、レールインナパネル36の縦壁部
36Aには、車両前後方向に沿って複数の係止部40が
形成されている。係止部40は、レールインナパネル3
6の縦壁部36Aの一部に切り抜き加工により形成され
ており、先端部がT字状となっている。
【0029】一方、エアバッグ袋体16の上縁部16D
には、車両前後方向に沿って複数の取付部42が突出形
成されており、これらの取付部42のうち係止部40に
係止する取付部42には、孔部としてのT字状のスリッ
ト44が形成されている。
【0030】なお、係止部40の外周部には面取り加工
がなされていると共に、切り抜いた部位41の外周部は
車両前後方向に延びる長孔状となっており、エアバッグ
袋体16の取付部42が損傷しないようになっている。
また、取付部42におけるスリット44の外周部には、
必要に応じて補強用としての縫製を行っても良く、別布
を配設しても良い。
【0031】図5に示される如く、インフレータ14
は、車両前後方向に沿った前後2箇所においてブラケッ
ト46によってルーフサイドレール20に固定されてい
る。
【0032】図2(A)に示される如く、ブラケット4
6は帯状とされており、上端部46Aと下端部46Bが
ボルト等の締結部材48によってレールインナパネル3
6に固定されている。また、ブラケット46の下端部4
6Bからは、下方へ向けて係止部50が形成されてお
り、係止部50の下方先端部はT字状となっている。
【0033】一方、エアバッグ袋体16の上縁部16D
には、車両前後方向に沿って複数の取付部42が突出形
成されており、これらの取付部42のうち係止部50に
係止する取付部42には、孔部としての逆T字状のスリ
ット52が形成されている。なお、係止部50の外周部
には面取り加工がなされており、エアバッグ袋体16の
取付部42が損傷しないようになっている。また、取付
部42におけるスリット52の外周部には、必要に応じ
て補強用としての縫製を行っても良く、別布を配設して
も良い。
【0034】図5に示される如く、インフレータ14の
車両後方側においては、折り畳まれたテンションクロス
28が屈曲保持部54によって保持されている。
【0035】図3に示される如く、屈曲保持部54は、
レールインナパネル36の一部に切り起こしによって形
成されており、車両前後方向から見た断面形状がL字状
となっている。即ち、車幅内側方向に屈曲された上壁部
54Aの車幅方向内側端部に下方へ延びる縦壁部64B
が形成されており、下方が開放されている。また、折り
畳まれたテンションクロス28は、ボデー側面となるレ
ールインナパネル36の縦壁部36Aと、屈曲保持部5
4の縦壁部54Bとの間に挟持されている。
【0036】なお、屈曲保持部54の外周部には面取り
加工がなされており、エアバッグ袋体16のテンション
クロス28が損傷しないようになっている。また、縦壁
部54Bの下部54Cは、車幅方向内側下方へ傾斜して
おり、エアバッグ袋体展開時に、テンションクロス28
がレールインナパネル36の縦壁部36Aと、屈曲保持
部54の縦壁部54Bとの間から容易に外れるようにな
っている。
【0037】図5に示される如く、Aピラー30におい
ては、ワイヤハーネ60が車両前後方向に沿った複数箇
所においてブラケット62によって固定されている。
【0038】図4に示される如く、ブラケット62は帯
状とされており、上端部62Aと下端部62Bがボルト
等の締結部材64によってフロントピラーインナパネル
66に固定されている。また、ブラケット62の下端部
62Bからは、下方へ向けて屈曲保持部68が形成され
ている。屈曲保持部68は、車両前後方向から見た断面
形状がL字状となっている。即ち、車幅内側方向に屈曲
された上壁部68Aの車幅方向内側端部に下方へ延びる
縦壁部68Bが形成されており、下方が開放されてい
る。また、折り畳まれたテンションクロス26は、ボデ
ー側面となるフロントピラーインナパネル66の縦壁部
66Aと、屈曲保持部68の縦壁部68Bとの間に挟持
されている。
【0039】なお、屈曲保持部68の外周部には面取り
加工がなされており、エアバッグ袋体16のテンション
クロス26が損傷しないようになっている。また、縦壁
部68Bの下部68Cは、略車幅方向内側下方へ傾斜し
ており、エアバッグ袋体展開時に、テンションクロス2
6がフロントピラーインナパネル66の縦壁部66A
と、屈曲保持部68の縦壁部68Bとの間から容易に外
れるようになっている。
【0040】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0041】本実施形態では、車体側部に所定値以上の
側突荷重が作用すると、側面衝突されたことがセンサ1
2によって検出される。このため、インフレータ14が
作動して、所定量のガスが噴出される。これにより、エ
アバッグ袋体16が膨張展開し始め、膨張展開したエア
バッグ袋体16は、Aピラーガーニッシュ、ルーフヘッ
ドライニングの車幅方向外側部及びCピラーガーニッシ
ュを押し開きながら、ルーフサイドレール20の下方に
図5に二点鎖線で示すようにカーテン状に膨出展開され
る。
【0042】また、本実施形態では、エアバッグ袋体1
6を車体に組付ける際に、レールインナパネル36の縦
壁部36Aに設定した係止部40にエアバッグ袋体16
の取付部42に形成したスリット44を係止するだけ
で、車体にエアバッグ袋体16を簡単に取り付けること
ができる。この結果、取付部品点数を少なくすることが
できるため、コストを低減できると共に組付作業性を向
上できる。また、係止部40をレールインナパネル36
の縦壁部36Aの一部に形成するため、別部品を追加す
る必要が全く無い。
【0043】また、本実施形態では、先端部がT字状の
係止部40に、T字状のスリット44を係止するため、
エアバッグ袋体16が膨張展開する際に、係止部40と
スリット44とが外れ難い。なお、スリット44の車両
前後方向の長さL1を、係止部40の車両前後方向の長
さL2より若干短くし、係止部40にスリット44を係
止する際には、取付部42を若干傾けて行うが、図1
(B)に示される如く、係止状態では係止部40がスリ
ット44から更に抜け難くなるようにしても良い。
【0044】また、本実施形態では、インフレータ14
の下方となる係止部50を、レールインナパネル36に
固定された既存のインフレータ取付用ブラケット46で
形成するため、別部品を追加する必要が全く無い。
【0045】また、本実施形態では、下方先端部がT字
状の係止部50に、逆T字状のスリット52を係止する
ため、エアバッグ袋体16が膨張展開する際に、係止部
50とスリット52とが外れ難い。なお、エアバッグ袋
体16の取付部42に形成したスリット52の車両前後
方向の長さL3を、係止部50の車両前後方向の長さL
4より若干短くし、係止部50にスリット52を係止す
る際には、取付部42を若干傾けて行うが、図2(B)
に示される如く、係止状態では係止部50がスリット5
2から更に抜け難くなるようにしても良い。
【0046】また、本実施形態では、折り畳んだテンシ
ョンクロス28をボデー側面となるレールインナパネル
36の縦壁部36Aと、屈曲保持部54の縦壁部54B
との間に挟持したので、エアバッグ袋体16の折り畳み
形状保持用として従来使用していた破断可能なテープや
ソックスを廃止することができる。この結果、取付部品
点数を少なくすることができるため、この点において
も、コストを低減できると共に組付作業性を向上でき
る。
【0047】また、本実施形態では、屈曲保持部54を
レールインナパネル36の一部に形成すると共に、屈曲
保持部68をフロントピラーインナパネル66に固定さ
れた既存のワイヤハーネ取付用のブラケット62で構成
するので、これらの部位においても別部品を追加する必
要が全く無い。
【0048】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、上記実施形態では、係止部40の形状を
T字状としたが、係止部40の形状はT字状に限定され
ず、例えば、図6(A)に示される如く係止部40を棒
状、図6(B)に示される如く係止部40を矢印形状、
図6(C)に示される如く係止部40をL字形状等の他
の形状としても良い。また、上記実施形態では、孔部と
してT字状のスリット44を形成したが、孔部はT字状
のスリット44に限定されず、例えば、図7に示される
如く、車両前後方向を長手方向とする長孔70等の他の
形状としても良い。
【0049】また、図7に示される如く、エアバッグ袋
体16の取付部42における長孔70の外周部に、イン
フレータからのガスが充填される膨張部72を形成し
て、エアバッグ袋体16が膨張展開した際に、長孔70
が係止部40から外れ難くなる構成としても良い。
【0050】また、図8に示される如く、エアバッグ袋
体16の取付部42の先端形状をT字状とし、レールイ
ンナパネル36の縦壁部36Aの一部に切り抜き加工に
より形成した長孔74に、取付部42の先端42Aを挿
入した構成としても良い。なお、この構成においては、
取付部42の先端における膨張部42Aの車両前後方向
の長さM1を、長孔74における車両前後方向の長さM
2に比べ大きく設定し、エアバッグ袋体16が膨張展開
した際に、取付部42を長孔74から外れ難くする。
【0051】また、本発明の頭部保護エアバッグ袋体の
取付構造は、インフレータを車両前側、例えばAピラー
に配設した頭部保護エアバッグ装置や、インフレータを
車両後側、例えばCピラーに配設した頭部保護エアバッ
グ装置にも適用可能であり、エアバッグ袋体の形状も上
記実施形態に限定されない。
【0052】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、折り畳んだエ
アバッグ袋体を車室内開口部の上縁に沿って配設し、エ
アバッグ袋体の上縁部に突出形成した複数の取付部にお
いてルーフサイドレールに取り付けた頭部保護エアバッ
グ装置の取付構造において、係止部をルーフサイドレー
ル側に設定すると共に、係止部にエアバッグ袋体の取付
部に形成した孔部を係止したため、取付部品点数を少な
くし、コストを低減できると共に組付作業性を向上でき
るという優れた効果を有する。
【0053】請求項2記載の本発明は、請求項1に記載
の頭部保護エアバッグ装置の取付構造において、係止部
は、ルーフサイドレールのインナパネルの一部に形成さ
れているため、請求項1に記載の効果に加えて、別部品
を追加する必要が全く無いという優れた効果を有する。
【0054】請求項3記載の本発明は、請求項1に記載
の頭部保護エアバッグ装置の取付構造において、係止部
は先端部がT字状であり、孔部はスリットであるため、
請求項1に記載の効果に加えて、エアバッグ袋体が膨張
展開する際に、係止部と孔部とが外れ難いという優れた
効果を有する。
【0055】請求項4記載の本発明は、請求項1に記載
の頭部保護エアバッグ装置の取付構造において、係止部
は、ルーフサイドレールのインナパネルに固定された既
存のブラケットに形成されているため、請求項1に記載
の効果に加えて、別部品を追加する必要が全く無いとい
う優れた効果を有する。
【0056】請求項5記載の本発明は、折り畳んだエア
バッグ袋体を車室内開口部の上縁に沿って配設し、エア
バッグ袋体の上縁部に突出形成した複数の取付部におい
てルーフサイドレールに取り付けた頭部保護エアバッグ
装置の取付構造において、エアバッグ袋体におけるテン
ションクロスが収納されるボデー側部に、下方に開放し
た屈曲保持部を設け、折り畳んだテンションクロスをボ
デー側面と屈曲保持部との間に挟持したため、取付部品
点数を少なくし、コストを低減できると共に組付作業性
を向上できるという優れた効果を有する。
【0057】請求項6記載の本発明は、請求項5に記載
の頭部保護エアバッグ装置の取付構造において、屈曲保
持部は、ルーフサイドレールのインナパネルの一部に形
成されているため、請求項5に記載の効果に加えて、別
部品を追加する必要が全く無いという優れた効果を有す
る。
【0058】請求項7記載の本発明は、請求項5に記載
の頭部保護エアバッグ装置の取付構造において、屈曲保
持部は、ルーフサイドレールのインナパネルに固定され
た既存のブラケットに形成されているため、請求項5に
記載の効果に加えて、別部品を追加する必要が全く無い
という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の一実施形態に係る頭部保護エ
アバッグ装置の取付構造を示す分解斜視図であり、
(B)は本発明の一実施形態に係る頭部保護エアバッグ
装置の取付構造を示す斜視図である。
【図2】(A)は本発明の一実施形態に係る頭部保護エ
アバッグ装置の取付構造を示す分解斜視図であり、
(B)は本発明の一実施形態に係る頭部保護エアバッグ
装置の取付構造を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る頭部保護エアバッグ
装置の取付構造を示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る頭部保護エアバッグ
装置の取付構造を示す斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る頭部保護エアバッグ
装置の取付構造が適用された車室側部を示す側面図であ
る。
【図6】(A)〜(C)は本発明の一実施形態の変形例
に係る頭部保護エアバッグ装置の取付構造の係止部を示
す側面図である。
【図7】本発明の他の実施形態に係る頭部保護エアバッ
グ装置の取付構造を示す側面図である。
【図8】本発明の他の実施形態に係る頭部保護エアバッ
グ装置の取付構造を示す側面図である。
【符号の説明】
10 頭部保護エアバッグ装置 14 インフレータ 16 エアバッグ袋体 18 センターピラー 20 ルーフサイドレール 24 エアバッグ袋体の膨張部 25 エアバッグ袋体の膨張部 26 エアバッグ袋体のテンションクロス 28 エアバッグ袋体のテンションクロス 34 フロントサイドウインド(車室内開口部) 35 リヤサイドウインド(車室内開口部) 36 レールインナパネル 40 係止部 42 エアバッグ袋体の取付部 44 スリット(孔部) 46 インフレータ取付用ブラケット 50 係止部 52 スリット(孔部) 54 屈曲保持部 62 ワイヤハーネ 取付用ブラケット 68 屈曲保持部 70 長孔(孔部)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り畳んだエアバッグ袋体を車室内開口
    部の上縁に沿って配設し、エアバッグ袋体の上縁部に突
    出形成した複数の取付部においてルーフサイドレールに
    取り付けた頭部保護エアバッグ装置の取付構造におい
    て、 係止部を前記ルーフサイドレール側に設定すると共に、
    該係止部に前記エアバッグ袋体の取付部に形成した孔部
    を係止したことを特徴とする頭部保護エアバッグ装置の
    取付構造。
  2. 【請求項2】 前記係止部は、ルーフサイドレールのイ
    ンナパネルの一部に形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載の頭部保護エアバッグ装置の取付構造。
  3. 【請求項3】 前記係止部は先端部がT字状であり、前
    記孔部はスリットであることを特徴とする請求項1に記
    載の頭部保護エアバッグ装置の取付構造。
  4. 【請求項4】 前記係止部は、ルーフサイドレールのイ
    ンナパネルに固定された既存のブラケットに形成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の頭部保護エアバ
    ッグ装置の取付構造。
  5. 【請求項5】 折り畳んだエアバッグ袋体を車室内開口
    部の上縁に沿って配設し、エアバッグ袋体の上縁部に突
    出形成した複数の取付部においてルーフサイドレールに
    取り付けた頭部保護エアバッグ装置の取付構造におい
    て、 前記エアバッグ袋体におけるテンションクロスが収納さ
    れるボデー側部に、下方に開放した屈曲保持部を設け、
    折り畳んだテンションクロスをボデー側面と前記屈曲保
    持部との間に挟持したことを特徴とする頭部保護エアバ
    ッグ装置の取付構造。
  6. 【請求項6】 前記屈曲保持部は、ルーフサイドレール
    のインナパネルの一部に形成されていることを特徴とす
    る請求項5に記載の頭部保護エアバッグ装置の取付構
    造。
  7. 【請求項7】 前記屈曲保持部は、ルーフサイドレール
    のインナパネルに固定された既存のブラケットに形成さ
    れていることを特徴とする請求項5に記載の頭部保護エ
    アバッグ装置の取付構造。
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