JP2002307573A - ピンボード式カス取り機の押圧ピンの分離方法およびその装置 - Google Patents

ピンボード式カス取り機の押圧ピンの分離方法およびその装置

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JP2002307573A JP2001115046A JP2001115046A JP2002307573A JP 2002307573 A JP2002307573 A JP 2002307573A JP 2001115046 A JP2001115046 A JP 2001115046A JP 2001115046 A JP2001115046 A JP 2001115046A JP 2002307573 A JP2002307573 A JP 2002307573A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピンボード式カス取り機においてテンプレー
トを用いずに押圧ピンを分離する。 【解決手段】所望の縮尺で縦横に配列された押圧ピンを
表示装置上に押圧ピン配置図として描画し、同一縮尺で
内部に打ち抜くべき製品形状ブランクを描画した板紙図
を前記押圧ピン配置図に重ねて描画し、押圧ピン配置図
内での位置を記憶すると共に、製品ブランク図の外側に
位置した押圧ピンを上型ピンとし、製品ブランク図の内
側に位置した押圧ピンを下型ピンとし、製品ブランク図
と交錯する押圧ピンを干渉ピンとして種別するので、プ
ラテンを用いずして押圧ピンを上型ピン、下型ピンおよ
び干渉ピンに種別することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は板紙を箱等の製品形
状に打ち抜いた後に、板紙の製品部とその周辺部のカス
部を分離するピンボード式カス取り機の押圧ピンの分離
方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙器等の製造工程では、先ず印刷した板
紙等のシート状材料を型抜きする。通常型抜きは、合板
にスチールの刃または罫を植え込んで木型を作り、これ
と鋼板製のアンビルとの間に印刷したシート状材料を挟
み込んで打ち抜く。この型抜き工程においては、シート
状材料を完全に打ち抜いてしまうと、製品と屑とが一緒
に混ざってしまうので、振動その他で落ちないようにニ
ックという微小な継ぎ目を残して打ち抜かれ、次のカス
取り工程で手作業または機械でこの型抜き屑を取り外し
ている。
【0003】このカス取り工程では、型抜き工程から型
抜きされた板紙等のシート状材料が多数積み重ねた状態
で送られてくるので、これを手作業で製品部とカス部を
分離するためには、積み重ねられた型抜き後の板紙を適
当な厚さに取り分け、作業者がカス部をハンマーで叩き
落として製品部からカス部を分離するという極めて原始
的な方法であって、能率が極めて悪い重労働であると共
に、すざましい騒音と紙粉の飛び交う劣悪な環境をかも
しだすものであった。
【0004】また、機械でこの型抜き屑を取り外すに
は、製品形状に合わせて木型を製作する必要があり、こ
の木型をプレス機に取り付けて行うものであるが、製品
形状が変わる度にこれに合わせて木型を製作するため、
少品種で大量生産の場合は良いが、多品種少量生産の場
合は木型製作のコストが嵩むという不都合がある。
【0005】そこで提案されたのが、特公平11−52
62号公報のピンボード式カス取り機の押圧ピンの分離
方法およびその装置の発明である。この発明装置を図面
に従って説明すると、図3はこの発明のピンボード式カ
ス取り機の一部を切断した部分斜視図である。押圧ピン
10は下基板16の下押圧ピン保持孔14および上基板
18の上押圧ピン保持孔20に抜き差し自在な径の丸棒
であって、図7または図15に示すように、下押圧ピン
保持孔14に保持された状態で上基板18の下降によっ
て上押圧ピン保持孔20に挿入されるに充分な長さを有
し、上部には上係止ピン22が嵌入する上嵌合溝42
が、下部には下係止ピン12が嵌入する下嵌合溝38が
それぞれ設けられている。
【0006】下基板16は図示しないプレス機の基台に
固定されており、押圧ピン10を上下に抜き差し自在に
保持する下押圧ピン保持孔14が所定のピッチで縦横に
配列されており、さらに下基板16の側面には下係止ピ
ン12の下係止ピン貫通孔36が各列の下押圧ピン保持
孔14と直角に交錯するように設けられており、下係止
ピン12を下係止ピン貫通孔36に貫通することによ
り、下押圧ピン保持孔14に挿入された押圧ピン10の
下嵌合溝38に下係止ピン12が嵌合し、押圧ピン10
が下基板16に係止される。
【0007】また、下支持板26は、下基板16に設け
られた下押圧ピン保持孔14と上下に対向するように設
けられ押圧ピン10を抜き差し自在に貫通できる貫通孔
24bを有し、下基板16に保持された押圧ピン10の
上端と下基板16の間で昇降自在に弾力的に支持されて
いる。
【0008】上基板18は下基板16に向けて昇降する
図示しないプレス機のプラテンに取り付けられており、
この上基板18には下基板16と同様に下押圧ピン保持
孔14と上下に対向するように上押圧ピン保持孔20が
下基板16と同じの所定のピッチで縦横に配列されてい
る。さらに上基板18の側面には上係止ピン22の上係
止ピン貫通孔40が各列の上押圧ピン保持孔20と直角
に交錯するように設けられており、上係止ピン22を下
係止ピン貫通孔40に貫通することにより、上押圧ピン
保持孔20に挿入された押圧ピン10の上嵌合溝42に
上係止ピン22が嵌合し、押圧ピン10が上基板18に
係止される。
【0009】また、上支持板28は、上基板18に設け
られた上押圧ピン保持孔20と上下に対向するように設
けられ押圧ピン10を抜き差し自在に貫通できる貫通孔
24aを有し、上基板18に保持された押圧ピン10の
下端と上基板18の間で昇降自在に弾力的に支持される
ている。
【0010】受け板50は、上基板18および上支持板
28と同じ大きさの板であって、表面には押圧ピン10
が嵌入する受け座48が、上基板18および上支持板2
8に設けられた押圧ピン保持孔20および貫通孔24a
と同じ間隔とピッチで縦横に配置されている。この受け
板50は、図示しないスライド機構により、上基板18
と下基板16の間に進入し、受け座48の全てが上支持
板28の貫通孔24aの全てと上下に対向する位置に停
止し、上基板18から落下する押圧ピン10を受け座4
8に保持した後、上基板18の外へ退去するようになっ
ている。
【0011】次に、テンプレートについて説明すると、
第1のテンプレート46は、図11に示すように、下支
持板26と同じ大きさの薄いプラスチックの板からな
り、押圧ピン10が嵌入する振り分け孔44が、下支持
板26に設けられた貫通孔24bと同じ間隔とピッチで
打ち抜かれている。この第1のテンプレート46は板紙
30から製品部32を打ち抜いたカス部34を位置決め
して重ね、製品部32とカス部34との境界線が横断す
る振り分け孔44は閉塞板54で閉塞する。なお、この
際に集中負荷により製品部に損傷が生ずることが予想さ
れる部位の振り分け孔44も閉塞する。また、閉塞板5
4はプラスチック板またはビニールテープを用いる。
【0012】第2のテンプレート52は、図14に示す
ように第1のテンプレート46と同様に、下支持板26
と同じ大きさの薄いプラスチックの板からなり、押圧ピ
ン10が嵌入する振り分け孔44が、下支持板26に設
けられた貫通孔24bと同じ間隔とピッチで打ち抜かれ
ている。この第2のテンプレート52は板紙30から製
品部32を打ち抜きカス部34だけを残した位置決めし
て張り付ける。
【0013】以上に説明した本発明装置と第1および第
2のテンプレートを用い、干渉ピンの除去と押圧ピンの
分離方法を説明する。先ず図7の断面図に示すように上
下の係止ピン12、22を抜いた状態で上基板18を降
下させ、上基板18、上支持板28、下支持板26、下
基板16の順に上下に密着させ、押圧ピン10の上部は
上押圧ピン保持孔20に、下部は下押圧ピン保持孔14
に挿入する。次いで、上係止ピン貫通孔40に上係止ピ
ン22を挿通し、押圧ピン10の上嵌合溝42に上係止
ピン22を嵌合させ、上基板18に押圧ピン10を係止
する。
【0014】次に、図8に示すように上基板18を押圧
ピン10と共に上昇させ、上支持板28を押圧ピン10
の下端まで降下し、下支持板26も下押圧ピン保持孔1
4に押圧ピン10が保持されたときに、その上端と一致
する高さまで上昇させる。続いて、図11に示すよう
に、除去したい干渉ピンに当たる部位の振り分け孔44
を閉塞板54で閉塞した第1のテンプレート46を下支
持板26の上に位置決めして載せ、上下の係止ピン12
および22を引き抜くと、押圧ピン10のうち、干渉ピ
ン10c以外のものは全て下基板16側に落下する。
【0015】そこで、図13に示すように、上係止ピン
22を上係止孔貫通孔40に差込むことにより、上基板
18に残された干渉ピン10cを上基板18に係止する
と共に上基板18から干渉ピン10cを除去できる高さ
に上基板18を上昇させ、受け座48を有する受け板5
0を上基板18と下基板16間に挿入し、上基板18に
干渉ピンとして係止されている押圧ピン10cの係止を
解除することにより干渉ピン10cを受け板50受け座
48に保持する。続いて、干渉ピン10cを受け座48
に保持した受け板50を上基板18の外に退避させるこ
とにより、干渉ピン10cを瞬時に取り除くことができ
る。
【0016】その後は図15に示すように、干渉ピン1
0cが除かれた状態で上下の係止ピン12、22を抜き
上基板18を降下させ、上基板18、上支持板28、下
支持板26、下基板16の順に上下に密着させ、押圧ピ
ン10の上部は上押圧ピン保持孔20に、下部は下押圧
ピン保持孔14に挿入する。次いで、上係止ピン貫通孔
40に上係止ピン22を挿通し、押圧ピン10の上嵌合
溝42に上係止ピン22を嵌合させ、上基板18に押圧
ピン10を係止する。
【0017】続いて、図16に示すように上基板18を
押圧ピン10と共に上昇させ、上支持板28を押圧ピン
10の下端まで降下し、下支持板26も下押圧ピン保持
孔14に押圧ピン10が保持されたときに、その上端と
一致する高さまで上昇させ、下支持板26の上に第2の
テンプレート52を載置する。図17に示すように、第
2のテンプレート52には板紙30が貼付され、板紙3
0の製品部32はブランクになっているので、上基板1
8に係止されている押圧ピン10の係止を解除すると、
製品部32に当たる押圧ピン10bは下基板16の押圧
ピン保持孔14に落下し保持される。
【0018】一方、板紙30のカス部34を押圧する押
圧ピン10aは落下せずに上基板18に残るのでこれを
上基板18に係止することにより、押圧ピン10は干渉
ピン10cを取り除いた状態で、上基板18に係止され
ダイとして作用する押圧ピン10aと、下基板18に係
止されポンチとして作用する押圧ピン10bに振り分け
される。これにより、図18の断面図に示すように製品
部32を型抜きした板紙30を下支持板26の上に適宜
枚数積み重ね、上基板18を下降すると、板紙30を押
圧ピン10で損傷することなく、製品部32からカス部
34を分離することができる。
【0019】カス取り作業が終了したら、干渉ピン10
cを受け座48に保持した受け板50を上基板18の下
に戻し、上基板18の昇降と上係止ピン22の抜き差し
により、干渉ピン10cを極めて簡単に元の位置に戻す
ことができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術においては、押圧ピンをダイとして作用する上型
ピン、ポンチとして作用する下型ピンおよび型ばらしの
障害となり抜去される干渉ピンを種別するため、2枚の
テンプレートを用い、複雑な工程を要するという欠点が
ある。また、テンプレート製作作業は経験を要し、製品
切り替えのための段取り替えに作業に長時間を要し、他
種類少量生産には不向きである。
【0021】また、テンプレートは伸縮性の少ない高級
なプラスチック製シートに数千個の孔を高い精度で明け
なければならず、これを2枚づつ使用するので、経費が
嵩む。さらに、テンプレートの再利用のために、膨大な
量のテンプレートの収納庫を必要とし、必要とするテン
プレートを収納庫から探しだし引き出すのに時間を要す
るという不都合がある。
【0022】さらには、同じ製品を何度も打ち抜く場
合、最初に製品部を打ち抜くために得られた板紙の位置
決めデータあるいは押圧ピンの振り分けデータは、次に
他種の製品を打ち抜くために、保存されることがなく、
再度同じ製品を打ち抜く場合に、一旦格納したテンプレ
ートを取り出し、板紙の位置決めと押圧ピンの振り分け
を、一からやり直さなければならないという不都合があ
る。
【0023】本発明は、従来のピンボード式かす取り機
の押圧ピンの分離方法およびその装置の前記のごとき問
題点を解決すべくなされたものであって、テンプレート
を用いずに押圧ピンを上型ピン、下型ピンおよび交渉ピ
ンに振り分けて分離し、押圧ピンの種別データおよび型
紙の位置決めデータを押圧ピン着脱制御装置へ出力する
と共に、必要なデータをメモリーに保存し、さらにはテ
ンプレートを用いて押圧ピンを振り分けた場合でも、押
圧ピンの種別データおよび型紙の位置決めデータを保存
し、必要に応じてデータを取り出すことができるピンボ
ード式カス取り機の押圧ピンの分離方法およびその装置
を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のピンボード式カス取り機の押圧ピンの分離方法は、所
望のピッチで縦横に配列された押圧ピンを上下に抜き差
し自在に保持できる下押圧ピン保持孔を貫設しプレス機
の基台に固定された下基板と、前記下押圧ピン保持孔と
上下に対向するように同じピッチで縦横に配列され押圧
ピンを上下に抜き差し自在に保持できる上押圧ピン保持
孔を貫設し前記下基板に向けて昇降するようにプレス機
のプラテンに固定された上基板と、前記下基板および前
記上基板の間に介在し打ち抜くブランクの形状に応じて
前記下基板に係着される下型ピン、前記上基板の前記上
押圧ピン保持孔に係着される上型ピンまたは打ち抜く製
品ブランク形状の境界線上またはその近傍にあり前記上
基板から抜去される干渉ピンとに種別される押圧ピン
と、前記上押圧ピン保持孔に設けられた前記押圧ピンの
着脱手段と、前記上下の押圧ピン保持孔にそれぞれ設け
られた前記押圧ピンの固定手段と、前記上基板の昇降手
段と、前記下基板に設けられた前記押圧ピン保持孔と上
下に対向するように設けられ前記押圧ピンを抜き差し自
在に貫通できる貫通孔を有し下基板に保持され前記押圧
ピンの上端と前記下基板の間で昇降自在に弾力的に支持
される下支持板と、前記上基板に設けられた前記上押圧
ピン保持孔と上下に対向するように設けられ押圧ピンを
抜き差し自在に貫通できる貫通孔を有し前記上基板に保
持された前記押圧ピンの下端と前記上基板の間で昇降自
在に弾力的に支持される上支持板と、前記上支持板の前
記貫通孔と上下に対向する位置に押圧ピン受け座を設け
前記上支持板に下に進入し干渉ピンとして抜去された前
記押圧ピンを保持して退去する干渉ピン受け板と、前記
下支持板上に載置された板紙を所望の位置に移動する板
紙位置決め手段と、で構成されるピンボード式カス取り
機の押圧ピンの分離方法であって、所望の縮尺で縦横に
配列された前記押圧ピンを表示装置上に押圧ピン配置図
として描画する工程と、前記縮尺と同一縮尺で内部に打
ち抜くべき製品形状ブランクを描画した板紙図を前記押
圧ピン配置図に重ねて描画する工程と、前記板紙図を前
記製品ブランク図と共に前記押圧ピン配置図内を移動し
前記板紙図の最適位置を策定すると共に前記押圧ピン配
置図内での位置を記憶する工程と、前記製品ブランク図
の外側に位置した前記押圧ピンを上型ピンとし、前記製
品ブランク図の内側に位置した押圧ピンを下型ピンと
し、前記製品ブランク図と交錯する押圧ピンを干渉ピン
としてそれぞれの押圧ピンを種別する工程と、前記工程
により種別された前記上型ピンを上基板に保持し、前記
工程により種別された前記干渉ピンを抜去し、前記工程
により種別された下型ピンを下基板に保持させる工程
と、前記板紙位置決め手段により前記押圧ピン図内での
前記板紙図の位置決めデータに基づき前記板紙を所定位
置に載置する工程と、からなることを特徴とする。
【0025】本発明の請求項2に記載の発明は、所望の
縮尺で縦横に配列された前記押圧ピンを表示装置上に押
圧ピン配置図として描画する手順と、前記縮尺と同一縮
尺で内部に打ち抜くべき製品形状ブランクを描画した板
紙図を前記押圧ピン配置図に重ねて描画する手順と、前
記板紙図を前記製品ブランク図と共に前記押圧ピン配置
図内を移動し前記板紙図の最適位置を策定すると共に前
記押圧ピン配置図内での位置を記録する手順と、前記製
品ブランク図の外側に位置した前記押圧ピンを上型ピン
とし、前記製品ブランク図の内側に位置した押圧ピンを
下型ピンとし、前記製品ブランク図と交錯する押圧ピン
を干渉ピンとしてそれぞれの押圧ピンを種別する手順
と、前記手順により記録された前記板紙図の前記押圧ピ
ン配置図内での位置データと前記押圧ピンを種別する手
順により種別された各押圧ピンの種別結果を請求項1に
記載のピンボード式カス取り機へ出力する手順を実行さ
せるためのプログラムである。
【0026】本発明の請求項3のピンボード式カス取り
機の押圧ピンの分離装置は、請求項1に記載のピンボー
ド式カス取り機に請求項2に記載のプログラムを実行す
る第1のマイクロコンピュータを接続し、前記第1のマ
イクロコンピュータから出力された各押圧ピンの種別結
果に基づき前記押圧ピンの着脱手段と前記押圧ピンの固
定手段と前記上基板の昇降手段とを駆動することにより
前記上型ピンを前記上基板に固定し前記下型ピンを前記
下基板に固定し前記干渉ピンを抜去する手順と、前記第
1のマイクロコンピュータから出力された前記押圧ピン
図内での前記板紙図の位置決めデータに基づき前記板紙
位置決め手段により前記板紙を所定位置に載置する手順
と、からなるプログラムを実行する第2のマイクロコン
ピュータを接続したことを特徴とする請求項1に記載の
ピンボード式カス取り機。
【0027】請求項4に記載のピンボード式カス取り機
の押圧ピンの分離方法は、前記下支持板の前記貫通孔と
同じ位置に前記押圧ピンが貫通する振り分け孔を穿設し
た穴あき板の上に板紙の製品部を打ち抜いたカス部を位
置決めして置き前記振り分け孔のうち製品とカス部の境
界線上またはそれに近接する振り分け孔を閉塞した第1
のテンプレートと、前記下支持板の前記貫通孔と同じ位
置に前記押圧ピンが貫通する振り分け孔を穿設し板紙の
製品部を打ち抜いたカス部を位置決めし固定した第2の
テンプレートとを用い、前記上押圧ピン保持孔に設けら
れた前記押圧ピンの着脱手段と、前記上下の押圧ピン保
持孔にそれぞれ設けられた前記押圧ピンの固定手段と、
前記上基板の昇降手段と、前記下支持板上に載置された
板紙を所望の位置に移動する板紙位置決め手段とによ
り、板紙を位置決めし、各押圧ピンを種別し、干渉ピン
を抜去し、上基板にに上型ピンを固定し、下基板に上型
ピンを固定すると共に前記第1のマイクロコンピュータ
または前記第2のマイクロコンピュータに前記板紙の位
置決めデータおよび前記押圧ピンの種別データを記憶さ
せることを特徴とする。
【0028】
【作用】本発明の請求項1の押圧ピンの分離方法は、所
望の縮尺で縦横に配列された前記押圧ピンを表示装置上
に押圧ピン配置図として描画する工程と、前記縮尺と同
一縮尺で内部に打ち抜くべき製品形状ブランクを描画し
た板紙図を前記押圧ピン配置図に重ねて描画する工程
と、前記板紙図を前記製品ブランク図と共に前記押圧ピ
ン配置図内を移動し前記板紙図の最適位置を策定すると
共に前記押圧ピン配置図内での位置を記憶する工程と、
前記製品ブランク図の外側に位置した前記押圧ピンを上
型ピンとし、前記製品ブランク図の内側に位置した押圧
ピンを下型ピンとし、前記製品ブランク図と交錯する押
圧ピンを干渉ピンとしてそれぞれの押圧ピンを種別する
工程と、によりプラテンを用いずして押圧ピンを上型ピ
ン、下型ピンおよび干渉ピンに種別することができる。
【0029】また、得られた押圧ピンの種別データおよ
び板紙の位置決めデータは、フロッピー(登録商標)デ
ィスクあるいはハードディスク等の記録媒体に保存する
ことができるので、保管場所を必要とせず、一旦作成さ
れた押圧ピンの種別データおよび板紙の位置決めデータ
は、必要に応じて何時でも取り出すことができる。
【0030】本発明の請求項2に記載のプログラムは、
表示装置上に押圧ピン配置図を描き、これに重ねて製品
形状ブランクを描いた板紙図を描くことにより、テンプ
レートを用いずして容易に押圧ピンを干渉ピン、上型ピ
ンおよび下型ピンの種別することが可能である。また、
作成された押圧ピンの種別データおよび板紙の位置決め
データは、請求項1に記載のピンボード式カス取り機へ
出力することにより、干渉ピンを抜去し、上型ピンを上
基板に固定しダイとし、下型ピンを下基板に固定しポン
チとして作用する打ち抜き型を創製するすることができ
る。
【0031】請求項3に記載のピンボード式カス取り機
は、請求項1に記載のピンボード式カス取り機におい
て、請求項2に記載のプログラムを実行する第1のマイ
クロコンピュータを接続したので、第2のマイクロコン
ピュータは、第1のコンピュータから入力された押圧ピ
ンの種別データに基づき、押圧ピンの着脱手段と前記押
圧ピンの固定手段と前記上基板の昇降手段とを駆動する
ことにより前記上型ピンを前記上基板に固定し前記下型
ピンを前記下基板に固定し前記干渉ピンを抜去する手順
により、板紙の製品部をカス部から打ち抜く打ち抜き型
が創製される。
【0032】また、第2のマイクロコンピュータは、第
1のマイクロコンピュータから入力された板紙の位置決
めデータに基づき、板紙位置決め手段を作動し、下支持
板の上に載置した板紙を所定位置に裁置する手順を実行
するので、創製された打ち抜き型に対応した位置に板紙
が位置決めされる。
【0033】請求項4のピンボード式カス取り機の押圧
ピンの分離方法は、干渉ピン位置の振り分け孔を閉塞し
た第1のテンプレートと、板紙の製品部を打ち抜いたカ
ス部を位置決めし固定した第2のテンプレートとを用
い、押圧ピンの着脱手段と、押圧ピンの固定手段と、上
基板の昇降手段と、板紙位置決め手段とにより、板紙を
位置決めし、各押圧ピンを種別し、干渉ピンを抜去し、
上基板にに上型ピンを固定し、下基板に上型ピンを固定
した場合には、第1のマイクロコンピュータまたは第2
のマイクロコンピュータに板紙の位置決めデータおよび
押圧ピンの種別データを記憶させることより、再度同じ
製品を型抜きする場合に、テンプレートを用いることな
く請求項3に記載のピンボード式カス取り機の押圧ピン
を分離することができる。
【0034】
【発明の実施の態様】本発明の実施の態様を以下図面に
従って説明する。図1は本発明装置の一実施の態様を示
す概略構成を示すブロック図である。なお、本発明が適
用されるピンボード式カス取り機は、図18に示したよ
うに、上係止ピン22および下係止ピン12は、押圧ピ
ン10の固定手段として作用し、上押圧ピン着脱装置と
して上押圧ピン保持孔20に電磁チャック56が取付ら
れている。押圧ピン種別装置100は、周知のマイクロ
コンピュータ(以下マイコンと称する。)である第1の
マイコン102と、この第1のマイコン102とアウト
プット・インプット・ポート(以下単に種別用ポートと
いう。)104aを介して接続された表示装置106お
よびマウスあるいはキーボード等の入力機器108と、
種別用ポート104bを介して接続された変換器110
とで構成される。
【0035】第1のマイコン102は、周知のものであ
り、CPU112、RAM114,ROM116により
構成されている。ROM116にはCPU112を制御
するプログラムが書き込まれており、CPU112はこ
のプログラムに従って種別用ポート104aあるいは1
04bより必要とされる外部データを取り込んだり、あ
るいはRAM114との間でデータの授受を行いながら
演算処理し、必要に応じて処理したデータを種別ポート
104aまたは104bへ出力する。
【0036】押圧ピン制御装置118は、第1のマイコ
ン102と同様に、CPU120、RAM122、RO
M124とで構成される第2のマイコン126と、この
第2のマイコン126とピン制御ポート128bを介し
て第2のマイコン126と接続された板紙位置制御装置
130と、ピン制御ポート128a介して第2のマイコ
ン126と接続された押圧ピン着脱制御装置132と、
上基板および干渉ピン受け板の作動を制御する基板作動
制御装置133とで構成される。
【0037】また、押圧ピン種別装置100の交換器1
10において変換された押圧ピンの種別データーおよび
板紙を位置決めする座標データは、信号線111によ
り、入出力ポート128bを介してCPU120に入力
され、所定の演算処理をした位置決めデータが、入出力
ポート128bを介してが板紙位置制御装置130へ出
力される。板紙位置制御装置130は、入力された位置
決めデータに基づき位置決め用サーボモータ134を駆
動する。
【0038】押圧ピン着脱制御装置132へは、押圧ピ
ン毎に種別されたデータが、CPU120から入出力ポ
ート128aから出力される。押圧ピン着脱制御装置1
32からは、押圧ピン毎に種別されたデータが、押圧ピ
ン係止装置136へ入力されるので、押圧ピンは種別に
応じて、着脱具例えば電磁チャック138等により、上
基板に着脱される。
【0039】基板作動制御装置133は、入出力ポート
128aを介してCPU120からの作動信号に応じ
て、上基板または受け板作動装置140により、上基板
18を昇降し、あるいは受け板50を進退させる。
【0040】次に図1に示した装置を使ったピンボード
式カス取り機の押圧ピンの分離方法のプログラムを図2
のフローチャートに従って説明する。プログラムがスタ
ートすると、ステップ1においてメモリー装置の中に対
象となる板紙の作画データがあるか否かが判断される。
作画データがメモリー装置にない場合は、ステップ2に
おいて、表示装置106に所望の縮尺で押圧ピン全体図
が作画される。
【0041】次のステップ3において打ち抜かれる製品
ブランク図を描いた板紙図が描画される。ステップ4に
おいては、押圧ピン全体図に板紙図を重ね合わせる。続
くステップ5においては、製品ブランク図の輪郭に重な
り合ったり近傍に位置する押圧ピンはできるだけ少ない
か否かによって板紙図の位置が適正かどうか判断され
る。
【0042】板紙図の位置が適正でなかったら、ステッ
プ6に進み、押圧ピン全体図のなかで板紙図を製品ブラ
ンク図と共に移動し、ステップ7において板紙図の位置
が適正かどうか判断し、適正でなければステップ6の動
作を繰り返し、適正になったら、ステップ8へ進む。ス
テップ8においては、押圧ピンは上型ピン、下型ピン及
び干渉ピンに種別される。なお、ステップ5において板
紙の位置が適正であるものは、ステップ9において押圧
ピンは上型ピン、下型ピン及び干渉ピンに種別される。
【0043】次のステップ10では、押圧ピン全体図に
たいする板紙図の位置決めデータを測定され、ステップ
11において測定したデータを記憶メモリー装置に保存
し、次にステップ12では、測定された位置決めデータ
は、押圧ピン種別データと共に押圧ピン制御装置118
へ信号線111を介して出力される。なお、ステップ1
において作画データが保存されているものについては、
ステップ13において作画データが検索し呼び出され、
ステップ14において同様に信号線111を介して押圧
ピン制御装置118へ入力される。
【0044】ステップ14において、入力された板紙位
置決めデータおよび押圧ピン種別データに基づき、ステ
ップ15においては、種別された押圧ピンのうち、上型
ピンおよび干渉ピンが上型に係止され、次のステップ1
6において、下型ピンを下型に残して上型が上昇する。
【0045】次のステップ17においては、上昇した上
型の下へ干渉ピン受け板が進入する。そして次のステッ
プ18において、上型に係止されている干渉ピンの係止
を解き、干渉ピンを落下して干渉ピン受け板に干渉ピン
を保持させる。ステップ19においては、干渉ピン受け
板を干渉ピンと共に退去させる。ステップ20では、カ
ス取りする板紙を板紙位置決めデータに基づき下型の上
に載置することにより、カス取り作業の段取りが完了す
る。
【0046】第1および第2のテンプレートを用い、干
渉ピンの除去と押圧ピンの分離する請求項4の発明を説
明する。先ず図7の断面図に示すように上下の係止ピン
12および22を抜いた状態で上基板18を降下させ、
上基板18、上支持板28、下支持板26、下基板16
の順に上下に密着させ、押圧ピン10の上部は上押圧ピ
ン保持孔20に、下部は下押圧ピン保持孔14に挿入す
る。次いで、上基板の上押圧ピン保持孔20の上端に取
り付けられた電磁チャック56に通電し上基板18に押
圧ピン10の全てを係止する。
【0047】次に、図8に示すように上基板18を押圧
ピン10と共に上昇させ、上支持板28を押圧ピン10
の下端まで降下し、下支持板26も下押圧ピン保持孔1
4に押圧ピン10が保持されたときに、その上端と一致
する高さまで上昇させる。続いて、図11に示すよう
に、除去したい干渉ピンに当たる部位の振り分け孔44
を閉塞板54で閉塞した第1のテンプレート46を下支
持板26の上に位置決めして載せ、上下の係止ピン12
および22を引き抜くと、押圧ピン10のうち、干渉ピ
ン10c以外のものは全て下基板16側に落下する。
【0048】その際、第1のテンプレート46を作成す
るために位置決めサーボモータ134を用い、得られた
板紙の位置決めをデータは、板紙位置制御装置130を
介して第1のマイコン102または第2のマイコン12
6に入力される。また、干渉ピンの位置データは、押圧
ピン着脱装置136の作動の有無から感知されるので、
押圧ピン着脱制御装置132を介して第1のマイコン1
02または第2のマイコン126に入力される。
【0049】そこで、図13に示すように、上基板18
から干渉ピン10cを除去できる高さに上基板18を上
昇させ、受け座48を有する受け板50を上基板18と
下基板16間に挿入し、上基板18に干渉ピンとして係
止されている押圧ピン10cの係止を解除することによ
り干渉ピン10cを受け板50受け座48に保持する。
続いて、干渉ピン10cを受け座48に保持した受け板
50を上基板18の外に退避させることにより、干渉ピ
ン10cを瞬時に取り除くことができる。
【0050】その後は図15に示すように、干渉ピン1
0cが除かれた状態で上下の係止ピン12、22を抜き
上基板18を降下させ、上基板18、上支持板28、下
支持板26、下基板16の順に上下に密着させ、押圧ピ
ン10の上部は上押圧ピン保持孔20に、下部は下押圧
ピン保持孔14に挿入する。次いで、上基板の上押圧ピ
ン保持孔20の上端に取り付けられた電磁チャック56
に通電し上基板18に干渉ピン10cを除く押圧ピン1
0を磁着して係止する。
【0051】続いて、図16に示すように上基板18を
押圧ピン10と共に上昇させ、上支持板28を押圧ピン
10の下端まで降下し、下支持板26も下押圧ピン保持
孔14に押圧ピン10が保持されたときに、その上端と
一致する高さまで上昇させ、下支持板26の上に第2の
テンプレート52を載置する。図17に示すように、第
2のテンプレート52には板紙30が貼付され、板紙3
0の製品部32はブランクになっているので、上基板1
8に電磁チャック56により係止されている押圧ピン1
0の通電を停止すると、製品部32に当たる押圧ピン1
0bは下基板16の押圧ピン保持孔14に落下し下型ピ
ンとして保持される。
【0052】一方、板紙30のカス部34を押圧する押
圧ピン10aは落下せずに上基板18に残るのでこれを
上基板18に係止することにより、押圧ピン10は干渉
ピン10cを取り除いた状態で、上基板18に係止され
ダイとして作用する押圧ピン10aと、下基板18に係
止されポンチとして作用する押圧ピン10bに振り分け
される。
【0053】かくして上基板に固定された上型ピン10
aと下基板に固定された下型ピン10bの位置データ
は、押圧ピン着脱装置136の作動の有無から感知され
るので、押圧ピン着脱制御装置132を介して第1のマ
イコン102または第2のマイコン126に入力され
る。その結果、第1のマイコンまたは第2のマイコン1
26に入力された板紙の位置決め情報と押圧ピンの種別
情報は、いつでも簡単に検索して取り出すことができる
ので、同じ製品を繰り返し打ち抜く際に、テンプレート
を用いることなく、簡単かつ迅速に干渉ピンを抜去し、
押圧ピンを上下の基板に上型ピンと下型ピンとして振り
分けて打ち抜き型を再生することができる。
【0054】
【効果】本発明方法およびその装置においては、所望の
縮尺で縦横に配列された押圧ピンを表示装置上に押圧ピ
ン配置図として描画し、同一縮尺で内部に打ち抜くべき
製品形状ブランクを描画した板紙図を前記押圧ピン配置
図に重ねて描画し、押圧ピン配置図内での位置を記憶す
ると共に、製品ブランク図の外側に位置した押圧ピンを
上型ピンとし、製品ブランク図の内側に位置した押圧ピ
ンを下型ピンとし、製品ブランク図と交錯する押圧ピン
を干渉ピンとして種別するので、プラテンを用いずして
押圧ピンを上型ピン、下型ピンおよび干渉ピンに種別す
ることができる。また、得られた押圧ピンの種別データ
および板紙の位置決めデータは、フロッピーディスクあ
るいはハードディスク等の記録媒体に保存することがで
きるので、保管場所を必要とせず、一旦作成された押圧
ピンの種別データおよび板紙の位置決めデータは、必要
に応じて何時でも取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明装置の作動を説明するフローチャートで
ある。
【図3】本発明の対象となるピンボード式カス取り機の
一部を切断した部分斜視図である。
【図4】製品部を打ち抜いた板紙の平面図である。
【図5】製品部を打ち抜いた板紙を下支持板に載せた状
態の平面図である。
【図6】製品部をブランクにした板紙を用い押圧ピンを
上下の基板に振り分けた状態の図5のB列の断面図であ
る。
【図7】上基板を降下させ全ての押圧ピンを上基板に保
持した状態の断面図である。
【図8】押圧ピンの全てを上基板に係止し上昇した状態
で下支持板に製品部をブランクにした板紙を載せた図5
のC列の断面図である。
【図9】上基板を降下し上下の支持板で板紙を挟んだ状
態で上係止ピンを抜く前の図5のC列の断面図である。
【図10】干渉ピンを抜くため上基板に分離した押圧ピ
ンを下基板に降下させた状態の図5のC列の断面図であ
る。
【図11】干渉ピンに当たる振り分け孔を閉塞板で閉塞
した第1のテンプレートの平面図である。
【図12】第1のテンプレートを用い干渉ピンを上基板
に保持した状態の図5のC列の断面図である。
【図13】上基板に保持した干渉ピンを受け板に落下す
る前の図5のC列の断面図である。
【図14】製品部をブランクにした板紙を貼付した状態
の第2のテンプレートの平面図である。
【図15】干渉ピンを抜き取った後上基板を降下させ全
ての押圧ピンを上基板に保持した状態の断面図である。
【図16】干渉ピンを抜き取った後押圧ピンの全てを上
基板に係止し上昇した状態で下支持板に製品部をブラン
クにした板紙を貼付した第2のテンプレートを載せた図
5のC列の断面図である。
【図17】干渉ピンを抜き取った後上基板を降下し上下
の支持板で板紙を挟んだ状態で上係止ピンを抜く前の図
5のC列の断面図である。
【図18】干渉ピンを除去し製品部を型抜きした板紙を
下支持板の上に適宜枚数積み重ね、下基板を下降して板
紙の製品部からカス部を分離する状態の断面図である。
【符号の説明】
10・・・・・押圧ピン 10a・・・・上基板に保持される押圧ピン(上型ピ
ン) 10c・・・・下基板に保持される押圧ピン(下型ピ
ン) 10c・・・・干渉ピン 12・・・・・下係止ピン 14・・・・・下押圧ピン保持孔 16・・・・・下基板 18・・・・・上基板 20・・・・・上押圧ピン保持孔 22・・・・・上係止ピン 24・・・・・貫通孔 26・・・・・下支持板 28・・・・・上支持板 30・・・・・板紙 32・・・・・製品部 34・・・・・カス部 36・・・・・下係止ピン貫通孔 38・・・・・下嵌合溝 40・・・・・上係止ピン貫通孔 42・・・・・上嵌合溝 44・・・・・振り分け孔 46・・・・・第1のテンプレート 48・・・・・受け孔 50・・・・・受け板 52・・・・・第2のテンプレート 54・・・・・閉塞板 56・・・・・電磁チャック 100・・・・・押圧ピン種別装置 102・・・・・マイクロコンピュータ 104a・・・・インプット・アウトプット・ポート 104b・・・・インプット・アウトプット・ポート 106・・・・・表示装置 108・・・・・マウス 110・・・・・変換器 111・・・・・電磁チャック 112・・・・・CPU 114・・・・・RAM 116・・・・・ROM 118・・・・・押圧ピン係止制御装置 120・・・・・CPU 122・・・・・RAM 124・・・・・ROM 126・・・・・押圧ピン制御マイコン 128a・・・・インプット・アウトプット・ポート 128b・・・・インプット・アウトプット・ポート 130・・・・・板紙位置制御装置 132・・・・・押圧ピン着脱装置 133・・・・・基板昇降制御装置 134・・・・・位置決めサーボモータ 136・・・・・押圧ピン係止装置 138・・・・・係止具 140・・・・・上基板作動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 501150679 東海イーシー株式会社 愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂通5丁目26番地 (72)発明者 真野 甫 名古屋市名東区西里町2丁目27番地 Fターム(参考) 3E075 AA04 AA05 AA24 BA01 CA01 DA04 DB33 FA04 FA15 GA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望のピッチで縦横に配列された押圧ピ
    ンを上下に抜き差し自在に保持できる下押圧ピン保持孔
    を貫設しプレス機の基台に固定された下基板と、 前記下押圧ピン保持孔と上下に対向するように同じピッ
    チで縦横に配列され押圧ピンを上下に抜き差し自在に保
    持できる上押圧ピン保持孔を貫設し前記下基板に向けて
    昇降するようにプレス機のプラテンに固定された上基板
    と、 前記下基板および前記上基板の間に介在し打ち抜くブラ
    ンクの形状に応じて前記下基板に係着される下型ピン、
    前記上基板の前記上押圧ピン保持孔に係着される上型ピ
    ンまたは打ち抜く製品ブランク形状の境界線上またはそ
    の近傍にあり前記上基板から抜去される干渉ピンとに種
    別される押圧ピンと、 前記上押圧ピン保持孔に設けられた前記押圧ピンの着脱
    手段と、 前記上下の押圧ピン保持孔にそれぞれ設けられた前記押
    圧ピンの固定手段と、 前記上基板の昇降手段と、 前記下基板に設けられた前記押圧ピン保持孔と上下に対
    向するように設けられ前記押圧ピンを抜き差し自在に貫
    通できる貫通孔を有し下基板に保持され前記押圧ピンの
    上端と前記下基板の間で昇降自在に弾力的に支持される
    下支持板と、 前記上基板に設けられた前記上押圧ピン保持孔と上下に
    対向するように設けられ押圧ピンを抜き差し自在に貫通
    できる貫通孔を有し前記上基板に保持された前記押圧ピ
    ンの下端と前記上基板の間で昇降自在に弾力的に支持さ
    れる上支持板と、 前記上支持板の前記貫通孔と上下に対向する位置に押圧
    ピン受け座を設け前記上支持板に下に進入し干渉ピンと
    して抜去された前記押圧ピンを保持して退去する干渉ピ
    ン受け板と、 前記下支持板上に載置された板紙を所望の位置に移動す
    る板紙位置決め手段と、で構成されるピンボード式カス
    取り機の押圧ピンの分離方法であって、 所望の縮尺で縦横に配列された前記押圧ピンを表示装置
    上に押圧ピン配置図として描画する工程と、 前記縮尺と同一縮尺で内部に打ち抜くべき製品形状ブラ
    ンクを描画した板紙図を前記押圧ピン配置図に重ねて描
    画する工程と、 前記板紙図を前記製品ブランク図と共に前記押圧ピン配
    置図内を移動し前記板紙図の最適位置を策定すると共に
    前記押圧ピン配置図内での位置を記憶する工程と、 前記製品ブランク図の外側に位置した前記押圧ピンを上
    型ピンとし、前記製品ブランク図の内側に位置した押圧
    ピンを下型ピンとし、前記製品ブランク図と交錯する押
    圧ピンを干渉ピンとしてそれぞれの押圧ピンを種別する
    工程と、 前記工程により種別された前記上型ピンを上基板に保持
    し、前記工程により種別された前記干渉ピンを抜去し、
    前記工程により種別された下型ピンを下基板に保持させ
    る工程と、 前記板紙位置決め手段により前記押圧ピン図内での前記
    板紙図の位置決めデータに基づき前記板紙を所定位置に
    裁置する工程と、からなることを特徴とするピンボード
    式カス取り機の押圧ピンの分離方法。
  2. 【請求項2】 所望の縮尺で縦横に配列された前記押圧
    ピンを表示装置上に押圧ピン配置図として描画する手順
    と、 前記縮尺と同一縮尺で内部に打ち抜くべき製品形状ブラ
    ンクを描画した板紙図を前記押圧ピン配置図に重ねて描
    画する手順と、 前記板紙図を前記製品ブランク図と共に前記押圧ピン配
    置図内を移動し前記板紙図の最適位置を策定すると共に
    前記押圧ピン配置図内での位置を記録する手順と、 前記製品ブランク図の外側に位置した前記押圧ピンを上
    型ピンとし、前記製品ブランク図の内側に位置した押圧
    ピンを下型ピンとし、前記製品ブランク図と交錯する押
    圧ピンを干渉ピンとしてそれぞれの押圧ピンを種別する
    手順と、 前記手順により記録された前記板紙図の前記押圧ピン配
    置図内での位置データと前記押圧ピンを種別する手順に
    より種別された各押圧ピンの種別結果を請求項1に記載
    のピンボード式カス取り機へ出力する手順を実行させる
    ためのプログラム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のピンボード式カス取り
    機に請求項2に記載のプログラムを実行する第1のマイ
    クロコンピュータを接続し、 前記第1のマイクロコンピュータから出力された各押圧
    ピンの種別結果に基づき前記押圧ピンの着脱手段と前記
    押圧ピンの固定手段と前記上基板の昇降手段とを駆動す
    ることにより前記上型ピンを前記上基板に固定し前記下
    型ピンを前記下基板に固定し前記干渉ピンを抜去する手
    順と、 前記第1のマイクロコンピュータから出力された前記押
    圧ピン図内での前記板紙図の位置決めデータに基づき前
    記板紙位置決め手段により前記板紙を所定位置に裁置す
    る手順と、 からなるプログラムを実行する第2のマイクロコンピュ
    ータを接続したことを特徴とする請求項1に記載のピン
    ボード式カス取り機。
  4. 【請求項4】 前記下支持板の前記貫通孔と同じ位置に
    前記押圧ピンが貫通する振り分け孔を穿設した穴あき板
    の上に板紙の製品部を打ち抜いたカス部を位置決めして
    置き前記振り分け孔のうち製品とカス部の境界線上また
    はそれに近接する振り分け孔を閉塞した第1のテンプレ
    ートと、前記下支持板の前記貫通孔と同じ位置に前記押
    圧ピンが貫通する振り分け孔を穿設し板紙の製品部を打
    ち抜いたカス部を位置決めし固定した第2のテンプレー
    トとを用い、 前記上押圧ピン保持孔に設けられた前記押圧ピンの着脱
    手段と、 前記上下の押圧ピン保持孔にそれぞれ設けられた前記押
    圧ピンの固定手段と、 前記上基板の昇降手段と、 前記下支持板上に載置された板紙を所望の位置に移動す
    る板紙位置決め手段とにより、板紙を位置決めし、各押
    圧ピンを種別し、干渉ピンを抜去し、上基板にに上型ピ
    ンを固定し、下基板に上型ピンを固定すると共に前記第
    1のマイクロコンピュータまたは前記第2のマイクロコ
    ンピュータに前記板紙の位置決めデータおよび前記押圧
    ピンの種別データを記憶させることを特徴とする請求項
    3に記載のピンボード式カス取り機の押圧ピンの分離方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014121743A (ja) * 2012-12-20 2014-07-03 Dainippon Printing Co Ltd 刃の配置を自動で変更できる打ち抜き加工機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014121743A (ja) * 2012-12-20 2014-07-03 Dainippon Printing Co Ltd 刃の配置を自動で変更できる打ち抜き加工機

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