JP2002306671A - 遊技装置 - Google Patents

遊技装置

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JP2002306671A
JP2002306671A JP2001113005A JP2001113005A JP2002306671A JP 2002306671 A JP2002306671 A JP 2002306671A JP 2001113005 A JP2001113005 A JP 2001113005A JP 2001113005 A JP2001113005 A JP 2001113005A JP 2002306671 A JP2002306671 A JP 2002306671A
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card
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JP2001113005A
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English (en)
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Hayato Tsutsumi
隼人 堤
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Takasago Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Takasago Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貸出処理時、減算された価値データと加算さ
れたクレジットデータとを対応させて確認するのが容易
な遊技装置を提供する。 【解決手段】 遊技装置は、受け付けられたカードの残
度数が表示される第1の表示部1と、ゲーム実行可能回
数に相応するクレジットデータが表示される第2の表示
部2と、残度数のうちの所定の度数をクレジットデータ
に変換して残度数およびクレジットデータの各現在値を
更新する貸出処理を実行する演算処理部3と、更新され
た残度数およびクレジットデータの各現在値に第1、第
2の各表示部1,2の表示を更新する表示制御部4とを
備える。表示制御部4は、更新されたクレジットデータ
の現在値を第2の表示部2に固定的に表示する前に、そ
の固定的な表示と表示態様が異なる中間的な表示を第2
の表示部2に実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコホール
のような遊技場に導入される遊技装置に関し、特に、こ
の発明は、プリペイドカードのような記憶媒体(以下、
単に「カード」という。)の有価価値や貨幣の金額に相
応する価値データをクレジットデータに変換した後に、
遊技者にゲームを実行させるようにした遊技装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、カードを利用した遊技装置とし
て、隣り合うパチンコ機と玉貸機とを1対1に対応させ
て電気接続したものが実施されている。遊技者は、ゲー
ムの実行に先立ち、カード販売機などでカードを購入
し、そのカードを遊技装置の玉貸機へ投入する。その
後、遊技者が貸出スイッチを操作すると、パチンコ機に
パチンコ玉の貸出要求が出され、パチンコ機では、パチ
ンコ玉を貸し出すための貸出処理、具体的にはパチンコ
玉を受皿へ放出する処理が実行される。
【0003】カードによる遊技媒体の貸出システムは、
パチンコ機を用いた遊技装置に限らず、スロットマシン
を用いた遊技装置にも適用し得る。この遊技装置は、隣
り合うスロットマシンとメダル貸出機とを1対1に対応
させて電気接続したもので、遊技者は、カード販売機な
どでカードを購入し、そのカードを遊技装置のメダル貸
出機へ投入することにより、スロットマシンにおいてメ
ダルの貸出を受ける。
【0004】近年のスロットマシンでは、いわゆる「ク
レジット方式」が導入されており、遊技者は、多数枚の
メダルをスロットマシンに預けた上で、そのメダルをス
イッチ操作で消費してゲームを行うようになっている。
この預けられたメダルの枚数分だけゲームの実行が可能
であり、預けられたメダルの枚数を一般に「クレジット
データ」と称する。遊技者は、ゲームの実行に際して、
ベットスイッチを操作し、1〜3枚のメダルに相当する
クレジットデータをゲーム毎に消費する。ゲームの結
果、入賞が成立すると、遊技者は、その配当として所定
枚数のメダルを獲得するが、その配当枚数分のクレジッ
トデータがクレジットデータの現在値に加算される。ゲ
ームの終了時、遊技者が精算スイッチを操作すると、ク
レジットデータの現在値に相当する枚数のメダルがメダ
ル受皿へ放出される。
【0005】この種の遊技装置において、メダル受皿へ
メダルを放出させることにより、メダルの貸出処理を実
行するものとすると、放出されたメダルを機械へ投入し
て預ける操作が必要となる。この操作を不要化するため
に、貸出スイッチの操作があったとき、カードの有価価
値に相応する価値データを直接クレジットデータに変換
するように構成するのが望ましい。
【0006】前記価値データは「度数」などで表され、
例えば1度数を5枚のメダル、すなわち5得点のクレジ
ットデータに相当させている。貸出スイッチの1回の操
作に対して、5度数分の価値データをクレジットデータ
に変換させる場合、25得点のクレジットデータがクレ
ジットデータの現在値に加算されることになる。価値デ
ータやクレジットデータの現在値は個別の表示器にそれ
ぞれ表示される。貸出処理時、価値データの表示器は5
度数だけ減算された値の表示に更新される。一方、クレ
ジットデータの表示器は25得点だけ加算された値の表
示に更新される。遊技者はこれらの表示を見て、カード
の残価値や保有するクレジットデータ(メダル枚数)お
よびその増減を確認する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、貸出処
理時に価値データやクレジットデータの各現在値は瞬時
に更新されて各表示器の表示が更新されるので、遊技者
は、減算された価値データと加算されたクレジットデー
タとを対応させて確認するのが容易でない。このため
に、クレジットデータの加算処理が適正に実行されない
という誤動作が発生しても、遊技者はそれを見逃すおそ
れがある。一方において、クレジットデータの加算処理
が適正に実行されているにもかかわらず、遊技者が適正
に実行されていないものと錯誤し、遊技場との間でトラ
ブルを発生させるおそれもある。
【0008】この発明は、上記問題に着目してなされた
もので、貸出処理時、減算された価値データと加算され
たクレジットデータとを対応させて確認するのが容易な
遊技装置を提供することを目的とする。
【0009】この発明による遊技装置は、図1に示すよ
うに、受け付けられた記憶媒体の有価価値または受け付
けられた貨幣の金額に相応する価値データが表示される
第1の表示部1と、ゲーム実行可能回数に相応するクレ
ジットデータが表示される第2の表示部2と、前記価値
データをクレジットデータに変換して価値データおよび
クレジットデータの各現在値を更新する貸出処理を実行
する演算処理部3と、更新された価値データおよびクレ
ジットデータの各現在値に第1、第2の各表示部1,2
の表示を更新する表示制御部4とを備えている。前記表
示制御部4は、更新されたクレジットデータの現在値を
第2の表示部2に固定的に表示する前に、その固定的な
表示と表示態様が異なる中間的な表示を第2の表示部2
に実行させる。
【0010】この発明による遊技装置には種々の実施形
態がある。その一は、他で発行された記憶媒体を受け付
けて貸出処理を実行するように構成するものである。そ
の二は、貨幣を受け付けて記憶媒体を発行し、その記憶
媒体を受け付けて貸出処理を実行するように構成するも
のである。その三は、貨幣を受け付けて貸出処理を実行
するように構成するものである。なお、上記した一、
二、三の実施形態を組み合わせて構成することもでき
る。
【0011】「記憶媒体」として、図2に示すような、
カード状の磁気記憶媒体6が一般的に用いられるが、I
Cカードのようなものであってもよく、また、形状はカ
ード状以外のものであってもよい。なお、図2に示す磁
気記憶媒体6の裏面には磁気塗膜6aが形成してあり、
情報を記憶させるための情報記憶部を構成している。
「記憶媒体の有価価値」とは、金額に換算可能な記憶媒
体が有する価値を意味し、記憶媒体の有価価値または貨
幣の金額は、度数などの価値データで表される。「クレ
ジットデータ」は、典型的なスロットマシンでいえば、
機械に預けられた遊技媒体としてのメダルの枚数に相応
し、メダルの1枚がクレジットデータの1得点に相当す
る。また、1枚のメダルで1回のゲームが実行可能であ
る場合、クレジットデータの1得点はゲーム実行可能回
数の1回に相当する。
【0012】「演算処理部3」と「表示制御部4」と
は、通常、プログラムされたコンピュータ5により実現
されるが、これに代えて、専用のハードウェア回路によ
っても実現し得る。「演算処理部3」は、遊技者による
スイッチ操作があったとき、それに応答して前記貸出処
理を実行するようにしてもよく、また、記憶媒体を受け
付けたとき、それに応答して貸出処理を実行するように
してもよい。
【0013】「第1の表示部1」や「第2の表示部2」
として、典型的には、複数のセグメントにより0〜9の
各数字を表示させるデジタル表示器が用いられる。その
種のデジタル表示器は、一般的には各セグメントが単一
色に発光するLED(発光ダイオード)で構成されてい
るが、数字の表示色を変更可能とするために、各セグメ
ントを多色発光のLEDで構成してもよい。なお、ここ
でいう「多色発光のLED」には、複数色の発光が可能
な1個のLEDと個別の色に発光する複数個のLEDの
集合体とが含まれる。
【0014】更新されたクレジットデータの現在値を
「固定的に表示する」とは、次回の更新まで、表示した
データを静止させて変動させない、という意味であり、
その固定的な表示と表示態様が異なる中間的な表示と
は、例えば、クレジットデータを連続的に変動させて表
示するような表示態様、すなわち、クレジットデータの
現在値に1得点ずつ加算した値を順次表示するような表
示態様を指す。従って、クレジットデータの中間の更新
値を一定時間、継続して表示するような表示態様は、固
定的な表示と表示態様が異なる表示には該当しない。
【0015】他の好ましい実施態様によれば、前記表示
制御部4は、中間的な表示として、発音動作と発光動作
の少なくともひとつを伴ったクレジットデータの表示動
作を実行させるようにする。なお、発音動作を行う場合
はスピーカが、発光動作を行う場合は発光体が、それぞ
れ必要であるが、従来の典型的な遊技装置はスピーカを
備えており、また適所に発光体が配置されているので、
それを兼用すればよく、必ずしも専用に設ける必要はな
い。
【0016】さらに他の好ましい実施態様によれば、前
記表示制御部4は、中間的な表示として、クレジットデ
ータを連続的に変動させて表示させるとともに、所定値
毎に、発音動作と発光動作の少なくともひとつを伴った
クレジットデータの表示動作を実行させるようにする。
例えば、クレジットデータが5得点更新される毎に、発
音動作と発光動作の少なくともひとつの動作を実行させ
る。
【0017】また、第2の表示部における各セグメント
を多色発光のLEDで構成した場合には、前記表示制御
部は、貸出処理時とそれ以外の時とは異なる表示色で第
2の表示部を表示動作させたり、入賞による配当処理時
とそれ以外の時とは異なる表示色で第2の表示部を表示
動作させたり、更新されたクレジットデータの現在値を
固定的に表示するときの表示色と異なった表示色で中間
的な表示を実行させたりすることができる。
【0018】さらに好ましい実施態様によれば、前記表
示制御部4は、価値データを段階的に表示させるととも
に、所定値毎に、発音動作と発光動作の少なくともひと
つを伴ったクレジットデータの表示動作を実行させる。
例えば、価値データが1度数減算される毎に発音動作と
発光動作の少なくともひとつの動作を実行させる。
【0019】さらに好ましい実施態様によれば、前記表
示制御部4は、更新されたクレジットデータの現在値を
固定的に表示する際に、中間的な表示の終了を遊技者へ
知らせるための表示動作、例えば、更新されたクレジッ
トデータの現在値を点滅させるような表示動作を実行さ
せる。これにより、遊技者は貸出処理の終了を認識でき
るので、特に、貸出処理後の所定時間、貸出操作を禁止
するような制御が実行される場合、遊技者は、貸出操作
が可能か否かの判断を行い得る。
【0020】「第2の表示部2」は、図3(1)(2)
に示すように、クレジットデータを表示する部分2Aの
周辺もしくは近傍に、複数個の発光体7が並べられた発
光体列2Bを設けたものであってもよい。前記発行体列
2Bは、クレジットデータを表示する部分2Aを取り囲
むように配置したり(図3(1))、クレジットデータ
を表示する部分2Aに沿って一列に配置したりする(図
3(2))。
【0021】図3(1)の実施態様では、表示制御部4
は、貸出処理時に発光体列2Bを一斉に発光させたり点
滅させたりする。また、図3(2)の実施態様では、表
示制御部4は、貸出処理時に発光体列2Bの各発光体7
を順次点灯させる。
【0022】「第2の表示部2」は、図4に示すよう
に、更新される前のクレジットデータの現在値を表示さ
せる表示器8Aと、更新された後のクレジットデータの
現在値を表示させる表示器8Bとで構成してもよい。図
4に示す実施態様では、2個の表示器8A,8Bの中間
に、クレジットデータがどのように更新されたかを表す
矢印形状の発光体8Cを配置し、貸出処理時に発光体8
Cを発光または点滅動作させるようにする。なお、一方
の表示器8Aにクレジットデータの加算値、他の表示器
8Bに更新されたクレジットデータの現在値を表示させ
てもよい。
【0023】さらにまた、「第2の表示部2」は、図5
に示すように、クレジットデータを表示する部分2Aの
周辺もしくは近傍に、貸出処理中であることを点灯また
は点滅表示する表示ランプ9Aと入賞による配当処理中
であることを点灯または点滅表示する表示ランプ9Bと
を備えたものであってもよい。なお、貸出処理の終了
後、更新されたクレジットデータの現在値を第2の表示
部2に固定的に表示する直前に、更新される前のクレジ
ットデータの現在値と更新された後のクレジットデータ
の現在値とを第2の表示部2に交互に表示させるように
してもよい。
【0024】この発明による遊技装置では、記憶媒体や
貨幣が受け付けられると、演算処理部3は価値データの
一部または全部をクレジットデータに変換し、価値デー
タの現在値は所定の値だけ減算し、クレジットデータの
現在値は価値データの減算分だけ加算し、それぞれの現
在値を更新する。表示制御部4は、演算処理部3による
演算結果を受けて、第1の表示部1の表示を減算後の価
値データに更新し、第2の表示部2の表示を加算後のク
レジットデータに更新する。表示制御部4は、更新され
たクレジットデータの現在値を固定的に表示する前に、
その固定的な表示と表示態様が異なる中間的な表示を第
2の表示部2に実行させる。
【0025】この発明によれば、更新されたクレジット
データの現在値を固定的に表示する前に、その固定的な
表示と表示態様が異なる中間的な表示を第2の表示部に
実行させるので、貸出処理時、遊技者は、減算された価
値データと加算されたクレジットデータとを対応させて
確認するのが容易である。このため、クレジットデータ
の加算が適正に行われないなどの誤動作が発生しても、
遊技者はそれを見逃すおそれがない。また、クレジット
データの加算が適正に行われているにもかかわらず、遊
技者は、クレジットデータの加算が適正に行われていな
いと錯誤するようなことがなく、遊技場との間でのトラ
ブルの発生を防止できる。
【0026】
【発明の実施の形態】図6は、この発明の一実施例であ
る遊技装置11の外観を示す。この遊技装置11は、隣
接するスロットマシン12とメダル貸出機13とをデー
タや信号のやり取りが可能なように電気接続して構成さ
れている。なお、この発明は、スロットマシン12とメ
ダル貸出機13とを組み合わせた遊技装置11に限ら
ず、パチンコ機と玉貸機とを組み合わせた遊技装置にも
適用できる。
【0027】図示例の遊技装置11では、メダル貸出機
13でカードが受け付けられた後、遊技者により貸出要
求の操作が行われると、カードの有価価値の全部または
一部が引き落とされてクレジットデータに変換される。
この貸出処理により得られたクレジットデータと入賞に
より獲得されたクレジットデータとの合計が遊技者が保
有するクレジットデータとなり、遊技者は、クレジット
データの1〜3得点をゲーム毎に消費してゲームを実行
する。
【0028】この実施例では、1000円、3000
円、5000円、10000円の金額価値を有する4種
類のカードが用いられる。カードの有価価値は度数によ
って表される。この実施例では100円を1度数とし、
1度数がクレジットデータの5得点に換算される。クレ
ジットデータの1得点は、遊技媒体としてのメダルの1
枚に相当する。このスロットマシン12では、1得点の
クレジットデータで1回のゲーム(1本の入賞ラインの
みを有効化したゲーム)が実行可能である。
【0029】カードの適所(例えば裏面)には、情報の
読み書きが可能な情報記憶部が設けられている。この情
報記憶部には、発行日付、発行金額、店番号、各カード
に固有のコード番号、残度数などが磁気的にデータ記憶
される。なお、この実施例では、金額価値が異なる4種
類のカードが用いられているが、例えば、1000円の
金額価値を有する1種類のカードのみを用いるようにし
てもよい。
【0030】この実施例のスロットマシン12では、遊
技者は1回のゲームにクレジットデータの1〜3得点を
賭点として消費する。後述する正面パネル21のシンボ
ル表示窓16には、5本の入賞ラインL1〜L5が表し
てあり、1得点を賭ければ1本の入賞ラインL1が、2
得点を賭ければ3本の入賞ラインL1〜L3が、3得点
を賭ければ5本の入賞ラインL1〜L5が、それぞれ有
効化される。
【0031】スロットマシン12は、ボックス形状の機
体の内部にリールブロック、回路基板、メダル払出機な
どが組み込まれている。リールブロックは、フレームに
3個のリール18a,18b,18cと各リールの駆動
源である3個のステッピングモータ(図示せず。)とを
一体に組み付けたものである。各リール18a,18
b,18cの外周面には、それぞれ複数個のシンボルが
表されている。
【0032】スロットマシン12の機体は前面が開口
し、その開口部に扉が開閉可能に取り付けられている。
この扉は、3枚のパネル21,22,23で前面が構成
されている。各パネル21,22,23は、透明な合成
樹脂板または強化ガラスの表面にシルクスクリーン印刷
が施されたもので、上部パネル22および下部パネル2
3には、機種名やゲーム名などが印刷されている。ま
た、上部パネル22の両端部にはスピーカ26,26が
配設されている。
【0033】正面パネル21の中央部には無着色で透明
のシンボル表示窓16が形成されている。このシンボル
表示窓16には各リール18a,18b,18cの外周
面が背後より臨ませてある。シンボル表示窓16は、リ
ール停止時、リール毎に3駒分のシンボルが見えるよう
に、横に長い矩形状に形成されている。シンボル表示窓
16には、水平な3本の入賞ラインL1〜L3と斜めの
2本の入賞ラインL4,L5とが表されており、これら
の5本の入賞ラインL1〜L5に沿って各リール18
a,18b,18cのシンボルが整列する。
【0034】正面パネル21のシンボル表示窓16の下
方位置には、デジタル表示器をもって構成される度数表
示器24およびクレジット表示器25が配置されてい
る。度数表示器24にはカードの残度数が表示される。
クレジット表示器25にはスロットマシン12に預けら
れたメダルの枚数、すなわち遊技者の保有にかかるクレ
ジットデータの現在値が表示される。後述するスロット
マシン12の制御部50は、クレジット表示器25に表
示されるクレジットデータの現在値を記憶するRAMを
有する。また、後述するメダル貸出機13の制御部60
は、度数表示器24に表示される残度数を記憶するRA
Mを有する。
【0035】貸出処理の実行時は、カードの残度数のう
ちの所定の度数(この実施例では5度数)が引き落とさ
れて所定値(この実施例では25得点)のクレジットデ
ータに変換される。ゲームの実行時には、クレジットデ
ータが消費され、クレジットデータの現在値が消費分だ
け減算される。入賞の成立によりメダルの配当がある
と、クレジットデータの現在値は配当枚数分だけ加算さ
れる。従って、クレジット表示器25の表示は、貸出処
理時、ゲーム実行時、および入賞による配当時にそれぞ
れ更新される。
【0036】正面パネル21の下方には、メダル投入口
30、ベットスイッチ27、始動レバー28,3個の停
止スイッチ29a,29b,29c、貸出スイッチ3
2、カード返却スイッチ33、精算スイッチ31などが
設けられている。また、下部パネル23の下方には、メ
ダル放出口36やメダル受皿37が配備されている。な
お、この実施例のスロットマシン12では、クレジット
データの精算をメダルの放出によって行うので、メダル
投入口30、メダル放出口36、メダル受皿37などが
設けてあるが、クレジットデータの精算を例えばカード
へのデータの書込みなどで行う場合は、メダルに関わる
各構成は不要となる。
【0037】前記ベットスイッチ27はゲームの開始に
際して押操作される。ベットスイッチ27を1回押せ
ば、クレジットデータの1得点が消費されて1本の入賞
ラインL1が有効化され、2回続けて押せば、2得点が
消費されて3本の入賞ラインL1〜L3が有効化され、
3回続けて押せば、3得点が消費されて5本の入賞ライ
ンL1〜L5が有効化される。なお、この実施例では、
ベットスイッチ27の操作によりクレジットデータを消
費してゲームを実行するようにしているが、スイッチ切
換えによりメダル投入口30へメダルを投入してゲーム
が実行できるように構成してもよい。
【0038】ベットスイッチ27の操作後に始動レバー
28を操作すると、3個のリール18a,18b,18
cが一斉に始動してゲームが開始される。停止スイッチ
29a,29b,29cのいずれかを押操作すると、対
応するリールが回転を停止する。なお、この実施例では
賭点を1〜3得点の範囲内で選択するようにしている
が、賭点を3得点のみとし、ベットスイッチ27を1回
押せば、3得点が消費されて5本の入賞ラインL1〜L
5が有効化されるように構成してもよい。
【0039】貸出スイッチ32は、度数表示器24に表
示されているカードの残度数からの引き落としを指示す
るためのものである。この実施例では、貸出スイッチ3
2が1回押されると、カードの残度数から5度数が引き
落とされて25得点のクレジットデータに変換され、そ
の25得点がクレジットデータの現在値に加算される。
例えば、度数表示器24が10度数を表示している状態
で、貸出スイッチ32が押されると、度数表示器24の
表示は10度数から5度数へ変化し、一方、クレジット
表示器25の表示は25得点分、加算された表示に更新
される。
【0040】この実施例では、貸出処理時、引き落とさ
れた度数と加算されたクレジットデータとを対応させて
遊技者が確認することを容易となすために、更新された
クレジットデータの現在値をクレジット表示器25に固
定的に表示する前に、中間的な表示として、クレジット
データの現在値を1得点ずつ加算した値をクレジット表
示器25に表示させるとともに、クレジットデータの現
在値が1得点ずつ増す毎に所定の音色の音をスピーカ2
6より発生させるようにしている。加えて、1度数分が
クレジットデータに変換される度に、クレジット表示器
25の表示を点滅させかつ所定の音色の音をスピーカ2
6より発生させるようにしている。
【0041】さらに、この実施例では、更新されたクレ
ジットデータの現在値を固定的に表示する際に、上記し
た中間的な表示の終了、すなわち貸出処理の終了を遊技
者へ知らせるために、更新されたクレジットデータの現
在値を比較的長い時間、点滅状態で表示するともに、所
定の音色の音を音量を増してスピーカ26より発生させ
るようにしている。
【0042】カード返却スイッチ33は、カードの返却
を指示するためのもの、精算スイッチ31は、クレジッ
トデータの精算を指示するためのものである。なお、上
記の実施例におけるベットスイッチ28、停止スイッチ
29a,29b,29c、始動レバー28を除く各スイ
ッチや各表示器は、メダル貸出機13の方に設けるよう
にしてもよい。
【0043】次に、メダル貸出機13は、複数の金種の
貨幣を受け付けて1000円、3000円、5000
円、10000円のいずれかのカードを発行するカード
発行機能と、自装置が発行したカード、他のメダル貸出
機13が発行したカード、および専用のカード販売機が
発行したカードを受け付けて隣接するスロットマシン1
2への貸出処理を行うカード受付機能とを有する。
【0044】上記の各機能を実現するために、メダル貸
出機13の機体の前面には、紙幣の投入を受け付ける貨
幣受付口41、発行を受けるカードの種類を選択するた
めの選択スイッチ45a〜45d,カードを搬出入する
ための開閉可能な透明カバー44を有するカード出入口
42、カード出入口42へ搬出された自装置発行のカー
ドを挿入するためのカード挿入スイッチ43などが設け
られるとともに、機体の内部には、貨幣受付口41に対
応する位置に紙幣処理ユニット(図示せず。)が、カー
ド出入口42に対応する位置にカード処理ユニット(図
示せず。)が、それぞれ組み込まれている。
【0045】また、機体の前面には、遊技者に機械の状
態を報知するための表示ランプ群46が設けられてお
り、カードが機械内部に挿入された状態にあることを報
知したり、遊技場内の通信回線の切断により通信が不能
であることを報知したり、カード切れでカードの発行が
不能であることを報知したり、カード出入口42にカー
ドが搬出されていることを報知したりする。
【0046】前記カード処理ユニットは、初期化された
カードが1枚以上収容できるカード収容部(図示せ
ず。)を有する。このカード収容部より繰り出されたカ
ードは所定の情報が書き込まれてカード出入口42へ搬
出される。搬出されたカードまたは他で発行されたカー
ドがカード出入口42で受け付けられると、カードの情
報が読み取られ、貸出スイッチ32が操作されると、カ
ードの残度数のうちの5度数分がクレジットデータに変
換される。
【0047】残度数がゼロのカードは、ゲーム終了後に
初期化された後、カード収容部に取り込まれてストック
される。この場合に、もしカード収容部が満杯であれ
ば、初期化されたカードはカード出入口42へ放出され
る。従って、発行されたカードが抜き取られない限り、
そのカードは繰り返し使用される。
【0048】図7は、上記した遊技装置11の電気的な
構成を示す。遊技装置11を構成するスロットマシン1
2およびメダル貸出機13は、マイクロコンピュータよ
り成る制御部50,60をそれぞれ含む。各制御部5
0,60は、制御主体としてのCPU、プログラムなど
が格納されたROM、データの読み書きに用いられるR
AMなどで構成される。メダル貸出機13のRAMには
カードの残度数が、スロットマシン12のRAMにはク
レジットデータが、それぞれ記憶される。
【0049】スロットマシン12の制御部50には、リ
ールブロック51、クレジット表示器25、メダル払出
機52、スピーカ26、およびその他の入出力部53が
電気接続されている。その他の入出力部53には、前記
した始動レバー18のスイッチ、3個の停止スイッチ1
9a,19b,19c、ベットスイッチ17、精算スイ
ッチ21などが含まれる。スロットマシン12には、制
御部50とメダル貸出機13の制御部60との間でやり
取りされる各種の制御信号PRDY、EXS、BRD
Y,BRQなどを中継するための中継部54と、前記度
数表示器24、貸出スイッチ32、およびカード返却ス
イッチ33をメダル貸出機13の制御下に置くためのメ
ダル貸出機用中継部55とが組み込まれている。制御部
50は、電源装置56より24Vの交流電源が供給さ
れ、メダル貸出機13との交信を行う他、リールブロッ
ク51、クレジット表示器25、メダル払出機52、ス
ピーカ26、およびその他の入出力部53を一連に制御
して、ゲームを実行する。
【0050】メダル貸出機13は、制御部60の他、イ
ンターフェイス回路61、カード処理ユニット62、紙
幣処理ユニット63、通信インターフェイス回路64、
その他の入出力部65などを備えている。インターフェ
イス回路61は、スロットマシン12と各種信号をやり
取りするためのものである。通信インターフェイス回路
64は、情報処理装置70、カード販売機71、カード
精算機72、および他のメダル貸出機13,13との通
信を行うためのものである。その他の入出力部65に
は、前記した選択スイッチ45a〜45d,カード挿入
スイッチ43、表示ランプ群46などが含まれる。
【0051】前記カード処理ユニット62には、図示し
ていないが、カード出入口42へのカードの挿入を検知
するカード検知センサ、カード出入口42とカード収容
部との間でカードを搬送するカード搬送機構、カードに
対する情報の読み書きを行うためのカードリードライタ
ーなどが含まれる。また、貨幣処理ユニット63には、
同様に図示していないが、貨幣受付口41への紙幣の挿
入を検知する紙幣検知センサ、挿入された紙幣の真偽や
金種を識別する紙幣識別機、挿入された紙幣を搬送して
機外に設置された紙幣搬送機へ送り出す紙幣搬送機構な
どが含まれる。
【0052】前記制御部60は、スロットマシン12の
電源装置56からの電源供給を受け、カード処理ユニッ
ト62、紙幣処理ユニット63、その他の入出力部65
を制御する。なお、メダル貸出機13の電源装置66
は、スロットマシン12の側から受けた24Vの電源を
18Vに変換する。前記制御部60はインターフェイス
回路61を経由してメダル貸出機用中継部55に対して
度数表示器24を表示動作させるための表示制御信号を
与える。また、メダル貸出機用中継部55は貸出スイッ
チ32およびカード返却スイッチ33の各操作信号が有
効化されているか否かを示す制御信号TDS,RESを
生成するロジックを備え、インターフェイス回路61に
対して制御信号TDS,RESを与える。さらに、メダ
ル貸出機13の電源装置66はメダル貸出機用中継部5
5に対して、度数表示器24の各セグメントを構成する
LEDを点灯させるための電源として18Vの直流電源
を供給する。この電源はスロットマシン12の中継部5
4にも供給される。なお、この実施例では度数表示器2
4をスロットマシン12に設けたが、メダル貸出機13
に設けてもよい。
【0053】前記制御部60は、通信インターフェイス
回路64を介して遊技場内に設置された双方向性の通信
回線80に接続される。この通信回線80には、他のメ
ダル貸出機13、専用のカード販売機71、カード精算
機72、情報処理装置70などが接続され、制御部60
とこれらの装置との間で情報のやり取りを行う。なお、
情報処理装置70は遊技場内でのカードの発行や使用に
関わるデータを集計する。カード精算機72はカードの
残度数の精算を行う。
【0054】この実施例では、メダル貸出機13がカー
ドを発行したとき、制御部60は発行したカード毎に所
定の情報をRAMのカード情報ファイルに登録し、以
後、自装置で発行したカードを受け付けたときは、カー
ド情報ファイルの登録情報を用いて照合処理を実行し、
カードの適否を判別する。また、他のメダル貸出機13
やカード販売機71で発行されたカードを受け付けたと
きは、制御部60は、そのカードの発行元の装置にカー
ドの記録情報の照合要求を行い、照合要求に対する発行
元の装置からの応答に基づいてカードの適否を判別す
る。
【0055】なお、この実施例では、カードの登録情報
は発行元の装置が個別に管理しているが、これに限ら
ず、中央管理装置を設けて全てのカードの登録情報を集
中的に管理するようにしてもよい。また、この実施例で
は、発行するカードの残度数は、発行元の装置にもカー
ドの情報記憶部にも記憶させているが、カードには記憶
せずに、発行元の装置または中央管理装置にのみ記憶さ
せるようにしてもよい。
【0056】図8は、スロットマシン12とメダル貸出
機13との間でやり取りされる制御信号PRDY、BR
DY,BRQ、EXS、TDS、RESを示す。以下、
これらの制御信号を簡単に説明する。 (1)制御信号PRDY メダル貸出機13からの貸出要求を受け入れることが可
能な状態かどうかを示す制御信号であり、スロットマシ
ン12からメダル貸出機13へ出力される。この制御信
号PRDYは、ゲーム実行時など、貸出処理が不可能な
期間は「HIGH」の信号レベル(以下、「Hレベル」
という。)となり、貸出処理が可能になると、「LO
W」の信号レベル(以下、「Lレベル」という。)へ移
行する。
【0057】(2)制御信号BRDY メダル貸出機13がスロットマシン12に対して貸出処
理の要求を行っている状態にあるか否かを示す制御信号
である。この制御信号BRDYは、通常はHレベルであ
り、貸出スイッチ32が押操作されると、Lレベルへ移
行し、貸出処理の終了までLレベルが維持される。
【0058】(3)制御信号BRQ メダル貸出機13からスロットマシン12の制御部50
に対して貸出処理を指示するための制御信号である。こ
の制御信号BRQは通常、Hレベルであり、Lレベルへ
の反転により1度数分のクレジットデータへの変換が指
示される。この実施例では、貸出スイッチ32が1回操
作されると、5度数分の貸出処理が実行されるので、メ
ダル貸出機13は5個のパルスを順次生成してスロット
マシン12へ出力する。
【0059】(4)制御信号EXS メダル貸出機13からの貸出処理の指示を受け取ったこ
とをスロットマシン12からメダル貸出機13へ知らせ
るための制御信号である。この制御信号EXSは通常、
Hレベルであり、制御信号BRQがLレベルになってか
ら所定時間経過後にLレベルとなる。
【0060】(5)制御信号TDS 貸出スイッチ32の操作が有効かどうかを示す制御信号
である。貸出スイッチ32またはカード返却スイッチ3
3が操作されると、この制御信号TDSがHレベルから
Lレベルに変化し、貸出処理の終了まで貸出スイッチ3
2の操作信号の受付が禁止される。
【0061】(6)制御信号RES カード返却スイッチ33の操作が有効かどうかを示す制
御信号である。貸出スイッチ32またはカード返却スイ
ッチ33が操作されると、この制御信号RESがHレベ
ルからLレベルに変化し、貸出処理の終了までカード返
却スイッチ33の操作信号の受付が禁止される。
【0062】この実施例では、メダル貸出機用中継部5
5が制御信号TDS,RESを生成してメダル貸出機1
3の制御部60に送信するようにしているが、貸出スイ
ッチ32およびカード返却スイッチ33が操作されたこ
とを表す操作信号をメダル貸出機13の制御部60に送
信して、メダル貸出機13の制御部60がTDS,RE
Sを生成し、それに基づいて貸出操作信号およびカード
返却操作信号の受付を有効とするか無効とするかを判断
するようにすると(Hレベルであれば有効、Lレベルで
あれば無効)、メダル貸出機用中継部55の負荷が軽く
なるという効果がある。また、新台入替などにより一般
的にメダル貸出機よりもスロットマシンの方が寿命が短
いため、コスト低減にもつながる。
【0063】図9〜図12は、上記の遊技装置11の制
御部50,60による貸出処理時の制御の流れを示して
いる。図中、「ST」は「STEP」(ステップ)の略
であり、制御の流れにおける各手順を示す。
【0064】図9のST1では、メダル貸出機13の制
御部60はカードの投入に待機している。この待機状態
において、遊技者がカードの発行を受けた後にカード挿
入スイッチ33を操作するか、または、他のメダル貸出
機13やカード販売機71で購入したカードをカード出
入口42へ挿入すると、ST1の判定が「YES」とな
り、そのカードは機内に取り込まれ、カード処理ユニッ
ト62のカードリードライターによってカードの情報記
憶部より残度数などのカード記録情報が読み取られる
(ST2)。
【0065】つぎに制御部60は、読み取ったカード記
録情報に基づいて、カードが適正かどうかを判定する
(ST3)。カードの残度数がゼロであるなど、カード
が不適正であると判断されると、そのカードはカード出
入口42へ返却される(ST5)。カードの残度数が少
なくとも5度数存在し、しかも他に不適正な判断がなさ
れなければ、ST3の判定は「YES」であり、RAM
にカードの残度数が記憶され、その記憶データが度数表
示器24に表示される(ST4)。
【0066】つぎに、遊技者が貸出スイッチ32を押操
作すると、ST6の判定が「YES」となり、制御部6
0は、制御信号PRDYがLレベルであるかどうかによ
って、スロットマシン12が貸出要求を受け入れること
が可能な状態かどうかを判断する(ST7)。もし、制
御信号PRDYがLレベルであれば、ST7の判定は
「YES」となり、制御信号BRDYをLレベルに設定
してスロットマシン12に対して貸出処理の要求を行っ
た後、所定の時間T0が経過する前に、制御信号BRQ
をLレベルに設定して、1度数分のクレジットデータへ
の変換を指示する(ST8,9)。
【0067】スロットマシン12がメダル貸出機13か
ら貸出処理の指示を受け取ると、スロットマシン12の
制御部50は制御信号EXSをLレベルに移行させてメ
ダル貸出機13へその旨を知らせる。メダル貸出機13
の制御部60は、所定時間T1の経過後に制御信号PR
DYと制御信号EXSとがLレベルであるかどうかをチ
ェックし(ST10,11)、制御信号PRDYと制御
信号EXSとがLレベルであれば、ST11の判定は
「YES」であり、所定時間T2内に制御信号BRQを
Hレベルに設定する(ST12)。もし、制御信号PR
DYと制御信号EXSとがLレベルでなければ、ST1
1の判定は「NO」であり、エラー処理が行われる(S
T13)。
【0068】メダル貸出機13の制御部60は、制御信
号BRQをHレベルに設定した後、制御信号PRDYと
制御信号EXSとがLレベルであることを確認した上
で、度数表示器24の度数表示を「1」だけ減算した値
に更新する(ST14,15)。もし、ST14で制御
信号PRDYと制御信号EXSとがLレベルでないと判
定されれば、エラー処理が行われる(ST16)。
【0069】図10のST17では、スロットマシン1
2の制御部50はクレジットデータが所定の上限値(例
えば「250得点」)に達しているかどうかを判定して
いる。ST17の判定が「NO」であれば、所定時間の
待機後(ST18)、クレジットデータの1得点ずつの
加算が何回行われたかを判定する(ST19〜ST2
2)。もし、加算回数の計数値Mが0回であれば、ST
19の判定が「YES」となってST23へ進み、スロ
ットマシン12の制御部50は、クレジット表示器25
に表示されたクレジットデータの現在値に「1」を加算
して表示を更新するとともに、この加算動作に同期させ
てスピーカ26より「ド」の音色の音を発生させた後、
計数値Mを「1」に設定する(ST23,24)。な
お、加算回数の計数値Mは制御部50のRAMに記憶さ
れる。
【0070】上記した手順は計数値Mが「5」になるま
で繰り返し実行されるが、2回目の加算処理時(図11
のST20の判定が「YES」のとき)には、クレジッ
ト表示器25の加算表示動作に同期してスピーカ26よ
り「レ」の音色の音を発生させた後、計数値Mを「2」
に設定する(ST25,26)。3回目の加算処理時
(図11のST21の判定が「YES」のとき)には、
クレジット表示器25の加算表示動作に同期してスピー
カ26より「ミ」の音色の音を発生させた後、計数値M
を「3」に設定する(ST27,28)。4回目の加算
処理時(図11のST22の判定が「YES」のとき)
には、クレジット表示器25の加算表示動作に同期して
スピーカ26より「ファ」の音色の音を発生させた後、
計数値Mを「4」に設定する(ST29,30)。5回
目の加算処理時(図11のST19〜22の判定がいず
れも「NO」のとき)には、クレジット表示器25の加
算表示動作に同期してスピーカ26より「ソ」の音色の
音を発生させた後、計数値Mを「5」に設定する(ST
31,32)。
【0071】かくして、加算回数の計数値Mが「5」に
なると、ST33の判定が「YES」となり、スロット
マシン12の制御部50は計数値Mを「0」にリセット
する。なお、前記のST17において、クレジットデー
タが所定の上限値に達していると判断されたときは、S
T35へ進み、スロットマシン12の制御部50は、メ
ダル払出機52を動作させて1度数分のメダル(5枚)
をメダル受皿37へ払い出す。
【0072】つぎのST36〜ST39では、スロット
マシン12の制御部50は、上記したクレジットデータ
の段階的な加算処理を何回繰り返して行ったか、換言す
れば、1度数の減算処理が何回行われたかを判定してい
る。上記した加算処理の繰り返し回数の計数値Cが
「0」であれば、ST36の判定が「YES」となって
ST40へ進み、スロットマシン12の制御部50は、
クレジット表示器25にクレジットデータを1秒間点滅
させて表示するとともに、その点滅動作に同期させてス
ピーカ26より「ソ」の音色の音を発生させる(ST4
0)。つぎに、制御部50は計数値Cを「1」に設定し
た後、制御信号EXSをHレベルに設定する(ST4
1,42)。
【0073】つぎのST51では、スロットマシン12
の制御部50は計数値Cが「5」に達したかどうかを判
定する。この場合、ST51の判定は「NO」であるか
ら、図9のST9へ戻り、以下、2度数目の引き落とし
と度数の更新表示とが行われるとともに、発音動作を伴
ったクレジットデータの変換とその段階的な更新表示と
が実行される(ST9〜34)。
【0074】かくして、2度数目の上記した一連の処理
が完了すると、ST36〜ST39の判定において、S
T37の判定が「YES」となり、制御部50は、クレ
ジット表示器25にクレジットデータを1秒間点滅させ
て表示するとともに、その点滅動作に同期させてスピー
カ26より「ソ」の音色の音を発生させた後、計数値C
を「2」に設定する(ST42,43)。3度数目の一
連の処理が完了すると、ST38の判定が「YES」と
なってST44,45へ進み、4度数目の一連の処理が
完了すると、ST39の判定が「YES」となってST
46,47へ進み、5度数目の一連の処理が完了する
と、ST36〜ST39の判定がともに「NO」となっ
てST48,49へ進む。いずれの場合も、前記と同
様、「ソ」の音色の発音動作を伴ったクレジットデータ
の点滅表示が実行される。
【0075】かくして、計数値Cが「5」になると、S
T51の判定が「YES」となり、スロットマシン12
の制御部50は、クレジット表示器25にクレジットデ
ータを5秒間点滅させて表示するとともに、その点滅動
作に同期させてスピーカ26よりST23のときより1
オクターブ高い「ド」の音色の音を音量をアップして発
生させた後、計数値Cを「0」にリセットする(ST5
2,53)。上記の発音動作を伴った点滅表示が終了す
ると、クレジット表示器25には、クレジットデータの
更新値が、点滅しない通常の表示態様で表示され、その
表示が固定されることになる。
【0076】
【発明の効果】この発明によれば、遊技者は、貸出処理
時に減算された価値データと加算されたクレジットデー
タとを対応させて確認するのが容易であり、クレジット
データの加算が適正に行われないなどの誤動作が発生し
ても、遊技者はそれを見逃すおそれがなく、また、クレ
ジットデータの加算が適正に行われているにもかかわら
ず、遊技者がクレジットデータの加算が適正に行われて
いないと錯誤するようなこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の構成を示すブロック図である。
【図2】カード状の磁気記憶媒体を示す縦断面図であ
る。
【図3】第2の表示部の一実施態様を示す正面図であ
る。
【図4】第2の表示部の一実施態様を示す正面図であ
る。
【図5】第2の表示部の一実施態様を示す正面図であ
る。
【図6】この発明の一実施例である遊技装置の外観を示
す正面図である。
【図7】遊技装置の電気的な構成を示すブロック図であ
る。
【図8】各種の制御信号を示すタイムチャートである。
【図9】遊技装置の制御部による制御の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図10】図9の制御の流れの続きを示すフローチャー
トである。
【図11】図10の制御の流れの続きを示すフローチャ
ートである。
【図12】図10の制御の流れの続きを示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 第1の表示部 2 第2の表示部 3 演算処理部 4 表示制御部 5 コンピュータ 6 磁気記憶媒体 7 発光体 8A,8B 表示器 9A,9B 表示ランプ 11 遊技装置 12 スロットマシン 13 メダル貸出機 24 度数表示器 25 クレジット表示器 26 スピーカ 32 貸出スイッチ 50,60 制御部
【手続補正書】
【提出日】平成13年5月16日(2001.5.1
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受け付けられた記憶媒体の有価価値また
    は受け付けられた貨幣の金額に相応する価値データが表
    示される第1の表示部と、ゲーム実行可能回数に相応す
    るクレジットデータが表示される第2の表示部と、前記
    価値データをクレジットデータに変換して価値データお
    よびクレジットデータの各現在値を更新する貸出処理を
    実行する演算処理部と、更新された価値データおよびク
    レジットデータの各現在値に第1、第2の各表示部の表
    示を更新する表示制御部とを備えて成り、前記表示制御
    部は、更新されたクレジットデータの現在値を第2の表
    示部に固定的に表示する前に、その固定的な表示と表示
    態様が異なる中間的な表示を第2の表示部に実行させる
    ようにした遊技装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の表示部は、複数個のセグメン
    トにより0〜9の各数字を表示させるデジタル表示器で
    あり、各セグメントが多色発光のLEDで構成されてい
    る請求項1に記載された遊技装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の表示部は、複数個の発光体が
    並べられた発光体列を含んでいる請求項1に記載された
    遊技装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の表示部は、更新される前のク
    レジットデータの現在値を表示させる表示器と、更新さ
    れた後のクレジットデータの現在値を表示させる表示器
    とで構成されている請求項1に記載された遊技装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の表示部は、貸出処理中である
    ことを表示する表示ランプと入賞による配当処理中であ
    ることを表示する表示ランプとを含んでいる請求項1に
    記載された遊技装置。
  6. 【請求項6】 前記演算処理部は、遊技者による所定の
    スイッチ操作に応答して前記貸出処理を実行する請求項
    1に記載された遊技装置。
  7. 【請求項7】 前記演算処理部は、記憶媒体を受け付け
    たことに応答して前記貸出処理を実行する請求項1に記
    載された遊技装置。
  8. 【請求項8】 前記表示制御部は、中間的な表示とし
    て、クレジットデータを連続的に変動させて表示させる
    請求項1に記載された遊技装置。
  9. 【請求項9】 前記表示制御部は、中間的な表示とし
    て、発音動作と発光動作の少なくともひとつを伴ったク
    レジットデータの表示動作を実行させる請求項1または
    8に記載された遊技装置。
  10. 【請求項10】 前記表示制御部は、中間的な表示とし
    て、クレジットデータを連続的に変動させて表示させる
    とともに、所定値毎に、発音動作と発光動作の少なくと
    もひとつを伴ったクレジットデータの表示動作を実行さ
    せる請求項1に記載された遊技装置。
  11. 【請求項11】 前記表示制御部は、貸出処理時とそれ
    以外の時とは異なる表示色で第2の表示部を表示動作さ
    せる請求項1または2に記載された遊技装置。
  12. 【請求項12】 前記表示制御部は、入賞による配当処
    理時とそれ以外の時とは異なる表示色で第2の表示部を
    表示動作させる請求項1または2に記載された遊技装
    置。
  13. 【請求項13】 前記表示制御部は、更新されたクレジ
    ットデータの現在値を固定的に表示するときの表示色と
    異なった表示色で中間的な表示を実行させる請求項1ま
    たは2に記載された遊技装置。
  14. 【請求項14】 前記表示制御部は、価値データを段階
    的に表示させるとともに、所定値毎に、発音動作と発光
    動作の少なくともひとつを伴ったクレジットデータの表
    示動作を実行させる請求項1に記載された遊技装置。
  15. 【請求項15】 前記表示制御部は、貸出処理時に発光
    体列を発光動作させる請求項1または3に記載された遊
    技装置。
  16. 【請求項16】 前記表示制御部は、更新されたクレジ
    ットデータの現在値を固定的に表示する際に、中間的な
    表示の終了を遊技者へ知らせるための表示動作を実行さ
    せる請求項1,8,9,10,13のいずれかに記載さ
    れた遊技装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017051755A (ja) * 2016-12-20 2017-03-16 株式会社三洋物産 遊技機
JP2019187829A (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技システム、遊技機及び遊技媒体管理装置
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